みんなのシネマレビュー |
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21. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ モンスター・ゼロ という命名がいかにも「強敵を創り出す」 信念を感じるが ゴジラはゴジラであり、 モスラはモスラであり、その関係はらしく描かれている。 という点で良い評価。 ゴジラのために核をケン・ワタナベが持ち込むところは悪い評価。 といったところで。 怪獣同士の戦いが割と少なめなのが不満でございます。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-12 22:10:26)《改行有》 22. U・ボート ディレクターズ・カット版 「リングは宇宙で無限大」 というキン肉マンで好きな言葉がありますが 無限大というには生死が関わり過ぎる空間。 Uボートにおいて活劇が描かれています。 活というのは良い意味で使われることが多いですが、 ここでは「生きる ー> 活きる」というものが 物語を通じてどんどん、映像以上に大きくなっていく。 最初はバカバカしい騒ぎをしていた若者たち。 当然のごとくにビビりまくりながら、 (成長なんて言いません、戦争なので、) ようやっとUボートを操縦し奔走する。 それは無敵を信じて国を信じて飛び込んだ世界の中に 戦い続けた老兵がおり 見るだけでは老兵と分からず会話してしまうかのよう、 でなく実際に分からないままに会話する純朴さ。 潜れば安全、という保障すらないままに 大勝利の勲章を亡霊にすえて旅立ち 悲しむ様は、この言語で書く私の国でも起きたことなのだろうなぁ。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-12 22:06:07)(良:1票) 《改行有》 23. インフェルノ(2016) シリーズ物として描くところの痛みを強く感じてしまった。 学者 vs 学者 というおさまり方が勿体ないなと。 宗教歴史学者 が戦う、というイメージで観てしまう(間違い?)ので あまりにも学者が相手だと 追いかけているときに不思議養分が減ってしまうと思うのです。 ミステリ的な裏切り要素は正直いって好みではありませんでした。 007 のようなスパイスを効かせたかったのかな?[インターネット(字幕)] 4点(2022-01-12 21:56:55)《改行有》 24. ジャック・リーチャー NEVER GO BACK トム・クルーズが出てるから王道映画だ、 みたいな色眼鏡は外さないといけないな と、分かっているけれどやっぱり路線だった。 とはいえ、最後に高所から落下してなおも殴り合う場面は 少しほろりと来ました。 ほろりと来たというより、心拍数上がる中の 粉砂糖のような優しくコク深いアクションでした。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-12 21:52:27)《改行有》 25. マネー・ショート 華麗なる大逆転 ちょっとドキュメンタリー然としている趣はあるけれど 面白かったです。 途中から怒涛のCDS、CDO の言葉の乱舞で混乱極まりながら 言葉を覚えてしまう感じ。 ただ、本当に覚えている痛みが、あらゆる民から発せられているはずであり それを痛恨悔恨しているはずなのに 多くの痛みの描写、は無かったなと思いました。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 21:48:04)《改行有》 26. 天使と悪魔 天使の指す先があまりにもヒントなのはさておき 緊迫感は良い描き方と思う。 8,9,10... と数的に追い詰めていく様はドキドキ。 ただ、細かな好みで「反物質」 というものを 「宗教に対峙させる科学」 として使うのは尚早かなと。 ヴァチカン内部を恐い演出させるのであれば、 科学側の描き方も逃げてはなるまい。 「核に似た威力の反物質」 という反物質の描き方が ちょっと釣り合わないなと思いました。 ラストのミステリアス感は好みで、 ラーメンに胡椒をかけるよりも薄めのインパクトなので 映画本編の味わいには関与しませんでした。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-12 21:42:59)《改行有》 27. 運び屋 どうしても、近い時期のイーストウッドをおもって グラン・トリノと最期の生き様を考えてしまいます。 どちらも、他人からみたら潔く逝っているように見えるかもしれません。 しかし、とてつもなく足掻いている。 人生というものを見つめて 穴というより足りない色を見つけて 喜び悲しみ色を塗り重ねているように見える。 その横に、ワルであるはずの運びスタート地点の若者たちとの 口の悪い会話がある。 何も捨ててない。 だから、一日だけ咲く花を大切にしてきたガンコ爺さんなのでしょう。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-12 21:35:42)《改行有》 28. ブラッド・スローン 目の前にカレーがあって、 カレーが美味しかったということを思い出したときに 一緒にカレーを食べようよと息子がきて だからこそカレーを食べなかった という物語構成が気に入りました。 対比というよりは、個人的には 没落めいた覚悟だと思いました。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-12 21:28:14)《改行有》 29. 透明人間(2020) 人物描写が丁寧。 そのおかげで、透明人間に負けない人物像をもって 相対することが出来た。 ストーカーは透明人間を包括しきれないし 透明人間も然り。 撃たれて出現することや兄弟の存在など、 その微妙なバランスが保たれている映画と思った。 オチもなかなか好みで、 目に見えるもので証明すれば文句ないでしょ? という強気な主人公像がようやく報われたような、良い後味。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-09 21:34:41)《改行有》 30. ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷 5行でまとめたら凄くいい映画なんだろうな。 薄っすらと人物描写の中で死にゆくであろう様を 想像させるのが良い。 しかし、死にゆく人を想像させるということは そうじゃない人をあぶり出すことにもなる訳で。 思えば、主役というものが希薄な映画な感想。 主役、ってのに捉われるのは愚かではあるけども、 少なくともかなりの時間を割いて描いている。[インターネット(字幕)] 5点(2022-01-09 21:29:35)《改行有》 31. 名探偵ゴッド・アイ Funky Funny Godness ai。 印象深いのはファンキー具合。 そして男女の「恋愛感情になってたまるかちくしょう」 から、シティーハンターを思い出さずにいられなかった。 もっこりバレエが知人にとられていたのはいいけど、 それをバレエ側が「ひと目で惚れた」 っていうシーンは必要だったんですかね?[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-05 21:41:57)《改行有》 32. ゾンビ・リミット 愛の範囲とはなんでしょうね。 結局、人間も窮すると種の反映に付随したところにしか 愛が及ばない、ということを実直に描いた映画のような気がします。 シーンごとに視点・感情移入する人物を逆転させると その愛及ばぬがゆえに、の切なさが増大し 映画としては楽しめるかもしれません。 マスクの転売とかもそうですし ご時世的にはこの映画、よく観られそうですね。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-04 23:12:42)《改行有》 33. MEG ザ・モンスター 《ネタバレ》 あながちパニック映画の福袋といった感じ。 怪物、金、研究、過去の恋愛関係、おしゃまな子ども、二の矢 などなど、一応モノは入っているがどれもこれも浅い。 そして、最後に銛で目をつくシーンなどは笑ってしまった。 どうも、恐怖の優先順位を間違えている気がする。 怖いはずの存在が随所で弱いんだよなぁ。 犬は生きてて良かったね。[インターネット(字幕)] 4点(2022-01-04 21:24:20)(良:1票) 《改行有》 34. ハウスメイド 《ネタバレ》 この映画の主人公はあくまで大おばさん、だなと。 あるいは大おばさんこそ御曹司の子どもなのかもしれない。 自由という名の金銭事情にものを謂わせて 好きなように手に入れてきた、という台詞は 御曹司のみに向けて放った言葉ではないだろう。 だからこそ、最後の自害の演出は過多におもえ 年端のいかない子が、映画関係なくこの物語に関わることが 辛く。[インターネット(字幕)] 6点(2022-01-03 01:10:03)《改行有》 35. バレット・オブ・ラヴ ブカレストに行きなさい、具体的なアドバイスでしょ? お洒落な一言があって、この映画は良い映画かもしれないと膨らむ。 寝て寄りかかるおっちゃん、その亡くなり際の会話 元気に話していたように思えたときの会話。 よりかかり方は違わなかった。 亡き母の助言に沿って出た旅ですぐに恋をする。 そして巻き込まれる。 濃度の高い、ドラッグ的な音と映像がちらつく。 非現実的な中に、ある意味 現実に戻してくれるのはナイジェルという 哀しい男。 恋愛のために奔走するんじゃなく、 奔走していたら、恋愛の関係以外が削ぎ落とされていたという感じ。 なんとも心地悪く、良い。鑑賞後の感覚。[インターネット(字幕)] 7点(2022-01-02 00:15:31)(良:1票) 《改行有》 36. カリートの道 人生を描くイーストウッドと、道をあゆむアル・パチーノ アル・パチーノの主演でなければ平凡な展開だったかもしれない。 若き頃のワルさは映像では描かれていないが 今時分のワルさは描かれている。 それは自分に嘘をついて愛する人に本当の自分で嘘をつくことだ。 常に「人(友人、子どもの母になる人、昔の付き合い人)」 が起点となっている。 それは普通の描き方なら「巻き込まれている」 形になるが、 アル・パチーノが描くと、全てを包み込んで受け入れているようにみえる。 だから、正真正銘の悪いやつではなく ワルという片仮名で表記したくなる、格好いい男なのである。 真っ当ではない、しかし他者を裏切れない男という自分を貫く、 そんな魅力が描かれた映画。[インターネット(字幕)] 8点(2022-01-01 21:55:12)《改行有》 37. ピラニア リターンズ ピラニアはこんなにいかつかったらピラニアらしくない。 と思うほど古代魚してたので、 あまりスピーディに魚影だけを映すと違和感が。。。 ラストは嫌いじゃないですが、 大嫌いな人も多くいそう。 ホラーなのかスプラッターなのか恋なのかアユなのか 悩ましい映画。[3D(邦画)] 4点(2021-12-30 21:46:30)《改行有》 38. パラノーマル・アクティビティ 大好きです。 ミカの気持ちが分かる。 弱い犬ほど吠える、だと思っています。 自分の恐怖を消したいから、撮って証拠をもとに吠える。 しかし徐々に、本当に少しずつ理解できない事象が続き、 参っていく様がリアルです。 引き摺られてもっていかれたときがラストでないのが ちょっと驚きではありますが、 はたして一緒に住み始めたときから、 お互いどのこらい知っていたのでしょうか。[地上波(字幕)] 7点(2021-12-29 21:24:15)《改行有》 39. マイ・ブラザー(2009) 邦題 「告白」 と何が違うのかをちと考えてしまった。 それは不可侵な個人の衝動なのかどうか。 私は違うと思った。 現地に言ってはじめてわかること、 予め予想していたであろうこと、 それが 「捕虜ごろし」 と 「恨み計画」 の違い。 (というか文字からして違いますね) 最後の最後に、果たしてラクになれたのだろうか。 トラウマを病気で一つのくくりにするのは間違ってますよ。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-29 21:15:33)《改行有》 40. ウィッチ 随所に聖なるものを取り入れようという試みがみてとれる。 そんな中、魔女がどう作り出されたかを描く。 私の精神的成長(してれば)と、観る時期の兼ね合いで 「見に覚えのない」 が始まりなのかなと。 美女と言われれば言われるほどに罪深いように見せているようにも思える。 寿司に対するワサビでなく、ワサビに対する寿司である。[インターネット(字幕)] 6点(2021-12-29 21:10:00)《改行有》
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