みんなのシネマレビュー |
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3841. 悪魔の追跡 世界一トンボ眼鏡の似合う男、ピーター・フォンダが怪しい狂信集団に追われるスリラー、ですが、何が起るかのドキドキ感が横溢した、なかなかコワイ映画。前半のオカルトテイストに対して、後半突然カーアクション映画になるあたり、逆パターンではありますが、後の『フロム・ダスク・ティル・ドーン』へ多大なる影響を与えていると言っていい、のか?7点(2003-06-28 10:11:32) 3842. 13日の金曜日・完結編 完結編ということでジェイソンが退治されますが、前作、前々作のラストと比べても、何か特に、ああ完結したなあ、という感じは受けません。『グレムリン』と同じ84年の映画、ということでコリー・フェルドマンがもっとも脂の乗ってた頃(?)ですね。6点(2003-06-28 09:55:18) 3843. 白鯨 メルヴィルの『白鯨』と言えばもう、物語とも捕鯨論文ともつかない誠に壮大な小説で、壮大過ぎて、最初一人称で語っていた筈のイシュメールが途中で行方不明になってしまう不思議な話ですが、レイ・ブラッドベリとジョン・ヒューストンは、意外な程原作に沿って、脚本を組み立てています。小説は中学の頃に背伸びして読んだので苦心惨憺して読みましたが、後にこの映画を見た時、ウンそういや確かに、(うまく纏めると)こんな劇的な物語なんだよなあ、と改めて思わされました。でも、誰かもう一度映画化してくれないかなあ。可能な限り原作に忠実な、4時間くらいの退屈な映画に。7点(2003-06-28 09:38:51)(笑:1票) 3844. 007/ダイヤモンドは永遠に コレ、何故かとても好きなんですけどねー。話の流れが何となく、とてもイイんですよ。今回は何しろ、人工衛星からのレーザー攻撃という地球規模の危機、これに立ち向かうボンドの姿が、豪華なようでセコいアクションシーンの数々(しかし味わいがある)と共に描かれます。石油基地でのクライマックスは手に汗握るハラハラもの。誉め過ぎたかな。8点(2003-06-28 07:51:53) 3845. 007/死ぬのは奴らだ 新しいムーア=ボンドを盛り上げようという意気込みからか、おバカアクションの充実ぶりは、前作までと比べても飛躍的と言ってよい程で、シリーズでも指折りの見どころの多い作品になってます。が、題材がどうもサエないので、後半、ぐっと訳のわからない展開になってしまい、興醒めです。とても残念。6点(2003-06-28 07:30:04) 3846. レッスンC ああ、ナタキンはこの頃から老けてたんだなあ、と。妙に耳に残る音楽は、フランシス・レイだったりするんですが。女の子がマ-ロン・ブランドに憧れてるなんてあたりが僅かに1956年(だっけ?)という設定を彷佛とさせますが、まあ何とも他愛無い映画です。特に過激さも無く、いたってのどかな雰囲気です。5点(2003-06-28 01:45:19) 3847. モンタナの風に抱かれて ムツゴロウさん火遊びの巻!ってな感じの内容ですが(何のこっちゃ)、あまりにも雄大な大自然は、感動するなんてレベルを超えて、思わず笑ってしまうほどすごい。空撮なんかも多用して、存分に堪能できます。ムツゴロウさん役の(だから違うっての)レッドフォードも、『ナチュラル』を思い出させるクサい役づくりで、大自然に負けないイイ味出してます。ちょいと切ないけど、心和む映画です。8点(2003-06-28 01:23:08)(笑:1票) 3848. デリカテッセン こういう好き勝手やってくれる映画、嫌いではないし、ついニヤリとしてしまうシーンもあちこちあるのですが、どうも散漫すぎてついて行けません。まあ機会があれば観直してみようとは思ってますが。ところで部屋が水につかるシーン、「新・動く標的」ソックリですが意識したのでしょうか。5点(2003-06-22 16:43:48) 3849. スペースボール パロディですが、最初からすべてがバカバカしすぎて、もひとつ乗れませんでした。同じパロディでも『ヤング・フランケンシュタイン』みたいに元映画の雰囲気が充分あると、ギャグが生きるのですが・・・。とか言いながら、ジョン・ハートにはかなり笑わされました。エンドロールの役名にも注意。6点(2003-06-22 16:36:16) 3850. フライングハイ 面白くても、面白くなくても、とにかくギャグのつるべ撃ち、どこかで一旦ツボにはまったら、もう抜け出せません。限られた舞台でこれだけギャグを詰め込んでしまう執念には感服いたします。8点(2003-06-22 16:19:18)(良:1票) 3851. ファイナル・カウントダウン まずは最新鋭の軍事力のすごさを観客に見せつけた上で、いよいよ真珠湾攻撃直前へタイムスリップ、さあ、この武力を以てすれば零戦なんてメじゃないぞ、というわけですが。でもこれは逆に言うと、今の「最新鋭」だって、またこれから数十年経てば、屁みたいなもんだよ、という事を、この映画は言わんとしているのかな、と思いました。どうでしょうか。映画としては、よいオチもついてて、悪くない仕上がりだと思います。7点(2003-06-22 15:51:40) 3852. リンク 研究用のチンパンジー「リンク」が殺人を犯すという、なんてことないサスペンスなんですが、このリンクが、無気味さと同時に妙な哀愁があって、印象的なのです。アボリアッツ主演男優賞なんて話もあったとか無かったとか(トレーナーは「鳥」のレイ・バーウィック)。エリザベス・シューがこれまた本当にチャーミングで、リンクが想いを寄せるのも納得。8点(2003-06-22 15:33:47) 3853. 未来は今 観終わって「これだーっ」って大喜びした映画です。これは、ほんとに、オモシロイ。他のコーエン作品と微妙に異なるバカバカしさがあるのは盟友サム・ライミが脚本に参加してるからでしょうか?10点(2003-06-22 13:54:02) 3854. 奇蹟/ミラクル 当時の香港映画としては破格の製作費で準備したオープンセットが、台風で破壊されちゃったりして、完成までファンをヤキモキさせたジャッキー入魂作。アクション控えめで、ドラマに重点を置いてますが、ロープ工場でのアクションなどアイデアには事欠かず、楽しめます。8点(2003-06-22 13:32:50) 3855. ミッション スクリーン一杯のイグアス瀑布とその轟音にとにかく圧倒されます。「上流」と「下流」の世界を分けるこの滝の存在感が、重要な舞台設定です。冒頭とラストの落下シーンには、劇場で腰が浮いてしまいました。心優しきグァラニー族が武器を手に取り、圧倒的な武力の軍隊に立ち向かっていくクライマックスは、本当に涙が出ます。モリコーネの音楽も良くて、「ガブリエルのテーマ」はオーボエ曲の定番となった感があります。9点(2003-06-22 13:10:52) 3856. マネー・ピット 本編より予告編の方がよほど笑えるようなタイプの映画(ありがち!)でしょう。家が壊れていくという設定自体は大変ヨイのですが、クドクドと変なドラマになってしまって・・・。ところで「刑事ジョン・ブック」でのアーミッシュの静かな青年から、本作のトンデモ指揮者を経て、テロリスト=カールに見事変貌を遂げたアレクサンダー・ゴドノフ。惜しい人を亡くしましたね。6点(2003-06-22 02:07:54) 3857. ヴィデオドローム 初めて観た時、ストーリーはワケわかんなくても、とにかく映像がすごくて(ほんとに腹に手を突っ込んでるぞ)、圧倒されて「ああ、こういう映画が有ったのか(有り得たのか)」と、非常に鮮烈な印象を受けました。後の「イグジステンズ」や「裸のランチ」はあまり好きにはなれないのですが、本作はちょっと別格です。9点(2003-06-22 01:41:19)(笑:1票) 3858. 會議は踊る 何と言っても圧倒的なカメラワーク。ただし、あくまで1931年当時としては。何しろその後の撮影技術の発達がすごすぎるもんでねえ。まあ「見せる」ということにかけて一級品であることは間違いありません。これであとストーリーがもうちょっとオモシロければ・・・。時代考証とかはあまり気にしてませんね。ウィーン会議で「だったん人の踊り」が演奏された筈は無いでしょう、作曲者ボロディンはまだ生まれてもいませんから。7点(2003-06-22 01:17:08) 3859. おかしなおかしな石器人 子供の頃題名も知らされないまま親に誘われて観に行きましたが、実際聞いたこともない映画でした。当時あまり話題にならなかったのでしょうか。字幕無しデタラメ語の映画で、一応対訳表みたいなものがもらえましたが、これは無くても全然OK。当時オコサマだったのでお色気ネタはほとんど理解してませんでしたが、トボけた恐竜が出て来てなかなか楽しい映画。しかし、吹替えTV放映では別映画に変貌・・・。7点(2003-06-22 00:56:15) 3860. 巨大クモ軍団の襲撃 結構好きな映画なんです。クモ発生!→一応やっつけておく→しかしそれは氷山の一角→やがて市街地が襲われ大パニックへ→主人公達は一軒家に閉じ込められる(←ココがポイント!)、という基本プロセスがほぼ完璧に踏襲されています。動物パニック物は、最後は閉じ込められてナンボですからね~。ちなみに邦題は「巨大クモ軍団」となってますが、別に巨大化はしません。クモ映画は大抵、巨大化するもんなんですが。7点(2003-06-22 00:18:53)
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