みんなのシネマレビュー |
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381. 鬼が来た! 序盤の設定に関して、最後まで何のフォローもないのが気になるが、 ここは目を瞑って鑑賞したほうがいいのかな? コミカルなシーンも結構あり、全体的にそれほど重たいという印象はないけど、 終盤のシリアスな展開でうまくバランスが取れていたと思う。ラストは本作の一番の見所。 思わずうーんと唸ってしまった。主役二人の役者さんもいい。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 13:08:26)《改行有》 382. スティル・クレイジー 思わず「アンヴィル!夢を諦めきれない男たち」を思い出してしまったが、 「ブルース・ブラザーズ」を彷彿とさせてくれる展開も、なかなか面白かった。 オヤジたちのキャラはとても愉快。ロックンローラーだけにハチャメチャさ満載だけど、 終盤の展開もしっかりしていて、良かったんじゃないかと思う。 お薦めのストーリーコメディー。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 10:01:42)《改行有》 383. ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア 映画の作りは全体的にコミカルタッチ。 ドイツ映画をあまり観る機会がないということもあるんだけど、 ドイツ人っていつも怒っているような顔に、生真面目、神経質というイメージも手伝って、 いかつい顔のまま間抜けなシーンを演じられると、それだけで妙味を感じてしまう。 そこがこの作品の最大の魅力になっている。ストーリー自体は大したことはないが、 ラストの演出も中々いいし、男の友情をさっぱりと見せてくれたロードムービーだった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-22 08:03:56)《改行有》 384. ブロンクス物語/愛につつまれた街 60年代のブロンクスを舞台に、一人の少年の成長を描く物語。 人種差別のエピソードなども含まれていて、内容に厚みは感じるのだが、 様々な人間模様を通してという流れの中で、どうにもお話が分散されてしまった感あり。 ラストはうまく繋いだけど、全般的にちょっと綺麗にまとめすぎているという印象も・・・。 劇中当時のヒット曲がふんだんに流れ、効果的な演出に一役買っている。 デニーロの自伝的要素が強い作品ということで、彼のファンなら楽しめるのでは。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-21 14:50:28)《改行有》 385. ソナチネ(1993) "死"をテーマにした内容だが、決して重苦しい雰囲気はなく、 ハードなシーンと対比して、のどかでのんびりしたシーンが妙に可笑しい。 結果的にバランスのいい構成という印象を受ける。 ラストはパターン通りだが、北野監督らしい演出の光る作品だった。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-21 14:07:31)《改行有》 386. ギルバート・グレイプ 一応家族の絆がテーマなのかな? 映画の出来自体は悪くないと思うのだが、個人的に内容に関しては今一つ入り込めなかった。 主人公や弟の描写はいいんだけど、姉や母の描写となると浅薄で多々疑問符が。 終盤の展開に関しても、単にお話をまとめるための強引さを感じてしまう。 目立ったところでは、弟役のディカプリオの演技が素晴らしかったことかな。 ヒューマンドラマというよりは、デップとディカプリオの共演、 彼らを観る映画という印象のほうが強い作品だった。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-21 13:07:24)《改行有》 387. ミンボーの女 相変わらず目の付けどころが良く、 RPGゲームで主人公たちが成長していくような展開なので、飽きることなく鑑賞できる。 宮本信子はほとんど「マルサの女」だが、キャスティングには問題なし。 こちらも役者の使い方がうまい。伊丹作品を見慣れた人にとっては、少々新鮮味に欠けるかも。 でも面白いっス。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-21 11:32:55)《改行有》 388. 大誘拐 RAINBOW KIDS アイデアや設定が非常に面白い映画。お話の展開にはかなりの無理があるけど、 全体的にコメディータッチの構成なので、あまり気にはならないかと思う。 北林谷栄や緒方拳など、役者陣も中々渋いキャスティングを配しているが、 主役の三人組は今ひとつ。特に風間トオルはほぼ素人演技で、かなりの大減点。 邦画というと娯楽大作自体が珍しいというか、ほとんどお目にかかれないのだが、 本作のような面白い映画に、もっとお金をかけて制作・宣伝して頂きたいものである。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-20 22:04:13)《改行有》 389. 恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ てっきり恋愛ドラマだと思っていたら、人間ドラマの要素が強かった。 主役の三人とも、夢と理想だけで生きられるような歳ではないので、 人生の岐路に立たされた心の葛藤がよく伝わり、人間はしっかり描かれていたと思う。 全般的にテーマやメッセージ性と呼べるものはないが、ちょっとほろ苦い大人向けのドラマだった。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-20 15:28:13)《改行有》 390. ツインズ 双子の兄弟愛をコミカルタッチで描いた作品。 アイデアはハチャメチャだが、二人のキャラ設定がとても愉快。 弟役のシュワちゃんはもちろん、兄役のダニー・デヴィートがいい味を出している。 一応ジャンルはコメディーだが、ドタバタではなくストーリーがちゃんとあるので、 途中で飽きることもなかった。ほのぼのとしたラストも後味がいい、お薦め作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-20 11:35:13)《改行有》 391. ペレ 19世紀末のデンマークを舞台にした、非常に現実的で厳しいドラマ。 長編小説の一部だけを映像化したようだが、違和感はまったくなく、 ちゃんと一本の作品として完成されていた。 北欧の雄大な自然とその厳しさを背景に、そこでの生活や様々なエピソードを、 主人公である少年の視点から捉え、物語を進めていく構成。 最後のオチも、ある登場人物の設定を引っ張ってきて、うまくまとめていた。 叙情詩的なラストの絵もいい。良作。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-20 10:15:08)《改行有》 392. シエスタ タイトル通り、まるで夢の中にいるような雰囲気の作品。 映像はノスタルジックで、一見ファンタジー映画のようにも思える。 それらはすべてラストに向けて意識的に演出されたものなのだろうが、 淡々とストーリーが進むので、観ているほうはちょっと辛いかもしれない。 鑑賞中、ある程度の予想はしていたものの、それでもラストシーンは衝撃的だった。 切ないというか物悲しいというか、後味は良くないけどね。音楽がいい。 ラストシーンのための映画、大人が鑑賞するために作られた作品。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-20 09:06:14)《改行有》 393. ザ・フライ 1958年「蠅男の恐怖」のリメイク。 天才科学者にありがちな偏執狂といったキャラを、主役の俳優さんがうまく演じている。 主人公の変化していく過程も見応えがあるが、ヒロインとのエピソード絡みも中々面白い。 ラストもうまくまとまっていたが、やっぱり主人公のサディスティック変人ぶりが一番良かった。 かなりエグいシーンが出て来るので、その手が苦手な方は要注意。[映画館(字幕)] 6点(2011-08-19 11:37:31)《改行有》 394. コマンドー 元コマンドー隊員の活躍を描いたアクション映画。 長髪時代のシュワちゃんの作品を観た時は、ゴツくて変なのが出てきたなぁと思ったのだが、 本作で髪をばっさりイメチェン。アクションスターの地位を確立した。 内容はアイドル映画とほぼ同じ作り。ストーリーそのものに大した見所はなく、 彼の持つ魅力だけを楽しむ映画に仕上がっている。作品としての出来は決して良くないが、 ハチャメチャな暴れっぷりを見る限り、確かに彼のインパクトだけは強烈だった。[ビデオ(字幕)] 6点(2011-08-19 07:35:53)《改行有》 395. 魚影の群れ 緒形拳を見る映画。頑固親父の漁師役を体当たり演技で、なりきり度がすごい。 映像は全体的にやや暗め。この頃の邦画は、みんなこんな感じだったかな。 まだ若いながらも、佐藤浩市の演技もいい。夏目雅子のキンキン声が多少辛かったのと、 ストーリー上では、十朱幸代の役柄があまり意味をなしてなかったのが残念。 とにもかくにも、改めて緒形拳の役者魂を見せつけられた作品だった。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-19 06:39:59)《改行有》 396. チャイナ・シンドローム 今観ても古さを感じさせないテーマの社会派サスペンス。 ある事故に直面したTVクルー、会社側、現場技師と、三者三様のそれぞれの立場、 描写がバランス良く描かれ、見応えのあるドラマに仕上がっている。 キャスティングに問題はないが、特に技師役のジャック・レモンは良かった。 昔の作品に出ているおちゃらけた役より、こちらのほうが全然いい。 演出と映像がちょっとショボいのが残念。[地上波(吹替)] 6点(2011-08-18 19:26:49)《改行有》 397. カプリコン・1 単純なストーリーほど面白い、いうケースにうまくハマった内容の作品で、 やはり序盤のアイデアが素晴らしかった。中盤からの展開に少し甘い部分あり。 でもラストはスカッとさせてくれて、後味がとてもいい。 キャスティング、演出面で評価はちょっと下げたけど、万人向けで楽しめる娯楽映画。[DVD(字幕)] 6点(2011-08-18 14:48:06)《改行有》 398. モスラ(1961) モスラ初登場の本作。モスラの動きが、とても雄大。 子供向けということで、相変わらず脚本に穴は多いが、映像もきれいだし、 怪獣は一体しか出てこないので、ストーリー展開は思ったよりバタバタしていない。 この時代では怪獣映画もドル箱だったのだろうか、昭和36年というとても古い作品だが、 力も入っているし、特に特撮に関しては非常に丁寧に作られているなと感心した。 日本の特撮技術は世界一だ、という話を子供の時に聞いた記憶はあるが、 あながち手前味噌だとも思えない。円谷英二がそれだけ偉大だったということなのだろう。 いつハリウッドに抜かれてしまったのか、ちょっと残念である。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-17 08:38:31)(良:1票) 《改行有》 399. 流れる 田中絹代、山田五十鈴、高峰秀子、岡田茉莉子、杉村春子と、 錚々たるメンバーが勢ぞろいで、彼女たちを見ているだけでお腹一杯。 栗島すみ子もいい味を出している。 核となるストーリーはなく、移り変わる時代の流れに困惑しながらも、 花街の世界に生きる女たちの生き様を情感たっぷりに描いており、キャラ描写が秀逸。 当時の風景、街並の雰囲気もいいけど、これはやっぱりカラーで観たかったな。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-17 07:04:43)《改行有》 400. 夫婦善哉 これは面白かったね。森繁のダメ男ぶりが妙に板についていて、 文句を言いながらも、かいがいしく世話を焼く淡島千景が良かった。 ややコミカルタッチで会話にテンポがあり、二人のかけあいが夫婦漫才を見ているようで絶妙。 夫婦間の機微や情感もそこはかとなく描かれているので、後味の良さも感じさせてくれる。 お薦めのクラシック邦画。[DVD(邦画)] 6点(2011-08-16 21:36:25)《改行有》
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