みんなのシネマレビュー |
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21. エバー・アフター あまり考えちゃいけないかわいらしいおとぎ話。フランスの設定なのに英語って妙に気になってしまうのですが、一緒にくやしがったり、私だったらこうはしない!って思ったりで面白かった。 ドリュー・バリモアが似合っていないようで妙に合っている。はまり役。 でも私だったら農民出の召使をあんなに馬鹿にするような男は、いくら王子様だって、後から謝ってきたっていやだなぁ、と思ってしまった。 だましていたっていうことに怒っていたというよりも、実は賤しい出の者だったってことのほうにショックを受けて怒っていたので。。6点(2005-02-09 21:56:57)(良:1票) 《改行有》 22. スリング・ブレイド 全てがあの結末に持っていくためにくっつけられた設定のように感じました。少年と仲良くなるのはいいとしても、あのお母さんがあそこまで優しいことや、お母さんの恋人があそこまで嫌なやつであること、子どもに悪影響なのになぜ何としてでも離れようとしないんだろう?など。そこまで無理しているのに何を伝えたいのかよくわからない。心温まる話というのも違うし、切ない話というのもちょっと・・・。でも見ているときは面白かったのでいいです。5点(2005-02-09 21:49:56) 23. セックスと嘘とビデオテープ 面白かったです、とても。思っていた以上に刺激的で、繊細で微妙な感情を突いていてうまいなぁと思いました。 自分の考えや体験を赤裸々に話すのって一種のセラピーですよね。何がいいってマニアックでエロティックな緊張感。男がビデオカメラを回し、女が質問に答える。ムリして話すわけでもなく。すごい告白をしているのに男は質問をするのみ。すごい緊張感と色気でした。 その奇妙なセラピーを通しての4人の変化具合もとてもよかったです。恋愛映画としては異色だけれど、傑作だと思う。。8点(2005-02-09 21:42:19)《改行有》 24. バスキア 特に引き込まれるところのない映画でした。残念。3点(2005-02-09 21:12:43) 25. 海辺の家 やはりどうにも邦題がいただけません。映画のイメージと違うし、印象薄いですよね。ちょっと内容に無理がある気もするけど、感動もあり気軽に楽しめる部分もありで割とよかったです。6点(2005-02-03 19:31:50) 26. インサイダー どんな話か知らずに単にサスペンス映画かぁ、と思ってい見ていただけなんですけど、徐々に演技と話に引き込まれていきました。実話だと知らなかったので、いつパチーノは裏切るんだろう?いつラッセル・クロウはキレちゃうんだろう?と思っていたのですが、そんなことが起きなくても面白かった。実話だということを気にしないで見ていても十分に入り込めたのは、映画として魅力的だということなのですごい!大物2人を上手く活かしきれた映画だと思います。2人とも苦手な俳優だったのですが、この映画で見直しました。8点(2005-01-30 12:36:30) 27. 8人の女たち 普通に面白かったです。ミュージカルの入り方もバランスがいいし、気軽に女の人とかおばちゃんとかが楽しめそうなお手軽サスペンスかな?と思いました。ただきれいにまとまり過ぎていて面白みはないかも。6点(2005-01-30 11:56:18) 28. ネバーランド 少年の成長ものとしてはとても心暖まるいいお話でした。癒されます。子役上手いし。でもそれ以外の観点から見るとストーリーが希薄でイマイチなよーな。 それは主人公のバリの魅力が「ジョニーデップが演じていること」以外にこれといってないからじゃないかなぁと思いました。設定としては顔立ちのいい人が演じる必然性がないんですけど、もしこれが人がよくて面白いけど冴えない売れない作家のおじさん、みたいな人が演じたら、この子どもたちへの入れ込みように、ちょっと引いてしまうと思うんです。でも冴えないおじさんぽい人が演じたって、その主人公自身も子どもたちと同じように物語が進むにつれ変化していって感情移入ができて、子どもたちとの接触の中でピーターパンを作りこんでいく過程をきちんと織り込んだらきっとすごく感動すると思います。 いい作品が書けなくて落ち込んでいるといってもそんなに生活に困るほど深刻ではないし、奥さんとの仲も中途半端というかはっきりいってどうでもいいみたいだし、ケイト・ウィンスレットとの仲も取り立てて言うべきことがない。だから、バリが子どもたちを見守り影響を与える部分はいいんですけど、子どもたちと出会ってバリ自身がどう変わって行ったか、子どもたちとの出会いがどんなに貴重で、自分の作家生活や私生活にどんな影響を与えたか、という部分が希薄なんです。 そして期待していた、「ピーターパン」の執筆との関連も希薄です。もうちょっと奥深い部分を感じたかったです。ピーターはとても魅力的な子どもですが、これだとただほんとに名前を借りただけという気がしてしまうし、別に長男の名前を借りたっていいじゃん、て思ってしまう。 こういうジャンルはお気に入り映画になる可能性が高いのに、ちょっと残念でした。6点(2005-01-30 11:45:42)(良:2票) 《改行有》 29. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版> 原作も有名で、映画とは内容がかなり違うのにどちらも高評価、という珍しい作品。もちろんストーリーは原作のほうが深く素晴らしいけれど、テーマを絞って2時間でこの世界を散漫にならずに映像化したのはほんとすごいと思います。ただ時代のせいもあるでしょうが、この作品の影響を受けたその後の漫画などのほうがわかりやすく感動もしたし、もしこの作品を当時見ていても前衛的すぎて、すごいとは思えても楽しめなかったと思います。退屈っちゃあ退屈だし(でも実は原作は読みづらくて最後まで読破していない気がするので、退屈でも最後まで見れた映画はその点ましですかね)。点数のほとんどは世界観に、そして俳優陣の演技とストーリーに少しずつ。6点(2005-01-30 11:29:57) 30. マレーナ 私は女なので、はっきりいって気分悪いです。あの陰湿さ。イタリア人には大らかで優しいイメージを持っていたので、ひどい!の一言。女もひどければ、とっさに助けようとしない男も、主人公の少年も。かなりショックです。主人公の少年のストーカー行為もストーリー上必要なのはわかるけど、ちょっと気に障りました。 でもよくできた映画だと思います。戦時の人間の醜さと、12歳の少年心、どちらか一つでも大きなテーマなのに、両方を満足のいくように描ききっているのがすごい。6点(2005-01-12 22:53:33)《改行有》 31. 過去のない男 静かで淡々と進むし、登場人物が無表情なのにすごく違和感があったけれど、描き方が丁寧なので最後まで目を離さずに見ることができました。フィンランドものってことでの珍しさ、カウリスマキ監督作品ってことでの興味を除いたら、ちょっと心の温まる、そこそこの作品かなぁと思いました。あのような暮らしは一般的なものなのか、貧しい人たちだけのものなのか、貧しい時代のものなのか、貧しい地域のものなのか、いまいちどう捉えたらいいのかわかりませんでした。6点(2005-01-10 15:31:30) 32. ペギー・スーの結婚 はっきりいって退屈でした。ニコラス・ケイジ、22歳なのにラストの現在の場面のほうが自然に見えたんですけど・・・。40数歳の役ですよね。主役ももちろん違和感だらけでしたが、どうでもいいです。ストーリー的にもいまいちだったので。4点(2005-01-09 00:03:56) 33. 普通じゃない やっぱりユアンは好きじゃないなぁと思ってしまったけど、それなりに何も考えずに楽しめる映画でした。たまにはこんなのもいいかな、と。6点(2005-01-08 23:59:06) 34. 蝶の舌 スペイン内戦ものとは知っていたけれど、もっと楽しくてほのぼのしたもの、そして感動するものを想像していました。 ラストは衝撃的で役者の演技にも引き込まれるが、ほかの部分はいまいち・・・あまり世界中で有名になるような作品でもないんじゃないかと思いました。題材が題材なので、ある程度いい映画として広まるのは理解できますが。まぁまぁな映画というのではなくて、ラストがすごく印象的だったのと、その他の部分つまらなかったのを相殺して5点というところでしょうか。5点(2005-01-08 23:56:06) 35. ドニー・ダーコ 意味がわからないのでネットで調べました。こういうシュールでドライな話は大好きですごいすごいと思うのですが、難しすぎて自分ではわからず、映画としてちょっとどうなの?(負け惜しみ)と思うのと、もうちょっと若いうちに見てたほうが、より好きだったかなぁと思うので7点。7点(2005-01-08 23:51:51) 36. 眺めのいい部屋 苦手な雰囲気の映画でしたが思いがけずコメディータッチで楽しめました。すごく上質な少女漫画みたいな映画だなぁと思った。天真爛漫で世間知らずだけど、まっすぐで憎めないおじょーちゃんはまさに悩める主人公。DDルイスがでてきてから余計コメディになった。大真面目でめがねのずれちゃうちょっと勘違い君な文学青年だよ!!めがねが片方キラリと光ってるし!!!DDルイスがこんな役をやるのは意外だけどなかなか面白くっていい味出してる。そして大胆で破天荒で(主人公にとっては)魅力的なイタリア青年。弟を始めとする味のあるキャラクター。ストーリー展開も、キャラクターもまさに少女漫画でした。そして駄目押しはラストのステキなキスシーン。完璧! 好みの問題で、この点数ですけど。7点(2005-01-08 22:25:24)(良:1票) 37. ウディ・アレンの重罪と軽罪 宗教的な思想は実感がないけれど、こういう大真面目なテーマを持った話は好きです。人生はささいな選択の繰り返し、人生は不公平で、どうにもならないものはどうにもならない。この重い作品を比較的軽い雰囲気で見せられるのはウディ・アレンならではなのかなぁと思いました。でもちょっと重くて怖いのでもう一度見たくはないです。この人のほかの作品は見てみようという気になりました。7点(2005-01-08 21:54:22) 38. ハウルの動く城 変に奥深いストーリー展開を匂わせちゃっただけにひっちゃかめっちゃかになって上手くいかなかったのかなぁと思います。トトロタイプの、魅力的なキャラクターを前面に押し出した単純なおとぎ話的ストーリーにすればよかったのでは?ハウルもカルシファーも男の子(名前忘れた)も魅力的だし、ソフィーももうちょっと変えれば感情移入しやすいステキな女の子になったと思います。アニメに多くを求めすぎ、多くを入れようとしすぎになってしまったんだと思う。映像が他のアニメの追随を許さないくらい美しく細かいところに凝っているので、それを邪魔しないようなシンプルなストーリーでも十分だと思う。宮崎アニメということで特別な目で見てしまうけれど、アニメ映画としては結構面白いほうだとは思いますが。5点(2005-01-04 17:08:50) 39. リクルート なんだかすごく暗ーい雰囲気だったイメージが。ストーリーは面白かったと思うんですけど、残っているものがありません。驚きの展開もそれほど大したことないような。コリン・ファレルは勢いがあっていいですね。アル・パチーノに関しては、最近の作品を見るとこっちまで疲れた気分になってしまいます。それが味とも言えるでしょうけど。5点(2005-01-04 16:28:08) 40. アダプテーション こういうアイデア勝負のトリッキーな話は好きです。ちょっと強引な気がするし一番最後のところは好きじゃないけど、話としては上手くまとまっていると思います。どこがいいのか上手く説明できないけど、面白いし凄いなぁ、という感想。7点(2005-01-04 15:14:28)
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