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コメント数 62
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自己紹介 このレビューを書いてきてよかったと思うのは
自分の想いとか気持ちをかなり正確に素直に表せるようになってきたこと
「言葉」ってのは難しくて面倒だからね
記号としての言葉の意味を正確に捉えて、ビジュアルとしても考慮し、より効果的に書き表す
それにはトレーニングが必要なのだ
時々、自分の頭にケーブル刺してダイレクトに相手に接続したいって思うことがある
そんな電脳の世界はいつになったら来るのやら

最近は言葉の魔法使い(自称)を名乗ってる
電脳からハリーポッターへ
ほっといてください。好きでやってるんですから

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ラスト サムライ 《ネタバレ》 「サムライ」をハリウッドエンターテイメントに昇華・・・そう考えれば全体としては充分成功してると思う。ツッコミどころはあるけどリアリティにこだわったらとてもこの規模で映画なんか作れない。無茶な設定も許容範囲。途中までは感情とか精神をすごく微妙に繊細に描いていて好感が持てる。無闇にチャンバラに走らないのもいい。トム・クルーズと渡辺謙ら日本人俳優が違和感なく画面に収まってたのはちょっと驚き。小雪とのロマンスも全然OK。キスシーンだって軽いものだし(ディープキスだったら引くけど)。そりゃ女だもん。夫が死んで人恋しくもなるよ。夫を殺した男に惹かれるところが逆にせつなくていいじゃない。武士の妻としての割り切りと、愛するものを殺された憎しみと、本能としての恋しさと・・・そんな繊細なお話も後半にいくにしたがってどんどん単純になっていく。特に戦のシーンのアホらしさにはもうポカーンと。それに国とか天皇とか大きな話に持ってく必要はなかったでしょ。武士道ってつまり人間の生き方の話だよね。「何のために生きるか」ではなく「どう生きるか」みたいな。決して天皇が声高らかに叫ぶものじゃない。しかも英語で・・・どこが武士道なんだよ。あとほんとによくあることでもううんざりなんだけど、ハリウッド俳優に無理に日本語をしゃべらせる必要はありまへん。日本語はそんなに簡単じゃない。日本語なめるな。6点(2004-06-12 21:31:35)

22.  アバウト・シュミット 《ネタバレ》 人生はクソッタレで腹の立つことばかり。何に対しても満足できないし、不満は募るばかり。誰も自分のことはわかってくれない。自分自身はと言えば体のいい上っ面を繕うだけで、結局何も成せていない。不満があっても吐き出すこともできない。それがまた欲求不満になって・・・シュミットの人生は誇張されていて、全く一般的とは思えないけども理解できる。人間は孤独だ。人生は寂しい。最初は養父として接していたンドゥグにも、次第に友としての共感を求めるようになっていく。必要なのはほんの一瞬でも自分のことを本当にわかってくれる人に出会うこと。それは勝手な思い込みなのかもしれないけど、誰かと共感できたと思えればこんな人生も生きて行けるのかも。シュミット氏は誰かに手を握って欲しかったんだね。ただ全体的にあまり前向きな印象が受け取れない映画なんだよね。それは自分にとってマイナスポイントだった。一番の評価ポイントは・・・タイトルかな(怒らんでね)。「アバウト・シュミット」ってなんかいいよね。どうでもいいがアメリカってやっぱり食の砂漠なのね。老人が朝食にポテトチップスて・・・6点(2004-06-06 18:14:06)

23.  ブラックホーク・ダウン かっこいい戦争映画を見るならこれか。もちろん悲惨だし痛々しいところはあるんだけど、それ以上にかっこいい。有名どころを使ってないせいもあってか、絵といい音といい随所にこだわりが感じられてさすがリドリーて感じ。ただそれだけにねぇ。反戦を保とうとした体裁とかっこいい戦場の見せ方が矛盾して見えるんだよね。アメリカの戦争も過ちはあったかもしれないが決して否定しないって立場だし。正義の味方が実はケンカが大好きみたいな、中途半端な仕上がりになってる。そのせいか全体に押しの弱いところがアリ残念。戦争映画というよりもアクション映画として見るべきだな、これは。ソマリアを舞台にしたストーリー、垢抜けた音楽、黒煙が立ち昇る街、ヘリの砂塵から見下ろした戦場、ロケットランチャーの軌跡、「Black Hawk down,Black Hawk down・・・」。そんなところを評価してあげましょう。戦争映画ってことにこだわらなければもっとおもしろい映画になってたんじゃないかな。オーランド・ブルームが出てたのにはちょっとびっくり。6点(2004-05-29 16:36:11)

24.  ブロウ 《ネタバレ》 おもしろくもあるが、勝手にしろとも思う。親子のエピソードとかけっこうグッとくるんだけどいまいち感動できないのは、ジョージの自由奔放さと懲りない癖にある。そこに共感できるかどうか。監督は惚れちゃったんだろうねぇ。DVD特典の本人インタビューでは監督と本人が二人で悦に入っている様が見られて、ちょっと気持ち悪いかも。実物はやはり尊敬できる人物には見えないし。女には理解しがたく許しがたい魅力なんじゃないだろうか。映画自体は何かだらだらした印象。彼の性格のせいか内容のわりに緊迫感がない。自分の今までとか娘のこととか後悔はしてるんだよ。でも改める気はない、それが私の生きる道。それじゃ面会にも来ないわな。そんな彼に面会してみたいと思った人は見てみよう。6点(2004-05-28 00:12:57)

25.  ボウリング・フォー・コロンバイン 《ネタバレ》 薄々感づいてはいたが、アメリカは銃とかたくさんあって矛盾だらけで恐ろしくて、モウタイヘンナノヨーと。そんな軽めのノリで緊迫感がひしひしと伝わってきた。そんな国からおバカな発想と熱い情熱で問題を発信する監督はやっぱり偉い奴なのか。恐怖は生命活動にとっての脅威だから、付け焼刃な倫理などはすっとぶのだろうか。裸にされた消費者達は力に群がり、お互いに終わりのない疑心暗鬼のレースを走り続ける。そこに利益を求める資本、マスコミが尻馬に乗って煽り立てる。盲目的な彼らが走り去った後には様々な矛盾が転がっている。その迷惑を一番、目に見えて被るのが子供なのだと。テーマは深いが、映像的には普通。おもしろいかどうかで言えばヤヤウケ。中盤くらいに出てきたアニメはちょと興味深い。たまに披露してくれる監督のアホな発想にはちょと笑う。あとは冒頭に出てきたマシンガン構えたビキニ女。インパクト強め。あれは何者なんだろう・・・いろんな意味でよくわからん国だ。6点(2004-05-18 01:49:31)

26.  インファナル・アフェア 《ネタバレ》 後味悪い。トニーの苦しみ、葛藤は痛いほど伝わってくるのに、アンディからは何も伝わってこない。それならいっそ彼をもっと悪人に仕立て、最後は含み笑いで終わるくらいであって欲しいのだけど、彼のキャラクターの表現が曖昧なままだから死んだトニーが救われない。そのまま結局一人生き残って昇進街道まっしぐらなわけでしょ?ちょと納得いかない。監督も恐らくそれをわかっていて、最後にトニーの身分が戻されたとテロップで説明してたりする。映像はかっこ良い。でも、アンドリュー・ラウって元からこういう作風なのかな。あまり個性を感じないというか、アクロバティックなかっこ良さでハリウッドを意識している節が見られる。そこは好き嫌いがあるだろう。ケリーは浮いてるね。トニーとの関係も本筋とは関係ないから余計にそう感じる。全体の完成度は高い。一番の収穫はアンソニー・ウォンていい役者だなと。6点(2004-05-08 01:17:52)

27.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち ディズニーが好きな人はハマるんだろうね。「海賊」というネタだけに一見すると毒がありそうな雰囲気に誘われて、ディズニー固定客以外も取り込もうという意図が見えなくもない。が、結局はディズニー。搾ったところで毒なんか出てこないのであった。ただ、それでそっぽを向きそうな輩を引っ張り込むだけのビジュアルのパワーはアリ。濃いキャラをこれでもかと詰め込んだため長い尺でありながらまだ消化不良の感もアリ。結局、ディズニーちょっとがんばっちゃいましたー、って映画。6点(2004-03-07 21:30:44)

28.  人狼 JIN-ROH 《ネタバレ》 暗い。地味。映画にするからにはもうちょっとエンターテイメント性があったほうがよくないかな。ただ見た目の派手さではなくて、演出で表現される精神的なエンターテイメントをもっと感じたかった。表情の無い登場人物、動きの少ない絵。裏にあるものを感じ取らなくちゃいけないんだろうが、全編この調子だと疲れる。途中、主人公の夢?の中で狼たちが現れるところ。犬の散歩に見えた。終盤の戦闘シーン。人狼がただ突っ立って銃を撃っているだけなのには拍子抜け。もっと狼の恐ろしさ見たかった。どちらももっと印象的なシーンにできたのではないか。実写の方が良かったとは思わないが、アニメーションで良かったとも思わせてくれない。あとやっぱり話はわかりにくいと思う。たくさん張り巡らされた伏線を理解しようとすると、映画にのめり込めなくなる。伏はなぜ狼になってしまったのか。そのあたりもストーリーに盛り込んで欲しかった。過去に何かトラウマがあったとか。それがわからないから彼の心情とかもいまいち共感できない。あと最初の方、説明的なのはいただけない。予備知識ない人はあそこで嫌になるよ。文句ばかりだけど全体としては好きな映画。6点(2004-03-04 23:54:21)(良:2票)

29.  キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 小粒。それほどおもしろい話でもないし、深いテーマがあるわけでもない。そりゃ大監督なんだからヘタに撮るわけがない。ストーリーは息つくヒマもないし、それをテンポ良く無駄なく見せている。美術の作り込みもすごい。でもそれだけ。何にも響いてこないんだな。スピルバーグはこういう映画しか撮れないんだろうね。商業的にある程度の成功を見越した映画。監督の想いと興行主のせめぎ合い。その中でちょっと毛色の違ったこの映画は、スピルバーグの精一杯のわがままなのかもしれない。6点(2004-02-15 22:19:11)

30.  シカゴ(2002) よくできてるんじゃないだろうか。ミュージカルに馴染みの無い自分でもいいなと思えるシーンがいくつもあったし。もう一度見たいなとも思った。ただ全体を通して見るのはつらいかな。個々のシーンの完成度は高いが、あえて繋げて見る必要も感じないというか。そんなものなんだろうか?ミュージカルって。キャスティングについては賛否あるだろう。個人的にはレニーがよかった。あの不器用な感じとコメディタッチなキャラが作品の雰囲気にハマッていたと思う。リチャードは歌い出した瞬間こっちが恥ずかしくなった。しかしそれもだんだん気にはならなくなってくるのだが。人間の適応力はすばらしい。キャサリンは美しいのだけど、たまに見える不細工な瞬間が気になってしまったというか・・・結局こういう映画って部分的な評価しかしにくい気がする。遊園地へ行った後、個々のアトラクションはどうだったこうだったって話できるけど、全体としては「楽しかった」としか言えないのに似てる。あと自宅で見るのもダメなんだろうね。映画館というか、とにかく外で箱に入って見るものなんだろう。それで評価も大きく違ってくる気がする。6点(2004-02-02 19:36:05)

31.  たそがれ清兵衛 《ネタバレ》  何か満たされない。見終わった後そう感じた。後日談は余計なんじゃないだろうか。あんな境遇だったんだから最後はつつましくも幸せに終わってほしかったのに、3年後に父は死んでしまうとか。ハッピーエンドの腰を思いっきり折られた気分。  宮沢りえはハマリ役だけど、登場した瞬間に役柄がわかってちょっと引いてしまった。  オープニングの曲というか音がちょっと時代劇らしくなくて、あれっ?って思ったらすぐに「音楽 富田 勲」のテロップ。ちょっと、おおって思った。でもエンディングが井上陽水だったのがちょっといやらしい。  結局、お話だよね。観客をいかに泣かせるかっていう。そんな意図が見えてしまっていまいちのめりこめなかった。6点(2003-12-16 00:51:19)(良:1票) 《改行有》

32.  戦場のピアニスト  特に感動はしなかった。監督は一体何が撮りたかったのだろうか。  戦争の悲惨さ、不条理さというのはもうアホでもわかることだし、ナチスがユダヤ人に対してどんなひどいことをしたかというのも嫌というほど聞かされていることなのだから、過激な描写をあえてする必要は感じられない。  主人公がピアニストである必然性も感じられない。これは映画なのだし、原題でもピアニストと謳っているからにはそれなりの演出があってしかるべきなのだが、どうも弱い。もちろん戦争映画が全てドラマチックである必要はないし、ピアニストだからって戦争で特別な存在であるわけもなく、ただの一市民として逃げ惑うであろうことはわかるのだが。もっと印象的にピアノを使った方がよりらしくなったのではないのかな。  こういう映画は重いし、反戦というのは絶対正義になっちゃってるから、だから妙にかしこまって、見終わった後は何か戦争について考えて、いいことの一つでも言わなきゃいけない感じにさせられる。けどね、もっと普通に感動させてくれればそれでいいと思うんだよね。主観が入っちゃうと戦争映画は芸術ではなくなる。6点(2003-12-13 02:14:06)(笑:1票) (良:2票) 《改行有》

33.  キッチン・ストーリー 《ネタバレ》 とにかく何でもないお話。あまりにも何に無かったので終わってちょっとポカンとしてしまった。普通ならもっと爺さんの過去に踏み込んだり、観察者と熱く心の交流があったりするんだろうけど、そうしないのはわざとなんでしょう。だからこれでいーんでしょう。悪い映画ではないよ。丁寧に作ってるし。でも何にもない(くどい)。これから観る人は過剰な期待をしないように。5点(2005-02-17 00:10:07)

34.  21グラム 途中、何度か出てきたセリフ「それでも人生は続いて行く・・・」が頭に残る。愛する人が死んだ時、自分の死期を知った時、誰かの命を奪った時・・・命の瞬きに触れた時に人は命の意味を考える。そして命の繋がりに何かを求める。子供を生んだり、臓器移植を受けたり、そういう具体的なこと以外でも命は必ず誰かに伝わり受け継がれていくものなのではないか。時に悲しく、時に温かく、非情にも思える命のリレーは生命体の痕跡をしたたかに残していく。「21グラム」はその数値以上に重く切ない。ザッピングされた映像はあまり洗練されていないと思う。何より序盤が非常にわかりずらい。登場人物の関係性を掴むまでの時間はこの映画にとってマイナスなのでは?単純なストーリーに変化を付けることだけがこの演出の目的のような気がしてならない。この映像でこの長さは疲れる。言いたいことはシンプルなのだからもう少し短めに作ればバランスの良い映画になったと思う。体力気力が無いと見るのはつらい映画。5点(2005-01-30 17:51:05)

35.  エレファント 《ネタバレ》 主観を置かず、たくさんの事象の積み重ねで問題提起するというアプローチだそうだが・・・なんかねぇ、どうでもよすぎない?本当にある高校のただの日常を描いていて、たまたまそこで乱射事件が起こったとしか感じられないんだな。いきなり交通事故に遭った様なもので、事件を知らない人がこれを観てもせいぜい「突然の事故には気を付けよう」ぐらいしか思い浮かばないと思う。あのくらいの濃度の日常を積み重ねるならもっと数重ねないと。そうすれば何か見えてくるものもあるんじゃないだろうか。安易な犯人探しや叙情的な感情表現は嫌いだけど、何気ない日常全てに重要な意味があるというのも勘繰り過ぎだと思うよ。で、映画と関係ないんだけどDVDの監督インタビューを見ていて少し腹がたった。歩くシーンが多いのは観客に考える時間を与えたかったということだが、映画を観ている時に考える時間なんてのは必要ないだろ。感じることが大事。考えるなんてのは見終わった後にするもんだ。そうか、だから観てて退屈なんだな。それとやたら「慣例」という言葉を持ち出して「この映画はその慣例を無視した」と言う。が、そんなものはお前が慣例と思ってるから慣例なんだろ。撮りたいように撮ればいいじゃないか。そんな窮屈な映画作りを今までしてたのか?なんか優等生の愚痴と自慢を聞いているようで嫌な気分になりました。5点(2004-12-19 17:51:27)

36.  デイ・アフター・トゥモロー 世紀末的パニックムービー。20世紀末に乱発してた映画の部類に入るので、ちょっと懐かしいような時代遅れのような。何か新しい提案でもあるのかと少しは期待してみたんだけど、本当にそのまんまだった。こういう映画の性なのか、仰々しいメッセージとドラマチックに盛り上げたい娯楽性とのせめぎ合いを感じる。必死で衝動を抑えストイックにしようとしてるところが「ディープ・インパクト」と似てる。でも結局ねぇ・・・本筋とは関係ない演出で緊迫感煽ったりしたくせに最後に「地球は一つ」みたいなこと言われても・・・説得力ないっす。今さらわざわざ言うほどのメッセージか?って気もするし。こういう映画はもう需要は低いはず。それでも作らざるを得ない事情を考えると産業としての映画の悲しさを感じる。何を期待して観るのか、何を魅せてくれるのか。ハリウッドのネタ切れは深刻のようです。5点(2004-11-28 23:52:38)

37.  スクール・オブ・ロック なんかぬるい映画だなぁと。ロックのくせにやけにお行儀がいい。熱くないのよ。主人公の動きが激しいだけで映画の温度は実にクール。最後まで涙を流さなかった登場人物たちがそれを象徴している。抑圧から解放させるには苦しみとか痛みが必要なんじゃない?コメディだって感情を揺さぶるには痛みは必要よ。クールで何も抑圧の無い子供たちが何を解放するのさ?主人公にも大したトラブルがあるわけでもなく、本当にただのロック狂にしか見えないし。偽ロック?JB、そりゃお前のことだろ?結局、JBがロックをやる理由って自分がステージで最高のロックをやりたいってだけ。何のメッセージも愛も無いのよ。エンドロールは良かったねぇ。全然心が通い合ってない生徒との距離がよくわかって。優等生にロックをやらせるという設定にあぐらをかいて、ちゃんと「心」を描いてないよ。ある意味、現在のロックを象徴してるのかもね。5点(2004-10-24 20:44:49)(笑:1票) (良:2票)

38.  ゲロッパ! 《ネタバレ》 監督は本当にこの映画を撮りたかったのかな?いや、撮りたかったんだろうけど撮りながら途中で「こら、あかんわ」て思ったんじゃないだろうか。音楽をフィーチャーした映画ってかっこよくないとダメだと思うんだけど、全然かっこよくない。見せ場のゲロッパのシーンもエンドロールも。カメラワークはよくないし、画面から伝わる現場のノリがハッキリ言って気持ち悪い。無理してるなぁと思わずにはいられない。比べるものじゃないかもれないが、座頭市の方が遥かに洗練されててかっこいいですわ。お話もちょっと軽い。特に常盤貴子の変わり身にはものすごい違和感を感じた。二十年以上もわだかまりがあったのにあんなにあっさりと「おとうちゃん」て呼べるか?井筒監督の映画って「なんやかんやあったけど、結局始めと終わりであんま変わってへんやないか?でも、なんかええなぁ」ていうとこが好きだし関西人ぽいと思うんだけど、この映画はブラックミュージックというより東京にかぶれたような感じ。きれいにまとめようとせんでもええやん。観客を意識し過ぎたのか?テレビに出過ぎたせいなのか?今度はもっとコテコテのドぎつい映画を撮ってください。5点(2004-09-18 01:49:26)

39.  キル・ビル Vol.1(日本版) 日本が大好きなタランティーノがそのリスペクトの想いを込めた映画。彼が好きなものがこれでもかというほど詰め込まれてる。そのブッ飛んだセンスとくだらないこだわりを楽しむ。特に音楽は秀逸・・・。だが素直に見れないワタシは日本人。外人ならこれでも充分満足するんだろうけど、日本人はもっとカッコよくブッ飛んだ日本を知ってるからね。外人に日本語を教わってるような感覚か。目からウロコってほどには及ばなかった。アクションシーンとかドタバタしてくるとどうでもよくなるんだけどね。でも殺陣はちょっとやり過ぎじゃないかな?ただ斬ればいいってもんじゃないし。タランティーノが日本ではしゃぎ過ぎ。でも次は自分の土俵で遊んでね。出演者は頑張ってます。ユマもルーシーも栗山も涙ぐましいほどに。5点(2004-06-05 15:54:11)

40.  ドニー・ダーコ すっきりさっぱりとはいかせてくれない。最後まで見て色々思い返してみてもわかるようでわからない。まあ、はっきりさせてしまったらリピーターいなくなっちゃうからねぇ。個人的に意図的に色んな解釈の余地を持たせているのは、ずるいとか思ってしまう。監督は何か明確な意思(メッセージとかではなく)を映画には込めるべきだと思うから。トリックものがダメてことではないんだけど、この映画は謎解き以外はなんかずっともやもやしてて、結局何がしたいのかよくわからないんだな。SFを取り入れてみたり、青春モノに走ってみたり、思春期のコドモの成長をとらえてみたり・・・いろいろと忙しい主人公で、その上ウサギの相手もしなくちゃいけないし。なんかウサギを前面に押し出したPRしてるけどそれがマイナスのような気がするのはワタシだけ・・・?5点(2004-05-30 00:53:37)

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