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プロフィール
コメント数 246
性別 男性
自己紹介  映画史や映像技術には全く詳しくないので、単純に面白いと感じた度合いで点数をつけさせていただきます。
 よろしくお願いします。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順12
投稿日付順12
変更日付順12

21.  ブレードランナー/ファイナル・カット 予想外なSFでした。とにかく世界観が最高で、雰囲気で魅せてくる。近未来+退廃的で、終始暗い画面。片や純粋さと怖さが紙一重のドールハウスだったり、和テイスト・チャイナテイストを織り込んできたり、そんな中で近未来アイテムが混ざりこんでいたり。  テーマ的には、哲学的なテーマをしかもぼかして表現してくるもんだから、如何せんわかりづらい。結局、「人間とは何か」ということなのでしょうか・・・。さらに全編通して台詞が少なめで、間も長い。対してストーリーはシンプルなので、雰囲気無視して言いたいことだけ凝縮すれば30分になりそうです。  本作は見れば見るほど面白くなる系で、「ここでこうということはこういうことじゃなかろうか」と事実から予想を巡らし、この可能性が高い、と結論づけていく過程が魅力となっている部分があると思います。また、故に、そもそも哲学的なテーマと相まって、確固たる答はこれだ!というのが出しづらく、そこら辺が向き不向きを左右しそうな気もします。  こういう系の作品は点数を付けるのが非常に難しいと常々思わされています。今回は深みを学んでいないごく単純な「初見での面白さ」に従って、5点とさせていただきます。その後何回か見るにつれて点数が高まっていく、そういった可能性はかなり秘められた作品であると思います。[DVD(字幕)] 5点(2015-07-06 20:42:44)《改行有》

22.  ブリジット・ジョーンズの日記 「32歳」の主張が弱かった気がします。というか、やってることが結果的に10代20代のそれと一緒なので、そっちに目がいっちゃって32歳という設定が相対的に弱く見えちゃった、というところでしょうか。真面目な男とチャラ男に同時に言い寄られ云々・・・ってもはや32歳関係ない普通のラブコメなのでは。あと太ってる扱いされてましたが、これも主張が弱く、痩せたと言われても、え、そう?と思う程度でした。まあそこは映画なので難しい。普通のラブコメが主で、32歳とか太ってるとかは味付けな本作でした。恋愛ものとしてはそうなるのも当たり前なのかもしれないけど、何か勿体ないというか・・・。それにしても、良い友達だなぁ。[DVD(字幕)] 5点(2015-06-22 05:55:19)

23.  トレーニング デイ 面白いとは思います。しかし、終始アロンゾがうざすぎる。そのための胸糞悪さ、モヤッと感がずーーっと続いてしまった。シーンとしては衝撃の連続で見入らされるんだけど、もっともらしくわけのわからんことをドヤ顔で言うアロンゾにイライラしっぱなしでした。故にラストは当然の結末ですね。[DVD(字幕)] 6点(2015-05-25 20:42:37)

24.  ラブ・アクチュアリー 《ネタバレ》 コメディと涙、この2点に特化しまくってますね。笑わせながら泣かせてくる。次点で「あ、そうそう!」という感じのさりげない伏線が良かった。135分という上映時間はあってないようなもので、見入ってるうちに終わる。あっという間でした。  9つの恋愛パターンということで、それは未来でもあり過去でもあり、どれかに当てはまってしまったり、共感できてしまうのがずるい。少年時代の初恋であったり、実らないとわかっている片思いであったり、立場の壁であったり、夫婦の愛であったり・・・。多分見る時々の状況によって、入り込み方が変わる作品かと思います。  個人的に好きなのはポルトガル人との恋と、アーティストのおっちゃんの友情シーン。ほぼ絶望パターンなのに奇跡を願って互いの言語を勉強している愛、一瞬の欲よりも今までの感謝と友情を優先する愛・・・いやー良い。良すぎます。  あと映画だからなのかお国柄だからなのか、日本人ではこうはならんやろ、という点がちらほら。その感覚は羨ましくもあり納得できなくもあり。しかしそれを含めてプラスにできるだけの面白さが本作にはあると思います。[DVD(字幕)] 7点(2015-05-25 04:31:17)(良:1票) 《改行有》

25.  逆転法廷 《ネタバレ》 裁判をテレビで放送し、さらに視聴者が判決を下すという設定自体は面白い。が、それ以外が残念・・・。 ■設定について■ こういう設定にするのであれば、人々の狂気を描くとか設定を番組関係者以外が逆利用するとかもっと設定を活かしてほしかった。結局単なる正義感溢れるおじさん弁護士の話になってしまっている。 ■テーマについて■ 結局何が言いたいのかがわかりづらすぎる。というのも、アメリカ司法制度への苦言ないし皮肉なのか大衆社会への批判なのか「正義とは何か」なのか等々、あちらこちらにふわっと寄り道するので消化不良というか、イマイチ入り込めず。 ■展開について■ 主人公の家族の描写がザ・中途半端だった。裁判が感情論のオンパレードだった。結局死刑執行されるんかい!の後にお決まりの先読み可能パターンがきて、拍子抜けだった。 ■カメラワークについて■ 動きすぎて見づらい個所が特に序~中盤に多く、しかも長い。一部酔いそうだった。[DVD(字幕)] 3点(2015-05-20 00:44:18)《改行有》

26.  ジョンQ-最後の決断- 《ネタバレ》 合わず。それは自分が子を持つ父親ではないからなのか、アメリカの医療・保険システムの知識がないからなのか・・・。  自分の愛する人が実質実現不可能な心臓移植が必要となったとき、何が何でも救いたいという気持ちは凄くわかる。しかし本作はそのやり方が大問題な気がしまくりました。要は「息子を助けなきゃ一般人を殺すぞ」と。そうさせたのはアメリカの医療・保険業界だ、社会のせいだ、という主張。ですがやはり私の感覚では共感できない。  「医療は奉仕ではない」、至極その通りだと思います。患者が「医者は患者を救って当然だ」というのはコンビニの客が自ら「お客様は神様だ」という主張と同種な気がします。サービスを提供する側が言うならともかく、サービスを受ける側、やってもらってる側が自ら主張しちゃうのはどうなのか。文句があるなら別に病院に来なきゃいい。自分が医者になればいい。というのは暴論かもしれませんが、どうもそういう感覚が拭えません。なので、病院で院長やドクターに喧嘩をふっかけ、他にも同じ状況の人がいるだろうに彼らを無視して自分だけ特別扱いを強要し、あろうことか犯罪に走るその姿は、ヒーローどころかむしろ悪役にしか見えませんでした。そういう意味では、過去に血の滲む努力したが差別やいわれなき理不尽で医者になれず金も稼げず八方塞がりで、あの状況になるしかなかった、という描写があれば見え方が変わっていたのかもしれません。[DVD(字幕)] 3点(2015-05-14 01:24:13)(良:1票) 《改行有》

27.  ビッグ・フィッシュ 非常に練られているし、考えさせられもする。かなり良い映画です。しかし、如何せん自分の苦手分野であり、正直なところ合わなかった・・・。見るタイミングが悪かったのかもしれない。全体的には、ファンタジーとリアルを合体させ、文学的な表現が多い作品だったと思います。前半はファンタジー9割で、後半に進むにつれリアルが浸食、そして全編通して文学的表現が他の映画より強め。国語が得意で、ファンタジーが好きな方にはストライクかと思います。私はその逆なもんだから、「素晴らしい」よりも「合わない」が前面に出てしまった。前半は申し訳ないけど退屈でした。前半にばら撒かれたパーツを後半に綺麗に回収していく様は見事だったけど、「どこまでがリアルか」を含め、全体的にぼやける感じの描き方はどうにも苦手なんですよね・・・。ただ一つ、親父の人生・価値観は凄く羨ましいものであるというのは間違いなかったです。[DVD(字幕)] 4点(2015-03-08 01:51:01)

28.  戦場からの脱出 《ネタバレ》 実話ものは元を知らないとどこまでが真実なのかがわからず、「不自然だけど実際そうだったのなら仕方ない」となってしまうことがよくある。結局のところ自分の勉強不足なわけですが・・・。本作でリアルだと思ったのは収容所からの脱出の際のジーンらと別れるところ。ジーンらが加勢しなかった理由もフィシットが靴を持って行ったという弁解も支離滅裂。てっきり殺し合いにでもなるのかと思いきや何事もなく別れてそれっきり。理由も掘り下げられずジーンらのその後もわからない。全てフィクションの「映画」なら放り投げっぱなしで完全なるマイナスですが、実話だと言われると一転してリアルに思える。ディーターの視点からすると、確かにそれらを知る術はないですからね。事実をそのままに伝えるだけ。 その他演出的なマイナス面は①出撃前に見たビデオどおりに救出されてほしかった②リトル・ヒトラーがそこまで残虐ではなかった③ヘリに救い上げられて以降は蛇足な気もした、といったところ。逆に虫ご飯を余裕で食うところをはじめ、サバイバル過程などの役者の演技は凄かったです。[DVD(字幕)] 7点(2014-10-20 17:14:33)《改行有》

29.  県庁の星 《ネタバレ》 個人的に大好きで、もう何度も見た作品。初見時は映画館、以降DVD。 「行政」と「民間(企業および個人)」の意識差、感覚差、現実、および理想を描いた作品で、作品の主張として「行政批判」に6:4で寄っている、という感じがする。「行政官はもっと一般市民の視点に立って現実を理解し、動かないといけないよ」「でも一般市民も専門知識を持った行政官から学ぶこともあるよ」という形。本作の主人公とヒロインがまさに、行政官(県庁職員)の男とパート(スーパーの店員)の女性、である。 主眼は行政と民間であるが、本作は行政、政治、民間企業、国民(県民)という「行政に関係する者」が幅広く描かれる。、視点は当然主人公である行政官視点。しかし、感情移入しやすいのはヒロインであるパートの女性側か。 脚本、構成、細かい演出、役者とキャラクター、カメラワーク、BGMは素晴らしい。涙あり笑いあり、普通に面白い。ただ、行政に関する実情把握、なしい精査不足感が若干ある。まあ中に入って密着取材、とはいかないだろうから仕方がない部分とも言えるが。 本作の主人公、野村(織田裕二)が最終的に異動した生活福祉課はいわゆる生活保護に関する部署で、確かに生活福祉課に異動すれば地域を飛び回り、住民と触れ合う、というのが基本業務とはなるものの、地元業者や各種民間団体と交流を図る、というのは担当業務範囲外のことである。というより、業務量の観点からそんなことをやっている余裕、暇はない。 また、そもそも野村は係長級であるから、実際に外に飛び回るのは野村の役割ではない。係長級の役割は、一般職員が行った業務結果に対しての決定もしくは非決定の判断を下すこと(決裁)、および係の統制であり、冒頭で野村自身が言っていたように、そもそもそういった「地域を飛び回る」という業務は、市区町村が行っているものである。 更に、「保護の申請窓口は市区町村」であることは正しいが、県庁に相談に来たものに対して何らの対応もしない、というのは誇張表現である。保護が必要と自己申告する者が窓口に来た場合、「適当にあしらって追い返す」は現在のところ実際上あり得ない。「内容を聞き、案内をする」が正しい。この点からも、ああ、行政はこんなヒドい機関なんだな、ということを伝えたいんだなあ思えてしまう。まあ映画上の演出ではあろうが。 本作の描き方として面白いのが、政治に属する古賀議長が県民をないがしろにし、行政に関する野村が県民の味方をする、というところである。 政治とは「国民(この場合県民)の総意を決定し、その総意に基づいた法を立案、制定すること」、行政とは「政治によって決定された法に従って事務を行うこと」である。国民が全員意見を言っていたら収集がつかない、だから代表として議員を選ぼう、そして議員に代弁してもらおう、というのが政治であり、つまり、政治家とは国民の代表であり代弁者であるが、その政治家が国民(県民)をないがしろにしている、という描写。ここに、行政批判とともに政治批判も見受けられ、端的にいえば「自分の利益が大事なのはわかるけど、もっと皆協力しようよ。みんなが協力しあえば今より更に個人にとっても良い結果になるじゃん」という主張が見受けられる。 まあ要するに、日頃から普通の人が思う視点、見える視点、そして自分が置かれている現実、といったものに訴えかける、というか共感できるような作風であり、それゆえ共感もでき、入り込みやすく、そこに人間関係や言葉のひとつひとつの響き、といった感情面での要素が加えられ、「エンタメながらもまあ学べることはあるよね」という、まあありがちではあるものの見ておいて損はない、全体として非常に面白い作品に仕上がっている、と思います。[映画館(邦画)] 9点(2014-09-28 05:47:08)《改行有》

30.  ジェネラル・ルージュの凱旋 《ネタバレ》  それぞれの要素のバランスが見事。充分に面白いと感じさせる作品です。 ■まずさすが映画、という感じの原作の濃縮。委員会を一つに合成したり、田口と速水がほぼ他人同様の関係であったり。映画的な時間の制約、および演出効果を高めるための措置でしょうが、それに違和感がない。プラスに働いていると思います。 ■そして何といってもメインの役者の演技が素晴らしい。第一に速水、次点で沼田、さらに花房看護師長はピシャリときてます。田口と白鳥はバチスタと同様。白鳥のウザさがかなり軽減されて親しみやすいキャラとなっているのは映画的な上手さ、というべきか。ところどころ滑舌が悪いのが玉に瑕。  さて、個人的に堺雅人扮する速水が好きすぎる。それは主張内容ではなく演技的な意味で。あのナチュラルなニヤッとした表情がツボだし、動作の面では聴診器を耳にあてるところとかすごいカッコイイ。口紅シーンも最初はえ?と思いましたがその感覚を封殺するほどに妙に合っちゃってるんですね。特筆すべきは委員会のシーン。動きのないシーンにあれだけの時間を割き、しかも良シーンとなったのも速水の演技あってのこと。「ベッドは足りない。人も寄越さない!」以降の盛り上げ、引き込まれ方。白鳥が一発逆転かました後の沼田の表情の変化も見事です。 ■バチスタと比べテンポと緩急が重視されており、ギャグ、シリアス、そしてリアルのバランスが良い。特に医療の現状をさりげなく伝えてくる描写。大学病院内部の軋轢、経営的な観点からの病院そのものの存続と現場、患者の感覚と医療従事者の合理性の差異、などなど・・・。特にトリアージは考えさせられます。医者としての合理性は「2」救えるより「3」救えるほうを選択すべき。それはとてもよくわかります。しかし、実際自分の愛する人があの状況で「救命不可能」の判定をされたら・・・やはり納得できないでしょう。大きいのは、「死亡」だけでなく「まだ生きてるが救命不可能」が同様の判定となること。目の前にまだ生きている家族がいるのに助ける手立てがない。頼みの綱の医者も見向きもしてくれない。あの夫人の気持ち、痛いほどよくわかります。[映画館(邦画)] 8点(2014-09-27 01:07:21)(良:1票) 《改行有》

31.  ドッジボール 飛行機の中で正直時間潰し目的で観ましたが、この視聴環境が大正解。題材はスポーツですがその中身は超絶適当コメディなので軽い気持ちで観ることを強くお勧めします。DVDを購入し、時間を割いて真剣に・・・とかやると逆に後悔しそう。点数はコメディ部分が私的に面白かったが故の6点。もし自分に合っていなければ余裕で2点とか3点です。それくらいストーリーはあってないようなものだし、肝心の勝負が熱いかといえば熱くないし、伏線が上手いかといったら上手くないです。(良い意味で)適当に突っ走り続けたのがナイスな作品かと思います。[地上波(吹替)] 6点(2014-07-05 12:30:34)(良:1票)

32.  ワイルド ガン(2000) 《ネタバレ》 残念ながら・・・良いと思えるところが無さすぎました。冒頭の映画「大列車強盗」を撃ち抜くところでまず「えっ」となり、ヘンリー一家が登場するまで主人公が誰かイマイチわからず、ストーリーもシンプルな割に軸がぶれていてわかりづらく、特にキャラが立っているわけでもなく、主人公とヘンリー一家との絡みも深みがなく、女も役人も仲間も一味のボスすらもちょっとしたことでとりあえず撃ち、残虐描写はまあ良いとしてもその残虐さが活かされず、下品描写も多く・・・と、悪い点ばかりが目についてしまいました。[DVD(字幕)] 1点(2014-06-20 23:08:36)

33.  アメリカン・アウトロー 《ネタバレ》 舞台で見れば確かに西部劇。が、中身は完全に現代エンターテインメント。現代的な技術・演出が上手く活かされることで人間ドラマやアクションシーンが入り込みやすく盛り上がりやすいようになっている。娯楽作品としてすんごく面白いし、TVで放送してほしい系の作品。(良い意味で)頭カラッポにして深く考えずお酒でも飲みつつ見るのにピッタリです。  まあしかし、細かく見るとう~~んとなる箇所がいくつかあったのもまた事実。テーマは南北戦争後の鉄道建設における合法的な強制土地収用とそれに反する農民たち。もちろん農民サイドで描かれ、本作の場合ジェシー・ジェームズが主役なわけだけど、如何せんジェシー・ジェームズが完璧超人すぎました。顔良し人柄良し人望があって正義のために戦う名ガンマン。伝説の人物だからそう描くのもわからなくはないけど、ヤングガンのビリー・ザ・キッドのようにもうちょっと黒い面も描いて欲しかったです。[DVD(字幕)] 7点(2014-04-25 00:31:16)《改行有》

34.  決断の45口径<TVM> 《ネタバレ》 テーマは時代の移り変わり。ストーリーは鉄道の建設を巡る対立。ストーリーはシンプルですが、こういうテーマ性があって人間ドラマが重視される作品は好きなんですよねー。  今回の場合それぞれの時代を表すのは何?と考えた時に当てはまるのは個人の考え方というよりキャラそれぞれの年代そのものでしょうか。プレスコットは過去でルーク、テイトらは現在でノアは未来的な。だいたいパターン的に「女子供は殺さない」となるのに女は殺すが子供は殺さないところとかはテイトの性格がどうこうではなく映画的なテーマが理由な気がします。面白いのは「時代は変わった」とするジェスが銃で決着をつけるところ。銃の時代を終わらせるのは結局は銃であるということなのか、新しい時代を作るのはその時代を知っている者ではなく真っさらな新世代ということなのか、あるいは単なる演出上の勢い(笑)なのか・・・  まあ一部「あ、ストーリーを動かすためのご都合展開だな」という箇所があった感は否めず。賢い設定なのに死体を見つけてまずハワードに報告しちゃうジェスとか他は皆一発なのに普通に生きてるテイトとか銃声を聞いて逡巡無しで舞い戻る先生とノアとか。まあとはいえ、それを差し引いても中々に面白かったです。[DVD(字幕)] 8点(2014-04-22 00:43:42)《改行有》

35.  アパルーサの決闘 《ネタバレ》 最後の決闘シーンは良かった。しかしそれまでがず~~~~~っとフラットな感じ。普通~なことを普通~にやってるだけというか。盛り上がる箇所があるわけではなく、真新しいシーンがあるわけでもない。おかげで終盤までこの映画の見どころが不明なまま。アパルーサでの決闘でようやく男の友情ないし「真っ直ぐで尊敬できる友のためならば」的なものがテーマなのかな?と思わせられたが、それもくっきりとせずぼや~っとしている。また、アリーの魅力がまるでないというのも痛いですね。[DVD(字幕)] 4点(2014-04-08 23:23:24)

36.  3時10分、決断のとき 《ネタバレ》 2周目視聴。やっぱ面白いですね~。まずさすが2007年に作られた西部劇というだけあってガンアクションシーンが凄い。主人公に弾は当たらないの法則はわかっていても緊張感がバリバリ伝わってきます。昔の西部劇のアクションシーンは撃たれて馬から転げ落ちたり馬から馬へ飛び移ったり個人の銃の扱いが凄かったりといった肉体的な凄さで魅せるのに対し、こちらはカメラワークや演出で魅せるものが多く、素人目にも映像技術の進歩ってすごいんだな~と思わせられました。  そしてテーマはやはり「男の誇り」。これは西部劇お馴染みですね。っていうかリメイクだからお馴染みもなにもないけど。  ダンは最初こそ200ドルを得るために護衛に志願するが、途中ウェイドから「1000ドルやるから見逃せ」と言われたあたりから、ほんとに欲しいのは金じゃないという意識を自覚し始める。「逃げても200ドルあげるし、誰も責めないよ」と言われても逃げ出さないのが決定的。さらには例えユマ送りに成功しても脱走されてしまうであろうことを知りますが、そんなことはもはや問題ではないのですね。ダン以外の周りの連中は皆自分の利益第一で、たとえウェイドを逃がしたって護衛を殺して金さえもらえりゃ良い、自分が死ななきゃ良い、という発想。もちろんそれも正しいっちゃ正しいのだけど、ダンは違う。そんなダンは金で何でも手に入るウェイドすら持たないモノ(誇り)を得ようとしており、そこに尊敬の念を抱き、最後のウェイドのあの行動に繋がるんですね。  ウェイドについては、女を優先してあっさり捕まる点や「生きてたほうが地獄」という台詞から、逃げられたら逃げられたで良いし吊るし首なら吊るし首で良いし、別に何でもいいや的な発想が強かったのでしょう。宗教的な思想はよくわかりませんが、その辺も関係あったのかも?[DVD(字幕)] 8点(2014-02-16 17:15:56)《改行有》

37.  96時間 《ネタバレ》 この映画の特徴は、何といってもこういうアクションもののお約束をさらりと無視しているところでしょう。  【普通】「悪かった!撃たないでくれ!」→居場所を聞き出すなり何なりする→去る【96時間】「悪かった!撃たないでくれ!」→撃つ  【普通】人質がいては撃てまい→銃を置くなり何なりしてその後の展開に【96時間】人質がいては撃てまい→撃つ 的な。そのシンプルさが素晴らしい。  アクション映画らしく、無駄にだらだらせずスカッとまとめた構成も良かったです。[DVD(字幕)] 8点(2013-12-17 01:44:51)《改行有》

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