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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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301.  藁の楯 《ネタバレ》 ディティールが粗い。これは鑑賞した人ほぼ全てが感じる事だろうと思います。そもそも冒頭で一番最初に清丸(=藤原竜也さん)を殺そうとした人からして、雑の一言にすぎる。なんでわざわざ凶器を本人に見せてから襲うのか。不意打ちでいいじゃんね。あの時点ではずいぶん信用されてたみたいだし、食い物に毒でも睡眠薬でも盛ればいい。本気で殺そうとしたんならもっと違うんじゃないかと、結局最後までそういうリアルさに弱い映画だという印象は変わりませんでしたね。 しかし内容は興味深いテーマを扱い、深く考えさせられました。 本当に人間の屑と言っていいような男に対して、そんな人間を守るべきなのか、守る価値はあるのか、殺してもいいんじゃないか、もし自分の家族が同じ目に遭ったら・・・など次々と思考が止まりません。そういう意味では『さまよう刃』と通ずるところがあるかもしれません。 ただやはり、銘苅さん(=大沢たかおさん)も言っていましたが、上記のような理屈は全て、次ぐ言葉にカネが絡んでしまうと途端に弱くなりますね。清丸の屑さは確かに筋金入りの酷いものですが、それが動機だから殺すんですっって言うならじゃあ懸賞金とかの話が出る前に実行しろよ、と。10億って言われてから動き出す人間に大義名分を掲げられても説得力はない。そういう意味では、 「チッ、懸賞金なんてなければここで撃ってやったのに」という白岩さん(=松島菜々子さん)のセリフはグッときますね。 本当に清丸が最低のキャラなので、良い映画ですが後味は最悪の映画の部類に入ります。個人的にこの映画を総評するなら、 『SWAT』+『さまよう刃』+『ファニーゲーム』ってところでしょうか。 あ、あと資産家の蜷川が作った「清丸サイト」の中身が、いいおっさんが何だか中二病みたいなサイトでメッセージ発信してるのが何だか嫌でした。[DVD(邦画)] 7点(2013-12-26 15:32:17)《改行有》

302.  モンスターズ・ユニバーシティ 《ネタバレ》 久しぶりのレビューだー!! ・・・って内容にはあんま関係ないのですが。 さてさて『モンスターズ・ユニバーシティ』 自分が観たかったというより、周りが観たがっていたからという理由が大きいですが、観ました。マイクは昔からあんな調子だったんですねー。逆にサリーは昔イケイケの自信過剰だったのが意外というか、いざ目の当たりにすると「へーっ」という感じでした。それがどうやって『~インク』のような形になるのかを興味深く観させてもらいました。やはり途中から自分の傲慢さや力不足を感じて謙虚になっていくんですね。そういう意味では自分を信じきって疑わないマイクは首尾一貫というか、変化が無いと言うか、自分勝手というか、、彼にはあまり興味を持てなかった。あんな学生いたら先生はやりづらいだろうなー。 しかし最終的にモンスターズインクの郵便係からやっていこう!っていう彼らの意欲には素直に感動しました。今の自分たちの持ち場で評価されるように頑張り、結果はその後付いてくるだろうって考え方はとても共感がもてますし、好きです。そういう意味では子供たちにも観てほしい映画かもしれない。まあ、お化けの正体バレちゃいますが(笑)[DVD(字幕)] 7点(2013-12-23 22:38:31)《改行有》

303.  アルゴ 《ネタバレ》 まず、この映画については観る前から映画館やTVで腐るほど何度も予告編を見せられ、ある程度結果や内容がネタバレしているにもかかわらず、それでも最後まで緊張感を持って観られたということには驚いた。思ったよりも「映画が」「映画が」という展開にはならず、観る前に予想していたようなコメディータッチのシーンは偽映画のスタッフとの絡み以外はほとんど無かった。予想より真剣でシリアスな映画にまず驚嘆。 あと、やはり国際問題の難しさについて考えさせられます。私はこんなものは根底の部分は部落差別と一緒だと思っています。国同士が対立していたらその土地の人間は全て敵だ!という考え方が怖い。一対一なら何でもない問題なのに、集団と言うものは本当に厄介と感じた。最近日本人でも中国や韓国と見るや罵倒や罵声を浴びせる輩(主にネット上)がいるが、あれもこの映画のイラン人達と大して変わらんなと思ってしまう。 『アルゴ』で言えば独裁的に私腹を肥やしていたイラン首相を治療と言う名目のもと匿ったアメリカ政府で、大使館員なんかはっきり言って関係ない。なのに1年以上もの間拘束され自由を奪われると言う暴力に遭う。ひどいもんだ。 対立国国籍の友人が一人でもいれば考え方は全然変わると思うんだが。もしくは、もし一人でも外国籍の友人がいれば、自分の国とその友人の国が対立したときに友人に対する印象や友情が変わるのか自問して欲しい。まあそれで「変わる」と言われればそれまでだが。 話を戻して映画ですが、上述のように緊張感・内容について深く考えさせられ、とても良かったと思います。この後のカナダの国際上の立場がどこまで行ったのかが気になりますが・・・。[DVD(字幕)] 7点(2013-04-07 21:22:01)(良:1票) 《改行有》

304.  REC/レック3 ジェネシス 《ネタバレ》 このシリーズは一作目のみ鑑賞済み。ですがPOVという主観カメラ方式が特徴の映画だと思っていたのですが、鑑賞後20分ほど経つと突然タイトルが・・・。「おやっ」と思ったらそこからは通常のカメラワークによる映画になっていました。 シリーズでのこういったやり方には賛否両論あるかと思いますが、個人的には良かったです。いや、だって見やすいですから・・・。 あと、少し『バイオハザード』に寄せた感のある映画でしたね。ゾンビ映画なんて大体そうって言われればそれまでなんですが、いきなりウェディングドレスの裾を切り落とすところとか、最後の白いフィルムで覆われた簡易隔離施設みたいなのも『バイオ~』のⅠを思い出させる。そういう意味では『REC』としてのシリーズからはかなり遠ざかっている印象。まあ上でも書いたように、それが良いか悪いかは観る人次第ですが。 ヒロインが綺麗な人だったのは良かったです。ゾンビになってもどこか奇妙な魅力を持った女性で凄かった。アイシャドウもデロデロに剥がれ、血色も悪い、ドレスは血まみれで最終的には片腕を失いまでするのになぜあんなに魅力的なのか。花婿の男は幸せだ。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-25 00:26:38)《改行有》

305.  ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち 《ネタバレ》 すんごい懐かしい・・・。小学生の時以来だなー。ゲオで見つけてついつい借りてしまった。昔映画館で観たときはもっと長い映画だと思ってましたが、実質40分ちょっとしかなかったんですね。TV版アニメ2本分ってところか。 昔の記憶がほとんど残ってなかったので、ほぼ初見の状態で観れました。 「メタルクウラ」とくるだけあって硬そうなイメージを持ちましたが、その通りでしたね。部下の雑魚ロボットたちも軒並みガチガチの固さという。でも個人的には「バキッ!!」「ドカッッ!!」という効果音の入りまくる『ドラゴンボール』が好きなので、今作のはスカッと観れる作品ではなかった気がします。 しかし終盤にあのメタルクウラが大量に出現するシーンは圧巻ですね。子供心に「もうダメだ・・・」と諦めた覚えがある。でも大量に出しちゃうとやられ方も雑になるんですよねー。ラスト、あの宇宙の帝王フリーザ様の兄ともあろう者があんなにあっさり爆破されてしまう様はある意味見るに耐えません。 あ、劇場版お決まりのクリリンの名台詞「なんでオレだけ・・・」はもう定番ですね(笑) 40分と時間も短いし、観易くてとても良い映画だと思います。[DVD(邦画)] 7点(2013-03-24 23:58:25)《改行有》

306.  ディア・ブラザー 《ネタバレ》 日本の製作会社は勝手な邦題を付けないで欲しいなあ・・・。よっぽど英語が長くて一般の人に伝わりにくいとかならまだしも、単語一個のタイトルをわざわざ全然違う題名に置き換えていいものかどうか。しかも『conviction』→『ディア・ブラザー』っておいおい。これを作った人たちへのリスペクトというものはないのか。まあ映画業界ではお決まりの「邦題メガ変換!」ですが、つい個人的な愚痴になってしまいました。 さて内容はというと、実話の話がベースだそうでけっこう面白かったです。"convintion=(有罪判決)"というものが血液からのDNA判定が出来るようになって変わっていく様子、そのためにそれまで有罪とされてきた人たちの無実を証明するためにどんなことをするのかということが見れたのはとても良い機会でした。一方で、それまではけっこう杜撰な捜査をしてたんだなということもわかってきますし、警察への批判が高まりかねない気運の中で「自分も自分も」と無実を要求する輩も出てくるのでしょうね。そう考えると色々考えさせられる。また実話なんだよな・・・。 社会情勢はさておき、このベティー(=ヒラリー・スワンクさん)とケニーの兄妹もたいがい悪者ですね。幼少期からあんな風で、子供が出来てもちょっとイラッときたくらいでケンカ吹っかけるような人間なので、実際こんな人がいれば何かあったとき疑われても仕方ない気もする。というより、ケニーはそれまでの自分の悪行をこの冤罪の罪で逆に償ったくらいに思わなければならないとも思った。まあそれだと20年は長すぎかもしれませんが。 ベティーはだけ見れば兄を助けるためだけに弁護士にってのがすごい。しかも子供二人育てながら。そんな母の背中を見て育った二人が「おまえが同じ立場ならオレもそうするよ」と言い合うのが少しぐっと来ます。 が、離婚上等なアメリカという国でこんなことを言っても仕方ないのですが、あの夫婦別居してて子供が別々の両親の家を行き来するって言うのはどうにかならないもんだろうか。こんなシーンは洋画では良く見ますが、はっきり言って子供がかわいそう。挙句「パパと暮らしたい」だとかその反対のことを子供の口から言わせる親。見ていて吐き気がする。なら離婚するなっての!! ・・・って映画レビューから少し逸れてしまいましたが、そういった点も改めて気づかせてもらった映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2013-03-20 15:34:13)《改行有》

307.  ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 《ネタバレ》 前作未見です。レンタルの棚にいつ見ても無かった作品で、たまたま今回はあったので衝動的に借りてしまいました。 さて内容ですが、コメディにしたいのかアクションにしたいのか少しどっちつかずのところがあったように思います。前作を観てたらもう少し違ったのかもしれませんが、個人的には少しコメディ要素が少なかったように感じます。それが良いか悪いかは人にもよると思いますが。 しかしそれでも終盤スノーバイクで雪原を駆けるジョニー(=ローワン・アトキンソンさん)はクールでした。あれがあったから余計に上のような感想を持ってしまったのですが、意外と真面目なアクションをさせても良いのかもしれない、と。中盤、必死で逃げる悪党をクレーンやらエレベーターで平然と追い詰めていくシーンも面白かったですし、けっこう良作だったと思います。 しかし最近自分のコメディを見る目線が厳しくなったように感じる。どうしてもコメディ作品に7点以上を付けることが出来ない。この殻を破ってくれる作品が出てくることに期待。[DVD(字幕)] 7点(2013-02-09 09:33:59)《改行有》

308.  50/50 フィフティ・フィフティ(2011) 《ネタバレ》 家族にいくつかの問題は持ちながらも、現代人としてはいたって真面目であり人並みな暮らしを送っていたアダム(=ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。そんな中唐突に自分にガンがあることが判明。周囲の人間や自分の中の葛藤などと紆余曲折しながらそれに向き合っていくというお話。 タイトルは生存率。まさに生きるか死ぬか真っ二つという状況で当たり前ですがアダムは苦悩し、足掻きます。アダムの家族・友人・彼女・カウンセラーもそれぞれにアダムについて苦悩し、足掻きます。決して平坦とは言えない道程ながらもそれでも彼は自分なりに一歩ずつ前進し、ある種の信念を得てラスト手術に臨みます。 借りる時にろくにDVDのジャケットも見ず最初私はこれがコメディだと思っていました。やたらテンションの高い友人は出てくるしガンが見つかったとか父親がアルツハイマーだとかは、こう言ってはなんですが洋画(というか米画)特有のブラックジョーク的なフラグ程度にしか思っていませんでしたが、思った以上にシリアスに作りこんであるストーリーで良い意味で裏切られました。 しかしカウンセラーに限ってはやはり「映画」的展開でした。あんなに気を許してくれるカウンセラーなら良いなあとか、少し羨ましく思ってしまったり。美人だし、こういうと批判されるかもしれないがあんな人とカウンセリングで毎回会えるって思ったらそれだけで元気になれそう。でもやっぱり自分がガンとかだとそうも思えないのかな。う~ん、こればっかりは当事者になってみないとわからん。 と、まあ独り言のようなつぶやきですみません。良い映画ですよ!上記のつぶやきのように、色々考えさせられると思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-11-16 22:41:40)(良:1票) 《改行有》

309.  探偵はBARにいる 《ネタバレ》 「おっ、大泉さんついに全国区の映画に」と思って観てみたらやはりロケーションは北海道オンリーでした(笑)ある意味さすがだ。 キャストで印象に残ったのは松田龍平さん。『剱岳』や『誰も守ってくれない』などでの私の彼への印象は良くありませんでした。そういう演技をしてただけなのかもしれませんが、「ガキ」とか「チンピラ」という雰囲気がぴったりの人だなって印象でした。で、今回再び登場。「あー、出てきちゃった。」と思ってたらこれがもうハマり役!!あまりベラベラ喋らない寡黙な役のほうがとても松田さんの雰囲気に合っていると思いました。しかも強い。魅力満点ですね☆ さて肝心の映画の内容ですが、一言でいえばとても小説的ミステリー。ただミステリーとはいえ電話の主や大方の展開は大体読めてきます。原作があるのかどうかは知りませんが、あるとしたらとても原作に忠実な作りにしたんだろうなという印象です。そのくらい典型的と言ってもいい小説造り。内容はまた異なりますが、情景やノスタルジーを感じるという意味では『砂の器』を観てるような気持ちで観ていました。あくまで私個人の感覚ですが。 BARの雰囲気も良かったです。エントランスから地下に下りていく造りのカウンターBARで、中には年季を重ねた年嵩のバーテンが一名。とても粛々とした店内で指定席のカウンターの上にはオセロが1セット。指定席の大泉さんに電話が入ればそっと電話(黒!)ごと受話器を持ってきてくれる。それくらい店員との阿吽の呼吸になっているBARなら居心地良いだろうなあと羨ましくなる。タイトルに「BAR」とあるだけあって、その雰囲気にはこだわりを感じました。良!!です。[DVD(邦画)] 7点(2012-11-16 22:34:18)(良:1票) 《改行有》

310.  岳-ガク- 《ネタバレ》 9月にTVでやっていたのを録画。先日鑑賞しました。私は基本的に洋画ばっかり観ていて邦画はほんとにたまにしか観ませんが、いやあ面白かったですね!私個人は登山はやってませんしこれからもたぶんやらないと思いますが、それでも「山登り」というものにとても魅力を感じる映画でした。内容もどっちかというと救助隊の話ばっかりなのに何ででしょうね?三歩(=小栗旬さん)の明るい人柄のおかげなのか、峰々の鮮烈なまでに透き通るような情景のせいなのか、山登りにかける人々それぞれのドラマのせいなのか、深く心に残る映画でした。ちなみにコミックは未見です。 私事ですが、最近TVでやっているロードショーなどの映画を録画し観ることが多いのですが、この映画に限らずやはりTV版ですと相当なシーンをカットされてるように感じました。特にこの映画などはTV版だとシーンとシーンの間がもうメチャメチャ。「え、いつのまにそんな展開になったの!?」ということがCMまたぐたびに起こります。ちゃんと映画館やDVDで観たらその辺どうなってるのかはわかりませんが、ロードショーで(特に元々上映時間の長い映画)映画を観る際の一つの弊害を思い知った気がします。 かなり大々的に宣伝してる映画でしたし、もっと大衆受けする商業的な内容になっていると思いましたが、思ったよりもシビアな内容になっていたので良かったです。その人がどんな悪人だろうがどんな善人だろうが、山は無慈悲なまでに平等に人を魅せ、楽しませ、命を奪う。コミックスからのストーリーですし、多少美談めいているかもしれませんが、それでも充分「山」と向き合える内容だったと思います。良作です。 ※追記(鑑賞済みだったことも忘れてまた見てしまったため、以下2回目の鑑賞のレビューです) わかりやすいドラマ仕立ての映画です。王道の日本のドラマという感じですが、小栗旬さん演じる主役の三歩さんがとにかく明るくて良いキャラをしている。底抜けに明るく芯のある山男を小栗旬さんが見事に演じている。小栗旬さんのキャラとも合っていると感じた。 逆に、長澤まさみさんの椎名久美は、見事に道化キャラだったなという印象。女扱いしてほしくないと話していながら、違う場面では女だからデリカシーを、、、みたいなことを言うし、明らかに力量的に力不足な現場に無理やり出ようとする。作中で椎名が指示や命令に従ったシーンなんてほとんどなかったのでは。実際問題あんな隊員がいたら他は迷惑するだろうなぁ。当て馬キャラとはいえ、何だか複雑な心境になりました。 自分は登山をしません。あんな険しい山どころかもっと標高の低いハイキング程度の山ですらほとんど登ったことがない山知らずです。そんな自分からしてみたらこの映画は山の過酷さを知れる良い機会でした。フォールの場面などはやはり映画とはいえショッキングでした。 一方でやはりこれも映画であるが故なのでしょうが、氷点下数十度に至るようなブリザードの中、フードなどで顔もろくに覆わずに雪山を進む三歩や椎名には違和感でした。あれこそ、本当の雪山ではNGなのでは。。。?自分山登らないのであれですが、山にお詳しい方いかがですか?俳優の顔を見せたいがためでしょうが、そこは詰めて欲しかったところです。[地上波(邦画)] 7点(2012-11-16 22:31:14)《改行有》

311.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 なんかもっと古い映画だと思ってました。『エイリアン』くらい古いと思ってたら、それよりはだいぶ新しい映画でした。そう思うと、「古い映画だから」と許容していた少し安っぽい映像とかそういうところが気になってきてしまった。 しかしSF映画としてとても内容が良い映画だと思いました。まず平和な地球と戦地とのギャップの違いが絶妙に描写されていたのが良かったです。彼女についていきたいという理由をきっかけに軍隊入りする主人公が入隊後彼女に振られ、事故を起こしたりして現実に打ちのめされていく経過がまたリアル。 リアルじゃないところとして、他の惑星で顔面むき出しで呼吸ができることとか、さらっと核を使って、しかも威力はあの程度のところとか色々ありますが、まあ目をつぶりましょう。だって面白かったですから。 これだけシリーズ化されてなぜ自分が今まで観なかったのか不思議なくらい面白かったです。これの『2』を実は先日観てしまいましたが、そっちはこれよりだいぶ劣りますね。まあ『3』に期待します。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-22 22:01:17)《改行有》

312.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 この作品も世に出た当時けっこう何回も観ましたが、やはりアクションシーンが多くなったのは個人的にとてもテンションが上がる。『~無双』感覚で大勢のスミスをバッタバッタ薙ぎ倒すというのが気持ち良いですよね。放り投げたスミスで十数人のスミスがボーリングのように「パッカーーン!!」という小気味いい遊びもあったり(笑)遊びと言えば、けっこうな肉厚のナタのような剣での一撃を手刀で受け止め、かすり傷のネオ。それを見てご満悦のメロヴィンジアン:「見たか、奴も人間だ」っていやいやwww ストーリーのほうはさすがに1作目から4年も経ってるせいか、作りこみ過ぎの感はありますね。私は前述のようにもう昔に何回も観た後での今回のレビューなのでついていけないとまでは言いませんが。やはり前作からのキャストの変更は気になります。前作のオペレーターのタンクがいなくなってリンクになり、その説明と言わんばかりにリンクがネブカドネザルに乗ることになった経緯を説明口調で話し出すところなんかはもったいないですね。続きもののキャストが変わるなんて本来ならあまりあってほしいことではありません。次の3作目で「あの人」もキャストが代わりますが、よくもこの映画はそんな主要キャラをちょいちょい替えられるものだ。続編を作るにあたってキャストが途中変更しないように契約とかしなかったのだろうか。それとも最初っからキャストの変更まで予定通りなのか??私としてはこの『マトリックス』シリーズ最大の謎です。 あともう一つ残念なことは、格闘アクションシーンがかなりの部分CGになってしまったこと。物や背景ならともかく、ネオまでCGにしちゃったかぁ。。。それは素直に残念だった。そりゃ物理的にCGじゃないと無理なシーンはあっただろうけど、CGへの過剰な依存が見られたようで残念。生身でもかっこいい殺陣を考えてほしかったな。。。あんだけクレジットするくらい人がいるんでしょう??知恵を出せなかったのか。勿体無い。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-08 22:42:51)《改行有》

313.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 これまで『サイン』、『ノウイング』などに代表される宇宙人ものは押し並べて宇宙人そのものは隠そうとする演出をするのが一般的ですが、ここまで堂々と、しかも典型的な宇宙人を出されるとこちらも何だか受け入れ態勢が整いますね。コメディならではの思い切りの良さに脱帽。まあそもそも、DVDのジャケットからして隠す気ゼロでしたけどね(笑)  さて内容はというと、コミコンと呼ばれる米国のアニメ・マンガのフェス(?)に来場したオタク二人から始まる物語。二人はひょんなことからポールと名乗る英語ペラペラでブラックジョークを飛ばしまくる宇宙人と遭遇。その逃亡を手伝うことになる。道中で敬虔なキリスト教一家の娘も同行し、いよいよ物語はラブありコメありの何でも展開に。また宇宙人が異様にファンキーで人間寄りだったことがとても好印象でした。『世界侵略ロサンゼルス決戦』とか『バトルシップ』観た後でこの温度差はある意味衝撃的。こんな友好的な宇宙人がいてもいいよねっていう明るさがあります。 GEOでおススメされていましたが、確かにある程度どんな方でもウケる内容のわかりやすい映画になってると思います。かる~いノリの宇宙人を観たい方はどうぞ。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:10:36)(良:2票) 《改行有》

314.  逃亡者(1993) 《ネタバレ》 昔も何度か観た映画ですが、先日会話の中に出てきて思い出したのをきっかけにもう一度観ることに。やはり面白いですね。近年のものと比べると、映画は映像だけじゃないなーと改めて思わされてしまいます。あとは郷愁感も手伝ってしまうのか、この時代の映画のシーンなどを見るとなんだか気持ちが落ち着いてしまいますね。世代的に私が良い評価をつけてしまうのは勘弁してください。 しかしこの映画のハリソン・フォードさんってあんな髭モジャでしたっけ??最初彼だと気づかなかった。確信を持てたのは髭を剃った顔を見てようやくでした。あの時代ってあんな髭生えてる男性が良かったんでしょうか。あの美的感覚だけはピンと来ないな・・・。 それにしてもトミーリー・ジョーンズさんはすごいですね。この映画の中でその存在感がすごいというのももちろんあるのですが、この映画から20年経った今でも『MIB』シリーズやら『宇宙人ジョーンズ』を通して日本で彼を知らない人はほとんどいない。その知名度はもとより、また役中の演技も渋すぎる。というか演技なのか!?というほどしっくりくる。近年の映像先行型の映画を作る監督や役者たちにもゼヒこのくらいの時代の映画を見直してほしいものだ。 脚本・役者・演技すべてがとても調和が取れた作品だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-19 21:48:24)《改行有》

315.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》 普通に面白い作品でした。私はこの二つならどっちかと言うとルパン党になりますが、ゲスト的に扱われての出演に特に疑問も感じませんでした。むしろそんな風に陰でさりげなーく活躍する渋さがルパンの魅力だと思ってますので、この作風は好きですね。 それよりどっちかと言うとコナン側のストーリーに不満が・・・。冒頭のハンティングのシーンなんてあの時点で既に犯人の予想がついている。むしろあからさますぎて製作側のミスリードを疑ったぐらい。でもやっぱりその通りの犯人だったので少々がっかりしました。 それと伯爵役のキースという人の強引さに呆れる。実際あんな風に人ひとりを外国に連れ去ったりするだろうか。理由があるならそれをちゃんと伝えた方が簡単な気がするのだが。まあそれも製作側の意図と思えばそれまでの話なのですがね。 でもやっぱりルパンキャラの登場にはテンションが上がりますね。とっつぁんが出た時はまさに「キターッ!!」でした(笑) コナンとルパン、コナンと不二子、コナンと次元などのやり取りは見ていてとても楽しかったです。よくできたコラボだと思いました。[DVD(邦画)] 7点(2012-08-22 17:11:27)《改行有》

316.  モンスター上司 《ネタバレ》 コメディらしく展開はスピーディーで良かったです。今回は「上司」に焦点が当てられた作品でしたが、『モンスター社員』なんて映画も作ってみてほしいですね。海外ではどうだかしりませんが、日本でもピアレンツだけじゃなくてなんでそんな思考ができるのかわからない社員とかいますしね(苦笑) しかしデールのモンスター上司だけはやっぱりうらやましいですね。。。他の二人には憎悪しか芽生えませんが、あの上司にならハラスメントされてもいいなと思ってしまう。でも彼女がジェニファー・アニストンさんだと気づくのにけっこう時間がかかってしまいました。。。「フレンズ」時代からもうだいぶ経つしなあ。 ストーリーはそれぞれモンスター上司を持つ友人同士が協力して全員の上司を殺害してしまおうと言う、題材だけならサスペンスですが内容はコメディです。鑑賞前は上司を殺しに行くまでの話だと思ってなかったのと、殺害計画あたりから話に絡んできたMFジョーンズの存在が私にはうざかったです。てゆーかあれジェイミー・フォックスさんだったんですね・・・。『Ray』と同一人物が演じてるとは思えない・・・。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-18 23:56:48)(良:1票) 《改行有》

317.  PLANET OF THE APES/猿の惑星 《ネタバレ》 人間がサルより下で家畜扱いされているという惑星での設定。それならいっそ主役のレオ(=マーク・ウォールバーグさん)以外の人間はしゃべれないという設定でいって欲しかった。家畜が喋れて意思疎通が図れればそりゃあ情も湧くでしょう。むしろ意思疎通が図れる生き物に家畜扱いができることが不自然。言葉を持つ知能を持つ生き物を飼いならそうなんて設定がそもそも無茶。まあ相手がサルだから間を取りにくかったのでしょうが・・・(類人猿とか??)ただ愛玩と奴隷役のためにあれだけの人間が必要かというと疑問符が残る。サルのためにある惑星という設定で、人間の役割とかその数とか、知能とか、そういう細かいところに不満・疑問が残る作品だったことは言いたいですね。 しかし「もし自分たち(人間)が家畜になったら」という想定で観る分にはインパクトは十分にあり、考えさせられる作品だったと思います。家畜の気持ちが少しはわかるかな、と。グロくはなりますがそれこそ食肉用の家畜だったらもっとひどいことになるだろうとか、豚や牛もこんな気持ちになったりするんだろうかとか考えました。犬や猫も互いに言葉が喋れるくらいの知能がありコミュニケーションを取れたら、人間に反乱を起こしてるかもしれませんね。そんなことを考える作品。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-28 10:36:53)(良:2票) 《改行有》

318.  ナイト&デイ 《ネタバレ》 観る前はもっと雑な作りのアクションだろうと、根拠も何もなく期待をしてなかったのですが、観てみるととても良いテンポでスムーズなアクションでした。 これって原作があったりするんでしょうか?キャストにトム・クルーズさんを持ってくるあたり『MI』シリーズを意識せずには観られない。それは製作サイドも絶対そうだったと思いますが、しかしそれでも『MI』と似てるようで全く別物のトム・クルーズアクションを観られた気がします。 やや破天荒な作りがキッパリと「これはアクションだ」と言い切ってるみたいで気持ち良いですね。もうめんどくさいシーンは全て寝落ちしてる間に終わっていく。それはロイ(=トム・クルーズさん)もジューン(=キャメロン・ディアスさん)も一緒。複雑なストーリーも無い。銃弾の嵐の中、なぜかほとんど二人に弾は当たらない系のアクション。う~ん、これぞTHE!アクションって感じ。終盤でロイが落水して死んだと思わせるシーンなどもありましたが、あれも視聴者にロイの復活を隠す気が一片もないのがよくわかる。よみがえりフラグ立ちまくり。これを見たほとんどの人がロイの復活を予測したでしょう。 その潔いアクション製作の姿勢に7点としたいと思います。[DVD(字幕)] 7点(2011-12-28 10:18:23)(良:2票) 《改行有》

319.  ダイ・ハード4.0 《ネタバレ》 このシリーズはもう吹き替え以外では見られない(笑)それくらい強烈な印象のマクレーン刑事(=ブルース・ウィリスさん)が今度はいかにも今時なサイバーテロ事件と遭遇します! その辺がわかればタイトルもなるほど、と。でも4.1を作るならまだしも、作らないならただの日本の配給会社の惰性と感じる。変な邦題付けるなっての。 内容はあるプログラムを作るために利用されたハッカーを守るというもの。シリーズ全編を通してマクレーンは相棒のような男たちと一緒に事件を解決していきますが、今回は彼がその役に相当するみたいです。今までは相棒たちもマクレーンと同じくらい男くさい奴らでしたが、今回はちょっとなよっとした感じで、「これで務まるのか」と疑問符でしたが、彼の役回りもけっこうおもしろかったです。[地上波(吹替)] 7点(2011-12-09 10:11:04)《改行有》

320.  ダイ・ハード3 《ネタバレ》 日曜洋画劇場で観賞☆私は、普段は洋画を英語音声・英語字幕で観ることにしているのですが、この『ダイ・ハード』シリーズに限っては吹き替えのマクレーンの声が頭にこびりついてしまって、もう吹き替え以外では観られません!!(笑) 今回サミュエル・L・ジャクソンさんが出演してるのがわかってテンション上がりました!若いですね・・・。個人的には最近のサミュエルさんしかあまり知らないので、今と昔の風貌が違いすぎて最初サミュエルさんだとわからなかったです。しかしなんかシュッとしてスマートな彼はちょっとかっこよかったです。 今までシリーズの『1』『2』と観てきて、これって必ずマクレーンは行きずりの誰かとタッグを組んで事件を解決するってパターンなんですね。そのパートナーとマクレーンが何かと口げんかをしながら、徐々に協力し合い、ラストには男の友情が芽生えるってのが面白いですね。なんか、良い意味で男臭くて良い。 今回の事件もまたスケールが大きかったですね。警察・街・学校などあらゆる公共施設を巻き込んで、爆破予告を利用して誘導し、意図的に作った無人地帯である準備銀行の金塊を狙うという・・・。その手口に「はぁ~」と感嘆しながら観ていました。しかしこれだけの規模の大きい事件に、ほぼマクレーンとゼウスの二人だけで対処してしまうというのが、良くも悪くもすごい話だと思う。「いや絶対無理だろ」って反面、「そうでなきゃ映画にする意味も無いか」とも思う。 特段二人が輝いたシーンがあるってわけではなかったですが、ブルース・ウィリスさんとサミュエル・L・ジャクソンさんのダブルキャストは見応えある作品でした。面白かったです。[地上波(吹替)] 7点(2011-11-19 10:10:30)《改行有》

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