みんなのシネマレビュー |
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4141. ダイ・ハード2 《ネタバレ》 無意味に規模が大きすぎて、その分、生々しさに欠ける結果になっている。前作のハイライトだった知能戦のやりとりがほとんどないのもマイナス。悪役が全然格好良くないのもマイナス。●つまり前作は、「ただの冴えないオッサンが、とにかく必死に食らいついていくうちにいつしか敵を殲滅してしまう」という構造が面白かったんだけど、この作品は、最初からアクション大作の作り方をしているんですよね。中盤、マクレーンがいったん滑走路に出て着陸を止めようとするくだりがあるんだけど、ラストとの関係では二度手間になっているので、それだけ後のインパクトが削がれてしまっている。敵のアジトについては、周辺を12軒も回ってあっという間に発見してしまう(距離感からして、この往復だけでも相当時間かかるのでは?)。一つ一つのネタの仕込みは悪くないのですが、根本がちょっとずれちゃっているのです。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-30 23:13:21)(良:1票) 4142. グッドフェローズ とにかくナレーションがしつこくて(しかも、途中で視点が変わるなどということをしている!)、吐き気を催しそうになった。何でそれを映像や演技で表そうと考えないのだろうか。チンピラ描写に徹したヒーロー不在の作品主旨は悪くないだけに、このおせっかいが何とも残念。[CS・衛星(字幕)] 5点(2005-01-30 01:43:51) 4143. Fカップの憂うつ あっけらかんとしたおっぱい談義が天真爛漫で楽しい。まるで、80's脳天気系青春映画のような雰囲気なのだが、ストーリーはそんなに明るいわけではなく、登場人物も揃いも揃ってちょっとずつずれた変な奴ばかりだったりするので、むしろ、感触としては「ハイスクール白書」あたりに近いかもしれない。しかし、マリサ・トメイのサービスショット全開(ナースルックまで!)なのは何よりも素晴らしい(笑)。6点(2005-01-29 22:42:14) 4144. ケープ・フィアー 《ネタバレ》 肝心の弁護士があまりにもノーガードな上に頭も悪そうで、かといって飛び抜けた悪党とかいうわけでもなく、そうである以上は、デニーロがいくら頑張っても、何か凄いことをしてそうに見えないのです。娘を言葉だけで誘惑するような(しかもやりとりがかなり長い)頭脳戦の方が見応えがありました(だからこそ、逆襲も頭脳戦でしてほしかったのだが)。ジュリエット・ルイスをメジャーにしたという功績に3点。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-01-26 01:49:37) 4145. 冷たい月を抱く女 見ていて退屈するほどのものではないが、終わった後には何も残らない。伏線っぽい部分も、かなり滅茶苦茶。売れなかった頃のグウィネス様の端役出演を見られたことのみ、意味があった。3点(2005-01-25 23:52:30) 4146. タイムコップ タイムスリップものだからほっといても最低限の出来にはなるのだが、それでも中身の薄さは否めない。特に、行ったり来たりの内容についての必然性がないのが困りもの。3点(2005-01-25 02:07:59) 4147. ホット・ショット2 笑える部分はそれなりにあったが、ギャグを詰め込もうとしすぎて、かえって空回りしている。こういうのは、真剣な部分をきちんとやらないと面白くないのに。3点(2005-01-24 04:39:22) 4148. 友へ チング サンテクとジュンホは全然関係ないじゃん。回想っぽい形をとっていながら、当人が認識していない場面の比率が圧倒的に多いのも困りもの。「チング」というのも単に台詞の中に登場しているだけであって、完全にタイトル負け。5点(2005-01-23 23:16:55) 4149. サムライ(1967) 何で盛り上がらないのかと考えたら、敵役の警部があまりにも無能なので(ああだこうだ関係者を脅しているだけで、捜査らしい捜査を何もしていない)、結局主人公も光らないのです。意味を感じたシーンは、盗聴器を発見するくだりくらいでしょうか。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-23 23:07:12) 4150. 小さな泥棒 更生と挫折の間をフラフラしている少女心理の迷いや逡巡がなかなか良く描写されていると思う。暗く悲愴でもある内容だが、作品としては意外に上品でまろやかな口当たりで、すんなりと話に入っていくことができる。サブキャラも面白かった。[DVD(字幕)] 5点(2005-01-22 04:55:29)(良:1票) 4151. クレオパトラ(1963) 物的再現には全力を投入して、これでもかというくらいの視覚世界を展開しているのだが、肝心の、それによって何を表現したいのかという部分がほとんどすべて欠落しているのです。あと、セットなんかは結構頑張っていろいろ作っているのですが、照明が悪いのか、全部ハリボテ感満載なんですよね・・・。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-22 02:52:54) 4152. 荒野の用心棒 《ネタバレ》 二重スパイもどきの行動であるとか、ボコボコにされてる時間が妙に長かったりとか、インチキ防弾板とか、主人公のすることがいちいち格好良くないのです。と、最初見たときは思っていたのですが、全体としてチマチマした狭い世界に、各登場人物の情念をぎゅっと押し込んだような形に、実は味わいがあったのですね。つまり、タイトルからイケイケのヒーローを想像してはいけないのです。[CS・衛星(字幕)] 6点(2005-01-20 03:16:41) 4153. ジャッカル 《ネタバレ》 ウィリスの側の描写は割と気合が入っているが、気合が入りすぎて、何か四次元ポケットでも持ってそうな万能超人になっている。一方で捜査側はあまりにも警備も戦略もズブズブで、それならジャッカルじゃなくったって計画実行できるでしょ、という気になってしまう。なので、何か凄いことが起こりそうで起こらないまま終わってしまうのです。プラス部分といえば、マチルダ・メイに美味しく目立つ役を与えてくれたという功績でしょうか。それと、昭和の日本の人情ドラマを彷彿とさせるベタベタなラストシーン。[CS・衛星(字幕)] 4点(2005-01-18 00:54:57) 4154. ジェロニモ(1993) もっともらしく作られている割にはあまり盛り上がらないまま進んでしまうし、主要な登場人物は、結局ほとんどはああだこうだ考えているだけという気もしなくもない。しかし、一番問題なのは、ジェロニモを中心にしているように見せかけながら、結局叙述者(デイモン)の視点が、ゲイトウッド中尉ばかりを見ているという点ではないだろうか。結果、ジェロニモがどういう人物だったのかということは、ほとんど描写されていない。[CS・衛星(字幕)] 3点(2005-01-17 01:30:50) 4155. ネバーランド 幻想シーンの美しさは良いのだが、現実の場面との関わりの描写が弱すぎる。それがどのようにして舞台上のピーター・パンに結実するのかを明らかにしない限り、頭の中だけでの観念上のお話という評価は免れないと思うのだが。ウィンスレット未亡人との関係の推移も平凡だし、ウィンスレット自体がミスキャストだと思う。5点(2005-01-16 21:18:42) 4156. モッド・スクワッド 設定にも無理がありすぎるが、中身も完全なD級の低レベル作品である。みんなが真面目に演技をしようとしているのが不思議。クレア・デーンズの不細工な変貌ぶりにもがっかり。2点(2005-01-16 02:59:41) 4157. 太陽は夜も輝く 主人公そのものはなかなか興味深い対象であるのに、その描写における表現力の不足によって平坦な作品になっている。このストーリーにおける重要なポイント部分はいくつもあるはずで、それについてはそれによる変化をきちんと強調すべきだと思うが。[地上波(字幕)] 5点(2005-01-15 18:29:56) 4158. A.I. 童話性と近未来性が今ひとつ融合しておらず、またシークエンスごとにまったく雰囲気が異なっているのは難点だが、後で思い返したときに印象的なシーンはいくつもあったのでこの点数。尺が長いという気はするのだが、どこを削れるかと考えるとなかなか難しい。[DVD(字幕)] 6点(2005-01-13 02:12:26) 4159. グレート・ブルー どこか別世界に生きているような主人公と、俗物そのもののようなライバルの対比が面白い。主人公は、ヒロインといるときよりも、明らかにイルカと戯れているときの方が楽しそうなのが悲しい。ラストなどはよく考えてみると無茶苦茶な締め方なのだが、画面の青の威力で強引に納得させられる。7点(2005-01-10 20:17:35) 4160. シッピング・ニュース 脚本のあまりのつまらなさにびっくり。おかげで、達者なはずのスペイシーやジュリアン・ムーアやポスルスウェイトが、揃って空回りの消化不良を起こしている。ケイト・ブランシェットの無謀な使われ方にも唖然。4点(2005-01-08 01:08:50)
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