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プロフィール
コメント数 487
性別 男性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/23806/
年齢 41歳
自己紹介 多少の恥は承知の上で素直に書きます。

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321.  16ブロック 《ネタバレ》 どうもアクションよりも端々での人情味あふれる描写の方が冴えているように感じた。普通なら温すぎるように感じるだろう結末も嫌味がない。タイム・サスペンスの要素はさして効果的ではなく、緊迫感が乏しいのが難点だろうか。それでも観て損した気分にならないのは、人間ドラマの構築が巧みだからだろう。サスペンスの小道具がテープレコーダーで、人間ドラマの小道具があの謎かけだとしたら、そのセンスの差は歴然としている。あと、一瞬誤って違う映画を借りてきたんじゃないかと思うくらいに冒頭がかっこいいのは嬉しい収穫だった。 総じて、普通のアクション映画が力を入れるところ(派手なクラッシュなど)に入れないで、手を抜くところでは抜いていないという感じがした。作り手が真面目に、誠実に制作に当たっているのがよくわかる。 ところで、どういう意向か知らないが別パターンの結末はDVDには収録しないでほしい。あるとついつい観てしまうけれど、どっちがいいとか悪いとかいう以前に、「このお話は作り物なんですよ」と強調されるようで、興冷めしてしまう。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-23 15:10:41)《改行有》

322.  墨攻 《ネタバレ》 リアルな作風を期待していたのに、予想以上に荒唐無稽な部分が多くて興ざめした。 とくにとってつけたようなラブストーリーにはほとほとうんざりさせられた。戦場の描写は迫力満点なのに、人間ドラマとなると急激に薄っぺらくなる。軍隊にひとりだけ女性が混ざっている時点で不自然だし、そもそもファン・ビンビンという女優があの役柄に合っていない。 加えて、大仰過ぎるアクションシーンにも首を傾げてしまう。崖から飛び降りるハリウッドまがいのエピソードや、人がお手玉みたいに吹き飛ぶ水攻はリアリティがない。 古代中国の戦国を描くならもっと渋い描写に徹するべきで、変に一般受けを狙ったがために幾つもの面でバランスを崩した作品になってしまっている。軍師の苦悩と悲恋物語の組み合わせはちぐはぐだし、痛快なアクションと戦場の悲嘆は相容れない。たとえば少女の間諜が民衆に殺される下りは見せ方によっては名場面になっただろうに、強い印象を残さないまま他のエピソードにうずもれてしまっている。 漫画版は未読だが、なるほど長大な尺が許される漫画であれば多様な要素を取り込んでも説得力を持ち得たかもしれない。しかしこの映画に関しては、欲張って詰め込みすぎたあまり、かえっていろいろなものを取り落としてしまった感がある。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 09:50:16)(良:1票) 《改行有》

323.  夜よ、こんにちは わからなかった。他の方のレビューを読むとなるほどと思うけれど、正直な感想としては退屈だった。 鑑賞時に集中力が途切れたせいなのか、主人公の女テロリストの気持ちがほとんど伝わってこなかった。というか、すべての登場人物の気持ちがわからない。また、展開がだらだらしていてメリハリに欠ける。実際の映像が組み込まれているのも不自然で、映画に馴染んでいないように感じた。 最初から最後まで蚊帳の外で、ぼんやりと傍観しているうちに物語が終わってしまったという感じ。[DVD(字幕)] 6点(2007-09-05 02:42:45)《改行有》

324.  世界最速のインディアン とても真っ直ぐなお話ですね。序盤、あまりにも真っ直ぐ過ぎて一歩引いてしまったんだけども、バートの人柄の良さに引き込まれ、最後には心のなかで(いけ! がんばれ!)と応援していた。名優アンソニー・ホプキンスの演技は文句のつけようがなく、憎めない、というか好きにならずにいるのは難しいおじいちゃんを完璧に演じていた。周囲の人々の優しさと応援があって夢を叶えるに至るプロセスもいい。善人ばかりでリアリティがない、という声もありますけど、そうかな? 案外世の中捨てたもんじゃないし、ときにはこういう素敵な展開もあっておかしくないと思います。善意にあふれた人物には、周囲も鏡のように善意を返すものです(? たぶん)。そういう意味で、ホプキンスの愛すべき変人じじいっぷりは、この映画に説得力を与えています。[DVD(字幕)] 6点(2007-08-03 00:45:02)(良:1票)

325.  オーメン(1976) 「『オーメン』をホラーと思ったことはない」、「ホラーであれば引き受けていない」と監督がメイキングで話していて、びっくりした反面、納得した。題材こそオカルトだけど、確かにホラーよりもサスペンス、ミステリーの比重が強い。だからど直球のホラーを期待していると肩透かしをくらう可能性がある。 最近の映画のショッキングな表現に慣れている人ならなおさらのことで、キリスト教に馴染みがない限りは生ぬるく感じるかもしれない。自分は中盤の謎解きの下りで眠気と闘った。期待していたのとは方向性がちょっとずれていたので。 全体を通して陰惨で重苦しい雰囲気があって、今観ると古くさい部分も却って長所になっている。個人的には退屈したけれども、きっと普段はホラーに馴染みが薄い人ほど、とくに宗教に興味がある人であればけっこう楽しめるんじゃないだろうか。意外と真面目で渋い作品なので、そこは覚悟して鑑賞すべき。 ところで、なぜか子どもの頃、この映画が大好きだった記憶がある。これを子どもが面白がったというのが、わがことながら理解できない。きっと早送りして首ちょんぱの映像だけ観てはしゃいでいたのだろう。そんな子どもだった。[DVD(字幕)] 6点(2007-07-30 23:26:29)(笑:2票) 《改行有》

326.  スネーク・フライト 《ネタバレ》 これは…噂には聞いていたけれど、想像を超えてくだらない……! 原案は小学生男子といわれても素直に信じてしまいそうだ。無駄に下ネタも多く、エロに絡めて殺された人が少なくとも四人はいた。 大量の蛇が襲ってくる絵は映画的にどうなのと思ったけど、地味に嫌。こんな死に方はごめんだという場面のオンパレードで、別に蛇嫌いじゃないのにすごく不快だった。蛇も嫌だがハイヒールで踏み殺されるのはもっと嫌だ。何よりやけくそになったサミュエル・ジャクソンのせいで墜落死するのがいちばん嫌だ。あきらかに蛇よりお前のが脅威だろサミュエル。 なんていうか、酒の席で泥酔してくだらないネタで盛り上がって、すごい楽しかったんだけど翌日になって何があんなに面白かったんだろう、バカじゃね? って冷静に振り返ってしまう、そんな感じの面白さだった。つまりバカだった。[DVD(字幕)] 6点(2007-06-15 01:49:02)(笑:2票) 《改行有》

327.  スターシップ・トゥルーパーズ 正直、おバカ映画でも戦争映画でもどっちでもいいやって感じ。だって普通につまんないし。[ビデオ(字幕)] 6点(2007-01-16 12:38:14)

328.  狼たちの午後 《ネタバレ》 『狼たちの午後』というタイトルとあらすじを読んで、サスペンスフルなアンチヒーローものかな?と誤解してレンタル。全然違った。アンチヒーローに仕立てられてしまった凡人の行く末を描く、どこまでもリアルで泥臭い、人間ドラマだった。 最初の期待が筋違いだったのもあって、後半からは少し眠気に襲われた。実話に忠実だから仕方ないのだろうけれど、脚本が緩急に乏しい点は否めない。序盤はとんでもないことが始まりそうな雰囲気が満々なのだが、中盤から急に奇妙な家族ドラマの様相を呈し、サスペンスとしては中途半端にしか盛り上がらない。 初めからそのつもりで鑑賞できていれば、もしかしたらちゃんと楽しめたのかもしれない。いっそのことストックホルムシンドロームをネタにもっと膨らませて、ほとんどフィクションにしてくれたらよかったのにと思った(それじゃあ映画の主旨が変わってしまうけど)。なんにせよ、もっと脚本を絞る余地があったはずだ。 俳優さんに関しては文句なし。アル・パチーノはもちろん、神経質で臆病で、なおかつ危険な空気を漂わせるジョン・カザールが素晴らしい。出演作は少ないのに、この人の顔はしっかりと記憶に焼き付けられてしまった。[DVD(字幕)] 6点(2007-01-03 22:28:09)《改行有》

329.  秘密のかけら 謎解きのくだりを見る限り、ミステリとしては優等生過ぎるほど優等生的なつくりで、かえって驚きがない感じがした。犯人は直感的に見当がついてしまう程度の意外性だし、その他のサプライズにしてもやや弱い。思うに、二人のコメディアンの屈折した絆をもっと掘り下げて、もっと泥臭いくらいの人間ドラマを描いてくれていれば、結末の衝撃も大きかったんじゃないだろうか。受け手の感性にも寄るだろうけど、個人的にはただの「変な人たち」という印象で、アリソン・ローマンも含め、登場人物たちの気持ちに最後まで寄り添えずに終わってしまった。そもそもこんなにエロティックにする必要があったのか、何がしたかったのか、よくわからない。観客に何を伝えたいのかをもっとつきつめるべきではないかと思った。[DVD(字幕)] 6点(2006-12-04 23:12:17)

330.  チェブラーシカ(1969) なぜだか観終えたあと、気持ちが沈んでしまった。 チェブラーシカはかわいいんだけど、全体的にもの寂しい感じがして、辛い。基本的に幸せな物語であるはずなのに、能天気ななかにも暗い影が見え隠れしているというか…(いや、そこが魅力なんだろうけれども)。繊細すぎる登場人物たちは愛しいというよりも痛々しくて、見ていられない感じがした。泣き虫の子どもの相手をしているみたいな、いたたまれない気分だった。 正直、『おじゃる丸』みたいに底抜けに明るいほうが好きかな。[DVD(字幕)] 6点(2006-12-04 22:50:05)《改行有》

331.  アパートの鍵貸します 残念ながら、あんまり良さがわからなかった。いちおうコメディですけど、笑える場面はほとんどないというか、寒い。時代性を差し引いても、ちょっとつまらな過ぎる。テンポが全体的に妙に緩慢で、まどろっこしい。恋愛ものとしては、まずまずだと思う。[DVD(字幕)] 6点(2006-11-22 12:45:54)

332.  めし 《ネタバレ》 なんか違う。 たとえば小津安二郎の『晩春』だって前時代的な価値観が背景にあるが、あちらはあくまで「背景」であって、登場人物の心情には嘘がない。ところがこの作品では当時の価値観に沿うように物語が流れ、テーマのために登場人物が歪められているような印象を受ける。『晩春』は自然で普遍的なドラマであるのに対し、こちらは押し付けがましく、説教くさい。 成瀬監督といえば暗いくシビアな視点が持ち味だと思うけど、今回はハッピーエンド、しかも手紙を細かくちぎって列車の窓から捨てるといういかにもな演出つき。取ってつけたような、というのは言い過ぎかもしれないが若干の違和感は否めず、成瀬さんらしからぬ感じがした。映画の九割までは面白かったのに、結末に至って主張が物語に先立ち、バランスが崩れてしまったという印象。[DVD(邦画)] 6点(2006-10-26 19:03:39)《改行有》

333.  ミュンヘン 一つ一つのエピソードは面白いのだが、展開にメリハリがなく、クライマックスに向けて盛り上がっていく流れもなし、グズグズ感は否めない。『キャッチ・ミー…』のときも思ったけれど、たぶん原作に魅力的な要素が多すぎて欲張りすぎてしまうのだろう。娯楽性の強さも重いテーマにそぐわないように感じた。 それにスピルバーグは残虐描写が上手になった分、人間ドラマを描くのは下手になったと思う。強く心を揺り動かされることは少なく、一方でショッキングな映像に何度もおえっとさせられる。でも悲劇を描くための表現が血まみれの死体を転がすことだとしたら、スプラッター・ホラーと同レベルじゃないだろうか? さりげなくきれいな映像などを観るにつけ、スピルバーグは技術的には円熟期にあるのだと思われる。熟練すれば手癖だけで撮ってもそれなりに形になるし、面白いには面白い。しかし実のところ、大傑作という程の出来ではないのでは? 主張もご立派だが凡庸で、文句のつけようのない正論ではあるものの、だからどうしたという感じもある。[DVD(字幕)] 6点(2006-09-01 17:22:06)《改行有》

334.  マダムと奇人と殺人と 見た目のままに変てこな映画。鬱陶しい変人たち、ややブラックなユーモア、とんでもなくカラフルなのに不思議と調和している色彩感。外国のレトロなおもちゃ屋さんに迷い込んだかのような心もちになった。珍しい小道具とかしょうもない細かい演出とかにこだわっているので楽しく、飽きはしない。しかしミステリー仕立てのストーリーはあってないようなもので、ストーリーに期待してはいけない。レオン警視とうざいけれど憎めない仲間たちはなかなか魅力的で、こういうドラマシリーズがあったらたぶんチェックしてしまうと思う。完成度が高いとは到底いえないけれども、たまにつまむ分にはいい珍作です。 (ところでベルギーではダサい服しか売っていないという噂を聞いたんですが、本当なのでしょうか?)[DVD(字幕)] 6点(2006-09-01 16:29:01)《改行有》

335.  ロジャー・ラビット 懐かしさに惹かれて鑑賞。子供が観る分にはそれなりに楽しめた記憶があるが、さすがに今ではそんなでもない。というか、ロジャー・ラビットは活躍していないような…。当時の技術では大変だったのかもしれないが、せっかくマンガと現実が同居しているというぶっとんだ設定があるのだから、もっといろいろ遊ぶ余地があったのではないかと思う。ミッキーもドナルドもダンボも、全員ちょい役で全然活躍しないのももったいない。敵役のトゥーンというキャラクターに関してはなかなかインパクトがあったけれど。変にミステリ仕立てにしないで整合性なんて無視した弾けたストーリーにしてもよかったんじゃないかなあ。奇抜なアイディアの割には小ぢんまりした、大人しい出来栄えだと思う。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-08-03 14:04:30)

336.  エレファント 正直にいえば退屈だったけれど、これだけ殺伐とした気分にさせられる作品も珍しい。強い主張を感じるわけではないし、例の事件の実像を描ききれているとも思わない(そうであれば犯人の少年たちのバックグラウンドの書き込みがどうしても必要だろう)。ただただ絶望的な空気だけがあり、その意味では映画にしかできない表現だろうと思った。 ほとんどが普通の学校の映像なんだけど、日本のそれに比べると病院っぽくて温かみがない。最初から最後まで、日常生活という名の荒涼とした風景を見せられた気がする。殺人犯の二人の少年が「キスしたことがない」といってお互いの唇で感触を確かめる場面はどうしようもなく哀しい。 岡崎京子の作品で引用されている詩を思い出した。「ぼくらの平坦な戦場」ってやつ。[DVD(字幕)] 6点(2006-08-03 13:15:06)《改行有》

337.  天使の涙 好きなようにやりたいように撮っていたらなんだかよくわからないツギハギができて、それが案外かっこいい模様だった、という感じの変な映画。面白くなくはないけれど、どうにも波長が合わなくて辛かった。前半の二人はどこへ? 放り出されたままになったのでちょっとびっくり。フェイ・ウォンは魅力的だけど、でも役柄はやっぱり理解不能。監督の感性を楽しむべき映画なのだろうが、そんなにカッコいいか? とも思う。製作から十年以上経っているからなあ。時代が流れたせいなのか、音楽もややダサめに感じるのも気になった。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 15:09:51)

338.  春夏秋冬そして春 ロケ地の風景がすごい。湖の真ん中にあるお寺とその周りの山林はただそれだけで絵になる。…が、撮り方としてはもっともっと凝ってみても良かったと思う。場所は印象的でも撮り方が普通なので、無料でもらえるカレンダーの写真みたいな微妙な感じ。やろうと思えばもっと深遠な空気が出せたはず。  ストーリー展開はほぼ予想通りのストレートなものなのだけど、これが案外面白かった。ラストで流れる宗教的な曲に拒絶反応を覚えさえしなければ…どうも肝心なところでセンスが合わないんだよなあ…。  一番面白かったのは予測のつかない和尚さんの行動。基本的に目的は間違ってはいないのだが、手段としては若干間違っていると思う。とくに般若心境を書く筆代わりに尻尾を使われてしまう猫が可哀そう(笑)。普通の筆でいいじゃん! いい迷惑だよ、猫。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 14:33:10)(笑:1票) 《改行有》

339.  16歳の合衆国 しっとりした音楽といい暗鬱な雰囲気といい、好きなタイプの作品だと思ったのだが、残念ながら不完全燃焼に終わってしまった。  登場人物の掘り下げが足りない、全体的に単調で美しい映像もほとんどない、脚本のそこかしこが他作品に似ていて違和感を覚える(ま、パクリというには微妙過ぎるんですが。しかしこのラストは『ジャクリーヌ・デュブレ』では…)、――どこをとっても中途半端で、不満が残る。  とりわけ主人公以外の登場人物が充分に描ききれていない点はどうかと思う。主人公の恋人、保護施設の職員、父親である有名作家といった重要な役割の人物像がわかりそうでわからない。生きた人間としての実在感がいまいち、浮かび上がってこない。  良作の香り漂うテーマだっただけに、もうちょい頑張ってほしかった。[DVD(字幕)] 6点(2006-06-29 14:22:49)《改行有》

340.  リンダ リンダ リンダ 山下監督の作品は他にも観たけど、なぜか今回に限って間の長さが気になってしまった。期待していた山下節とちょっと違ってたからかなあ? 個人的に共感できる要素が薄かったせいかもしれない。リアルといえばリアルなのかもしれないけど、もう少し浮き沈みがあってもいいんじゃないかと思う。なにが嫌って、ライブシーンを別にすればあんまり楽しそうに見えないんだよね、この子たち。下手すると、現実よりもつまらなそう。現実の女子高生ってもっとエネルギーいっぱいで、ときどきうるさいくらいにテンションが高い。なのに、この映画ではずーっとローテンション。これではわざとらしさを排し過ぎたことで却って不自然になってしまったような印象を受ける。  小ネタが効いている点は好き。とくに地味に頑張っている放送部の男子生徒のエピソードがさりげなく盛り込まれているのがよかった。目立たないけど、彼にも彼なりの物語があるんでしょうね。[DVD(字幕)] 6点(2006-04-14 16:13:44)(良:1票) 《改行有》

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