みんなのシネマレビュー |
|
21. 鬼が来た! 多くを語るべき作品なのに、観終わったら声も出ない。9点(2003-02-16 21:45:15) 22. アメリ ワカメちゃんカットのアメリがとにかく愛らしい。黒い瞳をいっぱいに開いたカメラ目線、空想にふける伏目がちな表情、お化け屋敷(スモークがカッコ良くてすごく入ってみたい)で見せる大人っぽい仕草、そして悪戯を仕掛ける時の茶目っ気たっぷりの笑顔。どのシーンでもきらきらと輝いています。悪く撮れば“ダメ人間大集合”になってしまいそうな濃い登場人物たちが暖かい幸福に包まれていくのを観ていると、こっちまでほんわかと幸せになれます。クスクス笑ってるうちに知らず知らず人生が好きになるような素晴らしい作品でした。9点(2001-12-23 20:43:24) 23. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 戦争だって笑える!ニンゲンの可笑しさはそこにある。上層部の見せる愚かさこそがニンゲンの愛すべきそして恐るべき顔。9点(2001-11-25 10:21:27) 24. オー・ブラザー! これぞアメリカ!ってな風景の中をオッサン3人が行く。これが「オデュッセイア」の大恐慌版だと観てて気が付いたヒトは偉い。ちっとも気が付かなかった。映画が終わってしまうのが残念で、いつまでも観ていたい気分になる傑作。9点(2001-11-17 13:30:41) 25. スタンド・バイ・ミー 近所の神社や植木畑が探検の舞台だったあの頃。時期的にはこの映画の公開と重なります。80年代も半ばを過ぎてから59年のアメリカ少年と大差ない事をしてたんだなあ。ここまで劇的なことは起こらなかったけれど、犬に追われるのも蛭に吸われるのも経験済み。9点(2001-09-16 16:45:29) 26. ライムライト 素晴らしい。辛くても苦しくても、人は素敵でありつづける。9点(2001-09-16 16:32:51) 27. チャップリンの独裁者 本当に大切なことを伝えてくれる映画だと思います。9点(2001-01-12 12:17:30) 28. 十二人の怒れる男(1957) 高校1年の時に何故か学校で見せられた。吹き替え版だったけど、夢中になったのってこれ以外にはあまり無いなあ。リメイク版は見てませんがそんなに駄目なんですか?まあ、えてしてそういうもんでしょうけど。9点(2000-09-08 11:20:24) 29. シザーハンズ 感情移入しすぎて途中から見るの辛いっす。何度も泣いちまうし。ちなみに、科学者に感情移入して泣くのは周りでは私だけらしい。9点(2000-09-08 11:16:20) 30. あの子を探して 不覚にも、泣きそうになった。9点(2000-08-03 12:14:54) 31. ミラクル・ペティント 濃い!ここまで濃い笑いは他に類を見ない。馬鹿と奇跡と火星人の見事なブレンド加減がたまりません。本年度最高のバカ映画。9点(2000-07-27 12:44:22) 32. アイアン・ジャイアント いい映画であることは間違いない。ラストのジャイアントの笑顔に救われた気分になった人は多いのでは?泣いてる人もたくさんいたなあ。9点(2000-04-24 14:07:17) 33. 王立宇宙軍 オネアミスの翼 何がどう良いのか、自分でも分からんが、とにかく良い。プロジェクトXの「H2ロケット打上の巻」みたいな話やなーと思いつつも,森本レオのモサモサした口調に引っ張られるままに一気に最後まで観てしまった。打上の直前,ようやく主人公が吠える場面と宇宙から語りかける口調が印象的だったが,前半の人工衛星についての凄く分かりやすい説明も秀逸。森本レオ節とでもいうのかね。あれ、いいね。ジブリ作品に比べて絵が垢抜けてないのも、好印象だった。8点(2004-08-17 18:39:07) 34. ゼブラーマン 主演,監督及び脚本家の名前で観客を呼んでたらしいが,どいつの作品も丸っきり知らんので過度の期待をせずに済んだ。これは大きかったのではないかと,今にして思う。ただただ「ヒーロー馬鹿映画」が観たいという思いを存分にスクリーンへ向けることが出来たから。そういう観点から言って,これはなかなかの作品である。ヒーローが何のために戦うのか,というのが段々確固たるものになっていくのが良い。教師は生徒のために,父親は息子のために(他の家族が少しないがしろだったきらいはあるが)、そしてヒーローはみんなのために戦う。これがここまで照れもせずに正面からぶち上げられているのは、珍しい。賞賛に値する。そこまでいかない内の馬鹿描写も、やや調子に乗りすぎている感じがないわけではないが,結構面白かった。昨今の邦画でここまで笑える作品は少ない。残念な点は,敵のエイリアンがCGだったこと。そこは着ぐるみの方が良かった。断固として着ぐるみの方がいい。次回作無いだろうけど,次は着ぐるみで頼む。既成のヒーローがどかどかリメイクされる今(しかも駄作が目白押し),完全にオリジナルな正義の味方を創り上げた功績は、決して小さくない。ハリウッド発のヒーロー物に負けない作品が誕生したことを祝って、「ゼブラーマンの歌」を歌おう。さんはい、「♪むーれをはーなれたーシーマーウーマがー・・・」8点(2004-06-29 23:53:32) 35. グッバイ、レーニン! 政治物、として観た。社会主義ってのは何でこう、物悲しくも滑稽なのだろうか。世界中どこを探しても見つからない“理想的社会”という幻想を大真面目に掲げたドンキホーテ。民衆を抑圧しつづけた怪物。その終焉。大笑いは出来ないが、どこか可笑しい。無くなった体制を一人で創り上げようとする努力。可笑しいのに、笑いとは違うものがこみ上げて来るのは何故か。そして、あの母親が健康な状態でベルリンの壁崩壊に立ち会ったとしたらどうなったかと言うことを、観ながらずっと考えた。それにしても、あの仕事仲間サイコー。嬉しそうにまあ、撮ること喋ること。一番輝いていたのは、多分あいつだ。で、一部音楽が「アメリ」からの使いまわしのような気がするが、しつこく続くメインテーマが心地よい。グルグルと何度も繰り返される音楽のように、何度も観たくなる。大当たり。8点(2004-04-10 21:46:05) 36. ラスト サムライ 粗探しをすれば、ほとんど無限に見つかるだろう。挙げていけば切りがないほど、時代考証が間違っている。ほぼファンタジーだと言ってもいいほどに。しかしツッコミを入れつづけながらも、身の内に込み上げてくる何かを押さえきれなかった。山のようなマイナス要因を積み上げて尚、観る者を感動させる傑作。渡辺謙をはじめ役者の演義は一部を除いてみんな素晴らしかったし、合戦のシーンも割と戦術的で(特に騎兵の使い方)観ていて痛快だったし。それだけに時代考証が・・・、そこさえ完璧なら映画史に残る名画になったのに・・・。その点が実に残念でならないが、時代劇を見る喜びを久し振りに味わえたのは大きな収穫。8点(2004-02-01 21:43:30)(良:1票) 37. 刑務所の中 愉快。実に愉快。刑務所なのに。これで老後は安泰かも。腹が減っている時に観るとまた興が増す。乙な味。それじゃ。8点(2003-12-01 22:17:15)(笑:1票) 38. 猿の惑星 観る前からオチを知ってたので「衝撃のラスト!」が味わえなかった。しかし、ここまで有名なラストを未だに知らん人はおらんでしょう。リアルタイムで観られた人が羨ましい。全体に古臭い感じがないではないが、猿のメイクはやはりよく出来ている。アレ、いっぺんやってみたい。ニホンザルで。8点(2003-11-19 20:59:04) 39. 風が吹くとき 小さい頃、父親に連れられて市民会館で観たのをかなりはっきり憶えている。アンパンみたいにまん丸な二人が、放射能の影響で痩せ衰えていくのは本当に恐ろしかった。政府の垂れ流す放送を信じ、愚かしくも見える準備を進める老夫婦の悲惨さを理解したのは、何年経ってからだったろうか。この映画を今こそ、世界中でリヴァイバルしてほしい。戦争が何をもたらすのか、その時自分達はどうなるのか。8点(2003-11-18 21:25:59) 40. 3人の逃亡者 中学3年の時、理科の授業時間が余ったと言って上映会を決行してくれた岩崎先生ありがとう。とても、とても面白かったです。なんだか落語みたいな話ですね。オチもいい。滑稽味のある人情噺として、落語家の誰かが仕上げてくれたらなあ。長すぎるかな。8点(2003-11-16 21:36:50)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS