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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
381. 椿三十郎(2007) 《ネタバレ》 織田裕二の椿三十郎、悪くない。無論、三船と比べるのは可哀相だが、リメイクとしては上出来の部類。そもそもオリジナルの脚本が面白いのだから、当たり前。時代劇なのに血が一滴も流れないという演出は、タケシの某時代劇のようなCG処理に比べればよっぽどマシ(血は流れないが、人を斬ることの痛みは伝わってくる)。 ただ、ラストの決闘はやや拍子抜け。スローモーションのリプレイ、必要か?[DVD(邦画)] 7点(2007-12-06 21:36:06) 382. ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 《ネタバレ》 シリーズの総決算とでもいうべき内容で、ダドリー一家やルーピン先生など、ちょっと忘れられていたキャラクターが復活(ジニーが可愛くなった)。前作までの復習をしていないと、「誰だっけ、この人?」となること請け合い。また、レギュラーメンバーに新キャラを含めれば、登場人物の数は過去最多。ますますロンとハーマイオニーの存在意義がなくなってきた。今回はシリウスが儲け役。ところで、「次回作では主要人物の誰かが死ぬのでお楽しみに」といった原作の売り方が気に入らない。ローリングは神にでもなったつもりか?[DVD(字幕)] 6点(2007-12-06 21:19:11) 383. ハリー・ポッターと炎のゴブレット 《ネタバレ》 ハリーがもう14歳には見えないところが致命的。ハーマイオニーやロンも以前ほど可愛げがなくなった。スピーディーな展開で飽きさせないが、ストーリーは正直穴だらけ。そもそも学校で命を落とす危険のある競技をすること自体がおかしい。後半はほとんどホラーで、子供は観ない方が良い。ハーマイオニーの「みんな変わっていくのね」の台詞にしみじみと頷いた。[映画館(字幕)] 5点(2007-12-05 09:56:13) 384. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 《ネタバレ》 前2作にあったフラストレーションを一気に解消してくれた作品。冒頭からいきなりキレまくりのハリー(いいぞ!)。展開もスピーディーかつ重層的で、前作までの「子供向け」という評価を覆す出来。個人的にはスネイプ先生が良かった。ハリーに魔法で吹っ飛ばされたのに、人狼から子供たちを守ろうとする姿に感動…。ハーマイオニーも一段と可愛くなり、私服が素敵だった。シリーズでは一番の出来。[映画館(字幕)] 7点(2007-12-04 22:02:43) 385. ハリー・ポッターと秘密の部屋 《ネタバレ》 声変わりをしたハリー・ポッター。前作よりちょっぴり成長しました。しかし、内容は全体的に中途半端な印象で、無駄に長い。前作では3人が協力して問題を解決していくところが良かったのに、今回はハーマイオニーが途中退場してしまうため、結局はハリー一人で立ち向かうことに。相変わらずホグワーツの先生たちは役立たずだし。ハグリットのせいで森の蜘蛛に殺されそうになったのに、最後には「やっぱりハグリットがいないとね」って、そんなんでいいんかい![DVD(字幕)] 5点(2007-12-02 01:20:51) 386. ハリー・ポッターと賢者の石 《ネタバレ》 魔法の世界のドキドキ感を味わえ、久し振りに童心に返れた。ただ、苦言を呈するなら、子供たちがこんな危険な目に遭う学校というのはどうなんだろうか?結局、頼みの綱であるダンブルドア校長もたいした役には立っていない。ハリーが「あの人」に勝てたのは、ただの幸運としか思えない(というか、ただのご都合主義)。それに、クイディッチのルールも謎。シーカーがボールを取れば勝ちなら、他のメンバーがちまちま点を稼ぐ必要はないはず。粗を探せばいろいろあるのだが、ハーマイオニーが可愛かったので良しとしよう。彼女に6点献上。[映画館(字幕)] 6点(2007-12-01 10:14:35)(良:1票) 387. -less [レス] 《ネタバレ》 蓋を開けてみればよくある怪談話なのだが、なかなかに興味深い作品。人が壊れていく様をこれでもかと見せる演出。過剰な恐怖(狂気)が笑いに転化していく巧さ。低予算を逆手にとった良作と言えよう。レイ・ワイズの妻の名前が「ローラ」というのも偶然とは思えない。「脳みそレロレロ~」には参った![DVD(吹替)] 5点(2007-11-30 08:06:20) 388. バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌 中学生で『プライベート・ライアン』?の必然性が分からない。竹内力の「トラーーーイ!!」にややウケ。[映画館(邦画)] 3点(2007-11-29 17:17:47) 389. バトル・ロワイアル 原作未読。映画のみの感想だが、これは凄い。中学生同士が殺し合うという内容に、公開当時は国会をも巻き込む騒動になった。だが、蓋を開けてみればいつもの深作節全開のバイオレンス作で、言われるほどの不道徳な作品ではなかった。安藤政信と柴咲コウの有無を言わせぬ暴力性、疑心暗鬼から生じる灯台での死闘。タランティーノが熱狂するのも頷ける。ただひとつ、七原ばっかり何でそんなにモテるんだ!?[映画館(邦画)] 8点(2007-11-29 17:13:36) 390. 大日本人 《ネタバレ》 最近のタケシがアレなもので、正直この人に期待していた。でもぼくはダウンタウンの番組は「ヘイ!ヘイ!ヘイ!」ぐらいしか見たことがない。つまりは全くファンでないのだ。だからなのか知らないが、本作は全く面白くなかった。一秒も笑えなかった。ラストの「実写」部分への「警告」は、ギャスパー・ノエへのオマージュかな?と思ったくらい。眠くて眠くて二日に分けて鑑賞しました。[DVD(邦画)] 3点(2007-11-29 16:34:03) 391. 座頭市(2003) 《ネタバレ》 流血シーンをCGで処理するのはまあ良いとして、刀までCGを使っているのはどうかと思う。刺した時の役者の動きとタイミングが合ってないし…。ストーリー自体、「偶然」に頼りすぎている節があり、リアリティに欠けるし、随所に挿入される回想シーンは作品のテンポを著しく落としている。ラストのタップも海外には受けるのかもしれないが、本格時代劇を期待して観ると肩透かしを食う。殺陣の迫力はなかなか。たけし強過ぎ。[DVD(邦画)] 6点(2007-11-29 16:26:27)(良:2票) 392. TAKESHIS’ タケシはもう何もかもつまらなくて死にたがっているのではないかと心配になった。『ソナチネ』よりも死への求心力が強い映画だと思う。これほど賛否が分かれる作品も珍しいが、個人的には悪くなかった。ただ、人には薦められない。何故かこんなところで京野ことみが脱いでいる。[映画館(邦画)] 5点(2007-11-29 16:20:39) 393. アポカリプト 古代マヤ文明を描いた映画というのは珍しく、それだけでもこの映画には価値がある。「映画を観る」ということの醍醐味は、その間、我々を他の時間、他の空間にいざなってくれることにあるからだ。現実を忘れさせるようなノンストップの展開にハラハラしっぱなし。メル・ギブソンの力技には唸らされる。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-26 17:46:17) 394. 神童 成海璃子のツンデレっぷりに撃沈![DVD(邦画)] 6点(2007-11-26 17:38:52) 395. ブラッド・ダイヤモンド 《ネタバレ》 社会派とエンターテイメントを両立させるエドワード・ズウィック監督の手腕は素晴らしく、ディカプリオの演技も堂に入っている。ただ、子供が銃をもつ現実は痛い。たとえ映画と分かっていても。だから何度も観たいとは思わない。[DVD(吹替)] 7点(2007-11-22 09:55:12) 396. ゾディアック(2007) 《ネタバレ》 ここでは随分評価が低いようだが、個人的には非常に楽しめた。デビッド・フィンチャー監督作なので期待値が高すぎたのだろうか?同系統の韓国映画『殺人の追憶』には劣るものの、見応えのあるサスペンスだった。そもそもゾディアック事件は未解決なのだから、すっきりした結末が迎えられるはずもない。劇中でも『ダーティハリー』を引き合いに出して、「現実はそうじゃない」と言い切っている。むしろこれは、ゾディアック事件に翻弄され、人生を狂わされた男たちのドラマとして観るべきだろう。やや詰めの甘さは感じるものの、2時間半飽きることなく観ることができた。特に湖畔での殺人シーンのおぞましさは、『サイコ』を彷彿とさせ、背筋が凍る思いだった。[DVD(字幕)] 7点(2007-11-18 06:43:00) 397. 終わりで始まりの4日間 小品だが心に残る青春映画。こんなふうに悩んでいた時期というのは自分にもある。過去に受けた傷を抱え、うまく息ができない感じ。でもそんなものはいつの間にか消え去った。人との出会いがそうさせたのだと思う。他人を受け入れることで、自分も受け入れてもらえた。すごく簡単なことが、当時はすごく難しかった。だから主人公の気持ちは分かる。彼がサムに出会えたことは偶然だが、彼女を「通りすがりの誰か」ではなく、「大切な人」として受け入れることができたのは、やはり彼に「変わりたい」という気持ちがあったからだろう。変わりたいと願えば、誰でも変わることができるのだ。[DVD(字幕)] 6点(2007-11-11 20:23:23)(良:1票) 398. ボーン・アルティメイタム 《ネタバレ》 シリーズものといえば、回を重ねるごとにダメになっていくものだが、本作は常に高い水準を保っている。今回は前作のラスト、モスクワ脱出からニューヨークへの帰還までの語られなかったエピソードにスポットが当てられる。ニッキーを狙う暗殺者との追跡戦、胃がひっくり返りそうになるカーチェイスなど、シリーズ完結篇に相応しい重厚なアクションが連続。「ジェイソン・ボーン」シリーズが、今後のアクション映画のひとつのスタンダードとなることは間違いないだろう。[映画館(字幕)] 7点(2007-11-10 18:17:05) 399. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 エピソード4~6を観直した上で鑑賞すると、ラストのタトゥーインでの二つの太陽のシーンは鳥肌が立つほど感動する。エピソード1ではあんなに可愛かったアナキンが、ダークサイドに堕ち、女子供まで手にかけるようになるとは…(泣)映像面では間違いなくシリーズ最高の出来で、逆にこの作品の後に旧シリーズを観ると、(映画の時系列的には)20年ばかりで随分文明が退化したかのように感じる。オープニングの宇宙戦争から、クライマックスのライトセーバー戦まで、サーヴィス精神満点。ところで、ナタリー・ポートマンという美女から何故レイア姫が産まれるのか…[映画館(字幕)] 7点(2007-11-06 16:46:56) 400. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 ドゥークー伯爵役のクリストファー・リーと言えば、ドラキュラで有名な怪奇俳優だが、エピソード4ではピーター・カッシング(ドラキュラの宿敵ヴァン・ヘルシング役)が出ていたな~、と妙に因縁めいたものを感じる。悪役ではジャンゴ=フェットがロケッティアみたいで格好良かった(サミュエルにあっさり斬首されるが)。本作の白眉は、やはり突如ブルース・リー化するCGヨーダだろう。アナキンとパドメの恋愛シーンは中学生レベルの描写で、観ているこちらが恥ずかしくなる。[映画館(字幕)] 6点(2007-11-06 16:41:42)
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