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【製作年 : 1960年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 未知への飛行 ヘンリーフォンダの大統領がかっこいい。アメリカは大統領や軍人をこういう風に描ける。とても興味深かった。一方的な見方ばかりではなく、あの大学教授や、大佐、無口な国防長官など様々なキャラクターがこの映画に深みをもたらしている。元帥が卒倒した後、(ここもお互いを信用しきれていないことが示されるシーン)それに代わった将軍が、アメリカの将軍とロンドンの想い出を語るシーンがとても好きです。もう何もできないという諦観がにじみ出る会話。冒頭の闘牛士のシーンも活きてくるし、戦闘機内での葛藤も見物。抜群に面白い。[DVD(字幕)] 9点(2010-11-11 00:39:02) 22. 8 1/2 「意外と面白くなかった」。単純に映像そのものにあまり魅力を感じませんでした。フェリーニは自分には合わないのかもしれません。監督業をフィーチャーした映画ではアメリカの夜が圧勝です。極端にエンタメ化したNINEの発想はすごいなーと思いました。[DVD(字幕)] 4点(2010-11-06 17:58:13) 23. 太陽がいっぱい タイトルとアランドロンの勝利。[DVD(字幕)] 7点(2010-10-11 11:48:50) 24. 用心棒 一回ボコボコにされながらも復活する主人公がかっこいい。最後まで正体不明。痛快時代劇とはこのこと。[DVD(邦画)] 8点(2010-10-09 01:20:21) 25. 椿三十郎(1962) 《ネタバレ》 脚本は素晴らしいが、カメラワークや構図も巧み。特に「のぞき見」描写はすぐれてダイナミックである。、塀から突き出ている何本もの槍が見えたかと思うとカメラはぐぐっと俯瞰になり、侍たちの軍勢を映し出すシーンは素晴らしい。椿が川を流れるシーンも言わずもがなで、鮮やかなアクセントとして絵になっている。ラストの斬り合いは有名すぎて知っていたけど、血が噴き出すシーンだけ見たら「なんだこの演出」と思うのに、あの間があるとものすごく新鮮かつショッキングに見える。あの一瞬に最大のインパクトを持たせるための、大胆かつ勇気のある演出だった。かっこいいです。[DVD(邦画)] 8点(2010-10-06 22:46:56) 26. ティファニーで朝食を ムーンリバー。なんていい曲なんだ。それ以外はどうしようもない。あまりにもステレオタイプすぎて魅力のないキャラクター達が、脈絡もなく行動するので、何も共感できないし説得力もゼロ。終始「えっなんで?」と思うことばかりで、カタルシスが皆無であった。ただの尻軽女にしか見えないところが一番ダメ。[DVD(字幕)] 4点(2010-10-05 00:52:56) 27. 山猫 《ネタバレ》 完全版で鑑賞。一大叙事詩という意味では「バリー・リンドン」と似ている。こちらはもっと人物描写に力を入れながらも、一つの時代の終焉を描く。時代の終焉とはすなわち、その時代の象徴であるサリーナ公爵の内面の死を意味する。ラスト、大舞踏会のシーンでサリーナ公爵が予感する「老い」や「死」とは決してサリーナ公爵という人物の死という意味のような生やさしいものではない。自分の生きてきた、信じてきたイデオロギーの死を確信しているのである。重厚な演技と相まって、えもいわれぬ哀愁と尊厳をそこに感じる。また、この時代考証と徹底的な絵作りは凝っている、なんてレベルではなく、1860年代当時のイタリア(もちろん見たことはないが)そのものである。[DVD(字幕)] 10点(2010-10-01 15:34:25) 28. 天国と地獄 前半10点、後半6点かなぁ。前半のほぼ一部屋で繰り広げられるドラマはものすごい見応え。よーく観てるとちゃんと構図や台詞、人物の動きまでうまく組み合わされています。また、説明なしにそれぞれのキャラクターを浮かび上がらせています。後半は緊迫感のある特急のシーン以降、急速にトーンダウンします。捜査の過程を少しずつ浮かび上がらせるその手法は見事ですが、張り込みのシーンがいかにも張り込み、で安っぽさが否めないのではないでしょうか。あまりにも張り込みや尾行のシーンが多いため、「う~ん」となってしまいます。死刑にするために罪を重ねさせる、というあの刑事にもちょっとついていけないです(その結果一人死んでいます)。[DVD(吹替)] 8点(2010-09-28 01:13:14) 29. 猿の惑星 うおーーっとラストを観たあと声を出してしまいました。ネタバレなく観られたのは奇跡といっていいかもしれません。ただ途中の展開は意味のないズームが多用されており、構図も特に工夫はなく、むしろ今観ると時代遅れ感が丸出しになってしまいます。そういった意味で高得点はつけかねますが、面白い映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2010-09-13 14:02:53) 30. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか 笑えるどころか鳥肌総立ちでした。怖い映画だ。[DVD(字幕)] 10点(2010-09-13 13:57:01) 31. サイコ(1960) 単純な面白さとして評価するとどうしてもこうなってしまう。うーん。悔しい。何となく先駆的ってことは分かるんだけどなぁ。[DVD(字幕)] 5点(2010-09-12 11:34:07) 32. ロリータ(1962) あっという間の二時間半。男のロリータへの愛が狂気へと変わっていくサマをじっくりと観させられました。サスペンスちっくな部分や、飽きさせない工夫が随所に有ったと思います。まぁただ他の作品と比較するとキレがないのは確かかなぁ。[DVD(字幕)] 7点(2010-09-12 11:01:01) 33. けんかえれじい 鈴木清順を初めて観ました。このオリジナリティはすごい。エンターテイメントですね。ものすごいカット割。ユーモラスです。[DVD(邦画)] 6点(2010-08-27 13:33:58) 34. 切腹 東浩紀が引用するコジェーブのスノビズムの定義そのままに、実質的な価値よりも形式的な価値を重んじる態度は切腹に他ならない。その不条理さを苛酷なまでの映像によって表現したのがこの作品だろう。絶妙な時代設定によって、形式的価値が失われつつある状況が良く分かる。映像美や脚本の妙などは全て他のレビュアーが的確に評しているので、私はこの映画の持つ意味の一面を指摘しておくにとどめる。[ビデオ(邦画)] 10点(2010-08-01 02:01:13) 35. 気狂いピエロ フランス語とランボーが分かればあと100倍楽しめるんだろうけど、十分感動的。ゴダールは好き勝手やりすぎ。だがそれが良い。[DVD(字幕)] 10点(2010-06-28 22:41:11) 36. 秋日和 単純に笑える。日本人らしい笑い。 岡田茉莉子が素晴らしく良い。いやー面白かった。小津節は相変わらず。安心して見れる傑作。個人的には東京物語よりこっちのほうが良かった。[映画館(字幕)] 8点(2009-12-25 23:33:44)《改行有》 37. シェルブールの雨傘 すごく気に入ってる作品ではあるけど、観るたびに逆にマイナス面も目立ちます。まず全編歌にする必要性がないということです。メロディがあまり無いのに歌う必然性がありません。それから前半のギイとジュヌヴィエーヴやおばさんらへんのくだりに較べて、後半のカサールやギイの帰還らへんが短すぎます。あの辺が薄すぎて、マドレーヌとの恋愛が軽薄なものに見えてしまいました。 ただ、ラストシーンでその辺りのマイナス面はかき消えて、素晴らしい映画を観る喜びに浸ることができます。「あぁ、ここを撮りたかったんだね」と分かるようなシーンです。うん、素晴らしい。[DVD(字幕)] 6点(2009-11-20 01:39:28)《改行有》 38. パリところどころ 《ネタバレ》 「北駅」の迫力はすごい。最後の作品もミュートになってからの展開が上手い。ラスト少年がパリの街に一人立っているのはシビれました。 あとはゴダールなんかもすごく上手いですよね。でも一番「らしい」のは最初の「サン=ドニ」かな。正にフランス映画っぽいフランス映画ですね。 でもダントツは北駅です。 この世代のフランス映画の魅力が存分に味わえるオムニバスで、ヌーベルバーグに興味を持っている人には最初にこれを勧めようと思いました。[DVD(字幕)] 9点(2008-12-20 23:37:09)《改行有》 39. イージー・ライダー ピーターフォンダよりもデニスホッパーにかっこよさを感じました。まぁ二人よりもジャック・ニコルソンの演技がすごい。短い時間なのにかなりのインパクト。 全体としてはロードームービーの爽快さは有りましたが、意味不明な共同体やラリった時の映像、場面切り替えの手法のダサさなど、何がしたいか分かりませんでした。過大評価されすぎな気がします。でも音楽はすばらしく良いです。[DVD(字幕)] 4点(2008-08-17 00:13:05)《改行有》 40. 明日に向って撃て! 二人はかっこいい。でも冗長。[DVD(字幕)] 5点(2008-08-08 22:42:17)
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