みんなのシネマレビュー |
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21. ヘブン・アンド・アース 《ネタバレ》 故国へ帰るために、皇帝直属の刺客となり反逆者を討っていく中井貴一演じる来栖は、序盤ですっかり観客を虜にする掴みのシーンがあり、これは期待できそうだと思わせてくれます。物語中盤からの突厥(トルコ)族との攻防など正に真に迫った迫力で人海戦術を得意とする中国映画の面目躍如という感じでした。それに、その突厥族と結んだ西域の悪党たちも癖のあるところを存分に見せつけてくれて、観ているものをはらはらさせてくれます。...それだからこそ、あの尻切れトンボ的な終わり方は納得ができません。それに悪党たちの頭目である安の最後の言葉も何が言いたいのかさっぱりでして...。豪勢な中華フルコースを食べることができたが、最後のスープとデザートに失望したという感じでしょうか。4点(2004-02-23 18:31:32) 22. A.I. 前半部分で観るのを止めていたら、もっと高得点をあげてもいいかもしれないが、後半部分はひたすら苦痛だった。何かワケの判らない精神論のようなものを映画という方法を用いて、説明しようとしているという感じで、ニューヨークに行くところでは既に映画の世界からすっかり冷めてしまいました。最後も、なんだか可哀想すぎる。映画終わって泣いていた人は素直に感動したのか、可哀想で同情して泣いていたのか、聞いてみたいくらい最後には唖然とした。映画館で観たけど、事前の宣伝に騙された感じ。4点(2004-01-05 04:58:13) 23. ミッション:インポッシブル 《ネタバレ》 シナリオやアクションなどは秀逸なのですが、テレビシリーズを楽しみにしていた旧来のファンを裏切る頼れるリーダーであるフェルプスの謀反というのが信じられない。その時点で、自分の中ではこの作品は「ミッション・インポッシブル」でも「スパイ大作戦」でもなくなり、単なるスパイアクション映画となった。このタイトルを冠していなかったらもっと高得点なんですが、やはりテレビシリーズが好きだったものとしてのショックの大きさで...3点(2004-03-26 03:06:42) 24. 9デイズ ホプキンスが出ているということで、友人と一緒に観に行ったのですが相方役となる黒人がこのテーマには全く場違いで、浮いていました。久しぶりにお金を出したことを後悔した作品です。3点(2004-01-08 02:53:12) 25. ゼブラーマン 「ギャラクシー・クエスト」のような、実在しないヒーローを演じているうちに真のヒーローになっていくという流れこそ同じだけど、話の内容が苔生したプロットや、中盤からの不条理度急上昇の話の展開について行けませんでした。一緒に観に行った友人は面白そうな顔をしていましたが、どうもこの作品に対して、ツボとなるところが違ったみたいです。2点(2004-03-02 02:57:46) 26. ダンジョン&ドラゴン 《ネタバレ》 主題である「ダンジョン(迷宮)」と「ドラゴン(龍)」の扱いがどうにも納得がいかない。ファンタジーの好きな人なら、ドラゴンという存在に「そうあるべき姿=理想像」を持っていると思うが、この監督はドラゴンを現代戦争における戦闘機かなんかだと勘違いしている。 おまけにダンジョンと言っても、盗賊ギルド内の人造ダンジョンでトラップ試験をするだけだし、杖を探しに行く洞窟もTRPGゲーマーに笑われるウサギ小屋ダンジョンの更に下を行くお粗末さ。 よくぞまあ、こんな監督に映画制作権をWotCは出したものだと思う。 最後に良いところを... 酒場の雰囲気はいいです。剣と魔法の世界によくあるタイプの酒場をうまく映像化していると思いました。 2点(2004-01-05 04:50:40)《改行有》
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