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プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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281.  チリ33人 希望の軌跡 《ネタバレ》 2012年にチリで起きた鉱山落盤事件で閉じ込められた33人の奮闘と救出劇。キャストにアントニオ・バンデラスの名前を見つけて、オッと思いました。そのまま見続けるも、彼が出てきていないことに気付きました。そもそも、ギターケースを持った男の出る幕はないよなと思い始めたところで、冒頭に出てきた、坊主頭で髭が濃くて、女のケツを触ってたオッサンこそが、彼であることに気付きました。20年以上前の「デスペラード」の印象で止まってましたね(笑)さて、作品です。かなり演出しているものの、実際に起こった事故に基づいているので、現代の技術レベルによる現実的な作戦が立案実施され、普通に失敗するというリアリティがあります。いわゆるご都合主義がないところは良いところだと思います。救出に成功した場面では、実話だけに感動もひとしおです。ただ、まだ記憶に新しい事件だけに、閉鎖空間内部での諍いなどを、あまり生々しく再現したり、または捏造したりできないというのは制約になったのじゃないかと思いました。興業上の理由なのか何なのか、英語劇になっています。英語だろうとスペイン語だろうと聞き取れないのに違いはないのですが、チリの鉱夫達が英語をしゃべっていることに、少なからず違和感を覚えました。チリ人や事故当事者達はどう感じたかが気になります。最初アントニオ・バンデラスである必要があるのかなと思いましたが、暗い洞窟の中での泥まみれになるので、眼光の鋭さがよく活かされていたように思います。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-03 19:27:11)

282.  Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow 《ネタバレ》 これはファン限定のファンサービス作品。お屋敷周辺が魔法の影響で極寒状態になったため、みんなで札幌雪まつりを行うというもの。長期シリーズでいうところのフィラー回を、ファンサービス用OVAとして外出ししたわけですね。さらにコアファンのために劇場も準備して公開したようです。まあ、これだったら、いっそのこと温泉とか海水浴の方がよいかなという内容です。本編の展開とは関係ないので、作品に特別な思い入れがないのであれば、見なくても問題ないかと思われます。追伸:amazonのレビューによると、短編集2巻の「冷たいのがお好き」と「アルコール・パニック」の合体版とのことです。ちゃんと原作があるのな。[インターネット(字幕)] 4点(2023-03-03 09:09:48)

283.  ラ・ラ・ランド 《ネタバレ》 ミュージカルのダサさ具合は悪くないです。主役2人がミュージカルをやりそうな人でないところイイです。そのバカっぽさを隠れ蓑に、誰もが一度は思い描くような淡いif物語とほろ苦い現実をブッ込んでくるあたり、脚本が巧みだなと思いました。男の主人公は、典型的な美形ではないですが、飄々とした感じで、終盤はかなりかっこよかったです。女の主人公は、遠目に見ると小娘なのですが、近寄ると妖怪人間もしくは鳥のヒナといった感じで、マンガチックというかデフォルメが効いているというか、まあかなり好きです。[DVD(字幕)] 7点(2023-03-02 20:39:40)

284.  ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 魔法使いガンダルフ以外の旅の仲間たちが3つのパーティーに分かれて進みます。前半はホビット族の主人公フロドと相棒サム、そしてそれをしつこく追いかけるゴラム。ゴラムを愛でるためのゴラム三昧映画と言っても過言ではありません。後半は主人公たちの出番は少なくなり、旅の仲間の戦士たちの戦三昧になります。山に囲まれた要塞に立てこもり、大量の敵を迎え撃ちますが、兵量に任せた敵の攻撃がエグいです。圧倒されました。脇役ホビットたちのパーティーは森を進み、森の精、老木の化身のようなもにに遭遇し、行動を共にします。戦闘パートでは息をつく間もなく緊張が連続しますがこちらに視点が移ると、一気に弛緩するので、いいアクセントになっています。難を言うならば、3部作の中間で戦闘が山場になっている分、物語の山場があまりないかんじです。アラゴンがモテまくりなのがちょっと。ま、いいんですけど。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2023-03-02 20:38:12)

285.  ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 - スペシャル・エクステンデッド・エディション - 《ネタバレ》 前作で、ゴラムを愛でる作品になりつつあると言ったのですが、早速、ゴラムの若き日の姿まで描く始末!さすがに調子に乗りすぎだろと(笑)本作も相変わらずゴラムが大活躍でした。映像のスケールの大きさは相変わらずですが、人海戦術にちょっと慣れてきてしまった中、蜘蛛はいいアクセントになりました。広げた話は結構しっかりと回収しているなという印象で、飽きることはありませんでした。むしろうまくおさまり過ぎの感もあって、逆に納得いかない感じも残りますかね。ゴンドールの親父の小物っぷりが、期待通りながら、それにしてもしょぼいなという感想。全体的には、フロドがちょっと気の毒。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2023-03-02 20:34:07)

286.  ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 原作既読です。かなりボリュームがある原作を2時間半におさめているので、全体的に原作に比べると薄味な印象がありますが、映画単体としては、バランス良くまとまっていると思います。映像の雰囲気は悪くないのですが、もう少しクローズドサークルのミステリを解くというワクワク感やゾクゾク感が感じられればなと思いました。原作そのものが、後半尻すぼみな印象があって、基本原作に忠実なので、その部分は致し方ないかなと。配役としては、リスベットにもう少し秘めた華が欲しいかなと思いました。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-02 20:14:52)

287.  レオン(1994) 《ネタバレ》 公開当時はとても話題になったので、見てないものの、設定はだいたい知っていました。当時はとにかくジャン・レノ演じる非情の殺し屋のイメージが強烈でした。しかし、ジャン・レノを見慣れた今見ると、ゲイリー・オールドマン演じる麻薬捜査官のイカれ具合、その役作りの方に惹かれました。ナタリー・ポートマンは、12才の子役で、ほぼ実年齢なのですが、子役と言うよりも、小さい大人というか、体は子供で、顔が大人なので、日本人目線で見ると、めちゃくちゃバランス悪いです。美人なんだけど特別可愛くは感じません。大人になってからの方が可愛くなるタイプだと思います。たぶん。まあ確かに弟ちゃんはかわいいので、仕方ないね。蛇足:鬼武者3はジャン・レノの無駄使いだったことを改めて痛感。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-02 19:38:48)

288.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 スラッシャーホラーの原点を勉強しようと思ったのですが、間違えて、リブート版を借りちまいました。ということで、「ジェイソンがメチャクチャ殺る」くらいしか前知識がないまま見始めたのですが、画がやたら綺麗で、結構お金をかけてる感じだったので、すぐさまオリジナルではないことに気付きました。オリジナルではどうだか定かではありませんが、本作はバカ女とバカ男が出てきて、バカップルが殺られまくるという、確信犯的にお約束通りにつくりましたという内容です。バカ女の乳がやたら出まくりで、スラッシャーホラーとおっぱいのコラボみたいな作品です。バカバカ言ってますが、別に貶しているわけではなく、どちらかというと褒めてますよ。白人バカ女とやりまくる白人バカ男達と、風采が上がらず、女に相手にされない黒人と東洋人の男が、なぜかグループ旅行をしているという、ステレオタイプに嵌めたいがための非現実的な設定は、なかなか不快レベルが高いですね。ま、笑えるところも多いですが。トップレスで水上スキーをやってた文字通りのバカ女が、桟橋の下で殺られるシーンは何度か巻き戻し再生してしまいました。見た後には見事に何も残らないです。[DVD(字幕)] 3点(2023-03-02 17:39:26)

289.  生きる 《ネタバレ》 とある役所の寡黙な市民課長が主人公。癌で余命幾ばくもないことを悟り、これまで何も為し得ていない自分の人生を振り返り狼狽したり、無断欠勤して遊び歩いたり、心を入れ替えて市民のために仕事をしたりという話。お役所仕事(仕事のたらい回し)の風刺になっていて、時代劇が多い黒澤明の作品の中では異色の部類だと思います。しかしながら、時代を経て労働の質が大きく変化している中、さすがに今の時代では通用しないテーマだなと思ってしまいました(縦割りと責任回避はいまだにどこにでもありますが)。本来的には、喜劇的な要素をちりばめつつ、余命の限り市民のために奔走して仕事を為した男の生き様を示し、そういった仕事ができない現状(当時)に一石を投じているのだと思います。ですが、今になっては、単純化、戯画化が過ぎていて、わかりやすいのだけど、深みやリアリティがなく、なんか、すべてが喜劇に見えてしまいました。主人公以外の登場人物に苦悩がまったくなく、深く考えない大衆役を演じさせているのも、通り一辺倒でダイナミズムを感じさせません。結果、ちょっと説教臭い感じが目立ってしまいます。なぜ、主人公が人が変わったように仕事に打ち込むようになったかを、葬式の参列者が議論するくだりも、すべてが説明台詞になっていて、「癌であることを知らないはずなのに、なぜだろう?」などと延々とやってるのも、そらぞらしくて、何だかなと。映像作品としては丁寧につくられているので、昔の繁華街はこんな感じだったのねとか、飽きることなく楽しく見られました。[DVD(字幕)] 4点(2023-03-01 19:05:19)(良:1票)

290.  追憶の森 《ネタバレ》 作品の雰囲気は嫌いではないですが、ちょっと全体的に、技巧が勝ち過ぎてしまったなという印象です。ナオミ・ワッツが美人なんだけど、すごくヤな奴で、見ててすごく不快なんです。それだけ演技力が高いと言えるわけですが、そこまで不快なら、普通別れるだろうという領域に入っていて、なかなか、共感できないのですよね。ちょっと普通じゃない男女関係を描こうという作家の意図が透けて見えました。回想にて、マコノヒーの自殺動機に繋がる悲劇に至るシーンが、1つ目のクライマックスになります。悲劇が起こるであろうことはあらかじめ予想できるので、その瞬間が読めてしまいました。来るか来るかと思ってたところ、ほんとにやりやがりました。あと、日本人(日本語話者)だけが気付くことが可能な伏線が仕込まれてます。この伏線が明かされるシーンが2つ目のクライマックスになります。気付けなったので、なるほどなとは思ったものの、これも後で考えると技巧が勝ってしまっているなと思いました。一応、渡辺謙が何者であるかの鍵にはなっているのですが、切れ味はイマイチです。違和感を覚えるような伏線のため記憶に残りやすいという効果はあるものの、その効果が日本人限定であることを考えると、あまり意味はなく、いっそ違和感のない”緑”などの方がよかったと思います。[DVD(字幕)] 5点(2023-03-01 18:55:34)(良:1票)

291.  籠の中の乙女 《ネタバレ》 子供3人を郊外の家にを閉じ込めて育てているという異常な状況の描写を、これといった説明もなく、淡々と描写していく作品。長女はシガーニー・ウィーバー似で、次女はアントニオ・バンデラス似で結構かわいくて、長男はドラガン・ストイコビッチに似た美男だけど、どこか間が抜けていて、母親は岸惠子似。父親は禿げ上がってる以外は特に特徴のない普通の人。それはさておき、異常な状況下における描写が、凡人には思いつかないレベルに至っていて、いちいち面白いです。家族の中で、外で働いているのは父親のみで、一見、最も普通な人なのだけれど、描写が進み、状況が明らかになればなるほど、父親の異常性が浮き上がってくるところ、なかなか巧妙だなと。狂人的な表情は一切見せないところがリアルでいいなと。もう一展開あれば傑作になったかも知れません。長男の鈍くさい感じがちょっと笑えます。もの投げるのが下手くそだと、すべてに鈍そうな感じがしてしまいます。あと、親爺のガムテープの使い方が斬新でした。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-01 18:48:45)

292.  スワロウテイル 《ネタバレ》 本作は、公開当時はプロモーションがメディアを席巻していて、CHARAが歌う「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」は、切なく印象に残っています。2時間半を超える大作。東京に移民が押し寄せてきて、移民達が住む貧民街ができてと、なかなか、先見の明のある世界観。移民達は、中国語と英語と日本語のチャンポン語を話すという設定も、なるほどと思えるこだわりで、それぞれの役者が自分流のミックス加減で話しているのも面白いです。主人公少女伊藤歩とCHARAが好対照で良いし、男優人も、三上博史、江口洋介、渡部篤郎と、当時、旬の役者を惜しみなく使っていて、それぞれの役を堂々と演じていて好印象です。中盤までは、がっつり世界観を構築していて、なかなか頑張っているなという印象。その分、終盤の展開は雑な印象。移民社会と旧来社会との軋轢みたいな方向には行かないで、移民同士の抗争になってしまって、本人達は敵を倒してスカッとしたのかも知れませんが、見てる方としては、宙ぶらりんのまま終わってしまった感じです。マイ・ウェイ押しで、~あいのうた~がエンディングだけというのもちょっと拍子抜けでした。[DVD(字幕)] 6点(2023-03-01 18:43:03)

293.  私の優しくない先輩 《ネタバレ》 原作小説は未読。監督のヤマカンこと山本寛氏に対しては、京都アニメーション時代に「ハレ晴レユカイ」で、一大ブームを作ったのは評価してますが、その後は、アニメオタクを相手にした狭い世界で、炎上芸をやってる人、くらいの認識です。さて作品です。夢見る少女の独白形式で進んでいくのですが、説明過多で鬱陶しいし、いちいちつまらないんですよね。ラノベならよくあるパターンなのかも知れませんが、映画でこの形式は難しいなと思いました。内容が青臭いのは致し方ないにしても、キャラクターが漫画チックで、演出がわざとらしく品がないので、見ていて小っ恥ずかしくなってきます。少女の心象風景として宇宙を宙づりになるシーンは、効果的に面白くなりえたのですが、そのためには、もっともっと、他の部分で何気ないリアリティをさりげなく詰め込まないと、バランスが合わないし、追いつかないと思いました。[DVD(字幕)] 2点(2023-03-01 18:37:08)

294.  ハドソン川の奇跡 《ネタバレ》 結構最近の事故だと思ってましたが、月日の流れるのは早いものです。機長の英断により多くの乗客の命が救われ、機長はヒーロー、めでたしめでたしで終わったものと思ってましたが、まさか、裏側でこんなことになっていたとは・・・。この知られざる事実が、どうして詳らかになったのかと思ったのですが、機長自身による原作があるようです。和訳はされていません。未読です。テーマに対して素直で、余計な表現がなくて潔いなと思ったのですが、後でクリント・イーストウッドが監督であることを知りました。なるほど、イーストウッドらしい映画です。トム・ハンクスは実際に老けたのか、老け役だったからなのか、これまでとは違う感じでした。[DVD(字幕)] 7点(2023-02-27 21:01:23)

295.  魍魎の匣 《ネタバレ》 原作既読。なんか全体的に、重要な部分が切り捨てられていて説明不足感がある割に、不必要な部分がくどい印象。ミステリ部分を大胆に切り捨てているのは、時間の都合上仕方ないと思いますが、本作品のイメージの核でもある劇中作、久保竣公の「匣の中の娘」を切り捨てたのは、作品の求心力が保てず失敗だったかなと思います。消化不良で、世界観の深みが出せないまま、結局は、ありがちなマッドサイエンティストの話になっていて、しかも、そのアジトを意味もなく破壊することで、随分と安易にカタルシスを得ようとしたものだなと。原作が、箱のような分厚い本に、色々な話が複雑に絡み合い、それこそ、みっしりと詰まっているのに対して、随分と薄っぺらく感じられるものだなと。部分的には、いいところもあるんですけどね。セットやロケーションなどの当時の景色づくりは、意外と頑張っていて、安っぽい感じはなく、いい雰囲気が出ていました。キャストは、堤真一の京極堂、阿部寛の榎木津、椎名桔平の関口などは悪くないと思いました。一方、宮迫博之の木場修と宮藤官九郎の久保竣公は安っぽくて残念でした。役者よりもキャラ設定や演出の問題で、同じ配役でも、もう少し何とかなったはずなのになと。あと、柚木加奈子役には、普通に美形な娘を選べば良かったんじゃないかと。浮き世離れした役で、演技なんてあまり関係なさそうなだけに。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:58:12)

296.  リング(1998) 《ネタバレ》 鈴木光司の原作小説3部作の中でも、第1作のリングは、ホラー色が強く、遺伝子コピーによる生物の増殖モデルを電子媒体に適用するという当時としては卓越したアイディアと、それをホラー作品に仕立て上げた手腕に、読んでいて鳥肌が立ったのを今でも覚えています。原作がヒットしてから映画化まで、かなり時間が経っていたので、映画ヒット時は、ちょっと今さら感があって見そびれてしまいました。死者の驚きの表情が素晴らしいですね。呪いのビデオの静的な不気味さがなかなか良いなと思いました。原作ではもっと動的なシーンが含まれていたような気がしますが、むしろこれでいい気がします。例の貞子がテレビから出てくるシーンは、思わず笑ってしまいました。怖さという面では、正直どうかと思いますが、新たな萌えキャラ誕生という面では、エポックメイキングな出来事ですし、評価しないわけにはいきません。[3D(字幕)] 6点(2023-02-27 20:52:55)

297.  ザ・リング 《ネタバレ》 日本の映画版(1998年)がベースになっているようです。全体的に平均点を上げる努力はしているし、それは一定の功を奏しているのですが、肝心の部分で、これじゃない感が大きい・・・。日本の映画版に比べると、予算も大きいですし、役者も普通にしっかりしてますし、映像も格段に美しく、映画らしい絵作りです。ミステリの謎解き面では、時間の尺をたっぷり使っていて、良くできていると思いますが、手慣れた手つきによる、ありがちな作品になっています。一方で、肝心のホラー部分で、どういうわけだか角が取れてしまい、怖さがなくなっています。日本の映画版で最も評価できる表現だと感じた、死者の表情ですが、本作では、特殊メーキャップを頑張りすぎてしまっていて、リアルの範疇を軽く超えてしまっています。表情意外に目立った変化がないところが、むしろ肝なのに・・・呪いのビデオ内の映像については、日本版を真似た鏡の部分はいいとして、独自に挿入した映像が、アート作品になってしまっていて、おぞましさ、まがまがしさがなくなってしまいました。呪いとしての色が薄まってしまい、もろにミステリのヒント集というご都合ツール感が強くなってしまいました。電話の声を聞かせたのは失敗でしたね。地味にマイナスポイント高いです。腰砕けました。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:48:56)

298.  心霊写真 《ネタバレ》 珍しいタイのホラー映画です。タイならではの恐怖のイメージが見いだせないかと期待したのですが、残念ながらそういったものは感じられませんでした。90年代後半のJホラーブームの後なので、その影響を色濃く受けていると思われます。アメリカでつくるJホラーのリメイクよりは、ずっとJホラー的な恐怖を理解しているようで、その色合いを残しつつも、万人向け、万国向けに、映画として基本に忠実につくっている感じがあります。アメリカでリメイクするなら、これくらいがちょうどいいんじゃないでしょうか(上から)。主人公は、名倉みたいな、まんまタイ人顔ではなく、白人の血が混じってそうな顔つきのイケメン。その恋人役も神楽坂恵似の美人。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-27 20:44:52)

299.  ホステル 《ネタバレ》 ホラー作品として、このタイトルを聞くことが多かったので、古典的名作なのかなと思ったら、そこそこ最近(今世紀)の映画でした。主人公のノーテンキなバックパッカーが、いい女とやりまくれると噂のスロヴァキアのホステルに行ったら、ホントにいい女とやりまくりだったのだけれども、逆に殺られまくってしまうという話。ほんとにいい女で、乳の形がめちゃくちゃ良くてワロタ。襲う側としては被害者にハニートラップを仕掛けて、幸せな思いをさせる必要は全くないんですけどね。バカっぽさからシリアスへの、幸福から不幸への、落差演出が効果的かどうかはさておき、それなりのお腹いっぱい感は味わえました。チェーンソー持った人が、足滑らすところが一番笑えます。[DVD(字幕)] 5点(2023-02-25 18:00:34)

300.  オーディション(2000) 《ネタバレ》 序盤は、主人公の中年男に密着して、一人息子との二人暮らしの生活や、小さい会社ながらも経営者として働く姿などを丁寧に描写しています。社会的な地位はそこそこありつつも、特別偉ぶっているわけでもなく、恋愛に関しては純粋なところがあり、息子との関係も良好であり、小ズルい作戦を帳消しにする程度には、主人公に同情的に感情移入することができます。そして主人公が惚れてしまう女性。おっとりとした見た目ながらも、芯の強さが感じられる清楚系美人。よく見ればそれほど美人ではない雰囲気美人の塩梅が、なかなかリアルでイイです。後半はその女性の本性が徐々に露わになり、クライマックスに至ります。クライマックスの後に、夢落ちシーンを入れたのは、凄く良かったと思います。これはちょっとした発明なんじゃないでしょうか。[インターネット(字幕)] 6点(2023-02-25 17:52:00)

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