みんなのシネマレビュー |
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3901. マイ・ワンダフル・ライフ ベニーニ版「熱中時代」でしょうか?子供の中に飛び込んでいきいきしているベニーニはもちろんはまり役なのですが、全体的に細切れなシークエンスが積み重ねられているだけであって、さほど大きな感動はありません。[地上波(字幕)] 5点(2005-11-15 02:54:05) 3902. エリザベスタウン 喪失と再生、挫折と再起といったあたりがテーマなのだろうが、そもそも、失敗したら1000億円もの損害を出すプロジェクトを単なる1担当社員に任せているというのがありえない話だし(もし本当にそうなのなら、その会社は失敗すべくして失敗している)、出発点からして「設定のための設定」という香りが漂っていて、どうにも入り込めなかった。その後の展開もこれと大同小異であり、ヒロインはなぜここまで主人公に関わろうとしたのかといった点の未解決を筆頭に、作り手に都合の良い展開の連続であったという気がする。それと、オーランド・ブルームの一本調子の幅の狭い演技は何とも痛い。キルスティンのフォローにかなり助けられていたと思う。[映画館(字幕)] 5点(2005-11-13 21:16:59)(良:1票) 3903. テープ 前半はどうでもいい会話が延々と続くだけで、内容的に意味があるのは最後の30分だけではないでしょうか?それと、すでに完成されている舞台劇をわざわざ映画化したのであれば、映画ならではの工夫が必要になると思うのですが、それもほとんど感じられませんでした(やたら忙しいカメラワークなどはむしろ逆効果です)。[DVD(字幕)] 3点(2005-11-13 01:20:59) 3904. 愛をつづる詩 演出のセンスがはっきり言って皆無です。見ていて腹が立ってくるほどです。いきなり始まるカメラ目線でのメイドの語りからして何じゃこりゃの世界ですし、その後も、必然性の感じられないコマ落とし、わけの分からないモノローグなど、素材をダメにする調理法の展覧会のような作品でした。アップで追いまくるだけのカメラワークも最低です。「生活の疲れがにじみ出た美人の奥さん」を演じさせたらはまり役のジョアン・アレンの頑張りがあまりにも哀れでしたし、アラブ人の不倫相手もなかなか面白いキャラだったのに、もったいないことをしました。[映画館(字幕)] 3点(2005-11-12 21:38:27) 3905. シャドウ・オブ・ヴァンパイア マルコヴィッチとデフォーを投入しておいてこんなしょうもない内容とは・・・どうせなら、もっと徹底的にコメディチックにやった方が面白かったのでは?キャサリン・マコーマックの不細工メイクにもがっかり。[地上波(字幕)] 2点(2005-11-07 00:02:40) 3906. ゴースト・ハンターズ 《ネタバレ》 前に見たときはC級以下としか思わなかったのに、まさかこんなに味わいある作品だったとは・・・。もっともらしく誘拐される空港シーンで、これは背後に壮大な陰謀が?と思ったら、理由はまさかの「目が緑色だから」。これがすべてを象徴しています。さしたる必然性もなく登場人物はてんこ盛りです。敵味方含めて、強いのか弱いのかもよく分かりません。そんなカオス状態な中でも、「悪の勢力に捕らわれたお姫様を助け出す」という超古典ストーリーの枠組は固く維持されています。いうまでもなく、こんな作品の主役が務まるのは、カート・ラッセルだけです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2005-11-06 01:57:58) 3907. アメリカン・バッファロー 主要な部分だけ抜き出したら、20分程度で終わるのではないでしょうか?同じ内容でも、舞台ならば限定空間ならではの面白みもあるのでしょうが、それを何の工夫もなく映画の形にしても、単調でつまらないだけです。[DVD(字幕)] 3点(2005-11-06 01:45:36) 3908. シネマチックな恋人 冴えないバス運転手と誰もが知っている有名女優との恋、といえば恋愛ものの王道パターンのはずなんですが、何とも中身がなく、面白みのない内容になってしまっています。例えば、男が脚本をどうのこうの言ってくるのが1つのキー・ポイントになっているのだから、それに即した業界関係の描写があったりするのかと思ったら、何もない。男は映画好きという設定なのですが、会話の中にそれっぽいネタはいろいろあるものの、恋愛の発展とは何も関係ない。それこそ、この男ならずとも脚本に文句をつけたくなる作品です。男がそのまんま東に似ているのも気になりました。[DVD(字幕)] 4点(2005-11-05 00:17:53) 3909. マイ・フレンド・フォーエバー 終盤近くまで、特段目新しくもないエピソードが積み重ねられているだけであり、しかも主人公のしていることは客観的にはかなり無茶だったりして、さほど感動はできないと思っていたのだが、ラスト8分間の美しくも力強い収束で、一気に作品の価値が高められている。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-04 01:08:18)(良:2票) 3910. 恋はワンダフル!? 議員のルーツ探しとか、仲介人がどうのこうのという設定だけで無理がありすぎ。ロマンスの過程にも、目新しいものが全然ありません。アイルランドの景色がもったいない。[地上波(吹替)] 3点(2005-11-03 04:58:55) 3911. ラブストーリー 《ネタバレ》 ああっもう・・・何でこんないい話を、こんなグダグダの内容にしてしまうかなあ。いや、前半はいいんですよ。素朴で、清冽で、初恋の嬉しさをストレートに表現していて。だからあとはそれを普通にクロスさせれば、自然と感動できる展開になるはずなのに、恋の行方に決着がついて以降も延々と引っ張り続け、挙げ句の果てには何の必然性もないデモやベトナム戦争の描写(当然、盲目になるべき必要性もない)。「友人の自殺未遂で2人の仲は不幸にも終止符を打たれたが、実はこっそり陰で惹かれあっていた」という単純な展開でどうしていけないのでしょうか?残り1時間くらいから、「まだ終わらないの?」とずっと気になって疲れてしまいました。骨は単純な話なのですから、焦点を絞って100分前後にまとめるべきでした。点数はイェジンの頑張りに対して。[DVD(字幕)] 5点(2005-11-01 00:47:55) 3912. 靴をなくした天使 《ネタバレ》 この種の「本当は違うんだよ」系の話は、見ていてイライラが溜まって印象が良くないことが多いのですが、本作で新鮮だったのは、偽ヒーローのガルシアを、よくあるペテン師とかではなく、実際にヒーローにふさわしい善行を行う人間として設定していること。これならば中盤までのストレスも低くてすみますし、あのラストでも納得します。それと、最後に「どういたしまして」でこの作品で唯一心底嬉しそうに笑うホフマンと、それを受けるジーナの微笑、あれで反則的なほど上手くまとまりましたね。こういう、人間の善意の価値を正面から(しかも嫌味なく)讃美する作品は、いつの世でも貴重だと思います。本題に入るまでが少し長すぎるのが難点。[DVD(字幕)] 7点(2005-10-31 00:51:43) 3913. いま、会いにゆきます 《ネタバレ》 最初に見たときは、時系列上のおかしな点とか当事者の認識面での矛盾とかがどうしても気になっていたのですが、タネを知った上で改めて見た方が楽しめますね。一番素晴らしいのは、最初に夫側の一途で純粋な愛を十分に描いておいて、後で今度は妻側からの無償の一直線の愛でたたみかけてくる点です。夫婦間での純然たる愛をここまで賛美した映画って、外国ものを含めてもそうはないのではないでしょうか。タイタニックと同じで、泣く映画では決してなく、前向きな愛に対する力強い感動を与えてくれる作品なのです。雨、土、草、空などの質感を適切に捉えた映像感覚と、清楚感を漂わせた色彩感覚も良かったです。[DVD(邦画)] 7点(2005-10-30 21:15:57) 3914. 遠い空の向こうに 理系版「ルディ」ですね。前半、単に打ち上げが成功してめでたしめでたしだったらどうしようと思っていたので、後半の展開には驚きながらも満足でした。実話ものはどうしてもすべてを再現しようとして冗長になりがちなのですが、この作品は(デフォルメしている部分もあるのでしょうが)上手く刈り込んで編集していますね。もっとも、最後は全部クリス・クーパーとローラ・ダーンが持って行ってしまったような気もしますけど。[ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-30 01:01:12) 3915. ジョージ 躾のなってない弟(そしてそれを容認している両親)には苛立つし、また中身もまったくの定石通りなんだけど、当時15歳のスカーレット・ヨハンソンの確かな存在感は見る価値ありかも。あと、エヴァ・メンデスの好サポートぶり(キャラとしても主人公よりもどう見ても魅力的)。[DVD(字幕)] 3点(2005-10-29 18:26:01) 3916. ラ・ピエトラ 愛を踊る女 《ネタバレ》 世に闘病を扱った作品は数あれど、ここまでじめじめした作品は珍しいのではないでしょうか。冒頭でいきなり病が宣告され、その後は延々と最後まで「病魔に蝕まれながら必死でバレエを続ける私」が映し出されるだけなのです。作品としての構成や組み立てなどほとんど考えられていません。バレエのシーンは本職だけあって目を見張るものがありますが、だからといって映画としての評価は別。[DVD(字幕)] 4点(2005-10-26 02:09:02) 3917. スティル・クレイジー 《ネタバレ》 何よりも、作中で登場するストレンジ・フルーツの楽曲が、猛烈に格好良く、強烈に70'sブリティッシュ風なのに驚き。これって全部オリジナルなんですよね?音のボリュームを上げすぎて中断するシーンの曲なんて、ビル・ナイがアレックス・ハーヴェイに見えましたよ。中盤過ぎまでは、浅いエピソードを何となくつなげているという印象は否めなかったのですが、再会シーンとラストのブライアンのはにかんだ笑顔、あれは反則です。あれ一発で映画のイメージも全部塗り替えられてしまいました。マネージャーのジュリエット・オーブリーの立ち位置もいい感じ。こういう作品はイギリスにしか作れませんね。[DVD(字幕)] 8点(2005-10-26 01:49:56)(良:1票) 3918. 殺したいほどアイ・ラブ・ユー 中盤までは皆さんの巧者ぶりに、笑えまではしないもののそこそこ楽しめましたが、途中でネタが尽きたのか、一気に手抜きに走ってしまいましたね(警察が来たあたり以降)。主人公夫妻の下の子としてこっそり登場し、翌年「カーリー・スー」で見事な主演ぶりを見せることになるアリサン・ポーターちゃんに+1点。[DVD(字幕)] 4点(2005-10-24 01:53:46) 3919. ワイルド・スピード 何というか、これほどすべての登場人物から頭の悪さが滲み出ている作品も珍しいと思う。[CS・衛星(字幕)] 2点(2005-10-24 01:39:29)(笑:1票) 3920. Ray/レイ 全体的に、1つ1つのエピソードの消化が異常に早くて、かなり目まぐるしい感じはしたのですが、制作者側の力の入り方は伝わってきました。単なるサクセスストーリーではなく、その後のヤクと女に溺れるスターの内幕をきちんと描写しているのがよい。後半は、コンサートで総立ちシーンが繰り返されて、やや単調だったかな。妻や友人たちとの関わりについて、もう少し突っ込んだところを見たかった。[DVD(字幕)] 6点(2005-10-23 18:28:53)
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