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341.  レッド・スパロー 《ネタバレ》 スパイ映画の割には地味な感じ、地味だけど生々しいというか、オスカー女優のジェニファー・ローレンスにここまでさせるのかいっ!とまず思いました。 彼女もよくやったねぇ、演技において男女差無しってとこを見せたかったのかしら。 でも役柄としてはハニートラップ、女を利用した色仕掛けが武器のスパイ。しかしその部分が訓練だけで実戦ではあんまり描かれてなかったですね。 もうキャストが一通り登場した時点で内通者が誰かわかっちゃうとこがちょっと残念。 ジャニファーがどっちに付くのかどうしたいのかが最後までわからなくて、ラストはなかなか意外っていうのは良かったです。 危なっかしくもその都度自分に有利になるように全て利用したわけでスパイっていうより母親を守る娘の処世術を見た感じでした。でもロシアってほんとにああなの? ジャニファー・ローレンスの女優根性にプラスです。有料チャンネルで放送される映画がなんか最近20世紀FOXがやたら多いような気がする。。。私が選ぶのがたまたまそうなのかな??[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-28 22:36:54)《改行有》

342.  リピーテッド 《ネタバレ》 誠実で善良なジェントルマン、奥さんを寝取られた気の毒な善人、このような役どころが多いコリン・ファース。 しかしずっと昔「アパートメント・ゼロ」という作品で主演してることがあるわけで。 もう最初から不信感のカタマリの本作のコリン・ファース、ラストでニコールに安堵が待っているであろうことは 予想できるのでそれはいいとして、記憶喪失以前の経緯の部分がかなり省略されててちょっと物足りない。 低予算だったのかなあ、医者と危ない雰囲気になるとこはまったくいらないのに。 その医者役のマーク・ストロングの変貌ぶりにちょっとびっくりしました。でもニコールは演技の幅の広い女優さんですね。[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-01-20 13:46:51)《改行有》

343.  祈りの幕が下りる時 《ネタバレ》 ちょっと前にWOWOWで放送されたときに観たんですが、映画じゃなくてWOWOW制作のドラマのつもりで観てました。 私としてはこのタイトルが映画ぽくなかったっていうのがその理由です。 そうですね、「砂の器」を思い出させるシーンでしたね、あそこ観ながら ”昔は病気、今は借金か”なんてよぎりました。 よくできたプロットだとは思いますが、恭一郎の母親とあの父親が繋がるっていうのがなにか強引に感じて事件の真相が明かされていく過程にあんまりノレなかったです。 そしてですね、阿部寛より松嶋奈々子、この人は映画映えのしない女優に感じるんです、役者にも映画向き、TV向き、舞台向きていうのがあるように思うんですが松嶋菜々子は完全にTVドラマ向きだと思います。 実の父親を手にかける、その時の表情の演技がまったくダメじゃないですか?すぐに切り替わってシルエットだけになっちゃった、コレ映画じゃないです。なんか東野圭吾というブランドに頼り切ってる感じ? あと警察の上司役がウザかったです。落語家だからダメとは思わないけど、ここまで警察官に見えないってのも珍しい。 借金のために一家離散、他人になって生き延びるといったら宮部みゆきの「火車」の方がインパクトありました。 ドラマ化はされてるけど、なんで映画化されないんだろ。[CS・衛星(邦画)] 4点(2019-01-19 13:24:43)(良:2票) 《改行有》

344.  シング・ストリート 未来へのうた 《ネタバレ》 観る前は音楽映画というのはわかってたんですが80年代とは知らなかったんです こういう青春映画はいくつになっても好きだなあ。ほろ苦さと滑稽さと微笑ましさが絶妙にミックスしていて観ている間、ずっと顔がほころんでました。しかもオリジナル曲以外は80年代ニューウェーブだし。シンセが多用され音楽の幅も一気に広がった時代だったように思う。 で、ここにもルーシー・ボイントンがいる、個人的にタイミングがよくてなんかうれしい、お父さん役も。 そしてお母さん役はアラン・パーカーの「ザ・コミットメンツ」でバンドのコーラス、後に成功するシンガーやってた人。 なにこれ、うれしすぎる。 面白いキャラが集まってる中、兄のブレンダンがなかなかよいです。「敵じゃないな、フィル・コリンズを聴く男に女は惚れない」に笑った。 兄から教えられるミュージシャンを知るたびに影響されファッションが変わっていくコナー、でもだんだんあか抜けていくんです。ザ・キュアーの時がよく似合ってましたねぇ。 一緒に曲を作るめがねのエイモンがどうにも監督のジョン・カーニーと風貌を似せてるような気がしてしょうがないです。 主演の子はボーカリスト役をやるだけのことはあってルックスもいいし話す声もいい。 何か確固たる信念とかじゃなく、最初はモテたいためにバンド始めるっていうのもリアルでよいです。 大型船の後をついて海を渡る二人を見ながら、80年代前半頃だから今あの二人は50歳前後になってるはず、どうなってるのかなあ、なんて思ってしまいました。 この映画を観てたらしみじみとあの頃に戻りたいなどという願望がよぎってしまった、若かった頃への郷愁ですね。 私にとって愛おしい映画がひとつ増えました、全編に渡って音楽も最高。エンドロールもしっかり観ることをお勧めします。[CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-16 15:12:22)(良:1票) 《改行有》

345.  スリー・ビルボード 《ネタバレ》 フランシス・マクドーマンドは時々とんでもない映画に出るんですよね。 この役は彼女にしかできないんじゃないかとまで思います。 オープニングからグイグイ惹きこまれ「これはイケる」と確信しました。 怒りの連鎖を描いている本作なんですが、母親ミルドレットは娘と口論した時に売り言葉に買い言葉で言い放ったこと、そして本当にそうなり最悪の結果になってしまったことに持っていきどころのない後悔と無念さに苛まれていてそれも怒りへといっているように感じます、自分への怒りですかね。でも犯人への怒りとか憎悪っていうのはなぜかあんまり感じなかったです。 ここがよくある復讐ものとは違うんです。 そして警察署長の自殺と遺書から一気に様相が変わっていく、ここでもうまったく予想外の展開で いったいどういう結末なのかと目が離せない、そしてそのラストもまったく予想外でエンドロールが始まってもしばし動けなかったです。まず脚本が優れているんだと思いました 登場人物たちはそれぞれしっかり人となりが描かれていて、みんな良くも悪くもないという人々。 オレンジジュースに飲みやすいようにちゃんとストローを添えて置いておく、 あの心遣いがいちばんホッとするうれしいシーンでした。 完璧、これは秀作です。[CS・衛星(字幕)] 10点(2019-01-12 21:33:12)《改行有》

346.  雨の日は会えない、晴れた日は君を想う 《ネタバレ》 この邦題、切ないラブストーリーを連想させるんですが、全然違いました。 でもなにか「あら?」と興味を惹く邦題ですね、一応観てみようかなと思わせる。 私もそのひとりです。 デイヴィスのように知らない間にすっかり自分以外に自分にさえ興味がなくなって ただ淡々と虚無感を漂わせ生きているようになるってことは誰にでもそうなる可能性のあることで。 壊れかかっていたのか、実はエネルギーは有り余ってるのにそれを無意識に抑え込んでいたのか、 奥さんが事故で亡くなった後、しつこく抗議文を送ったり、あちこち破壊、解体しまくる。そして奥さんの秘密も知る。 全くちらりとも奥さんへの不信感はなかったようで、邦題になってるメモも最初は読みもしないで捨てる 突然死んだ奥さんが残したとわかるメモなのに、それほど無関心だったんですね そういうデイヴィスが解き放たれるということなんですが、全体的になんていうか掴みどころのない雰囲気です 極寒の中で猿の群れが温泉につかってお互いを毛づくろいしたり、身を寄せ合っている映像とか ラストの全力疾走、毎朝5時半起床のデイヴィスが7時半起床になってたり、随所に愛おしさや生とか、デイヴィスの変化が散りばめられてはいる。 いっかいだけより何回も観ることでジワっとくる映画なのかもしれないです。 でもジェイク・ギレンホールはほんとに繊細な演技の出来る俳優ですね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-01-11 21:01:58)《改行有》

347.  砂上の法廷 《ネタバレ》 タイトルからもアテにならない、いい加減な裁判を描いてるのかな?という予想でした 息子は確実に無実で、どうも母親が怪しいていうのも最初からわかる。 で、語り手となってるキアヌ演じる弁護士からも彼の先輩弁護士である被害者も誠実で正義の弁護士という感じはしない。 裁判が始まってみればやっぱり誰も真摯に証言してないし、判事からしてさっさと終わらせたいという態度。 どんな理由があるにせよ人が殺されてるのに無罪になるって? これらを傍観者として観ていたわけです。 題材はとてもいいと思うんですよ、一応ラストには期待するんですが、グイグイ惹きこまれるものはなかったな。 大外れとも思わないけど、もうちょっとなんとかならなかったのかなあという思いの残る映画でした。 息子役の俳優とレネー・ゼルウィガーがミスキャストに感じましたが黒人の女性アシスタント役がクールでよかった。 この監督の「フローズン・リバー」を観てみたいです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2019-01-09 14:21:04)《改行有》

348.  ロリータ(1997) 《ネタバレ》 エイドリアン・ラインなので映像は非常に良いです、ジェレミー・アイアンズはハマリ役だと思う。 原作は知らないけど、本作のドロレスってたぶん一般的に持たれてるイメージとは違うんじゃないかと。 モロ打算的な行儀の悪い娼婦じゃないですか。 こんなじゃ、人を撃ち殺したハンバートに対してこっちは情緒的に何か感じるとか理解するとか そういうふうにならないんじゃないかと感じた次第です。 「もう~~いい加減目覚ましたら?」「あ~ぁ、ここまでしちゃいましたか~~」 こんな程度でした。 コレ観て思ったけどエイドリアン・ラインの映画って色々としつこいです[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-12-19 16:09:52)《改行有》

349.  バルカン超特急(1938) まず、オープニングのホテルのシーンが無駄に長く感じられ、これは期待外れだったかなと。 でも食堂車の窓ガラスに名前を書くところから徐々に惹きつけられていきました。 ジョディ・フォスター主演の「フライト・プラン」てそのまんま本作からきてるのね。 密室、乗客たちの個々の事情、性格が絡む群像劇スタイルとか これまでの数々のサスペンス、アクション映画のお手本になったような映画だと思いました。 いちばんそれらしくないフロイさんについては少々面食らったけど。 ユーモアもちゃんと入ってるところがヒッチコックらしいですね。 しかしさすがに今観ると、都合よすぎといいますか満足感は得られませんが、 ヒッチコックは娯楽サスペンスの神様なんだということは確認できました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-16 14:41:01)《改行有》

350.  ボヘミアン・ラプソディ 中学からビートルズを皮切りに洋楽を聴いて過ごしてきた私、クィーンの映画だもの観ないわけにはいかないわ。 初めて聴いたアルバムが「オペラ座の夜」それでいきなり「ボヘミアン・ラプソディ」だもの、キョーレツでした。 クィーンでいちばん好きな曲は「マイ・ベスト・フレンド」ベースラインがすごく好き。 そして映画、駆け足だなという感じは否めない。サンシティのこともなかったし あれってかなり大きな問題だったはず、バンドエイドに参加してないのも関係あるように思うし。 でもまあ、こんなことは言い出したらキリがないんですけどね。 フレディ個人の苦悩に焦点を当てたってことですかね。 とにかくメンバーそっくり、特にブライアン・メイには似すぎててびっくりしました。 ロジャー役は本人よりラブリー、日本でウケそう。 肝心のフレディなんですが本人よりずいぶん小柄な感じがして、そこがイマイチだったかな でもラストのライブエイドのシーンで不満は全て帳消しです、オープニングに繋がるっていうのもいいね。 よくぞここまでと感心する当時のステージの再現は圧巻。 感動で泣けました、家でひとりで観てたら号泣するとこだけど映画館なんで必死でこらえてた。 本人の映像じゃないのになんであんなに泣けたのかよくわからないんですが、観客のエキストラの中に 泣いてる初老のおじさんがいて余計に泣けてしまった。 音響も良くてクィーンに浸った2時間、大満足でした。もう一回観たいです。[映画館(字幕)] 9点(2018-12-13 21:47:30)(良:1票) 《改行有》

351.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 たぶん、20代~30代に観たなら「あ~~面白かった~~」になったと思う。 そこそこ楽しめたけど、単純にエンターテイメントを面白く観られたとは感じないのは 自分がそれだけ年取ったんだなあと感じる。 まずラスト近くでそれまで観ていたものが、光GENJIのメンバーへのファンレターだったというのが わかった時、なんかもうほんとにチカラ抜けた。最後まで救いのない展開、最後はジャニオタかよって感じ。 思い込みの激しい病的な依存型の人間であり、ここまでの自尊心の無さってどういうもの? 人に喜んでもらえるからと体に染みついた手段があの変顔、痛々しい限りです。 不倫相手の家を訪ねて奥さんを確かめて「勝てる!」とかあり得んだろ。 松子はストーカーになりやすい人です。 殺人を犯して死ぬつもりで逃げておきながらちょっと優しくされた男と あっという間に寝る女、誰もいなくなったらゴミ屋敷で食べまくり飲みまくりでブクブク太る。 そうなったのが幼少期の父との関係に原因の一端があるのはわかるけど、松子はうまくいかなくなると 「なんで?なんで?」のみでそこから先に進まない。客観視とは無縁で自己のない人。 殺人をしてしまう時点で人としてアウトです。 こういう女の一生を悲惨にならずポップな昭和レトロな映像でコミカルに仕上げた手腕は大変良いと思います。 が、良質のコメディになったとは思わないの。表現の仕方がちょっと平坦すぎるかな。 あのファンレターどっかの出版社にでも送った方がよかったなと観終わった後に最初に思ったのでした。 中谷美紀の美貌と演技にプラス。[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-12-09 14:51:36)《改行有》

352.  ロック・オブ・エイジズ どっちかというとUK派なんだけれども、当時深夜に放送されてたソニーMTVを毎週観ていたので 全曲懐かしくてワクワクしながら鑑賞しました、面白かったーー ジャーニー、フォリナー、ヴァン・ヘイレン、REOスピードワゴン・・・MTVの常連でした。 「アイ・ラブ・ロックンロール」は女性シンガーのロックの中でいちばん好きかな ジョーン・ジェットはランナウェイズ時代からカッコよかった。 80年代アメリカンロックって聴きやすくて特別ロックファンじゃなくても口ずさめるみたいな。 今でもどこかでいちどは聴いたことある曲ってかんじですかね。 ところでサックス吹きながら歌う女性シンガーってなんて人だったっけ。 キャスティングもいいですね、トム・クルーズが可笑しくて可笑しくて。 私にとって80年代は音楽もファッションも選び放題のまさに宝庫、いい時代でした。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-18 14:03:12)《改行有》

353.  パトリオット・デイ 《ネタバレ》 制作されたのが事件から3年後、早いねー。 犯人がチェチェン人の学生でどこかのテロ組織に属してるわけではなかったのが大きいかな? 事件発生から5日かそこらで犯人逮捕となったわけで、そこは組織力、捜査力の有能さに感心しちゃいましたよ 日本で同じような事件が起こった場合どうなるのかしら? 事件を起こした背景とか理由がはっきりしなかったのと、主人公らしき警官が架空の人物らしいことが ちょっと不満だけど、群像劇のカタチをとったドキュメンタリー風なつくりは 実話モノとして良い出来になっていると思いました。 ケネディにモンロー、ジョン・レノンと陰謀説が必ずあとから出てくるけど いったいどこの誰がそういうことを言い出すのかしら。 このボストンの事件も例外ではないわけで。 所説いろいろとはわかってても多くの犠牲者とその家族のことを思うと正直腹立たしいわね 私としては下衆の勘繰りと感じます。 ケビン・ベーコンが渋かったです。[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-11-05 16:00:47)《改行有》

354.  手紙(2006) 《ネタバレ》 山田孝之主演じゃなかったら観てなかった。 自分は何もしていない、強盗殺人犯の弟という理由で差別を受ける。 それでもなんとか普通に生きていこうとするけど、それがそうはならない現実。 まず、前半の兄からの手紙の内容がなんてことはない近況報告で「だからなに?」と思い、 大学受験を諦めたことにショックだと言ってることに怒りをおぼえた。 「そうなって当たり前じゃん。にーちゃん、あんたのせいです!」と。 かき氷のいちごかレモンの件でついに怒り爆発した弟に、怒るの遅いよとも思った。 犯罪者の弟として背負ってしまった人生をこれでもかと描いていく。 自分の娘に差別が及ぶとなり、ついに弟は兄を排除する。朝美の父親と同じです。 ラストの兄の姿はあれで当然です。6年も経ち弟に絶縁宣言されて初めて気付く自分の罪。 一生罪の意識と贖罪の気持ちを持ち、許されることなど期待してはいけないと思います。 これは差別をテーマにしている映画ではないですね。 被害者の息子に会いに行く弟、そして「もう、終わりにしましょう」「お互い長かったな」と言われ 号泣する弟、もうココでしょ。私もココで号泣しました。ココで終わってほしかったなあ。 ラストの慰問はそれでも血の繋がりは切れないということなのかな。 ただねーなんで漫才師なんだろ?そしてラストに流れる「言葉にできない」で興ざめしちゃったわよ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2018-11-02 22:29:15)《改行有》

355.  ファインド・アウト 《ネタバレ》 誘拐、拉致されたというのに妄想ということで精神病院に入院させられたり、 家族が突然行方不明になり必死の訴えをするもまともに取り合ってくれない警察、 こういうことを問題提起してるとはわかりました。 しかしいちばん感心したのは、よくもまあ咄嗟に次から次へと都合のいい嘘が言えるもんだということです。 いなくなった妹を一刻も早く助け出したいということなんだろうけど。 孤軍奮闘ぶりはいいんだけど、それがちっとも興味を引かない内容でして、 あんだけハイテンションで走り回った割には見てるこっちに達成感も爽快感もなく、 ラストの皮肉なひと言、これをどうしても言わせたかっただけなのかと。 なんか疲れる映画でした。[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-11-01 16:37:59)《改行有》

356.  ガール・オン・ザ・トレイン 《ネタバレ》 こういうタイプの主人公の映画ってほんとに歯がゆいというかイライラするんですよ、私。 過去を引きずりひとりは酒浸り、ひとりは淫乱。 3人のうちマトモかなと思ってたひとりも結構闇を抱えてるの。 つまりサイコパスなクソ男の本性を見抜けなかった3人の女ってとこかな。 女優さんたちがなかなかいい感じです ヘイリー・ベネットという人、シモーヌ・シニョレみたいだなあと思いながら観てた。 美人というわけでもないけど、すごい色気。エレン・バーキンの雰囲気にも似てるかな。 エロい女優さんです。 リサ・クドローは久しぶりに見たけど、年取ったなあ。でも整形しまくりの不自然さが無くていいと思う。 彼女は確かかなりの才女なんですよね。 全員犯人でもおかしくないようなシチュエーションで途中から犯人の見当はつくんですが 退屈するわけではなく、よくまとまってるとは思いました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2018-10-21 14:23:56)《改行有》

357.  三度目の殺人 《ネタバレ》 映画としてはつまらなくはないです。 どんなラストなのか引っ張られはするんですが、登場人物の描き込みが浅いから 納得させられる内容ではないのが残念です。 二転三転する三隅の話、その理由すら提示されないのがどうにもこうにもイライラ、モヤモヤするのです。 まるで操り人形のように三隅に振り回される弁護士。 最初から最後までそれを見せられて終わってしまったという感じ。 何気にテーマはわかるんですが、それを語るにしたって、あの司法関係者たちは無能過ぎやしないか? それに法廷シーンに緊張感がないのが物足りない 是枝監督はやっぱり日常のなんでもない毎日を描きながらいろんなことを気付かせてくれるという 映画の方がいいです。 実はこの作品、映画専門チャンネルで何か月か前から度々放送されていて三度観たけど 感慨に浸るまではいきませんでした。 重盛が山中家を訪問するシーンで玄関のドアを開けた咲江が前髪を止めてたヘアピンを外して 前髪を手で直すとこ、唯一是枝監督らしいなと思ったシーンでした。 私も家にいる時はよくやってることで玄関チャイムが鳴るとまずヘアピン外して玄関の鏡で 跳ね上がった前髪をささっと直すから。 役所広司の演技にプラス1[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-14 23:57:04)《改行有》

358.  海街diary 有料チャンネルで放送してた時2回も観てしまいました。 私としては、今のところ邦画では是枝監督への信頼度は結構高いのです。 四姉妹の物語っていうと「若草物語」「細雪」あと大林宜彦監督のもあった気がする、 タイトルは全然思い出せないけど。 とにかくゆったりとさらさら~~と観れるとこがいい。 かなり複雑な家庭だけど、なんだかみんな大らかというかありのまま受け入れてる感じで こんな家庭家族もいいな、なんて思えてきたり 古いとはいえあれだけの土地家屋を維持していくのは相当大変だと思うけど現実的、経 済的なことも出てこないから余計にうらやましくなったりする。 佳乃がお風呂場にいた虫にギャーギャー騒いで、幸が「もう~~」とかいいながら その辺にある雑誌をクルクルと丸めて虫退治に行くとこが好き。 是枝監督の作品は「あーあるある」ていうようなことを演出するのが上手いなと思います。 コレ続編も作ってほしい。 四姉妹がみんなかわいいねぇ。 長澤まさみはデビューしたころに「この子はいいんじゃない?」と注目。 あれから何年か経ったけど、相変わらずいいねー。結婚なんてしないで雲の上の大女優になってほしい。[CS・衛星(邦画)] 7点(2018-10-08 00:29:38)《改行有》

359.  たかが世界の終わり 《ネタバレ》 この邦題からブラックユーモアな映画かなと期待したんですが いや~参った、まるで「8月の家族たち」フランス版 あっちは背景や説明がきちんとあって「なんでこうなのか、そしてこうなった」 ということがとりあえず理解できるんですけどこっちはそれが殆どなし。 突然帰郷する気になった次男でゲイで劇作家として成功したルイ、 実は病気で余命宣告されたからなんだろうなと、それすら明確に説明されてないわけで。 12年ぶりで帰ってきたからにはそれなりの理由があるんだろう、 それはなんなのかと気付かないのか聞きたくないのか 母親はケバイ化粧と服装でなんかやたらはしゃいでいるし、 手に負えないルイの兄と妹を助けてやってくれと成功したルイに頼むわけ デリカシーの欠片もない兄のアントワーヌは弟を厄介者扱いで怒鳴り散らかす ルイは結局自分のことは何も言えずに去るわけです。 俳優たちは一流の有名どころなんですが最初から最後までどアップの画面と噛み合わない家族の会話、 音楽も好みではなく苦痛の映画でした。でもカンヌで好まれるっていうのはなんとなくわかる[CS・衛星(字幕)] 3点(2018-10-05 17:55:52)《改行有》

360.  ボブという名の猫 幸せのハイタッチ ホームレス、更生中ジャンキーが主人公とくれば暗い悲惨系映画が多いけど、 一匹の猫が登場することでほのぼの、ハッピーな映画になってる。 そもそもイギリス映画は悲惨系でもどこかユーモラスでペーソスあふれる雰囲気の映画に仕上げるのが上手い。 さらにこれが実話ということでファンタジー映画を観た後の「おもしろかったけど、んなことあるわけない」という どこか冷めた気分はなく素直に感動できるとこがいい。 映画に出ている茶トラ猫ボブがタレント猫じゃなくご本人というのがまた感動。 このボブがほんとにおりこうな猫でして、おりこうっていうより映画を観る限り完全な野良じゃなく、 一時期人に飼われていた猫のように思う。少し離れた所から飼い主を見守っているような表情も愛らしい。 初めての場所で大勢の人に囲まれても怖がってパニくることもなく静かに座ってるボブ、何かを悟っているような 肝の据わった猫です。 茶トラ猫ボブがジェームズと出会うまでどんな道のりがあったのかそっちのほうが知りたい、よくぞ生き延びたと そっちに泣ける。動物モノに外れはないね。 猫の方から飼い主に選ばれたジェームズ、飼い主というより一人ぼっちで路上生活を送っていた猫のボブがやはり ひとりぼっちのジェームズを相棒に選んだというほうがいいかも。ボブは結構高齢猫ということで、1日でも長く ジェームズの相棒でいてあげてほしいと思ったのでした。 映画鑑賞後、ウチの2匹の猫を肩の上に乗せたけど嫌がってあっさり逃げていったのでした。私にはジェームズのような 奇跡と思えることが起こるようなことはありません。 追記・・・2020年6月15日ボブが亡くなったということです、自動車事故だったようです。 推定14歳ということで高齢ではあったけど、公開予定の2作目にもボブ本人として出演してるということです、 とても残念です、安らかに 2020/7/11[CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-04 10:47:32)(良:2票) 《改行有》

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