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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 名犬ラッシーの大冒険 《ネタバレ》 動物を使った映画というのは、なかなか批評しづらいものでして(あの犬の表情が拙い、とか言えないしなあ…)、映画の手法としては基本的に反則だと思うが、そうした数ある動物モノの中でも嚆矢というか典型とされる本シリーズ。凡そのストーリーは観なくても大体分かるし、実際お涙頂戴あり、ハラハラドキドキあり、またティミー君の「ランボー」並みのサバイバル技術ありで、案の定お約束の展開が序盤からずっと続く。このままなんとなくハッピーエンドで終わるんだろうなあと思ったら…。んん?何だこの大男は!全くの意味不明だ。誘拐犯(未遂?)なのか、それとも救助活動の功労者なのか?何故一言の礼も言われず、一言の台詞もないのか?たかが原住民に礼なんて言う必要はない、という人種主義の現れ、と言ったら言い過ぎか?いずれにせよ、あの無視のされ方は理解できない。監督はこの大男をどのように描きたかったのか、最後の最後で大いなる謎が残ってしまった。[CS・衛星(吹替)] 4点(2007-05-08 21:16:30) 22. 風と樹と空と エロなし、グロなし、イジメなし。まさにベタベタのプラトニック的純情青春映画。まあ吉永小百合主役だから、それも仕方ないか~。ある意味、最初からオチが解りやすい作品ではある。サユリストのおっさんなんかは、こういうの観て喜ぶんだろうなあ…。あえて見所を挙げるとすれば、昭和四十年代初期の頃の、銀座や日比谷あたりの情景や風俗がなかなか興味深かった(懐かしの三輪車も見れます)のと、酔っ払った時の吉永さんの演技が、ベタなんだけど妙に可愛らしい。まあ、そんなとこですかね。とにかく吉永ファン以外の人は、観ない方が無難です。[CS・衛星(邦画)] 3点(2007-04-29 23:34:55) 23. 冬の猿 《ネタバレ》 内容としては、基本的に2人の酔っ払いがクダを巻いているだけなので、映画としては「何だコリャ?」になるはずなんだけど、それをとりあえず笑える作品に仕立て上げているものは、やはり名優ジャン・ギャバンの演技力と言う他ない。ホテルの酒蔵でドイツ兵を罵るシーンなんかかなり笑えます。酔っ払って無茶苦茶やっているにも関わらず、周囲の人間がなんとなく治まっているのも妙におかしい。しかしそうやって笑いをとる一方で、何ともいえない男の哀愁漂うラストが胸に染みます。ホントは酒なんか飲みたくないんだけれど、どうしても飲まずにはいられない男の悲しさが伝わってきました。あと、花火のシーンは、カラーで観たかった。モノクロなのが残念。[CS・衛星(字幕)] 6点(2007-04-03 19:21:11) 24. 女は女である フランス映画やゴダールという人について全然勉強したことが無いので、この映画の面白さがまったく分かりませんでした。一応、コメディのようですが、笑えませんでした。というより、笑うべき個所が理解できませんでした。ただひとつアンジェラとエミールが本を使ってお互いを罵り合っているシーンだけが少し笑えた程度です。点数をつけようにも理解不能なのでつけようがなかったのですが、一応「可もなく不可もなく」としてつけることにしました。「独創的な喜劇映画」という理由で、ベルリン映画祭特別賞を受賞しているようですが、確かに「独創的」です。それだけは良く理解できます。[CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-18 22:17:34)
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