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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. デビッド・クローネンバーグのシーバース クローネンバーグ版ゾンビだが、非常にチープな映像。にも関わらず、画面に恐怖が漂っている。それは、クローネンバーグが人間の本質を描いているからだろう。そのため、口から口へと寄生していくものが男性器を連想させる造型となっているのだが・・・。 『裸のランチ』でも性器そのもののクリーチャーを出しているが、ここがクローネンバーグが巨匠になりきれない原因か?! 俺は好きなんだけどね(笑)。6点(2003-12-14 02:36:21) 22. シャンプー 《ネタバレ》 高校生の頃よくTVで放映されていた。その印象でいえば、まぁ面白いかなといったところ。W・ベイティ扮するプレイボーイが女性との良好な関係を保とうと右往左往している様が笑えた。しかし、正直いってプロットの出来までは記憶しておらず、詳しい人のレビューを読んでみたい。ちなみに、本作は公開当時結構話題になったらしい。何かの賞レースにも絡んだと聞いたような気も・・・?!6点(2003-11-28 19:14:02) 23. オリエント急行殺人事件(1974) アルバート・フィニーはいい味を出している。他の豪華キャストもいい。しかし、個別にポアロが話しを聞いていく過程が、プロットが細切れにされているようで、今ひとつ話が盛り上がっていかない。5点(2003-11-22 23:19:20) 24. 狼たちの午後 蒸し暑い日の焦燥感はうまく描かれていたが、どうもエピソードにまとまりがなく、観ていて落ち着かなくなってくる。実話が元になっているとはいえ、映画化するにあたって、もっと素材の取捨選択を行うべきではなかっただろうか? そういえば、この映画を基本にB21スペシャル主演で『ふざけろ!』なんて映画が作られたなぁ。中身は「ふざけるな!」って感じだったが・・・。5点(2003-11-22 21:01:58) 25. ファイヤーボール(1978) 無類のカーキチであるクローネンバーグが撮った念願のカーレース企画。といっても、全くスピード感がなく、描かれる人物達も今ひとつ活き活きとしていない。平凡なレース青春映画の域を全くはみだしていないため、クローネンバーグ好きとしては肩すかしをくらう。後に『トップガン』の監督をオファーされたらしいが、制作者は本作を観ているのだろうか? T・スコットに決まってよかったと心から思う。2点(2003-12-14 02:42:54)
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