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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順123
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21.  マダガスカル 《ネタバレ》  キャラは完全に子供向けながら大人も無理なく楽しめるのは、完全擬人化された動物を、動物園で飼いならされた動物にして大きな違和感を感じさせないシナリオの妙。  フルCGもなかなかのクオリティで、動物の擬人化以外には架空のものは一切出てこないにもかかわらず、本物に近づけるだけでなく、本物ではありえない動きやアングルを多用することで、本物以上にインパクトのある映像に仕上げられている。 [DVD(吹替)] 6点(2010-07-01 02:05:58)《改行有》

22.  カーズ 《ネタバレ》 車の種類・年式自体から来る印象と擬人化したときの性格が付けとが絶妙にマッチして、完全に感情移入してしまった。  圧倒的な質感のフルCGで迫力と美しさはさすがピクサー、かつ、車の擬人化した動きも自然で、ストーリーもどこかで見たことあるようなものであるが単純明快で判りやすく、誰が見ても爽快感があってホロッとして暖かくなれる。  娯楽映画としては一級品。誰でも理屈抜きに楽しく見られること間違いなし。  一番のツボにはまったお気に入りのシーンはトラクターころがし、、農学部出身なもんで(^^; [DVD(吹替)] 7点(2010-07-01 02:04:15)(良:1票) 《改行有》

23.  GO(2001・行定勲監督作品) 《ネタバレ》  政治や社会への問題提起はほとんど無く(北朝鮮の描き方は少し否定的ではあるが、)て、登場人物の心情を中心にしっかりと描くことができており、重くならずに見ることができた。  テーマ性を持ったストーリーなので、娯楽と言うほど爽快感は無いが、コメディータッチの部分も多く、最後まで楽しんで見られた。  原作が良かったからなのかもしれないが、ややもすれば重くなりがちな在日の若者のアイデンティティに対する葛藤と言うテーマをしっかりと青春ドラマの脚本に仕上げてあり、原作(未読)が良いんだろうなぁと感じると同時に、いつもガチャガチャな宮藤官九郎もやるときはやるじゃんって感じ。    キャストもみんな演技派で非常にいい味を出している。  日本人として安心して見られるのはやっぱり日本映画かな(^^; [DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 02:01:16)(良:1票) 《改行有》

24.  ウォーリー 《ネタバレ》 ピクサーのCGアニメは外れがない。文句なしに楽しめる。  最初から圧倒的な質感のCGアニメで見るものを引き込み、ちょっとしたエピソードと細かい仕草で感情移入させたあと、一気に展開が変わり、ハラハラドキドキに持ち込んで、猛スピードでクライマックスを迎えて見事に拍手喝さいと同時にホロッとさせる、と、お決まりのパターンにあっさりと嵌ってしまう。  見事なCGと、完璧なまでの起承転結ストーリが、大多数の人を理屈抜きで楽しませてくれる。  屁理屈こねる類の映画じゃなく、見ている最中は素直に楽しめたので、感想はここまででもいいのだが、少しだけ見終わった後の突っ込みを(^^;  ロボットが感情を持ち始めたという流れで話が進むのに、最後が人間にとってのハッピーエンドというのは良く考えるとなんとなく違和感。  また、ウォーリーの設定が、ラピュタの衛兵ロボットのパクリじゃないのと思ってしまったのはジブリの見すぎ?(^^; [DVD(吹替)] 7点(2010-07-01 01:57:21)《改行有》

25.  パルコフィクション 《ネタバレ》  タランティーノのパルプ・フィクションと間違わないように、ていうか、明らかに題名ぱくってるだろ、これ(笑  題名からも判るとおり、おばか系の映画である。何かを表現したいのではなく、観客を楽しませたいあっと言わせたいということに徹していて、そのセンスもなかなかのもの。  ありえない設定、とんでもない展開、意味不明なストーリーが笑いと不思議感をしっかり捕まえてくれる。「ひみつの花園」の不条理でハチャメチャなところだけを突き詰めた感じ。  「ウォーターボーイズ」、「スイングガールズ」、「ハッピーフライト」の路線のほうが多分一般には受けて興行成績も上がるから、矢口史靖監督はそちらに力入れざるを得ないのだろうが、こっちの路線のほうが絶対やりたいんだろうと思う。[DVD(邦画)] 6点(2010-07-01 01:55:55)《改行有》

26.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》 25作目。おや、今回はオカルトから入っていくのか、なかなか斬新だなと思ってるうちに引き込まれ、展開に突っ込みどころがあまり無く、CGと実写爆発のバランスもよく大迫力の映像で、最後まで緊張感たっぷりに見られた。  ゴジラを1954年以来の生物、他の怪獣を神話を取り入れて科学からは離れたところに位置づけることでその存在と行動に違和感をなくし、自衛隊もそこそこ論理的な兵器と行動で納得させ、人間ドラマも使命感とか親子の情とか日本人のツボを押さえた設定になっており、娯楽映画として(ちょっと重々しいが)充分にできのいい映画となっている。  神話とオカルトを取り入れることで根本的矛盾をそこに集中させ、それ以外の展開にそりゃ無いだろという突込みどころがほとんどなくし、怪獣同士の戦いで火の粉になって復活したりしても神話という概念で許せてしまう脚本は、おみごとと言うしかない。  途中で突っ込みながら失笑しなかったのはゴジラシリーズで始めてかも。  怪獣目線と人目線を使ったアングル、病院で傷ついている人、人の死をはっきりと意識させるセリフなど、ゴジラや怪獣の恐怖と迫力が充分表現されている。  人間ドラマを重視しつつ、特撮の迫力もCGをうまく使って以前より増しており、かなり満足した。[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:27:15)(良:1票) 《改行有》

27.  ゴジラ FINAL WARS 《ネタバレ》  28作目。いよいよ最後のゴジラ。  最後にふさわしく、ダメダメストーリー、怪獣プロレス、宇宙人、チープな人間ドラマなどのこれまでのゴジラの要素のオンパレードに、マトリックスやスターウォーズのパクリもあって、派手にやってくれました。  でも、2時間の間これだけ濃密に詰め込んでどんどん繰り出されると、緊張感が途切れることなく最後までわくわくしながら楽しめた。もしかしたら娯楽映画としてはゴジラシリーズで最高かもしれない。  CGと光線と爆発の量は半端じゃなく、怪獣プロレスも許せてしまうし、ストーリーは??で超ご都合主義なのだが、展開がテンポ良く役者の演技もうまくて突っ込む暇を与えてくれなかった。  全体のストーリーは幼稚で超ご都合主義なのだが、登場人物の行動や言動が、リアルな場面は論理的にゆっくり進み、突っ込めそうな場面はテンポ良く迫力とスピードで流してしまう、緩急の使い方がうまく、それを、役者の演技が見事にフォローしている。  こういう娯楽に徹した姿勢は昭和シリーズに通じるものがあり、CGと光学合成を駆使して格段に向上した特撮技術で冒険活劇路線に活路を見出しかけた昭和シリーズを作り直したようで、シリアス、リアル路線を捨てた大作を目指さない姿勢に非常に好感が持てる。  次の作品があるとしたら、平成シリーズ以降のシリアス、リアル路線の集大成を見せて欲しい。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:24:51)《改行有》

28.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 《ネタバレ》 27作目。うーーん。なかなかいい。前作のダメダメで期待していなかったが、人間ドラマを前面に押し出した展開に思わず感情移入してしまった。  突っ込みどころ、理不尽さは前作と同じくらいあるし、ご都合主義も満載なのだが、整備士を主役に持ってくるという意表をついたシナリオとその整備士役の演技力で、最後まで緊張感を持って手に汗握りながら見ることができた。  前作と同じ監督が撮ったとは思えない出来である。  モスラが地球を救うといいながらゴジラに負けてるし、機龍を捨てなきゃ敵に回るといいながら結局協力してるし、最後はお決まりのゴジラ死んだわけじゃないのにハッピーエンドっぽくしちゃってるし、至る所突っ込める展開なのだが、なぜだが許せてしまう勢いと緊張感があった。  前作の続きという設定だが、前作を伏線としていたのかと思わせるシナリオで、前作と今作を合体して欲しいくらい。  整備士を前半から伏線として出して、宅麻伸とその子供はなかったことにして、釈由美子を後半もパイロットとしてずっと出し続けて、モスラのストーリーをもう少し自然にして、2時間強に再編集すればかなりいい仕上がりになるかもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-01 01:23:31)《改行有》

29.  ゴジラ×メカゴジラ 《ネタバレ》 26作目。またダメダメシナリオに戻ってしまった。  人間側のドラマがあまりにも上辺だけの薄っぺら過ぎて説得力が無い。首相とか閣議とか出しておきながら、なんで、感情をコントロールもできない奴が精鋭部隊で個人的イジメがあって、最後に仲直りなんていう、ドラえもん並みの展開をメインに据えてくるわけ?もう少しまともにしてよ。  DNAコンピュータにゴジラ細胞使ったのは、ゴジラの叫び声で暴走するためだけの伏線で、DNAの塩基を変えるんなら、最初からゴジラ細胞である必然性何もないし。  最後もゴジラが逃げて行っただけなのに、あの喜び様は無いでしょう。必殺兵器が効果ないことが判ったんならもっと深刻になってよ。  社会ドラマにするなら人間の行動はもっと論理的であるべきだし、個人的人間ドラマにするなら、多少感情的でも心理描写とか葛藤とかをもっと深く突っ込むべきで、ゴジラとの闘いが社会的問題なのか個人的問題なのかさっぱりわからんグダグダシナリオ。  子供受けを狙って判りやすくするために安易にシナリオを幼稚にするのは、かえって子供を馬鹿にしてるんじゃないの?子供に判りやすいことと、大人の鑑賞にも堪えうることを両立させるという考え方はできないんだろうかと思ってしまった。  ゴジラとメカゴジラの闘いも、明らかにガンダムとかエヴァのパクリっぽいし、またまた意味の無いプロレスシーンが出てくるし、特撮見せたいがための意味のない戦闘としか感じられない。必殺兵器の破壊力が頼りなんだったら、それを使うまでのプロセスにもっと説得力を持たせて欲しい。  特撮とCGのレベルも、技術的には落ちてはいないが、あまりにも突っ込みどころ満点のシナリオのせいで、迫力が全然生かせてない。  前作がかなりハイレベルだっただけに、粗ばっかり見えてしまいました。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:22:43)(良:2票) 《改行有》

30.  ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 《ネタバレ》 24作目。東京を破壊させるためのシナリオが無理ありすぎ。子供があんな卵黙って持ってくるか?秘密の研究を東京でやるか?  あと、ゴジラ消滅兵器がブラックホールってSFすぎて説得力なし。仮に2mのブラックホールを作れたとしても地球何百万個分の質量が必要です。静止衛星から撃つと言うのも全く説得力が無く(むしろ近くで撃ちなさい)、静止衛星が壊れても落下するまでには相当長時間を要します。中途半端に科学用語を使うものだから、余計に子供だましに見えてしまう。メーサ砲とかよくわからない兵器にするほうがまだまし。  1954年ゴジラ出現以外のシリーズのストーリーを全てリセットしているのに、この脚本や見せ方はいただけない。  怪獣プロレスは最初またかーと思ったが、今回はただのプロレスではなく、間合いや隙をある程度意識した闘いになっている点だけは多少評価したい。  が、迫力やリアルさが増したわけではなく、この程度なら光と爆発の大迫力シーンの方がずっといい。  ゴジラが死んでいないかもというラストと、タイトルロールのあとの、ゴジラ登場演出は、誰の考えか知らないが、全くの蛇足。ゴジラを殺しちゃいけないというタブーでもあるかのようで、この作品の「映画」としての価値を落とすだけで、何の足しにもならない。[CS・衛星(邦画)] 4点(2010-07-01 01:19:30)(良:1票) 《改行有》

31.  ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 《ネタバレ》  見てる途中から、庵野さん、どこに行きたいの??と思わず口走ってしまい、結局次回作を見ないと何も分からんじゃないのという映画。  TVシリーズの全話の展開と最後の破綻の経緯をある程度理解している人しかストーリーの展開や意味についていけないようなシナリオで、さらに、それを知っていたとしても、違う方向性であることは判るのだが、じゃあどっちの方向性に持って行きたいの?と言わしめるような、テーマの見えない意味不明の展開で、最後は次回予告だけして終わり。  「序」では、全体のテーマは見えないながらも、まだ1作でのエピソードとしての完結感は多少は得られたが、今回はそれも全くなし。  1本の作品として完成させるためには、ある程度独立したエピソードとその結末を起承転結で見せることが必須で、連作ものとするのであれば、さらに大きなテーマをうまく提示し、その中での今回のエピソードの位置づけを表現するというのが、いわゆる本来の「映画」であって、それを全く度外視したこの作り方は、映画&DVDという発表手段を使った連続もののテレビアニメの1回分でしかない。  テレビアニメだったら、次の展開まで1週間待てばいいから許せるし、1回ぐらいは全体のテーマが分からなくても、起承転結がなくても納得できるが、映画という手段を選んだ以上、次回作までまた長く待たされるわけで、全体テーマも見えず、独立したエピソードにもなっていない今回の映画は腹立ちすら覚える。  一部のコアファンのおかげである程度成功するんだろうが、それに甘んじないで、1作ずつでも完結する完成度が欲しい、、、といいつつ、次回作を期待している自分も、コアファンなのかもしれないが、、  破綻して庵野さんの意思とは違うものとなったTVシリーズを、ちゃんと自分の思い通りに完成させたいのだろうなということは感じられるのだが、TVシリーズは、破綻したことにより哲学性を持った深みのある作品となったのであって、いくら作り直しても、絵とか音とかはお金と手間をかければ質も上がるが、作品としては改悪しにしかならないのじゃないだろうか。 [DVD(邦画)] 4点(2010-06-28 03:26:06)《改行有》

32.  レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦― 《ネタバレ》  後編です。いきなり決戦前から始まるのはやはり変。 DVDで続けてみたからまだ許せるが、ロードショーでパート1を見てからよっぽど思い続けてないと、いきなりストーリーに入るのは難しいだろう。  軍艦、火、その映像の迫力はパート1以上と思うので、それだけでもある程度は満足できるだろうが、パート1と両方見てやっと一つの作品となり、作品として2本分で評価すると、長すぎるて薄すぎる。  2本を1本にして、迫力のシーンは残しつつ上映時間を3時間以内にすれば、昔のベンハーとか十戒とか、ちょっと長めの大スペクタクル巨編として歴史に残る映画になったかもしれない。  また、ストーリーをもっと練って、一話ずつそれなりに完結させても、シリーズ物風になって、薄さを感じなかったかもしれない。  金だけかけて迫力だけを追求した感がどうしてもぬぐいきれない。[DVD(吹替)] 6点(2010-01-01 17:34:46)(良:1票) 《改行有》

33.  レッドクリフ Part I  かなり凄い迫力の画面を作ってる。CGのみでのはなく、大エキストラを起用してのスペクタクルは、もはや中国でしか出来ないのかもしれない。  ただし、その迫力以外にはほとんど感激すべき点はなかった。  三国志ってよく知られたストーリーだけに、それぞれの登場人物の性格付けが難しいのはわかるが、あまりにも一般的な解釈の人物像しか描かれておらず、ただ歴史をなぞってるだけの薄っぺらな印象になってしまっている。  で、もっとも問題だと思うのは、パート1だけでは、ストーリーは全然完結しておらず、後編を見ないでは一つの作品として成立していない事だろう。  商業的には2回配給できるので美味しいのかもしれないが、1回で全部見せないと「映画」としては邪道ではないだろうか。  といいつつ、駄作ではなく、画面の迫力もあって、すぐにパート2を見てしまったが、、、(^^;[DVD(吹替)] 6点(2010-01-01 17:17:57)《改行有》

34.  ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発 《ネタバレ》  往年の怪獣映画を彷彿とさせつつ真面目っぽくおチャラけるという、お馬鹿映画です。  ゴジラは、シリーズを続ける中で、その時々の状況で、テイストをさまざまに変えて続けておりました。  平成ガメラは、昭和シリーズの尻すぼみにダメ担った点をことごとく排除し、特撮、CGを各段に向上させ、シナリオ、見せ方にリアリティを持たせて一級品の特撮映画に仕上げました。  今回のギララはそれらとは全く違った方向で、初代ギララがゴジラ、ガメラにあやかって見事にこけた突っ込みどころ満載のダメダメ映画であることをちゃんと意識して、初めから狙って突っ込みどころを満載させる作りに仕上がっており、狙って作ったダメダメ特撮映画です。  でも、嫌いではないです。  コミカルな見せ方で茶化しながら進んでいくという、この監督特有の作風は、初代ギララのこけっぷりとゴジラ、ガメラの昭和シリーズのテイストを知っていると、非常に楽しめることでしょう。  同じく突っ込みどころ満載のガッパも、復活させて欲しいものです。[DVD(邦画)] 6点(2009-12-30 22:57:41)(良:1票) 《改行有》

35.  おっぱいバレー  どの年齢層を狙ったものか、イマイチ理解に苦しむ。  今40代の男性が経験した中学生の頃のノスタルジー、あたりを狙ったのだろうとは思うが、時代背景的に万人がホォーと思う時代ではなく、当時の10代前半の男子が持つであろうオッパイへの憧れも万人に理解されるのは不可能だろうし、今の10代前半の男子の感性とは違うだろう。  とすると、企画をしたおそらく40代であろう人たちが、綾瀬はるかという女優を使って、当時こんな可愛い先生がいたら良かったなぁと、思い出とダブらせて自己満足をしただけの映画、と理解するしかなく、映画としての完成度は疑問を持たざるを得ない。  ただ、町並みは今でも地方に行けばありそうな時代設定の中、街中に走っている車、写る車の全て当時のモデルを実際に走らせている点、出演者全員の衣装が、現代よりダサいのをしっかり再現している点など、ピンポイントではあるが非常に気づかれにくい点を妙にマニアックにこだわっている点は、ちょっとだけ評価。[DVD(邦画)] 6点(2009-12-30 14:47:39)《改行有》

36.  ハッピーフライト(2008) 面白い。  機内、地上のそれぞれの職場の仕事をリアルに理解した上で、デフォルメしたキャラや状況をうまく当てはめており、コメディだからといって手抜きをしない説得力を持った展開で繰り広げられている。  同じストーリーで、コミカルなシーンを深刻なシーンに入れ替えるだけで、パニック映画にもサスペンスにもなりそうなくらい良く出来たしっかりしたシナリオとディティールのこだわりに好感が持てる。  リアリティと映画的演出のバランスが絶妙で、深刻系、感動系の映画だとややもするとオーバーアクションで臭くなりそうなデフォルメした映画的演出も、コメディー系の映画であるが故にむしろプラスに作用しており、大成功。[DVD(邦画)] 7点(2009-12-30 14:13:06)《改行有》

37.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) かなりお馬鹿な設定、お馬鹿な展開のハチャメチャSF。映像もチープな中にも見せるところはしっかりとスケール感たっぷりに見せ、計算されたコメディーSF映画で、モンティパイソンっぽいところがいかにもイギリス風? 笑いどころも突っ込みどころもしっかりあって、最初から狙って作ったB級大作である。 単純に娯楽SF作品としてこれを見たらきっとかなりがっかりするとは思うが、最初から突っ込みを入れる準備をして映画を見るB級ファンには、結構楽しめる映画である。[DVD(吹替)] 6点(2009-12-14 02:12:33)

38.  ネコのミヌース 猫好きにはたまらない映画。猫、やっぱり可愛いわ。特に途中で出てくる子猫、画面の中をちょろちょろしてるだけで思わず微笑んでしまう。ストーリーは子供でもわかる単純明快な勧善懲悪パターンなのだが、人と猫の役割分担が絶妙だし、テンポも良いし、主人公がとってもキュート(^^)で、大人が見ても十分に楽しめて、最後までだれるシーンがほとんどなく一気に楽しく見られる。動物ものでは、動物の可愛さだけに頼ったりお涙頂戴になったりしがちだが、人間ドラマと主人公の可愛さが動物の可愛さに負けず劣らずしっかりしている軽快コメディって結構珍しいかも。誰でも頭空っぽにして、気軽に楽しめる作品。ネコのセリフは原語でも吹き替えなんだから、日本語吹き替えで見ても一切違和感ないし、字幕を気にせず「猫」をしっかり見てください。[DVD(吹替)] 7点(2009-12-14 02:03:46)(良:1票)

39.  べクシル 2077 日本鎖国 《ネタバレ》 CGは凄いよ、CGだけは(^^; まるでコミック本のように絵をぶつ切りにして並べたような感じで、テンポがこっちの感性とシンクロせず、時間の流れを見るものの想像力で補わせてしまうという、まさにコミック的表現方法を動画でやっちまったという感がある。CGが凄いだけでそれを見せたいだけだろう思ってしまった。甲殻機動隊みたいな斬新な世界観を出したかったのだろうが、CGに凝るあまり見るものの感情の流れと同期せず、入りきる前にしらけてしまう。むしろ、人物は全部アニメのほうが良かったんじゃないか。ストーリーのツメの甘さ、演出(?)のマズさも致命的。実写では不可能なアクションは表現できても、人物の表情やら細かい仕草で客に訴える力は確実に落ちるんだから、ストーリーや演出をもっと詰めなきゃ。声優も表現力のちゃんとした人にしなきゃ。ピクサーやドリームワークスと比べて絵の完成度は決して劣らないのに、映画としては完全に負け。シーンを切り出せば、その迫力やスピード感は十分ハイレベルだとは思うが、映画としての大事な部分が欠けてる気がする。[DVD(邦画)] 4点(2009-12-14 01:46:13)

40.  アヒルと鴨のコインロッカー 《ネタバレ》 テーマは軽くないけど、時間関係を交錯させて謎解きの要素を盛り込んだりしたストーリーの展開や見せ方が良く途中でだれることもなく、出演者の演技が抜群で心情描写が素晴らしく、全体を流れる雰囲気も非常に秀逸で、じんわりと心に染み込んでくる。ラストも非常に余韻が残り、スカッと楽しむ作品ではないが、心を打つ作品に仕上がっており、名作を見たという充実感が残った。画面構成、カメラワークも、白黒にして時間的な前後関係を現したり、暗示的な遠景からズームアップしたり工夫は凝らされていて十分に及第点ではあるのだが、画として強烈に印象に残る点がなかったことが惜しい点か。しかし、俳優人気やテレビでの宣伝で評判になるのではなく、中身で評価される映画であることは間違いなく、最近の日本映画もなかなか侮れないと思わせてもらった。[DVD(邦画)] 7点(2009-12-14 01:28:30)

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