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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
21. 大災難P.T.A. 《ネタバレ》 飛行機が遅延しようが、盗みに会おうが 列車が壊れようが、誰もいない駐車場に置き去りになろうが レンタカーと一緒にカードが燃えようが 不運も災難も過ぎ去れば楽しい思い出 何がおころうが、後になれば笑い話 そう、帰る場所さえあれば・・・ 何よりの不幸は孤独なこと デルが抱えている大きな荷物はデルの人生 ずっと独りで運んでいた人生 素晴らしいエンディングでした[映画館(字幕)] 9点(2016-02-12 21:27:16)《改行有》 22. サボテン・ブラザース 《ネタバレ》 初めて見たとき引っくり返って、身もだえするくらい笑いました 酒場でみんながビビッてる中、ピアノ伴奏で陽気に歌い踊るシーンは最高でした 当時、コメディ映画だと劇場中が大爆笑だったけど 最近の映画館はコメディ映画でも静かな気がする??? それはそれで寂しいですねぇ[映画館(字幕)] 9点(2016-02-12 21:09:35)《改行有》 23. リトルショップ・オブ・ホラーズ(1986) 《ネタバレ》 ミュージカル映画として 個人的には完璧な映画でした でしたというのは ブルレイで別エンディングのディレクターズカットが 収録されているということで それを改めて見て・・ やはり完璧な映画です!!! 歌・踊り・ストーリーはもちろん それぞれのキャラの個性 全てが素晴らしい 要所でストーリーテラーとなる 3人のコーラス娘さん 普段はロリ声なのに 突然ソウルフルボイスになるオードリー ロックな植物 いかれた歯医者に あまりにも平凡な主人公w 主人公の行動に賛否もあるでしょうが オードリーが憧れる生活が ビニール張りの家具に冷凍食品 スキッドロウの生活が どれだけのものか分かります それを思えば シーモアが自分を見失うのも理解できる気がします その行動に対しての結果が 劇場公開版と ディレクターズカットで真反対なのが なんか、いろいろ考えちゃいます にしても コーラス娘さんたちのCDとか ないのかな? めっちゃ聴きたーい! 追記 ディレクターズカット版を見てから 劇場版を見ると とっても軽かった ディレクターズカット版に 改めて10点[ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-12-14 08:04:46)《改行有》 24. ホワイトナイツ/白夜 《ネタバレ》 この映画を少年時代に見て、 ビソツキーの歌をバックに 爆発するかのように踊るバリシニコフのシーンが 頭に焼き付けられました。 それから、ビソツキーの歌を聴きたくて、聴きたくて、 でも当時は手に入らず、 VHSの、そのシーンばかりを繰り返し見てました。 そしてついに、大学の頃か、もっと後か、 ビソツキーのCDを見つけた時の衝撃といったら!!! 今でも輸入盤を含め ビソツキーのCDは愛聴版のトップクラスです! おや、映画のレビューでしたね(-"-) ピルエットの回数をかけて、 ルーブルだ、懐かしいルーブルだ、と皮肉っぽく踊るシーンと 大音響のラジカセから流れるビソツキーと 爆発的な踊り。 僕にはそれが全ての映画でございます。[映画館(字幕)] 6点(2015-09-11 23:52:03)《改行有》 25. ファンダンゴ 《ネタバレ》 切なく美しい映画。 特にトルーマンが彼女を連れてきてからは、どのシーンも一枚の絵画のように美しくて、そして切ない。 青春という言葉は安っぽくて単純だけど、その時にしかない純粋さは、その時しか手に入らない。 今の楽しさを信じていても、未来への不安がどこかにある。 馬鹿馬鹿しいことを純粋に楽しんでいても、満たされない思いを抱えている。 その時しか手に入らないもの。二度と戻れない時間。 ちいさな会話のひとつひとつが美しい。 今までの思いと、これからの不安と希望の中の 彼らだからこそ美しい。[映画館(字幕)] 10点(2015-04-20 01:49:37)(良:1票) 《改行有》 26. 未来世紀ブラジル 《ネタバレ》 へんてこな人々と、へんな世界観のオンパレード。書類、サイン、書類、サイン、領収書に受領書。形式主義に権威主義。責任回避と無関心。メインテーマの「ブラジル」が奏でる、開放的で陽気な旋律とはおよそ正反対の世界。登場する人々や出来事のひとつひとつが、いちいちシニカルで、爆笑はできずに苦笑い。 物語のすべてが陰鬱でバッドエンドなのに、それほど後味が悪いばかりではないのが、この映画の不可解にして素晴らしいところでしょう。 ちなみに好評価の前提として、僕はモンティパイソンの笑いが大好きだということ。それはかなり重要な要素ですw [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-12-18 16:21:50)《改行有》 27. 最後の誘惑 《ネタバレ》 劇場公開時に映画館で見て、いまだに感想が定まらない映画です。でも、DVDを所有しちゃうくらいに印象の強い映画。 僕はキリスト教徒ではないのですが、聖書は一冊の本として新約旧約ともに何度か読んではいます。でも、いまだにキリスト像とキリスト教への考えが定まらない。 この映画のキリストは、水をワインに変えるような奇跡を起したのち、どや顔でニンマリするような自己顕示欲を示したかと思えば、ラザロが突如差し伸べた手に、思わず飛び下がっちゃったりする、ちょっと特殊な普通の人。 家族を持ち、子に恵まれ、満ち足りた生活をする、人としての当たり前の欲「the temptation to live」こそが、衆人を救う神の子となるためにキリストが絶たなければならなかった「last temptation」だったとするならば、すべてを打ち捨て、十字架に身を委るという行為のなんと壮絶なことか。 それにしてもこの映画、公開当初から議論噴出でしたが、キリスト教徒でない僕には、この程度の感想が精いっぱいw[DVD(字幕)] 8点(2014-12-14 21:16:53)《改行有》 28. 226 226事件が描かれたテレビドラマや映画を最近、つと見なくなったのは、いつ頃からでしょうか? 軍隊が強権を握り、一部の特権階級に属する人間が国家というものを左右していた時代は日本にもあったのだけど 今、それを映像として表現することは、世間にはばかれるのでしょうか? 226事件を起こした将校たちの行動にはいろいろな意見はあれど その一人一人は、人間であったことだけは間違いないわけです そこには決意や意志もあり、迷いや不安もあり、余人には量り知ることはできません この映画は226事件について その時代背景や国際情勢など、ある程度以上の知識を持っていることが前提で作られていて そのへんの説明的な展開は少ししかありません 226事件ではなく、226事件にかかわった人達 将校だけではなく兵卒、それから226の犠牲になった人達を淡々と描きます 盛り上がりもないしドキドキもない映画です ですが226を起こした将校も、それに従った将校も、害された人も、そして、すべての家族もが人 それぞれの立場で、それぞれの思いを抱き、それぞれが、それぞれの思いと立場で226という時間を過ごしたのです 映画=娯楽とは一線を画した映画でしょう[映画館(邦画)] 9点(2014-12-09 17:12:18)《改行有》
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