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プロフィール
コメント数 900
性別 男性
年齢 42歳
自己紹介 最近になってまた映画を観る習慣が出来ました。
前はほとんど観なかった邦画をたくさん観るようになり
新しい映画ライフが充実しています。

昔ほど数はこなせませんが
趣味と生活のバランスをうまく保ちながら
なるべくたくさんの映画を観て、
なるべく読み応えのあるレビューを続けていきたいと思います。

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381.  スターシップ・トゥルーパーズ2 《ネタバレ》 『1』のレビューにも書きましたが、こちらは『1』と比べると見劣りがします。『1』が 平和な地球とアラクニッドと戦う戦地との対比的描写で見せていた作品だったのに対し、こちら『2』はというと、アラクニッドの新種(進化種)を見せただけの作品。冒頭で前作からのコマーシャル的な表現はそこそこに、早速アラクニッドの星での歩兵部隊の戦闘から話は始まります。しかしそれだけ。地球からの視点やその他の舞台の話に切り替わることは一切なく、ただただその一部隊のみに絞った話の展開になります。 内容もただのモンスターパニック映画となっており、強いて言うなら寄生アラクニッドのPR映画としか見れませんでした。 アクションシーンもどこか緩慢な感じに見えてしまった。ていうか気になったのはライフル?武器が前作から変わりましたね。なんか光線のようなものを飛ばす武器になってる。ラストでのダックス大尉のライフル二丁構えといい、『イレイザー』??連射が遅いのが見ていてストレスだった。でもあれだけ大きいアラクニッドをのけ反らすくらいの威力があるライフルなのに、アラクニッドが寄生した対人間だとあんなに威力が落ちるんですね。撃たれても身じろぎもしないし。 まあそんなところが気になる作品でした。[DVD(字幕)] 3点(2012-10-22 22:02:56)《改行有》

382.  スターシップ・トゥルーパーズ 《ネタバレ》 なんかもっと古い映画だと思ってました。『エイリアン』くらい古いと思ってたら、それよりはだいぶ新しい映画でした。そう思うと、「古い映画だから」と許容していた少し安っぽい映像とかそういうところが気になってきてしまった。 しかしSF映画としてとても内容が良い映画だと思いました。まず平和な地球と戦地とのギャップの違いが絶妙に描写されていたのが良かったです。彼女についていきたいという理由をきっかけに軍隊入りする主人公が入隊後彼女に振られ、事故を起こしたりして現実に打ちのめされていく経過がまたリアル。 リアルじゃないところとして、他の惑星で顔面むき出しで呼吸ができることとか、さらっと核を使って、しかも威力はあの程度のところとか色々ありますが、まあ目をつぶりましょう。だって面白かったですから。 これだけシリーズ化されてなぜ自分が今まで観なかったのか不思議なくらい面白かったです。これの『2』を実は先日観てしまいましたが、そっちはこれよりだいぶ劣りますね。まあ『3』に期待します。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-22 22:01:17)《改行有》

383.  アウトレイジ ビヨンド 《ネタバレ》 本作の副題、とでも言うのでしょうか。『ビヨンド』。ご存じのとおりこれは「~を越えて、」「~を過ぎて、」という意味なのですが、私はこれを見て本作に対して、「一線を越えた映画」「度を過ぎた映画」というとても過激なものを観れるという期待を抱いていました。さてそんな期待を持って鑑賞してきましたが、肩すかしをくらったというのが正直なところでした。これならタイトルは『アウトレイジ イージー』でも良い。多くの客層を取り込もうとしたのか、前作を観てない人にも見れるようにしたかったのか、大変シンプルな流れで悪い意味で気づいたら映画が終わってしまっていた。 個人的な感想としては、ヤクザ映画というかなにか政治家の映画を観てるようでした。表向きは組同士協力体制にあるかのようにしながら、裏ではお互いけん制し合い、何なら相手をつぶしてそのシマを乗っ取ろうとしている。組とつながりのない第三者を巧妙に使って相手を追い込むところとかはまさに政治。前作はそういう現代のヤクザと、仁義を重んじる大友組との対比が美しい作品でしたが、本作はその点にやや欠けます。全体的にトーンダウンした感は否めません。これでどこが『ビヨンド』なのかと・・・。 前作からの名台詞、「バカヤロー!」より今回は「コノヤロー」が多かったのも違和感を覚えました。どこか迫力が少ない。あっちもこっちも「バカヤロー」で、しかし色んな意味の「バカヤロー」が出てくるその言葉の妙に感動した作品だったのに、今回はそれがない。結局大局的にはただのヤクザのシマ争いになってしまってるのが残念でしたね。名前負けの作品、と言わざるを得ません。[試写会(邦画)] 5点(2012-10-15 11:22:07)(良:2票) 《改行有》

384.  マトリックス レボリューションズ 《ネタバレ》 昔何度も観たシリーズですが、今回改めて全編通して観てみました。なんかもう・・・スミス無敵すぎて笑えません。コピーで数が増えるのはわかるが、個体別に強くなるのはなぜ??スミスの消滅もいかにもドラマ展開。ここまでのアクションSF大作を作るなら、個人的にはもっとシンプルなドラゴンボール的展開にしてほしかった。小難しくまとめてしまったのは少し残念か。 今回初お目見えのトレインマン。結局メロヴィンジアンの手下ですが、彼の登場意義がよくわからん。あくまで私にはですが、冒頭から中盤くらいにかけてのネオが狭間の世界に閉じ込められ脱出しなければならない、というくだりは不要に感じました。あそこ端折っても別に話は成り立ちますよね。そうまで時間かけて見せなければいけないほどのシーンには感じなかった。狭間の世界からも「絶対に出られない」という雰囲気を見せるも、結局はトリニティらが彼らを銃で脅し無条件解放。いや簡単だなおい。解決がさらっと行き過ぎて逆に蛇足を感じたシーンでした。 この『~レボリューションズ』で良かったのはやはりザイオンでのセンチネルVS人間のバトル。APUと呼ばれる人間が乗り込むロボットは某宇宙もの二作目のパクリと言われるでしょうが、(いや既に言われてるでしょうが)、テンション上がるので気にしません。ミフネかっこいいですね。この映画以外で見かけることはありませんが、いいキャラだと思うのですが。 シリーズの最終作としては理屈でまとめてしまったのが若干残念な本作。まあそんな風にシリーズを締める映画はいっぱいありますがね。これもその範疇の映画だったと。それだけのことでした。 《書き終わった直後思い出したので追記》 キアヌ・リーブスさんの青々とした髭剃り跡はなんとかならんかったのか。そこらのおじさんならいいんだが、映画であれ見せられるのは、本当にこんな風に言って申し訳ないんだが、正直不快感でした。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-09 09:21:13)《改行有》

385.  マトリックス リローデッド 《ネタバレ》 この作品も世に出た当時けっこう何回も観ましたが、やはりアクションシーンが多くなったのは個人的にとてもテンションが上がる。『~無双』感覚で大勢のスミスをバッタバッタ薙ぎ倒すというのが気持ち良いですよね。放り投げたスミスで十数人のスミスがボーリングのように「パッカーーン!!」という小気味いい遊びもあったり(笑)遊びと言えば、けっこうな肉厚のナタのような剣での一撃を手刀で受け止め、かすり傷のネオ。それを見てご満悦のメロヴィンジアン:「見たか、奴も人間だ」っていやいやwww ストーリーのほうはさすがに1作目から4年も経ってるせいか、作りこみ過ぎの感はありますね。私は前述のようにもう昔に何回も観た後での今回のレビューなのでついていけないとまでは言いませんが。やはり前作からのキャストの変更は気になります。前作のオペレーターのタンクがいなくなってリンクになり、その説明と言わんばかりにリンクがネブカドネザルに乗ることになった経緯を説明口調で話し出すところなんかはもったいないですね。続きもののキャストが変わるなんて本来ならあまりあってほしいことではありません。次の3作目で「あの人」もキャストが代わりますが、よくもこの映画はそんな主要キャラをちょいちょい替えられるものだ。続編を作るにあたってキャストが途中変更しないように契約とかしなかったのだろうか。それとも最初っからキャストの変更まで予定通りなのか??私としてはこの『マトリックス』シリーズ最大の謎です。 あともう一つ残念なことは、格闘アクションシーンがかなりの部分CGになってしまったこと。物や背景ならともかく、ネオまでCGにしちゃったかぁ。。。それは素直に残念だった。そりゃ物理的にCGじゃないと無理なシーンはあっただろうけど、CGへの過剰な依存が見られたようで残念。生身でもかっこいい殺陣を考えてほしかったな。。。あんだけクレジットするくらい人がいるんでしょう??知恵を出せなかったのか。勿体無い。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-08 22:42:51)《改行有》

386.  宇宙人ポール 《ネタバレ》 これまで『サイン』、『ノウイング』などに代表される宇宙人ものは押し並べて宇宙人そのものは隠そうとする演出をするのが一般的ですが、ここまで堂々と、しかも典型的な宇宙人を出されるとこちらも何だか受け入れ態勢が整いますね。コメディならではの思い切りの良さに脱帽。まあそもそも、DVDのジャケットからして隠す気ゼロでしたけどね(笑)  さて内容はというと、コミコンと呼ばれる米国のアニメ・マンガのフェス(?)に来場したオタク二人から始まる物語。二人はひょんなことからポールと名乗る英語ペラペラでブラックジョークを飛ばしまくる宇宙人と遭遇。その逃亡を手伝うことになる。道中で敬虔なキリスト教一家の娘も同行し、いよいよ物語はラブありコメありの何でも展開に。また宇宙人が異様にファンキーで人間寄りだったことがとても好印象でした。『世界侵略ロサンゼルス決戦』とか『バトルシップ』観た後でこの温度差はある意味衝撃的。こんな友好的な宇宙人がいてもいいよねっていう明るさがあります。 GEOでおススメされていましたが、確かにある程度どんな方でもウケる内容のわかりやすい映画になってると思います。かる~いノリの宇宙人を観たい方はどうぞ。[DVD(字幕)] 7点(2012-10-01 21:10:36)(良:2票) 《改行有》

387.  逃亡者(1993) 《ネタバレ》 昔も何度か観た映画ですが、先日会話の中に出てきて思い出したのをきっかけにもう一度観ることに。やはり面白いですね。近年のものと比べると、映画は映像だけじゃないなーと改めて思わされてしまいます。あとは郷愁感も手伝ってしまうのか、この時代の映画のシーンなどを見るとなんだか気持ちが落ち着いてしまいますね。世代的に私が良い評価をつけてしまうのは勘弁してください。 しかしこの映画のハリソン・フォードさんってあんな髭モジャでしたっけ??最初彼だと気づかなかった。確信を持てたのは髭を剃った顔を見てようやくでした。あの時代ってあんな髭生えてる男性が良かったんでしょうか。あの美的感覚だけはピンと来ないな・・・。 それにしてもトミーリー・ジョーンズさんはすごいですね。この映画の中でその存在感がすごいというのももちろんあるのですが、この映画から20年経った今でも『MIB』シリーズやら『宇宙人ジョーンズ』を通して日本で彼を知らない人はほとんどいない。その知名度はもとより、また役中の演技も渋すぎる。というか演技なのか!?というほどしっくりくる。近年の映像先行型の映画を作る監督や役者たちにもゼヒこのくらいの時代の映画を見直してほしいものだ。 脚本・役者・演技すべてがとても調和が取れた作品だと思います。[DVD(字幕)] 7点(2012-09-19 21:48:24)《改行有》

388.  バットマン ビギンズ 《ネタバレ》 『ダークナイト』 → 『~ライジング』 そして今回の『バットマンビギンズ』の順番で鑑賞。『ダークナイト』が、単品でも十分観れる作品になっていましたので、最後に観た『ビギンズ』は各キャラの背景とかバットマンになるまでのエピソードを確認する補完的な位置づけで鑑賞しました。 結論から言えばそれ以上でもそれ以下でもなかったです。 てかクリストファー・ノーラン監督って、意味不明な特訓シーン好きですね。『ビギンズ』では忍者。『~ライジング』では奈落からの脱出。なんか特訓して強くなる主人公に思い入れでもあるんだろうか。あそこだけ急に毛色の違うシーンで違和感を覚えた。他の映画ならどうかは知りませんが。 あとバットマンの構想が出来上がってからのウェインのウキウキっぷりが本当に子供みたいだった。コウモリのデザインのコスチュームを作り、空を滑空できるマントを作り、バギーを真っ黒に塗り、悪者をライトに拘束しコウモリの形を空に映し出す・・・。「子供かっ」って本当に突っ込んだ。しかしそれほどまでバットマンにのめりこむ主人公がために、色んな葛藤も面白くなるんですね。正しいことをしたい、でも警察に捕まるわけにはいかない、ヒーローでありたい、でも目立てない。というような葛藤が。 この作品はまだアメコミしてますね。『ダークナイト』というアメコミでありながら非アメコミというスタイルはとても良かったのだが。その『ダークナイト』の素地を作った映画ということで評価をしたい。 [DVD(字幕)] 5点(2012-09-18 14:32:21)《改行有》

389.  バイオハザードV リトリビューション 《ネタバレ》 前作で痛い目に遭ったはずなのに・・・と思いながらもやはり観てしまった今作。予告編を見てもパターン化してきてるのでワクワクもしない、のに観てしまう。そう思うとこのシリーズの魔力ってほんとすごいなと改めて感心してしまった。 しかし内容についてはやはりかなりハードルを下げて鑑賞。それが理由かどうかはわかりませんが、予想よりはけっこう面白かったように思います。 今回はアリスではなくその他の人のクローンがたくさん登場。懐かしい顔ぶれもあって、シリーズ好きならテンション上がるのでは。これを見てやはりクローンは敵役を増やすのに使ったほうが面白いと感じましたね。前作のように主人公のアリスをクローンでぞろぞろ増やされると、なんかもう何でもアリ感ありすぎて(しかも超能力まで持ってるし)観てる方も散漫というか、どうでも良く感じてしまうので。 映画版には初登場のエイダ(=リー・ビンビンさん)。自分の中ではエイダってもっと大人な想像してたので、思ったより童顔の方で最初違和感ありました。でも見てる内にだんだん馴染んできましたね。容姿の違和感を帳消しにするくらい「エイダ」を演じきっているのでそう感じたんだと思います。かっこいい。 他にキャストの面では、ジル役のシエンナ・ギロリーさんの髪はどうにかならないんだろうか。あのコスチュームに合わせてあの髪なんでしょうけど、見た目変貌しすぎて『Ⅳ』のラストでも最初ジルだと分からなかった。やっぱりジルは『Ⅱ』の格好じゃないと。 色々と書きましたが、今回の『Ⅴ』は色んな面で原点回帰しているのが自分的には好印象でした。アリスは相変わらずですが、レオンやウェストなどの人間のみの部隊でアンブレラの施設に潜入というのが『Ⅰ』を彷彿とさせます。単純に面白かった。 上述したように「何でもアリ」という構成が少なくなったのはとてもとても良かったと思います。[映画館(字幕)] 6点(2012-09-18 10:25:44)(良:2票) 《改行有》

390.  ファニーゲーム U.S.A. 《ネタバレ》 製作者の意図がはっきりとわかる作品。観てる人を楽しませるとかスッキリさせるつもりなんかさらっさらないですね。ここまで徹底的にやられると潔いとさえ思う。その首尾一貫した姿勢に脱帽。 かなりネタバレますが、最後の最後まで救いようのない話でしたね。人よりは多く映画を観てきた自負はありますが、こんな展開でやられたのは初めて。どこかでハッピーエンディングへと話がシフトしていくんだろうという自分の予想を完全に裏切ってくれました。救いようのない話というだけなら他にもいくらか思い浮かびますが、ここまで淡々淡々と、特に大きなBGMも無く、シーンによっては10分近くノーカットでゆっくりと見せ続けるという手法はある意味で新鮮でした。 おそらく大方の人が上述の私のように、どこかでどんでん返しがあると思っていたと思います。それが全くない。最後まで犯人たちの思い通りに進みきったというサスペンス。 この作り方からもわかるように、この映画は観てる人を真正面から挑発しています。いきなりカメラ目線でこっちに喋りかけてきたり、仲間が殺されても話そのものを巻き戻して無かったことにしてしまう始末。映画を通して「どうだ、気分悪いだろう??」って言われてる気分でした。 でも世の中で起きる犯罪なんて本当にこんなものなのかもしれないと思わされました。カメラ目線や巻き戻しは別にしても、こんな風に犯罪者に踏みにじられるだけ踏みにじられて終わってしまう犠牲者だって現実はいるんだろうなと、そんなことを思わせられてしまった。 ある意味私には革命的映画でした。受け入れられない人もたくさんおられるかと思いますが、映画好きな人ほど観てみてほしいと思います。[DVD(字幕)] 8点(2012-09-14 14:20:53)(良:1票) 《改行有》

391.  マトリックス 《ネタバレ》 初めてDVDの映画を観たのっていつ頃でしたっけね・・・。正確には覚えてませんが、DVDが普及しだした当時はVHSテープと比べてあまりにも綺麗な映像・音声に、とてつもない衝撃を覚えました。そんな自分がDVDデビューとしてはおそらく初めて観たであろう映画が、『マトリックス』でした。その感動のなんたるや、筆舌に尽くしがたいものがありました。ただでさえ当時としては画期的な映像だらけのこの映画を、DVDの変遷期という革命時代に観てしまったのですから。 少しレビューが内容とは逸れましたが・・・、そんな時代にこの映画を観たものですから当時の私は夢中になり、それこそ何十回と鑑賞しました。もう最高の面白さですね!先述の映像美・アクション・ストーリー、どれを取っても満足度◎の作品です。何度も何度も観たからかもしれませんが、『マトリックス』の世界観も完ぺきに近いほど理解しているつもりです。中盤でのサイファーの裏切りで厳しい現実に生きるか、温室の仮想空間で生きるかという2択を視聴者にも迫られますが、これが自分ならと思うと未だに「赤いピル」を飲む気にはなれません。裏切って仲間をその手にかけるのは論外ですが、気持ちだけはわかるよサイファー。 あまりに何回も観た映画なので逆になかなか感想を言葉で綴ることが出来なかったのですが、先日また観ましたので今回はレビューしようと思いました。レビューを書き終わってふと振り返ってみたら、ネオ(=キアヌ・リーブスさん)やモーフィアス(=ローレンス・フィッシュバーンさん)を差し置いてまさかのサイファー目線のレビューになってることに気づき愕然(笑)[DVD(字幕なし「原語」)] 10点(2012-09-13 14:12:49)《改行有》

392.  GAMER ゲーマー 《ネタバレ》 ネットゲームの近未来バージョンとでも言いますか。まあ観ていてなんとも形容しがたい嫌悪感はありましたが。 内容を伴わない映像美の意味について考えさせられました。近年は映画でもゲームでもとにかく映像美!!そっちにお金を使いすぎて内容や観る(やる)側のことなんか二の次になってるんじゃないの、という作品が多い気がします。映画にしてもゲームにしても長い目で見ればそういう時期があってこそそういう分野が伸びるんじゃないかという意見もありそうですが、あくまで個人的にはですが、そういうのは好きじゃない。ああ、、、ファミコンとか懐かしいなあ。映像なんて綺麗じゃなくてもあの頃のFFとかは最高だったのに。 なんかボヤキみたいになってしまいましたが映画のほうはというと、そんな「リアル」を突き詰めた仮想空間のお話。ただし仮想空間なのはプレイヤーのみで、操作されるキャラクターは本物の人間(犯罪者)。まあそう考えると仮想空間とは呼べないか。しかし「スレイヤーズ」に出てくるキャラたちは操作されてるということになってるので、彼らがどれだけ活躍しようがそれは裏で操ってるプレイヤーの功績というわけで、視聴者が期待している個人のモチベーションからくる活躍のようなものは見られない。ラストでキャッスルを倒すシーンでさえ、ネトゲで炎上してしまったプレイヤーのガキが憂さ晴らしに主人公に協力したという程度にしか映らない。なんとまあ浅薄なストーリーか・・・。あれで彼はヒーロー扱いなのか。もう勝手にしてくれ。 こんな社会嫌だな。[DVD(字幕)] 4点(2012-09-13 09:05:25)《改行有》

393.  エンジェル ウォーズ 《ネタバレ》 これは・・・映画としてみていいのか。自分にとってははっきり言って「洋楽のPV」以外の何物でもなかったこの作品。そういうものと思って割り切ろうとすると、それ以外のシーンがどうでもよくなるという負の連鎖に陥ってしまい、ああもう、どうしょうもない。 あとこれは個人的な美的感覚の問題なのですが、主役のベイビードール(=エミリー・ブラウニングさん)がほお紅塗りまくりで正直気持ち悪かった。ほお紅塗ってあんなに顔色悪い人見たことない。自分ならそんな人がどんなにうまい踊りを目の前で見せてくれても興ざめするが。逆に、懐のライターを盗まれても気づかないほどの踊りがあるというなら見せてほしい。あの女の子からそんなものが出てくるとは思えないが。 他の方も書かれていますが、ゲームとしてなら楽しめる作品だと思います。「ベヨネッタ」みたいな。それこそどうせ妄想ならもっと思い切った戦闘シーンにすればいいのに。 [DVD(字幕)] 1点(2012-09-11 15:27:56)《改行有》

394.  コクリコ坂から 《ネタバレ》 ジブリ映画と言えば、ほとんどどの作品もある種のノスタルジーを抱く作りになっているように思われる。自分が生きてもいない時代の描写を見せられてもとても懐かしく思えるのは、やはり我々の心のどこかにある「昔の風景」を細部にわたって再現するその技術力・創造力にあると思う。 とりわけ『コクリコ坂』のそれは強く出ている。冒頭のシーンから女子学生が早起きし、花の水と写真に備える水を替え、旗を揚げ、ご飯を用意する。となんとも現代に生きる女子学生の大多数とはかけ離れた生活を送っており、またそれがなんとも郷愁感に溢れていて、見ていて清々しく感じます。 しかしこの時代でも海のような生き方は珍しいものと描かれており、我々はどっちかと言えば妹や同居人の女性達の方に親近感を覚えるのではないだろうか。 郷愁感についての話が長くなりましたが、内容のほうは大きく二つ、<カルチェラタンと呼ばれる古い造りのクラブハウスの存続運動>と<主人公=海の恋物語>が展開されていました。 カルチェラタンのほうはというと、「古いから」という理由で取り壊しが決まったという程度の説明しかありませんでしたが、学校側が取り壊しに至った経緯を見せてくれたらもっと面白いと思いました。例えば建物の歴史についてもっと詳しく説明したり、学校側の財政上の問題で取り壊すなど「なぜ取り壊すのか」という説明が十分ではないために、学生側もどこか奥行きがない運動をしてるように見えてしまった。 恋物語のほうはこれまでのジブリにはなかった隠し子問題勃発!踏み込んだな、と思いきやそれはただの勘違いという結末。その問題に踏み切っといてそんな安全策とるのか!?という私はそんな気持ちでした。なまじあまりにご都合主義の結末だっただけに、映画が終わった後も「いや、あの話は嘘でやっぱり本当は隠し子だったんじゃ・・・」などと疑って見てしまった。 その辺に変なしこりが残ったのが残念でした。[DVD(邦画)] 8点(2012-09-11 14:50:33)《改行有》

395.  TIME/タイム 《ネタバレ》 「時間=通貨」として何をするにも自らの寿命を対価として支払い、また対価として受け取る。そんな世界の話でしたが、仮にも「命」を題材として扱う内容のものとしては雑すぎる印象を受けました。特にウィルの母親が突然のバスの運賃の値上がりのために亡くなったのは何とも言えない気持ちになりました。いくらスラム街の話だとしてもそれはないだろう。前日までの運賃(対価は命)が倍になってるなんて。世界観云々よりその雑っぽさが気になる映画でした。 雑と言えば、それほど貴重な存在の「時間」をあんな簡単に銀行強盗できていいのだろうか。それこそスラム街ならあんなこと考える輩はいくらでもいるだろうに。それでもやらないのは銀行が超厳重だとか、なにかそれなりのセキュリティがあって強盗自体に意味が無いとか、それなりの理由があっての事だと思っていたら、簡単にやっちゃいました主人公二人。しかもそんな二人が人々に時間を分け与え、世界の均衡が崩れていく・・・ておいおい、どんだけこの世界の基盤弱いんだよ。ギャンブルでも自分の寿命以上の時間を賭けちゃったり、あれできたら無一文でもどんだけでも大勝負できるじゃん、と思ってしまった。 みなさんねずみ小僧にたとえられてますが、私も中盤から義賊気取りになるこの二人には少々興ざめしました。「長々と生きることに意味を感じない」などとのたまわっている割に自分たちは寿命をあれこれいじりまくり。それなら最初から「俺は何年」「あたしは何年」と自分の寿命をきっちり決めて生きていってほしい。死にそうになると自分の寿命を補充する義賊なんて魅力は無い。 やはり製作側がこの世界の「時間」を所詮「通貨」として見てるからなのでしょうか。それともそんな風にしか見れない作中の人たちの世界観を表現したかったのか。上述に書いたように、「命」を扱う話としては大事なところが粗すぎた。もっとしっかり確立した世界観でもってこういう話は作らないと、粗ばっかり気になる作品となってしまう。設定はとてもとても良かったのに。[DVD(字幕)] 6点(2012-09-10 01:30:12)(良:2票) 《改行有》

396.  赤ずきん 《ネタバレ》 赤ずきん役がとてもとてもサスペンス顔でした。あれが村一番と評価されてるのか。ていうかこの村大した女がいないな(超失礼)いやでもゲイリー・オールドマンさんが目の前で脱ぎ始めた女性に笑ってしまった理由もわかる気がする。「お前どれほどのもんだと思ってんだ」って言いたい気持ちは理解できる。 さて内容のほうですが、もっと昔読んだ話に準じた話になってるかと思いきや、けっこうアレンジ入ってますね。ただの狼から人狼の話になったり、そういうのにありがちな噛まれたら感染的なヴァンパイアの話になったり。「本当に怖いグリム童話」的に仕上がってる話は嫌いじゃないです。[DVD(字幕)] 5点(2012-09-05 23:45:25)《改行有》

397.  バトルシップ(2012) 《ネタバレ》 いつも思うんだが・・・洋画に出てくる日本人ってなんでこうも時代錯誤感に溢れてるんだろう。今って平成ですよね?IT社会ですよね??なぜいまだにあんな日本人描写が生きてるのかが理解できない。日本人の役者も使ってるし、エンドクレジットに日本人っぽい名前もちらほらあるのに、誰か製作段階で訂正しようとも思わないのか。こうなると、洋画(というか米画)に出てくるあらゆるアメリカ以外の国の人たちの描写も怪しくなってくる。とりあえずそんなことが気になった作品。 さて内容のほうはというと、SF大作としては無難に面白かったと思います。ただ冒頭でメインキャストのホッパー弟のグダグダッぷりを見せるシーンがありますが、あれ・・・必要??その後彼がどんなに活躍しても、少なくとも私の目には「甘々な坊っちゃんのサクセスストーリー」としか映らない。土壇場で頑張った感はありますが、そこに至るまでの彼なりの努力とかそういうものが全く無い中で、魅力を感じろというのが無理な話。いっそあんな冒頭のエピソード無くしてしまえばよかったのに。 エイリアンもどこか中途半端でした。圧倒的な科学力!!かと思えばけっこう地味にいい勝負だったり。スコープ越しに、赤色=敵という認識もなんか曖昧。目の前に侵略対象の生物がいるのに、武器持ってないってだけで標的から除外ってどうなんだろ。目の前にいる野球少年は殺さないけど、橋の欄干はぶっ壊して橋上の車は全滅って、全然一貫性がない。現実味がない。 良いところもありました。ラストで退役軍人が出番とばかりに古い軍艦を動かして活躍するシーンなんか個人的にはすごく好きです。総評としてはまあ・・・、「もったいない」映画だったなと思いました。4点。[DVD(字幕)] 4点(2012-09-05 11:17:57)(良:1票) 《改行有》

398.  アイ・アム・ナンバー4 《ネタバレ》 「なんでナンバー『4』なんだろう・・・?」とずっとつまらないことを考えながら鑑賞。色々詳細を詰めてほしいところはたくさんありますが、私としては「ナンバー」や「守護者」の設定をきっちり詰めてほしかったと思います。 まずはナンバー。そもそもナンバーによって能力はみな違うんでしょうか。『4』はサイコキネシス系で『6』はテレポートやシールド系??そうなると、全員分見てみたいと思うのは鑑賞側の当然の欲求なのでしょうが、結局2種類しか見れず。 あと敵さんが急にナンバー狩りを加速したことにも疑問。『3』までは数年に一人のペースでナンバー狩りやってたのに『4』だけ早くない??それは安易にインターネットとかに姿を出してたからだと言われればそれまでですが、一応足跡は消しながら、そもそも隠れ家の情報は一切出てないはず。どうやってヘンリを見つけて拉致したんでしょうね。 あとは「守護者」。別にいなくてもいいような気が・・・。基本ただの人間だし、ITに詳しいベビーシッター程度の役割しかない。しかもナンバーが力に目覚めたらほぼ用済み。物語に大きくかかわってくるポジションだと思うので、もっと役割を与えてあげてほしかった。ほんとにベビーシッターで終始してしまうというのがあまりにもかわいそう。命投げ出して守ってるのに・・・。使い捨てのような「守護者」に悲しくなりました。 いい大人が作ってる映画としては説明不足が多すぎますね。出来上がった後誰も内容見てチェックしないのか??出来上がっちゃったらもう手直ししてとは言いづらいのだろうか。エンドクレジットであれだけ多くの人をクレジットしてるのだから、誰か言ってあげてほしい。[DVD(字幕)] 4点(2012-09-04 11:17:16)《改行有》

399.  キラー・インサイド・ミー 《ネタバレ》 人によって好き嫌いが分かれる映画だと思います。かくいう私は・・・嫌いな側になりますね。いやあ不快だった。こういう異常性愛がそもそも共感できないし、何より主演のケイシー・アフレックさんの声が、こう言うと失礼で申し訳ありませんが、耳障りで耳障りで・・・。その耳障りな声の主が主演で、ひたすら独演状態でストーリーが流れるのでもう、不快指数ハンパなかったですね。なんであんな男が町で人格者として扱われるのか。 さて声はともかく内容ですが、そちらもまっっったく共感できなかった。なんでそんな展開になるのか、というかなぜそんなやり方を選ぶのか。ただ単に悪趣味な異常者としてしか見れなかった。普通なら「映画として」どんなことでも作品として鑑賞したいのですが、これは無理でした。漫画とかでもたまにありますが、「愛」と「殺意」を混同する類のストーリーは私には受け付けられないと言うことを再確認。好きなら殺すなよ・・・。[DVD(字幕)] 3点(2012-08-30 00:05:09)《改行有》

400.  アウェイク(2007) 《ネタバレ》 全身麻酔の手術中にもし意識が残っていたら・・・というお話。というか映画の冒頭そんな説明があり、内容もそういう手術中の話に終始するのかと思いきや、そういうシーンはほんの一部でした。そのシーンも、感覚がありながら体を切り刻まれてるというのに、意外と痛がり方が軽い。麻酔が「半効き」だからその程度で済んでるのかもしれませんが、メスで切られながら流暢に手術の内容をコメントしてるヘイデン・クリステンセンさんに若干の違和感を覚える。 でも現実の手術室ってどうなんですかね。やっぱり「今晩どっかたべに行く?」とか「今度一緒にフットボール見に行こうよ」とか言ってるんでしょうか。十分あり得るリアルな話だとも思いながら、実際自分が患者だとこれほど怖い話もありませんね。 さてさて実際の映画はというと、全身麻酔よりもどっちかというとラストのどんでん返しの展開のほうに重しが置かれてる気がします。私は比較的サスペンス好きなもので、むしろこういう展開には慣れっこであまり驚きはありませんでした。とは言いながらも、全身麻酔だけど意識のある状態の中、信じていた友人が淡々と自分を殺す算段を語りだす様子ときたら、恐ろしい印象を受けました。 サスペンス慣れのせいで少し辛口評価ですが、十分面白い作品だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-29 16:53:04)(良:1票) 《改行有》

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3758.33%
49010.00%
511212.44%
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