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評価順12
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21.  ゲット・アウト 《ネタバレ》  あのジョージアン様式の佇まいと広大な土地からして、舞台となるお屋敷がプランテーションのオーナーハウスだったことは想像に難くない。「かつて黒人奴隷が労働させられていた場所で白人と黒人が(表面上)仲良くする」というのは、現代アメリカにおいては地雷原を歩くような行為だ(みんなそんなことは口が裂けても言わないが)。その空気感をまるごと利用しているのは斬新だった。  後半の展開は、意外というより茶番。オチが荒唐無稽なのは構わないが、それならば全体を調和させる何かが前半にもっと欲しかった。また、アーミテージ家の奴らをぶっ倒していくシークエンスで、ミッシー(彼女の母親)への一撃がサクッと終わってしまったのも気持ち悪い。主人公に催眠術をかけた主犯格への反撃なのだから、しっかりしたカタルシスが欲しかった。[インターネット(字幕)] 6点(2021-06-04 00:09:37)《改行有》

22.  葛城事件 《ネタバレ》  断片的な事象だけが提示され、ストーリーのない作品だった。もし「毒親がモンスターを育てる」と言いたいだけであれば、それは周知の事実なのだから、わざわざ映画にする意義はないと思う。  「殺人者自身の葛藤」「その家族たちの苦悩」「死刑囚と獄中結婚する人間の思惑」……どれも、制作者が参考にしたという実際の事件を取り巻くモチーフだ。でもこれはドキュメンタリーではなく創作映画。どこかしらに重きを置いたプロットを示すべきだろう。  どの人物にもいまいち感情移入できない中で、稔を死刑から救おうと接近してくる順子の奥行きのなさは致命的だった。「胡散臭い新興宗教の女」という中傷を否定し、「私は人間に絶望したくないだけ!」などと語っているが、その思想に至った過去は明かされない。彼女をどう捉えて見ればよいのか、最後までわからなかった。  リアルさを狙った演出も、一周回って鼻につく。「ほら、通り魔に遭った群衆って、意外と蜘蛛の子を散らすようには逃げないんですよ」とか、「自殺に失敗したあと、おもむろに素麺をすするのって、リアルじゃないですか?」といったような、厨二病的なナルシシズムをまったく隠しきれていない。  結局のところ、「通り魔殺人」という素材で映像表現してみたかっただけ、という感じ。作中に「オナニー」という言葉が頻出するのは皮肉。[インターネット(邦画)] 3点(2021-05-23 21:30:11)《改行有》

23.  ヘレディタリー 継承 《ネタバレ》  私は悪魔ネタがけっこう好きだ。よく「日本はキリスト教圏ではないから、悪魔の怖さはピンとこない」という感想を聞くことがあるが、そんなこともないと思う。「邪悪な集団に追い詰められていく」というのはホラーの定番だし、『ローズマリーの赤ちゃん』は何度見ても背筋が凍る。サタニストがマンハッタンのアッパークラスに巣食っているという設定に妙にリアリティがあり、「悪魔に狙われている」という状況を早々に明かした上でのストーリーテリングが巧いからだ。  本作ではサタニストの存在が終盤で明らかになる上、存在感がどうもボヤッとしている。そもそも、主人公たちはどんな街に住んでいるのか。悪魔崇拝者たちは、どのようにカモフラージュして暮らしているのか。彼らのコミュニティとしてのリアルを描けていないので、現実としての恐怖感がまるでない。裸の信者たちがわらわら出てくるシーンはそれこそ『ローズマリーの赤ちゃん』っぽくておぞましいが、同時に苦笑いもしてしまう。  致命的なのは、誰も彼もが辛気臭い顔・行動を示すので「この家族がどうなろうと知ったこっちゃないよ」という気分になること。ルッキズム否定がトレンドなのかもしれないが、やはり「愛嬌のない者に感情移入はできない」ということを痛感する。息子役だけが中東系の顔立ちをしているのも、「何か意味があるのかな?」と思わせてしまう謎のキャスティング。ポリコレ対策だろうか。  恐怖シーンのひとつひとつはけっこうしっかりしているので、怖くすらない駄作と比べれば高評価になるのかもしれないが、名作として後世のホラーファンに「継承」されていくとは到底思えない。[インターネット(字幕)] 4点(2021-05-22 01:44:25)《改行有》

24.  ハウルの動く城  「荒唐無稽と支離滅裂は違う」という言葉をどこかで聞いたが、まさにその通りだと思った。  『千と千尋の神隠し』も行き当たりばったりなストーリーだったが、あれは主人公が子どもなのでギリギリ納得もできる。ソフィはけっこういい大人なのだから、確固たる指針を持ってストーリーを引っ張っていく責任というものがあるだろう。場面場面で意志の強そうな言動をさせて、魅力的なヒロインっぽく見せるだけではダメだ。  肝心の中身がないから、小手先のジブリ節(食事シーンやマルクルの大笑いなど)も鼻についてくる。ソフィの涙の粒はいくらなんでも大きすぎてギャグかと思った。[地上波(邦画)] 4点(2021-05-21 19:36:50)《改行有》

25.  かもめ食堂 《ネタバレ》  画作りと独特の空気感は面白いのだが、「ハートウォーミングなドラマです」と言われると、どうもしっくりこない作品。  サチエもミドリもマサコも、特に強いこだわりがあってフィンランドに来たわけではないと言う。でも、北欧ってふらっとたどり着くような場所だろうか……まずここから、疑ってかかってしまう。「みんな嘘ついてない?」と。  サチエのパーソナリティーも最後まで掴めない。初対面のミドリを家に引き入れたかと思えば、人嫌いのようなそぶりを見せるのはなぜなのか。即興の「こじつけトーク」で舌をペロリと出したりするが、それは核心を突かれたくなくて、話題を逸らすための術なんじゃないのか。たまに垣間見せるホンネ(父との関係など)すら、嘘のように思えてくる。  いったん否定的な反応を見せてから、「いや、いいんじゃないですか」と付け加える会話の多さに、すべてが表れている気がする。この「本当は心を開いていない感じ」が、最後まで引っかかってしまった。[地上波(邦画)] 6点(2021-05-20 19:21:16)(良:1票) 《改行有》

26.  ジュラシック・ワールド/炎の王国 《ネタバレ》  「恐竜を使ってこういう画を撮りたい」というコダワリは、このシリーズを続ける原動力として間違っているとまでは言わないが……もう「それだけ」になってしまってはいないか。インドラプトルがトリケラトプスの化石で串刺しになるシーンの向こう側に、作り手のドヤ顔が見え隠れする感じは不快ですらある。『ファイナル・デスティネーション』シリーズの、「こういう死に方面白くね?」のノリを恐竜でやっているだけである。  過去作のオマージュも散りばめられているが、これがまた安っぽい。特に、「あわや殺されるという瞬間に、横からTレックスが出てきて助かる」というシーン。これを何の脈絡もなく、「ほら、喜べよ」とばかりに入れてくるセンスの無さにガッカリ。  肝心の大筋はというと、人間たちが「恐竜保護派vs恐竜利用派」に別れて争うという、『ロスト・ワールド』の轍を踏む退屈な展開。「恐竜vs人間」以上に明確かつ感情移入できるスリルはないのに、なぜそこを大事にしないのだろうか?  初代『ジュラシック・パーク』はどうしてあんなにも手に汗握るか。それは劇中でもサトラー博士が言っているが、「愛する人が命を落とすかもしれない」という恐怖を擬似体験するからだと思う。それは人物が「生きている」と思わせて初めて成立するもの。気の置けない恋人同士(グラント博士とサトラー博士)。姉弟(レックスとティム)。血の通った脚本と役者の演技力が、観客に「この4人が死ぬところは見たくない」と思わせるパーソナリティーを生んでいる。  以降の作品の主人公たちは、どうにも生きていない。揃いも揃って「ひねった家族関係」の設定(両親が離婚していたり夫婦仲が冷めていたり兄弟仲が悪かったり)が与えられている上に、それを掘り下げるわけでもない(なぜなら本筋ではない)から、どうしても短い時間の中でパッと好きになりにくいのだ。オーウェンとクレアに至っては「ワケありの男女」というしょーもない設定で、この二人の間にどれほどの絆があるかもわからない。『ロスト・ワールド』以降、キャラクターたちが死のうが生きようがどうでもいいと思えてしまうのは、このあたりに原因がある気がする。  ただ、それでも「かっこよかった!」と思わせてくれるクリス・プラットのスター性はすごい。[インターネット(字幕)] 5点(2021-02-28 19:13:05)(良:3票) 《改行有》

27.  クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん 《ネタバレ》  私は『オトナ帝国』を何回見てもボロボロ泣くが、へそ曲がりなので「クレしん映画=感動」とはみなしていない。しかし世間では、「泣けるクレしん映画」はもはやブランド化されていて、誰もがそれを期待している。  今回の『ロボとーちゃん』は、そんな風潮に対する製作者側の照れ隠しのようなものを感じた。後半の五木ひろしロボのくだりは、「感動作の面構えにせず、あくまでギャグで見せたい」という理由のみで付加されているように思える。なぜなら黒幕の「古き家父長制の復古」という野望と噛み合っていなく、ストーリー上の必然性がまったくないからだ(ギャグ単体としては個人的には笑えた)。  国民的アニメ映画の制作体制というのは、ポーカーで言えば「それなりの役が約束されている」ようなもの。ただし観客側は中途半端な役が見たいのではなく、きちっと5枚全体で「ストレート」や「フラッシュ」を見せてもらいたいのだ(すべての要素が完璧に絡み合った『オトナ帝国』は間違いなく「ロイヤルストレートフラッシュ」)。  その点、『ロボとーちゃん』は「泣けるペア+笑えるペアのツーペア」という印象。プロットに組み込めていない「余分な1枚」(黒岩署長がナルシストである意味・段々原の存在意義…など)も内包してしまっている。  でも、それぞれのペアがエース級なので満足感がある。7点以上をつけるには値すると思う。[インターネット(邦画)] 7点(2021-02-21 12:21:04)(良:1票) 《改行有》

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