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プロフィール
コメント数 826
性別 男性
自己紹介  好きな女優が大勢いて、その女優が出演してる映画はどうしても評価が甘く成りがちですw
 逆にロマンス物なんかでヒロインが好みじゃないと厳しく成りがちなのは、自分でも困ったものだと思っています。w
たまに2ch用語が出て、ご不快の方もいるかと思いますが、ご容赦を。
 あとですます調と、た、だ調が混在しますが気分次第です。

2016年3月 ブルーレイでマイインターン鑑賞中、ふと気づいたこと。自分にとっていい映画の必要条件は 面白いこと 好きな女優の魅力が十分出てること。

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【製作年 : 1970年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ゴッドファーザー PART Ⅱ 《ネタバレ》 まず、特筆すべきなのは、英語、イタリア語、スペイン語がきちんと使い分けられてること。こんな当たり前のことが、この映画のようにやろうと思えばきちんとできるのに、中国の皇帝でもナチスの軍人でも平気で英語を使わせる現在のハリウッドの「当たり前」をもう一度考え直して欲しい。  この作品に関して言えば、デ・ニーロのパートが圧巻。冒頭の父の寂しい葬式から、母親の犠牲、自由の女神を眺める移民たちのまなざし、言葉もわからないまま隔離病棟に入れられ歌を歌う少年。並べるときりがないが、とにかく善悪を超え、一人の人間の半生の歴史に惹かれた。  それに比べてアル・パシーノ部分は前作に比べるとかなり面白みに欠ける。ロスとの抗争にしろ、公聴会にしろ、ひたすら守りの戦いであってストーリーとしてひきつけるものが、あまりなかった。  あくまで「ファミリー」を守ることが原点であったはずのマフィアが、組織が大きくなっていった結果、組織の規律を守るためには「ファミリー」を切り捨てなければいけなくなったのは、悲しい結末。  フレッドをだきしめるマイケルを見つめる部下の目が「まさか、許すんじゃないんでしょうね、ドン」って言ってるみたいで厳し杉。  デ・ニーロ パートが前作と同レベルの面白さで9点、アル・パシーノ パートがだいぶ落ちて7点 平均して、この点数かな 平成28年 6月 自分のようにストーリー重視の人間には現代パートは、あまりに単調。ざっくり言わしてもらえば、自分を罠にはめかけた相手を倒し、裏切った兄と元部下を処分、その間に妻は愛想をつかして出ていく、たったこれだけのストーリーを長々とやってもらっても。 8⇒7[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-06-07 15:34:07)(良:1票) 《改行有》

22.  おさな妻 《ネタバレ》 旦那の娘がグッドジョブ過ぎる。女子高生の美少女とくっつけてくれるなんて!(笑) あんな娘を是非持ちたい(って、その前に取りあえず独力で誰かと結婚して産んでもらわないと無理か(笑)) 古き良き時代![CS・衛星(邦画)] 6点(2016-02-19 05:20:46)《改行有》

23.  激動の昭和史 沖縄決戦  八原高級参謀、あるいは硫黄島の栗林中将、彼らのような本来は一番軍人に向いている合理的、論理的な思考の持ち主が排除され少数派になり、長のような、あるいはインパールの牟田口のような無能な合理的思考とは程遠い大言壮語するしか取り柄のない人間が幅をきかすのが、昭和の軍隊、とりわけ陸軍のどうしようもない欠点なわけで、八原や栗林が構想するような戦い方が、全島嶼で行われていたならばと考えずにはいられません。(軍事的合理性から考えれば、バンザイ突撃とか全く意味がない集団自殺にすぎないわけで)  民間人が、巻き添えというのではなく、直接米軍に標的として殺される描写が多々ありました。これは事実なんでしょうか?事実としたら明らかに国際法違反ですよね。どうなんでしょう。(そもそも、なんでもっと早く北部への疎開が進まなかったんでしょうね、島田さんの前の知事の、無能さ、怠慢さが本当に疎ましく思います) 沖縄戦についてじっくり考察してみたい気持ちになりました。ただ、この映画そのものは、あまりに悲惨なんでまあ一回みただけでいいかなと  [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-31 17:48:04)《改行有》

24.  帰らざる日々  今という時代を生きていて本当に幸せだと思うのは、こと映画に関する限りはほとんどのものが見たいと思えばそれほど苦労せずに見えること。 例えばこの「帰らざる日々」にしてもふとここのレビューに名前が挙がってるのを見てとても懐かしく感じて、レンタルDVDの画面をクリックすれば、もう翌々日には手元に。  ところが反面、非常に残念なのが一定以上昔のテレビドラマ!これはそもそも製作者に「残す」という気持ちが無かったのだから、どんなにあがいても見ることは絶対不可能。ああ、浅野真弓 NHK少年ドラマシリーズ 時をかける少女 芳山和子! 自分が幼い頃憧れてたお姉さんに何十年かぶりに再会できてすっごく幸せな午後でした。 まあ、映画の内容そのものは、ああそういえば、なんかみんながみんな性的欲求でぎらぎらしててそれを扱えば、芸術的になるみたいな時代もあったねというくらいの感慨かな。  むしろ、映画の内容よりも本当に一年ぐらいの短い時期なんだけど、サードとかこれとかみたいな映画を何本も何本も名画座で見てた頃の自分が懐かしい。[DVD(邦画)] 6点(2015-07-30 17:00:58)(良:1票) 《改行有》

25.  刑事コロンボ/指輪の爪あと<TVM> 《ネタバレ》  いくつかあるコロンボの解決パターンの中で、この犯人をだまして動かすパターンが一番好きですね。見事に決まりました。 ただ、皆さんがおっしゃるように偶発的な事件だったため犯人側の魅力に欠けるので8→7[DVD(吹替)] 7点(2015-07-23 17:07:36)《改行有》

26.  小さな恋のメロディ  本当に好きな映画って、あえて何も言いたくない気持ちがします。 ただ、いつまでも子供視線でしかこの映画を見れない自分の成長の無さにいささか疑問を感じますがw  トレーシー・ハイドがとにかく可愛くて。実質的に(少なくとも日本人ファンにとっては)この映画1作だけの女優でした。もっと何作も見たかったような、逆にこの1作だけだからこそ良かったのか複雑な気持ちです。  こういう本当に好きな映画を見ると、気軽に自宅でいつでも好きな映画を楽しめる今という時代に生きていることの幸福を感じます。 平成27年4月14日 午前十時の映画祭 行ってきましたよ。DVD持ってる映画、わざわざ映画館まで行ってみるなんて、道楽にもほどがあるとは思ったんですが、どうしてもスクリーンで遠ざかっていくトロッコが見たくて。 で、行ってよかったああああああ。久々に全身がスクリーンに吸い込まれそうになるくらい映画に夢中になってしまった。(家で映画って、どんな好きな映画でもその域まではいかないでしょう。時々真っ暗にして見るんだけどなかなか) まずトレーシー・ハイドがいい!いわゆる典型的な美少女ではないんだけど、マーク・レスターが本当に思春期にはいりかけぐらいの幼い感じなのに対して、彼女の方は思春期を終わりかけの少し大人びた表情も魅力的で。このくらいの年齢は女の子の方が少し年上っぽく見える方がいいですね。(今、実は自分の超一押しの朝ドラ女優が、朝ドラ終了後不自然なくらい仕事から遠ざかってるのに若干イライラ感を感じないんでもないんですが、この映画・そしてトレーシー・ハイドを見て、女優って一番魅力がある時期に完璧な代表作を残せれば、それはそれでありかなという気もしてきました) それから当時のイギリスのいろんな階層の暮らしぶり、学校の様子がすごくわかりやすく描写されてて。 音楽もいいですね。単に音楽としていいんじゃなくて自分の中では各場面と結びついてて。(これ書き終わったらamazonで中古をさがすかTUTAYAでレンタルするか) とにかく理屈を超えて自分の一番好きな作品。[DVD(字幕)] 10点(2015-04-14 16:23:42)《改行有》

27.  コンドル(1975) 《ネタバレ》  最近、主人公に銃を突きつけたあと必ず敵が長々と語り、あげくがあっさり逆転されるというのがお約束の某有名スパイ?シリーズを多数見る機会があって毎度イライラしたので、銃を突きつけたら即座に発砲するのには好感を持ちました。  あと、CIAの幹部達が、何気に昼食に出たり一般のサラリーマンと同じような面を持っているところとか、あくまでプロ意識に徹して余分なことをしない殺し屋もよかったですね。  まあ、敵にたどり着くのがあっさりしすぎとかの面もありますが、そこそこ楽しめる作品だと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2014-07-15 14:45:21)《改行有》

28.  ルパン三世 カリオストロの城 《ネタバレ》  ラストシーンの銭形とクラリスの会話が取り上げられることが多いですが、その直前のクラリスとルパンのシーンもいいですね。抱きしめたい腕を意志を振り絞って引き離し、 キスを求める相手の額にそっとやさしくキスをする。いやあ、ロリコンの鏡ですW。  ただ一番好きな台詞はよく自分でも分からないんだけど五右衛門の「可憐だ」なんですよね。何でだろW  ほとんど万点レベルなんだけど、絵の上手い下手以前に、絵柄自体が随分キャラによって出来不出来があるなと。ルパンとかクラリス、ロリコン伯爵とかはすごく丁寧なんだけど、不二子とか五右衛門とか、昔の雑なアニメ絵そのままって感じで少し気になりました。(侍ジャイアンツの絵柄って言えば分かる人は分かってもらえるかなw) う~ん 数年ぶりに見返してみると、こちらが悪ずれしたのかなあ、思ったより単純なストーリーなので少し減点[DVD(邦画)] 7点(2014-07-10 13:13:29)《改行有》

29.  ジョニーは戦場へ行った 《ネタバレ》  何度も見た映画ですが、今回は特に、世代による戦争に対する関わり方の違いを深く感じながら見ました。  戦争を賛美し、参戦を決めるのは、上の世代。だけども実際に戦争に送られ、死んだり、ジョニーのように傷ついたりするのは若者の世代。  こういった観点から見ても、なかなか考えさせられる映画でした。 平成26年7月8日 繰り返し見たい映画では無いので 点数のみ7→6 ※3[ビデオ(字幕)] 6点(2014-07-08 11:29:13)《改行有》

30.  さすらいの航海 《ネタバレ》  見る前から暗い展開がわかってて鬱だったんですけど、緊張感がずっと続く展開が見ごたえあって見てよかったと思います。  特に当時の一般的なドイツ人なら必ずしもユダヤ人に好感を持っていなかっただろうに、自らの家族を危険にさらしてまで、最初は船長としての乗客に対する責任から、最後はそれを越えたヒューマニズムでユダヤ人を救おうとした船長(この俳優ずっとドイツ人と思ってたら北欧の人なんですね)に惹かれました。この人は良心的なドイツ人やらしたら世界一っ!w  もう一つこの映画の特に優れてることは、ユダヤ人を迫害・差別したのがナチスだけではないことをはっきり表現したこと。  特に反乱を起こしかけたユダヤ人の「お前らキリスト教徒が」の台詞には少しおどろきました。  あと、フェイ・ダナウェイとリン・フレデリックがとても綺麗でしたね  平成267月8日 自分の場合、繰り返し見たくならない映画は点数が下がります。7→6  ※3[CS・衛星(字幕)] 6点(2014-07-08 11:27:48)《改行有》

31.  仁義なき戦い 《ネタバレ》 全作への批判になります。 例えば明智光秀にインタビューして織田家の内幕物を描いたならば、信長は性格が破綻した基地外、秀吉は阿諛追従が上手なだけが取り柄の下賤なやから、あとの武将たちは無能な田舎者、こういったトーンになったことは間違いないと思う。  実際に起こった事件を物語化するのに、完全に一方の当事者だけの言い分を鵜呑みに物語、映像化までしてしまうってあまりに常識にかけるのでは。 (ぶっちゃけ、それまでにどんな経緯があろうが、どんな場合も「他国」からの侵略者のお先棒かつぐ行為を正当化しようとするのがそもそも無理な話で、例えば、戦前治安維持法で酷い迫害を受けた共産党員が、旧ソ連の手先になって国内をかき回したら、それは非難の対象になるのでは) あと、全体に流れる暴力を肯定まではいかなくても、一切否定しようとしない立ち位置、そのために何の罪もない一般市民に及ぼす被害の描写を最小限にしぼる姿勢にも疑問を感じますね。 さすが、戦前の侵略行為を肯定し、再び軍事力の行使によって資源の奪い合いに参加できるような国づくりを目指す新聞社の雑誌に連載された物語だけのことはある。 でも面白かった[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-05 12:09:24)《改行有》

32.  仁義なき戦い 広島死闘篇 《ネタバレ》 本当に偶然なんだけれども、昨晩この映画を見た後今朝、こんな雑誌記事が目に留まりました。ある連続殺人犯の兄弟の手記で彼はこれを記したあと自殺したそうです。(可哀想に)「……自分はやっぱり犯人の弟なんだと思い知りました。加害者の家族というのは、幸せになっちゃいけないんです。それが現実。僕は生きることをあきらめようと決めました。」  人一人の命を奪うことってこれくらいの重さがあると思うんですが。 ところがこの映画の主人公の殺人鬼は何人もの命を奪った後でも、全く罪悪感を感じず、手前勝手な自己主張をくりひろげる。ちゃんちゃらおかしいと思う以前に、こんな人間にもほんの少しでも正当性やいい点があるかのように描く製作者の感覚を異常としか思わざるを得ない。山上光治に惨殺された警備員の泉さんの家族は、こんな映画どう感じたでしょうね。  だけど………、実に面白かった。 仁義などどこにもなく金と利権目当ての薄汚い存在であることがきちんと描写されてる点がよかったし、また神農と博徒の関係なども興味深かった。(自分的には、神農のくせに博徒の領分にちょっかいを出してきた大友がそもそも諸悪の根源としか思えないです)  こんな倫理的には糞みたいな映画を、面白いと感じるのって自分でもなんだかなあw[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-04-14 11:47:15)《改行有》

33.  バラキ 《ネタバレ》  実はならでの、面白さはあるけれど、いかんせん主人公に全く魅力を感じないので全然気持ちが入らなかった。  まあ、それだけリアルなんだと褒めるべきなんだろうが、人の命をまったく大事にしないちんけな小悪党のストーリーを見せられても[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-12-21 15:29:36)《改行有》

34.  野性の証明  このサイトに、マイナス評価が無いのが残念な映画。単なる馬鹿映画としたら、もう少し評価が上がるのだが。  おそらく薬物中毒の製作者の意図は、「派手派手な戦闘シーンと高倉健の野性味あふれる大活躍、そこに新人美少女女優との親子の情愛を絡ませば」くらいの意図だった思う。  ところが、その依頼を受けた、日本という国が大嫌いな、少なくとも日本の国の現体制が大嫌いな、中国や北朝鮮みたいな国にしたいと切望する小説家と脚本家が、願ってもない機会に大暴走、徹頭徹尾、日本の社会、警察、自衛隊を誹謗する映画が出来上がったわけで。  薬物中毒の製作者には、そういったことを認識できる能力もなかったんだろうか。 [CS・衛星(邦画)] 0点(2013-03-28 21:00:09)《改行有》

35.  柳生一族の陰謀 《ネタバレ》  設定そのものは面白かったと思います。特に正史では正義とされ、最終的には多数派だった側(家光側)が、実はある意味悪(父を暗殺、本来は継承する立場ではなかった)であったという点など。だから見始めた段階では、少数派であり正当性にも欠ける主人公側が、どのような戦い方をするのか興味津々でした。ところが、見始めると…… 堂々と正義を唱え譜代大名、親藩大名、旗本を糾合すればいい、忠長側の土井が協力を求めるのが、いきなり外様大名。それも伊達、前田、毛利を味方につければ、なんていうわざわざ徳川家弱体計画とでも言うべき絶対譜代大名にはあり得ない発想(大爆笑) そして、挙句が「勅使」を忠長側の犯行に見せかけて殺せば、それで全国の大名が雪崩をうって家光側につくというこの時代には、絶対あり得ない超皇国思想(これまた大爆笑)原作かどうか知らないけれど、このストーリーを作り上げた人には、根本的に歴史的知識、センスが無いと思われ。  それから根来衆ってのも意味わからなかったな。忍者的な働きをするのかと思えば、大勢で要人暗殺をさせられる。しかも弱い。わざわざ雇った忍者集団が、普通の供回りと互角以下の勝負じゃ泣ける。で、結局柳生兄弟が決着をつける。 嘘話、ほら話は嫌いじゃない。だけど、もう少し説得力を持った嘘、ほらじゃないと。あからさまに歴史の素人さんが作ったストーリーは楽しめません。 (浪人=いくさ人が将軍を襲うのに、鎧兜もつけずに素肌でって、大勢製作者がいて誰一人おかしいと思わなかったんだろうか)[CS・衛星(邦画)] 4点(2013-03-23 17:11:32)《改行有》

36.  人間の証明 《ネタバレ》  クライマックス近くの犯人の「日本デザイン大賞授賞式」での独白。ここは感動するところなんでしょうが、大爆笑してしまいました。いや、話してる内容そのものも結構むしゃくしゃなんですが、それでもここまでストーリーを追ってきたもの、あるいは事件の全容を知る刑事たちには、それなりに感慨もあるでしょう。でも、あの会場にいた全く事情を知らない人々にとってはどうですか?有力代議士夫人でもある有名デザイナーが大賞を受賞する。そしてその第一声が「息子が死にました」w。そしてうつろな目をしながら、その息子は私が殺したと言ってみたり、あるいはいきなり西条八十の詩を朗読しだす、あげくがむぎわら帽子を人生に例えて熱く語りだす。何にも知らない人にしてみれば、この人緊張のあまり少しおかしくなったんじゃないと思うのが普通だと思いません?だから自分も当然、観客のそういう反応を予想し観てたら…… みんな、こんな、訳わからない話に感動して拍手喝采。この映画のリアリティの無さを象徴するようなシーンに声を上げて(一応勤務中なのにw)大爆笑してしまいました。  この頃から薬物の影響を受けていたかもしれない製作者ご本人以外は、みんなこんな馬鹿らしさ当然気がついてたと思うんですが、周りが怖がって自分に対する客観的な評価を一切与えられなくなった独裁者って、かえって気の毒ですね。  5点は仮。原作を読んでから再評価[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-03-09 13:06:42)(笑:3票) 《改行有》

37.  風とライオン 《ネタバレ》  以前、他の映画のレビューで、どうせ嘘をつくのならもっと本当らしい嘘をついてほしいと書いたことがありましたが、それにしてもほどがある。あまりにリアリティのある嘘は困ります。(もっとも、最後の方の、元人質がアメリカ海兵隊士官に拳銃突きつけたり、あるいは海兵隊がドイツ軍と戦闘を始めたりの時点で、さすがにわかりますがw)  実は、こちらの知識のいい加減さもあって米海兵隊がトリポリに上陸した史実と混同してたので、コロッとだまされて、アメリカ軍は他国の主権を無視することに全くためらいが無いんだななんて感想を抱きながら見てましたが……前記のシーンで少し驚いて史実を調べてみたら、事実はアメリカ人もどき(当初アメリカ人だと思われてたが、実は南北戦争時に国籍を離脱していた)の「男性」が誘拐されたことと、ルーズベルトが艦隊を派遣したことだけ。あとは、海兵隊の上陸、都市制圧、ドイツ軍との戦争、すべてデタラメ。あきれ返ってひっくり返りました。(多分、他の方もすっかりだまされてるようすで)実際は、当時のモロッコ政府が要求をのんで平和裏に解決したようです。  各国の人間が、それぞれの言語を使ってることや(アラブ人にしても英語を使うのは指導者たちだけ)、アラブに対してかなり公平な見方をしてることなど、数々の美点がある映画ではあるんですが、やはり史劇と銘打ってこんな出鱈目では。それと、特にこの時期のアメリカ映画ってむやみやたらにドイツ人を悪役にしたがりますね。アメリカにもドイツ系の人々が大勢住んでいて、第二次世界大戦時にはきちんとアメリカに忠誠をつくしたのに、こんな扱い。気の毒です。  少し、固いと思われるかもしれませんが、例えば、日本に舞台を変えるならば、大名行列に乗りつけたイギリス人女性を、島津久光が拉致し、幕府に要求を突きつける材料にするため鹿児島に連行、彼女を取り返すために薩摩湾に乗り込んだイギリス艦隊は、海兵隊を鹿児島に上陸させる、一方久光と英人女性の間には恋愛感情が芽生えるw。 これくらい、出鱈目な話なんですよ。これは。[DVD(字幕)] 6点(2013-02-25 11:09:04)《改行有》

38.  戦争と人間 第二部 愛と悲しみの山河 《ネタバレ》 一見客観的な事実描写を重ねながら、それを離れた小細工で観客の思想を誘導しようとする意図が見え見えで姑息です。  例えば、「天皇機関説」が何十年にもわたって、通説であったこと、およびそれが軍部によって弾圧されたという客観的な事実、あるいは関東軍など出先の軍部が中央の統制を離れてしまっている事実をきちんと描写しているならば、明治憲法下に置いても、 天皇の統治行為は国務大臣の輔弼を必要とされていた(天皇機関説)時期がずっと続いていて、それが崩されたあとは今度は軍部の暴走によって事態が進展したのであって、天皇の意思などある意味無視されていた事実を知っているはず。それでありながら登場人物に「天皇制」反対を叫ばせる、あるいは「大元帥天皇の命により」等のナレーションを入れる。  事実にプロパガンダを挿入する手法、非常に嫌悪を感じます。  もう一つ、左翼が平和を守るために闘争していたような描写、もううんざりです。皇族や資本家を全員抹殺するようなロシア型の暴力革命を目指していた事実を隠ぺいするのはあまりに姑息では。[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-01-28 10:59:02)《改行有》

39.  戦争と人間 第一部 運命の序曲 《ネタバレ》 この監督で、この題材なら多分、画面にポストがあってもわからないくらい、まっかっかな作品を予想したんですが、済南事件での蒋介石軍の日本人に対する略奪、暴行(架空の日本人にはリアリティないねw)、馬賊が支配して、ほとんど無秩序状態な満州、革命が起こったら金持ちは皆殺すと公言する日本の共産主義者の暴力革命志向等、おもったより客観的の面があったので驚きました。  しかし、歴史的事実の取捨選択において、やはり最初から立ち位置が決まってる監督の作品にプロパカンダ以上の値打ちを見出すのは難しいです。  ただ、女優陣が若くて綺麗なのは見てて楽しいですね。それと現在中国に対して極めて強硬的な立場の人物の弟さんが、対中融和を説く外交官役を演じてるのは面白かったです。 (わざわざ吹き替えしてまで、女優の胸を映した意図がわからない。こういうテーマの映画では無用なサービスかと思われ)[CS・衛星(邦画)] 5点(2013-01-21 11:33:41)《改行有》

40.  アメリカン・グラフィティ  イマドキの草食系ではない昔ながらの肉食系男子ならだれでも、発情期の犬みたいな時期はあっただろうし、確かに懐かしく振り返ることもあるかもしれないけど、他人のしかも異文化のそういう姿を見せられても、見苦しいだけでシンパシーまではいかないのでは。  あと、アメリカ文化大好きだし、決してその影響を受けたことは悪いことだとは思わないんだけれど、数十キロ~100キロ超のスピードで走る数百キログラムの機械・凶器(自動車)を、ふざけ半分の玩具に使う文化に染まるのだけは、避けたかったな。この映画に出てくるような若者たちの馬鹿な無謀運転で今も多くの犠牲者を出していることを考えれば。  まあ、大学のESSの合宿のダンスパーティでたった一人完全無視された苦い記憶がある人間としては、この映画に好意の持てるわけがありませんw[CS・衛星(字幕)] 3点(2013-01-09 10:45:47)《改行有》

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