みんなのシネマレビュー
wagasiさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 112
性別

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
投稿日付順123
変更日付順123

21.  ターミネーター:新起動/ジェニシス ★老シュワちゃんのためのお祭り映画、と思っとけばがっかりしないかも。 ★時間SFってのはトラベルものとパラドックスものに大別できる、前者は異時代の人と人の交流(や断絶)が話の主で、後者は時間物特有の危機をどう回避するか(あるいは回避せず決着をつけるか)が主、ターミネーターシリーズは明らかに後者。 ★それゆえ一定の縛りを入れておかないと収拾がつかなくなる。平行世界なんか持ち出したのは明らかに失敗ですね。まあ確かに日本人ならドラえもんとかで耐性はついてるだろうけど。 ★考えてみれば、BTTFが両方の要素を織り交ぜながら、3話で決着を付けたのはさすがR・ゼメキスはストーリーテリングがうまいと改めて思った次第。 ★それと、やっぱジョンをあーしちゃったのは良くないでしょう?だってそもそも1でターミネーターが過去へやってきたのが、敵のリーダー、ジョンをモトから消すためなのに・・・じゃ今まで散々感動ストーリーを煽ってきたのはなんだったの?B級SFホラーである1ですら、カイルはあこがれのジョンを育てたサラを一目見たくて、一人孤独に(しかも元には戻れない)過去への旅に出た、それ感動ポイントですよね・・・だいなしじゃん ★老シュワちゃんの健在ぶり(自虐台詞とかも)は良かったし、過去作のオマージュもたくさん、また大画面でないと楽しめない映像もあるだろうから、損したとまでは思わないが、この新シリーズ次も見たいかといわれたら首ひねらざるを得ない。[映画館(字幕)] 5点(2015-08-02 15:42:39)(良:1票)

22.  アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 《ネタバレ》 良くも悪くもお祭り映画。 ★実力にかなりの幅があるメンバーを、結構平均的に活躍させる演出・脚本はなかなかいいと思った。もちろん映像も文句なし。かなりめまぐるしいが。個人的に一番面白かったのはパワードアイアンマン(?)対ハルク。しかし本作では一般の人たちは大迷惑だったろうね。 ★そもそもの発端がスタークの独善なのに、その彼がろくに反省もせず主役面してるのはなんだなあと思うが、逆にこれが邦画だったら不必要にお前のせいだ!!と責められ、悩みまくり、ひきこもりあるいは知らない街へ逃亡とか延々やってるんだろうなあ、と。そんなんじゃない、あくまでも自分のしたことは自分で解決するんだ!って姿勢がムコウの人たちのいいとこなんだけどね。 ★悪役は最初は結構絶望的な不気味な強さを発揮してたけど、だんだんしょぼくなってしまったのが残念。特に、AIのくせに現代世界のインフラの主要を占めるネットを支配できなかったのはお前ほんとにAIかよとつっこみたくなるアタマの悪さ。 ★ま、肉体系映画にネット戦持ち出したら話が出来ないけど。あと人類抹殺が目的であって、支配が目的ではないから、もっと手っ取り早い物理的破壊策を取ったんだと思っとく。 ★つぎ観にいくかといったら微妙だけど、ストーリーしだいかな、という感じです。[映画館(字幕)] 6点(2015-07-13 08:56:07)(笑:1票)

23.  映画 暗殺教室 《ネタバレ》 ★何にも予備知識なし。原作未読、公式ページも評判サイトも。予告編だけ。 ★で、最後の最後でびっくり。ああ、to be continueならそれでいいんだけど・・・ ★だったらもう少しちゃんとした区切りっていうか一定のカタルシスがあったらよかったなあ、先生説明なしに生還しちゃうし、高嶋政伸やっつけるのもあくまで傍線だし、なしとげたことって結局学年で1番になったことだけ?それも他クラスとの確執もあんまり出てこないせいでいまいち本筋でないような。 ★途中は話も絵も結構面白かっただけに残念。もし続編まで見たら総合で評価変えるかも。単体ではこの点数がせいいっぱい。[映画館(邦画)] 5点(2015-04-04 21:12:39)

24.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 ★重いテーマでありながら話の構成や戦闘シーンのスリル等はなかなかで、エンターテインメントとしても成立している、良作。 ★ただ、イーストウッド監督らしくあいかわらず描写は抑制されたもので、スピルバーグ監督のような派手さには欠けるので、物足りないとかありきたりとか言われるのだろう。 ★愛国を口にし、妻の制止を振り切って何度も危険な戦地へ向かう主人公の一方、「わかりやすく」心を病んでいく同僚たち。逆に「過剰適応」してしまったクリスもまた戦争の被害者ということか。 ★唯一、帰国後公園で家族と団欒のシーン、子供にじゃれ付く飼い犬(結構でかいような気がするんだが)を、思わず押さえつけて殴りそうになったのがちょっとどきっとした(犬カワイソー(^^;) ★それにしても、あの「ヒア・アフター」では311、今回はさらに直接リンクのISと、「ジャストタイム」な公開多いね、監督。いいことなのか悪いことなのか・・・[映画館(字幕)] 7点(2015-03-29 10:16:22)

25.  ベイマックス ★すでにいろいろなとこで書かれてるが、予告と本編のギャップが激しい。ただし良い意味で。このごろ予告で本編のいいとこ全部流してるしょうもない映画が多いので、これはうれしかった。ただし予告どおり「癒し系感動ストーリー」を期待してた人はちょっとご愁傷様です。ないわけじゃないんだけど。 ★西海岸と東京横浜大阪ごちゃ混ぜ日本のビジュアルはとても楽しかった。日本語の看板あちこち、車は何気に日本車が多かったり、金門橋みたいなのが鳥居みたいなデザインだったり大学はどこぞの某大学なのかなあ。そしてその街をベイマックスとヒロが飛び回る爽快感。やたら俯瞰でいろんな風景を見せる、アニメとは思えないカメラワーク。大迫力のアクションシーンなどなど。これは大画面で見てよかった。 ★ビジュアル以外も、空想科学の域もおタクっぽい設定や解説があって見ててワクワクしてしまった。大人なのに。 ★一方ストーリー自体は(大人が見ても破綻はしてないが)あくまでも子供向け。もう少し情感を誘うような脚本演出があってもいいとこが、サクサクと進むので、タダシが死んじゃうのも、ヒーローメンバーたちとの交流も、あのクライマックスにしても自分の中ではイマイチ盛り上がらなかった。このへんは続編ありき(これもあるんだよねえ?)の最近映画の弊害か、煮詰めが甘いのか。ヒロとベイマックスの交流は(予告編どおり)結構しみじみできたんだけど。 ★で、続編作ってください(のせられた)。続編に期待して8点。[映画館(字幕)] 8点(2014-12-28 13:33:53)

26.  マレフィセント 《ネタバレ》 ★久しぶりの映画。ディズニーが好きなわけじゃなく、眠りのあのおはなしがどうなってるのか、ちょっと興味があった。 ★ま、よくある善悪逆転劇。元がペロー童話、単純なお話なんで、ちょっと奇抜にイジったところで「すげー!」と感心するほどのこともない、けど上手く肉付けされてて、映像も綺麗だし、オーロラ姫が目覚めるとこのオチもある程度読めたけど、面白かった。 ★王様、善玉妖精、王子様、揃いも揃ってクズor役立たずで笑った。むしろ途中からマレフィセントのお供になったカラスくんがあちこち偵察したり戦ったり姫の子守したり心配したりとなかなか健気に働いててカワイイ(笑)。 ★あとアンジー魔女役ハマリすぎでこわい。 ★あんまり期待してなかっただけになかなか拾い物の映画だと思いました。[映画館(字幕)] 7点(2014-07-27 01:03:00)(良:1票)

27.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 ★カーンの登場やクリンゴンとの確執は元のネタを知ってないといささか説明不足・描写不足だと思う。カークやスポックの性格は、この時点では未熟な彼らがあんな風に成長していくのか、と思えばそれを楽しむことも出来るし、単純に今風のSFアクションヒーローとしても楽しめるので(ややステレオタイプではあるが)、旧作を知らない一見さんでもいいかなと思う。 ★もちろん旧作のオマージュなんかふんだんにちりばめられてるので、どちらかと言えば旧作ファン向けに新しいスタトレ像を提示してみました、っていうスタンスなのだろう。ただそれにしちゃ旧作ファンにはいささか受けが悪いみたいだけど(笑)。 ★やっぱもう少しカークやスポックが知的でクールな(片鱗でもいいから)見せてくれるとよかったかな。カークはただの女好き熱血バカ、スポックは最初は論理バカ、あとは感情むき出しあろうことか格闘戦でカーンと戦っちゃうし(あ、途中で「バルカン掴み」が出てニヤッとしました)。これじゃ第1作から全然成長してないって? ★あとクライマックスでカークがエンタープライズのエンジンのユニットを「蹴って」直す描写は勘弁してほしい・・・テレビを蹴って直すコメディじゃないんだからさあ。超好意的に解釈して、船体の被弾のショックで人間が蹴って位置を直せるくらい取り付け強度が低下してしまった、無理やり蹴って直したけど、危機を脱したらすぐに抜本的処置が必要・・・とか?だったら台詞一言でいいからそういう「説明」を入れてほしいんですよね。 ★このごろの映画ってなんか説明しないことがツウだとかカッコいいとか勘違いしてる傾向があるんじゃないかなあ。でも特にSFって、必要なことは(多少テンポが落ちても)説明しないと、ただの「ご都合主義」に陥る危険性が特に高いジャンルなんだけどねえ。 ★自分は「トレッキー」ではないけどある程度(小説版から)知ってるファンですが、確かにあれがああつながるのかあ、とかいろいろ想像して楽しめました。しかし全体的なハナシのレベルとしてはちょと低いと言わざるを得ないように思います。のでこの点数です。[映画館(字幕)] 6点(2013-09-07 23:30:38)(良:1票)

28.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 ★「TUNAMI」と同じく普遍ワードと化した「KAIJU」、わりかし負けてなくてほっとした日本人のヒロイン(菊池凛子は若干華に欠けるが、この手のハナシでは普通の日本女優では無理だろ、で森マコって森雪?魔法のマコちゃん?)、芦田愛菜ちゃんの迫真演技力、日本愛と言いながらなんだかやっぱりおかしな日本語(香港だからか?萌&健太ビデオってなんだ(笑))、お約束のオタク博士、しかも二人、異星生物と平気で精神同期しちゃうキ○ガイっぷりがナイス。 ★ロボットの姿かたちは鉄人28号、頭部だけドッキングはマジンガーZか鋼鉄ジーグか。精神同期(エヴァ)、モーショントレース(ライディーン、Gガン)、複数操縦(これは明確に攻撃と操縦を分けているわけでないことから、ガンバスターみたいな合体ロボというよりは超人バロムワンに近い)と、幾つもの要素を組み合わせた複雑な操縦方法、マコの精神同期がズレてロボットが基地内で暴走しかけるなんてまんまエヴァじゃん。 ★怪獣の造形は若干クリーチャーテイスト(巨大寄生虫に「妊娠(なんで?)」と適度に生物くささが入ってる)だが、ハリウッドゴジラよりは遥かにマシ。最初の「ナイフ・ヘッド」は思わず「大悪獣ギロン」かよ!と。エヴァを思わせる肉弾的な対怪獣戦、平成ガメラを彷彿とする俯瞰多用で重量感たっぷり大迫力のカメラワーク(どうみてもヘリなんかで吊れそうにないぞ!)、これでもかとレベル(カテゴリー)の上がる戦いの絶望感(多分昔悪評紛々だったハリウッド版ゴジラが、カテゴリー1くらいだったのだ)、ここぞと出てくる必殺技(腕に砲塔は自分的にはサイコガンを連想。ロケットパンチorアームパンチにブレストファイアー、ガリアン・ソード笑った)。うさんくさいブローカーのおっちゃん、しぶとくてグー!!・・・ ★多分続編できるでしょ?(最後の決着はおそらく敵の前哨基地と「通路」を破壊しただけと思う)いや作って欲しい。えと、最後のクレジットで、ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐって出たのが涙。その前にスペシャルサンクスでキャメロンとクローネンバーグの名前も挙がってたのがおや。 ★ああ、全然レビューになってない。いつぞやの実写版ヤマトみたく、ディテールだけで楽しんでしまいました。ちゃんと批評してる方すいません・・・なおこの作品はヒトに迷惑がられようが万人に勧めたいので9点にします。[映画館(字幕)] 9点(2013-08-18 18:53:04)(良:1票)

29.  風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 ★風立ちぬ(原作)は読んでないし、堀越二郎の詳細は知らないけど、大雑把な印象では半分伝記物、半分ファンタジーという感じ。そこかしこに過去作の雰囲気を感じる箇所がある。言うなれば、獣人の出てこない「紅の豚」、妖精の出てこない「となりのトトロ」、魔法使いの出てこない「ハウルの動く城」といったところか。 ★というわけで監督初の実話物だけど、話のすじは別に難しくないし、恋愛関係を含む人間関係の機微もそんなに深くはない。かなり小さい子はだめだろうけど、小学校高学年くらいなら問題なく観れると思う。逆に大人こそ、(すべてに理を求める傾向のヒトほど)のめりこめないんじゃない?基本的に監督の趣味全開だし、自分勝手な主人公とヒロインを(いろいろ周りで事件はあるものの)結構淡々と描写してくだけの流れだから。 ★公開前にあんなことがあったんで、どんな内容かと思ったが、別に戦争賛美でもないし逆に反戦のハの字も出てこない。航空機技術者がみんな夢想家なのかは知らないが、少なくとも(劇中の)堀越に取っては戦争も関東大震災もほとんど一緒でどうしようもない抗いようのない「時代」だったということかな。で、ひいてはそれが宮崎監督の立ち位置ということなのだろう。 ★堀越の声は別に違和感なかった。そもそも変人だし。普通のヒトだって(恋愛状況だろうが危機一髪時だろうが、案外)プロの声優みたいに「演技」しませんって。別に自分は声優否定派じゃないですけどね。 ★あとタバコも別に目くじら立てるほどでは。だいたいあの頃タバコの害なんて認識されてないだろうし、まして受動喫煙なんてね。煙が直接かからなきゃいいぐらいに考えてたんじゃないの。別に喫煙を奨励してるようにも見えないし。外部が騒ぐのはお門違いと思う(騒ぐなら、実際の堀越は喫煙者じゃないのになんであんなヘビスモに描写したのか、と騒ぐべき)。 ★最新鋭戦闘機が牛車に曳かれてたってのは知ってた。ご苦労様なことです。名古屋駅や栄3丁目があんなんだったのか。面影ないなあ・・ってあたりまえだ(笑)。 ★荒井由美の「ひこうき雲」は、確かに合ってるけど、ちょと「軽い」かな、軍歌の時代に8ビートだもん。でもやっぱこの曲しかないな。しみじみしたいい締めでした。・・・レビュー書いてて自分は面白かったけど、万人にお勧めでもないなあ、と思って7点。[映画館(邦画)] 7点(2013-08-17 14:37:02)(良:1票)

30.  ジャンゴ 繋がれざる者 ★3時間弱はやっぱ長いかな。食べてる間はウマイナー、のラーメンなんだけど、食べ終わってみたらちと量が多すぎて・・・みたいな感じ。 ★たぶん、ジャンゴとシュルツがコンビを組むまでと、クライマックスの銃撃戦でカタを付けずに後までひっぱったの・・・つまりイントロとコーダが長すぎるかな。だいたいディカプリオが悪役やるってのが話題の一つなのに、初登場がまだなの?って。最期も少し肩透かしなような。 ★「イングロリアス~」に続き、ケレン味暴力描写たっぷりなものの、わかりやすさ見やすさでは初心者にも十分な作り。引用とかオマージュとかわからなくっても十分楽しめました。ただそろそろネタ的にはワンパターンな感じもする。 ★それならそれでもいいけど、別にあれほどの長さで大サービスしてくれなくってもいいよ、第一必要な尺とも思えないしね、ってことで。ええと、水戸黄門や必殺仕事人の年末ワイド版みたいな感じ?いやちょっと違うか・・・[映画館(字幕)] 6点(2013-03-10 13:52:05)

31.  アイアン・スカイ 月の裏側に隠れていたナチスが地球征服に攻めてくる、思いっきりバカそうな内容とあのポスターですが、やっぱ扱う題材がナチスだけに(そしてハリウッドでもアジアンでももちろん邦画でもなく)ヨーロッパ映画であるからにはただのオフザケにするわけには行かなかったんですね。 ★観る前はパーカー&ストーン(真性オチャラケ)かバーホーベン(SFの名を借りた暴力&風刺)か、というのを想像してたけど、意外とまともな風刺映画でした。 ★各国集っての防衛会議での痴話喧嘩も笑ったけどやっぱ本家アメリカこきおろしまくりです。戦争の政治利用、資源の独占、あからさまな黒人差別(結局今でもそうなの?)なんかそれに比べればナチスのプロパガンダのほうがマシに思えてきてしまうからコワイ(いや冗談じゃないよね)。 ★アドラーとレナーテの演説で流れるワーグナーのタンホイザー序曲、思わずかっこいいなあと、ああ怖い!!(もっともタンホイザーっていう歌劇の筋自体はナチスの好むとこなのかどうかはちと疑問だが) ★なお科学考証は思い切り無視ですので、気になるヒトは予め分かってたほうがいいかと。当時(その後も)品質で鳴らしたドイツの科学技術が、半世紀他国から隔絶されてスチームパンク的な発展を遂げたものが現代科学と対峙するって、実はSF的にはすごく面白い題材だと思うんだけど、そういうのは(最後のお決まりのドンパチ場面くらいしか)ほとんどないです。 ★あんまりまともな風刺劇だったんで、最後のオチが予想付いてしまったのがちょとなんだったかな。でもこういう映画、久しぶりなので面白かったです。[映画館(字幕)] 8点(2012-10-07 23:43:21)(良:1票)

32.  バイオハザードV リトリビューション ★ひとことだけ。もうなんでもいいから、いいかげん決着付けてくれ!。そうでないといつまでもこのおバカシリーズに散財しなきゃならないじゃないか! ★なお久しぶりに3Dで鑑賞。アバターがかなりのハイレベルだったんで、あれを超えるのはなかなか難しいかなという気がしてその後選択してなかったんだけど、久しぶりに観たらなかなか立体感とかが自然な感じで、へえと感心しました。質感はまだ一歩だなと思ったですけどね。[映画館(字幕)] 5点(2012-09-29 23:46:36)

33.  プロメテウス 《ネタバレ》 ★はじめのほう、プロメテウス号のクルーに、映像でまじめな「お言葉」を垂れる老社長の横で緊張感なくお腹出して転がってるお供のワン公が可愛かった(笑)。あとあの医療カプセル、はじめなんであんなものがわざわざ紹介されるのかと思ったけどちゃんと活躍シーンがありましたね。あれはすごい、医者いらね。 ★全体の内容は他の方が書いてる通り、「エイリアン・エピソード0」 ★説明不足は多いわ、危機管理のかけらもない行動するやつばっかだわでいらいらする。ま、所詮リドリー・スコット氏は映像作家ではあってもストーリー作家ではないから。オリジナルストーリーを求めても無駄か。映像だけを堪能するなら◎なのでこの点数。[映画館(字幕)] 6点(2012-09-15 23:57:26)

34.  ダークナイト ライジング ついでに話題の作品鑑賞。前作でも感じたけど、やっぱりアメコミヒーローってのは「特別な存在」であってほしいな。スーパーマンは完璧。スパイダーマンはぎりぎり。本作のように苦悩しすぎのバットマンは・・もともと「超人」ではないだけにNGかな。 ★法にしばられずに自分の思う正義を貫くダークヒーローっていうノーラン監督なりのバットマンのテーマを追求した3部作だが、前作はヒース・レジャーのぶっ飛びジョーカーとの対決はそれなりに面白かった。今回の悪役はちょっと深みや凄みに欠けるかな。バットマンの悪役って結構キッチュな魅力が重要だと思うんだけど、あのクチのマスク以外は結構普通っぽいし。第一悪役の悪役たる所以がよくわからんストーリーだったし(結局何したかったんだ?)。 ★それとあのラストはちょっと卑怯じゃないかなあ。盛り上がるけど力技で無理やり終わらせたって感じ。 ★あ、そうそうどなたか指摘してたけど、そのへんにちょこちょこっと持ち出せる核融合炉とか、海の沖で爆発させればとりあえず陸地は大丈夫とか、そいう描写はもう勘弁してよ。 ★で、え、これで完結ですか?せっかくキャットウーマンもロビンも出てきてるのに。なんだかんだいいながら、期待しちゃうんですよね。この監督の作品。[映画館(字幕)] 6点(2012-08-14 23:36:42)

35.  ヘルタースケルター(2012) 半年ぶり以上に観た映画がこれ(笑) ★原作は未読ですけど、知ってる人からはかなり原作に忠実だとか。「美」に狂う女性の恐ろしさ、というより、そういう人間すら「非耐久消費財」にしてしまう世間とマスコミの恐ろしさ、ってとこでしょうかね。テーマはそれほど目新しいものではないけど、確かに「ヘルタースケルター」度はなかなかのものでした。 ★沢尻エリカは、例のあほうな記者会見以来なにかと叩かれ続けのキャラですが、一般の人間にとってはほとんどくだらないテレビ番組の視聴率稼ぎのためのどうでもいいバッシング。(もちろん最上ではないが)今女優の若い子であれだけの美貌と演技力を兼ね備えてるのがいるか? ★その彼女は(全身整形のヒールキャラなんて)ほとんど自虐といってもいいはまりのキャスティングに、体当たりの濡れ場演技。出てくる人間がほぼ全員バカってのはいただけないが(いちいち指摘するのもめんどくさいんであれだが、とにかくこいつらなんでこんな行動するの?ってのが多すぎ。脚本の問題か?)バカすぎて、逆に他のみなさんが辟易してるあの刑事のクサ台詞にみょうな意味深を感じてしまったくらい(笑)。 ★まいいや、とにかく沢尻エリカ健在!を確認できただけでも、金払う価値はあった。これからもどんどん体当たり演技を続けてほしい。ついでにバカマスコミも徹底的にコケにしてやれ。っても干されない程度にね・・・[映画館(邦画)] 7点(2012-08-14 22:59:57)(良:1票)

36.  カウボーイ&エイリアン ★久しぶりに観に行った映画がこれか(笑)・・・西部劇もSFも好きなんで、両方合わさったこれにはちょっと期待したんですけど、これか・・・。 ★ストーリーはよくある西部劇ものの悪役をエイリアンに置き換えただけ。別にいいんだけど、もちょっとそれならなんか別にサプライズがあるかなと思うんだけど悪い意味でなし。演出も脚本もすべて馬鹿。登場人物(人じゃないのも含めて)も全員馬鹿。 ★ま、人間は開拓時代の無知なヒト、ってことでしょうがないけど、他の星から来るくらいの科学があるやつらがあれじゃあなあ。例の火星人と同じかそれ以上に馬鹿だぞ。 ★って言うか、ああいう描き方だと逆に「未開な野蛮人」のカリカチュアみたいな印象受けてしまうんですよね。ネイティブアメリカンと共同戦線張る展開はいいけど、これってなんか新しい差別表現かも? ★ハリソン・フォード、ダニエル・クレイグ、いい役だけど、作品選べ・・・普通の西部劇に出ろよ。スピルバーグ、こんなんプロデュースして喜んでんじゃない!ヤキ回ったのか? ★PS.唯一利口だったのはワン公ですね。ひょいひょい誰にでもついてってナツきやがって、なんて節操がない奴。とても西部劇のイヌとは思えん。かわいいじゃないか(笑)。[映画館(字幕)] 3点(2011-11-18 18:58:50)

37.  モールス ★前情報は何もなしで観ました。クローバーフィールドの監督ってことで、なんか変わった趣向でもあるかと思ったけど、案外普通でした。 ★因果は巡る、じゃないけど、そういう繰り返しのシチュエーション、的な面白さはあるけど、それを成立させるための環境理由付けがいまいち説明不足で、「ええ?じゃあ・・・・はどうしたの?」って思う場面がしばしば。 ★それとCG特撮を使った描写は・・・いまいち好みじゃないですねえ。いままであんなワイルドじゃなくてスタイリッシュな描き方の映画になれちゃったからかな。 ★あと邦題の「モールス」、なるほど、描写としては目立つけど、映画の主題にはほぼ関係ないでしょ。原題のlet me inじゃだめだったんですか?(ああ、あとその原題を活かした描写もあまりなかったなあ。残念)[映画館(字幕)] 6点(2011-08-07 13:13:55)

38.  ブラック・スワン ★遅ればせながら観てきました。 ★自分の関心はチャイコフスキーの音楽がどれだけ使われるのか・・・いやそもそもバレエシーン以外ほとんど映画オリジナル曲なんて興ざめなことになってるのではって・・・ ★ってのはチャイコの音楽って一般的に大仰なイメージがあって、いかに昨今の映画音楽にオケ曲大流行りの今であれ、こんな現代的な、サイコホラーっぽい映画にロマン派メロメロの白鳥湖がBGMとして合うのかしらんと思ったから。 ★しかし実際はほとんど白鳥湖のそのまま、またはアレンジしたもので、組曲でよく流れる「情景」や「4羽の白鳥」も流れたが、いちばんうれしく、また驚いたのはイントロの曲がそのまま映画のイントロに使われたこと。あのバレエのイントロがこんなにそのまま映像とぴったりくるとは。映画のこれからの内容を暗示するような、不安を煽るような、まるで映画のために作曲されたようなハマり方に感心しました。あとラストの音楽もほぼそのまま使ってたしね。劇中のバレエは「新演出」なようですが、構成自体はプティパ=イワノフ版を踏襲してるんですね。 ★ストーリー自体は良くあるドロドロ芸術家でホラーっぽい演出がされたのが新鮮ですが、それにしても要は「もともと気の小さい奴は、もう精神病んで自傷するくらいの覚悟がなきゃトップにゃなれないよ」ってことなんでしょうかね・・・私はあきらめてますが(笑)[映画館(字幕)] 7点(2011-06-15 00:10:42)

39.  ヒア アフター 《ネタバレ》 ★シーンの撮り方とか演出とか相変わらずウマくて感心するんだけど、今回はちょと題材が地味だったせいか、シビれるような感心はしなかった。 ★個々ではなるほどと思えるシーンはたくさんあるんですけどね。マリーが来世の本を出版しようとして、偏見にさらされたってブックフェアで告白するのは、そのまま今回のイーストウッド監督と我々観客の関係にスライドするし。 ★死んだジェイソンが来世でもなんだか楽しそうなのはクスリとさせられるし。 ★ラスト、ジョージがマリーとキスする「未来」?をみて、手を握っても「過去(死者)」をみないってオチはとても素敵だ。 ★でもなあ・・・ってこと。良かれ悪しかれ、肯定するにせよ否定するにせよ、中立(客観)の立場でいるにせよ、ぼくはイーストウッド監督が暴力を題材にしてきたことに毒されすぎているのかもしれないです。マンデラ大統領はさすがに映像化に向く題材だったからよかったものの。 ★さてこれから監督どうなるのか・・・こんな方向ばっかに進まれるのもちょっと・・・と心配する。[映画館(字幕)] 6点(2011-03-06 00:43:14)

40.  SPACE BATTLESHIP ヤマト 《ネタバレ》 ★いやあ、悪評紛々ですね(笑)とりあえずはテレビシリーズもまんがも映画(さらばまでだけど)も見てる世代としては、これは見ないわけにはいかないと思いまして。 ★結構おもしろかったですよ。とりあえず劇中では司令長官以下だれも「1年の航海」とは言ってませんね。大体マゼラン星雲までの航海が1年かかるなんて「理屈」はないし。ユキも古代くんの子供とは言ってません。ま、だれもそう思わないだろけど。 ★キムタクのオレ様古代、いきなり大戦艦の艦橋に座って戦闘班長、ましてや艦長代理務める人間なら、あれくらいふてぶてしくなきゃ。ちょとアウトローっぽ過ぎてカリスマリーダーじゃなくて族の兄貴程度になっちゃってるけど。 ★佐渡先生。猫連れた日本酒好きな女医さんっていかにも現代っぽい。これもとのおっちゃんの佐渡酒造だったら、ちょっとあまりにも昔の邦画のギャグキャラみたいで痛くなっちゃうだろうなと思った。活躍の場が少ないのが難点だけど、キャラとしては嫌いじゃない。 ★ガミラスの正体はなるほどと思った。原作だとヒューマノイドなんだけど、いくら異星人とはいえあんな爆弾で地球をのっぺらにしといていそいそ移住?、同じヒューマノイドのやること?ちょっと感覚としてなじめないんですよね。本作のように非ヒューマノイドなら(理屈はともかく)感覚としては入れるので私は肯定。あ、あと顔青く塗った日本人役者って想像すると怖い。アバターは造形まで手加えたから見れたんだね。 ★肝心のヤマトだけど、もう少し船内の各所の様子を見せてくれると良かったなあ。ぼくはCGになんか過度の期待はしない性質なので、照明が光ってようが「汚し」がしてなかろうが、動きが軽かろうがあまり気にはしない。それより見せ方ですね。もう少し各部署の「仕事感」や「生活感」を見せてくれると「艦」の重みが増したと思う。 ★ラストを「さらば」とくっつけて玉砕オチにしたのはまあOK。ぼくはキムタク古代が脱出ポッドで逃げ出して、みんなが悲しんでるときに「よお」とか出てくるんじゃないかと思って冷や冷やしました(^_^;)。 ★あかん、なんか瑣末なことばっかで楽しんじゃって・・・まじめに批評してるかた、ごめんなさい・・・なんせヤマト世代なもんで・・・あ、大事なこと言い忘れてた。男を殴り倒すツンデレ森雪最高!!。ついでに古代も殴っちゃえばよかったのに・・・[映画館(邦画)] 8点(2010-12-14 00:38:59)(良:1票)

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS