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301.  スター・ウォーズ<特別篇> 《ネタバレ》  スターウォーズはただの映画ではなく、「現象」だった。  特にこの〈特別篇〉公開時には、先行オールナイトでコスプレイヤーやコアなマニアたちが、宇宙人たちや、そのバンド演奏を再現したりしていて、上映そのものを盛り上げていた。ちびっ子ベイダーが現れたり、劇場アナウンスでの「上映中のライトセイバーのご使用はご遠慮ください」には喝采したりもした。  本当なら、今時はBlu-rayで見るのがいいんだろうが、どんな高度な映像システムで見ても、家で一人で見るのは、あの『スターウォーズ』ではない。  永遠に再見できないあの感動に対して、10点献上。[DVD(字幕)] 10点(2013-04-07 23:53:41)《改行有》

302.  黄金を抱いて翔べ 《ネタバレ》  どこが面白いのかさっぱり分からない。  北朝鮮がらみの話、暴力団っぽいモノや左翼とかいう連中の話、みんな中途半端に終わってて、興味の対象が持続しない。幸田のモノローグで始まり、それに対応するセリフで終わるこの映画の、本当の興味の対象は幸田の人生であるのではないか?幸田の生い立ちや、彼の過去などをもっと、掘り下げるべきだったんじゃないだろうか?  というか、そういうところが見たかった。  それにしても、あんな金塊がある金庫が、鏨で開くんだろうか?[DVD(邦画)] 4点(2013-04-06 22:47:51)《改行有》

303.  図書館戦争 革命のつばさ 《ネタバレ》  TVアニメーションは未見。  執行時に「検閲を執行する」って宣言しているのに、違憲の判断が出ない司法や、目的と正反対の看板を掲げた法案が、シレっと国会を通過してしまうのが、何ともありそうで怖い。  そのほかにも、日本の政府が外圧に弱いとか、なかなか風刺的な部分はあるが、なかでも劇中の作家含め多くの国民の「自分にかかわってくるまでは無関心」という部分や、「この国の人間は大きな風が吹くと、皆そちらを向く」は、周辺諸国との状況に乗じるように、怪しげな連中が台頭しそうな今の状況を考えると、リアルに危惧を感じる話だ。  それにしても本を検閲・差し止め没収するための組織が、突撃銃で武装しているというのは、思い切った設定だ。とういか、そこの所がよく分からない。日野のナントカって昔の事件の描写が出てきたが、図書館・本屋に並んでしまってから購入者を襲っても、もう遅くないだろうか?  新刊本は出版前に、既刊本は確かに図書館・古本屋などでトラブルになるだろうが、銃が必要なんだろうか?  そういう状態に至るまでの、図書隊と良化委員会の攻防が地味そうだけど面白そうだと思うのだが、きっと前段階のTVアニメ版で描かれているんだろう。 [DVD(邦画)] 7点(2013-04-05 17:31:43)(良:2票) 《改行有》

304.  雲霧仁左衛門 《ネタバレ》  どうも話がアレっぽいと思ったら、池波正太郎だったか。しかし、原作がどうなっているのかは知らないが、盗賊以降の話の蛇足感・中途半端が大きい。もっとすっきりと仇討ちを果たして、最後のシーンに繋げても良かったろう。  あるいは、加藤剛の言う「ご政道のひずみ」を描くのなら、そこで雲霧が倒されても良かったと思う。 [地上波(邦画)] 6点(2013-04-03 19:16:08)《改行有》

305.  大奥絵巻 《ネタバレ》  大原麗子は確かに愚かだ。姉さんたちがよせと言うのに、きれいな着物が着たいなどと言い、勝手に大奥に入っちゃうのを見て、頭いいのに制服のためにアホ高校へ行く、と言っていた同級生を思い出した。女ってそういうもんなのかねえ。  それと、恋人が浮気をした時に、男はその恋人を憎むが女は浮気相手を憎む、という言葉をも思い出す。この人たちにとっては、家斉の意向なんて、関係ないのだな。 [地上波(邦画)] 5点(2013-04-02 01:24:47)《改行有》

306.  相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン 《ネタバレ》  この物語のキビシイところは、ストーリー中の大イベントである「東京ビッグシティマラソン」のシーンが殆どブラフであるという事だ。そして、警察と(映画の)観客を振り回したこのシーンの前後で、犯人の性格が変わってしまっている事だ。  捕えられた犯人は、元首相を殺すつもりが無かったと言っているが、その前に4人の人間を殺し1人にけがを負わせているのだ。実行犯と計画犯の差というなら、その描写が必要だ。(ちなみに片山雛子だけ「脅し」なのは何故なんだろうか?)  このシリーズはとにかく権力・官僚にトゲのある物語で知られている。しかし今回の映画化で、批判の対象になったのは権力だけではなく、日本人の「バッシング社会」、犯人が取り調べで「この国の目に見えない無責任さや無言の悪意」と表現したものである。これは、なかなか面白い社会批判になるのではないか?  …と、思っていたのだ。途中までは。いや、その面もあることは否定しないが、この物語は最終的にやはり、いつも通りの官僚・権力者たちの体質の話に収束させてしまったのだ。いつものイヤミなほどの官僚批判と同じだ、と肩を落とした。  何よりそこが残念な所だ。実際、S文書が明らかになって、殺された青年の名誉は回復されるだろうが、大衆の無責任さ・悪意といった部分は、矛先を変えるだけで何も変わらないはずだ。良く考えもせずに人を非難したことなど、やはり無かったかのように振る舞うに違いない。  そういう意味では、やはり犯人にはちゃんとマラソン(大衆)を標的に、戦ってほしかった。[地上波(邦画)] 4点(2013-04-01 01:57:20)《改行有》

307.  刑事物語5 やまびこの詩 《ネタバレ》  一体、どうして片山元が突然、こんな礼儀知らずの失格社会人になってしまったのか。捜査時に警察手帳を見せない、被害者と分かっている者に恫喝する、上司とそのお客さんの間に挨拶もなしに割り込む…。  主人公が嫌なヤツだがそこに意味のある物語でもなく、笑わそうとしているらしい所でたいして笑えず、格闘シーンばかり見せ所になっている刑事ドラマなんて、テレビででもやれば十分だ。だから今回テレビで見て良かった。  シリーズの中で、これだけ公開時に観なかった自分は、けっこう選ぶ目があったのかもしれない。これじゃあ、シリーズが終わる訳だ。  ただし、今回の放送はかなりカットが多いようなので、評価をが変わる何かしらがあるかも知れん。DVDなど手に入ったら、もう一度見てみようと思う。[地上波(邦画)] 3点(2013-03-29 11:24:59)《改行有》

308.  刑事物語 くろしおの詩 《ネタバレ》  前作でうっかり監視対象の家族と同居する羽目になった刑事は、とうとう成り行きでヤクザの構成員になった。潜入捜査にリアリティを出すためのアイデアだったが、その方法が喜劇的過ぎてついていけない。それでも何とか納得したのは、他の映画・番組で確立された植木等のキャラクタがあればこそ。ずいぶんとずるいやり方だ。[地上波(邦画)] 4点(2013-03-29 11:22:24)

309.  おおかみこどもの雨と雪 《ネタバレ》  おおかみは、人間社会で見つかると恐らく檻に入れられる存在、死んだらごみ袋に入れられる存在である。差別されるマイノリティ、なんてレベルではない、生き方でどうにかなるような甘いものじゃない、厳しい現実を表した設定なのだと思う。  そういう事って現実の社会でもあると思う。多くの「普通の」マジョリティには、分からない事だが本人にとっては世界が無くなるほどの事。理解者が見つからず、或いは自分自身を否定してしまって、死を選んでしまうことなども。  そういった事情の中で、その社会に適応して生きていこうと決めた姉と、その外側にも世界があることを見つけた弟。  どちらにも、その芽を摘まなかったお母さんは、立派に子供を育てたのだと思う。アンタ、すごいよ。[DVD(邦画)] 9点(2013-03-28 11:28:17)(良:1票) 《改行有》

310.  刑事物語3 潮騒の詩 《ネタバレ》  沢口靖子のデビュー作で、初々しい彼女を見られるのは、本作ならではの魅力ではある。しかし、だんだん話が面白くなくなってきている。  私にとっての刑事物語は、片山元という人への興味が一番なので、事件と彼の人生が交わるような話を期待していたのだが、本作では犯人を待ち伏せしている間に、女子高生と楽しく暮らしているだけにしか見えない。  そして、せっかく片山の母の境遇が明かされたのに、犯人の母親の件がただの通過点になってしまって、母と子の話が忘れ去られているのが残念。もっとも、この物語を母と子の話にしちゃうと、せっかくのシンデレラである沢口の存在が軽くなっちゃうか……。[地上波(邦画)] 5点(2013-03-27 21:57:13)《改行有》

311.  映画 ひみつのアッコちゃん(2012) 《ネタバレ》  ひみつのアッコちゃんと言うのは「なんにでもなれる」のがいいんであって、ただ「大人になれる」のとは違うと思うのだ。  しかし、この映画は「大人っていいなあ」から強引に、子供が大人を経験する物語に展開する。綾瀬はるか主演というのが決まっているから、しょうがないのかもしれないが、だったら『メルモちゃん』でもやればよかったのでは。そりゃあ、多少は他の人やシッポナになったりするけど、変身の面白さがほとんど出ていない。  というか、このプロットならテーマは鏡の精の言った「大人って何?」だろうが、アッコが経験する会社の話が、それに答えを出す或いはそれを導き出すほどのモノでない。いや、かなり陳腐な話で、今時あんな会社乗っ取りの話や、株主総会の逆転劇なんか、テレビドラマですらやらないであろう。  だから、最後の魔法でアッコが自分自身を選ぶシーンは、その前段階の話がちゃんと設計されていない為に「そこは『ラミパス』でいいんじゃない?」なんてツッコむ隙を与えてしまう。実際、見ていてそう思ったし、もっと言うと、戻れなくなっちゃったから自分に戻るではなくて、何にでももう一回の選択の中から、子供である自分を選んだという結末が見たかった。  最後にどうしても拭えなかった違和感について。魔法少女の変身時の呪文は、少年向けヒーローの技の叫びに匹敵するものだと思う。「ライダーキーック!」や「ブレストファイヤーッ!」のように。この部分のカッコ良さ、爽快感はかなり重要だ。アッコちゃんの変身は「○○になぁ~れ~!」であって、「○○にな~あれっ!」ではないと思うのだが、どうだろうか? [DVD(邦画)] 5点(2013-03-26 06:41:08)《改行有》

312.  刑事物語2 りんごの詩 《ネタバレ》  劇場で見た時には、園みどりさん可愛くて良かったんだけど、今あらためて見てみると、園さんの件と酒井和歌子の件が、断裂している感じがする。断裂というか、ひと段落して「それは昔の恋」って感じが出てしまっている。主人公が良い人設定だから、どうしても酒井和歌子といい感じになってしまうのだろうが、それによって園さんへの気持ちが薄れていってる感が出てしまっている。  前作を見た時に、この人の強さの秘密を不思議に思ったが、その源の一端である「男は強くなければ、大事な人は離れて行ってしまう」という事が本作で明かされたんだっけ。  本作で何が良かったって、このシーンが一番泣けた。えげつないくらいに、子供を投げ、張り倒し、少年に教えるこのシーンは、片山刑事が自分自身にもう一度、戒めていたシーンなのだろう。  現実的に強くあるべきだ、という考えは、現在でもそうだが公開当時には尚更、暴力主義的に映っただろう。だが、『黄色いハンカチ』の頃の、ヒョロヒョロの武田鉄矢からは想像もつかない、筋骨隆々の体を見ていると、強くなる事に本気になった男のカッコよさというものを感じる。  強い力を持っていなければ、大事なものは守れない。そうだよなあ。[地上波(邦画)] 6点(2013-03-25 18:46:28)(良:1票) 《改行有》

313.  大魔神逆襲 《ネタバレ》  今回の物語の中心は、少年たちの冒険物語。正直、(少年役者たちに罪はないが)その一人が川に流されてゆくシーンの演技の拙さに引く。メインの視聴者層はやはり子供だと思うが、だからこそ、あからさまな自己犠牲によって、魔神が発動するのもどうかと思う。まあ、これは今だから言えることで、当時見ていたら、自己犠牲というものの胡散臭さには気付かなったと思うが。  それにしても今回は、煮えたぎる沼(?)の地獄谷とか、そのセットのしょぼさと相まって、あまりにもリアリティを失った。  ところで、この作品はどういう意味で逆襲なんだろうか?鷹を殺されたから?自身を木っ端みじんにされた前作を『逆襲』にして、農民と少年を苦しめている今作を『怒る』にしたほうが、名と体が合ってないだろうか?[DVD(邦画)] 5点(2013-03-24 22:24:38)《改行有》

314.  大魔神怒る 《ネタバレ》  取り立てて何が良くなった、悪くなった、と言う訳でもない話だが、ひとつだけ私的には不満が残るのは、今作以降の魔神は、聞き分けが良く、きっちりワルモンとイイモンを区別して、目的がすんだら行儀良く帰る、という事だ。魔神なのに、ヒーローになってしまった。コメディアンになったゴジラよりはましだが。  今作は前作と違って、ワルモンも火薬を使う事で派手で強力になった。まず初めに石像が木っ端みじんになるし、怒ってからも吹き飛ばされそうな場面もある。それでも結果が決まっている話だから、ドキドキ感は無いけれど。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2013-03-24 22:08:05)《改行有》

315.  大魔神 《ネタバレ》  謀反により領地領民を手にして悪辣非道を行う悪侍と、それに囚われた旧領主の残党たちの争いの物語。それと、昔からの言い伝え・神への信心を軽んじる者の話をうまく組み合わせて、勧善懲悪を描いた時代劇特撮。  映像的にはやはり、日本家屋の瓦が崩れて落ちる屋根が見事。ゴジラシリーズのビルのような「中身の無さ感」を感じない、今作の木造建築物の破壊シーンはリアル。  それと大魔神の怒り顔、その切り替わりの発想。我々のような子供(当時)にも、ちゃんと魔神の心がわかる仕掛けが良し。  で、興味深いのは物語中、人間たちは魔神を封じ込め石像を置いた、と思っているが、封じ込めた像と魔神は一体であったことだ。大魔神は単なる正義のヒーローではなく、悪を滅ぼすこともあれば人間に害することもある、畏れるべきものとして描かれる。人間に都合のいいばかりの神様ではない「大いなるチカラ」、ニライカナイなどと言う言葉を思い出す。  だからこそ、少女が「この身を捧げます」とまで言わないと、止まらない。正直、もうちょっと大暴れして、「ありがたいけどこのままでは大変」という展開になっても良かった。神様の御利益は、簡単には得られないのである。[DVD(邦画)] 7点(2013-03-23 19:30:29)(良:2票) 《改行有》

316.  ロミオとジュリエット(1968) 《ネタバレ》  さて物語は古典中の古典、昔読んだが忘れてしまうほどの昔で、結構新鮮に見られた。むしろ「うわ、これ『ウエストサイド』のバルコニーシーンだ」などと思う始末。  しかしロミオってのは、ずいぶんと直情型だったんだな。浅はかなヤツばっかり登場するこの物語、昔っから思っていたんだが、一番の罪びとである神父が罰せられる版を見たいものだ。  思えば、自分は「ロミオとジュリエットもの」と言えるような、この物語にインスパイアされた作品がわりと好きだった。そのような後世の作品は、この主人公たちの「浅はかさ」の部分をうまく工夫して、自業自得感が無くしているものが多い。  やっぱり自分はどうしても、この部分が気になるようだ。    それにしても、オリビア・ハッセーの可愛く美しい事。日本に来てCMに出た時のポスターを、化粧品屋から貰って部屋に貼ったのを思い出す。  この映画のおかげで知ったこと。あのヨーロッパ人のピッタリしたスパッツみたいなやつ、パンツ穿かないんだ…。[DVD(字幕)] 8点(2013-03-22 16:57:28)《改行有》

317.  網走番外地 大雪原の対決 《ネタバレ》  物語の大元となる話が、ちゃんと刑務所内の事件にあって、ムショ内の描写も(オカマが多いのは閉口だが)しっかり描いている。  舞台も北海道で、そういう部分では『網走番外地』っぽい。我も我もと集まってくるムショ帰りの仲間というのも(あまり)無く、かなり物語を立て直した感がある。  鬼虎さんの登場にびっくりさせられるのは同じだが、今作ではそれも、あるカタルシスのための「タメ」で、ここまで来るとそういうのも楽しくなってくる。  しかし、ラスボスを倒すのが主人公でない、と言うのはちょっとどうなのか?とも思う。確かに健さんの当初の目的は白熊にあったとは言え。[DVD(邦画)] 5点(2013-03-21 16:09:35)《改行有》

318.  さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 《ネタバレ》  くどいようだが、私は「愛し合うべきだったのだ」などとは思ってはいない。思ってはいないが、よしんばそう思っている者がこれを作ったというのなら、これは相当おかしな事ではないか?  彼らはいつ、愛し合おうとしたのだろう?帝国側はまあ、しょうがないが、地球側もヤマトもいつ和平を交渉したのだろう?正体の知れぬ異星の少女の言うまま、最初から彗星を破壊するつもりだったではないか。  そして、この映画には感動どころと言うものが無い。いや、無くはないのだが、登場人物が次々と死ぬところという、嫌悪すべき方法論だ。アメリカ映画がよく描くように、「何が何でも前向きに生きのび」ろとは言わないが、これだけ自己犠牲や任務のための死で泣かせようとする姿勢は、素材が素材だけに、また前述の物語の基本姿勢と照らしても、おかしいだろ、と言わざるを得ない。  それ以外はほとんど戦闘シーンの連続で、見ていてとても疲れてしまう。  ヤマトを出航させる理由などを見てもただの感傷にしか見えず、前述の泣かせどころと言い、「ヤマトファンの気持ち」に最大限よりかかった物語で、恐らく(めったにいないとは思うが)ファンでない人が初めて見ると、ポカーン状態だろう。  一つだけ、この映画が自分に教えてくれたのは、引き際と言うのは大事な事なのだ、という事かもしれない。 [DVD(邦画)] 4点(2013-03-19 18:37:17)(良:1票) 《改行有》

319.  宇宙戦艦ヤマト 《ネタバレ》  記憶していたよりも、ずっと良い総集編だった。序盤、さすがに説明的ナレーションにイラつくが、冥王星を越えたあたりから、「ダイジェスト感」も影を潜めて、一本の映画らしくなってきている。  昔見た時には、やはりもっとたくさんのエピソードを入れて欲しかったが、それは無理と言うもの。子供のよくやる無い物ねだりと言うヤツだ。今見ると、太陽系内でのエピソードは、もっと削ってもいいくらいだと思う。  ただし、個人的にはデスラー総統の「我々は初め、ヤマトの事を侮っていた。だが今は違う」(意訳)から始まる、演説を聞きたかった。これと「我々も苦しいが敵も苦しい。勝利はこの一瞬を頑張りぬいた方に訪れる」は、敵役にも立派な指導者がいるのだ、という事を小学生に教えた偉大なセリフだった。それがあれば「愛し合うべきだったのだ」のセリフも、もっと生きただろう。いや、私自身は愛し合うべきだったとは思っていないのだが。    絵も動きも、今のレベルから見ると相当ひどいものだが、この映画は今につながる日本のアニメーションブームを作った記念的作品だ。この映画は自分をアニメーションファンにした、忘れられない作品である。だから、その部分に敬意を表して、また自分にとっての思い入れを加算して8点。ダメな子ほどカワイイのである。 [DVD(邦画)] 8点(2013-03-19 18:35:30)(良:1票) 《改行有》

320.  CHECKERS in TANTAN たぬき 《ネタバレ》  たぬきは他のものに化けて人を騙すという、わりと伝統的な日本人の共通認識を利用したコメディ。変身の過程の描写が、テクノチックでたぬきっぽくないのだが、それが時代を感じさせる。  周りの人間がほとんど、「チェッカーズ大好きです」という価値観で物語が出来上がっていて、それが最後の締めの原動力となっており、まあアイドル映画としては、真っ当でファンにはそれが良いのかも知れない。  それにしてもたぬきが人に化ける話を?なんて思っていたが、同時代の「女子高生がヤクザの組長に」なったりするのと、あんまり変わらないのかな?今思えば。[DVD(邦画)] 4点(2013-03-16 08:41:47)《改行有》

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