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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. イン・ザ・ベッドルーム 絶対悪、理不尽さ、身勝手さなどを、良識も知性も自制心もある人間が振りかざされたとき、人はどうやって精神の修復をしたらいいのだろうか.どうやって行き場のない怒りをコントロールしたらいいのだろうか.この部分にかなり時間をかけて描いているので、主人公たちの心の軌跡を自分にも投影してみることができた.7点(2003-08-24 21:43:55) 22. ブリジット・ジョーンズの日記 素直に観て素直に笑っちゃいました.R. セルウィガーの魅力って、これは他の人が真似しようと思ってもなかなか得られるものじゃない.H. グラントは表情が垢抜けていてお洒落で格好悪くて素敵.C. ファースは、目が“イングリッシュ~”と同じだった.脚本がまた際どいところを涼しく通り抜けたりして憎い(ママパンツとか法律違反とか).7点(2003-08-05 23:19:12) 23. ギャング・オブ・ニューヨーク 点のほとんどは、D. デイ=ルイスに捧げます.“ボクサー”の後の空白どころか、取り憑かれたような演技への入り込み方はちっとも変わっていなくて、嬉し涙が・・・.衣装と時代考証も素晴らしかった.7点(2003-02-05 00:25:59) 24. ムーラン・ルージュ(2001) 次々と展開するスピードと衣装や舞台のゴージャスさに圧倒された.吹き替えを使わないことで画面に適度な緊張感が生まれ.観る側も雑念なく集中できる.キッドマンがそれは綺麗だったし、マクレガーの慟哭には不覚にももらい泣きしてしまった.7点(2002-09-28 23:06:37) 25. ハリー・ポッターと賢者の石 面白かったです.原作(だいぶ前に読んだので、記憶に残っていない部分も多いですが)の雰囲気が素直に出ていたと思います.特に学校の建物の感じは原作通りという印象ですし、クイデッチの展開も素晴らしかった.原作の第一巻の導入部は大人でもちょっと入りにくいのですが(入ってしまったら3巻まで続きますが)、映画はとっかかりから解り易くて子どもにもいいんじゃないでしょうか.本の好きな子どもには特に.7点(2002-09-08 18:21:05) 26. フロム・ヘル 19世紀末のロンドンの街並や階級によってあまりにも差のある生活の描写が隅々まで行き届いていて、時代考証によって忠実に再現したのだろうと思わせる.ここも見所のひとつかと思いました.映画全体の色調が暗いのだがこれも忠実な時代考証の産物なのでしょう.J. デップは何を演らせてもすんなりと役のエッセンスを吸収して、存在感を生み出す人であるなあ、と(スリーピーホローの捜査官イカボッドとちょっとかぶりましたが.)7点(2002-09-08 18:04:40) 27. あの頃ペニー・レインと 雰囲気出てました.私はちょっとだけ流れていたキャット・スティーブンスがものすごく懐かしかったです.映画と役者さんが随分綺麗な出会いをする、とても顕著な例がケイト・ハドスンですね.7点(2002-04-13 22:45:42) 28. ロード・オブ・ザ・リング 期待してたほどではなかったですが、全編目眩く万華鏡という印象で、盛りだくさん.サー・マッケランの存在感が一番印象的でしたが、リブ.タイラーの乗馬シーンの美しさとケイト・ブランシェットの科白の綺麗さも.続編は観ます.7点(2002-04-07 17:58:48) 29. リトル・ダンサー 導入部が巧いですよね.彼が家族のためにきちんと家事もやり、しかも家族思いな男の子である、ということが映画の根底に示されます.映画の舞台がいかにも英国の地方で(街並みや、家の中の色彩や調度などからも)、サッチャー政権下の重い雰囲気も自然と感じられました.疑問点は、父親に見せたクリスマスの踊りと、ロイヤル・バレエ学校の試験での踊りです.前者にはそれほどの迫力を感じなかったし、後者は名門バレエ学校の試験に見合う内容ではなかった気がして、物足りなかったのです.タップのシーンは良かったし、先生とのブギ・ダンスも楽しかったのですが.7点(2001-10-08 19:58:32)(良:1票) 30. ベティ・サイズモア レニがほんとに魅力的.あのちょっとぽっちゃりな顔立ちと独特な笑顔に降参.M. フリーマンはキャラと役柄とのギャップが苦しかった.複数の人が脚本を書いたような何処へ行くのか予測がつかないストーリイもある意味新鮮だった.6点(2003-08-17 23:50:38) 31. es[エス](2001) 無作為で選んだグループの構成なのに、やけに解りやすい分け方をしてしまったので、“人間の心の闇”にまで踏み込めなかった気がする.元々持っていたキャラクターが増幅されただけだというような印象になってしまった.双方とももう少し複雑な行動が出るなら(一人の人間の中では、状況次第では善も悪も生まれるのだから)、もっとリアリティが出たのではないか. しかし一番手に負えないのは、人間性の未熟な研究者のエゴイズムだ、と溜息が出た. 5点(2004-01-02 17:49:05)《改行有》 32. ざわざわ下北沢 何が印象深かったかというと、フジ子・ヘミングと広末のやりとりとか、原田芳雄と豊川悦司の会話とか、下北沢住民たちの日常を切り取ったかのような部分.監督はこの街の雰囲気(と、下北沢文化!)を半記録映画として残したかったのでは?“愛”が感じられます. 5点(2003-10-19 17:16:17)《改行有》 33. 少林サッカー いかにも香港映画風のお決まりの脚本、展開、ギャグ.最後は好みの問題だと思うので、この点になりました.5点(2003-10-19 10:38:12) 34. マリー・アントワネットの首飾り ストーリーの展開が大雑把だったことも、H. スワンクに主役をはるインパクトがなかったことも、人物描写が浅かったことも残念.“ギフト”の友人役みたいなのはぴったりな気がするんですが.M. アントアネット役の女優さんはかなり顔立ちが本物の肖像画と似ていたので、驚いた.5点(2002-08-13 23:24:45) 35. アンブレイカブル シックス・センスと比べちゃいけないと思いつつ、やはりどうしても・・・.伏線もどうでもいい感じだし(あってもなくても)、カメラの構図も凝っていたけれども・・・.5点(2001-11-02 10:27:41) 36. ガーゴイル(2001) ストーリイがきちんと落ちていかないのと、主人公のキャラが掴みにくく苦悩そのものが伝わってこないのとで、非常に曖昧な印象のまま今に至っています.ただならぬ緊張感と閉塞感が醸し出す空気は十分感じたのですが・・・.4点(2003-10-13 00:46:44) 37. パニック・ルーム どうしてJ. フォスター出たんでしょう.役者がいくら熱演しても、密度の低い脚本だと役柄をふくらませようとしても空回りしてしまう.4点(2003-10-06 21:56:35) 38. シャーロット・グレイ C. ブランシェットの映画なので楽しみだったのですが、全体に物足りなさが残りました.sayzin さんが仰るように、フランスに入ったらフランス語でしょうし、最後に必死にタイプした手紙もフランス語になるのでしょう.そして、敢えてフランス入りしたという動機が、あの設定では軽く思えてしまうのです.それにしても、あの教師役の俳優は顔つきからして卑しさが滲み出ていて、舌を巻きました.4点(2003-08-24 23:39:38) 39. ピアニスト いくらある意味純粋培養な成長過程をたどっても、ピアノだけの人生であっても、この幼稚で脆弱なエリカの人間性が哀しい.自分の精神を自力で鍛えてこなかったことの酬いなのだろうか.音楽リストを見て楽しみにしていたのだが、彼女の奏でる音楽にさえ、素直に入れなかった.2点(2003-08-24 22:41:52) 40. A.I. だめです.とても相容れない部分が多過ぎる.オスメント君の演技は、この作品では逆効果に働いてしまった.何も引っ掛からない上滑りの、何が原因かを確かめるために、もう一度観ればいいのだが、その気力がないです.1点(2002-07-14 23:28:38)
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