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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. ヒッチコック 《ネタバレ》 ヒッチコック映画がとてもすきなので点数が甘くなっているかもしれませんが、単純にとっても面白かったです。最高傑作ともいわれるあの「サイコ」があんな厳しい状況でつくられたことはまったく知らなかったので、ヒッチコックが自分の財産をなげうってまでつくってっくれたことに今更ながら感謝の気持ちでいっぱいになりました。奥さんのアルマとのかけあいが面白く、そして彼女が浮気しているんじゃないかと悩んで冷蔵庫をからっぽにしてしまったり、「サイコ」を観る観客の反応を必死でうかがっているヒッチコックがかわいらしく描かれています。本当は女癖が悪くていろいろと噂の多いヒッチコックなので、ちょっと実像とは違っているのだろうけれども、その点を割り引いても十分に楽しめます。ヘレン・ミレンはあまりすきな女優さんじゃなかったのだけれども、この作品でいっぺんにすきになりました。あんなカッコイイ女性になりたいものです。スカーレット・ヨハンソンはやはりあでやかで華をそえていました。アンソニー・ホプキンスにいたってはいうにおよばず。ヒッチコックを演じるのは本当に楽しかったことでしょうね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-21 12:44:13) 22. 崖っぷちの男 《ネタバレ》 観ているときはドキドキハラハラで、観終わったあとはさわやかで、観て損のない映画だと思います。ただ突っ込みどころは満載なので、これないやろというタイプの人にはおすすめしません。爆破して侵入するわけですが、これはいくらなんでも周囲の人は気づくやろとか、死んだお父さんの写真がひらひら落ちてしまってこれ誰かが見つけてえらいことになるんじゃ…とか、弟が工具を落としたのをこれきっとあとで困ったときの武器になるんやなとか、まあ映画に無駄なシーンはないはずだからと思ってみていたらただのアクシデント。でもここまでそういうシーンを入れてるのだから、これは伏線を回収しなかったわけではなくてそういうふうにつくったのかもしれません。すっごく危険なことをやっているのになぜか緊張感のない弟と恋人のコンビがかわいかった。恋人には「目的はひとつだけだから」とダイヤに手を出させなかったのに、自分はちゃっかり婚約指輪をいただいていて、エンディングもよかった。あんな怪しいひとにダイヤ預けて大丈夫?と思って、だまされてるんじゃと思ったけどそれも納得。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-11-11 11:50:40) 23. リンカーン弁護士 《ネタバレ》 マイクル・コナリーという作家は知らなかったけれども、この映画を観て原作を買いました。リンカーン弁護士、シリーズでやってほしい。登場人物みんなキャラがたっていて、エンターテイメントだけれど後味がいいというか、まだまだ観たいと思う映画でした。運転手のアールも助手のフランクも元妻のマギーも、検事、刑事、女性の助手、情報屋DJにいたるまでものすごく存在感がある。容疑者のライアン・フィリップも不穏な感じがよかった。後の出演作に影響しないかしらと心配してしまった。続けて2回観てしまいました。個人的にはマリサ・トメイがかっこかわいくてすき。こういう映画、ありそうでなかなかお目にかかれないのでわたしには貴重な映画です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-10-24 19:18:15)(良:1票) 24. ミッドナイト・イン・パリ 《ネタバレ》 ウディ・アレンの映画で一番すきなのは「マンハッタン」なのだけれども、今回はパリ。若い時に撮ったのとはまるで切り口も鋭さも違うので、なんかアレンも年をとってうまく力の抜けた作品をつくるようになったなあと感慨深いです。でもこの映画、ウディ・アレンじゃなかったらどうか?と考えると、いささかえこひいきしてしまっているのかなと自分でも思う。俳優さんたちがみんなすごく楽しそうに演じていて(特にエイドリアン・ブロディ)、それだけでも観ていて楽しくなってしまう。観ている間、自分も一緒にタイムスリップして、すごく幸せ。ブニュエルにギルがアドバイスするところがおもしろかったけど、あれってどの映画なんだろう?[CS・衛星(吹替)] 8点(2013-06-27 22:58:18) 25. ヘルタースケルター(2012) 「さくらん」に続き2本目の蜷川作品ですが、前にも思ったけれども、蜷川さんは映画監督は向いていない気がする。前作のときは脚本が悪いせいかなと思ったが、今回もセリフのひどさが際立っている。特に大森南朋。絵はすごくいいのに。絵にこだわりすぎて映画として成り立っていない。沢尻エリカも体をはってがんばっていたし、りりこの部屋のしつらえとかもう完璧。寺島しのぶも難しい役をこなしている。にもかかわらずこんなに心に響いてこない映画もめずらしい。とにかくもったいないなあと思いました。[CS・衛星(邦画)] 3点(2013-06-04 03:43:20) 26. ドライヴ(2011) 《ネタバレ》 好き嫌いの分かれる映画なのでしょうね。わたしはライアン・ゴズリングがこんなシリアスな演技ができるなんて思ってもいなくて、どんどん惹かれました。ちょっと「タクシードライバー」を思わせるところもあって、タランティーノや北野を思わせるところもあって、でも映画全体に流れる空気感はまた全然違っていて、今までにない映画だと思う。黒にスウィートピンクの筆記体で文字が出るのもなんかすごくいい。わたしが一番好きなシーンは、スーパーから出てきたライアン・ゴズリングがスーパーの紙袋を車の上において振り返って歩きはじめる場面。[CS・衛星(字幕)] 9点(2013-04-25 10:23:33)(良:3票) 27. ヤング≒アダルト 《ネタバレ》 シャーリーズ・セロンがすぐそばにいるような気がした。嫌なところ、痛々しいところも含めて共感できる。まさに等身大のヒロイン。わたしにはベスが一番嫌な女にみえた。赤ちゃんの命名パーティーにバツイチ独身の旦那の元カノを、かわいそうだからと理由をつけて招待するなんて偽善者以外のなにものでもない。[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-03-21 08:56:23) 28. モンスター上司 《ネタバレ》 脇役陣が豪華なのでうっかり観てしまった映画。コリン・ファレルは最後まで気づかなかった。なんということ。ケビン・スペイシーが嫌味な上司をとことん演じててよかった。しかしそのせいか、主人公3人の存在感がうすめられてしまったというか、あまり魅力を感じなかった。特にデイル。ジェニファー・アニストンに迫られて断る人はいないでしょう。ドタバタコメディで楽しいことは楽しいんだけど、うーん、うまく言えないけど、あまりおすすめはしません。[CS・衛星(字幕)] 5点(2012-11-08 11:31:07)(良:1票) 29. スリーデイズ 久々にすごく面白いアクション映画を観た。チョイ役ででていたリーアム・ニースンがはんぱなくかっこよくて渋いので参る。[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-31 12:08:03) 30. ゴーストライター ユアン・マクレガーがよかった。画面の色合いがすき。静かなサスペンス映画で派手な事件はない。でも彼(ゴーストライター)とともに事件を追いかけていくのが面白かった。いろんな意味でポランスキーを彷彿とさせるエピソードがあるけれども、何かメッセージをうちだしているわけではなくて、押しつけがましくない。大統領の妻役のオリヴィア・ウィリアムズが印象的だった。[地上波(字幕)] 7点(2012-08-28 09:01:25)
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