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プロフィール
コメント数 176
性別 男性
ホームページ http://blog.livedoor.jp/tikusyou2001/
自己紹介 栄華なる映画の夢。

それを愛する俺という人間。
人生の節目で楔を打ってる…それが映画。
人が素通りするような映画でも、泣き笑い。
人生を振り返る刻「あの時はこうだったな」と。

喜怒哀楽を織り交ぜ、時に想い出し…
フットルースを観て、馬鹿な友達らとオールナイトで遊んだ。
何気なくTVで観てたマッドマックス2が一生の映画に。
深夜、遊び疲れて入った映画館…
寝るつもりだったのに、皆で観入ってしまった事も。
そこで観たブレードランナーは最高だったね。

何かの記念日になりそうな予感のする日に…
素晴らしい想いが出来た一日の終わりに映画を…
そして何気ない日にも映画を。

人生を素晴らしくする景色であり、想いなシネマの夢。
観る事で、体感する事で、感じる事で、自分を創ってゆく…
名作・良作・佳作・駄作、全部心から愛してみる。
アレが楽しい、コレも楽しい…それでイイ。

それは新しい映画だったり…
昔、感動した作品だったり…
映画と共に人生を歩んでいけたら幸せです…と思ったり。
皆さんにも良き映画人生を。

…ね?魔法のようでしょ?

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【製作年 : 2020年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  シャザム!~神々の怒り~ 《ネタバレ》     ああ、フィラデルフィア。 ロッキーシリーズで有名になった街。 ああ、フィラデルフィア。 同性愛を考えさせられた映画のタイトル。 ああ、フィラデルフィア。 マネキンで「フィラデルフィアの火付け男」と呼ばれた主人公。 そして、今回のフィラデルフィアは… その名も「フィラデルフィアの恥」と呼ばれたヒーローら。 ――シャザム!~神々の怒り~(2023) いや、めっちゃ最悪の呼称ですやんっ!彼らは、世界を護るヒーローやで――っ?! って感じで、いや、どんな感じなのかアレだけど… 1作目はBlu-rayで、何となぁーく観た感じだったが、懐かしい気分を想起させられる面白さだった。 その懐かしさとは……なんか、藤子不二雄ライクな感じに好感度を感じたんだよね。 前作から面白かったので、この内容の良さが、ちゃぁぁぁぁぁんと観てる人らに伝わって欲しい想いがある。 何故そう思ったか? 勿論、作品の質が(俺的には良かったので)人に勧めたいってもあるけど…DCがMARVELと比べて、あまり評価されてない気がする。 んで、今日は朝から観に行ったんだが…この回は(午前中ってのもあり)客が俺だけ! こんなに面白い映画なのに、勿体ない!って気持ちが湧いて来る。 思えばアレだ…本当に、映画のセールスって難しいなーと考えてしまったな…。 ちょっとだけ、ずーっと過去の「東宝東和(昔Ver.)」の過剰なプロモーション…あの壮絶なプッシュの素晴らしさっつーか、頼もしさ(?)を実感。 まぁ、ゲームでもそうなんだけど…「良品=売れる」ではない。 これって「当り前」と考えて仕事してるけど、本音を言うと……悲しいなーと思ってしまうんだよね。 さて、現在DCコミック原作の実写映画は変革期のターンを迎えている。 大好きな「ワンダーウーマン3」の制作中止…何より、カッコ良かったスーパーマンのヘンリー・カヴィルの降板…そして「ザ・フラッシュ」のエズラ・ミラーによる素行問題で「もう勘弁しろや!」などの問題が山積み! 更には、会社合併に伴う路線変更や、お金に纏わる事など…もはやトラブル続きのDCU。 そこに、ジェームズ・ガン監督がDCスタジオのトップに就任したってHappyな情報もあり、新生DCユニバースとして生まれ変わろうとしているんだが…いや、ガンも好きだけど…俺的にはザック・スナイダーが帰還してくれたら、更に最高なんだけども![映画館(吹替)] 8点(2023-04-04 14:29:26)《改行有》

22.  シン・仮面ライダー 《ネタバレ》   俺的な感想としては…滅茶苦茶に面白かった。 ただ、Twitterを観たら否定の意見が目立ってたのが気になる。 俺が思うに、作品を観るうえでの資質があると思う。  01:昭和ライダーを知っててワクワクした。  02:当時のマンガなども観て包括的に好き。  03:首に赤いタオルを巻いてトキメイた事がある。  04:夕陽の中でロンリー仮面ライダーを歌った。 まぁ、意外とそんな経験が大事だし…4、50代以上がベストのマッチングかも知れない映画。 俺はシン・ウルトラマンの時よりもトキメイてたんで「ああ、仮面ライダーの方が好きなんだな、俺…」と自覚した。 けど、余韻を楽しみつつ帰宅電車の中で、Twitterでの否定意見を閲覧する。 いや、好いんだよ? 映画の感想なんて…俺と同じじゃなくとも。 ただ、考え方のロジックがダメだと思うし、そもそも「感想を言える資質」についても、少しくらい考えて欲しいなーと思った。 そして、否定の理由は「SNSの弊害」なんだな、と…よく分かる。 自分の「足場」や「資質」についての勘違いが圧倒的に多いし、何より「映画に寄る姿勢」が全然出来てない。 まず…どんなに低い知性や経験値の状況でも、面白く感じる映画なんかある訳ない。 ましてや昭和ライダーを、ちゃぁ―――んと観てなかったり、当時のワクワク感を得てないならシンドイと思う。 なので、昭和ライダーを観てないのに、語ってるんじゃないだろうね?…なんて意地悪い感想を持つボクちゃん。 イタリアンマフィアや、当時の政治事情を知らないまま「ゴッドファーザー」を批判してんのと同じ。 いや「分からない」とか「難しい」ってなら良いんだよ? けど「面白くない!」とか、代案なしで言い切れるのが俺には全然分からないんだわ、マジで。 まぁ、そんな事情をより深く理解した上で、自分なりの思いを告げてみよう。 想い出して欲しいのが…過去作。 10年以上前だけど「仮面ライダー/THE FIRST(2005年)」があった。 あの時も、今回と同じテンション感で観に行ったが…見事に裏切られた。 それを想い出しながら拝見したが…今回は全く違う、納得の完成度だ。 勿論、時代による技術などの問題もあるとは思うが、庵野監督は確りと「仮面ライダーの世界に浸ってライダーを作ってる」って事。 いわば、「なんちゃってライダー」とか「ライダー風味の映画」じゃない。 そこに在ったのは…純然たる「仮面ライダー」なのだ。 そんな訳で、今回は庵野監督が「ライダーをどれくらい好き」で、自身が感化されてきたのか?がキーワードだと感じた。 例として―――アレだ。 漫画「美味しんぼ」でこういうエピソードがあった。 山岡士郎と海原雄山で「鍋料理の対決」があった まずは、鍋料理における日本各地で好みの幅の広さに驚愕する。 鍋料理の懐の深さに「これは難しいか?」と困惑する審査員たち……主人公の士郎もそうだ。 だが、雄山は言い放つ。 「私は、誰もが納得し喜んでくれる至高の鍋料理を作る自身がある」…と。 そんな中、勝負は始まるのだが…士郎は困惑する。 そして、辿り着いた結論のようなものは…鍋の好みを1つに絞る困難さに苦悩し、ついには「鍋の自由だ!」って発想に考えを切り替え、作った鍋は「沢山の具材」そして「沢山のタレ」を用意した「万鍋(よろずなべ)」を完成させる。 一方の、海原雄山はどうか? 誰にでも合わせた、誰にでも食える料理を作るより、「一点豪華な鍋」を5種類用意した。 季節がら用意出来ないモノもあったが素晴らしい「至高の五大鍋」。 まず、「スッポン鍋」、「ふぐちり鍋」、「アワビのしゃぶしゃぶ」、「鱧と松茸の鍋」…そして「カニ鍋」の5つだ。 一言でいうなら、己が美味しいと思った最高の鍋を5つ用意した。 そこには、一切の妥協は無く、食す人間への媚びも一切無い。 お判り頂けただろうか? 今回の「シン・仮面ライダー」は、庵野さんの吟味によるライダー。 いわば「分かったフリをしてる人間」や「ライダーの知識が追い付いてない人間」に面白さが伝わる訳がない。 つか…アレだ!! お前ら、仮面ライダーを舐めんな! 知識が付くまでライダーの最初から観直せや! まず、ロンリー仮面ライダーだ! あの歌えるようになってから文句を言え! 話はそれからだ! ガキの頃… 本郷と一文字に憧れた俺へ。 裏切らない時代と映画があった。 いや、マジで! 赤いマフラーに懸けて! .[映画館(邦画)] 8点(2023-03-17 23:42:18)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》

23.  アントマン&ワスプ:クアントマニア 今朝まで仕事してたら…アレだ。 アホな奴がネタバレを噛まし出したので怒髪天。 急遽調べたら、今日から上映らしいので川崎の109シネマに。 この映画の感想をネタバレに成らん程度に書く。 結論から言うと、俺は好きな創りだし面白かった。 ただ、IMAXレーザー3Dで観たのだが… 前に観たアバター:ウェイ・オブ・ウォーターの影響か、あまり画作りがショッキングではなかった。 好い物の後は、そこで驚くよりも劣化したモノで、前作の偉大さに気付く。 なので3Dって意味でアバター~は相当に凄い3D作品なのだな、と分かった次第。 そして今回、アベンジャーズ終了後に勢いが低下している中で「どうやって決着を付けるのか?」と、ずっと気になってる俺のクリエイター目線だったり。 まず――1つ目【強敵編】 あのサノスよりも凄い敵ってどう表現するんだろ? いや、原作には化け物の「ギャラクタス」とか色々と居るけど…映像とかハッタリって意味じゃ難しそうだ。 更に――2つ目【異界編】 俺個人としてはハッタリの利いた画が好きなので、もうそろそろ「エターナルズ」や「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」的な小規模なのは飽きてきている。 なので、アベンジャーズ以降であれば、ワクワクしたのは「ソー:ラブ&サンダー」くらいかも知れない。 結論から言うと、【強敵編】に関しては俺なりに納得できる”凄い敵”キャラだった。 ここはネタバレに直結するのでスルーするが、ジャンプの強敵みたいにインフレ化するイメージじゃなくマルチバース(いわゆる多次元宇宙論)とリンクしていて怖い作りだったな、と思う。 恐いのは、絶対的な帝王か? それとも、権力者の連結か? そして【異界編】に関しても、量子世界を舞台にしてるので、見た事のない世界が見事に展開されていた。 若干、行き過ぎなきがするが……まぁ、あの話の流れであれば仕方ない気もする。 けど、展開されてたのは間違いなく(最初の方は特に)未見の世界だったと思う…多分。 何より、俺はアントマンが凄く好きなんだよな…1作目からずぅぅぅぅぅぅっと! ドロップアウトした人間に対してのメッセージみたいなのが確りと描かれてるし、他の人にはどうかは分からないけど…俺の胸には2も、そして今回の作品でも刺さった。 父親としての意地…そして人としての約束に奔るスコット・ラング…そう、アントマンには燃えた。 そして、観終わった後で考えた。 80年代、そして90年代以降に生きてる映画人にとって、避けて通れない俳優2人。 それは―― マイケル・ダグラスとミシェール・ファイファー。 マイケルであれば、「ロマンシング・ストーン/秘宝の谷」や「ウォール街」そして「ブラック・レイン」…もう数え上げたらキリがないけど…数々の名作かつ素晴らしい演技を見せてくれた。 そして、ミシェール…おお、ミシェールよ。 彼女であれば「スカーフェイス」と「恋の行方/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」…そして「バットマン リターンズ」で心を射抜かれた。 俺って奴は、本来的に「セクシー系が好き」なので、彼女のようなスレンダーな人には「全く興味を持てない」はずの俺なのに、だ。 その後も、年齢を積み重ねつつ強い佇まいを放って2017年には「マザー!」で恐ろしい醜女を演じててドキッとしたモンだ。 だから、今回はちゃんとミシェールらしくてホッと一安心。 俺的には、この2大俳優が(2から続いて)観れただけで満足。 ともあれ、また動き出したMARVEL作品。 どのメンバーが揃えば、今回のアベンジャーズなのか…まだピーンと来てないのが現実の俺けど。 まだまだ楽しませる余裕があると信じたい。 いや、大丈夫だろう。 映画はともかく、MARVELの原作は無限の世界だ。 DCも他の映画も負けるなよ。 この鬩ぎ合こそ…映画者の夢だ。 .[映画館(字幕)] 8点(2023-02-17 14:07:17)《改行有》

24.  マリグナント 狂暴な悪夢 つか、怖かった!前半はモんノ凄ぅんごく! ――さて、ジェームズのワン監督! もう、ガキの頃に観たホラーのドキドキ感を想い出させて貰えた。 まず、カメラワークとアングルが(個人的に)素晴らしいと思った。 ともかく、ホラー映画としては聊か「こんなのホラーじゃない!嫌だ!」と思う人間もいるかもしれないが俺は好き。 引いた目で見ると、テーマも確りしてたしね。 後半は「ジャンルが変化した創り」だったので楽しく観れたのも嬉しかった。 まるで「80年映画の同窓会」だったね…この映画は。 いや、最初はホラー突貫の監督かなーと思ってたら…実は、ヒーロー映画どころか何でもやれる監督。 あと、死霊館のシリーズは折角、全部揃えてるし、一気に全部ぶっ続けざまに観てみるかな…なんて考えてしまった。 けど、流石ヒーロー映画をも造ってるだけあって、なかなかの展開だった。 結論から言うと…この作品こそ80年代映画の集合体の色目強く!ホラーだけじゃなく、モンスターとかアクション映画も含めてって意味で。 だから、観てて(怖かったけど)、色々想い出しちゃって凄く楽しかったなぁ…。 もし興味があったら、アレ。 是非とも観て欲しい感じです。 観終わると懐かしい気持ちが出るよ。 いや、マジで。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2023-01-03 17:58:31)《改行有》

25.  Dr.コトー診療所 朝8時に起床しながら考える。 朝か…もう年末だなー…とか。 いや、1年ってのは本当に早いわ、マジで。 何かに切迫されたりしないから、こんな心境になってるんかな…とか、考えるけど。 今回、そこに対しての答えを持つ貰った映画だった。 急に行きたくなって観てきたのは… ――Dr.コトー診療所(2022年) 日曜日に集まりがあって映画を観るので、ジャンルの系統が違うこっちにした。 ストーリーは書かないけど、こんな感じ。 いや、包括的言うと面白かったんだよ? けど、コレは2時間で収める話じゃない気がするなぁ…マジで。 後は仕方ない事だけどTV版のハイビジョン映像が好きだったんだよな…まぁ、本当にこれは仕方ない。 あ!そうそう! 嬉しかったのはキャストについてだったりする! 主人公コトーを演じる吉岡秀隆も白髪交じりでいい味を出してたし、2019年の「男はつらいよ/お帰り 寅さん」 以来だけど…「人を泣かせるのが本当に上手な俳優」になってるな、と思った。 オメデタになってた柴咲コウも存分に奇麗さを観せてくれてたし、時任三郎や筧利夫、小林薫もいい味を出してた。 後、アレだ。 ムードメーカーな泉谷しげる、そして(個人的趣味だけど)好きな船木誠勝さんも出ててニコニコしてしまったねー。 いや、本作は元々観に行くつもりだったから情報を入れていなかったんで「もしかして、出ないかなー…」なんて勝手に解釈してた。 この漁師連中が好きなんだよな。 集まってニコニコしてたり、騒いでるのを観ると、俺の田舎…和歌山に漁師町の親せき宅を想い出す。 んーで、生田絵梨花ちゃん。 もうゲスト的な役割かな、と思ってたらガッツリと出てたねー。 そして乃木坂46を卒業した彼女が、ちゃんと自分の道を進んでる、と思ったら…もっと×2、好きになった。 頑張ってたアイドルを翳さず、寧ろ役者へと自分を差し出しながら日々闘ってる。 俺は遠くからでも好いから―――それを観ていこう。 あ、思うんだが…映画って「起承転結」や「喜怒哀楽」が」必ずあるけど、俺的なモノの見方で言えば、徹底しなくてもいいと考えるし、「面白い・面白くない」は人によって別々だと思うので、「観てて楽しい」と思う人間が多いのであればそれで好い気もした。 いや、簡潔に言うと「上記の2つを詰め込み過ぎてた」ってのが、今回の映画だと思うんで。 過去からずーっと続いてる「サザエさん」なんかも、ある意味での答えのひとつかも知れんね…本当に。 あ!そうそう! 上でも書いたけど、映画を観てて嬉しかったワードもあった。 ――「人生を長く感じるには”待つ事”を刻む」 これって…凄く納得したし…アレだ。 この台詞を聞いた時は「中2の時…土曜の昼下がりの入道雲の青空」を想い出した。 あの景色に「人生の無限の可能性」と、それを選別する「自分の自由」を感じていたんだ。 それは過去だけじゃない…きっと、今からでも出来る事と思う。 それを感じれたのは幸せだった。 そう――自分の人生を俯瞰で観た。 銀の龍の背に乗って。 .[映画館(邦画)] 8点(2022-12-17 20:42:17)《改行有》

26.  ブラックアダム ラインで”本作”を観た人間がネタバレ三昧大放出! ったく…おいおいおい!…いい加減にしろよ! 本当は「マッドゴッド」に行きたかったんだが、ネタバレ作品じゃないだろうし、先にネタバレ厳禁なのを観る事にした。 って事で、昨日は朝から映画に。 ――ブラックアダム(2022) 結論から言うと(俺的には)超面白かった! ただし、以下の項目で共感できる人間ならって意味で。 01:アメコミが(DCやMARVEL別け隔てなく)好き。 02:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットが好き。 03:ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結が好き。 04:シャザム!はどっちかと言うと面白かった。 当然(最新映画では)ネタバレが書けない! むしろ俺はネタバレを聞いたんで少しオコ!もう、プンプンだから書く訳にはいかない! だから、本作で思った事を少々書いてみようと思う。 まず…作品的に面白いなと思う箇所が多かった。 本作の舞台となる国家様相が今までのヒーローモノと明らかに違う。 ヒーローがJSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)で組織されていても「問答無用にヒーローが介入できない国家」も存在しているのが新たしい切り口だ。 その複雑な国家関係が、MARVELで絶対守護機関だった「S.H.I.E.L.D.(シールド)」と聊か違っていて、この辺りも捻られてるな、と思った。 その辺りはザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結でも描かれてたが…ワンランク上の表現だったねー。 まぁ、ネタバレが書けない(←シツコイw)んで、少し思った事。      *     *     * コレはあくまで俺の感想だけど… 今までのヒーローと違って今回の(ダーク)ヒーロー「ブラックアダム」は「目力」っつーか、目の演技っつーか表情が上手いな、と思った。 俺の知る限り、闘いの中で「目力を持ったファイター」はブルース・リーだけだ。 屈強なファイターが今や映画界には沢山いる。 過去のジャッキー・チェンもそうだし、イコ・ウワイスやドニー・イェン、そしてトニー・ジャーもそうだ。 けど、目力だけでも攻撃性を感じさせる…ブルース・リーに迫るファイターは居ない。 断言するが…絶対に居ない! まず、これは実際に格闘が強い・弱いの意味ではない。 眼力をちゃんと感じさせるファイター!って意味で。 眼で(も)闘う戦士…いや、リーなんか睨んだだけで相手に(既に)何割か攻撃してるイメージだもんな…マジで。 そんな佇まいを、アレだ。 本作でドウェイン・ジョンソン(ロック様)から感じた。 よく考えりゃ、プロレスの時から「眼の演技」は得意だったもんね。 いや、本当に(俺的には)ドウェイン・ジョンソンはカッコいい戦士だなーと思った。 いや、若干…強引かも知れないけどね。 あと、JSA(ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ)の構成がいい。 今回は”地球内”ヒーローのカテゴリーだったから、ラインナップは(新規売り出しもあり)仲間内はこんな感じ。 ガキの頃から好きだった「ホークマン」と…あとは名前くらいしか知らない「アルバート・“アル”・ロススタイン」、「サイクロン」らが登場。 そして、特筆は「ドクター・フェイト」だ。 演技力の高さと安定度が堪らなく素敵で、渋い演技を魅せつけられた。 やっぱ、ヒーロー映画に演技派が一人は居ると…やっぱりグーっと作品が締まるね。 んで、ネタバレ厳禁だったので、なるべく情報を頭に入れないまま映画に挑んだんだけど… 映画を「あれ?…ピアース・ブロスナンに似てるなぁ…」と思ってたんだが、「いや、年食い過ぎか?声も老人だし…」と別人過程で観ていた。 だが、エンドクレジットで「おお、ピアース・ブロスナンやんかっ!」とビックら仰天! いい役者になったなぁブロスナン! ソンなコンナでネタバレ無しだったら…この程度になる。 ただ、ブルース・リーに迫るだろうドウェイン・ジョンソンの眼力と…MARVELに迫ってゆくDC映画の追従が楽しみだ。 両社のパワーバランスが(コミックと同じように)均等になったら…アベンジャーズよりも凄いクロスオーバーが生まれると信じている。 よーし、楽しみだ! アメコミの明日はこれから! タランティーノが喚いてもこれからだ! .[映画館(字幕)] 8点(2022-12-08 07:36:07)(良:1票) 《改行有》

27.  さかなのこ 作品の内容も重要だけど、気にしてる(邦画は特にだけど)ポイントは「1つ」だけ。 それは…「映画のスケール感」だ。 あ、ストーリーのスケールって意味じゃなく、テレビドラマ的なレベルじゃなく、ちゃんと映画っぽいスケールなのか?…そんな、映画の規模を感じさせるのが…なんつーか、うん。 そこは無いと、せっかく「映画館に来てるのに…」って気持ちになっちゃうんだ。 だから「カメラを止めるな!」も(話や構成は良かったけど)あまりハマれなかった……それを想い出したんだ。 今日は平日だからか人が凄く少なくてビックリしたけど…待機しながら考えてるのは「観終わった後の昼飯の事」だが……もう「一蘭」のコクのある豚骨ラーメンにするか、「コメダ珈琲」のボリューミーなサンドウィッチにするか悩みながら。 映画館の中じゃあまり人が居なかったけど…隣りが老夫婦でニコニコと会話しながら鎮座している。 いや、仲良い雰囲気はいいんだけど…始まった予告編の時にも、かなぁぁぁぁぁり大声で喋っとる。 心の中で「こんな人らに怒るのも嫌だしなー…」って、もうヤな予感しかしないけど…始まった映画を観る。 取り敢えず……映画の上映中、俺がずぅぅぅぅっと笑ってた。 監督の「寸止め」演出が素晴らしく、争い場面はユーザーには抑えた演出で展開せず、極力排除されてる。 例えば、言い争いのシーンとかは遠くから見せるけど、言葉でのやり取りでの争いは見せない、みたいな?…ある意味「ああ、この感じが争いの無いさかなクンっぽいなぁ…」と思う演出だったな、と思った。 んで、予告編で思ってた「のんが男を演じる」ってのは…あくまで「男っぽい」だったね。 なんつーか、のんの女の子らしさというか、キュートさは何も隠さないままで…単に男の衣装を着せてる…そこも素晴らしく、例えば喧嘩を止めるシーンとかでも「女がいる!」ではなく「女の子(っぽい男)がいる」ので、殺伐さが(嫌でも)抜けるから、絶対に喧嘩になんかならない。 そこをよく理解してる、監督の優しい演出だった。 映画に感心しながらも、隣りの老夫婦は話をしながら、さも可笑しそうに笑ってる。 妙に、(何故か)それが嫌じゃなかった。 例えるなら、かぁちゃんと一緒にTV観てる感じっつーか…喋ってる内容も映画の内容だったし、この映画自体に「そんな人すらも受け入れる度量のようなもの」も感じてしまった。 まぁ、切なかったのは…周囲でも変わり者扱いを受けている「ギョギョおじさん(さかなクン)」の今後?…アレは想像したら本当に切なくなってきた。 いや、尼崎にも…過去、小学生低学年の時かな…? 凄く楽しい変わり者のホームレスも居てさ?最初は怖かったけど色んな遊びを教えてくれた。 その人を「子供たちは皆で大好きだった」のに、警察や父兄、市役所のオッサンらから強制排除されて、尼崎から消えたって事もあった……それも思い出しちゃった。      *      * そして俺は…凄く釣りが好きなので、過去から「海」も「魚」も好き。 釣りもだけど…小学生か中学の時に、修学旅行で観に行った水族館を想い出した。 階段で囲むような巨大な円柱で、異常ぉぉぉぉぉに大きな水槽に、釣りの対象にしたかった(日本の)魚たちがキラキラいろんな色を放ちつつ泳いでたんだ。 それを下から見上げて、憧れの視線を向けた光景の素晴らしさがあった。 「ああ、俺は水族館に憧れた時期があったな…」――なぁんてのを、ふと想い出した。 俺のお袋もアホなので、姉からお袋の葬式の時に聞いたんだけど…俺が中学卒業したら「働けないかな?」と、勝手に須磨の水族館へと「ウチの子は、ここで就職できませんか?」と話に行ったらしいのも思い出した。 そんな状況なので、隣りの老夫婦の会話や笑い声にムカつくどころか…切ない過去を想起させてくれた事が、有難くて有り難くて…もう。 ストーリーに関しては全部を述べるのはアレだけど、言えるのは…ひとつ。 のん演じるミー坊は、関わった人間を幸せにさせる。 そういう人間って、本当にいいなーなんて考えつつ…「今からでもなれないかな…」と映画を観ながらニヤニヤしてしまった。 そうだ、隣りの老夫婦と同じように…俺も笑っていたんだよな。 映画が終わってライティングされた中、皆が劇場外に出ていく。 俺は、老夫婦の出ていくまで席を立たずに、意味も無く微笑みながら見送った。 うん、上手く言えないけど…幸せな気持ちのままで。 よし、今日の昼は「一蘭」でもなく「コメダ珈琲」でもなく、うん。 家の近くの「回転寿司」にしよう。 今日は、コレでいい。[映画館(邦画)] 8点(2022-10-04 06:28:08)《改行有》

28.  ジュラシック・ワールド/新たなる支配者 結論から言うと、俺は凄く面白かった。 つか、ストーリーとかだけじゃないんだよな…このシリーズ(のトリ)を語るなら。 スター・ウォーズのシリーズもそうだ。 1作目を初めて観た時…そのタイミングでの周囲の友人や、自分が頑張っていた事…そんな諸々を思い出して、想い出ごと総決算としたい。 だって、だって、だってだぜ? あの「スター・ウォーズ」や、この「ジュラシックシリーズ」の完結まで観る事が出来ないまま亡くなっちゃう人だっているんだからさ。 だったらアレだ。 生きてる俺は、最大限にシリーズを最後まで観る事が出来た喜びを感じたい。 亡くなったツレと一緒に観ているつもりで。 思えば、ジュラシックのシリーズ。 小説は、ほぼ読んでなかったけど素晴らしい映像を(常に)当たり前のように見せてくれたなぁー……と思う。 まぁ、制作陣営はクオリティーの高い作品を創りながらも、ユーザーに「出来て当たり前」と思われてるって、正直嬉しさもあるだろうけど、悔しさも同じ量あるんだろうなーって思いつつ。 マジで感謝してますよ、本当に。 凄ェなぁー…1993年からか。 もう「本物(の恐竜)ちゃうんかー!コレ!」と驚いて30年くらい経ったんだな。 その時代から考えても、恐竜の研究は大きく変化してる…いやいや、マジで時代は進んでるんだ。 過去の想い出……俺が小学3年くらい? 恐竜が大好き過ぎて学研の「恐竜のひみつ」をバイブルに猛勉強してたガキの頃。 んで、暫くして…30歳くらいだったかな? ジュラシックパークの上映時に、また恐竜を勉強し直したんだけど…あまりの変貌ぶりにビックリした。 だって「居なかった事になってる恐竜」とか学説が大きく変わって…中にはポージングとかも全然変化して「昔の面影すらなくなってる恐竜」もたぁぁぁぁぁくさん居た。 そして、想えば…半分冗談で「このテクニックで(恐竜探検隊)ボーンフリーを作ってくれないかな?」なんて思ったが…どんどんジュラシックシリーズの設定が合うように変化してきたなぁ。 今回のを観た時、いや、出来るだろ!…と思ったし。 そんな、あんな光景が…映画のエンドクレジットが流れてる時に頭に駆け巡って、本当に涙が流れてしまった。 強いぜ、想い出や思い込みってヤツは! んで、折角なんで映画の感想をザーッと書いてみると… いやいやいや「Amblin Entertainmentのど真ん中」な映画でした。 つか、スピルバーグ節が全開! かの80~90年代の「インディ・ジョーンズ」のシリーズや「ニューヨーク東八番街の奇跡」とか「ハリーとヘンダスン一家」みたいな?(もっと×2、あるが)…人間の繋がりをしっかりと感じさせる、そんな往年の「スピルバーグ名作映画」の佇まいが満載だった。 世界…地球を支配しているつもりの人間。 この世界の覇権を握ったつもりでいるけど…この恐竜時代と比べても、はるかに短い期間しか未だ滞在できていない。 全てを支配をしている!と錯覚し、増長してる限り…いつか取り返しのつかない事になるのかもな……なんて、考えてしまった。 そんな意味でも、最高のエンターテインメントだったなぁ……映画自体の感想だけじゃなく、周囲の想い出が万感となって押し寄せる。 これが、そう!これが映画の素晴らしさだ。 俺はそう思っている。 トモ君よ…ジュラシック・シリーズが終わったよ。 スター・ウォーズだけじゃなく、こっちもさ。 一緒に観たいな、おい。[映画館(字幕)] 8点(2022-08-01 00:46:40)(良:3票) 《改行有》

29.  犬王 西洋や日本を問わず、土俗民族の話が好きだ。 例えば……友人と、山の中を車で走ってて道に迷った…らしい。 そして、急に祭りの提灯が並んでいるのを発見し、人が多そうな明るい方向へ向かう。 けど、その提灯に書いてる文字が、どこの文字なのか分からない異様なモノだった…とか。 他に、H・P・ラヴクラフト原作の「インスマウスの影」とか…ああいうのが堪らない。 迷い込んだ場所が、異様な空間で「自分がいるべき場所ではなかった」という設定。 そこが堪らないんだよな、本当に。      *      * さて、最近は映画によく行くんだが…最近はアレだ。 まず「何の映画にするか?」って動機はあまり考えないようにしている。 ただ、SNSの前評判で「面白かった!」と聞くと、それだけをベースに(何も頭に入れる事なく)観に行く。 っつー感じで、午前中に川崎へ「犬王」を観に。 これは、凄い映画だった……と思う。 芯に触れるには「何度か観ないと分からん」かもしれない。 そして、人には勧めはしないが、俺はきっと「また観る作品」なんだろうな、とも予感した。 若干ボーイズ&ボーイズの雰囲気が匂うが、絵柄のせいでチープじゃなく本物感が漂ってた。 そして、ガキの頃に(早朝から)観てて…脳裏にトラウマ的な思いを刷り込まれた「三日月情話」的っつーか…土俗民族な雰囲気が大好きなんで、制作陣が「それ」を理解して踏まえて作ってる事にも…ただ、ただ、驚嘆した。 いや、本当に凄いなー、このクオリティー。 アニメ業界って大変と聞いてるが、諸々の事も大変だけど「オリジナリティー溢れる雰囲気」を出せてるのを確認すると…クオリティーは安心できそうだ。 そして、先日観た映画「名探偵コナン」の時のように「(脳裏には)事前に情報を入れてない状態」から、ドラマ観ながら情報を脳裏で構築してゆく。 思えば、「フットルース」や「ストリート・オブ・ファイヤー」あと「リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986)」(キリが無いので、この辺で)などの、過去から80年代MTV映画が好きだった。 久し振りに「その、リズム感の映画」を観てる事に気付いたんだが、そこについては異様な雰囲気まで醸し出していて、相当驚愕しながら観てしまった。 ああー、ネタバレ無しで書けないわ…もう! ともあれ、すぐに消えていく映画ではないのは事実。 たぶん…きっと、いや、絶対に。 この、時代を怨念と共に「語られぬ者たちの狂騒曲」だ。 んで、アレだ。 映画の客は…大体50人~70人くらい居たと思う。 映画が終了した後、電気が灯って……俺は超焦った! なんと―――男の客は俺だけ! あとは全員女性という異様な空間だった! マジで、あの恐怖感って!超ビビった! 西洋や日本を問わず、土俗民族の話が好きだ。 けど、映画館の中では…そんな気持ちになりたくないなぁ。 もう、全員出ていくまで下を向きながら、スマホを弄ってたし…あー、焦った。 そういう層からも人気なのね…この作品…。 仕方ないからアレだ…Blu-rayが出たら買うか。 うん、それしかない。[映画館(邦画)] 8点(2022-06-30 09:41:31)《改行有》

30.  ハケンアニメ! 突然、ハケンアニメ!を観る事に。 正直、あまり期待もしてなかったし、吉岡里帆が可愛いからいいかな、くらいの邪な考えもあったんだが… けど、その邪は…確実に間違えてたね…マジで反省。 まず、「この映画での吉岡里帆は可愛くなかった」と記しておく。 過去に仕事で関わった「女子クリエイターの匂い」がしたってのもあるからかな……そんなイメージ。 まぁ、俺の場合「絶対に職場の女の子と恋愛はしない」って決めてるんで、余計に構えてしまってるのかも知れないけど…そういうのもあるのかな…どうやろ? あ!誤解をしないで欲しいんだが、グラビアとかメディアに出てる吉岡里帆ちゃんってば、メェ―――ッチャ可愛いよ、間違いなく! ただ、画像なんかじゃ、あれ程に可愛くてセクスィなのに、この映画では見事に「業界の女性」を演じ切ってるのに焦ったという意味。 困難の中で人と関わり、仕事を覚える度に、彼女の仕草が好印象になってくるとか、そういう描写が好印象だったと付け加えておく。 そして、これで「吉岡里帆の目指してる女優としての方向性」が確りと伝わったし、楽しみになってきた。 ともあれ、原作は読んでないけど、この映画に関しては「よく出来ていた」と評価させて欲しい。 作品的に、かなり作り手のパワーが感じれたし、細かい所でのツッコミは沢山あるけど……まぁ、そこは(敢えて)置いておこう。 設定的には、2つの制作会社が創るアニメは「長期やってたバラエティー」を終わらせて、局の新機軸として始めるアニメ。 一方は伝説のクリエイターの作るアニメ…それに対抗する形で、吉岡里帆演じる「斎藤瞳(ディレクター)」の制作アニメが、真っ向から視聴率を競い合いながら…言わば、アニメで覇権を競う。 それが、タイトル通りの「ハケンアニメ!」って訳なんだね。 制作クリエイターの(裏で人を小バカにする)陰口、上へのイヤミや文句、逃げ癖など……それで苦悩する斎藤瞳Dを見てて…何か凄ぇ嫌ぁーな、モノを思い出したが……やっぱり、「(制作時には何度か来る)やらなきゃいけない時」で作り手の爆発力…そんなレッドゾーンを超える姿勢を見ると、胸が熱い。 そこは、紛れもなく俺の好きなクリエイターの世界だったし、想起しながらも胸に強く突き刺さって…ただワクワクさせて貰った。 ちなみに、2つの会社が作ってるアニメが、それぞれ本当に観たい!と思えるくらいに出来が良かったと思う。 まぁ、「TVじゃ、そのクオリティーは無理やろ!」ってツッコミは置いておいて…いや、これ作るの…結構金が掛かったんだろうなー、なんて考えながら。 そういや、想い出すのは… 同じように原作は読んでないけど「映像研には手を出すな!」もかなりハートに響いたなぁー……アレの場合、活動のターンは「クリエイターになろうとする直前」だったけど。 人生には…「金などの財産」「コネクション」「派閥」みたいな柵や、素直に動けないままに縛られる箇所も多かったりするけど、やっぱり基本は「モノ創りに対してのリスペクト」なんだな、と(今更ながらに)思うんだ。 俺は過去、(名前は出せないけど)デジタルコンテンツの支援をする団体に出向してた時期もあり、そこでの行動は…予め立てたスケジュールや予算の厳密なノルマ(増えるのは勿論、削減も許されない)があったけど、自由に動けた時期だったのもあり(名前は出せないけど)アニメ(やCG)制作会社の、名の通った作り手とよく話をする機会に恵まれた。 中でも、一番為になったのは「経営者」や「各社のトップレベルのクリエイター」と「同時に」、または「別々に」…その1日で話し合えた事だと思ってる。 それが何年も、長期で関われたのもあって、最初は「最悪やな…こんな場所に来ちゃって。」と思ってたけど、後半は「これ、すっごい財産になるぞ、きっと!」って気持ちで頑張る事が出来た。 色々と想い出すなぁ… カオスだけど、皆が夢と生活を掛けて頑張ってるアニメ業界。 それぞれのゴールを探し、闇の中で手探りのまま頑張ってるんだろうなぁ… 辛く藻掻いてたとしても、目指す場所ってのは…「自分だけが知ってればいいよな」なんて思う。 自分は、ゲームを完成させるのも好きだけど…例え、破滅的な状況であろうと「モノ創りをしてる場所」ってのが、死ぬほど好きなんだなーと実感できる。 うーん…観終わった後、胸が…こうね? なんつーか…穴が開いたように切ない。 うん、クリエイターの世界は永遠だな。 だから素晴らしい。 いや、マジで。 .[映画館(邦画)] 8点(2022-06-08 18:53:30)(笑:1票) 《改行有》

31.  ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 今回、観たのは…ドクター・ストレンジの続編で「マルチバース・オブ・マッドネス」だ。 ぶっちゃけ、観てないんだけど…あの「エターナルズ」ってどうだったんだろ? なんか壮大な感じがしてるし、ブランドイメージ的に面白いんだろうなーとは思うんだけど…雰囲気的に(見た目の)楽しそう感があまり漂ってなかった。 なので、まだ観てないんで、あれはBlu-rayで観る感じかな。 んで、今回の「マルチバース・オブ・マッドネス」は…結論から言うと、やっぱ監督のサム・ライミ。 死霊のはらわたでホラーに新風を吹かせたサム・ライミ。 スパイダーマンで最高に湧き立ててくれたサム・ライミ。 そして、3作目で可哀想な目に遭ってたサム・ライミ。 基本的に大好きで、個性が際立ってる監督だけど、ライミがどんな風にドクター・ストレンジを彩るのか? また、「マルチバース」という新機軸をどんなふうに見せてくれるのか? 更にはライミがライミらしく、ちゃんとサム・ライミしてるのだろうか? その辺に興味が湧きたって、観てきたんだけど……ってかネタバレはナッシングなんだよね、今のタイミングじゃ。 その上で言うなら…めっちゃライミの映画になってましたわ。 例えるなら「前作のドクター・ストレンジ(5点)」「死霊のはらわた(3点)」そして「スペル(2点)」で、合計した感じが「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」だと思う。 分かり難いかもだけど、上記の映画を知ってるなら、共感はして貰えると思うんだけど……どうやろ? 俺はワクワクしながら観てたけど「これ、MARVELで大丈夫なんかな?」と、勝手に心配になったくらい自由な作品だった。 ううーん、書きたい事満載だけど…うん。 ただ、今回のような個性的な作品にしてくれた方が「これ…誰が造ったん?」的な映画より、絶対に嬉しいと思う。 いやー、作家の魂を前面に出した監督サム・ライミ監督。 そろそろ…スパイダーマンも復活して欲しいと思うんだけど、どうやろ? 思うに「マルチバース」って映画の世界観だけじゃなく、作る作家陣のバリエーションを広げるために使えると思うんだけども…それが狙いだよね。 だったらいいなぁ…マジで。 実はサム・ライミのスパイダーマンとか観たいし…何よりもヴェノムって、絶対にライミが監督して欲しいんだよなぁ…マジで。 いや、書きたい事は幾らでもあるし、想いも沢山あるんだけど…アレだ。 めっちゃ眠いんで…寝ます。 ライミの映画、最高だわ。 これから観直そうかな…色々と。 .[映画館(字幕)] 8点(2022-06-02 10:24:02)《改行有》

32.  あなたの番です 劇場版 うわー、誰も書き込んでない。 みんな、マトリックスとか、キングスマンとか、ヴェノムとか、仮面ライダーとか行ってんのかな。 んで、あまり期待せずに観て来ました。 あ、感想は、また時間が経ったら書き込みます。 ともあれ、余裕がある人はちゃんとTV版を(未見なら)観ましょう。 観ないまま映画に挑むと、とんでもなく「どうでも良いドラマ」になると思います。 取り敢えず、今回はここまでですが基準の点数。 ●TVドラマちゃんと観た人は…7点 ●TVドラマを観てない人は…3点 ●なぁちゃんが好きな人…8点 てことー。(ヘライザー)[映画館(邦画)] 8点(2021-12-27 00:56:01)《改行有》

33.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》   結論から言うと…すっごく楽しかったんだけど何個か思った事。 結果が少し空回りしてるかもだけど、ちゃんとマーベルとの差別化を考えてるんだなーと、制作サイドの気持ちで観ると、その辺は把握できる。 同じ感じで「アクアマン」も好きだったし、今後のD.Cにに強い期待を持ちたい。 けど、強烈な1点。 敵と戦ってるときより、現用兵器なんかと、彼女が戦うところが(個人的に)大好きだんだよなー。 これに関しては、マーベルのハルクも同じ。 彼女は「ライバルキャラ(モンスター)」と戦うより、巨大戦艦とか戦車、戦闘(空爆)機などと戦う方が絶対に絵になる。 俺だったら、あの新アーマーの黄金翼を生かすために、空中戦(空爆機内)にしてた。 特に翼をもーっと際立たせたいしね。 そして戦闘時に想うのは「リアル・アラレちゃん」ってフレーズ。 1でも燃えたけど、戦地で敵と戦う距離まで何か月も掛かったりするのに…意を決して飛び跳ねる彼女と言ったら……もうアラレちゃんっしょ? いやー、更に今後の暴れっぷりを期待したい。 まぁ、アレだ。 俺はガル・ガドットが…異っ常ぉぉぉっに好き! ビューティーのくせにキュートなところがあるって反則。 あー、結婚して欲しいなぁー……子供2人いるけど、俺w あ、追記。 一緒に観に行った17~18の女の子ららがめっちゃ楽しいって言ってた。 飛行機やら、色々と「こういうデートをしたい」ってモンが盛沢山だった……らしいよ? うーん…男には分からん感覚かねー。 まぁ、映画は男だけのモンじゃないしね。[映画館(字幕)] 8点(2020-12-22 01:29:12)(良:3票) 《改行有》

34.  魔女見習いをさがして   元々”おジャ魔女どれみ”は名前くらいしか知らん。 ほぼ観てなかった作品です。 いわゆる「男の目線」で生きてきた俺。 なので(記憶違いじゃなきゃ)ライダーとか戦隊とかの流れって感じで、チラ見する程度だった…かな。 んで、観るキッカケは、Youtube。 そこで、声優で出演してる松井玲奈のインタビューを観た。 彼女が語る作品に対しての愛情や”どれみを通じて育った子供時代”を語ってた。 喧嘩した友達に「どれみで培ったやり取りで仲直りした」とか……うん、ライダーやウルトラマンで育った俺には(作品は違うが)通じるものがある。 何よりも、涙を流してまで作品を語る気持ちは胸に通ずるものがあった……これは(恥ずいけど)行くしか! って事で、おジャ魔女のファンじゃない俺だけど… 切なくも楽しく見れた。 映画としてや、演出、そして好みはあるだろうけど、俺は純粋に感動したかなぁー…。 おジャ魔女でも、ヒーローでも… 子供の頃「何か」に憧れたなら、きっと届くだろうエンディングだろう。 「う、うわ…俺…俺、おジャ魔女どれみを観て泣くんかぁぁ!!」 アレに涙するのを… うん、恥ずかしいと思わず生きていきたいものです。 また観に行こう。[映画館(邦画)] 8点(2020-11-27 10:23:13)(良:1票) 《改行有》

35.  映像研には手を出すな!   もしかして、俺が一発目? 少し僭越ではあるけど、書かせて貰おうかなーと思います。 結論から言うと、TVと同時に造っだろ、これ…だった。 おまけに(当日、直前に全部見た)TVの30分サイズじゃないから、テンポが掴みにくい。 逆にTVの方が(話の流れが小気味み良く)俺は面白いと思えた次第。 映画の独特な金の掛け方って言えば、ロボットCGくらい。 けど、制作人の皆様方よぉ……日本人は色々見てるよ。 ガンダムを始めとしてさー…更にはトランスフーマーやマーベルのCGを嫌って程に見てる。 そんな俺らに対して強く刺さったり、響くものでもないのだけどねー。 ロボットのデザインじゃなく、演出的ドラマ性がないとダメと思う。 TV版をちゃんと見てなかったからので、観に行く直前にTV版の6話を観た。 余談だけどTV版はクリエイターとして頑張ってた人には響く聖書的な覚書が多い。 (解釈次第だけど)凄く共感できる箇所、後輩にモノを教える時の心構えも想起した。 なので…うーん、映画に対する期待値が高かったのかなーと思ったり。 ストーリー的にも意味不明な箇所も多い。 台風のアレとか(パクリ元は知ってる)”このドラマでの”意味が全然分かんなかったし。 よく「これを最後に●●さん見る事が無くなった」って演出もあるけど、直後に●●さんは出てくる。 いや、1~2回なら面白かったけど、続くと「作った奴アホかな?」と思える。 まぁ、アレです。 日本版の「あの頃、君を追いかけた」も見て思ったけど、齋藤飛鳥って演技が段々上手になって来てるねー。 いや、そんな言い方は遠回りだね、うん。 齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波。 彼女らが可愛かったんで、OKとしときます。 あ、だったらTVで十分だった?w ※※※※※※※※※※※※※※ 再度(2022年12月12日に)観たら面白かった! やっぱり、この3人が(人を巻き込みつつ)絡んでるのが楽しくなってくるね。 齋藤飛鳥の卒業時期だから、余計にそう感じたのかな…俺。[映画館(邦画)] 8点(2020-09-26 00:39:46)《改行有》

36.  ジョン・ウィック:コンセクエンス 《ネタバレ》   いやー……まさに、あの映画の通り。 マジでネタバレが危険だからアレだけど…今回は。 ん―――で、タイトルはコレ。 ――ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年) まず――そうだ。 アクションシーン”は”決して最上級だったと思う。 例えるなら「音響」は確実に最高峰(と、思う)作品だし…全部、観た後で今までのラインナップ作品を想起させる。 まぁ、どんな作品であろうと製作の時期ってのが有るので”決め切れない作品”だったと思うけど……うう~ん…「書きたい事が結構あり過ぎ」なんだけど…人によっては強ぉぉぉぉぉくお勧め出来ないかも知れんなぁ……いや、映画の「捉え方」って色々と無数にあるだろうけど……参った。 ま、まっままっ!あくまで俺好みのままだったけど!敢てね! 取り敢えず作品を「観て欲しい」と思いつつも「余りガッカリされたくないなぁ~」とも考えたり。 あー、感想を確認して欲しいかな…取り敢えず描こう…か。 けど、決め切れず、奥歯にモノが挟まった心境。      *      *      * さて、気が付きゃ色んなスパイ映画を記してみる。 【スパイ映画のシリーズもの(一部)】  2006~:007(ダニエル・クレイグ版)  1996~:ミッション:インポッシブル  2002~:ボーン・アイデンティティー  2014~:キングスマン  2014~:イコライザー  2023~:ジョン・ウィック 原則的には”シリーズもの”に限定しているのがポイント。 でも、やっぱり「キャラクターの動きや考え」に違った佇まいを感じているのがポイントだったりする。 あの、スパイ映画って感情が高ぶって来るかあなぁ…今も、楽しくて仕方ない作品は当然として燃えるポイントだ。 そして、面白い作品も大事だが、是非「継続するシリーズ」も更に挑んて欲しい! いや、最高映画の継続のために。 さて、今回は――ジョン・ウィック:コンセクエンス。 俺が(本来的に)気づいていた事は「ジョン達の脳欲による誇張」だと思う。 要は「キャラ立ち」などを考えて、更に解り易く変化させたのが印象的と言える……例えば…ジョンの銃声が敵へと響こうが、確実に「響く銃声」を把握出来たり…など。 今回はビシッとしたスーツの上から、意欲が(響かず)半減する、などが「より解り易く解明させていて」キャラ立ちの必要もなくなった。 あれによって、今作では誰にスーツの上から防御できて、解り易く表現されている点も強く伺える。 なので(ある意味で)トコトン執着したっつーか、拘ったっつーか…あんな強いポイントを徹底的に”ジョンウィック”としてマーク出来た。 そこは(表現は別としても)評価はして置きたい。 あ、言える事が…もし有るとしたら…1作からの作品で「確りと作風を繋げて欲しい」と願うばかりだ。 雰囲気と言うより、あの世界から完全に習得って意味で。 でも、最近の映画と違って「妙な連結が少なかった」気がする。 うう~ん…もどかしくて色々と考えそうだわ……マジで。 後、タイトルにも数字を加えよう。 あ、「2」はあったけど。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-09-23 02:46:38)《改行有》

37.  クライムズ・オブ・ザ・フューチャー 《ネタバレ》   本当に、凄いと思うんだ。 それって「デビッド・クローネンバーグ」監督の世界。 例えるなら、若干変だけど…クローネンバーグの世界。 そして、数々の作品を別作で垣間見ながらも「観る前から、世界を掌握したくなる」不思議さ。 その素晴らしさってのも、時間を掛けて見ながらだが確認したくなるね。 【デビッド・クローネンバーグの(基本)世界】 ●1975:シーバース ●1977:ラビッド ●1978:ファイヤーボール ●1979:ザ・ブルード/怒りのメタファー ●1981:スキャナーズ ●1982:ビデオドローム ●1983:デッドゾーン ●1986:ザ・フライ ●1988:戦慄の絆 ●1991:裸のランチ ●1993:エム・バタフライ ●1996:クラッシュ ●1999:イグジステンズ ●2005:ヒストリー・オブ・バイオレンス ●2022:クライムズ・オブ・ザ・フューチャー      *      * やっぱり、色んな世界、色んなドラマがあるけど…このワールドが素晴らしい。 数々の別作であろうが(作品を)観てると、何故か染み入って来るのも不思議ぎな感覚ではあるんだろうなぁ…今も。 そんな意味で、やっぱっりクローネンバーグも素晴らしく美しい世界なんだな、と思う。 あ、あと…1990年の「ミディアン」は監督ではないが、なかなかの作品と世界観だ。 まぁ、人気は継続しなかったかもだけど、カルトな人気が強く纏われてて、一種「デビルマン」的な物語にもなってると思う。 いや、まだまだ無数的に、そして継続して欲しい世界……あの作品。 1981年の「スキャナーズ」や、1986年の「ザ・フライ」など、新しい作品としてシリーズを別監督として継続してるのも、まず捨てずに置きたい。 このワールドを…実は、まだ味わって欲しい。 異様なワールドから… 今も抜け出れなくなる前に。 .[映画館(字幕)] 7点(2023-09-11 22:44:52)《改行有》

38.  東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-   まず、アレだ! 1作目も観ていないし、前編の【運命】も観ていない。 漫画もたまーに観る程度だったんだけど…Blu-rayになる前に本作を観て置こうと。 最悪のタイミングだな、マジで。 ――東京リベンジャーズ2/血のハロウィン編【決戦】(2023年) まず、俺は「不良系の漫画」はかなり好き。 そして、やくざ映画も好きだけど不良系の映画も好きだったりする。 今までなら、一番好きだった不良系の映画は2007~2009年に上映した「クローズZERO&クローズZEROII」だ。 ドラマにピッタリ合ってた音楽と合わせて最高だったなぁ、と思う作品。 今回は(前作は観てないけど)戦闘シーンが、かなり壮大に長かったね。 けど、ちゃんとロングバトルの意味はあったし(若干の理不尽さがあるにせよ)キャラが燦然と光っており、故にラストシーンで泣きそうになる。 リアリティーを残しつつも「あのようなキャラ劇」があると……男って堪らん気持になるんだよね。 ともあれ、続編シリーズはまだまだ続くと思うし、この映画も「キングダム」と同じく、追いかけて行きたい日本映画と思う。 あ、晩年の始皇帝となった「漂」って同じ役者の吉沢亮さんなんで、若干面白かったけど。 いや、マジで「仮面ライダー メテオ」から大出世だな。 そういや、不良系の漫画…敢えて「ヤクザ漫画」との境界線を作る意味で「ヤンキー漫画」って言い方にするけど…想えば、本宮ひろ志の「男一匹ガキ大将」や「さわやか万太郎」などから始まり(俺が忘れてるのもあると思うけど)年齢を重ねつつ、数々のヤンキー漫画に目覚めてゆく俺。 年齢を重ねた今となっては、時代ぞれぞれのコンプラとかもダイレクトに作中へと吸収してきたジャンルだなーなんて思うね。 ヤクザ漫画との境界線が異常に難しいが、俺はかなり好きなジャンル。 作品はリアリティーがあるのが好きだが、それだけじゃなくキャラが立ってるのが最高かも知れない。      *      * 色々と考えるなぁ…今更だが”今までの人生”について。 何故「俺はヤンキー漫画が好きなんだろう?」なんて、過去の想い出と共に想起する。 俺は住んでいた場所、そして家族構成(つか、姉とそのツレ)がアレだったので、嫌でもダークサイドの世界をガキの頃から知る事が出来た。 母親はヤクザの知り合い、姉はヤンキーの知り合いが多かったし、その怖さも知ってたけど…ヤンキーの服なんかも御下がりを貰えてたし、更には「どうやったら可愛がって貰えるか」もガキの頃から学習していたと思う。 うん、此処では書けない事も多いし、強烈すぎる想い出の嵐の数々。 映画「スターシップ・トゥルーパーズ」でも告げていたが「暴力だけがどんな問題も解決できる」はまさにそうだな、と思う…理想はさて置きだけど。 実行はしないけど、俺自身は凄く説得力のある言葉と思うし(心理的納得は別として)その解決を、目の当たりにしてきた小学生、中学生、尼崎市での青春時代。 鮮烈な暴力に…泣きそうになりながらも、保身もあって納得してきた事が多い。 今の仕事は好きだ…大好きだ。 行政の仕事をした俺も、大学で授業を教えてる俺も間違いなく俺。 振り返らんし、後悔はしたくない。 けど、覚悟が無いまま、口だけでイキってる奴を偶に見る。 途端に、殺意が湧いてくることがあって、その時にかなり焦る自分が居る。 ――男の価値は覚悟だ。 それは、喧嘩の「強い・弱い」の問題じゃない。 例えるなら…恐くても逃げない回数が道だと思ってるし、自分を強くすると信じる。 敵に囲まれて、逃げた人間を俺は信用しない。 どんなに生意気な事をホザこうが絶対に絶対に信用しない。 あー、こんな事を書いてたら「いい歳コイて何を言っている?」なんて思われるだろう、きっと。 でも、まぁ…俺はこの文章を書き出した時に程度の覚悟をしている。 だから、構わない。 俺は「そんな世界」と「男の筋道」を信じている。 どんな職業でも「逃げない魂」を持つ奴を、ただただ尊敬してる。 だから、言っておく。 ――調子に乗ってたら、マジでブッ殺すぞ? なんて、ヤンキー映画を観た後のトーク。 きっと、アレだ…アレ! あの「仁義なき戦い」を観た後の観客ってこんな心境。 あ~…恐いね。 でも、アレだ。 仲良く過ごすのが一番いいよ…マジで。 道と筋を信じながら、さ。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-08-17 21:04:33)《改行有》

39.  バービー(2023)   今日は、初日なので観てきた。 ――バービー(2023年)吹き替え版 前情報は殆どない感じだったので…ある意味ベスト・コンディション。 だが、悲しい事に客があまり居らず、1/3程度しか入っていない…若干劇場ごとに誤差があるのかな? そして親子づれが居たんだが、小学4~5年生くらいの女の子が「大人ばっかりだね~」と、席に座ろうとする俺を見ながら言い放ってて、少し恥ずかしい気持ちになった次第。 オトナを虐めんな。笑 そして、例によってネタバレ厳禁。 まず、俺は「マテル社」のバービー人形は全然詳しくない。 それを念頭に置いて貰ってになるんだが…いや、確かにこの映画って攻めてると思う。 作り手の気持ちっつーか、テーマも含めて。 ただ、このテーマってのが若干”難解”だろうと思う。 難しいって意味じゃなく…いわゆる”テーマを心の何処に置くのか?が難解”だ。 人によっては、ザックザクとハートにぶっ刺さるだろうし、そうじゃない人間にとっては「はぁ?」って感じの肩透かしになるだろう。 何でもアメリカでは、かなぁぁぁぁぁり受けた内容らしいが日本ではどうだろうか? んぅ~…俺は色々と考え過ぎて、観ながらも思考がグラングランに揺れ捲った。 価値観って言うか…うぅぅ~~~ん。 過去と未来の価値観、男と女の価値観…もうフェミニズムの交差が壮絶でTwitterでの論争を観てる気分になって来る。 更にはジェンダー系の問題も(勝手に)俺の脳裏に出てきたりして、もう何か「触れたくない映画なんかな…コレ。」とか意気消沈もしてしまった。 正直、俺自身がこの辺の情報を、まだ自分に固定化が出来てないっつーか… フェミニズムの問題も、ジェンダーについても「これをされたら嫌だな…」くらいしか考えてないので、余計に考えがグラングランになってしまう。 そして、ここで答えは書けないけど「それぞれの希望する世界観」についても、どれが自分に合うだろう?なんて考えるから余計に脳が揺れる。 ――女性の自立か? ――男性が主軸となる世界か? ――更には新しい道か? その距離感のベストなんかも考えたが…色々と迷う。 だって人其々の好みだし、その理想系って自分で決めるのは非常に困難だ…ある意味で教育の指導と似てるなーなんて思いつつ…人は、男・女のどっちであれ、所詮は「自分の事しか分からない事もある」だろうから。 いや、過去の仕事なんかも想い出して来たぞ……嫌な思い出もあるから忘れてたけど。 ただ――アレだ。 揺れなかったのは「マーゴット・ロビー」のキュートさ…だけ。 特にTwitterで騒がれていたキノコ雲の事は(本作の中では)描かれて無かったしね。 あ、バービーのボーイフレンドの「ケン」ってブレードランナー 2049のライアン・ゴズリングなんだね…うん、いい演技してたわ。 ともあれ、子供向けのコーティングをしてるが、バリバリのオトナ用の映画だった。 近くに居た子供が余りにも退屈なのか、ペットボトルを指で押さえてパッコンッパッコンッ!って音を立てて時間を凌いでたし(怒れ親よ!w) でも、まぁ…俺は観ながら、アレコレ考え過ぎて、今までに無いくらいの「自己喪失に陥りそう」だった(←若干大袈裟) 最終結果っつーか、俺的な評価は敢えて言わんでおく。 時期っつーか、何年か経った後なら、俺はこの映画に対する評価もかなり違ってくるだろうし…そこは俺個人として楽しみにしておこう。 けど、何も考えてない映画じゃないし「好き・嫌い」の好みは置いても…内容は詰まってる映画だったのは事実だ。 ただ、価値観ってものは…この世界にゴマンとある。 俺は人の価値観を聴き過ぎて「自分を変化させ過ぎた」と思ってるんで、アレだ。 これからは自分の在り方を…もぉぉぉ~~っと中心に置きたいと思う。 最終的に合わせる覚悟があれば別だが…結局は、合わせる事だけで終わるのは…悲惨な事になり兼ねんからね。 まずは己の確立…そこからだな。 人と合わせるのが必要な世界。 けど、そこも加味しつつ…まずは「自分の考え」だ。 己の確立…うん。 我儘に見えても、己の確立。 もう「俺は完成してるぜ!」と思っていても…常に。 世界の中で自分を確立させて征こう。 それでいいんだ。 .[映画館(吹替)] 7点(2023-08-11 23:59:17)《改行有》

40.  しん次元! クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜   朝飯を食いながらスマホでTwitterを眺めつつ…アレだ。 ”ある人のレビュー”を見た瞬間に「ウッシャー!これを観よう!」と決めた! ――しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年) いや「候補に入ってないがな!」と思われるだろうが……ごぉ勘ん弁! だって…「欲しいモノ」や「食いたいモノ」って直前で変化する事が有るのが…僕ちゃんのヒューマンライフ!THE人生! 人生には、それくらいの振れ幅は欲しいな、と思う今日この頃だし! ンで、中に入ったんだが…子供ばっかでビックリしたんだけど「照明を真っ暗にしないままの上映」だったが……なんか落ち着かん。 俺はクレヨンしんちゃんって、TVでもあまり観ないし映画館は初めてになる。 んで、映画が始まり観ながらも考えてる事は…「アニメのしんちゃんと、今回の3Dの差」だ。 その空気感と言うか、そんな差が気になってくるんだけど…2014年に観た3D映画の「STAND BY ME/ドラえもん (2014年)」と同じような感じと考えればいいかな。 ンで、俺の席の右に子供(小学2~3年くらい)が居るんだが……アレだ。 脚ぃ延ばすわ、手ェ延ばすわ…俺にガツンがツン肘を当てても向こうは(子供ゆえに)気にしてないので…俺は横に撤退。 いやいやいや!凄ぇな、ガキぃ!……ま、子供好きだし可愛いけどさ。笑 しかし、しんちゃん……これは泣く! まさか、しんちゃんで泣くと思わんかったわ……ワシャぁ。 ずーっと「お、俺…しんちゃんで泣くんかぁぁぁぁ?!」って考えてたのは此処だけのヒミツだ。 あと、松坂桃李君の声優っぷりが上手いな~!と思った。 彼が演じた「非理谷 充」は、最初ただのヤな奴でしかなかったけど、作品を観ながら「そこに到達するまでに何かがあったのかも知れない」なんて考える。 シナリオの中、子供の頃から寂しくて、親の離婚があって…ただ、周囲の虐めなどもあり。彼が歪んでいく様が胸を強く締め付ける。 うん――人間ってのは、産まれた時に笑顔と希望で包まれたはず。 最初からの悪人なんか、絶対に居ないと信じてる……そんな気持ちになっちゃったね。 その成長の切れ目に絡む…しんちゃん…いや、本当に泣ける。 しんちゃんシリーズ、掘り起こして観ようかな…うん。 なぁ~んて気持ちになった。 .[映画館(邦画)] 7点(2023-08-10 14:55:59)《改行有》

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