みんなのシネマレビュー |
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301. 狼の死刑宣告 切なくもあり、痛快。「人呪わば穴二つ」という言葉がホントにシックリくる映画。 パリッとした服装から、徐々に薄汚れてゆき、最終的には怪物化していった父親の様相が、実に象徴的でした。ケビン・ベーコンの怪演技ならでは、と言った感じ。[DVD(字幕)] 8点(2011-08-03 02:07:23)(良:1票) 《改行有》 302. THE WAVE ウェイヴ 個人主義だとか全体主義だとかの境界線の曖昧さを、これ以上なくシンプルに描ききった怪作。ラスト、生徒たちが一教師に向けた蔑視が、なんとも苦味があり、恐ろしい。[DVD(字幕)] 9点(2011-08-02 00:38:37) 303. 刑事コロンボ/ハッサン・サラーの反逆<TVM> 《ネタバレ》 「トリックを暴く」よりも、その「トリックの暴き方」に凝った脚本が、実に巧妙。タキシード姿のコロンボも、新鮮でした。 [DVD(吹替)] 7点(2011-08-02 00:27:29)《改行有》 304. 刑事コロンボ/仮面の男<TVM> 脚本も演出も冗長で、テンポも悪い。トリックも浅薄。ラストのアメリカンジョークも、何が面白いのかよくわからん。[DVD(吹替)] 4点(2011-08-02 00:23:40) 305. ゴールデンスランバー(2009) 国家権力という巨大な怪物に、平凡な男の特別でない能力と、その彼と人との縁が勝ってしまう。 それを愚にもつかないファンタジーだと、感じるかどうかは人それぞれだと思うが、私は痛快だった。ちょっとしたご都合主義も、ご愛嬌。[DVD(邦画)] 8点(2011-08-01 03:12:00)(良:1票) 《改行有》 306. 刑事コロンボ/忘れられたスター<TVM> 《ネタバレ》 事実や真相による断罪よりも、時にはやさしい嘘で曖昧にしたほうがいい場合もある。コロンボシリーズ屈指の名作。[DVD(吹替)] 9点(2011-07-28 00:59:14) 307. 刑事コロンボ/5時30分の目撃者<TVM> 《ネタバレ》 内容はともかく、催眠術とミステリの相性は最悪だと思う。[DVD(吹替)] 2点(2011-07-28 00:47:31)(良:1票) 308. 刑事コロンボ/ビデオテープの証言<TVM> 《ネタバレ》 「実は、証拠映像にナニが写ってたんですよ」という解決シーンに、物足りなさを感じるのは、時代のせいか。[DVD(吹替)] 4点(2011-07-26 01:27:30) 309. 刑事コロンボ/歌声の消えた海<TVM> 《ネタバレ》 コロンボのカミさんって、実在したのか!私的には「もしや…?」と思っていた「コロンボの妄想嫁」の可能性は、この物語でかなり払拭されたように、思う。(なんだそりゃ) ミステリ要素よりも「最後までニアミス・カミさん」にばかり、気を取られてしまったなぁ。[DVD(吹替)] 7点(2011-07-26 01:21:16)《改行有》 310. 橋(1959年/ベルンハルト・ヴィッキ監督) かわぐちかいじと安彦良和が対談していた時に、かわぐちかいじが推していた戦争映画だったので、鑑賞。 うーむ。私にとって「西部戦線異状なし」と「きけわだつみのこえ」に並ぶ、戦争映画の傑作でした。 蛇足ですが、故事の「尾生の信」を思い出しながら鑑賞していました。誰も溺死はしていませんが。 [DVD(字幕)] 9点(2011-07-23 01:40:27)《改行有》 311. 刑事コロンボ/逆転の構図<TVM> 《ネタバレ》 コロンボの反則スレスレな解決や、車のポンコツっぷり、コートのヨレヨレっぷりなど、これぞ「コロンボシリーズの代表作」といってイイ風格。 今作は、シリーズでたびたび観かける「入念に練られた計画的配偶者殺人」ですが、いやぁ、実にヤな奥さんでしたねぇ。と、独身の私は感慨深く鑑賞させていただきました。[DVD(邦画)] 8点(2011-07-19 00:29:25)《改行有》 312. 刑事コロンボ/祝砲の挽歌<TVM> 《ネタバレ》 犯人の理念と自律が巧い具合に入り組んでいて、非常に気持ちのよいラストでした。[DVD(吹替)] 7点(2011-07-19 00:19:12) 313. ソウ ザ・ファイナル 3D どこまでも増え続ける「蛇足」も、なんと7本目。相変わらずの悪趣味っぷりを、今回も楽しませて頂きました。しかし「FINAL」と銘打っておいて(あくまで邦題にしか付いてませんが)、このラストシーンて酷くない? てか、まだまだ「SAW」という蛇に、足を描き増やす気アリアリじゃないですか。 あーもう。こうなりゃ「新SAW」だとか「SAW・ビギニング」だとか「SAW・episode0」だとか「SAWオブ・ザ・デッド」だとか「SAW・トーキョーナイト」だとか「SAW・イン・ザ・ニューヨーク」だとか「SAWはつらいよ」だとか「SAW・ジグソウよ、永遠に…」だとか…ああ、もお!何処に向おうが、このシリーズ。最後まで付き合わせて頂きますよ。 …あ、言い飽きましたが、次回作に期待。(ファイナルらしいけど)[DVD(字幕)] 6点(2011-07-12 05:07:07)(笑:1票) 《改行有》 314. 刑事コロンボ/自縛の紐<TVM> 《ネタバレ》 靴紐と、自らの供述証書で、敢え無く自爆。題して「自爆の紐」ですね警部。(氷点下レベルの駄洒落で失礼)[DVD(吹替)] 7点(2011-07-10 00:20:10) 315. 刑事コロンボ/権力の墓穴<TVM> 《ネタバレ》 警察関係者、しかも上司が犯人という設定なのに、脚本が全然活きてないなぁ。[DVD(吹替)] 4点(2011-07-10 00:15:31) 316. 刑事コロンボ/白鳥の歌<TVM> 《ネタバレ》 「パイルD」と同じオチかよ!と思っていたら、半歩先に用意されていたトリックが憎たらしい。 個人的には退屈でベタベタしたカントリーミュージックが大嫌いな私ですが、今作の犯人には同情しちゃいますね。悪妻と若い娘さん。二人も無慈悲に殺されていますが、命懸けの犯行という事と、反省の色も濃いということで。情状酌量の余地アリ? とりあえず、ラストの行は素晴らしかった。[DVD(吹替)] 8点(2011-07-04 01:46:25)《改行有》 317. 刑事コロンボ/愛情の計算<TVM> 《ネタバレ》 犯人の犯行偽装がお粗末で、せいぜい時間稼ぎにしかなってない。完全犯罪とは程遠い。何よりロボットをアリバイ工作に使うとか、反則もいいところだろう。親の持つ「情」に訴えかけた解決シーンも、気持ちよくない。[DVD(吹替)] 3点(2011-07-04 01:37:33) 318. 野良猫ロック ワイルド・ジャンボ 《ネタバレ》 だいたい「真のワイルドジャンボ」たる和田アキ子を友情出演なんかでテキトーに扱っておいて「ワイルドジャンボ」も何もあったもんじゃないと思う。凡庸。 …だが、しかし。梶芽衣子(神)のビキニ姿に免じて、今回は及第点としておこう。[DVD(邦画)] 5点(2011-07-03 00:56:22)《改行有》 319. 借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 絶滅危惧種(未確認)の少女と、心臓に疾患を持つ少年とのくすぐったくなる様なボーイ・ミーツ・ガール・ストーリー。メインである小人目線で切り開かれる世界観に、ひたすらワクワクさせられた。 難点は音楽の演出と、ちょっと消化不良なハルさんの小狡い人物描写、後は「アリエッティ…いい名だね」という手垢つきまくりな翔の台詞でしょうか。 で、アリエッティに対して翔が言った「君たちは滅び行く運命にあるんだね」という台詞ですが、あれは病気で世界に倦んでしまった少年の在りがちな稚気だと思えば、微笑ましいんじゃないですかね。 …蛇足ですが、借りぐらし達の飲んでいた「ぽってり感」のあるお茶ですが、あれはあの(虫)サイズの「水」が持つ、表面張力ですね。我々がもし「小人化」した際には、気を付けなければいけません。表面張力を持った「ぽってり感」のある水を飲もうとすると、うっかり窒息死しちゃいますので、ご注意。(参考・柳田理科雄…って、うっかり小人化とか、ねぇよ!) [DVD(邦画)] 8点(2011-07-01 02:59:13)《改行有》 320. カラフル(2010) 青臭くもあり生臭くもあり、そして瑞々しさも併せ持った、非常にバランス感覚の長けた物語だと思います。 なかなか巧く丁寧に作られたアニメーション作品ではありますが…「アニメならでは」的な演出が、冒頭の落下シーン以外は、ほぼ皆無なのは如何したものか。 萌えっ気を除外してアニメ作品としての格を上げた点は評価できるが、逆にアニメとして勝負すべきポイントをことごとくハズしまくってしまい、アニメ作品としては本末転倒な演出に堕してしまったような、気がします。 物語的には7点、アニメ的には4点、四捨五入して6点といった所ですね。[DVD(邦画)] 6点(2011-06-27 00:31:09)《改行有》
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