みんなのシネマレビュー |
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21. 赤の涙 《ネタバレ》 収容所では拷問や監禁など行われ、確かに辛い時を過ごしたと感じさせるわけですが、 みんな普通に会話できる自由はあるんだなというのも感じた点であり、そこはホッとさせられた。 ただそれ故にな仲間の一人が自害してしまうシーンは辛かったですね。 全体としてすごく淡々とした作りで、特に息子さんとのシーンはもう少し情緒的に 描いてもいいのではとも思いましたが、それでもラストの抱擁シーンは胸にくるものはありました。[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-09 14:00:04)《改行有》 22. サマリタン 《ネタバレ》 スタローンかっこいいですねぇ。ほんと、イケおじですよ。 こういうある種安心して観れる王道ストーリーの作品って最近はむしろ少ないように感じますが、 スタローンのような往年スターが今でもこういう役柄を演じて頑張ってることが嬉しく思います。 少年に対して、悪党を倒すのは簡単だが誰の人の心にも善と悪の両方がある、 正しい決断をするのは自分次第だと諭す姿が格好良いです。[インターネット(吹替)] 7点(2025-02-09 10:24:33)《改行有》 23. モンスター・パニック/怪奇作戦 《ネタバレ》 異星人によるおバカすぎる策略。 実験施設でのレトロなモニター画面、頭につけてビリビリやる器具、 細ビーガーに入ってブクブクしてる赤や緑や紫の謎の液体など、 今じゃバラエティでもやらんよなくらいのヴィジュアルに思わずニンマリしてしまう。 特殊メイクはまずまずだったかな。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-09 09:47:39)《改行有》 24. 旅立ちの時 《ネタバレ》 リヴァー・フェニックスの魅力が迸っている作品でしたねぇ。 逃走生活からの旅立ち、そして親からの旅立ち。 ラストは感動的で、映画が終わった後も、登場人物たちのその後の人生を色々と想像したくなる、 そうさせるのっていい映画だよな、て思います。[インターネット(字幕)] 7点(2025-02-07 14:32:50)《改行有》 25. ザ・メガロドン 大怪獣覚醒 《ネタバレ》 60メートルクラスのメガロドンが人を襲うパニック映画、とのことですが、 これを見てて思ったのは「でかけりゃいいってもんじゃない」ってことですね。 B級映画なのでメガロドンが人や戦艦を襲うCGは呆れるほど酷いのですが、 あまりにデカすぎて、人を襲うシーンもお魚がミジンコを丸呑みするみたいな感じでハラハラもクソもないです。 そんでこれだけデカかったら、普通は動きがスローなはずなんですけどね。 このメガロドンはでかいのに動きはクイックすぎて重量感を感じない。 まあこんな低予算ムービーにそういうのを求めるのも酷かもしれませんが、 人が会話してるシーンも画が単調すぎるしね、同じ角度からのカメラから撮ったものを延々繋げてるだけで 画に変わり映えがしないんですよ。せめてその辺の工夫もしてほしいなと思います。[インターネット(吹替)] 3点(2025-02-07 09:57:37)《改行有》 26. ノーマッズ 《ネタバレ》 ジョン・マクティアナンは自分の好きな監督さんです。彼の初監督作とのことで鑑賞してみたのですが、 まず音楽がビル・コンティだったのに驚きました。ビル・コンティは007の音楽も一度担当しており、 本作では若かりし頃のピアース・ブロスナンが主演してるわけですが彼ものちにジェームズ・ボンド役に 抜擢されるのでこれはある種の縁というやつですね。 巨匠と呼ばれる映画監督はなぜか初監督作品がホラーであることが多いのですが、 本作の場合は普通のホラーとは少々違っておりまして、このノーマッズという悪霊が見た目単なるパンク集団なわけです。 そんで連中が出てくるシーンは大抵威勢の良いロックがかかってるわけで、悪霊っぽい描写が微塵もない。 なので普通のホラーだと期待してみるとなんじゃこりゃと思う人続出だと思います。 途中出てきたシスターも単なる悪夢だったし、ビルから突き落とした男も他の人には見えてなさそうだし、 単なる不良集団を悪霊だと思い込んだだけなのでは、という線も残しつつ描いていく。 そういうどちらとも捉えられる含みを持たせる設定は好みだけど終盤は急展開していきますね。 そんであの結末。ノーマッズに殺されるとみんなノーマッズになっちゃうということでしょうか。 不満点といえば主人公の医者がひたすら記憶を追体験するという設定が安直で、 彼女と人類学者にもう少し何かしらの繋がりを持たせて説得力を持たせるべきだなと思いました。[インターネット(字幕)] 5点(2025-02-05 14:00:41)《改行有》 27. ハイ・ライフ 《ネタバレ》 いゃぁ、これは困った代物です。正直、全く理解できませんでした。面白さも内容も、何が言いたいのかもわからず。 出演陣は豪華だし、宇宙と生殖というあまりない掛け合わせにも期待したいところだったのですが、 ちょっと不快なシーンがちらほらあるだけで自分には刺さりませんでした。[インターネット(吹替)] 3点(2025-02-05 12:26:12)《改行有》 28. 恐怖の足跡 《ネタバレ》 本作の影の主役はオルガンだと思います。不穏なシーンには必ずオルガンの短調かつ不協和な響きが聞こえてくるわけですが、 これがあるなしでは本作の色合いはだいぶ違うものになるでしょう。特に主人公自身がオルガンを弾いて焦点の合わない目になり 白塗り集団の高速ダンスシーンが流れたりするところはそれこそ遥か昔のシネフォト特有の不気味さを表現していたように思います。 前半こそ不思議で幻想的な映画だなと観ていましたが後半、自分が生きていないんだと悟るあたりの「孤独さ」が怖さへと直結していて その辺が巧みだなと感じました。まぁ古い作品なんで手作り感も強く、白塗りさんたちの追いかけっことか ちょっと笑っちゃいそうにもなるんですが、カルト的な人気があるというのもわかる作品であります。[インターネット(字幕)] 6点(2025-02-04 10:55:32)《改行有》 29. マックス・スティール 《ネタバレ》 ヴィジュアル的にはマーベルキャラっぽい代物ですが、 内容的には父親の正体を通して知る自分の運命のお話で全体として派手さはありません。 最後の最後になってようやく戦闘シーンが出現しますがスーツ二人組の肉弾戦で特筆するところはありません。 マックス自体にもあまり魅力がなく、バディのスティールもよく喋りはしますがその会話に面白さがありません。 予算の問題もあるとは思いますが、何より脚本の出来の問題かなと思います。[インターネット(字幕)] 4点(2025-02-04 09:45:43)《改行有》 30. 男なら夢をみろ 《ネタバレ》 離れ離れになった兄弟。片方は刑事に育てられ学生に、片方はヤクザ。 3年後再び会った時には検察庁幹部になってるわけで、ヤクザと兄と妹の由紀の三人で会食するシーンはおおらかな時代を感じさせますね。 最初から住む世界が違う、叶わぬ恋、交わるべきでないとわかっているからこそ自ら引く行為というのは情があって良いです。 ドンパチシーンになると、途端に影の世界に入ってアメリカのマフィア映画らしい画作りになるのがみていて楽しかった。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-02 15:30:13)《改行有》 31. クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代 《ネタバレ》 クリムトとエゴン・シーレを焦点とした作品、というよりも、この二人を出発点として 絵画に音楽、建築に心理学と後半に取り纏めてウィーン黄金時代について語る、といった内容になってます。 鑑賞し終えて思ったのは、とりあえずオーストリア行ってみたい!芸術家たちのゆかりの地を巡ってみたい、てな思いですね。 クリムトとエゴン・シーレ、二人の画風はだいぶ違うように見えますが、エロスや性の解放という点では共通してるみたいです。 セクシュアルなものを描くことにまだまだタブーが強い時代、ありのままに描くことの背景に裸体の写真があったのではという考察が個人的には興味惹かれました。 写実主義が終わって色々な形式が出てくる発端は写真術の登場によるものだと思うのですが、形式的にだけでなく質的にも変容をもたらしてるんだなと。 あとウィーン万博やパリ万博など、洋の東西の出合いがその当時西洋の音楽家や画家たちに多大な影響を与えたことも間違いありません。 だから単に芸術という枠だけでなく、近現代の芸術を語る上ではテクノロジーの発展、都市化、異文化の出会いというファクターを 鑑みることが重要で、そういう意味では本作のように広範に語る必要性というのもまた理解が持てます。[インターネット(吹替)] 6点(2025-02-02 10:20:28)《改行有》 32. 天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬 《ネタバレ》 良いですね。こういうギャグアニメ好きです。 大笑いはしないけど、ふふってなるギャグが延々積み重ねられていきます。 バカボンにもフランダースの犬にも全く思い入れがなくてもこれ単体で楽しめます。 放り投げたみたいな結末ですが、これで良いのだ、と言われてしまえば、これで良いのです。 あと村井國夫さんの声の存在感が半端ない。[インターネット(邦画)] 6点(2025-02-01 17:22:49)《改行有》 33. コンビニ・ウォーズ ~バイトJK VS ミニナチ軍団~ 《ネタバレ》 とんでもなく下らないおバカ映画ですけど、個人的にはまずまず楽しめました。 オスメント君がちょい役で出て来て驚いたものですが、さらにジョニーデップの娘、 そして後半からはデップ本人も出てきてなんだこれはと。いや一番驚いたのはスタン・リーがカメオ出演してたことです。 なんでこんなお方がこんなおバカ映画に出てるんだと(笑)。おそらく監督さんの人脈とか縁の賜物なんだろうなと推測します。 JKらしい下ネタ全開ギャグ、いろんなキャラの先生、そしてミニナチ・ソーセージとかいう訳のわからんキモカワキャラが個人的にツボでした。[インターネット(吹替)] 6点(2025-01-31 16:47:58)《改行有》 34. デスフォレスト 恐怖の森2 《ネタバレ》 今回は舞台が学校なので、「デスフォレスト 恐怖の森」というタイトルもどうなのだろうと思うのですが、 舞台が変わっても巨大顔のバケモンは相変わらず良かったと思います。でも白塗り男の方は、森の中だとバケモン感あったんですけど、 学校の中だと途端に生身の人っぽさが出てきて、おまけに女子高生たちを追いかけ回してるので変質者にしか見えませんでしたね(笑)。[インターネット(邦画)] 4点(2025-01-31 12:55:37)《改行有》 35. デスフォレスト 恐怖の森 《ネタバレ》 そうなんですよねぇ、、、。登場人物たちが文句ばかりで、見ていて嫌気がさしてきます。 森の中で遭遇した例のバケモノみたいなのはヴィジュアルは悪く無いです。 顔が白くお口がやたらとでかい、得体の知れないのが二体確認。もう一体は顔だけ?というのも実に斬新です。 でも、この人には助かってほしい〜と思える人がいないというところが本作の残念な点ですね。[インターネット(邦画)] 4点(2025-01-29 17:26:21)《改行有》 36. クワイエット・フォレスト 《ネタバレ》 タイトルとかあらすじを見ると、完全に「クワイエット・プレイス」を想起させますけど、 あちらよりも早く作られてるんですね。というか、全くの別物。 あちらのようにエンタメ作品でもなく、地味でわかりにくい作品です。 怪物も姿は現さず、それどころか終盤では怪物の声を鳴らす装置を発見してしまいます。 じっとりとした静かな森と暗すぎる室内は、美しさすら感じさせ映像的にはクオリテイ高いなと思わせます。 つまるところ兄は父に殺された。怪物もフェイクだった。この父は何がしたいのだろう、という疑問。 彼は自分の中にある父親像に縛られ、それを演じたかったのかもしれません。 あるいはこの父親は、用心棒を名乗りつつみかじめ料を要求するヤクザなシステムのメタファーなのかもしれませんね。 いずれにせよ、ある程度の深みを持たせたい作品だと思うのですが、 パッケージと邦題でエンタメだと勘違いして見る人多そうでその辺が勿体無いですね。[インターネット(字幕)] 5点(2025-01-29 08:33:03)《改行有》 37. キラー・ジーンズ 《ネタバレ》 キラー・ジーンズ。そう、その名の通り、ジーンズが人を襲撃する映画。 これまでにもキラーなんたらというおばか映画が量産されてきたのでこちらもその類と思って見ちゃいますよね。 製作者はそこに社会問題という意外なフェイントを織り交ぜてくるわけです。 CCCという架空のアパレルメーカーは、表面的にはSDGsに熱心な今風の企業なわけですが、 実際は安い賃金労働でインドの子供を働かせて搾取しているという、そこで犠牲になった子の怨念がジーンズに宿っているという設定。 ラストなんてものすごい勢いで殺到してきた客が血祭りにされちゃって、社会全体に対するカウンターアタックのような様相を呈してます。 人によって、純粋におばか映画を見たい人には逆効果かもしれませんし、意外なめっけもんだと感じる人もいるでしょう。 いずれにしろ、ジーンズといえど人を喰らう様はなかなかのエグさがありましたし、ダンスシーンもブラックユーモアが効いてました。[インターネット(吹替)] 6点(2025-01-28 12:32:36)《改行有》 38. トビラ 魔の入り口 《ネタバレ》 紛れもないB級映画。 ドアを通じて起こる怪奇現象も数えるほどで派手さはなく、少ない予算で拵えた作品だとわかります。 夫婦二人、あるいは男の子でなく、本作の真の主役は黒人霊能者であります。 特に後半は彼一人の独壇場です。こんなにも長々と降霊術のシーンを見せてくる作品を私は他に知りません(笑)。[インターネット(字幕)] 4点(2025-01-27 13:12:08)《改行有》 39. ドント・ヘルプ 《ネタバレ》 とても重苦しい、救いの無いお話。ずっと息の詰まるような内容で人にも勧めにくい作品。 オチもアレですからカタルシスも味わいにくく、世間的にはなかなか高評価は得にくいだろうなと思います。 ただ、「悪魔」とはなんなのか?という疑問において、これほどまでに直球に描いてその意味を咀嚼し得た作品も他に知りません。 悪魔とはつまるところ、疑心暗鬼、憎悪や嫌悪、自分自身への絶望、といった人の心そのものなのでしょう。 「黒い影」とやらは他でも無い自分自身の黒い心の影であり、赦すことによってそれが消え失せた。 マリアは最終的に信仰心を取り戻したのでその点が救いであり信心深い映画ともいえますが、 宗教的なことを抜きにしても現代社会は人に刃を向ける人、あるいは自己否定の強すぎる人、 極端すぎる人が多いなと思う昨今だったので、個人的には感慨深い内容の作品であったなと感じています。[インターネット(吹替)] 6点(2025-01-27 10:44:11)《改行有》 40. デモニック 《ネタバレ》 ニール・ブロムカンプは割と好きな監督さんですが、本作はカナダ制作で小作品であるとはいえ 特段良さを指摘できる要素は確かに少なかったように思います。 意識不明となった母親を救い出すために仮想現実へと入っていくわけですが、 このゲームのようなヴィジュアルは個人的には嫌いではありません。 しかし後半からガラリと雰囲気が変わって、悪魔がなんだ悪霊がなんだという話になってきます。 こういう、仮想現実というSF要素と悪魔というオカルト要素の組み合わせは確かに目新しい印象を受けますが、 母親がなぜああなったのかの要因は悪魔だというのがこのお話の一番残念なところ。もう少し深みや捻りが欲しいですね。[インターネット(吹替)] 5点(2025-01-26 14:59:39)《改行有》
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