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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. グッドフェローズ 《ネタバレ》 怒涛の勢いで進むスコセッシの真骨頂。初期の頃と比べて、さらにテンポが良くなったような気がする。彼の趣味である音楽の使い方と省略の巧みさが素晴らしい。特にラストのレイ・リオッタが薬漬けになって下手を打つところは投げやりになっているのではないかと思わんばかりのテンポ。完全に「後日談」の扱いである。とするとやはり見所はジョー・ペシ演じるトミーが殺されるまでだろう。彼とデ・ニーロのギャング役はやはり迫力がある。ストーリーに独創性はないが、各役者の個性を十分に引き出し、マフィアの多分に寓話的で象徴的な暴力性と実態を描き、満足できる作品になった。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-22 08:56:21) 22. ホーム・アローン 子供のための映画でしかない。だからいま観ると何も面白い点がない。コメディ要素も正直多彩なわけでも巧い演出があるわけでもなく、後半の20分くらいのドタバタだけ。前半は相当な退屈さで、隣のおじいさんも陳腐すぎて話しにならない。大人になってから観る価値はないといわざるを得ない。勿論子供のときなら10点つけてただろうけど。観る人を選ぶ映画。[DVD(字幕)] 3点(2011-12-03 23:59:57) 23. シコふんじゃった。 これは相当面白い。コメディ要素といい、テンポといい、高レベル。[DVD(邦画)] 8点(2011-11-06 23:55:04) 24. L.A.コンフィデンシャル 何と言っても素晴らしいのはこの画の作りこみだろう。リタ・ヘイワースが出てくるようだから恐らく40~50年代だろうが、かなり丁寧に作られていて、時代に浸ることができた。そしてストーリーの有機的な絡まりは心地よささえ感じる。「ロロ・トマシ」の使い方も一級品。キャラクターの個性は素晴らしく、それぞれいい演技をしている。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-03 12:05:37) 25. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 初めて観たスターウォーズだったので思いいれはあるが、あれから10年以上経ってから観てみると、映像とかではなく、作品としていまいちであることが如実に分かる。たくさんの映画を観て成長したからなんだなぁ、と感慨もひとしおだが、やはり1からは帳尻あわせの分がかなりあるので、やりたい放題できなかったんだろうなぁ、という感じ。[DVD(字幕)] 5点(2011-10-12 00:23:13) 26. ミンボーの女 とにかく面白い。中尾、伊東などのヤクザ側のキャラと、ホテル側のキャラが素晴らしい。[DVD(邦画)] 7点(2011-09-19 22:49:02) 27. メン・イン・ブラック 無難に面白いです。[DVD(字幕)] 6点(2011-09-17 01:15:23) 28. 天使にラブ・ソングを・・・ 思い出の映画です。[ビデオ(字幕)] 10点(2011-08-28 23:16:25) 29. ミザリー 面白い。最後は肉弾戦というリアルさ。[DVD(字幕)] 7点(2011-08-24 23:34:18) 30. 音のない世界で この映画は、聾唖者を扱っているにも関わらず、彼らを「聴く」点に本質がある。大きな動きを伴うことなく、じっと彼らに寄り添うことで、聴く。もちろん声はほとんどないし、手話が主であるが、確かに彼らの表情や手話を「聴く」ことができるような気がしてくる。それは手話だけがあって、字幕がないときも同様だ。冒頭の合唱などはその最たる例で、彼らは彼らの声を聴かせているわけだ。最終的にはホームビデオに近い様相を呈するが、それも計算通りというところだろう。声が聞こえないという点以外は。しかし耳をすませばその声を聴くことができるという点で、ホームビデオと同じなのである。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-17 03:45:03) 31. トゥルー・クライム(1999) この映画ほど会話の妙を楽しめるのはなかなかない。ユーモアの効いた(少々効き過ぎのものも多いが)会話はそれだけで観るのが楽しくなる。家族としての幸せ、というのが隠れテーマなのかな。イーストウッドは一人。[DVD(字幕)] 6点(2011-07-13 01:15:35) 32. シェルタリング・スカイ 映像美。ポートの死をはさんで前編後編に分けられるとしたら、前半の饒舌に比べて後半のなんと寡黙なことか。そして後半はいやというほど茫漠とした砂漠が描かれる。まるで御伽噺のようでもあり、素晴らしい映像世界。[DVD(字幕)] 7点(2011-05-25 13:56:32) 33. カリートの道 監督の名前を知らずに観ても「デパルマだ」とわかるほどのデパルマ映画。見事に決まっているし、特に進化しないデパルマの演出(良い意味で)が冴えている。ショーン・ペン(!)とパチーノは言わずもがなの名演だし、オープニングとエンディングもかっこいい。素晴らしい映画だと思う。[DVD(字幕)] 8点(2011-05-07 12:36:45) 34. 山猫は眠らない それなりに100分でまとめており、飽きずに観られる。弾丸のスローモーションはちょっとださい。スタイリッシュな映像は特に無いが、まぁ楽しめる。[DVD(字幕)] 6点(2011-05-05 22:11:49) 35. シックス・センス ラストのためだけの映画。気付いてしまったら驚きも半減だし、驚いたところで「だから?」ってなったら何の意味もないです。 と5点をつけていたが、二度目を観る機会があり、自分の目が節穴だったことに気付いた。オチは要素のひとつに過ぎず、それを知っていた二度目のほうが感動した。ディティールに凝っており、完成度の高さには目を見張る。何よりも少年が実は精神科医のことをケアしていたという事実。そして少年と母親、精神科医と妻、精神科医と少年、少年と亡くなった娘のコミュニケーションがとれていく様子が丹念に描かれていく。恐怖の対象から対話の対象へ。それをつないだのは霊であるブルースウィリスの善良な心である。[DVD(字幕)] 7点(2011-04-24 09:58:13)《改行有》 36. 許されざる者(1992) 傑作。[DVD(字幕)] 7点(2011-04-17 19:48:06) 37. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 意外と単純な話。キャラクターに魅力があまり無いように思えた。ひとつの作品として完成度は非常に高いが、難解というよりも説明が下手なだけではないか。[DVD(邦画)] 6点(2011-04-01 22:39:02) 38. 12モンキーズ 最後に腑に落ちるかといえばそこまで腑に落ちるわけではない。へぇーっで終わってしまうのがこの映画の微妙なところ。結局世界を救えないというようなオチにするにしても、もう少しカタルシスを感じられれば良かった。この素晴らしき世界がなんとも皮肉。[DVD(字幕)] 6点(2011-02-12 14:00:21) 39. エイリアン3 《ネタバレ》 この映画の背景を抜きにした評価です。何の新鮮味もないストーリーと演出。犬型といってもその特徴が存分に活かされたようには思えません。なぜなら最後の追いかけっこのシーンも何が何だかわからないし、囚人の個性も何もない。新たな要素が一つも加わっていないし、これまでの要素が洗練されているわけでもない。リプリーが自決する勇気もないと言っていたのにあんな自殺をする過程も分からないし、殺される囚人とそうでない囚人が居る理由や、宗教者があれほどの殉死(?)を選ぶほどの信仰を持っていることも良く分からない。まぁ要は駄作。フィンチャーの才能を考慮すれば、つまり期待度を考えるともっと低くつけてもいいけど、色々あったようなのでそれはやめておこう。[DVD(字幕)] 3点(2011-02-05 11:44:52) 40. ギター弾きの恋 かなり実験的な映画だと思いました。ドキュメンタリー形式ではあるけれど、ウディアレンは出なくていいですね。それにしてもサマンサモートンの可憐さといったら、これだけで観る価値があるというものです。ショーンペンやユマサーマンもよかったけど、やっぱハッティですね。佳作と呼ぶに相応しい映画でした。[DVD(字幕)] 6点(2010-12-25 20:46:47)
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