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【製作年 : 1950年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 十二人の怒れる男(1957) 話運びは、それなりに面白いし当時は新鮮だったろうなあと思います。今回初めて見た目で言うとストーリーも映像は一本調子で話運びも粗が多い気がします。こういう映画は見る人に容疑者が白か黒かを最後までわからないように進める方が面白いと思います。これだと本当は白なのに黒の判決をされた容疑者をヘンリー・フォンダが正義のために白にするというだけの映画です。ただ暑いエアコンのない部屋の豪雨でのうだる感じがとても良かったです。当時、なぜこの映画がオスカーで、ノミネートすらほとんどされなかったということが話題になっていましたが、オスカーを取るほどの映画でもないと思います。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-27 02:48:44) 22. 喝采(1954) ビングクロスビーとグレースケリーの少し疲れた演技が光ってます。いま見ても古さを感じさせないストーリーはこびもさすがです。ラストもホッとしました。[CS・衛星(字幕)] 6点(2006-03-01 23:07:39) 23. 陽のあたる場所 個人的にモンティの顔が怖いので、リズがどうして簡単にモンティに夢中になったのかが理解不能。モンティがシェリー・ウインターズを誘うのは、それまでの淋しい暮らしぶりを見ればわかるのですが・・・。リズのアップの度に画面に紗がかかるのはおかしいです。似たような事件は今でも多いですね。関係ない話ですが、以前、和田アキ子がテレビで「アップの時は紗をかけて美人に撮って」と言っていたのを思い出しました。[CS・衛星(字幕)] 5点(2006-01-18 12:58:13) 24. チャップリンのニューヨークの王様 以前、チャップリンリバイバルの時に「モダンタイムズ」や「街の灯」を見て感動して、チャップリンが大好きなんだと思いこんでいました。20年以上経って見ていない映画をひとつずつみていきながら、どれも面白くないなあと感じていましたが、この映画に関しては楽しめました。メッセージ色が出過ぎていない(パロディになっている)部分が良かったです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-08-29 06:30:25) 25. 宗方姉妹 見られたくない日記を高峰秀子に読まれてしまったときの田中絹代のセリフ「見られたっていいのよ、古い日記なんか。今の私には関係ないわ」というところがかっこよかった。6点献上。6点(2005-02-22 09:16:28) 26. 泥棒成金 花火のシーンとラブシーンを重ねるのは、当時は新鮮でしたが今見ると安いB級ポルノみたいです。今見るとついでに、ヒッチコックの映画はどれも効果音がやりすぎです。ジョークなら面白いんですが。5点(2005-02-22 09:05:07) 27. 二十四の瞳(1954) ホロリときました。教師ものは大嫌いなのですが、これは別格。言い古された言葉ですが、こんな先生は絶対にいない。生徒たちが大人になっていくのに成長した顔が同じでびっくりしました。兄弟姉妹を選んで生徒にしたというので納得しました。8点(2004-11-03 05:57:52) 28. ライムライト 音楽はとても好きなんですが、ストーリーが面白く感じられませんでした。感傷的な映画は好きなのですが、酔いすぎている感じがして引いてしまいました。4点(2004-07-24 12:32:51) 29. 眠れる森の美女(1959) オーロラ姫が大人っぽく、魔女も怖くて、森の木さえもすごいなあと思いました。ディズニーはどの辺で絵柄が変わってしまったのかなあと少し残念に思います。7点(2003-09-22 10:26:45) 30. シンデレラ(1950) かぼちゃの馬車、お姫様への変身、お城の階段、ガラスの靴が脱げてしまうシーンなど息をのむようです。これを見てシンデレラに憧れない女性は少ないでしょう。ディズニーだなあとつくづく思いました。7点(2003-09-22 10:20:18) 31. 見知らぬ乗客 どうもTVのヒッチコック劇場ででもいい映画ではないかなと思いました。なんで?と引っかかってしまうところが多かったです。5点(2003-09-14 01:04:34) 32. 北北西に進路を取れ ヒッチコックのサスペンスは個人的に今ひとつなんですが、この映画に関してはクライマックスが好きです。ヒッチ先生、ラッシュモア山(残念ながらセットなんですよね)でのラストを撮りたくて、そこまで引っ張っていた感じです。6点(2003-09-14 01:02:44) 33. イヴの総て 早くもベティー・デイビスが大御所の貫禄でふてぶてしさもかわいいし、ちょっとおつむの足りない可愛いだけの新人女優のモンローも本当にまんまなのか役作りなのか、良い味を出しています。ストーリーは今見ると、ありがちだけどうまく出来ていると思います。6点(2003-09-14 00:47:48) 34. 巴里のアメリカ人 「恋の手ほどき」もそうだけど決して美人とは言えないコケティッシュなレスリー・キャロン、すごく好きです。ガーシュインの音楽も舞台も独特の色づかいも好きです。もちろんダンスも。7点(2003-09-10 03:10:04) 35. 灰とダイヤモンド 小説は読んでいないのですが戦後のポーランドの辛い時代が感じられる映画でした。モノクロの映像がシャープできれいなのですが、いま思い出そうとすると印象が薄いです。6点(2003-09-04 00:16:12) 36. ふしぎの国のアリス(1951) チェシャ猫、3月うさぎ、今にいたるキャラクター満載です。牡蠣の赤ちゃんのエピソードなど子供の頃には見落としていたブラックの味付けが、今見るとすごいなあと思います。ディズニーアニメの中でも秀逸です。8点(2003-09-02 01:15:25) 37. 東京物語 時代、風景、風俗、この映画を見て日本人でいて良かった、こういう過去の時代を実際に過ごしてきた国に生まれて良かった、と思ってしまいました。ひなびた銭湯にでも行きたくなります。ただ今みると杉村春子は普通だと思います。みんな自分の暮らしがあるんだから。7点(2003-09-02 00:37:39) 38. 慕情(1955) 恋愛映画が苦手でベタなものも苦手なんですが、見たときの状況でシンクロ率が高かったので涙涙でした。丘の上の蝶に涙。せつないテーマソングに涙。見たときの状況って大切ですね。7点(2003-09-01 00:23:42) 39. 大人は判ってくれない トリュフォーの描いた子ども映画では家庭内暴力などの多少のベタさはあってもストレートに子どもを描いた「思春期」の方が好きです。この映画はむかし観たせいかもしれないけど、当時は大人の目で見た「大人はわかってくれない」のような気がしました。むしろ大人から見た「大人はわかってくれない」なら良かったなと思う。この映画のフランスの匂いが好きです。子どもだった頃のレオン・ウォルトへ、みたいな感じで描けたら、もっと良かったのに。7点(2003-08-26 18:20:00) 40. カビリアの夜 「いつも男にだまされているのに真実の愛に出会えると信じている、純心無垢な魂を持った娼婦カビリア」という映画コピーなんですが、カビリアの行動にそっくりな知り合いがいるんです。「ほしいのは本当の愛」とかくさいことを言っては毎回捨てられて、そのたびに不死鳥のように次の相手を探してのめりこみます。現実を見ているようで泣くほど大笑いしながら見てしまいました。そんなことなくてもとてもいい映画です。8点(2003-08-19 10:23:24)
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