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【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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21.  ノア 約束の舟 《ネタバレ》 旧約聖書の創世記の話が良く分かった 天地創造がダイジェスト映像であっというまに描かれるシーンは結構良い VFX&コマ落とし&ストップモーションで植物の成長記録の様に固定カメラの目線で描かれる 誰でも知っている旧約聖書なので違う話は一切無い ただ一つ、聖書のアレンジとしては女が後から生まれた事と、ノアが意固地なクソじじいだったことか 方舟に動物達が集まって来る所と、人間達に囲まれた時に石男達が立ち上がってノア一家を守るシーンは印象的だった しかし聖書のノアの方舟の部分だけを一本の映画にするのはやはりちょっとムリがある[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:59:52)

22.  エクスペンダブルズ3 ワールドミッション 《ネタバレ》 お祭り映画3作目で豪華キャストはさらにパワーアップしているが、お話は前作ほどイケイケではなかった しかしみんなが集まってわいわいやって、最後は「打ち上げばんじゃーい♪」な所もお祭り映画ならでは、それだけで殆どの事は許せる作りになっている なのでこの映画に関してはネタバレもクソも無い 勧善懲悪予定調和、新しい仲間も出来るし誰も死なない 死ぬのは悪い奴だけという、いたって桃太郎侍的で安心して見れる しかしキャストは相変わらず凄い 全員に見せ場を与えて、なおかつスタローンの見せ場も十分な出来 アントニオ・バンデラスやらウェズリー・スナイプス 悪役にメル・ギブソンを持って来るのもなかなかいい すでにクソじじいのハリソン・フォードはただのCIAのおえらいさんかと思いきや中々の大活躍で、体力的に問題がある連中はシュワちゃんを含めてすべて飛行機のパイロット(笑)というわかりやすいキャスティングだった こうしてみると同時期にアクション俳優として活躍したシュワルツネッガーよりもスタローンの方が数倍かっこいいな 後、残るはジャッキーのみか でも面白さから言うと前作の方がよかったかな[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:58:43)(良:1票)

23.  マイティ・ソー/ダーク・ワールド 《ネタバレ》 思ってた展開とかなり違った 今回はソーの故郷、アズガルドでの話 前回のスーパーマン並みのヒーローソーが地球で大暴れするシーンはほんのちょっと 前回以上の派手なCGはアズガルドと赤茶色い砂漠の星スヴァルトヘイムでのバトルシーンのみだ 地球でのVFX部分は楽しいが瓦礫の星では仮面ライダーの採石場バトルと変わる所が無い やはりマーベルブランドの映画に求めるのはド派手なVFXバトルなので舞台は地球にしてもらいたい しかしアベンジャーズにヒーローが地球で集合する為には、ソーがアズガルドでの王位継承を捨てて女を取るみたいなエピソードが必要なのはわかるのでしかたがないのか アベンジャーズのための消化試合のようなエピソードに思えた ヒロインも前作からうって変わってエキセントリックな性格になってるのもかなりの違和感がある ソーが完全に異星人で北欧神話から完全に遠ざかったのもつまらなくなった要因の一つ 前作のスサノオの様な堕ちた神からは程遠い 今回は妙に落ち着いていて、前作のいい気で脳天気なバカ王子のイメージもまったく無い 前作の「脳天気な兄ちゃんが超強力な神様」みたいな面白さがまったく無いのはかなり不満だ 最近のヒーローバトルにありがちなインフレ暴力には強いアズガルド人でも、ナイフやら剣のひと突きには弱いみたいなのも少し都合よすぎな設定でしらける キーになる「エーテル」というダークエルフの切り札が、こっち来たりあっちいったりするのも、なんのこちゃな設定に思えた マーベルお約束のエンディング後のおまけ映像に、スヴァルトヘイムから来てしまったモンスターが鳥の群れを追って空き地を飛び跳ねてるのが微笑ましくて可愛い[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-07-02 16:57:21)

24.  AFFLICTED アフリクテッド 《ネタバレ》 きっと誰でもおもう事だろうけれど、男の友情と超絶パワー、バンパイア版「クロニクル」だった 相棒のクリフが死ぬあたりまではコメディの要素が入っていたりしてかなり面白かった 相棒がいなくなってまずカメラを回す理由が無くなってしまう モキュメンタリー物で盗り続ける理由が無いのに撮影、編集までされてしまうのはきつい クリフとデレクの仲良しコンビがそれなりに可笑しい前半と打って変わって、デレクのうっとうしい悩みだけになってしまって、ただの吸血鬼の憂鬱の話になる それまではこの話がどんな風にオチるのか想像出来ない感じでワクワクしたのに 後半、話が完全にバンパイアホラーになってしまったら、それまで抑えめでリアルなVFXと思っていたのが、急にただの地味なエフェクトとして感じてしまう 後はまったくリアル感の無い展開でただのB級ホラー エンディングも完全にバンパイアを受け入れた主人公が、悪人だけを殺すみたいな都合のいいラストもちょっとシラケた さらにおまけエンディングもホラー映画のお約束から一歩も出ていないのはかなり不満 どうせ相棒が生き返るなら吸血鬼コンビで面白い事をするエンディングにすれば良かったのに 「クロニクル」を見て触発されたが「クロニクル」の様な新鮮さは一切思いつかなかったというところかな 点数は自分がモキュメンタリー好きなので甘め[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:55:31)

25.  オール・ユー・ニード・イズ・キル 《ネタバレ》 原作マンガを先に読んだらイメージが余りに違うので、違和感があって映画に集中出来なかった(原作小説は読んでないです) この映画に関しては、むしろ映画を見てから原作マンガを読むのがオススメです 映画はパワードスーツでは無く、すでに見たエリジウムの強化外骨格といった所だったり、主人公がオヤジだったり、なによりもヒロインのイメージがまるで違うので全然別の話に思えた 原作のイメージはツンデレの美人 この映画のヒロインにはツンばかりでデレが無い 原作キャラの「萌え」の部分がまるで無い 武器研究者が女の子からヒゲオヤジになってるし(笑) 原作はさながらFPS・ガンシューティングゲームを延々とリセットを繰り返して、新兵が熟練の猛者に成って行く過程が面白かったのだが、映画のメインはあくまでも敵の重要拠点を殲滅することだ ヒロインが腕足せ伏せをするエピソードもイメージのみである この部分で原作のメインテーマである青春物語の部分をすっぱりと切り捨てた 後半は特に不死身(?)の主人公が普通の人になってからは完全に普通のエイリアン物になってしまったところがイマイチだった 相変わらずエイリアンが知的生命体に見えない事や、最後に弱点を叩いたら逆転勝利みたいな所はちょっと飽きた感がある 映画は原作よりも話が複雑になっていて理解しにくい部分も多々あった しかし自分が一方的に思い描いていた映画と違っていただけで、この作品しか知らなければ充分面白いと思える物だっただろう とくに新兵の前半部分はポール・バーホーベン的なブラックさに溢れている その意味でもこの作品に関しては原作コミックは後で読むべき しかしパッピーエンド好きの自分としてはオチはこの映画の方がすきだ[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:54:28)

26.  ラストミッション 《ネタバレ》 死期が近い主人公が最後に家族との絆を築こうとするスパイアクション しかしスパイというよりは殺し屋といった感じか 悪い奴とはいえ、いい人ぽい風貌の主人公があまりに簡単に人を殺すので違和感バリバリだ ケビンコスナーのどちらかと言うと優しい風情がむしろ違和感を際立たせる 戦いながらも不法移民家族達との交流や、父親つながりの悪党に情けをかけるとか、本来、ひとでなしの主人公が変わって行く過程が描かれているような気がするが、ひとでなしの部分が妙に曖昧でピンと来ない 上司のヴィヴィはめちゃ美人の殺し屋で、もっとクールな仕事ぶりが見たかった 冒頭のミッションがスピード感があったわりに、パリでのミッションはツギハギだらけで一貫性があるミッションに見えなくてかなり中弛みした 悪党のオヤジを拷問したり助けたりいったい何がしたいの?って思わせる 主人公の病気もミッションのお駄賃代わりの薬で延命するが、この設定そのものが必要だと思えなかった まさかラストミッションなのに続編を目論んでるとか(笑) 部屋を占拠した移民達が子供を産むところとか、娘を助ける為にパーティに乗り込む所はなかなかいいが、ラストの銃撃戦に至る過程がかなりやっつけだ 娘のパーティに行ったらそこで敵の親玉と遭遇とか安易にも程がある 最後にヴィヴィから延命薬のプレゼントを貰うエンディングも微妙 むしろ最後の短い時間を家族と楽しく過ごすエンディングの方がずっと哀しい 珍しく原題の「3 Days to Kill」よりも良い『ラストミッション』というちょっと哀しい邦題にも合っていたのに[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:52:50)

27.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 新しい世界を再生する話であるのにも関わらず、なんだか非常に後味の悪い話 主人公が神のようなAIになるが、その存在が悪魔的である描写がまるでないにもかかわらず、いつの間にか人類の敵になっている これは作り手の都合の範囲を遥かに越えている あくまでも善意の固まりであるAIに対して、さしたる理由も無く攻撃する政府とテロリスト 冒頭から過激なグリンピースみたいな連中がAI研究者を殺しまくるが、後半なぜかそのテロリストの行動が正当化されてるような展開になるのはメチャメチャ違和感だ 神のような主人公のAIに対して一方的に攻撃をしかけて、むしろラストで自ら妻と死を選ぶ神AIが不憫 常に優しげなジョニーデップの顔がさらに違和感を増幅させる たとえば無抵抗の新興宗教の信徒達をバズーカでバンバン撃つみたいな不快感がデカイ テロリストの女も始終イライラさせるが、死なないし改心もしない、さらに不快な展開だ 冒頭すでに壊滅してる街並みから始まって最後にまたそこに繋がるが、意味不明 むしろ無い方がずっと物語に意外性を持たせたとおもうのだが不可解な演出だ 途中もテロリストを持ち上げたりAIをこき降ろしたり、かと思うとまた持ち上げたり、テロリストと敵であるはずの警察が突然仲良くなったり、情緒不安定な人が作った感じ AIの能力が感情をもったコンピューターができる能力を遥かに越える神的な力を持っているが、それよりも敵側の違和感が大き過ぎて気にならないぐらいだ この話むしろ最初から政府やテロリストは敵で、はからずもAIになった主人公が神となって人類に貢献するが、人類よりも純愛を優先して自ら死を選ぶ話にした方が違和感がなくむしろカタルシスがあったと思う[ブルーレイ(字幕)] 5点(2015-07-02 16:51:12)(良:1票)

28.  ロボコップ(2014) 《ネタバレ》 87年のロボコップのリブート オリジナルと比べるとあまり特徴が無い オーソドックスなSFエンターテイメントとしてのロボコップである カメラがやたら揺れて前半は船酔いしそうだった VFXバトルはなかなか見応えがあるがポール・バーホーベン版のような毒は無い サミュエル・L・ジャクソンのアジ演説キャスターもバーホーベンの毒には程遠い ロボコップを作った博士がゲイリー・オールドマンで、この人は悪役も味方もどちらでも出来る器用な役者なので、敵なのか味方なのかがわからないのが面白い オリジナルで出てきた二足歩行のガンメカが出て来るが、オリジナル版のような奇妙なかわいさが無かったのが残念だった エンディングは完全なカタルシス不足 なによりもぶっ殺されて当然の悪役が不在なのは不満 しかしどちらかというとシリーズのプロローグ的な話なのでこんなものなのかな 2作目に期待しよう[ブルーレイ(字幕)] 7点(2015-07-02 16:49:42)

29.  少女は異世界で戦った 《ネタバレ》 破綻したグダグダのシナリオにやっつけの演出 アクションが出来る女優をちょっと集めて、後は何だか見た事無い安い俳優で作りましたって感じの映画 天下の金子修介監督だがテレビドラマ並みの安いVFXにやっつけ感一杯の演出では何がしたかったのかもわからない 冒頭から意味無くヒロイン4人のぐたぐたな歌と踊りを延々と見せる 状況をセリフで説明する「独り言シナリオ」満載 アクションシーンも神社の境内みたいな林の中だけなのも相変わらずだし、何故Jソードアクションって森の中でしか撮らないのだろうか この類いの映画を見続けている身としてはすでに不思議の域に入っている パラレルワールドがテーマなら現代の普通の世界に生きるヒロイン達も交互に描くべき、などと言ってもこの作品ではしかたがないか(笑)まだ井口昇とかのバカ映画の方が百倍マシと言えるだろう バカ映画でもなく、さほどヒロイン達が魅力的でもない 金子修介がなんのためにこの映画を作ろうと思ったのかが謎 というよりもネームバリューで各国で配給が決まってるみたいなので完全に金儲けの為だね 本人の為にはなっているということだろう どちらにしても金子修介のファンもヒロイン達のファンにも見る価値が無い駄作[ブルーレイ(邦画)] 3点(2015-02-05 02:23:08)

30.  るろうに剣心 京都大火編 《ネタバレ》 事前に同じエピソードを描いたアニメ版の「るろうに剣心 新京都編 前編 焔の獄」と「るろうに剣心 新京都編 後編 光の囀」を見てざっくりおさらいをした アニメ版は完全にダイジェストな作りなのでむしろストーリーや登場人物の関係がわかりやすい アニメとしては全くダメだが アニメ版のダメな所を映画が補完した作りになっている 前作ほどヒロインの出番が少ないのがちょっと不満だが「るろうに~」の世界観は前作より遥かに作り込まれている カメラワークも昔の時代劇の様に王道な感じ 斬新さはないが安定していて見やすい 走りながら相手を倒す剣心独特の殺陣も良く出来てるが、前作程のインパクトは無かった やはり殺陣そのもので魅せる映画では韓国やインドネシアにはかなわないなとおもわせる まぁ悪くはないと言った程度か 剣心を含めてメインキャラクターは非常にたっているのでこれ以上漫画的だと違和感があるだろうな その漫画的なキャラをリアルにしている衣装は素晴らしい この漫画的デザインの衣装をリアルに造形した所が今回は一番新しいと思った[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:20:41)

31.  テルマエ・ロマエⅡ 《ネタバレ》 冒頭からローマの街並が中々のVFXで描かれる おーいいじゃんと思いながら見てると、カメラはコロッセウムを天空から俯瞰で捉えると、満員の観客の中で曙大暴れみたいな、ワンショットで捉えるハリウッド映画の様な巧い始まり 主演の阿部寛と北村一輝は完全に体を作って来たな そこも中々見応えがある おちゃらけた映画だから適当なVFXや適当な役作りで作ってしまってはシャレにならないことが良くわかってる映画作りには好感が持てる 冒頭から前作の完全な繰り返しで今回は面倒な説明は抜きで、ルシウスが日本の温泉で感動してはローマでテルマエを作るの繰り返し 観客が何を見たいかが完全にわかってるなと言う感じ まったく裏切られる事無くルシウスが驚く様を楽しく見れる 中盤からの展開も前作と全く同じで日本から助っ人としてヒロインが現れて主人公の危機を救う でも本当に何もかも前作と同じ進行で戦争を回避したり助っ人が思わぬ力を発揮したりするのも同じ 前作と同時に見たら退屈するのではなかろうか しかしその分前作より面白さが凝縮した感じで今作だけ見るなら充分いい出来だ エンディングの海岸での別れのシーンも長回しでカメラが二人を回り込み、夕日を二人の間に綺麗に挟み込むという見事なカメラワーク CGじゃないとしたら中々の名シーンである てらいなく観客の見たいものを作った良品だと思う[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:17:32)(良:1票)

32.  はい!もしもし、大塚薬局ですが 《ネタバレ》 48分の小品である はい!もしもし、大塚薬局ですがで始まってはい!もしもし、大塚薬局ですがで終わる 小洒落た作りである でもこの映画には合っていないと思った 始終斜めになったカメラワークも、なんか合ってない ラストの暗転が放送事故の様に長いとかも、本道の演出からわざわざ外れた小洒落た作りにする意味があったのかと疑問に思った 異常に長い暗転は荻上作品とかでもあるが意味が分からない シナリオはすごくいい 主人公の中学生時代の話は演じてる少年少女達も凄く良くてこの部分だけでも見応えがあった でも他のキャストがなぁ メインのヒロイン達が中学生に見えないのが一番の問題だ 主人公自身の中学時代の恋愛と同時並行して真面目なヒロインの恋愛に肩入れする話なので、今風の中学生に見える子達でキャスティングするべきだ 主人公の円城寺あやの盛りすぎな芝居も鼻につく 舞台じゃないんだからいくらなんでも盛りすぎ 展開はいいのだから真っ当に作ればとてもいい小品になったのに、ヘンテコなカメラワークと小洒落た編集と、間違ったキャスティングがせっかくのいい話をダメにしたと思う もう少し青春映画のみずみずしさが欲しい 岩井俊二が撮ったら良かっただろうなと思わせる小品だ[DVD(邦画)] 6点(2015-02-05 02:15:37)

33.  女子ーズ 《ネタバレ》 冒頭からなめた怪人と謎の戦隊ねーちゃんとのグタグタな会話と、謎の必殺技炸裂 狙いすぎのオープニングが始まる頃にはこれ、面白いかもという期待が膨らんだ 以降次々とクダラナイ怪人との戦いがグダグダな女子トークで続くが、決まり技とかは特に描かれない 勝って当然なので見せても仕方がないという展開はそれなりにスピーディで良い 勝った負けたの展開はどーだってよくて怪人とのグダグダトークはとにかく面白い しかし司令官チャールズとの会話が狙いすぎで尚かつ長い せっかくの笑える怪人バトルのリズムがチャールズが出て来ると止まってしまう これはシナリオが狙いすぎでクドいせいもあるが、せっかくヒロイン達を今、旬の女の子達を集めたのだから司令官もビッグな俳優にするべきだったと思う 女子ーズのねーちゃん達のキャラはそれなりに立っているのに怪人達にイマイチ魅力が無い 初期のゴレンジャーの怪人達の笑えるキャラや必殺技をもっと研究するべきだ 怪人の笑える必殺技が最初に出たワカメ怪人しかいなかったのはかなり不満だった 例えばゴレンジャーの跳び箱モンガーとか見たかって聞きたい ラストのロボットとの戦いも勝って当たり前的な尻切れとんぼな終わり方はおもしろかったので、女子ーズの必殺技もむしろ見せない方がおもしろかったんじゃなかろうか みんなで「女子トルネード!」と叫んだらそれで終了みたいな(笑) エンディングもレッドが出て来たとたんに回りに誰もいないのが見えていてオチが完全にバレている 悪くないオチなのでもうちょっとバレないカメラワークで撮れよって思った レッドの彼氏の存在が意味が無いとか、そもそもイケメン彼氏が突然瓦割する演出とかむしろがっかり 演出が直球すぎて面白みが無い事が一番の問題だ[DVD(邦画)] 7点(2015-02-05 02:13:55)

34.  MONSTERZ モンスターズ(2014) 《ネタバレ》 相手を見るだけで思い通りに動かせる男が、唯一力が通じない男との宿命の戦い この宿命の部分に力が入りすぎていて違和感がある 藤原竜也が山田孝之を厭う理由が説明無しなのが一番の問題だ ひっそりと隠していた力を世間に誇示してまで自滅覚悟で山田孝之を葬ろうとする理由が無い 放っておいても問題は無いはずなので、あくまで葬ろうとする理由はこの映画を違和感無く見る上で最低限、どうしても欲しい所だ この話には磁石の様に惹かれ合って、必ず相手を葬り去るまで離れられない運命の理由が必須である 藤原竜也扮する名無しの男が何故名無しなのかとか とくに伏せておく意味が無いところまで説明が無いのは不可解だ ならば設定として除くべきだろう 特に意味のない設定(たとえばメインの二人が地図マニアだった話とか)なんの意味も無い話が多すぎる  設定がとにかくメチャメチャ 警察の対応も謎すぎるというよりもほとんど馬鹿としかいいようが無い 二人の友達やヒロインも含めて登場人物がマンガすぎ アニメのシナリオをそのまま実写にしたらこんな笑っちゃう設定になるかもって感じか この監督はとにかくディテールに気を使わなさすぎる しかし見ただけで相手を自由に動かせる超能力者と不死身の男との戦いは設定としては抜群で、この二人のバトルだけで2時間の映画を牽引した 藤原竜也の戦い方と警察の対応がもう少し納得出来れば結構面白かったはずなのに とにかくバカ設定がヒドすぎる映画だが妙な魅力もある 続編を匂わせているので次作は違う監督ならば見るぞ[ブルーレイ(邦画)] 6点(2015-02-05 02:12:23)

35.  超高速!参勤交代 《ネタバレ》 うまいシナリオ 笑える、泣ける、ドキドキする、忍者活劇あり、水戸黄門のような身分詐称あり、ラストにはお約束の勧善懲悪の予定調和が待っている 女郎が殿様の側室になるシンデレラストーリーでもある 強い家臣達がごろごろいるのに、いざとなるまで、ただのでくの坊にしか見えない演出 ラストにドカンと爆発するタメにタメた殺陣の持って行き方もうまい 欲を言えば殺陣のスピード感が乏しくてやった!っていうカタルシスに欠けるか しかし魅せる要素をおもちゃ箱の様に詰め込んだストーリーがつまらないはずは無く、老若男女誰でも楽しめる優等生の演出は手堅い 無難な面白さが逆に良く出来たテレビドラマの様で、映画としてのインパクト不足を感じた お腹いっぱいになったがすぐにまたお腹が空く感じの映画[ブルーレイ(邦画)] 8点(2015-02-05 02:10:58)(良:2票)

36.  呪怨 -終わりの始まり- 《ネタバレ》 タイトルが「呪怨 -終わりの始まり」ってどっちやねん!って思ったが、もっとも怖かった最初期のオリジナル呪怨ビデオ版のリメイクだった 以前に見て怖かったエピソードを寄せ集めて、尚かつ登場人物の名前で始まるオムニバス形式も同じ作りになっている 時系列がある程度バラバラなのも同じ なので恐怖度だけで言えば近年の呪怨シリーズの中では筆頭ではなかろうか それだけオリジナルが怖かったということか しかしこれだけオリジナル呪怨ビデオ版のコピーならば過去のビデオを高画質にして編集し直した方が怖かっただろうと思える なによりもビデオ版の編集は最悪だったから オリジナルビデオ版前後篇を短く再編集してもう一度見たいと思うのは私だけでは無いだろう 相変わらずこのシリーズとアイドルキャスティングの相性は良くて佐々木希はなかなかはまっている ヒロインのでっかい目ん玉がゆっくりと動くと、その先に必ず白塗りの人がいるというお約束の作り 白目部分が多くて、黒目が動く先がよくわかるヒロインにはピッタリの映画だと思った 恐怖演出もほとんど同じなので先にオリジナルを見た人にはどこでどうなるがすべてわかってしまうデメリットがあるかな 舞台の佐伯家も綺麗になっていたりトリンドル玲奈の笑っちゃう芝居とか、以外に地味なVFXとか、常に昼間の明るい時間帯でのドラマとか、以前のおどろおどろしさがかなりダウンしていると思った ラストもちょっと直球すぎてむしろ笑えた 呪怨2 (劇場版)のエンディングが秀逸だったのでそこはまねして欲しかった しかし近年見たJホラーの中ではかなり怖かった部類にはいる それだけオリジナルが偉大だったということか[ブルーレイ(邦画)] 7点(2015-02-05 02:09:11)

37.  麦子さんと 《ネタバレ》 冒頭から再三よそ見をして事故を繰り返す温水洋一のタクシー運転手にイライラする 以降、子供にへらへらする母親とか、いい加減で調子のいい長男やら、金をせびって母親を突き倒す息子やらにイライラさせられどうし 結局、母親が死ぬまで心を開かないヒロインにもなんだかうんざりした 母親が子供達に疎まれる過去がまったく描かれないので、麦子達二人の子供にじゃまにされる母親が見ていて辛いレベルで非常にストレス これを毒として見ていられるのならば、この映画が面白いと思えるのではないだろうか 自分には余りにも痛いので楽しめなかった 冒頭で母親が既に亡くなっているのが判っているので唐突に死んでしまった事に驚きが無い 物語が故郷へ埋葬に行くヒロインの話と、東京で母親が突然現れて突然死ぬまでと完全に別々に描かれていて、以降時系列も混ざらないので最初に母親の故郷に行くヒロインの姿を描く必要は無かったんじゃなかろうか そのあたり前半でかなり編集の不味さを感じた 時間を巻き戻す描き方をするならば途中途中でも時系列を入れ替えて描くべきだ 堀北真希も綺麗でヒロインにふさわしいと思うが、芝居に巧いと思える所が無かったので、今ひとつ生前の母親に酷い事をしてしまった後悔が描けていないと思った ラスト近くの母親の墓の前で後悔の涙を流す麦子には結構泣けたけど しかしエンディングの「赤いスイートピー」がかかるタイミングと、それを口ずさむヒロインが巧くシンクロしていてなかなか巧いラストだと思った 駅のホームでの駅員とくだらないやり取りも絶妙 今ひとつダメな映画だなと思って見ていたがこのラストの巧さでかなり点数がアップした[ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-01 14:32:48)

38.  闇金ウシジマくん 《ネタバレ》 テレビドラマシリーズを見てないと今ひとつピンとこない映画だと思った まず主人公がウシジマくんなのかと思ったら、早々と警察に捕まってしまい後半までさほど出番が無い 従ってメインキャラはいろんなワル達にいじられて右往左往するチャラ男である 彼が主人公となって前半を折り返す展開は映画としてはどうかなって思った ウシジマくんがメインでないなら一見さんには物語の骨子がわからない ドラマのファンであればすんなり受け入れられる展開なのかもしれないが自分はまったくドラマを見た事が無いので片瀬那奈の存在とかは完全に謎だった ドラマではメインキャラだろうがちょっとぐらい解説がほしい その他のキャラもプロフィールらしき話はまったく無くウシジマくんでさえもただのシニカルな金貸しにしか見えなかった せめて主人公らしきウシジマくんの「人となり」ぐらいは未見の人にも判る程度に描けなかったのか 129分もあるのだからなんとかなっただろうと思うのだが一見さんにはまったく優しくない展開だ しかし主人公のチャラ男の追いつめられぶりは見事で、彼を見てイライラさせられる部分だけで2時間がかろうじて持ったという感じか 出て来る人間達もヒロインの母親を含めて徹底的にクズ野郎のバーゲンセールのようで、こんなに安いクズばかり出て来る映画も珍しい ウシジマくんの債務者に対する取り立てもドラマ性もない容赦なしなのは見ていて小気味が良かった しかし主人公不在の展開やらヒロインの芝居のダメダメさでちゃんと楽しむ為には、少なくともテレビドラマのファンである事が必須である[ブルーレイ(邦画)] 6点(2014-12-01 14:31:29)

39.  チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像 《ネタバレ》 原作とまったく違う シリーズすべての原作小説を読んだがこのケルベロスが小説シリーズ中一番つまらなかった話だった しかし映画は原作と同じ所を探す方が難しいぐらい改正されていて、お話としては数倍面白くなっている 原作は超高性能MRI 「リヴァイアサン」納入までのドタバタを戦車のエピソードを中心にグタグタ描く小説となっている 冒頭、小説ではもっとも盛り上がった戦車のシーンで始まりグタグタ部分をすべて割愛して原作にはまったく無かった密室殺人で始まる 全体的には割愛されたエピソードの「リヴァイアサン」が神懸かった所とか栗山千明演じる桜宮すみれの存在とかが説明されてないのでピンとこない部分がある なので「螺鈿迷宮」やら「ブラックペアン1988」は読んでおいた方がいいだろう ヒロインの別宮葉子は原作小説では「極北クレイマー」の医療ジャーナリスト西園寺さやかがモデルなのはあきらかなので、なぜ西園寺さやかというキャラクターにしなかったのだろうか まぁ、小説を読んだ読者なら西園寺さやかが出てきただけで悪党だということがバレてしまうということだろうな しかし小説では味方である別宮葉子が「あれ」では可哀想だ 原作では殆ど出てこないジェネラル・ルージュの速水先生チームが活躍したり、バチスタシリーズの最後を飾るにふさわしい映画版シリーズすべてのエッセンスを詰め込んで、なおかつ破綻も無くうまいシナリオになっている 原作小説を読んで期待していなかったので以外に面白くて驚いた一作[ブルーレイ(邦画)] 8点(2014-12-01 14:29:54)

40.  クローズ EXPLODE シリーズ2作目から一ヶ月後という設定のわりに前作のメインキャストがまったく出ないのは寂しい 主人公の東出昌大は想像したよりかなり良かった しかしその他のキャストに魅力が無い なによりも鈴蘭のてっぺんを目指すライバル達のキャラにバリエーションがなさすぎる 冒頭から主人公の鏑木が最初に相手をぶっ飛ばすまでの展開は続編感があって期待させたが徐々に失速 なによりも鏑木やライバルの加賀美や藤原達のくだらない人生のぐだぐだが多すぎる いちいちえらそうな理由がなきゃ喧嘩できないのかって思った ヤクザが絡むエピソードも中途半端でもっとメインストーリーに絡んでイライラさせる展開にするか、すっぱり無くて鈴蘭のてっぺんを狙う連中のキャラをじっくり描くかのどちらかにするべきだった 一年生の加賀美が何故転校生の鏑木に憧れているのかもわからないし、主人公が施設では大人しいところも、もっと大事に描くべきだった 鈴蘭が楽しい部分も無いし、仲間と少しずつでも仲良くなる描写も無いのは青春映画としての基本演出を捨てている リンダマンのキャストが変わったのもがっかりだし、ラストに主人公とリンダマンが戦うのもありきたりすぎてつまらない むしろエンディングでリンダマンと戦うならばそれまで無敵だった主人公を一撃で一蹴するとかの驚きが欲しかった 冒頭で相手を一発で沈めたときの派手にぶっ飛んだエフェクトなどが驚きがあって良かったのに以降は全く無くて、喧嘩にプロレス技とか前作の様なバリエーションもなく、ただ淡々とした喧嘩アクションは飽きる しかし東出昌大のぬぼっとしたバカでかいイケメンはこのシリーズの主人公にはうまくはまっていて、彼じゃなきゃこの映画2時間持たなかったな  [ブルーレイ(邦画)] 7点(2014-12-01 14:28:11)《改行有》

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