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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 370
性別 男性
ホームページ https://camuson.exblog.jp/
自己紹介 自分のブログに映画や本の感想文を書き溜めておりましたが、読まれることが絶無のため、こちらに出張しております。
もし興味がありましたら、弊過疎ブログにもお越しください。

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341.  穴/HOLES 少年向けの原作小説「HOLES」は英語学習を兼ねて既読。原作を思い出しながら見ましたが、かなり原作に忠実だと思います。ひいひい爺さんの代から続く呪いで不運な目にあう少年が主人公。窃盗の濡れ衣を着せられ、少年矯正施設に送られて、1日1穴を掘らさせられるという話です。原作を読んだ時にも感じたのですが、昔話と現在とのリンクが面白いところだと思うのですが、子供向けということもあり、わかりやすさに重きが置かれていて、大人が感心するような驚きはないんですよね。そこに、ファンタジー要素とか、冒険要素とかが入り込んできて、むしろ中途半端さと、強引さを感じてしまう。とはいえ、子供向けの有名な作品の映像化という意味では、何の落ち度もなく、よくできていると思います。干上がった湖一面に広がる穴ぼこ。そこここで穴の中からシャベルで掻き出された土が煙のように舞い上がる様子を俯瞰でとらえた絵ヅラが面白かったです。女教師から女ギャングに転職する役の人がなかなか良かったです。キュンとするエピソードでした。カーボーイの人が、ちょっとやり過ぎなところもあるのですが、本人が楽しんでやってるのなら、まあいいんじゃないですかということで。女所長のシガーニーはさすがの貫禄で、でもやり過ぎることもなくよかったです。[DVD(字幕)] 4点(2023-02-15 19:54:59)

342.  燃ゆる女の肖像 《ネタバレ》 フランスの時代もの。主人公の女性画家が、雇われて孤島に出向き、お屋敷に住むお嬢の肖像画を描くという話。屋敷は海にほど近く、東尋坊のような崖がありつつ、広い砂浜もあるというちょっと不思議な地形。シーンの大半が屋敷の中で、母娘+下女と女画家の4人の女が主要人物で、男はほとんど登場しない。石造りの屋敷の閉ざされた空間の中での出来事が続く中、きまぐれにも暴風吹きすさぶ海辺に向かっては、また戻るというような具合で、流れる時間をゆったりじっくり描写するという作品。落ち着いたいい作品だとは思うのですが、エンターテインメントとして面白いかというと、うーんとなってしまいますね。まったく予備知識なしに見たので、展開自体は驚けましたが、共感や特別な感情が湧き起こらないままに終わってしまった感じです。落ち着いた作品なので枯れた巨匠の作品かなと思いつつ、後で調べると監督は女性でした。本作の屋敷のお嬢役と別れたばかりとのこと。そういうクリエーターの個人的な情報を事前に知らなかったのは、作品を鑑賞するうえで、よかったかなと思います。[映画館(字幕)] 4点(2023-02-13 18:57:57)

343.  バッド・ジーニアス 危険な天才たち タイの天才女子高生が、カンニングでお金を稼ぐことを覚え、しまいにゃ、世界をまたにかけたカンニングにまでエスカレートするという話。個人的には、テンポが少し遅く感じて、いまひとつ乗り切れませんでした。カンニングというシンプルなテーマに焦点が絞られているので、展開がある程度予想ができて、意外性がないので、密度が薄く、テンポが遅く感じて、没入しづらいのでしょうね。作品を通して、社会問題が浮かび上がるとか、友人関係や、恋愛関係など、もっと深く描くとか、別の軸が絡んでくるような、もうひとひねりのアイデアがあれば良かったかなと思います。主人公の女性は、芯があってよいし、その友人も綺麗で華があっていいし、学園ものなので若い役者が多いのですが、さほどわざとらしくなることなく、よかったと思います。映像は全体的には丁寧に作られていて、洗練された今風の映画になっています。正直、もう少し、アジア的なカオスや、はっちゃけた感じがあってもよかったかもと思わなくもないです。どうせ大してリアリティーはない話なのですから。[インターネット(字幕)] 4点(2023-02-12 15:56:54)

344.  スーサイド・スクワッド ハーレクインとかいうイカレタねーちゃんの映画だと思って見始めたわけですが、敵と戦うための囚人選抜チームの一人という位置づけで、見た目で一番存在感はあるものの、がっつり主役というわけでもない。実際、ウィルスミスやジョーカー役の方がキャストの並びでは上位に来てるようですし。キャラを寄せ集めてチームにすることで、にぎやかな感じはするのだけれど、だれかに焦点を当てた深い人間描写は皆無。この主役不在が、見終わった後に、話の筋をさっぱり忘れてしまう理由なのだなと思った次第です。アクションや映像美の面で取り立てたものがあるわけでもなし。ハーレクインが美形かつカワイイのと、ノーマークだったもう一人の女性キャラである日の丸の仮面をかぶった女剣士が、ハーレクインに次いで目立っていたのが良かった点ですかね。まあ、逆に言うと男性キャラが地味すぎというのもある。[インターネット(字幕)] 4点(2023-02-10 18:05:18)

345.  ペイ・フォワード/可能の王国 《ネタバレ》 この作品に対して「世界は贈与でできている」の著者が、当該著作の中で”主人公少年が人に与えてもらってないのにもかかわらず、人に与えてしまったから死なざるを得なかった”という謎の解釈をしており、気になったので見てみることに。当該著者の解釈には真っ向から同意できないことを確認できてよかったです。あえて彼がなぜ死んだのかを考えてみるとしたら、志は尊くても、実現可能性がほとんどない手法では簡単に世の中が変わるわけもなく、作品が非現実的なお花畑作品と評されないために、かつ、健気な志が視聴者の印象に残るように、作者によって殺されたと解釈できるでしょうか。迷解釈に至る糸口すら見出すことができませんでした。終盤の展開には賛否があり、否の方には「感動の押し売り」というような意見もあるようですが、唐突過ぎて感動の匂いを一切感じることができず、そこまで思い至ることすらできませんでした。[インターネット(字幕)] 4点(2023-02-09 21:42:11)(良:1票)

346.  デューン/砂の惑星(1984) 《ネタバレ》 TOTOが音楽で参加しているのは聞いたことがあったのですが、映画を見るまでには至っていませんでした。さて、作品の感想です。確固とした設定がありそうな雰囲気ながら、実に説明不足で、原作はさぞかし壮大な世界観のSFなのだろうなと思わせます。ですが、その壮大な世界観が、ストーリーとうまく絡むところがなく、奥行きがまったく感じられない、そこら辺に転がる勧善懲悪ものに成り下がっているようです。SFとしての新鮮な驚きがほとんどなく、ワクワク感もありません(スティングが出てきたときは想定外でかなり驚きましたが)。部分的には、ちょっと面白いところもあります。宙に浮かぶデブのおできの汁の描写や、唾液をまき散らしながらしゃべる熱演です。ヒーロー達の鼻チューブコスチュームも少し斬新です。[DVD(字幕)] 3点(2024-03-22 18:34:35)

347.  プラハ! 《ネタバレ》 舞台は、1968年のチェコスロバキアの町で、ちょうど、「プラハの春」が起こり、ワルシャワ条約機構軍のチェコ侵攻が起きる時期なのですが、歴史物として期待すると、まったく裏切られます。チェコの映画事情や、本作製作についての情報が少ないので、全くの想像ではありますが、作者の頭の中に、1960年代アメリカンポップカルチャーへの憧れが強く残っていて、甘ったるい青春ラブコメとポップミュージカルを、舞台と役者をチェコに入れ替えて、自国向け娯楽作品として実現したいというのがまずあって、設定としてプラハの春を取って付けたという感じがしてしまいました。ミュージカル独特のオーバーアクションな表情や、牧歌的な下ネタ絡みの笑いなどは、こちらの感覚が脆弱すぎる不運もあり、完全に置いてけぼりを喰らいます。とは言え、この時代でメイドに対する萌えを先取り的に意識したプレイは評価に値し、思わず笑ってしまいましたが。まあ、ヒロインが綺麗で可愛いのが救いで、何とか保てました。[DVD(字幕)] 3点(2024-02-26 19:25:51)

348.  スタンド・バイ・ミー 《ネタバレ》 前情報としてキーファー・サザーランドが出ていると知っていたのですが、勝手に子役だと勘違いしていて、そうすると4人のうち消去法で、ジャスティン・ビーバー系のヒョロい主人公か?ということで、マジですか!?と思って見ていたのですが、不意に、村のチンピラリーダー役で、ジャック・バウアーの人が出てきて、胸をなでおろしました。で、内容ですが、少年時代の郷愁にひたって感動する気マンマンだったのですが、それが裏目に出たのか、作品に入り込めず、ちょっと退屈してしまいました。子供たちはよく演じていると思うのですが。スタンド・バイ・ミーの曲だけ聞いたほうが郷愁に浸れるくらいなので、曲に負けちゃってるのかも知れませんね。[DVD(字幕)] 3点(2024-01-24 18:25:53)

349.  愛のコリーダ 《ネタバレ》 テーマがチンポコということもあり、とんだチンポコ映画になっています(いい意味でも悪い意味でも)。阿部定事件がモチーフになっています。最近のしおれた役柄を見慣れていたので、藤竜也が若くて威勢がいい角刈りで最初は気持ち悪かったのですが、それにはすぐに慣れて、だんだん可愛くさえ感じてきます。それと反比例して、主演女優が鬱陶しくなってきます。これは本当に残念なことで、申し訳なくさえ思うのですが、一瞬たりとも色気を感じることができませんでした。しゃべり方が大きいんでしょうかね。時代劇的女言葉が板に付いてなくて、すべての台詞が一本調子でべたぁっと間延びしていて、台詞が動作や感情と完全に分離してしまっているんですよね。意図してやっているか否かに関わらず、結果的に、とてつもない大根演技に見えてしまいます。その一方で藤竜也が、ほぼ現代語で緩急を付けて、自然な演技をしているので、余計それが目立ってしまって、どうしてこんな事になっているのかと、とても気になってしまいました。映像は海外を意識した日本的なものとなっており、丁寧につくられていて美しいです。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2023-10-31 18:48:24)

350.  永遠に美しく・・・ 《ネタバレ》 NETFLIXで、たまたまサムネイルを見かけて、30年前にテレビ番組でおすぎ?が紹介していたの思い出して、懐かしく思ったので見ることにしました。不老不死の薬を飲んだ中年女性同士の壮絶で醜い闘いをコメディタッチで描く作品。わかりやすくて、まあまあ笑えますし、いいんじゃないでしょうか。深みがまったくないのが、逆に潔いとも言えます。私なら、どちらか選べと言われたら、首ひねっちゃう方の人よりは、腹に穴空いちゃう方の人でしょうかね。[インターネット(字幕)] 3点(2023-09-21 19:00:35)

351.  ある歌い女の思い出 《ネタバレ》 王家の召使いの娘として育った歌姫(主人公)が、父親のように慕っていた王家の跡継ぎの訃報を聞き、廃墟になった王家を訪れ、彷徨いつつ、王家で過ごした娘時代を回想するという話です。主人公は、現在ではせいぜい20台後半、回想シーンでは10台後半といったところでしょうか。主人公だけ、時代に応じて別々の役者が演じているのが、まず不自然で、混乱を誘います。そして、ただひたすら、王家の日常の一端を回想するだけなので、かなり退屈で、とてつもなく長く感じてしまいました。役者は良く演じてると思います。少女時代の主人公は健康そうで愛嬌のある、奥山佳恵系統。[DVD(字幕)] 3点(2023-04-09 13:08:20)

352.  リザとキツネと恋する死者たち 《ネタバレ》 日本かぶれのアラサー女子リザが主人公。日本の妖怪(九尾の狐)と昭和歌謡とを組み合わせたコメディ作品。主人公の女性は、日本かぶれが度を過ぎて、往年の若かりし日本の歌謡スターの幽霊が見えるようになります。この幽霊が、実は妄想ではなく、狐が化けたもので、主人公の恋路を邪魔して、相手を次々と殺してしまうという話です。うーん。ベタベタのコメディをやるなら突き抜けて欲しいんですよね。ちょっと女性が好みそうなファンシーな味付けの小綺麗な映像だったりするのですが、笑い以外のところで保険を打っているように感じてしまいました。なるほど「アメリ」の影響が大きいと思われますが、なるほど同じように苦手な作品でした。日本人歌謡スターを演じた彼は日本人とデンマーク人とのハーフのようです。この映画で彼だけが美形です。ま、主人公のアラサーもそこそこの美人と言えますが。日本の歌謡スターのレパートリー曲には結構力が入っています。60~70年代のグループサウンズ的なノリの良い曲が多いのですが、日本語の歌詞もインチキではなくちゃんとしていて、こだわりを感じました。そこは評価できます。作詞・作曲も日本人雇ったのでしょうかね。気になります。[DVD(字幕)] 3点(2023-03-08 18:36:09)

353.  13日の金曜日(2009) 《ネタバレ》 スラッシャーホラーの原点を勉強しようと思ったのですが、間違えて、リブート版を借りちまいました。ということで、「ジェイソンがメチャクチャ殺る」くらいしか前知識がないまま見始めたのですが、画がやたら綺麗で、結構お金をかけてる感じだったので、すぐさまオリジナルではないことに気付きました。オリジナルではどうだか定かではありませんが、本作はバカ女とバカ男が出てきて、バカップルが殺られまくるという、確信犯的にお約束通りにつくりましたという内容です。バカ女の乳がやたら出まくりで、スラッシャーホラーとおっぱいのコラボみたいな作品です。バカバカ言ってますが、別に貶しているわけではなく、どちらかというと褒めてますよ。白人バカ女とやりまくる白人バカ男達と、風采が上がらず、女に相手にされない黒人と東洋人の男が、なぜかグループ旅行をしているという、ステレオタイプに嵌めたいがための非現実的な設定は、なかなか不快レベルが高いですね。ま、笑えるところも多いですが。トップレスで水上スキーをやってた文字通りのバカ女が、桟橋の下で殺られるシーンは何度か巻き戻し再生してしまいました。見た後には見事に何も残らないです。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-25 17:15:21)

354.  クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 《ネタバレ》 懐かしのアイテムが次々に現れるので、懐かしい感情も生まれるのですが、ちょっと表層的で、そこで終わってしまう感じで、面白いと思えるキャラクター、感情移入できるキャラクターが登場しないし、驚きやワクワクが感じられる展開もないため、物語世界に入り込むことができませんでした。子供が楽しむには知識・経験が足りないし、大人が楽しむには深みが感じられない。そう考えると、この話をクレヨンしんちゃんでやる必要があるのかどうか疑問ではあります。オリジナル作品として一からつくれば多少は良くなったかなと思いつつ、テレビで人気のクレヨンしんちゃんの、企画ありきのもので、そこを言っても仕方ないのでしょう。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-24 21:40:07)

355.  地球へ・・・ 《ネタバレ》 いろいろと設定が練り込まれていることはわかりますが、あまりにも使い古された設定の組み合わせで、これといった目新しさが感じられませんでした。で、短い尺の中に、いろいろ織り込んだためか、結局何が言いたいのか、何で感動させたいのかがよくわかりませんでした。何より一番驚いたのが、金髪赤目のヘッドホンの人が一度も登場しないことでした。ソルジャーブルーと呼ばれる色違い(金髪ではなく青髪)の人が、最初の方でちょこっとだけ登場するだけでした。プロモーションと作品とのイメージ乖離が甚だしいのですが、どうしてそうなっているのか、とても謎です。作画については、劇場用のアニメなのでそれなりに丁寧につくられていて、当時としては十分なレベルだと思います。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-24 21:36:16)

356.  ピンク・フラミンゴ 世界で一番下品な人間と称されるドラァグ・クイーンが主人公。ある夫妻が、その称号まかりならんと、挑戦を仕掛けてくるというおバカ映画。他にテーマがあって、味付けとしての変態趣味なら結構笑えるのだと思いますが、メインテーマに据えてしまうと、なんかあまり笑えないものなのだなぁと。まあでも、こればかりは人によるとしか言えません。私にはあまり合いませんでした。ドラァグ・クイーンと一緒に暮らしてる金髪おねえさんが美人さんで、個人的にかなり好きなタイプなので、彼女にもっともっとエグいことをさせれば良かったかなと思います。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-18 20:35:40)

357.  巨大蟻の帝国 単純な巨大生物パニックものだと思ってたところ、導入から30分くらいまでは、インチキ不動産屋の美人女社長が企画した、孤島の別荘地販促ツアーに集まる人たちの交流を、結構な尺を使ってインチキ臭く描写していて、社会風刺的なユーモアにもなっていて、結構楽しめました。だがしかし。巨大蟻が登場したところで、映像技術の雑さ加減に、思いっきりずっこけました。巨大蟻登場時に3つの視点を使い分けていています。(1)巨大蟻の複眼視点(蟻に狙われている感を演出)。(2)静止遠景に巨大蟻を合成または実物の蟻を歩かせる(巨大蟻登場!!!)。(3)登場人物を襲う巨大蟻模型との格闘を手ぶれカメラで近写(臨場感を演出しつつチープさをごまかす)。すべてヒドイとは言え、とりわけ(2)がヒドイのです。そのヒドイ映像に合わせるかのように、後半はハチャメチャなトンデモ展開になってしまっています。辛うじて、ずぶ濡れになった金髪お姉さんは、スタイル良くてよかたです。蛇足:この作品に限らず、複眼生物の視界が、複眼の個数だけ分割されて見えるという発想は、一体どこから来たものなんでしょうかね?我々の視界(空間認識)が2つに分割されてないことを考えれば、普通はそういう発想は生まれ得ないはずなのでとても不思議です。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-18 20:13:30)

358.  痴人の愛(1967) 原作未読。谷崎潤一郎の長編小説は、これまで、読みたいと思っていたもののなかなか手が付けられず、お手軽に映画を先に見てしまおうという気持ちになったので見ることに。小沢昭一が主人公。小沢昭一が主役の映画を初めて見ました。おかっぱ頭の話好きのタレントくらいのイメージしかありませんでした。TBSラジオで小沢昭一の小沢昭一的ココロとか言ってるイメージしかありませんでした。で、作品です。工場勤めのしがないサラリーマンが、若い女性と同棲するという話ですが、小沢昭一が主人公なことも有って、どうしてもコメディー感があって、ヒロインは、昭和高度成長期のイケイケ感が強くて、隠微、耽美、文学的味わいなどとはまったく無縁になっていますね。おそらく原作とはかけ離れていると想像します。若き日の田村正和の若造ップリが見られたのは良かったです。あと、にじみ出る昭和の高度成長期の雰囲気はいいですね。[DVD(吹替)] 3点(2023-02-15 19:59:30)

359.  坊っちゃん(1977) 原作「坊つちやん」既読。最近原作を読んで面白かったので、映像化作品も見ることに。中村雅俊版。大衆向けドタバタ娯楽作品としては、それなりに楽しめるのではないでしょうか。やはりマドンナにそれなりのキャスティングをしてしまうと、いろいろと役柄を付けざるを得なくなってしまうのでしょうね。坊っちゃんがマドンナと言葉を交わすシーンはなく、うらなりとマドンナとの婚約者としてのやりとりすら描かれない原作と比べると、いろいろとあからさまで、文学的な趣は一切なくなっています。キャスティング自体はそんなに悪くないと思います。松坂慶子の洋装の帽子は似合ってなかったので、少しもったいなかったです。原作にもない設定ですし。原作で、おっと思うような変化球的な部分がすべて省略されているので驚きがなく、テレビドラマと一緒で、他に何かしながら見るスタイルでないと、ちょっと見るのが厳しいですかね。湯原正幸を久しぶりに見ました。[DVD(字幕)] 3点(2023-02-15 18:44:31)

360.  ねらわれた学園(1981) 過剰演技もここまで来るとミュージカルとして捉えられなくもないですね。序盤、学園での新入部員勧誘活動のシーンで、実際にミュージカル調になるところがあって、これは、この映画の見方のヒントなのかなと思いました。映像を大胆に加工する手法は、かなり実験的で前衛的。後からはめ込んだ空の禍々しい色は、とても印象的。峰岸徹や女子生徒会長の造形や衣装など、どこまで意図してやったのかわからない部分で、天才的と思えなくもないセンスが光る一方で、意図して作ったベタベタな笑いがとにかくクド過ぎて、それを帳消しにして余りあるにもほどがあるのですよね。手塚眞が演じたガリ勉役は、過剰演技がひときわ抜きんでていて、周りから浮いてしまっていたかなと思います。コメディは役者の演技のバランスを考えないと難しいですね。[インターネット(字幕)] 3点(2023-02-14 19:18:29)

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