みんなのシネマレビュー |
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301. 酔いどれ天使 黒沢曰く、「これが俺だ」。黒澤監督が自分流を見つけた記念すべき傑作。道徳を描きつつも、三船敏郎演じる結核もちのヤクザが、主人公より出てくるを抑さえきれなかったという。これが効きました。黒澤、三船の黄金コンビスタート。戦後の混沌としてよどんだ町は、生きるものの力を感じる。[映画館(字幕)] 9点(2003-06-27 02:05:09) 302. ザ・ディープ(1977) 若かりし頃観た印象は「うつぼ」だけだったのですが、本日の意見も変らず。憎めないのですけど、心のどこにも引っかからない作り。4点(2003-06-27 01:15:53) 303. K-19 組織と個人の狭間でもがき苦しむ乗組員達。私は誤った判断・命令と感じられた。すべては最初の限界深度を考慮しない訓練にあるのでは。艦長にサド的なものを感じた。なぜ最後きれいにまとめるのだろう。ハリソンフォードは良い味。デビュー当時から人相悪いと思っていたのでこのような役似合います。人格者でありながら上意下達を守る軍人役のリーアム・ニーソンも良かった。6点(2003-06-24 15:43:35) 304. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦 「オトナ帝国」を考えると点数控えめ。戦国の世のことにしんちゃん一家が口を出すなんて・・なんというか違うだろう・・締まりのない意見ですみません。しんちゃんの尻を見習え。【さすらいのにーひゃん】さんに賛成。御指摘をお借りしたい。今回は事の深刻さに洒落が追いついていない場面をよくお見受け申した。6点(2003-06-18 05:42:31) 305. マイノリティ・リポート 予知能力のある三人頼り→無謀、三人に対する扱い→人権蹂躙、未来殺人罪→予知を信じてるなら止めて更正、マックスフォンシドー登場→こいつ怪しい、多人数に対して強過ぎる主人公→危機感薄らぐ、主人公聖域に侵入→簡単過ぎ、司法省役人に銃弾→予知または犯人の警戒なし?、全体→皆さん素直に秘密の謀略を喋り過ぎ。なぜかこんな感じで気になるところを書きたくなるのですが、重厚な映像、司法省の意外な活躍(ロロトマシ・・と言うかと思った)、愛ゆえのトムクルーズの苦悩、夫婦や予知能力者の絆、好きなところも多いので7点。そろそろVFXなしのスピルバーグ作品見たいです。7点(2003-06-18 05:22:27) 306. マトリックス ネオ戦闘映画。スタイリッシュな格闘シーンに、新しいアイデアとはこの事なり、俺が道を作る的な想像力の爆発を感じました。ストーリーは、主人公がやたら強いということで一応解決というのが少々気になりましたが、これはネオの登場編なのですね。これからどんな強敵が?と期待。そしてこれに影響を与えたジャパニメーションに乾杯。8点(2003-06-16 01:23:56) 307. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ 映像は本の1ページ1ページで本当にいい。ストーリーは力不足でした。脚本を誰かにまかせれば名作を作れる監督なのでは。監督の世界観大好きです。テネンバウムズ・・・どういう意味?「天然」?5点(2003-06-10 12:39:36) 308. シカゴ(2002) 基本的には面白かったのですが、ミュージカルの華やかさが、ドラマの安っぽさで生きてこない。ふたつを別々にした相乗効果が感じられませんでした。ドラマをもう少しシリアスにして、ミュージカルシーンを入れたほうがお互い生きたのでは。もしくは、これはやはり舞台の為の脚本かな。キャサリンゼダジョーンズは、迫力あるあの低音の声にしびれました。また「トラフィック」のような女ボスを演じていただきたい。R・ゼルヴィガーは、しもぶくれもなんのそのの可愛らしさ。女優は◎。[映画館(字幕)] 6点(2003-06-09 15:22:47) 309. クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 最近「ヤキニクロード」を見て少し残念だったので、これを見てみました。これは良い。しんちゃんの面白さを操りつつダイナミズムを追究してるゾ。「オトナ帝国」に触発された私。どんどん借りる借りる見る見る子供と笑う笑う。スキヤキ!しんちゃんの言い違い好きです.7点(2003-06-05 23:48:51) 310. 父の祈りを インパクトの強いシーンはそれほどなかったと思います。主人公に悲壮な感じがしないので応援する気持ちがあまり涌かない。可もなく不可もなく+1点ほどだなぁ。6点(2003-06-05 23:38:45) 311. 39 刑法第三十九条 《ネタバレ》 犯罪における精神喪失は、精神鑑定テストの結果もまちまちで本当に難しい問題です。しかしこれを悪用する輩は常々許せないなと思っていたので、この映画はピッタリはまりました。主人公の辛さがあのリアルな死体で心を突いた。狙っている男の家に行ったら、すでに殺人を犯していたというのは少し出来すぎですが。9点(2003-06-01 02:22:54) 312. 人間の証明 角川映画のイメージ戦略にどっぷり浸かっていた私としては、この映画好きです。ストローハット→ストウハ、霧積→キスミー(こんな発音になるか分りませんが)、西条八十の詩を松田優作が読むCM、ジョー山中の主題歌、様々な所へのロケ、ジャンル構わずの俳優起用、そしてストーリー、全部好きです。そりゃいま見たら?ですが。[映画館(字幕)] 7点(2003-06-01 01:55:59) 313. 東京物語 一時期小津の作品を見たのですが、「麦秋」も「早春」も退屈に見た記憶があります。でもこれは主題がしっかりしていて良かった。誰もがぶつかる「親子の絆とは?」です。子供たちに距離をおかれた後でも「子供より孫が可愛いというけれど、やっぱり私は子供のほうが可愛いなぁ」という笠智衆のセリフは秀逸。 8点(2003-05-28 11:20:14) 314. 犬神家の一族(1976) 日本映画を再確認するきっかけとなった作品。日本の風土、因習、伝統をこれだけ出して、ひとつの推理サスペンスのジャンルを作り上げた横溝・市川のセンスに敬服。角川映画は良きも悪しきもいろいろありますが、開拓精神を持ちエポックメイキングな映画ビジネスを作っくたのは大きな評価をしています。私もプールで足だし助清ごっこ(静馬だけど)、静馬の声マネ、金田一のフケやりました。8点(2003-05-28 11:01:42) 315. 獄門島(1977) シリーズの中では、海を写してるせいか青色の印象が強く華やかな感じでした。殺される三人娘も派手でアッパラパー(死語?)だし。横溝の世界は、リアリズムを求めると矛盾が多いのですが、殺人というものをからめた伝統芸能ですね。ジャイアント馬場のキックに皆あたるような。当時、佐分利信の声が聞きにくくて不思議だった。「キ~〇〇ガイじゃが仕方がない」「妄念じゃ!」。7点(2003-05-28 10:10:44) 316. 悪魔の手毬唄(1977) 横溝・市川シリーズの中でも原作のおどろおどろしさをよく出していて、なおかつ情に訴え掛けるものがある。ラスト北公次が泣き崩れるシーンから「リカさんを愛していらっしゃったんですね」あたりでグッと来ました。戦後の暗さを引きずりつつも、現代薄れているアナログな行動がが心落ち着かせます。金田一が自毛ではなく、カツラになったのは頭が盛り上がりすぎて残念でしたけど。[映画館(邦画)] 8点(2003-05-28 09:50:55) 317. 女王蜂(1978) ん、なつかしいなぁ。これ初日に並んで見たのです。中井貴恵や司葉子やら入り口で待っていてくれたなぁ。主題歌を歌っていた塚田三喜男も。♪まぶしいよ~きらめくよ~愛の~輝き~奏でてるあなたの~唇の色と~光よ~♪某口紅の会社と提携していました。あ、レビュー。横溝シりーズは好き。これは主題曲が特に好き。6点(2003-05-28 02:03:16) 318. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード しんちゃん映画ではじめて見た「オトナ帝国の逆襲」の感動イメージで臨んだので今回は肩透かしを食らった面もありました。やたらしんチャン一家が強過ぎてハラハラしないのです。家族で楽しめる物としては、NO1シリーズなのでこれからもブリブリしんチャン大好きですよ。6点(2003-05-27 11:03:23) 319. OUT(2002) 主婦感覚の行動や道具で死体損壊・遺棄という犯罪に手を染めていく。深刻にならない主婦の図々しさを会話にユーモアを交えてこう生かすか。前半はTVと同じくらい引き込まれました。しかし後半は行き当たりバッタリの展開で、サスペンスからいつのまにか短絡的行動を追う安いストーリーになってました。佐竹に追われる緊迫感をないがしろにしたのは実に残念。4人の個性はよく出ていて、女優も良い演技をしていたので惜しかった。もっと面白くなる題材。6点(2003-05-26 14:35:35) 320. バック・トゥ・ザ・フューチャー 作品です。親子、夫婦、男同士の愛と、自分として生きていく事に必要な勇気を、時間の流れをを操るというお遊びの中で楽しく深く描いてくれた傑作。学生の頃のリートンプソンはかわいいぞ。素敵な(Back to the first)9点(2003-05-26 03:06:00)
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