みんなのシネマレビュー |
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21. ゴジラvsコング 《ネタバレ》 コングにもゴジラにも、レン・セリザワなど人間の登場人物にも、ぜんぜん気持ちが入らない。 なのでわくわくもハラハラもできず、ただ派手なCGと大音響を眺めるだけの時間でした。 なので鑑賞中は些末なことが気になって… ゴジラとコングがずっと王の座を争っていたら、もっと以前に髑髏島にゴジラが現れてたんじゃないの? コングが同じ大きさに育つまでゴジラは待ってたってこと? 空洞世界はどうして明るいの? モナークの素晴らしい科学力で作られたオルカは雨に打たれながらでも中を開けて修理できるのに、 アメリカから香港まで地底にリニアを通せる科学力を誇るエイペックスのメカゴジラと衛星をリンクするマシンは 酒をぶちまけただけで壊れちゃうの? てか、エイペックスに潜入する3人組の活躍は『ガメラ対バイラス』のオマージュなの? 地底の空洞世界まで穴を穿つほどのゴジラの熱戦というのもねぇ… 残念過ぎる作品でした。[映画館(字幕)] 3点(2021-07-18 10:36:09)《改行有》 22. ザ・ファブル 殺さない殺し屋 《ネタバレ》 前作は映画館で鑑賞。原作未読のまま、続編である本作も鑑賞。 団地の足場を使ったアクションシーンが見られただけでも、入場料の元は取れた感じです。 俳優・岡田准一はどこへ行こうというのか? コミカルとバイオレンスのバランスが微妙で、もう少しコミカル方面でバランスが取れているともっと楽しめたかも。[映画館(邦画)] 7点(2021-06-22 01:13:56)《改行有》 23. プロジェクトV 《ネタバレ》 ジャッキーの新作です。 要人警護の専門会社で、ジャッキーは頼れる隊長役。 若手がメインで危険かつ華やかなアクションが満載。 もちろんジャッキーもやる時はやり、コミカルも、人情味もばっちり。 物語の舞台はイギリス、アフリカ、ドバイと007シリーズなみにワールドワイド。 途中、これでもかと繰り出される死亡フラグギャグが愉快な、娯楽アクション映画でした。[映画館(字幕)] 7点(2021-06-22 01:07:21)(良:1票) 《改行有》 24. 極底探険船ポーラーボーラ 《ネタバレ》 ティラノザウルスが尻尾引きずって出てきます。 でもね、公開当時のティラノザウルスは今みたいに羽毛も生えてなかったし、尻尾を浮かせて前傾姿勢をとってたりしてなかったんですよ。 着ぐるみでどこまで恐竜をリアルに描けるか、スタッフは拘っていたのですが、時間を経て恐竜の考証が変わってしまったんです。 本作の原題は「最後の恐竜」で、地底世界にただ一匹生き残っているであろうティラノザウルスと、主人公マステンのダブル・ミーニング。 DVD化されたときにタイトルバックのマステンのアルバムに書いてある文言がキチンと訳されていて、 (DVD以前の劇場版やビデオ版ではほとんど訳されていない)マステンの因業ジジイぶりが分かりやすくなっていたのは嬉しかった。 地球が空洞で、別世界が広がっているというのはUFOマニアにも有名な説。 多分元ネタはバロウズのペルシダーシリーズで、古くて新しい(?……?)設定。 この映画、素敵な邦題のせいで大分損してると思います。[映画館(字幕)] 8点(2021-04-24 10:11:28)(良:1票) 《改行有》 25. シン・エヴァンゲリオン劇場版:|| 《ネタバレ》 「残酷な天使のテーゼ」をラジオで聞いて、今度始まるアニメの主題歌はなんてカッコいい曲なんだ!と思ってから25年。 よくぞ長生きした作品です。そして、この度は少々強引な感もありますが、見事なフィナーレ。 25年も経つと、人間は丸くなるものですね。作り手も、見る方も。 そんな事をしみじみ感じたのでした。[映画館(邦画)] 6点(2021-04-24 09:56:40)《改行有》 26. 海辺の映画館 キネマの玉手箱 《ネタバレ》 大林監督の映画、なんだか肌が合わないみたいで『水の旅人』から後ろの作品、全然見てないんですよ。 で、何となく見てみようと思った本作なんですが… 3時間、みっちり楽しめる作品でした。 まっすぐにメッセージを投げ込んでくる映画なんですが、ピッチャーに悲壮感が無くて、 マウンドの上で楽し気に笑いながら、それでいて重たい球をまっすぐに投げこんでくる感じでしょうか。 お約束ともいえる、武田鉄矢の坂本龍馬。 そして、浅野忠信の酒匂允。たこつぼ作戦。 岡本喜八監督が映画に込めた「反戦」に大林監督が共闘しているようで楽しかった。 大林監督、素敵な映画をありがとうございました。[映画館(邦画)] 8点(2020-09-08 19:18:35)(良:1票) 《改行有》 27. ランボー/ラスト・ブラッド 《ネタバレ》 保安官にいじめられ、PTSDのせいなのか気分だけ戦場に戻ってしまい、町をぶっ潰す程の大暴れしちゃったランボー。 その後も、もといた戦場に戦友探しに行ったり、アフガニスタンに上官探しに行ったりして、戦争に巻き込まれ大暴れ。 アジアで人助けのためとはいえ、結局は人体バラバラの殺戮ショウを展開しちゃったランボー。 今回はどんな活躍を?と期待しつつ鑑賞。 …遂に怒りにまかせて復讐の戦いを展開するのかぁ。 前作を越える人体バラバラショウに、どんなモチベーションで観ていいのかを見失う自分! パワーアップして帰って来た『13日の金曜日』みたいだわ。というのが率直な感想。 とはいえ、こういうケレン味たっぷりで、ちょっといかがわしいのが昭和のアクション映画というか「ランボーシリーズ」なんだよな。 戦闘が終わってロッキングチェアに揺られるランボー。 でも、自分ちの前は穴だらけっていうのが戦いの虚しさを描いているのかな。 晩年のペキンパー映画のラストみたいだと言ったらホメすぎかしら。[映画館(字幕)] 7点(2020-06-27 19:26:40)(良:1票) 《改行有》 28. 屍人荘の殺人 《ネタバレ》 原作未読。予告編以外の情報なしで見たので、ま、タイトルに書いてあるとはいえ、意外な展開にビックリ! 原作が「バカミス」と呼ばれているのかどうかは知りませんが、本作は立派なバカミス映画だと感じました。(褒めてます) 『センセイ君主』で花開いた浜辺美波の才能に磨きがかかった作品と言えるのではないでしょうか。 余談ですが、去年の正月映画は悪霊払いの宗教フェス作品、今年の正月はミステリーといいつつ×××映画。東宝のネジ、イイ感じで外れかかってるんではないでしょうか。[映画館(字幕)] 8点(2019-12-30 10:40:45)《改行有》 29. ザ・ファブル 《ネタバレ》 原作未読。でも分かりづらいこともなく、楽しく鑑賞。 極端なキャラクターが続々登場。俳優さんたちがそれらをとても楽しそうに演じており、見ていて飽きない。 岡田准一のほぼゴリラな体系と、スピード感あふれるアクションが凄い。 レディガガの主題歌より、本編の終わりに流れるルパン三世の第一期みたいなボーカル曲が良かった。 クレジットにチャーリー・コーセイの名前があったので、もしかして!! そんな意味でサントラ盤が欲しくなる作品でした。[映画館(邦画)] 7点(2019-06-25 15:48:37)《改行有》 30. カスリコ 《ネタバレ》 昭和40年代を舞台にした、好き勝手に生きる男たちの激しく濃い人情ドラマ。 こんな連中が身内にいたら、いろいろ大変だけど、憎めない。 モノクロの画面と、抑えた演出が心地良い作品でした。[映画館(邦画)] 8点(2019-06-25 15:43:04)《改行有》 31. 主戦場 《ネタバレ》 ドキュメンタリーなので点数をつけるのが難しいのですが、この作品に少しでも興味がある方は見たほうがいいです。 とお勧めする意味で8点にしました。 従軍慰安婦の強制連行を題材にしたものですが、問題点を分かりやすく提示し、立場の違う人たちの言葉をそのまま聞かせてくれるので、 押しつけがましさのないドキュメンタリーだと感じました。 この映画を観る前から「美しい日本を大切に」「愛国心はないのか」などという、 戦前回帰的な言説を声高に唱える人たちに胡散臭さを感じていたのですが、 この映画のおかげでその理由が分かったような気がします。 あの人たちは日本だ愛国だと言いながら、アメリカが大好きで 、アメリカのための戦争に日本国民を差し出してもいいんじゃね。 と思っていそうだからです。 戦前回帰どころじゃないロクでもなさですね。[映画館(字幕)] 8点(2019-06-06 22:02:26)《改行有》 32. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 水爆実験の影響で誕生し、人類の文明を破壊する大怪獣ゴジラ。 反核兵器の象徴だったはずが、65年に及ぶ長い歴史の中で、人類の味方になったり、怪獣島でのんびりと暮らしたり、子どもに呼ばれて公害の権化みたいな怪獣を倒したり、人類の核実験のせいで王国が破壊されたので怒りに任せて地上侵攻を狙った海底人の怪獣をとっちめてみたり、おまえは台風か!と言われる位何度も日本を襲ったり、メルトダウンしたり、イグアナだったり、太平洋戦争の死者の思念の集合体だったり、同族のDNAから作られたメカに命を狙われてみたり、都心で凍り付いたり、いろ~んことになってるんで、いいっちゃいいのかもしれませんが、核兵器で「活」を入れるってアイディアはスッキリと楽しめませんでした。 神話に残るような時代に、ゴジラはモスラ、ギドラ、コングなんかと闘っていたようですが、そのあとは勝負なしのまま眠ってたんでしょうかね。スッキリしない設定です。 オスプレイが社用車みたいになってるモナークってどんな組織なんでしょう?アルゴ号なんてえらいメカ持ってるし、戦闘機部隊も所有してるようだし。それもスッキリしません。 突如発射され、雑な透視図で紹介されるオキシジェン・デストロイヤーミサイルもスッキリしません。 モスラの研究者が代々双子ってのも「これでファンが喜ぶよね」ってために考えただけなのか、あまり意味がなくスッキリしません。(ちょっと小高恵美さんに似てるのはヨシとしましょう) 大雨の中ではんだごてで修理できちゃうデジタル機器ってのもスッキリしませんでしたね。 でも、中島春雄さんへの献辞が写真付きで表示されるのは、グッときました。おとぎの国のキャラクターには中の人などいないというのが最近の定説のようですが、ゴジラには中の人がいましたからね。ちなみに本作品では、ゴジラたち怪獣は「himself」と自身が演じているとクレジットされています。これもグッときますね。[映画館(字幕)] 4点(2019-06-02 17:45:48)(良:2票) 《改行有》 33. 空母いぶき 《ネタバレ》 原作未読。 佐藤浩市のインタビューが色々話題になっていたので、見てみっかと映画館へ。 お腹の弱い総理とのことだったので、いろいろアレな判断をするアレかと思いきや、『シン・ゴジラ』並みに頼れる政治家が出てくる作品でした。 戦闘がシステマチックに展開するのが、近代戦をリアルに感じさせてくれます。 また、戦闘が戦争に拡大しないようにという手かせ足かせの中での戦闘が、なかなかハラハラします。 最後に総理大臣が庶民感覚丸出しで、平和の重さを述懐します。 庶民感覚など持ち合わせない2世大臣連中に聞かしてやりたいと思いました。[映画館(邦画)] 7点(2019-05-26 19:29:20)《改行有》 34. アウト&アウト 《ネタバレ》 スタイリッシュでシャープな映像。無駄のないストーリーでありながら、行間を読む味わいもある。登場人物も魅力的で、ダレるところのない作品。 元やくざの探偵が悪徳刑事を巻き込んで、自分を嵌めた悪人にきっちり責任を取らせるクラマックスは、ハラハラドキドキ&いいカンジのユーモア。 2018年に映画館で見た日本映画の中で、いちばん楽しめた作品です。 原作・監督・脚本の木内一裕(きうちかずひろ)は、マンガ家でもあり「BE-BOP-HIGHSCHOOL」が代表作。 映画監督としては、竹中直人+小泉今日子の『共犯者』、渡瀬恒彦の『鉄と鉛』などキリキリくるサスペンス作を発表。 そして「藁の楯」など、小説を多数発表しております。 あぁ、木内監督がメガホンをとった『藁の楯』が見たいなぁ。[映画館(邦画)] 9点(2019-05-21 17:37:31)《改行有》 35. ザ・フォーリナー 復讐者 《ネタバレ》 爆弾テロに巻き込まれて高校生の娘が死亡。 悲しみに暮れる年老いた父親は戦闘のプロだった! 爆弾テロ犯を殺すため、すべてを捨てて暴走する老人を、ジャッキー・チェンが死んだ目で演じるサスペンスアクション。 共演はピアーズ・ブロスナン。 物語の舞台はイギリスで、劇中に登場するUDIという北アイルランド系の組織は、モロにIRAのこと。 娘を殺した爆弾犯の名前を知ろうと、ジャッキーは北アイルランドの副首相ブロスナンに迫ります。 死んだ目をしていても、ジャッキーのアクションは健在です。 作品のトーンに合わせて、確実に相手を壊そうとする格闘を展開。見ごたえ充分です。 まさにジャッキー・チェンの新境地でした!! ところで、監督マーティン・キャンベルですが、 『ゴールデン・アイ』『カジノロワイヤル』の2本の007映画の他は何を撮っていたんだろうと プロフィールをチェックしたら、 (『グリーンランタン』は置いといて)TVシリーズ「特捜班CI-5」を手掛けていたとのこと。 テンポの良い筋運びと、締まったアクション。そして人間の暗黒面丸出しの政治&諜報活動。 そんな「特捜班CI-5」の持ち味が、見事に詰まっておりました。[映画館(字幕)] 8点(2019-05-21 08:43:23)(良:1票) 《改行有》 36. 名探偵ピカチュウ 《ネタバレ》 ポケモンのゲームに触れたこともなければ、アニメも見たことがなく、ピカチュウ、ニャース、コダック、 くらいしかポケモンを知りませんがそれでも楽しく鑑賞できました。 喋れるピカチュウと知り合い、探偵である父の死の真相を探るうち、大きな陰謀に巻き込まれるというストーリーですが きっちりハリウッド映画のハードボイルド探偵もののプロットにハマっており、飽きさせません。 また、バディものとしてもしっかり作り込まれております。 そして、何よりも、ずっとピカチュウを見ていられる、ずっと見ていたくなる作品でした。[映画館(字幕)] 9点(2019-05-03 21:53:34)(良:1票) 《改行有》 37. バンブルビー 1987年が物語の舞台となっていて、映画としての手触りがとても80年代風なのはそのせいかと思って見ていたら、バンブルビーのラジオからウィアードサイエンスが聞こえてきて、その瞬間にガツンと気がつきました。 この手触りはジョン・ヒューズ監督作品のものだと。 主人公と母親の関係、再婚相手の義父との関係、その連れ子である弟との関係、彼氏志望の男の子との関係など、それらの手触りがとても優しい。 ラストの誰もケガしないカーチェイスなど、面白くて優しくて。 まさにジョン・ヒューズ監督のタッチ。 VFXも素晴らしく、スぺクタクルでありながら、とてもよくできた人情コメディだと感じました。[映画館(字幕)] 9点(2019-03-23 18:46:05)(良:1票) 《改行有》 38. 翔んで埼玉 《ネタバレ》 日本映画にはナカナカ珍しい、全編おバカな映画。ビジュアルエフェクトは無駄にちゃんとしていて、埼玉対千葉の戦いや都庁周辺でのクライマックスは見ごたえ充分。春日部の映画館で鑑賞したのですが、上映終了後には拍手が!!楽しい映画でした。[映画館(邦画)] 8点(2019-02-24 16:40:14) 39. 女王陛下のお気に入り 《ネタバレ》 しっかりした物語。素晴らしい演技。眼を見張る衣装と美術。リアルで美しい映像。そしてイギリス映画らしい、じんわり苦い後味。誘われたので、予備知識の無いままに見た映画ですが、見ておいて良かったです。[映画館(字幕)] 8点(2019-02-24 08:58:58) 40. 渇き。(2014) 《ネタバレ》 中島監督、滑った…っていう感じでしょうか。原作未読ですが、ラストの雪の中の下りが蛇足すぎて飽きました。[DVD(邦画)] 5点(2019-02-24 08:55:22)
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