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プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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381.  コインロッカーの女 《ネタバレ》  韓国映画特有のひりひりとした緊張感と『痛さ』と『怖さ』を感じられる映画。  闇金の女ボス、マ・ウヒを演じるキム・ヘスも、イリョンを演じるキム・ゴウンも圧巻の演技。  マ・ウヒもイリョンも裏社会に生きる無慈悲で非情な人間。でも冷たい視線や表情の無い佇まいのなかに、時折感じられる家族への情。それを自然に感じさせてくれるから凄い。  ストーリーは申し分なしと言いたいところですが、ちょっとサスペンス寄りにしすぎてしまったかも。青年との交流の中で、イリョンの心情の変化をもう少し時間をかけて丁寧に見せてくれていたら、その絶望はより際立ったものとなり、他の追随を許さない名作になっていたかもしれません。  そう、これは決して楽しい映画ではありません。韓国映画ではよく見かける破滅型のストーリー。イリョン以外の家族はみんな壮絶な死を遂げます。ですが見終わったあとにあまり尾を引かない不思議な映画。イリョンが第二の人生を始めたところで幕を下ろしたからかもしれません。  自分が捨てられていたコインロッカーを開けると、そこには養子縁組の書類が。それまでグレーだった母親の愛情が確信へと変わる最後のサプライズ。  [DVD(字幕)] 8点(2021-06-10 02:44:40)《改行有》

382.  二十歳 《ネタバレ》  これは青春群像劇になるのでしょうか。3人の主人公。それぞれの世界が均一に描かれます。  最初は高校生活での出会いを描いているため、3人一緒の描写が多い。その後3人はそれぞれの道へ。  ある者は大学へ進学し、堅実な生き方を望む。  ある者は漫画家という夢を追いかける。  ある者は金持ちの両親に甘えて自堕落な生活を送る。  どれも日本の若者にそのままあてはまりそうな現実感があり、それぞれのエピソードが興味関心を引きます。  ですがきれいに3等分されてしまったため、薄味、消化不良になってしまった部分はあります。きっと連続ドラマというスタイルでじっくり見せてくれるほうが、この手のストーリーには合っているのでしょう。  3人の掛け合いは面白く、前半は笑える部分も多い。  後半は若者特有の恋愛や未来への悩みに焦点があてられ、笑いの要素は鈍化する。  それならそれで良い。それぞれの悩みに真剣に向き合ってくれるのであれば、それなりに味わい深い作品になっていたでしょう。  ところがこの作品では、それすらも悪ふざけで茶化そうとします。その最たるものが食堂での大乱闘。もしかするとやり場のない若者の気持ちをここで爆発させたかったのかもしれませんが、それにしてもカタルシスのかけらもない。個人的には度を超えた悪ふざけにしか見えなくてちょっと辟易させられました。  とゆーわけで後半面白さが失速しちゃったように感じたのですが、ドンウのラストの笑顔を見るとなんだかオールOKな気もしてきました。  ちなみに女優さんたちはみんなかわいくて良い感じです。  ただ下ネタがきつめなので、家族で見るには向かない映画だと思います。[DVD(字幕)] 6点(2021-06-08 09:51:25)《改行有》

383.  プレデターズ(2010) 《ネタバレ》  プレデターが正体不明だった1作目は、やはり超えられませんね。すでにネタがわかっているという制約のなか、適度な緊張感とキャラの豊富さで、水準以上の作品にはなっていると思います。  プレデターシリーズでなければ7点以上をつけるところです。どうしても『プレデター』と冠したものは期待値が上がってしまうものですが、その期待を超える作品とはなかなか出会えません。  いきなり落下傘からのスタートというのは斬新でスリリング。目が覚めたらスカイダイビング中なんて、考えただけでも恐ろしい。つかみはばっちりでしょう。惹きこまれます。  各地の戦場から、その道のプロや猛者を選別して拉致ってきたって設定もぶっとんでいますが、その中に殺人鬼や囚人やヤクザが混じっているのが凄い。  ただ、キャラが豊富でも、その強さの描き方が足りません。それぞれの肩書きを言葉で紹介するだけ。だから本当はもっと強い集団のはずなんだろーけど、それが伝わってこない。『プレデターに狩られる者達』という域を出ていないのです。これじゃあ企画倒れ。  モーフィアスには悪いけど、ノーランドのエピソードなんてまるまるカットして、1人1人のキャラが地球にいたときどれだけぶっとんだ存在だったかを描いたほうが良かったように思います。  ラストはハッピーエンドとは程遠く、新たな戦いが始まるところで終わります。2人が宇宙船で脱出しながら、パラシュート部隊をそらから眺めるという終わり方だったら、私好みの余韻に浸れたんじゃないだろーかと思います。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-06-08 02:45:32)《改行有》

384.  ハナミズキ 《ネタバレ》  劇中の時代設定が長いスパンの映画はちょっと苦手。連続テレビドラマならまだしも、映画でそれをやってしまうと圧倒的に尺が足りなくなってしまうから。実際この作品もひとつひとつのエピソードが瞬く間に過ぎ去っていって、感傷に浸る暇もありません。  紗枝と康平は、相手のことより自分のことが好きな人間に見えます。もちろん誰しもそーゆー一面は持っているでしょうが、この二人はあからさま。だから二人に全然感情移入できませんでした。  そして思っていたより暗いストーリー。明るい雰囲気の滑り出しだったんですけどね。序盤の空気で終始楽しませてくれたらもっと高評価です。  木内家は悲惨じゃないですか?父が死に、借金が膨らんで破産。母と妹は親戚のところに身を寄せ、妻からは離婚をつきつけられる。絵に描いたような一家離散。康平が、リツ子が出て行った後一人でご飯食べているシーン、見ていられないです。  リツ子に想いを寄せる康平の友人や、木村祐一演じる真人兄ちゃんなど、好感の持てる人物もいますがすべて脇役。メインの登場人物が共感できない人間ばかりなのはチト辛い。  カナダで紗枝が、康平の作った船の模型を見つけるシーンなど、ちょっとわくわくさせてくれるストーリー展開は好き。  基本こーゆー系のラブストーリーはファンタジーの一種だと思っていますので、極端なリアルはこちらも求めていません。  この映画に出てくる小さな偶然の積み重ねを見せてくれるのはフィクションの世界だけ。だから最後は無理矢理なハッピーエンドでも全然問題なし。むしろそーゆーのが見たくて映画を見ていると言っても過言ではありません。[DVD(邦画)] 6点(2021-06-07 02:16:34)《改行有》

385.  メカニック(2011) 《ネタバレ》  最初のうちは平凡なサスペンスアクションだと思っていたのですが、スティーヴが弟子入りした辺りから次第に面白くなります。  こーゆー場合、新入りはヘタレであることが多いのですが、スティーヴは違います。アーサーほどではありませんが、結構出来る奴なのです。殺された父親の復讐という立派な動機もあります。適当そうな外見とは違い、結構真面目に仕事をします。これが良い。  思い切りが良いし、肝が据わっているし、戦えるやつなのです。立派にもう一人の主人公となっています。特に、アーサーがスーパーマンすぎるので、スティーヴの存在は貴重です。  アーサーの物置から父親の大切な拳銃を見つけてしまうスティーヴ。彼はすべてを悟ってしまいます。  車内で、『友を殺したことはあるか』とスティーヴがアーサーに問いかけるシーンは名シーン。ベン・フォスターの表情で訴えかけてくる演技が上手すぎて、並々ならぬ緊張感が漂っていました。  そしていよいよクライマックス。ど派手なラスボス殲滅戦で感じるカタルシス。スティーヴがどう出るか分からない緊張感。いろんなものを同時に味わいながら、2人が決別するラストにちょっと残念な思いを抱くのでした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-06-03 05:08:35)《改行有》

386.  パレード 《ネタバレ》  そもそも群像劇は好きじゃないんです。じゃあ見るなよって話ですが、予備知識無しで見たものですから、見るまで知らなかったのです。  1人1人のエピソードの紹介。それがつながってゆくのかと思いきや、そうでもない。みんなそれぞれ全く違う人生。でも同じ部屋に住んでいる。同じ部屋という共通項のみで世界が交わっている。その感覚だけは共有できた気がします。  一番のサプライズは、やはり直輝。5人のなかで最も安定した職業に就き、最も頼りになる存在。そんな彼が最も深い闇を抱えていたという事実。ですが観ている私たちに衝撃を与えたのはそこではありません。直輝が通り魔殺人をしているってことを、他の住人がなんとなく知っていたという事実。泣き崩れる直輝に対し、なぜ泣いているのかを誰も聞かない。なぜなら直輝が泣いている理由をみんな知っているから。未来の『直輝、あんたも伊豆行くでしょ。』の台詞と4人の視線には戦慄が走ります。  あんたがどんな闇を抱えていようが、こっちの世界には関係ない。ここはチャットルームであり掲示板だからと。舞台は現実でもその中身は匿名性の高い仮想空間なんでしょうか。  直輝はもはや勝手にパレードを抜けることは許されないのかもしれません。残りのメンバーにはパレードを抜ける自由があるが、直輝にはその自由が存在しないように感じられました。それって警察に捕まることより恐ろしいことなんじゃないでしょうか。  いや、冷静に考えれば直輝の通り魔を黙認しながら普通の生活送ったり、直輝に人生相談している事実が一番怖えーよ。[DVD(邦画)] 5点(2021-06-03 02:07:24)(良:1票) 《改行有》

387.  バウンティー・ハンター(2010) 《ネタバレ》  こーゆー軽いノリのサスペンスコメディ嫌いじゃないんですが、この作品はいまいちノリきれず。  理由は多分マイロの性格。と、借金。  元妻との離婚が原因で私生活が乱れ、『職務怠慢』からのクビ。まあそこまでは許せるとしても、ギャンブルに溺れちゃうってのはダメじゃない?1万ドル以上の借金。日本円にして100万円以上・・・。ドン引きです。こーゆーの笑えないんですよねー。  更に劇中でカジノにはまる場面があって、8,000ドル勝つんです。で、そこでやめておけば良いのに、欲を出して全部スッちゃうんです。お約束だとしても、そんなマイロに感情移入できず。全然応援できなかったです。  つまり、借金取りのみなさんは全然悪くない。オープニングでマイロの仕事の邪魔をしちゃったのはどうかと思いますが、概ね借金取りのみなさまはまとも。なにせ返済しない人のもとへ取り立てに行っただけですから。なのにボスの金をばらまかれてかわいそう。もうマイロのやることが最悪です。  せめてラストに、何らかの形で借金を完済するエピソードが欲しい。それがあってはじめてハッピーエンドでしょう。  元妻を牢屋に入れて、自分も入って。『記念日だから今日は一緒にいなきゃ。』って、なんじゃそら。そんなカタチだけのハッピーエンドはいらん。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-05-24 02:49:32)(良:1票) 《改行有》

388.  悪魔を見た 《ネタバレ》  後味が悪いなー。婚約者が殺されてしまうのは導入部分だから仕方ないとしても、その家族まで犠牲になるのが許せないです。非人道的かつ悪趣味。妹まで犠牲になるとは思っていなかったので、悪い意味で衝撃的でした。  しかも、婚約者家族は本来であれば犠牲にならずに済んだ事実が痛い。主人公がキャッチ&リリースみたいな特殊な復讐をしなければ、こんなことにはならなかった。もはや人災と言っても過言ではありません。主人公の罪も重い。  スヒョンはどのツラさげて義理の父親に会いに行くつもりなのでしょう。  タクシーの人たちはタクシー強盗?そしてもう一人の殺人鬼はいったい?唐突な登場人物たちに戸惑うこともしばしば。もはやこの辺りからはちょっと『悪魔のいけにえ』シリーズみたいでした。  女子中学生や看護師、監禁されていた女性はみんな助かるのに、自分の大切な人たちだけ誰も助けられないなんて辛すぎます。  殺人鬼ギョンチョルのやったことがひどすぎて、もはやどんな報復をしても割りにあいません。ほら、きっちり復讐を果たしたのに、なんのカタルシスも得られない結末。  映画としては優秀な作品なのかもしれませんが、この救いようの無さは受け入れ難いものがあります。[DVD(吹替)] 5点(2021-05-24 02:19:40)(良:1票) 《改行有》

389.  ソラニン 《ネタバレ》  あんまり人が死ぬ映画を悪く言いたくはないんですが、これはダメ。  原作があるのも知りませんでした。下手に悪く言うと原作批判にもなっちゃうかもしれませんので気が引けますが、これはレビューなので、自分の気持ちに正直に書きたいと思います。  種田の死に方が納得いきません。  ふっきれたと思ったのに泣き出して、信号無視して死ぬなんて、事故死ではなくこれは自殺ですか?自分勝手すぎます。  残された人間はどうなりますか?事故に巻き込まれた車はどうなりますか?かわいそうな自分に酔って自分のことしか考えていないあまりに身勝手すぎる行為ではないでしょうか。悩める20代の若者は何でも許される免罪符なんですか?これを美談になんかしてほしくないですね。  いや、そもそもこいつはかわいそうなのか?  かわいい彼女がいる。友人は良い人ばかり。職場だってバイトかもしれませんがブラックではなさそう。そして『バンド』という燻り続けている夢もある。いや、大好きな音楽をいまだに演り続けているだけでもかなり恵まれていると思いますが。  彼女に背中押されて一念発起。そして挑戦して惜しくも今回はチャンスをものにできず。で、たった1回チャレンジしただけで、その1回が失敗したらもう自暴自棄ですか?甘ったれるのもいい加減にしてほしい。こーゆー自分に酔った人間嫌いです。  そして映画としては前半がとにかくだるい。丁寧さとダルさは紙一重かもしれませんが、今作に関しては完全にダルさが圧勝。  宮崎あおい、高良健吾、桐谷健太。そして誰か知らないベースの人。役者さんは良い人ばかり。なのに前半は退屈すぎて死にそうでした。  ・・・でも終盤からラストにかけてはちょっと泣けました。大切な人を失う悲しみはわかるので。そして最後のライブは素直に感動しました。うん、最後は良かったかな。[DVD(邦画)] 4点(2021-05-19 07:38:40)《改行有》

390.  トロン:レガシー 《ネタバレ》  クソつまらない。とゆーかよく意味がわからない。  前作を視聴しているのが前提なのでしょうか。  クルーって誰?トロンって誰?アイソーって何?グリッドって何?ユーザーって何ー??  説明不足のまま、話はどんどん先へ進んでいきます。  どうやら『黄色い光の人たち』と『白い光のひとたち』は仲良くないらしい。ってことぐらいしかわからないんですけど。  でもさすがに途中からは少しずつ、ぼんやり前述のいろいろが何を指すのかがわかってきます。  そして、わかってきたうえで、あんま面白いストーリーではないなと改めて感じるわけです。  最初に父親だと思っていた人は『クルー』と名づけられたプログラム。どうやらこの『クルー』がゲームの世界から人間界に出陣するため、父親のマスター・キーを狙っているらしい。父親はそうはさせまいと身を隠す。そこで『クルー』は父親を見つけるために息子のサム・フリンをポケベルでおびき出す。  だったら、最初にサムがゲームの世界に来たときに、死ぬかもしれないようなゲームに参加させちゃうってのはダメじゃない?  それにやたら『完全なるシステム』を声高に謳っていましたが、完全なるシステムを構築したと言い張るなら、演説は必要ないでしょう。みんなクルーに従うプログラムなんですから。  で、このコンピューター内部の世界ってのが、最初こそ凄いかっこよくてわくわくしたんですが、そればっかりだとやはり飽きてきちゃうんですよねー。同じ景色。同じ色。もっと色彩プリーズ。  ゲームの世界に入っちゃう序盤。そこから怒涛の『ディスクバトル』と『バイクバトル』。この辺りまでは最高に面白かっただけに、ずっとそのノリでいってほしかった次第です。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-05-19 06:27:57)(良:2票) 《改行有》

391.  さんかく 《ネタバレ》  なんかもう居心地の悪い映画だなぁ。なのに目が離せない。  桃がホームステイをしている序盤。連想するのは『じゃんけん』。じゃんけんの関係性もよく考えれば『さんかく』ですね。  佳代は桃に強く、桃は百瀬に強く、百瀬は佳代に強い。最終的に誰がマウントを取るのかっていう主導権争いの映画にも見えます。  また、この映画の『あるある』は周りの人間にまで及びます。  印象的だったのはマルチの女と仕事先の後輩。  後輩は面と向かって逆らうことはしない。小さな恨みを蓄積させていく。例えば、後輩の家で、お風呂から体も拭かずに百瀬が電話に出るシーン。床についた泡とお湯が後輩目線でクローズアップされる。この目の付けどころは凄い。  マルチの女は桃が仕事に来なくなったので電話を入れる。『心配してます。』っていう台詞のあと、『今月のノルマなんですが・・・・』このマルチの女の本性の出し方ってのも非常にリアル。嫌~な気持ちにさせられます。  最近見た映画の中ではダントツで後引く映画。見ていて気持ちの良いもんではありません。  これを見て自分の黒歴史を思い出さない人はいないんじゃないでしょうか。  そういった意味では、人によってはそんじょそこらのホラー映画より取り扱い注意と言えそうです。[DVD(邦画)] 7点(2021-05-16 02:52:06)(良:1票) 《改行有》

392.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々:魔の海 《ネタバレ》  スタートこそわくわくさせる滑り出しだったのに、終盤に近づくにつれどんどん尻すぼみに。序盤とばしすぎて後半息切れしちゃいましたか。  タイトルにもなっている『魔の海』ってのがこの映画のメインイベントなはず。にも関わらずそこで出てくるクリーチャーがでかいイソギンチャクみたいなのと、サイクロプス1匹ってのはいかがなものか。いや、海の主みたいなのはすげー良かったんだけどサ。なんか序盤で期待させるもんだから、出てきたのがそれだけじゃあ物足りないのですよ。  そして神々の生みの親であり最強最悪のラスボスの復活直前で再会を喜び合うパーシー兄弟。  いやいやいや。早く金の羊毛とってくださーい。ほらー復活しちゃったじゃーん。って、これはもはや人災ですよ。そんな馬鹿な話がありますか。  更にはルーク。いや、こいつが生きていたのは嬉しいサプライズだったのですが、結局こいつ何にも成長していないじゃないですか。相変わらず思春期真っ只中で、『父親どもがむかつくから、つえーやつに頼んで父親たちに一泡吹かせるぜー。』って。なんというしょぼい動機。で、『私が復活させたんですー。』ってそのまんまかい。ほらー食べられちゃったじゃん。なんという小悪党。  なぜルークがキメラみたいなモンスターを従えられるのか。いや、それを言うなら人望も将来性も何も感じさせない小物臭ばりばりのこんな優男になぜ部下達はつき従っているのか。世代交代を声高に叫ぶルークに同調しちゃってるのかな?  郵便局、物を消すテープ、タレイアのエピソード、オープニングの『VS嵐』に出てきそうな競技、コルキスの牛、海馬、1つ1つを取り上げるとどれも良かったんですけどねー。ストーリーの拙さと演出の弱さによる盛り下がり感がなんとも・・・[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-05-15 03:30:20)《改行有》

393.  シャークトパス VS 狼鯨 《ネタバレ》  シャチと狼のDNAを人間に注入し、付けた名前がホエールウルフ。  何でやねん。というつっこみはさておき、2015年になってもチープなCGは顕在で、逆に嬉しくなっちゃいます。B級映画の醍醐味はなんといってもこの絶妙なしょぼさ加減ですから。  相変わらず怖さとは無縁のシリーズですが、前作に比べると見る人を怖がらせちゃろうという意欲は伝わってきます。  そして前作の反省はタコだけにイカされず、今作もどーでもいい人間同士のごたごたにまあまあ尺を持っていかれるシャークトパス。  とは言え、今作の主人公はなかなかのおとぼけキャラ。シリーズ中随一の適当男。なるほど、今作では主人公=人間=お笑いパート、ということですね。主人公の相棒も負けず劣らずのマイペースキャラ。二人はなかなか良いコンビです。2人してブードゥ教の呪いにもだえ苦しむ様は、『カトちゃんケンちゃんごきげんテレビ』を思い出して、なんか懐かしくなりました。こーゆーわかりやすい笑いってのは全世界共通みたいですね。  終盤でシャークトパスがショッピングモールに乱入するという極めておいしい展開に。どう料理しても美味しくなりそうなのに、なぜかパニック感がいまいちで、非常にもったいない。チープさがこのシリーズの持ち味とはいえ、こーゆー見せ場はもう少し頑張ってほしかったところです。[DVD(字幕)] 4点(2021-05-13 01:43:23)《改行有》

394.  シャークトパス VS プテラクーダ 《ネタバレ》  前作にひきつづき、チープなCGと愉快なフォルムで楽しませてくれるモンスター映画。  前作ではB級ながらも観客を退屈させまいとの気配りが見られましたが、今作ではやや退屈が勝ってしまったか。  理由は明白。人間同士の諍いに力を注ぎすぎ。無理して本物の映画の真似事をして背伸びしちゃった感がありあり。結果サスペンスとしてもパニックとしても3流の出来になってしまいました。  プテラクーダはダメじゃないけど、モンスターとしては迫力不足。少なくとも主役をはれる器じゃない。ですが、演出の仕方次第では『怖さ』や『パニック感』を引き出すことは出来たと思います。  シャークトパスは相変わらずタコだけどイカす。ですが人間、シャークトパス、プテラクーダと均等に出番を3等分されちゃったので、前作ほどの存在感がなくなってしまったのが残念。  人間同士の駆け引きや諍いや、ましてやドラマなんて誰も期待しちゃいないでしょ。純粋にパニック要素だけつきつめていけば、前作以上に楽しい映画になったかもしれないのにもったいないですね。[DVD(字幕)] 4点(2021-05-12 05:41:26)《改行有》

395.  パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 《ネタバレ》  こーゆー無邪気にビジュアルで楽しませてくれる映画は好きです。  英語の先生が悪魔みたいなのに変わるシーンに始まり、ミノタウロス、ハデス、メデューサ、ヒドラと有名なモンスターや神が盛り沢山。もうそれだけでテンションが上がります。  きれいなCGを駆使したアクションや映像も申し分なし。冥界のビジュアルが何気に良かったです。  ミノタウロスが投げた車が飛んでくるシーン、ヒドラとの戦いのシーン、どれも迫力ある画で大満足。メデューサの蛇の質感やばいです。  現代社会の中で神話の神や怪物が戦うっていう設定は凄くわくわくするものですが、実際にはパーシーたちと現代社会とのつながりがほとんど描かれなかったのがもったいない。ニュースでパーシーとお母さんに関する偽情報が報道されたくらいでしたね。  また、半神ならではの特殊能力を披露したのがパーシーのみってのがちょっと寂しい。  まず訓練所にいる半神の数が尋常じゃない。あまりに多すぎて『半神』という特別感が薄れる。それぞれ何らかの神の子供なわけだから、その神ならではの神通力みたいなもんがあっても良さそうなもんです。中世の格好してひたすらちゃんばらごっこじゃあ、なんかそーゆーのが好きなオタクの集まりにしか見えません。  とまあ最後にちょっとケチつけちゃいましたが、個人的には非常にアリなエンターテイメントムービーです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-05-11 04:25:31)《改行有》

396.  武士の家計簿 《ネタバレ》  前半から中盤にかけては大変面白く見られた。お駒の嫁入りから借金返済プランまでの流れは、地味ながらもちゃんとエンターテイメントしていたと思います。生真面目な性格から生み出される笑いのエッセンスが味わい深いです。家財道具を取り上げられる猪山家のリアクションが切なくも面白い。  『お救い米』という名目で着服していた年貢のエピソードも地味ながら良かった。軽いサスペンスからの逆転出世は爽快ですらあります。  後半になると時代が駆け足で進みだします。人の感情より出来事優先。まるで箇条書きのように羅列されるエピソード。みんな瞬く間に歳を取り、病気になり、死んでゆく。前半までの丁寧なドラマが嘘のよう。猛スピードでそんな様子を見せられて、いったい何を思えば良いのでしょう。歴史の教科書を無理矢理読まされているかのような感覚でした。  これ堺雅人と仲間由紀恵じゃなかったらクソつまんねー映画になっていたんじゃ・・・[DVD(邦画)] 5点(2021-05-10 01:24:59)《改行有》

397.  ちょんまげぷりん 《ネタバレ》  面白い。錦戸亮君の声質が好きなので、木島安兵衛が最高に良かったです。  かっこよさと面白さを兼ね備えた最強のキャラクター、ここに誕生。  武士の生き方や振る舞いってのを、今の日本人はもう一度見習うべきかもしれませんね。  尺の都合上仕方のないことではありますが、ほとんど何の葛藤もなく現代に溶け込んでしまったのはちょっともったいなかったか。ケーキを作り始めちゃったのはいささか唐突に感じました。  物語序盤はジェネレーションギャップというのか、カルチャーショックというのか、そういったものに大いに笑い、物語後半は頑張るお父さんの姿に励まされる。なんだか随分と元気をもらえる映画でした。  他の方同様、ファーストフード店で友也たちを叱るシーンは最高に良かったです。あれこそ今の日本人が忘れてしまった心かもしれません。ケーキバトルの決勝戦、友也のミスを『それでは仕上げにまいろう』と言って、何てこと無い感じで最上のフォローをするのがまたかっこいい。それが洗濯物を畳みながら泣いている友也君につながっちゃうかと思うと、こちらも泣かずにはいられません。  笑って、泣いて、感動して、一本の映画で喜怒哀楽全部もっていかれました。  ただ最後がね。そりゃないよ。せつねーよ。これからってところで強制送還。地蔵、あんた悪ぃやつだな。  なんか無理矢理良い話っぽく終らせましたが、やっぱ3人仲良く暮らしてほしかったです。[DVD(邦画)] 7点(2021-05-08 15:07:23)《改行有》

398.  シャークトパス SHARKTOPUS 《ネタバレ》  めちゃめちゃでかいサメが出てくるシリーズで散々な目にあったくせに、『喉もと過ぎれば・・・』で性懲りも無くまたこんな映画に手を出してしまいましたとサ。  でも後悔はしていません。なにせ見たいものを見れたので。『サメとタコのキメラが人を襲う』。  私は確かにそれが見たくてこの映画を借り、そしてシャークトパスは確かにめっちゃ出ます。  とにかく次から次に人を襲ってくれるシャークトパス。その辺りは退屈しません。  ただそのシーンだけに力を入れすぎて、シャークトパスが出てこないシーンのダルさは如何ともしがたい。  画作りはB級映画にしてはよく頑張っているほうだと思います。個人的にはこのチープ感は結構好きです。  雰囲気作りはとにかく下手。ちっとも緊張した空気にならないのは、サスペンスとしては致命的かもしれません。  ちょっとコメディタッチなところもありますので、あくまで軽いタッチのモンスター映画にしたかったのでしょうか。  その結果、コメディにもサスペンスにも属さない意味不明なジャンルのモンスター映画ができましたって感じです。  シャークトパスの造形はすっごく好きですけどね。そして出し惜しみせず、可能な限り人を襲うシーンをたくさん用意してくれたことには好感がもてます。[DVD(字幕)] 5点(2021-05-07 05:31:26)《改行有》

399.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》  『せっかく生きる喜びを見つけたんだ。自首なんてしてたまるか。』  この一言がなければなー。あまりにも俗っぽい一言。それまでは世捨て人の哲学者みたいな感じが凄く良かったのに。  ああ、そうそう、私はこの教授に結構共感しながら見ていたのです。なにも自殺願望やら破滅思想やらがあるわけではないんです。なんかストイックな性格や生き方に憧れるんです。でもこの一言で、この教授は唯一の人間からその他大勢の一人に成り下がった気がして残念です。  最後はジルを殺そうとして最悪です。自殺を選ぶとか、負けを認めて自首するとか、もしくはシラをきりとおして論破するとか、頭の切れる哲学者ならではの着地点が欲しかった。  ですがラスト以外はとても良い。  ってゆーかエマ・ストーンに言い寄られるなんて羨ましい。更にはそんな状況にも関わらず、エマの誘いに乗らないのがまた良い。懲りずに何度もアプローチするエマがかわいいんです。  いやあ、羨ましい。中年の夢ですね。この作品は中年のおっさんが見るからこそ価値がある映画です。  それにしてもこんな結末になっちゃうなんてねー。もったいねー。せつねー。[DVD(字幕)] 8点(2021-05-07 05:09:37)(良:1票) 《改行有》

400.  ロープ 戦場の生命線 《ネタバレ》  NGO?みたいな国際的支援団体が、必ずしも行く先々で歓迎されるわけではない。とゆーなかなかリアルな実体を知ることができました。  井戸に投げ込まれる死体。親を失った子供。廃墟となった街。なるほど、反戦映画としての価値はあるのかもしれません。  ですが映画に娯楽ばかりを求める私のような人には向かない映画。  なにせ淡々とロープを捜すだけの、ちょっとしたロードムービーのような映画。  吊るされた両親。地元軍による検問。道に横たわる牛の死体と地雷。銃を持った子供。  緊迫したシーンは数あれど、幾度と無く挿入される他愛のない会話がいちいち話の腰を折る。どーにもテンポがよろしくありません。  極めつけは主人公の色恋沙汰。  例えば牛で立ち往生してからの夜のキャンプまではまあ良かったのですが、そこから先の男女のやりとりがまあだるい。マンブルゥとカティヤのプライベートな話なんてどーでも良い。  最後のオチは好き。ただあの巨体が浮き上がってくるには浮力が足らん気もしますが・・・。  教科書的な意味合いでは大事な映画だと思います。  ですが、なにせ退屈という気持ちが大きすぎて、大切なメッセージが素直に心に響かなかった次第です。[DVD(字幕)] 3点(2021-05-06 14:11:54)《改行有》

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