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プロフィール
コメント数 2310
性別 男性
ホームページ https://twitter.com/BM5HL61cMElwKbP
年齢 53歳
自己紹介 お世話になっております。
今年もよろしくお願いします。


※映画とは関係ない個人メモ
2025年12月31日までにBMI22を目指すぞ!!

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401.  ディープ・サンクタム 《ネタバレ》 はっきり、くっきり、思いっきり、ネタバレしてます。ご注意ください。 『極限の飢餓状態なら、人は人肉食いも厭わない』は真理かもしれませんが、それには『不可抗力で窮地に追い込まれた』という大義名分(=免罪符)が必要と考えます(文化としての人肉食及びレクター博士は除く)。具体的には『戦争』『雪山での飛行機墜落』『監禁』といった状況でしょうか。どれも映画化済みです。その部分で本作は異質と感じました。彼らが被った厄災は自業自得。自力脱出の可能性も十分残された状況下で起きたカニバリズムに、人間性は感じられません。『生への希望を繋ぐための強い意志』ではなく『声の大きな扇動者に流された結果』。これでは通常の殺人と変わりなく、案の定終盤は『殺人鬼から逃げろ!』な定番ホラーと変わりません。現代人にとって人肉食はタブー中のタブー。下手すると殺人に匹敵する罪悪感でしょう。“人としての禁忌を犯してなお、元の人生に戻れるか”という問題は非常に大きいと考えます。本作では『自ら洞窟に入った=自力で洞窟から出られるはず』の意識(希望)が常に付きまとうため、一線を越える決断は相当難しいはずです。だからこそ、扇動者に『ケツアナを見せられるアナーキーな奴』という強いキャラ設定を施したのでしょう。本作の状況なら『ただ衰弱して死ぬ』が一番リアリティある結末と考えます。“ビデオカメラの蓄電量が無尽蔵”な映画に、リアリティもクソもありませんけども。さて、ラストではめでたく生還者が出ました。その表情からは、仲間を助ける気など無さそうです。物語冒頭の留守電も、他に生還者が居ない事を示唆しています。おそらく「みんなとは途中で分かれたの」とでも言い訳するつもりでしょう。通用するかな?それより、後々罪悪感に苛まれそうですけど。満足に立てない洞窟内の高さは、体力以上に気力も削ぐもの。砕けた鍾乳石は人骨に見えました。漆黒の洞窟内はまさに地獄。抜群のロケーションです。個人的には、対人サスペンスではなく、純粋なサバイバルが観たかったです。[インターネット(字幕)] 5点(2020-06-25 21:51:48)《改行有》

402.  おんなのこきらい 《ネタバレ》 タイトルは主人公の心情を吐露したもの。彼女の生き方の指針『かわいい至上主義』を認めない周りの女子に対する嫌悪の言葉であります。主人公が『かわいい教』に入信した経緯は不明ですが、ここ数年の内に“何かあった”ことは、専門学校同級生の証言から推測できます。幼少期からの刷り込みでないのなら、人が特殊な価値観に入れ込むのは、心が弱っている時と相場が決まっています。おそらく恋愛系でしくじったのでしょう。あのルックスですから、入信効果は覿面。傷ついた心を癒し、自尊心を満足させられる程度に『かわいい教』は彼女を救ったはずです。しかしながら、彼女の信仰心が絶対的であったかというと、そうではありません。むしろその信仰を一番嫌っていたのは、他ならぬ彼女自身だった気がします。本当に満たされていたら、あんな菓子ばっかりの乱れた食生活を送ったりしないでしょう。タイトルは、自分を偽っている彼女自身へ向けられた言葉でもありました。ですから、失恋と素敵な彼氏候補の登場で、いとも簡単に宗旨替えしたのも頷ける話。セフレを卒業して、新しい彼氏ゲットでハッピー!な結末だったらクソだなと思っていましたが、人生そう都合良くは行かないようで安心(?)しました。『涙の数だけ強くなれるよ』(@岡本真夜)は、あながちキレイゴトでもありません。今回の一件で、彼女が精神的に成長したのは間違いないでしょう。見た目の『かわいさ』は、生き抜く上で立派な武器。長所を手放す必要なんてありません。右手に『外見のかわいさ』を、左手に『内面のかわいさ』を携えて、最強のカワイイ二刀流を目指してみたら如何でしょう。『ももいろクローバーZ』に佐々木彩夏(あーりん)という名の『宮本武蔵』がいますので、どうぞ弟子入りしてみてくださいな。[インターネット(邦画)] 6点(2020-06-20 10:58:44)

403.  レミングスの夏 《ネタバレ》 主人公は少年少女たち。彼らはある犯罪に手を染めるワケですが、そこには強い信念があるという。こういう様を本来の意味での”確信犯”と言うのでしょう。基本的に彼らは優秀なのだと思います。優秀であるが故に問題意識を持ち、なまじ実行力があったため犯罪に手を染めてしまいました。未熟ゆえに判断を誤ったワケです。人は成長過程で様々な経験や異なる考え方に触れることで自身の内に一種の“バランス感覚=倫理観”を身につけていきます。しかし、彼らは幼い日に受けた衝撃のせいで、自身の中で歩みを止めてしまいました。また衝撃をケアする(家庭)環境に恵まれなかったことも伺えます。また、モロ刑事さんもイイ人で間違いないですが、彼の迂闊な行動が子供たちに誤った価値観を植え付ける原因をつくったと考えます。彼らが言う『新天地』とは、おそらく罪が正当に罰せられる社会。正義が機能する世の中。それは、新たなルール、または価値観の共有と言い換えても良いでしょう。そのために必要なのは、私刑やテロリズムではありません。もっと地道で途方もない労力を要するもの。困難な大航海を経なければ『新天地』にたどり着くことなど叶いません。それに彼らが気付けたかどうか。それでもなお、彼らは新天地を目指すのかどうか。ナギ君一人に罪を背負わせる手法は、旧来からのやり方なのですが。今回のレミングスは、やはり集団自殺したと考えます。イメージ的にはシリアス版『僕らの7日間戦争』。子供たちのぼくとつとした演技は好印象ですが、大人の皆さんも同じでは困ります。主要キャストの人選は慎重にお願いします。演者の皆さんの演技の質が高ければ、もう少し良い印象を得られた気もします。[インターネット(邦画)] 5点(2020-06-20 10:56:45)

404.  全員死刑 《ネタバレ》 クレジットを観る限り、初監督作品だそう。で、実話を元にしたフィクションとのこと。評論家でもなければ知識も無い映画素人の目には、手振れが酷くて観にくいとか、アングルが凝ってて気に障る等の不具合はなく、映像面では問題が無いように感じられました。物語の方は実話ベースのバイオレンス映画ですから、基本的に注文を寄せ付けない仕立てと言えましょう。倫理は不問。無茶苦茶な展開も、実話と言われれば黙るしかありません。妙に殺人シーンにリアリティがありましたが、殺人経験が無いので本当にリアルかどうかは知りません。もっとも「死刑」が主人公一家に当てはまるのは流石に嘘だろうとは思いましたが(日本は加害者に優しい国なので)本当に死刑判決が出たのですね。これは驚き。テーマは「(誤った方向での)家族の絆」と推測しますが、そもそもママンや連れ子である兄と主人公に血縁関係がないことから、いささか焦点がぼやける印象です。主人公がシャブ中という点も、事件の本質をずらす不要な設定でした(でも実話なら仕方ないですよね。だから実話ものって厄介)。私にとっては、ドラマとして観るべき部分は無く、不快な展開を延々と見せつけられただけ。残念ながら得無しです。最後に一つだけ、どうしても言いたいのはラストカットの台詞のこと。あれは監督の「照れ隠し」と受け取りましたが、馬鹿をやっている方が「馬鹿だって知ってますから」と言うのは禁じ手と考えます。その台詞は、物語に最後まで付き合った観客にだけ“言う権利”がある気がしますが。[インターネット(邦画)] 3点(2020-06-15 21:22:38)

405.  湿地 《ネタバレ》 作品登録の際に知ったのですが、原作小説は「このミステリーが凄い」選出だそう。なるほど言われてみればそんな感じ。濃い人間模様あり。社会派の一面もあり。一筋縄ではいかない構成のトリッキーさも勿論あります。ほどほどに胸糞なところも、らしいなあと。ただし、観終えてみればストーリーは明快で、消化不良はありません。日本人にとっては、馴染みがない人名を覚えるのが一番厄介かもしれません。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-15 21:21:17)

406.  エリザベス∞エクスペリメント 《ネタバレ》 原題『エリザベス ハーベスト(収穫)』に対して、邦題は『エリザべス∞エクスペリメント(実験)』。より内容を推測し易いタイトルに変更されています。これは基本となるミステリーの仕掛け『クローン』の秘匿性が薄い事の現れとも言えます。案の定、物語序盤であっさりネタバレ。本作のメインは『何故エリザベスはクローンなのか?』という点にありました。そりゃ『女房と畳は新しい方が良い』とは言いますが、それがそんなに外れていない、いやさ、もっとドス黒い真相にドン引きいたしました。本作のクローン作製理由に比べれば、『移植臓器の確保』とか『不老不死を求めて』なんて健全な思想に思えてきます。さて物語は『エリザベス〇号ちゃんの脱出劇』の体裁ですが、比較的アッサリ親玉を仕留めてしまいました。普通ならこれでエスケープ成功の流れですが、実際はここから本格的な試練の始まり。最上級のセキュリティ住宅は監獄と一緒。さらに雑魚キャラがラスボスに進化します。二段構えの凝った展開と言えましょう。ただし主人公の方が2人のボスキャラよりもフィジカルで勝るため、緊張感は低め。サスペンス的にはもう一工夫欲しかった気がします。ボス交代後のいわば第2章は、脱出劇と並行して、いよいよエリザベス誕生の種明かし。2人の男の心の内を覗き見ることになります。カワイソウ・キモイ・ヤバイ。これは結構キツイ作業かもしれません。最後にキャストについて。エリザベス役の女優さんの人選が絶妙でした。正統派美女タイプではなく、顔もスタイルもそれなりにクセがありました。これは好き嫌いが分れるタイプ。言い換えるなら、“好きな人にはたまらない”ということ。このマニアックぶりが本作の肝だったと思います。結論。ほぼ原語どおりの意味で変態映画。[インターネット(字幕)] 6点(2020-06-10 18:57:34)

407.  Re:Play-Girls リプレイガールズ 《ネタバレ》 (モロバレ含みます。未見の皆様はご注意ください) リプレイ=人生やり直し。その手段としての「自殺」ですから、根本には「輪廻転生」等の宗教的「生まれ変わり」思想がなければなりません。しかし一部のカルトを除けば、どの宗教でも自殺は禁止している(はず)ですから、もっと大雑把で都合のよい概念(=気休め)と捉えて良さそうです。ゲームの参加者たちも本当に「生まれ変われる」などとは思っていない様子。一人で死ぬのが怖いから、寄せ集まったワケです。金森氏(@映像研)なら「女子トイレ主義」で一蹴しそうな話ですが、死を恐れる感覚は正常なので、彼女らはまだ引き返せる段階にあると考えます(2019年にも同類映画が公開されましたね)。事実12人の自殺志願者のうち、過半数は自殺に至りませんでした。これで自殺しなかった皆さんにお引き取り頂ければ平和だったのでしょうが、そこはそれ、主催者が堅気のワケがありません。ここからハンティングゲームを経て、参加者同士による生死を掛けた殺し合いに移行します。『制服サバイガール』よろしくツッコミ上等のC級サスペンスを予想していたため、序盤から延々と鬱展開を見せられて正直参っておりましたが、終盤に来てやっと期待通りの流れになったなと。そもそもリアリティゼロ。随所にゲームチックな演出が施されており、夢オチや宇宙人による実験オチ等どんな陳腐な結末も覚悟していましたが、結局演出に偽り無しのゲームオチでした。あるいは「運転免許更新ビデオ」又は「青汁CM」オチと言った方が、感覚としてしっくりくるかもしれません。肩透かしを食らってナンボ。これが当ジャンルのあるべき姿であります。ただし、リプレイゲームが自殺志願者更生プログラム用の「つくりもの」と結論づけるのは早計です。冒頭『YOU TAPE』で公開されていた流出映像から察するに、ゲーム自体は行われた可能性大です。つまり自殺志願者更生プログラムとして、しかるべき公的?団体から製作委託料を頂戴し、さらには作中登場の「殺人マニア」から参加料もせしめたのでは。その大元は暴力団かカルト等の危険思想団体なのでしょう。残念ながら「リプレイしますか?」をクリックした時点で全員詰んでいたということです。裏社会にクーリングオフは無いのですなあ。[インターネット(邦画)] 3点(2020-06-10 18:56:26)(良:1票) 《改行有》

408.  若おかみは小学生! 《ネタバレ》 萌え系?キャラデザインに敬遠ぎみだったのですが、NHK地上波放送を機に初鑑賞しました。率直な感想は「思っていたのと違う!(良い意味で)」。物語冒頭から主人公を襲う悲劇。さらには幽霊、妖怪の出現。ほのぼのホームドラマを想定していたので、いきなりのトップギア&急カーブに度肝を抜かれました。とはいえ、基本はオーソドックスな少女の成長物語。人との出会い、様々な体験を通じて、主人公は人間性を高めていきます。それにしても、おっこは良い子でした。いや良い子過ぎたかもしれません(全裸監督の口調で)。私の人間観と照らし合わせると、いくら早熟な女子でも、あの物分かりの良さ、聞き分けの良さは出来過ぎと感じました。小学生なら、自己中で、我儘で、怠け者で、甘えん坊で、当たり前。ゲーム機が欲しくて、でんぐりがえるくらいで正常です。失礼。これは私の子ども時代の話。恥を晒してしまいました。一般的なお子さんは、もっとちゃんとしてます。とはいえ、元来子供は未熟なもの。長い年月日をかけて、徐々に心を成型していくものです。一気に大人になった(ならざるを得なかった)子どもは、やはりどこか歪なのではと心配になります。建材だって急いで乾燥させたら、割れたり曲がったりしますから。おっこにとって女将は天職に違いありません。だからこそ、無理せず、少しずつ、立派な女将になって欲しいと願います。そういう意味では、本作で感じた違和感は、主人公の年齢設定に対するものと言えるでしょう。「若女将は女子大生!」せめて「若女将は女子校生!」くらいなら、素直に納得できた気がします。何やら安めのAVタイトルのようですが、予期せず全裸監督の伏線を回収出来たので、個人的に満足した感想文となりました。[地上波(邦画)] 7点(2020-06-05 18:58:43)(良:3票)

409.  メタルカ-METALCA- 《ネタバレ》 内田監督の作品を観るのは本作で3作目ですが、毎回幼少期に虐待を受け心に傷を負った人たちが登場します。そして皆さんハッピーエンドとは言い難い結末を迎えるようです。何事も最初が肝心と考えるなら、ごもっともな結論ではあるのですが、連続して観るのはキツイものがあります。とはいえ、本作は原則ゾンビコメディ。深刻度合は低めの設定。なので内田監督作品の入り口としては丁度良いかもしれません。もっとも逆に言うなら「ゾンビもの」の制約が足枷となり、監督の真骨頂である“人生に対するエグイ踏み込み”を浅くしているとも言えます。作風的には園子温監督に近いものを感じますが、園監督が死に至る猛毒なら、内田監督は『体に良くないよ』くらい。過剰摂取をしなければ大丈夫でしょう(無責任発言)。良いか悪いかは別として、内田監督の人間観(人生観)は理解できますし、演出や表現方法にも魅せる部分があり、嫌いではありません(もう少しで好きと言えそう)。それはそうと、劇中ではゾンビを感染症と捉えた「緊急事態宣言」が出されておりました。私が鑑賞したのは2020年の春。まさか新型コロナウィルスでリアルに「緊急事態宣言」が出される世の中になるとは。映画の中の社会は「3つの密」を避けるのではなく、むしろ密集して生活した方が安全なんでしょうけども。ちなみにタイトルは『メタル・オブ・ザ・デッド』が一般的なのでしょうね。[インターネット(邦画)] 6点(2020-06-05 18:57:47)

410.  CAT’S EYE/キャッツ・アイ(1997) 《ネタバレ》 『シベリア超特急』鑑賞から早10年。『シベ超』以降、俺は“素敵なダメ映画=0点映画”に出会えていない。いや『出会える』という受け身な姿勢が問題なのだ。『0点映画はやって来ない。こちらから出迎えるのだ』それが真理という気がする。レンタルDVD屋の「ホラー」「アダルト」コーナーを2時間ウロウロしたって、要注意顧客リストには載っても、0点映画が見つかるワケじゃない。まずは『0点映画に見合う自分になること』。一念発起した俺は走り込みを始めることにした。しかしそんな矢先の『ステイ・ホーム』。神様はイケずだ。ももクロちゃんのライブにも、レンタルDVD屋にも、スポーツジムにも行けない、新しい日常が始まった。いや、スポーツジムはそもそも行ってなかった。そんな俺に金髪マッチョは囁きかけた『みんな始めているよ』と。楽天派だった俺は、ついに禁断の果実『AP』に手をだした。送料無料。お急ぎ便無料。こんな法外な誘惑に勝てる者などいるはずもない。地元商店を裏切った俺は、『地域経済崩壊幇助』という画数の多い十字架を背負うことになった。一度暗黒面に堕ちた人間は脆い。返礼品目当てで名も知らぬ自治体にふるさと納税し、牛肉を貰った。御馳走に喜ぶ家族を後目に、俺はひっそり尿酸値を上げた。 『AP』で俺の映画ライフは激変した。1月わずか500円。サブスクの魔の手が俺に襲いかかる。貪るようにB級以下のダメ映画やヨガビデオを見まくる日々。日本語が怪しい『あらすじ』や『お姉さまインストラクターのサムネイル』に惹かれるのは、映画ファンの悲しい性だろう。そんな中、出会ったのが本作『キャッツ・アイ(実写版)』だった。屈指のダメ映画輩出率を誇る漫画アニメの実写化とはいえ、ファンでもなければ杏里でもない俺には、本来観る理由などない。紀香が水素水をサービスしてくれたとしても、だ。にも拘わらず鑑賞を決めたのは、ダウンロードデータが奇跡の1MBだったからに他ならない。素敵なダメ映画は匂いで分る。ポンコツなキャッツモービル、コナン君インスパイアのスケボー追跡、ハットリ君チックなトンデモ忍術の香ばしさは、本作が一流のダメ映画であることを告げていた。苦節10年。やっと新たな0点映画に出会えた。いや出迎えたのだ。暗黒面に堕ちる悲劇と引き換えに、俺は素敵なダメ映画に相応しい自分になれたのだ、と思った。ところが、である。微笑ましいダメ映画の様相は終盤一変する。物語の基本設定に大胆にメスを入れる大改変。例えるなら簡易な二重の手術で目玉をくりぬく大惨事を目の当たりにして、俺の心は千々に乱れた。「See you again」のキャッツカード(という名の大きめのギターピック)が突き刺さるエンディング。嘘だ。嘘っぱちだ。帰ってくる気などさらさら無いのに。これは、、、0点映画じゃない!素敵なダメ映画の鑑賞後に必ず感じていた『爽快感』は皆無だった。代わりに、ルビーの指輪の不機嫌そうな顔が俺の脳裏にこびり付いた。 俺は驕っていたのだと思う。『AP』の便利さ、万能ぶりを、自分の手柄と勘違いしたのだ。イチから修行のやり直しだ。手洗い、うがい、人との距離は2m空ける。マスク着用も忘れずに。夏場は熱中症にも気をつけて。0点映画を出迎えるために。素敵なダメ映画に見合う自分になるために。俺の果てない修行の日々はこれからも続く。ヨガ、始めてみるか。[インターネット(邦画)] 1点(2020-05-30 05:54:42)(笑:3票) 《改行有》

411.  レッド・ブレイド(2018) 《ネタバレ》 現実世界と本(物語)の世界を行ったり来たり。構成はいささかトリッキーなファンタジー設定ですが、世界の法則や有り様を解き明かす努力は必要無さそうです。おそらく、この方面に労力を割いても、徒労に終わること必至。それはタイトルに脈絡が無いことからも明らかです。下手に理論立てて考えようとせず、JKの居場所探しの物語、あるいは純粋にグラビアアイドルちゃんのソードアクションを愛でる作品として、鑑賞するのが正しい気がします。その観点で評するなら、ガラものやキャラもの、ましてやスパッツなどではなく、純白なアレを身につけ、セーラー服でアクションをこなした事は、称賛に値すると考えます。実は鑑賞後に、園子温原案と知り、妙に納得。なるほど、仲良しののはずのくノ一ちゃんが、マコが修行中ずっと無表情だった理由も分かるような。トップグラビアアイドルの小倉優香さんが、AV女優にしか見えなかったワケも同様です。要するに園子温監督の血が流れている映画だったと。下手な関わり方をするとこっちが痛い目をみるヤツでした。くわばらくわばら。[インターネット(邦画)] 5点(2020-05-25 18:26:47)

412.  ミッドナイト・アフター 《ネタバレ》 (ネタバレ含みます。未見の皆様はご注意願います。あと長文になってしまいました。ごめんなさい。) それでは謎解きを。嘘です。テキトー妄想解釈です。参考程度でお願いします。 バスはデロリアン号に同じ。核燃料未搭載なれど、性能は遥かに上。瞬きする間に6年後の未来にタイムスリップしました。行き付いた先は人気の無いまるでゴーストタウン。ライフラインが機能していることから、直前まで人々が生活していた事は明らか。近くで原発事故が起き急遽避難したため、街はもぬけの殻だった。これが事象の外郭と考えます。 次に詳細をつめましょう。まず彼らが死んだ理由。これは飛び越えた6年の間に、本来各人に起こるはずだった出来事と解します。それが遅れてやって来た。発火した者、体が崩れた者=火葬されるはずだった人(こちらは原発事故とは無関係)。死斑の方は疫病の可能性を示唆します。捕えたガスマスク男の異常な怯えの理由も、放射能というよりこちら。何なら、原発事故も疫病に起因する人災かもしれません。つまり彼らが知らない6年間に、香港で凶悪な疫病が流行し、直近には原発事故も起きた。ガスマスク集団は政府の救助班でしょう。ほとんど輩ですが。と、ここまでは常識的?な推測が可能な範囲。 問題は以下のワケワカラン要素です。「一斉電話」「赤い雨」そして「ユキちゃん」。ついでに「タイムスリップ」も含めましょうか。ここからは大いに妄想力を働かせてみましょう。電話の主は、かつての流行歌の歌詞をモールス信号で送って来ました。典型的な「宇宙からのメッセージ」。赤い雨=血の雨。『宇宙戦争(2005)』でも同様のシーンがありましたね。ユキちゃんには記憶障害が見られ、時折人ならぬ雰囲気を醸し出していました。もしかして『カイル・マクラクラン状態』では。タイムスリップなんてそもそもあり得ません。でもそんなテクノロジーを持った知的生命体がいたならば・・・。 ではまとめます。「事件の黒幕は宇宙人。彼らの目的は人類を捕食すること。まずは疫病で弱らせよう。でもその前に保護に値する種族か見極めてから。サンプルはマイクロバス乗客。宇宙人は若い女性に憑依し乗客に紛れ込むことに。タイムスリップにより彼らを隔絶・極限状況下へ。そこでの行動を観察しよう。結果、蛮行を働く者。そしてそれを咎めるための蛮行。保護する価値なしと判断された人類は、宇宙人に捕食され血の雨を降らすことになりましたとさ」ちなみにヤク中男もその不死身ぶりから宇宙人の可能性あり。占いおばさんの自説通りと考えるのも面白いと思います。以上です。 このように宇宙人説を採用してしまうと、本作に限らずほとんどのミステリーが意味を為さなくなります。宇宙人って無敵。超便利。だからこそ丁寧な説明や、繊細な伏線が必要だと思うのですが、本作の場合悪ノリで突っ切った感があります(そこが魅力でもありますが)。とはいえ、「バス乗客全員死亡説」を最初に口にすることで、如何にもありそうなオチを真っ先に排除するあたり、意外と親切な面も見られます。バラエティに富んだキャラクター造形もお見事でした。私的には、“投げっ放しと見せかけ、実はしっかりクラッチされた綺麗な放物線を描くジャーマンスープレックスホールド”との印象です。このニュアンス、伝わりますか。[インターネット(吹替)] 8点(2020-05-20 18:50:33)(良:1票) 《改行有》

413.  幽鬼<OV> 《ネタバレ》 脚本や演出の質、役者の技量を問うならば、高得点が付くはずもありません。どこを取っても安普請で、『安かろう悪かろう』の理屈が見事に当てはまります。特にアレだったのは演技面でしょうか。何せ、おかずクラブゆいPのコント仕様の演技が、名演に見えるくらいですから。ただし幽鬼のビジュアル造形に正々堂々と取り組んでいること、想像と現実で“登人物の役者を変える”真面目さは、良かったと思います。出来の良し悪しは別にしても、“ちゃんと創ろう”という製作姿勢は感じられました。ところでタイトルは『幽鬼』。漠然としており、具体的なイメージが出来ません。ストレートに『ヘビ女』とかじゃ駄目だったんでしょうか。もしかしたら梅図かずお先生に遠慮したとか。確かに『銀河鉄道〇〇〇』みたいに、怒られたらイヤですものね。[インターネット(邦画)] 3点(2020-05-20 18:38:36)

414.  マッド・ナース 《ネタバレ》 脚本の質、演者の面子、映像表現等々、いわゆるB級カテゴリーで間違いありません。ただ、捨て置けない魅力があるのも事実。その一つは主演女優さんのキャラクター造形にありました。巷ではTVドラマ『M-愛すべき人がいて』の田中みなみ譲の役作りが話題ですが、それに通じるような正確かつ特濃な味付け。悪くて、エロイ。発注どおりの妖艶な悪女ぶりに感心しました。主演女優のお名前は、パス・デ・ラ・ウエルタさん。エキゾチックな顔立ちは、いわゆる正統派の美人顔とはまた異質な印象。それでいてスタイルはプレイメイト級。シリコンではなく天然もの(ですよね)のオッパイが素晴らしい。髪量も多いんだなあ。気になるなあ。杉本彩さんを3日間陽の当たらない蔵に閉じ込め(でもご飯は腹いっぱい食べてもらい)、料理スキルを抜いた感じとでも申しましょうか。ちなみに、本作の撮影中に負った怪我の賠償で66億円を請求したとか。こちらも濃いですなあ。なお、私は日本語吹替え版を鑑賞したのですが、声が大堀恵さん(元AKB48、SDN48)としか思えなくて。いつ『イチャまんグランプリ』(@ゴッドタン)の名台詞「元気ね~」が飛び出すかと勝手に冷や冷やしておりました。※調べたところ、実際の声優はキュア・パッションさんでした。もう一つの長所はクライマックスの傍若無人展開。当初掲げていたはずの信念や理念は何処へやったの?と問い詰めたくなる、やりたい放題です。本来はマイナス査定ですが、突き抜ければむしろ爽快感さえあり。「ご利用は計画的に」とはよく耳にしますが、これは返済する気のある一般人向けの話。そもそも返す気がないなら、限界まで借りて豪遊すりゃあいいんですものねえ(何のこっちゃ)。[インターネット(吹替)] 7点(2020-05-15 19:54:30)(良:1票)

415.  ドロメ【男子篇】 《ネタバレ》 次に『男子篇』の感想です。物語のベースとなる『女子篇』を補完するのが男子篇の役目。「あれは一体何だったのだろう?」の種明かしがお楽しみ。さて、そんな男子篇の目玉は、何と言っても幽霊の存在でしょう。霊がいること自体は女子篇でも見当がつきましたが、正体がまさかオ〇ンとは。何なら男子篇のタイトルは『ドロメ』よりも『オ〇ン』の方が相応しい気もします(あれ?関西じゃないから『マ〇ン』かな)。ドロメを悪意の塊と捉えるなら、こちらは善意、いや愛の塊。ただし、過ぎたるは及ばざるが如しで、悪意より厄介かもしれません。霊体なのに物理攻撃が効くばかりか〇〇化までする、映画史上初(?)の快挙も見どころの一つ。おっと、○○化の方は『○ーストバスターズ』という先例がありましたね。女子篇と比べると圧倒的にコメディテイストが強いのは、それだけ男の子の方がアホだという事でしょう。とはいえ、女子風呂の残り湯を頂戴するお約束が見当たらないあたり、相当に育ちが良いか、あるいは俗にいう草食系男子とお見受けしました。カレーもおでんみたいでしたし。注文を付けるとすれば、キャラクターにメリハリが欲しいこと。これは女子篇にも共通しますが、美男美女揃いで特徴がありません。例えば、メガネ、デブ、お金持ち、お風呂好き。まずは見た目で差異を。性格で厚みを与えましょう。キャラクターの魅力はコメディの面白さに直結しますから。あれ、そもそもコメディではありませんか。ただし、本作の楽しさは完全にコメディのそれであります。[インターネット(邦画)] 7点(2020-05-10 10:28:11)(良:1票)

416.  ドロメ【女子篇】 《ネタバレ》 それでは『女子篇』の感想から。まず「ドロメ」とは何ぞやという点から押さえていきましょう。ドロメはそもそも地域伝承(伝説・迷信)の類。観音様に向けられた、人々の恨み妬み嫉みといった“悪意の塊”が「ドロメ」という化け物の正体でした。今回の一件は、殺人犯がドロメ伝説を犯行のカモフラージュに利用しようとしたところ、本当に「ドロメ」を生んでしまったという顛末です。面白いのは、基本の化け物型「ドロメ」以外にも、人型「ドロメ」が存在すること(見た目は田んぼにダイブした人)。殺された女性がドロメとなり、次々と周囲の人間をドロメ化していきます。劇中台詞として出てくるように、まるで「ゾンビシステム」。ドロメが吐いた泥(胡麻餡)を経口摂取し、新たなドロメの出来上がり。ただし、泥を吐かせれば元に戻るという親切設計です。オカルトホラーの体裁ながら、このような“優しい呪い”が採用されていることも手伝って、新たな死者はゼロ。うっかり家さんのせいで一人洒落にならない大怪我を負う惨事はあるものの、正直怖くはありません。程々にホラー、程々にミステリー、基本的には健全な学園ドラマと言っていいでしょう。悪意の塊「ドロメ」を生んだ一因が主人公に有るというのもミソで、結局青春っていうのは自分自身との戦いなんだよなあと、苦笑いしながらおじさんは遠くを見つめるワケであります。以下「男子篇」の感想へ続く。https://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=23667[インターネット(邦画)] 6点(2020-05-10 10:27:28)

417.  ビッグ・バグズ・パニック 《ネタバレ》 隙だらけの設定、ご都合主義なストーリー、アク強めのキャラクター、やっぱり欠かせぬ家族愛。どれを取ってもB級映画のクオリティです。そう、A級ではありませんが、CやDでもありません。何と言うか、間違いのないB級なのです。サービスヌードも、ちゃんとシリコンおっぱいですし。でもそれが丁度いいのです。楽しく色々突っ込め、最後は何故かほんわかしてしまう、私が求めるB級映画を久々に観た気がします。相席スタートの丁度いいブスとか、B級グルメと同じ。高級より劣るのではなく、魅力が違う別ジャンルの趣です。いやはや、思いの外、満足いたしました。ところでラストについて。吹替版では、主人公の台詞は『無視(虫)しよう』なので、別の巣からきた昆虫あるいは人型ハイブリッド昆虫の大群を見た、なんて理解で宜しいのでしょうが、余韻も余白もある良いオチの付け方だなと思いました。単なるダシャレオチとも言えますけども。[インターネット(吹替)] 8点(2020-05-05 18:57:38)(良:1票)

418.  空飛ぶゆうれい船 《ネタバレ》 宮崎駿氏の源流のひとつとして本作の存在は認識していましたが、この度某インターネット定額サービスを利用し、初鑑賞しました。まず気になるのは、基本設定に対する説明が甚だ不足していること。ただこれは、近年の作品が設定や世界観を丁寧に説明していることの裏返しとも言えます。それだけ現代は、何にでも「説明責任」を求める社会になったと言えるかもしれません(それが良いか悪いかは別として)。細かな説明を省いている分、全体的に大雑把な印象は拭えませんが、整合性やリアリティといった“足枷”のない自由さが、娯楽作品としての力強さに直結していると考えます。それでいて、堂々と社会風刺を入れ込んでくる骨太な一面もあり、流石だなあと。メインとなる「幽霊船」の秀逸なビジュアルといい、物語終盤の“滅びの美学”といい、後世の作品に与えた影響は計り知れないでしょう。こと完成度という観点では難ありかもしれませんが、今や失われてしまった感のある『正しい冒険活劇』に低い点数はつけられません。欲を言えば『未来少年コナン』に心奪われていた、子供の頃に観たかったです。[インターネット(邦画)] 8点(2020-04-30 18:19:17)(良:1票)

419.  タッカーとデイル 史上最悪にツイてないヤツら 《ネタバレ》 ジャンル”あるある”を逆手にとったパロディ映画は時々目にしますが、『殺人鬼もの』をコメディに、いやラブコメディに仕立て上げるとは、この切り口は新鮮でした。スプラッターホラーお約束の醜男に、お馴染みチェーンソー振り回し。なるほど殺人鬼のディテールをそういう流れで再現しますか。よく考えますな。でも本当に凄いのは、人が死にまくるのにきちんと笑えること。クダラナイのもテクニックのうちと。もちろん、コメディの肝は人物造形。主役2人は絶品の愛されキャラで、感情移入しまくりでした。ホント、人は見た目で判断してはいけませんね(でも悪そうな人は大体悪人なんですよ)。風体はまさに猟奇殺人鬼のそれ。なのに中身は善人、しかも友情に厚いというギャップに萌え、好意と善意が悪い方にしか転ばぬ運の悪さに身悶えしながら観入りました。ですから、溜まりに溜まったアンラッキーの負債をチャラにするラストの多幸感たるや、もう!全非モテ男、感涙必至なのであります(ただし、『果報は寝て待て』な解釈はご法度。デイルは、優れた人間性が正当に評価されたのです。知性も高いですし。原石は磨いて宝石に。市場に出されて、初めて価値がつくという教訓です)。危うく10点を献上するところでした。もうホント大好きです。ただ、肯定前提で注文をつけさせてもらうなら、敵役の大学生がちょっと可哀想でね。彼に殺人鬼の血筋をあてがうのは筋悪。無理して悪者に仕立てなくても、このお話は成立したと思うのです。徹頭徹尾、大学生たちの思い込みと勘違いだけで物語を組み立ててくれたら最高でした。さて、これだけのナイスキャラを一作で終わらせるのは勿体ないような。続編は、セラピスト志望のヒロインも含めて、殺人鬼ファミリーもので如何でしょうか。[インターネット(字幕)] 9点(2020-04-25 11:49:17)(良:1票)

420.  映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 《ネタバレ》 末娘のクリスマスプレゼントで携帯ゲームをねだられた経緯から『すみっコぐらし』なるコンテンツの存在は知っていましたが、とんかつだの、タピオカだのが、そのままキャラクターだとは本作を観るまで知りませんでした。ふむふむ、なるほど。なかなかカオスな設定と、わびさびの効いた世界観。”すみっこ“の意味を子供達が理解出来ているかどうか不明ですが、おそらく大人には感じるものがあるでしょう。さて、結末について。理屈は解りますが、それでもなお、あの子はみんなの所へ行って欲しかったと思います。そこが望む居場所であるならば。”ガラスの天井”の刷り込みを、子ども向け映画でやられるのは、ちょっとキツイです。真ん中だろうと、端だろうと、すみっこだろうと、誰もが自分の意志と力で自由に居場所を決められる世界になればいいですよね。現実を変える第一歩は、きっと他愛もない空想からだと思うので。・・・と、ここまでがお父さんの感想。一緒に観た末娘(7歳)は面白かったようで、もう一度観たいそう。それなら良かった、良かった。お父さんの採点は6点、娘の採点は8点。間を取って7点でお願いします。[インターネット(邦画)] 7点(2020-04-20 18:53:53)

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