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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 972
性別 男性
ホームページ http://yuromovie.blog.shinobi.jp
年齢 39歳
自己紹介 名前をdonkeyから「ゆうろう」に改名しました。
好きな監督は北野武、クリント・イーストウッド、宮崎駿、石井聡互、黒澤明など。


よろしくお願いします。

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361.  シャレード(1963) ストーリーはとても面白いのだけど、ロマンティックコメディ的な要素が、ユーモアというより滑稽に感じてしまうところが多かったかな・・・。スーツのままシャワー浴びるシーンとか「どうや!ロマコメやってるで!」感が強すぎて(笑)。それでもオードリー・ヘップバーンがとにかく綺麗でかわいい。わざと意地悪してビックリさせたり怒らせたりしてみたい。・・・ハッ、結局自分もこの映画のロマコメ要素に惹かれてしまっている・・・。[DVD(字幕)] 7点(2016-11-06 11:10:59)

362.  シェフ 三ツ星フードトラック始めました 《ネタバレ》 美味しそうな料理、陽気な音楽、そして美女!ああ面白かった!ネットの悪い面もいい面もしっかり描いているのが好印象。日本のテレビ映画はネットの悪口ばかりに敏感で、良い面は取り上げないんだよなあ。よっぽどバカにされてるのが悔しいらしい。ただ、批評家の描き方だけが腑に落ちなかった。批評家には批評家なりの魅力があります。「レミーの美味しいレストラン」や「ビッグ・アイズ」には批評家の矜持が感じられました。「シェフ」にはその魅力が無い(前半まではあったんだけどね)。そこだけが残念。[映画館(字幕)] 7点(2015-03-09 12:14:52)

363.  恋と愛の測り方 夫の出張中、夫婦両方に魅力的な相手が現れて・・・ってお話。ラブコメと思いきや、うっとりムード満載の映画。前半は「オレには無縁の話やな!ユーモアがないとキツい~」とか思ってたけど、最後まで見るとしっかり面白かった!途中で登場するワンちゃんがどこに座るかで、妻とその元恋人との距離感を一発で表現していたり、ハイヒールを脱いで靴下に履き替える描写があったり、細かい演出も見所。昔の邦画ってこんな演出多かったけど、最近見ないですね。[DVD(字幕)] 7点(2015-02-19 17:05:38)

364.  劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス この映画はムーミンたちによる「グランド・セフト・オート5」です。欲望の街で私利私欲を尽くす!・・・まあ冗談はさておき。大人も子供も楽しめる、けどしっかりブラックさもある良い映画。サザエさんとか寅さんを思い出したなぁ。素朴な主人公たちとは対照的に、リゾート地のホテルマンたちがヌルヌル動くアニメーションなのも、いい感じで気持ち悪い。ゲストのタレント声優たちも、演技のぎこちなさが逆に映画の雰囲気とマッチしてた気がします。また、中盤のあるシーンで、昔のフランス映画「冬の猿」を思い出しました。酔っ払いオヤジたちの一瞬の輝き。[映画館(字幕)] 7点(2015-02-17 11:37:18)

365.  ビッグ・アイズ 《ネタバレ》 夫のウォルターは、実際に面と向かって付き合ったら嫌なヤローだろうな、とは思うものの、クリストフ・ヴァルツの演技のおかげもあって、映画のキャラとしてはとても魅力的でした。ウォルターの凄いところは、最後まで嘘をつき続けるところ。「嘘でした、スミマセン」と白状したほうが絶対楽なはずなのに、一度ついた嘘は絶対撤回しない。クライマックスまで見てると、逆に関心するくらいです。アーティストというより、エンターテイナーとしての業が感じられました。映画のプロデューサーになっていたら普通に評価されそう。上手に嘘をつけばつくほど評価されるわけだから(笑)。 逆にマーガーレットのほうは、ウォルターの印象が強すぎて割りを食った感じ。映画でも現実でも損してるなあ。ただ、彼女が万博のために書いた絵が酷評されるのは、逆に痛快。ある意味、彼女の心情が絵を通して正しく伝わったわけだから。 ちなみに、マーガーレットが嘘をつき続ける生活から抜け出すキッカケになったのが新興宗教って、笑うとこなんでしょうか。[映画館(字幕)] 7点(2015-01-27 11:58:19)(良:1票) 《改行有》

366.  プロミスト・ランド(2012) ジェイソン・ライトマン監督の「マイレージ・マイライフ」っぽいお話。企業の中で疑問も抱かず自分の仕事をこなす毎日、けど改めて振り返ってみると・・・ってなヤツです。 映像の撮り方が丁寧で、まるで「映画の教科書」のよう。たとえば、「俯瞰のロングショットで撮れば滑稽な風に見せることができます」とか「画面の中の建物と人物のレイアウトで主人公の心情を表現してます」とか、そういうヤツですね。この映画はほんとに基礎に忠実に撮ってるな、という印象でした。あくまで映像演出の初歩なので「だから凄い」ってものでは全然無いんですが、最近の映画で基礎通りに撮ってる作品をあまり見ないので、逆に新鮮でした。 ストーリーも、場面場面が丁寧につながっていて、次から次へと新ネタが投入され見てて飽きません。 あらすじや演出など、斬新なものはあまりないのに、ただただ「丁寧」に作っただけでそれなりに見ごたえがある映画になっていると思いました(褒めてることになるのか・・・?)。 好きな場面は、主人公が一仕事終えてバーで飲もうと思っていたら、ライバルに出し抜かれてしまうところ。両手にビールのピッチャーを持ったあのマヌケな姿が切な笑えます。ピッチャーがミソですよ、やっぱり。[映画館(字幕)] 7点(2015-01-22 12:36:21)《改行有》

367.  ベイマックス 「Mr.インクレディヴル」とはまたひと味違ったヒーロー映画。ヒーローをメタ的に捉えていた「Mr.インクレディヴル」に対して、ベイマックスはあくまで王道。「復讐」という「スパイダーマン」ばりのダークな一面はありつつも、それを仲間とともに乗り越えていく。うーん健全! ケアロボット、ベイマックスくんのデザインが必要最小限でいいです。(●ー●)のバランスを絶妙に組み合わせて多彩な表情を見せてくれます。体に関していうと、基本的には空気で膨らんでいるものなので、萎んでしまうとまるで酔っぱらい。見た目は必要最小限だけど、表情や動きは本当に豊かにできています。シチュエーションによって形状をコロコロ変えることができるので、シーンごとに多彩な動きが楽しめるのが見所です。 主人公が発明好きという点や、ベイマックスとの初飛行、からの夕日。という展開など、「ヒックとドラゴン」と被ってしまう展開もあり、個人的には手放しに絶賛!という作品ではありません。いつまでも心に残る傑作!というテンションにはなれまんせんでした。けれど、家族揃ってワイワイ楽しめる、十分良い映画だと思います。アナ雪よりも男の子も見やすいと思いますしね。[映画館(吹替)] 7点(2015-01-15 12:53:57)《改行有》

368.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 「時をかける少女」「バタフライ・エフェクト」などに続く、タイムリープものの新たな快作。特殊な力を持った主人公だけでなく、周辺の人々も魅力的で、群像劇としても面白い。さすが「ラブアクチュアリー」の監督さん。ストーリーの辻褄で混乱するところもあったけれど、数あるタイムリープもののなかでも、一番羨ましく健全な主人公だったかも。自分も本や映画をいっぱい見たい(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2014-10-07 12:16:50)(良:1票)

369.  GODZILLA ゴジラ(2014) 「期待しすぎちゃったな」というのが見た後の印象です(会員ポイント使って3回も見ちゃったけどね 笑)。今となっては、ローランド・エメリッヒ版はいくら批判しても構わないサンドバック状態ですが、ギャレス・エドワーズ版も、個人的にはどっこいどっこいでした。この2作を足して2で割ればちょうどいいバランスかな、と思ってます。 場面場面はそれぞれ緊張感も迫力もあり面白いんですが、全体を通して見れば、ワンパターンの繰り返しのように感じました。焦らしてドカーン→次の場面へ、焦らしてドカーン→次の場面へ、の繰り返し。「色んなタイプの予告編を繋ぎ合わせました。」という感じで、場面と場面の間に「ゴジラ!(鳴き声が響きながら)近日公開!」ってテロップを入れられそうです。 まあ、ゴジラの動く姿が見られるだけでも幸せなので、その点では満足です。不満な点は一杯あるけれど、エメリッヒ版とは違い、ゴジラをただ単に退治すべきモンスターとして描かなかった点も好きでした。[映画館(字幕)] 7点(2014-08-14 16:27:30)《改行有》

370.  トランスフォーマー/ロストエイジ 完結したもんだと思って続編はまったく待ち望んでいなかったけど、そっちが作ったというなら観まっせ、というスタンスで鑑賞。シャイア・ラブーフから、娘を持つ発明家の父に主人公が変わりました。それもあって、「オンボロ」「ガラクタ」「時代遅れ」のレッテルを貼られた連中がスクリーン狭しと大暴れ。これは楽しかった。(殆んどのオートボットが全滅、という冒頭は寂しかったけれど・・・) 一番好きだったのはオプティマスの最初の戦闘シーン。完全に人間不信に陥り、体もボロボロ。なのに、知り合って間もない人間を助けるために「私はここにいるぞ!」と高らかに叫び敵の目の前に躍り出る!オプティマスの誠実さに思わず感動して泣きそうになっちゃいました。あんまりカッコいいと、もう泣けちゃうんですね。単純ですみません。このシーンだけで私はこの映画を一点買いするので、残りのシーンはオマケってことで、もうとやかくは言いません(笑)。[映画館(字幕)] 7点(2014-08-13 01:48:07)

371.  彼岸花 小津映画初のカラー作品ということで、タイトルテロップも白黒に加えて赤文字が挿入され、冒頭のカットは東京駅の赤煉瓦がまず映し出されます。なんか、巻頭カラーページに載ったマンガみたいに、無邪気にカラーを楽しんでる感じがします(笑)。赤いヤカンやラジオも印象的でした。内容的には、父親のほうに感情移入しちゃいました。「お父さんには言ってもわからないわよ」と蔑ろにされたら、そりゃイラッとしますよ。だから、「お父さん(お母さん)は全然私の気持ち分かってくれないのよ。勝手なのよ」と女性陣が言うたびに「それはお前自身のことだろー!」と突っ込んじゃいました。ただ、そのままの勢いでいつまでも結婚に反対していると、田中絹代母さんからの手痛い反撃が!いかん、やりすぎた!とお父さんも思ったことでしょう。阿修羅のごとく表情を変え、服をパタンと床に落とすお母さんのあの迫力は圧巻。田中絹代の凄みを見て、思わず「ウホッ」となってしまいました。[DVD(邦画)] 7点(2014-07-13 02:51:08)

372.  サボテン・ブラザース 小学生の時に出会っていたら、ビデオに録画してテープがすり切れるくらい繰り返し見ただろうな、という類いの映画(実際は「クール・ランニング」だった笑)。雑なとこは沢山あると思います。喋る木?透明な剣士?ミシン縫えてなくない?とか色々。けど、良い所も沢山。映画が現実の困難に対して如何に無力かを描いた上で、それでも人々に対して勇気や希望をどれだけ与えているか・・・。ただ単に映画愛を唱っているだけの作品よりか好きです。真実に気づいた後、線を超えるか超えないかの決断のシーンも良かった。直接地面に書かれた「線」を画面に映さないのもニクい。真の男とネズミの境界線は、そう簡単に目に見えるものではないのだ。[DVD(字幕)] 7点(2014-07-05 13:07:16)(良:1票)

373.  野獣死すべし(1980/日本) 「ブラック・レイン」の松田優作だけを見て「すげー」などと思っていたんですが、それ以上の狂気じみた男を演じてたんですね。もっとちゃんと松田優作作品を見なければ、と思いました。優作の狂気だけでなく、左右対称を意識したような画面構成もあって、映像的にも硬度が高い感じがします。最近の映画でいうと、「ドライブ」「オンリー・ゴッド」などの、ニコラス・ウインディング・レフン&ライアン・ゴスリングの作品を彷彿とさせます。こんな映画が30年以上前の日本にもあったんだなあ。[DVD(字幕)] 7点(2014-06-24 10:36:31)

374.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 予告編を見たときは「かっこいいロボコップなんてロボコップじゃないやい!」と抵抗を感じ、本編を見てる最中もその違和感は拭えませんでした。が、最後にシロコップに戻って溜飲が下がりました。家族に向けた微笑みなのに、「こっちのほうがいいだろぅ?」的なドヤ顔にも見えるのが笑える。オリジナル版は「自分の体が勝手に機械に改造されてしまう理不尽と悲哀」を味わうものだったのに対し、今回は「オレたちのロボコップが中途半端にかっこよく改悪されてしまう!」という理不尽をワザと感じさせる映画になっていました。え、違う?けどまあ全体的にはそこそこ面白いっすよ(適当)。マフィアのアジトやオムニ社の銃撃戦は迫力があったし、自分の体がどうなってしまったか身も蓋もなく見せつけられてしまう場面は息をのみました。個人的には後頭部の赤いランプが、銃撃戦の最中フッと暗闇に浮かぶのが渋くて好きでした。ほんの一瞬なんですけどね。[映画館(字幕)] 7点(2014-03-15 12:16:19)

375.  北国の帝王 《ネタバレ》 もはや何のために戦ってるのかよくわんないですが(汗)、拳と拳で語り合う熱い映画です。ここまでいくともう「愛」ですね。知り合いに「無賃乗車の浮浪者と車掌が戦う話」と勧めても、笑うだけで見てくれないだろうなあ。けど、他人には分からない世界がそこにある感じがして、いい映画でした。私が好きなのは、追いかけてきた駅員を体よく追い返した後に、エースがシガレットに言う台詞。「今までに(生きてきて)何を覚えた?」毎日布団で寝られる生活をしてる自分にも突き刺さってくる台詞でした。生きていくすべをお前は本当に知ってるのか?と突きつけられます。ここではっきり答えられる人はどれくらいいるだろう。このシーンを見ただけでも、自分には無関係の映画だなとは思えませんでした。[DVD(字幕)] 7点(2014-02-12 10:18:25)

376.  トキワ荘の青春 恥ずかしながら、この映画に登場する漫画たちの作品は読んだ事がないし(アニメは見てたけど)、「まんが道」も知りませんでした。それがよかったのか、先入観なしに見る事ができて いち映画として良かったと思います。思い入れがある方にはダメなのかもしれませんが・・・。「ただウケ狙いのためだけに作品を作ることがいいことなのか?」という葛藤と、この映画の演出スタイルが一致していて好感が持てます。良い意味で、面白すぎないというか(汗)。化学調味料をブっ込んだ「面白さ」を良しとするかどうか。これは作り手だけでなく観客にも突きつけられる課題のような気がします。個人的には、冒頭で「キャラクターに個性がないんですよね」と、これ以上ないくらい平凡そうな女性編集者に指摘されてしまうシーンがツボにはまりました。 「まんが道」読んでみようかな。[DVD(邦画)] 7点(2014-01-21 09:50:18)

377.  マッチポイント 《ネタバレ》 「人間には表と裏の二面性がある・・・」てなことをまるで重大なことのように見せる作品が多い中で、ウディ・アレンは「そんなの当たり前じゃん」と言うかのようにサラっと描いてくれますね。見栄と本音が混ざり合う人間模様。 ストーリーは、いかにも刑事コロンボの前半でありそうなお話。しかしこの世界に彼は存在しません。コロンボをテレビで見ていた時は「なんと意地悪なオッサンだろう(笑)」と思って見ていたけれど、彼が不在だと世界そのものが「意地悪」と化すのだな、と分かりました。 「ウディさん、犯罪を犯した者によくここまで幸運を与える事ができますなあ」と逆に関心します(笑)。 「クリスが怪しい!」→「やっぱり無罪だ!」となる過程が物足りなかったので、もっとアクロバティックな着地をしてくれると面白かったのになあとは思います。 宗教にからめてレビューされてる方の投稿を読むと、「あれ?もしかしてコロンボって神様だったのかな?」と思えてきました。なんか「マッチポイント」の感想じゃなくなっちゃったな。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-18 10:19:07)《改行有》

378.  8 1/2 「映画を作る映画」は最近でもよくあるジャンルだと思うけど、この作品が元祖なんでしょうか。「周囲の関係者から矢継ぎ早にあれこれ質問攻めに合いパニックに陥る監督」って、今見ればこの手の映画でよくあるシーンです。だけど、今まで自分が楽しんできた映画たちのルーツはこれか!?と思うとブルブル震えます。そしてそれが一人の男の夢から始まっているということも・・・。さらに言えば、表現者の悩みって、古今東西ずっと変わらず共通しているのかもな、とも思えて笑っちゃいました。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-11 02:09:39)

379.  十三人の刺客(1963) 私もリメイク版を観てからの鑑賞です。春日太一著「あかんやつら」で取り上げられていたことも観るキッカケでした。さすがにリメイク版のケレン味やド派手なアクションシーンなどを観てからだと物足りない所もあります。けどそれはまあ、後出しジャンケンみたいなものなので仕様がないですな・・・。私が好きだったのは新左が新六郎を仲間に誘いに来るところ。リメイク版よりもこちらのほうが遥かに良かったと思います。新左の弾く三味線の音色が言葉よりも雄弁に語りかけてきます。侍として生きるにもそれ以外の道で生きるにも、相当な覚悟が必要だとよく分かるシーンでした。「お前は侍の身分やしがらみから逃げているのではなく、生きることそのものから逃げてはいないか?」と問われているようでした。戦闘シーンよりも好きかもしれません。[DVD(邦画)] 7点(2013-12-06 02:32:41)

380.  あるいは裏切りという名の犬 冒頭、2人組が警察の看板プレートを盗むところから始まります。なんだろうこのチンピラは?と思って見ていると、こいつら刑事なのか!(笑)とすぐ後に判明。意外なオープニングでした。一筋縄ではいかない曲者たち、けど仲間思いな連中であることがよく分かるシーンです。映画全体は嘘や裏切り、非情な暴力がタップリで、決して後味スッキリ!というワケではありません。ヴリンクスが100%正しいわけではないし、クランにも苦悩が感じられたりします。「そう簡単に親しみやすいキャラなんて出さないぜい」という作り手のニヤリと笑う顔を想像してしまいます。その中で、守るべきプライドや信頼関係って何なのか、考えさせられました。脇役たちの描き方も良かったですね。[DVD(字幕)] 7点(2013-12-03 10:07:43)

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