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401.  竹取物語(1987) 幻想的な映像美は市川崑監督らしいし、沢口靖子のかぐや姫も悪くはない。いや、むしろかぐや姫のイメージにぴったりである。完成度としてはそんなに高くはないし、良い出来ではない。市川崑監督作品の中では下から数える方が良いぐらい駄作かもしれないけど、嫌いではない。ただ好きかって言われるとこれまた困る。出演者の顔ぶれがとにかく凄い。三船敏郎と若尾文子の共演、しかも脇役にこの二人というのは何とも贅沢である。そんな贅沢なキャスティングを用意できるのは市川崑監督という人の持っている人望、俳優達に好かれているからである。他の監督だったらこの程度の出来の映画に果して出演していたかどうか?である。その他にも石坂浩二や加藤武の姿を見るとどうしたって「犬神家の一族」や「悪魔の手毬唄」を思い出すし、見たくなってしまう。色んな意味で贅沢な作品である。それ故にもっと凄い映画になっていても良いぐらいであるし、この監督ならそれぐらい出来たはずである。[DVD(邦画)] 6点(2012-07-01 21:02:12)

402.  配達されない三通の手紙 キャステングが豪華な上に監督が「砂の器」をはじめとする多くの傑作を生み出している野村芳太郎監督に脚本が監督でもあるけど脚本家としても素晴らしい作品を多く生み出した新藤兼人ということで期待しすぎたか?凄いサスペンスを期待しすきだせいかもしれないけど何だか普通のサスペンス映画的な感じの印象しか残らない。そして、犯人が誰かは予想できるけど、その犯人についても同情出来るだけのものがさほど感じられないのも「砂の器」との大きな違いである。つまらなくはないけど、だからと言ってそう何度も繰り返して見たいと思わせるだけのものも感じられない。それなりに楽しめたから一応は6点付けてみるけどこの監督とこの脚本のコンビならもっと面白い作品に出来たはず。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-28 21:54:06)

403.  のるかそるか 《ネタバレ》 さて、今度の日曜日は宝塚記念!ちょっとその前に観ておくかぐらいな感じでの観賞となるわけですが、タクシーの運転手である主人公が乗せた客同士が八百長を計画しようとしているのを聞いてそれにのる。そして、その通りとなり、大金を手にする。そんな実際にはまあ、なかなか遭遇しないであろうお話をテンポよく描いている。後半の泥棒に間違えられて慌てるリチャード・ドレイファスの演技が面白い。泥棒から何とか逃げ切ってやっとの思いで馬券を買おうとしたら馬券売り場の戸が閉まってしまい買えずガッカリしたかと思うと、その馬券は外れ、それからはどんどん当たりまくるという強運の持ち主、そんな状況なんて普通は考えられない。だからこそ面白いのである。この映画を見たからといって宝塚記念が当るかどうかは分らないし、馬券を買う上では何の参考にもならない映画ではあるが、競馬の知識など無くても十分楽しめる映画である。[DVD(字幕)] 8点(2012-06-19 23:04:06)

404.  青い珊瑚礁(1980) 十代の若い男女の姿、眼を通して性とは何か?愛とは何か?親になることとはどういうことなのか?とまあ、色々と深いテーマを美しい海、景色によって描かれている。そして、扱っているテーマこそ重たい上に一歩間違えれば嫌らしくなりそうな所をそうは全く感じさせない雰囲気で描いている点がこの映画の素晴らしさであって、ラストシーンのを観ると幸せだった二人のその後のことを思うと何だか切なくなってくるほどこの映画の最後は何とも哀しい。面白いとかつまらないとかいうような映画なんかではないけど、凄く印象に残る映画になっているのは主演の二人の初々しさあればこそであり、特にこの映画の中で若くして母親となる運命を演じているブルック・シールズのあどけなさ、美しさはこれから何年時が経とうが絶対に失われることはないと思う。この映画一本でブルック・シールズという女優を忘れられなくなった映画ファンが果してどれぐらいいることか?私もそんな中の一人です。[DVD(字幕)] 8点(2012-06-09 21:11:02)(良:2票)

405.  女の一生(1967) 《ネタバレ》 「女の一生」この映画の場合だと岩下志麻は勿論のこと、左幸子も左時枝にも当てはまる。夫に裏切られ、息子は息子でどうしようもない駄目男である。父親に負けないぐらいの駄目息子に悩まされながら生きている岩下志麻演じる主人公の姿が何とも痛くて、悲しい。自分だけが辛い人生を送ってきたとばかり思っていた時、かつて夫が眼の前で犯した罪、その被害者である左幸子演じる親友に息子(田村正和)の嫁(左時枝)の事を見舞いに行くことを説教する場面は例え、それが息子にとって本当に相応しい相手だろうか?自分の息子が知らない女に奪われることのやるせなさ、悔しさのようなものを堪えながら二人で死を迎えようとする嫁の最後を見送ろうとする決意に女としての一生、母としての一生を捧げるような感じがして、それは亡くなる嫁も同じであり、そういう女としての生き様みたいなものがよく描かれている。ラスト、息子の亡くなった嫁の子供、孫を二人で抱きながら歩くシーンに女としての嬉しさみたいなものを感じます。ドロドロとした内容なのにそれを単なるドロドロした話として見せない野村芳太郎監督の手腕と山田洋次と森崎東という寅さんコンビによるシナリオの上手さにより女の一生というタイトルに相応しい作品になっている。同じタイトルで同じ内容だと思われる増村保造監督によるもう1つの方も見たい。凄く見たいが増村映画なら何だかもっとドロドロした恐ろしい女の一生が待っているようにも思えてならない。二つの映画を比べてみたいという気持ちにさせられるし、もう一人いた。川島雄三監督と若尾文子のコンビでこの映画も見たいけどそれは敵わぬ夢に終わってしまっている。色んな意味でこの映画は監督と出演者によっては様々な女の一生が見える気がする。[DVD(邦画)] 7点(2012-06-02 10:06:09)

406.  ウホッホ探険隊 「家族ゲーム」の森田芳光監督脚本による家族のドラマ、出てくる人物がそれぞれに悩みを抱えながら生きている。色んな意味で「家族ゲーム」と共通する世界であるが故に狂気、才気というものが弱い。あの「家族ゲーム」で見せた森田芳光的な才気、遊び心をとことん見せて欲しい。家族のあり方、親と子の関係、接し方、家族以外の他の人達との接し方など人が人らしく生きて行く為にはどうするべきか?というものを真面目に描いている点は大いに評価出来るし、役者の演技も悪くはないし、いや、それぞれが個性的であり面白い。それ故に何度も言うように刺激が足りない。毒が無い。もっともっと毒のある作品として描いて欲しかった。「家族ゲーム」の森田芳光監督、脚本家としても才能のあるこの人物ならばそれだけの凄い作品を書けるはずだと言いたい。根岸吉太郎監督に演出を任せたからか?よく解らないけど真面目過ぎる。森田芳光監督、自分で演出もすればどういう作品になっていただろう?という興味が沸く。[DVD(邦画)] 6点(2012-06-01 18:36:27)(良:1票)

407.  ミンボーの女 ヤクザ映画ていうとどうしても暴力だけを売りにして、ヤクザそのものの本質というものをきんちと描かない監督が沢山、いる中で、やはり伊丹十三監督は何かが違う。単なるヤクザ映画にしてない。ヤクザそのものの恐ろしさと弱さとの両方をきちんと余すことなく描いている点がこの監督の持っている才能であり、人間観察の鋭さというものをここでもまた感じることが出来る。どんな内容、どんな題材の映画でも伊丹十三監督という人は映画というものの強さ、利点を大いに生かして観る者に映画監督とは何なのか?映画に対して常に全力で撮っているというものを感じるさせるのである。正に映画に命をかけて撮っている。健全な一般市民を金の力や暴力によって脅かす存在であるヤクザ、暴力団と言われる人達、そんな非人間的な者に対し真っ向から立ち向かって見せた伊丹十三監督の心意気は賞賛に値する。[DVD(邦画)] 8点(2012-05-22 22:54:50)(良:1票)

408.  WHO AM I? 久しぶりにジャッキー・チェンの映画を観たけど、やっぱり凄い。何が凄いって、あの肉体、鍛え上げられた体の凄さ、もうストーリーよりもただひたすらジャッキー・チェンのアクションを楽しむための映画って気がする。全体的にやや長さを感じずにはいられないし、矛盾点も探そうと思えばいくらでも探せるような気がしなくもないが、それを補うだけの迫力、映像美、ジャッキー映画に付き物の本物のアクションシーン満載でこういうのを観ると最近のCGだの特撮だのってのが映画そのものをどれほどつまらないものにしているかよく解るし、嘘臭く思えてしまう。今現在、世界中を探しても自分の肉体だけで全ての映画ファンに対して説得力を持って証明して見せている映画スター、アクションスターはジャッキー・チェンだけではないだろうか?[DVD(字幕)] 7点(2012-05-04 20:28:52)

409.  関東無宿 鈴木清順監督らしいと言えばらしい映画である。前半と後半とで全く別の映画でも見ているように後半の色使い、盛り上げ方、映像感覚全てにおいてこの監督独特の世界観で盛り上げている。ただやっぱり何となく中途半端な印象しか残らない。任侠映画に付き物の女性の扱いが何だかしっくりこない。果してまだ私自身がこの監督の持っている魅力というものを解ってないような気がする。男優陣に比べると女優陣に華がないというか魅力があまり感じられない。つまらなくはないので一応は6点付けれるぐらいの作品だとは思うけどそう何度も繰り返し観たいというような気にはなれなかった。[DVD(邦画)] 6点(2012-04-29 12:58:10)

410.  アーティスト 《ネタバレ》 これは観る人の想像力を試しているような(試させる)映画かもしれない。今時、珍しいモノクロ映画でしかも、ほとんど台詞も無いサイレント映画である。この映画を製作した人達は私達映画ファンに対して映画とは何か?少ない台詞と役者の演技、表情だけでも何かを伝えることは可能であると言っているようである。色が無いということに関しても想像する楽しみを一人一人が感じ取って欲しいというような願いで撮られている。映画の中で映画を撮ることの面白さを見せる上でもそこに流れる空気、音楽にしてもコメディタッチな場面ではコメディぽい音楽をサスペンスぽい場面、例えば主人公が過去の栄光からどん底状態となって、自らフィルムを燃やして火傷して、病院送りとなる場面ではサスペンス映画らしい音楽が流れたりと音楽の使い方も上手い。この映画のラストのジョージとペピーとのタップダンスシーンはジーン・ケリーのミュージカルやフレッド・アステアのミュージカルを思わせるし、思わずにはいられなくなる。何となくジョージの顔がジーン・ケリーに見えてくるから凄い。フランス映画なんだけどアメリカ映画ぽくて、フランス映画が苦手な人でも楽しめると思う。だからこそアカデミー賞作品賞に選ばれたのだと思うし、アメリカ映画界が誇るミュージカルスターに対する敬意のようなものを感じさせる終わり方。ジーン・ケリーやフレッド・アステア、ジンジャー・ロジャースにジュディ・ガーランドがもしも今、この時代に生きていたら、この映画を見たら間違いなく感動するだろうなあ!最後にもう少し!フランスって犬を映画館の中に一緒に連れてっても良いのかな?[映画館(字幕)] 8点(2012-04-10 22:22:37)

411.  ヘルプ 心がつなぐストーリー 《ネタバレ》 まず最初に日本じゃ絶対にこういう映画は作れないであろう!二つの人種、白人と黒人が同じ国の中で同じように1つの家の中で生活する。アメリカだからこそより強く感じられる人種差別問題と人種を超えた友情、そういうものが丁寧に描かれていて感心させられた。タイトルにある「ヘルプ」という本を書くことになる白人女性、ヒステリーな白人女性と金髪姿に巨乳を意識させるかのような馬鹿女全開の白人女性、いずれも全くタイプの異なる3人の白人女性の存在があるからこそそれとは対照的な黒人のメイド達の白人女性に対する接し方の難しさというものを大きく感じられる上にこの映画、白人にも黒人にもそれぞれ共感出来るようにきちんと描かれているのがこの映画の良い所である。黒人だというだけで白人の警察官に逮捕されてしまうエイビリーン、そんな中でもめげずに頑張ろうとする姿、そして、無事に帰ってきたエイビリーを優しく向かえる同じ黒人達大勢の姿に仲間意識、仲間を思いやることの素晴らしさを教えてくれる。色んな意味で考えさせられる映画になっていて見応え十分!ほとんど女性の視点的な雰囲気の映画ではあるけれど、男諸君も見て損のない映画である。それにしても見ている間、やたらと腹が減ってきて困った。そういう意味でも「ヘルプ」な映画でした。暗くなりがちなテーマなのに笑える部分もあったりと単なる暗いだけの人種問題映画になってないという意味でも評価したい。[映画館(字幕)] 8点(2012-04-06 21:44:51)(良:2票)

412.  ヒューゴの不思議な発明 近年、やたらとCGというものに便り、何でもかんでも3Dで撮ろうとする監督が今のアメリカ映画界には多い。そんな中でどう考えてもCGとは無縁、しかも3Dなんて全く考えられない監督であるマーティン・スコセッシ監督が初めてCG、3D映画というものに手を出したと聞いた時は、えっ?嘘でしょ?スコセッシまでもがとうとう3Dに手を出したか!やっちまったな!ぐらいにしか思わなかったが、待てよ?この監督が3Dで映画を撮るとどうなるのか?他の監督とは絶対に違う何かがあるはずだと。その何かが見たくて見て来たけど、やはりこの監督は他のそこら辺の監督とは違う。3Dというものをもしも俺ならこうする。こうやって描いて見せてやるというものが伝わってくる。監督自身が初めて映画というものに触れて感動した時の気持ちというものが伝わる映画になっている。動く機械、スクリーンの向こうから飛び出してきそうな列車の動きなど映画の中で語られる映画を初めて見て驚いている人達、その姿を通して映画というものの面白さ、映画を撮ることの面白さなどを美しい映像によって見ている私達に伝えたいという監督の映画に対する映画愛的なそんな映画です。はっきり言えば観る人を選ぶような感じの映画だと思いますがこういう3Dの使い方なら嫌いではないし、むしろ大歓迎です。[映画館(字幕)] 8点(2012-03-31 20:21:26)

413.  ドノバン珊瑚礁 これまた愉快、愉快、いや、愉快というよりは痛快というべきな如何にもジョン・フォード監督らしく喧嘩のシーンとその後のすっきり感が何とも楽しくて良い。この島の住民達の人柄の良さ、ジョン・フォード監督の映画に出てくる人達はいつもどこか温かみを感じさせてくれる。大笑いするとかいうようなドタバタコメディではないけど、そこは何を撮らせても外れがないジョン・フォード監督らしく人情味のあるコメディ映画として楽しむことが出来る。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-21 22:26:56)

414.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 まず何と言っても色の使い方が巧みであるし、面白い。兄と妹がテレビのリモコンの奪い合いしている時、そのテレビに映っているものがこれまた同じようにチャンネル争いして、リモコンを奪い合っているのが面白い。テレビの中の出来事が今、そこで二人して行なわれてる。そんな二人が突如、テレビの中の世界へと引きずりこまれてからの展開も面白い。登場人物のほとんどは白黒だし、景色も勿論、白黒なのにカラーになっている人もいたり、またあの木の燃えるシーン、火事騒ぎに駆けつけてやって来た消防署の人達、その時の態度が笑える。「ホースってこうやって使うのか?」ておいおい、本当に消防署の人達なのかよ?現実の世界とそうでない世界の画き方が色が違っていたり、とにかくこの映画の色分けが映画的な魅力を醸し出している。白黒の世界によって想像することの楽しさを教えてくれる。あれはどんな色しているんだろう?という想像する事を楽しむことが出来るか出来ないかによって点数が変わってくるだろう!監督の狙いはそこにあるような気がする。そんな映画的な試み、派手なストーリーなどなくても楽しむことが出来る映画として評価したい1本です。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-17 21:26:58)

415.  チャップリンの放浪者 チャップリン映画の中でも笑いよりもドラマを重視しているような感じのため、笑いだけを求めて見てしまうと物足りないと思われる人の方が多いとは思う。ただ作品全体を包み込む女性への愛情表現、仕草、優しさなどそういうチャップリンらしい人間愛のようなものが感じられる作品になっていて、そういう意味では「街の灯」や「キッド」「犬の生活」などのタイプに分けられる映画だと思えるし、ただ大爆笑するような喜劇ではないし、泣けるかというと泣ける映画でもないので点数はその3本のように満点付けるような傑作でもない。ある意味、後のチャップリン映画の方向性を感じさせる映画という意味でチャップリン好きなら観て損のない作品にはなっている。それにしてもチャップリンの逃げる姿、逃げ足の速いこと。速いこと。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2012-03-04 22:04:22)(良:1票)

416.  マルクス兄弟 オペラは踊る マルクス兄弟でミュージカルだの舞台劇だのまたまたロマンスだのって、おいおい、いくら何でも詰め込み過ぎでは?という観る前の予想を良い意味で裏切ってくれる。やはりこのマルクス兄弟が繰り出すドタバタ喜劇が私は好きだ。中でもチコが私は一番好きである。そんなチコのピアノの芸の達者ぶりが素晴らしい。他の二人も相変わらずやってることはどいつもこいつも馬鹿だけど何だか憎めない。愛すべき大馬鹿ぶりに今回も笑わせてもらった。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-01 20:48:51)

417.  禁断の惑星 《ネタバレ》 いやあ、確かに「禁断の惑星」だ!地球上ではあんな短いスカートで男の嘘に騙され、キスされたり、抱きつかれたりする場面なんてそうは考えられない。ミニスカ姿で馬鹿な男どもの要求?いや、欲求と言う方が正しいかもしれない?この惑星ではキスすることが習慣であるとばかり騙されて男達とキスするアン・フランシス演じる若い美女、それを見て、何だか良いなあ!怖いけどあんなミニスカ姿の美女とキスできたり、抱き合っても文句の1つも言われないのなら一度ぐらいは行ってみたい。なんてお馬鹿な妄想を描きたてられる。男が男らしくある為の教育的な映画という見方も間違ってない?いや、それは絶対にお前がおかしいという答えが返ってきそうで怖い。怖いと言えばとにかくこの映画不気味です。音楽が物凄く恐い。恐怖という意味で考えればイドの怪物もその登場シーンの見せ方の不気味さ、恐さ、SF映画としてもホラー映画としても見られる映画になっている。それにしてもやっぱり羨ましい。この映画というよりこの惑星の男達はスケベの固まりである。そんなスケベだらけの男と女、更にロボット、怪物、映像的には古臭いけど、昨今のCGだけが売りのような大作にはない人間ドラマ的なものと手作り感によって感じられる映画製作というものの有り方についても考えさせられる。[DVD(字幕)] 8点(2012-02-28 21:36:23)(良:2票)

418.  マルチェロ・マストロヤンニ 甘い追憶 イタリアが誇る名優マルチェロ・マストロヤンニと共演した沢山の女優さん、更に娘のインタビューなどを交えてのドキュメンタリー映画です。出てくる女優さんたちが皆、美しいことといったらない。そんな美しい女優との思い出やら何から何までこの作品はマルチェロ・マストロヤンニが如何に好かれていたかというものが見ていてよく解る。色んな意味で俳優としても一人の人間としてのマルチェロ・マストロヤンニという人の持っている人を惹き付ける魅力を改めて感じさせる作品にはなっている。興味深く見られるもののカトリーヌ・ドヌーブの姿が見られないのは凄く残念な気がしてならず。それにしてもカトリヌー・ドヌーブとの間に生まれた娘さん、父親であるマルチェロ・マストロヤンニに本当によく似ている。誰が見たってマルチェロ・マストロヤンニが父親だと解るぐらいである。[DVD(字幕)] 6点(2012-02-27 22:00:44)

419.  モンキー・ビジネス これはもう明らかにアイデアの面白さ、馬鹿馬鹿しさ楽しむ。そして、マリリン・モンローの可愛さを見る為のような映画という気がしてならない。ケイリー・グラントの馬鹿ぷりとジンジャー・ロジャースのはじけっぷりも悪くない。はっきり言って中身のある内容じゃないし、ある意味、大馬鹿映画として許そうという心意気で楽しむ映画である。あのチンパンジーの演技も見所である。それにしてもここでのマリリン・モンローはやっぱり馬鹿ぽいけれど演技というよりはマリリン・モンローそのもののような感じがしてならない。「お熱いのがお好き」のマリリン・モンローはもう別格として、その次に可愛く見える。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-19 21:33:57)

420.  喜劇 駅前金融 昭和を代表する名女優の一人、淡島千景さん死去というこれまたこないだの寅さんシリーズのおばちゃん(三崎千恵子)に続く悲しい出来事を耳にして、小津映画や森繁久彌との共演作「夫婦善哉」での見事なまでのやりとり、他にも彼女の代表作である「にごりえ」などでの名演技は心に残る。そんな中でのこの「駅前」シリーズの中で未見だった作品てことで借りてきた。丁度同じように森繁久彌主演で沢山撮られた「社長」シリーズでも感じられるある意味、完全にお気楽的な映画であり、傑作とかそういうんじない。マンネリ感たっぷりな雰囲気、それはあの寅さんシリーズにもどこか似ているようなこの雰囲気、「寅さん」ほど泣ける訳でもなければ笑える部分も少ないし、何度も何度も観て笑って、泣いて、大いに語りたくなるようなそんな映画でもない。「社長」シリーズでの森繁久彌に比べても面白味もないし、女優陣との絡みもいま一つである。要するに笑いという意味での弾けた感じが足りないのである。だから「社長」シリーズの方が好きだし、それでも何故か観たい。時々、このシリーズも見たくなる原因は出演者達の顔ぶれ、それが私を惹き付ける。三木のり平が完全に森繁久彌をも食ってしまうほど面白いのである。「社長」シリーズでも三木のり平がいるといないでは全然違うのと同じでこのシリーズも三木のり平がいるといないでは全く違うのだ。他にも同じぐらい大好きなフランキー堺がいる。だから大して面白くないのに観てしまう。女優陣にしても同じである。とにかく好きな男優、女優たちの共演、この豪華顔ぶれがどのようにしてどう絡んでくるのか?を楽しむ。もうそれで良いと思うのだ。長くなったけど淡島千景さん、天国でもまた森繁久彌と仲良くやってください。ご冥福お祈り致します。[DVD(邦画)] 6点(2012-02-17 22:35:01)

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