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プロフィール
コメント数 2292
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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401.  書道ガールズ!! -わたしたちの甲子園- 《ネタバレ》  なんの苦労もない高校生達のゆるいコメディかと思いきや、不況に倒産、親の病気に貧困世帯と、その背景がなかなかシビア。今の日本を象徴するかのような状況設定。  とはいえ、ストーリーが少々お粗末なので、中盤くらいまではわりと一歩引いた感じで見ていました。  それに高畑充希ちゃんを中途退場させちゃったのはもったいなかったですね。どー考えても彼女は必要。どーせなら最後全員揃ったカタチでのパフォーマンスがよろしかったのではないでしょうか。  また、1人1人に焦点を当てる丁寧なストーリー構成は、本来は好きです。  ですがこの作品は里子、小春、清美、リオの4人のエピソードがあまりに均等すぎて、どれも印象に残らないという皮肉な結果になっちゃいました。それぞれのエピソードが良かったものの、4分割したことでどれもとってつけたような印象に収まってしまいました。  感動系の演出も青臭いものが多く、この年齢になるとちょっと気持ちが入りきれません。  ところが、最後のパフォーマンス。ここだけはこの映画の中でも別物。否が応にも盛り上がります。感動もします。  最後の4校のパフォーマンス、どれも良かった。難を言うなら、ラストパフォーマンスでも転んでしまうのがちょっと演出しすぎ。そして歌いだす清美。いやー、欲しがりすぎて逆に気持ちが醒めちゃいました。ラストのアクシデントはないほうが良かったです。  [DVD(邦画)] 7点(2021-04-05 01:56:36)《改行有》

402.  BRAVE HEARTS 海猿 《ネタバレ》  今までと少しパターンを変えてみた最終作。飛行機の東京湾着水が今回のメインイベント。なかなか壮大でサスペンスフルなパニック映画に仕上がっていると思います。  前作よりは面白いです。2作目には及ばない印象です。  今作では今まで脇に徹していた吉岡(佐藤隆太)にスポットを当てたことで、ドラマ部分の仕上がりがいつもより面白いです。単に私が佐藤隆太を好きなだけかもしれませんが。  相手役の美香(仲里依紗)が結婚を拒んでいた理由が、たいしたことなくて拍子抜け。ただそのときの吉岡のリアクションが面白いので、コメディとして成立しています。いつもクサイ演出一辺倒だったラストにこーゆーテイストをほーりこんでくれたのは良かったです。  つっこみ所は満載。すっかり忘れていましたが、確かに日が沈んでいない。  更には、海に沈んでから、びくともしなかったものが簡単に動いちゃうのは浮力の関係?海に沈むまでは全然脱出できなかったのに、沈んでからはあっさり脱出。  また、水深60m以上の潜水は危険という話でしたが、すんなり潜水して、すんなり作業して、すんなり浮上して、全然危機感が伝わってきません。どうにも肝心なところで演出のつめが甘いんじゃないでしょうか。  時間との勝負のときは手をとめない。そーゆーシーンが出るだけでとてもプロとは思えないので醒めてしまいます。  すべての救助活動が終わったあと、下川さんにやたらクサイ台詞をしゃべらせたのは完全に蛇足。感動を演出しすぎ。欲しがりすぎ。逆になえます。  とまあ気に入らない点をつらつらと述べましたが、人間ドラマとしてもパニックムービーとしても及第点で面白かったのは間違いないです。  [DVD(邦画)] 7点(2021-04-03 15:01:50)《改行有》

403.  アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ 《ネタバレ》  ホラーというよりサスペンス。  そして甘美なカタルシスを得られる復讐もの。  まあつっこみどころはいろいろあります。  山奥、すっぱだかで川に転落。1ヶ月もどーやって生き延びたのか。衣類はどーやって調達したのか。細かい説明は一切無し。ある意味気持ちが良いほど開き直っています。そもそもこんな山奥女一人で宿泊先に鍵もかけないってどーゆー防犯意識なんでしょう。  で、見所はやはり後半。  過激な映像ばかりに目がいきがちですが、台詞の応酬が結構面白い。  主人公が男達から言われた暴言の数々をそっくりそのまま引用するのが爽快。  『もうやめてくれ』と懇願されたら『私もそう言ったわ』と冷たく言い放つ。  『娘に罪はないだろう』と言われたら『私もよ』と言い返す。  主人公の言い分はすべて正論。男達に言い逃れる術はなし。そして振り下ろされる正義の鉄槌。  ちょっともったいなかったのは、男達が互いの末路を見届けられなかったこと。  拷問を受け、苦しみながら死んでいく仲間を見て、次は自分の番かと恐れおののく。自分がやってしまったことを心の底から後悔する男たちが涙を流しながら命乞いをするシーンでもあれば、より良かったかもしれないです。  結構厳しめの評価がつけられているようですが、これはリメイクものの運命。  私はオリジナル版が未見なので、純粋にこの映画単体で楽しむことができました。[DVD(字幕)] 7点(2021-04-02 12:14:34)《改行有》

404.  THE LAST MESSAGE 海猿 《ネタバレ》  毒にも薬にもならない作品とはまさにこういう映画。  2作目が個人的には傑作だったもので、正直この作品にはがっかりした。  もちろんそれなりのキャストを揃えて予算もかけているみたいですから、面白くないわけがありません。それなりの映画には仕上がっています。  ただあまりにも前作通りのパターンすぎて、もはや興醒めするレベルです。2匹目のどじょう狙いなのがミエミエです。  脚本や演出にまるで工夫がないものですから、とにかくクサイ台詞で無理矢理感動させようとする演出のごり押し。ワンパターンのピンチとクサイ台詞の連続。過去シーンの挿入は少々クドイ。この辺も、脚本やストーリーが全然面白くできなかったので、過去のヒット作にすがっているようにしか見えません。  好きなシリーズなんですけどね。この作品に関してはいまいちと言わざるをえません。  役者さんたちの演技はとても良いです。相変わらず加藤あいはかわいい。[DVD(邦画)] 6点(2021-04-02 03:51:03)《改行有》

405.  ヒーローショー 《ネタバレ》  思っていたのと全然違う映画。  うだつの上がらない主人公の成長物語。あるいはサクセスストーリー。  そんなものを期待するとものの見事に裏切られます。  ただのチンピラ映画です。しかも結構暴力的。  前半はセックスシーンもあり、とても家族で見るにはオススメできない映画。なんて危険なタイトルなんでしょう。  登場人物の誰にも共感できず、応援もできない。  『ヒーローショーが始まった途端、子供がトイレに行きたがっているから待っててという母親』  『子供に飴を上げたのに、お礼も言わない母親』  メインの人たちからモブに至る人たちまで、嫌な人間しか出てきません。  終始イライラさせられっぱなしです。  また、映画に起承転結を求める人間には、はっきり向かない映画。  登場人物の人物像もぶれぶれで、一貫していたのは鬼丸と鬼丸の弟ぐらい。  それにこの内容で2時間超えはきついっす。  ヤンキー映画が嫌いではないので、中盤くらいまでは結構面白く見ていたのですが、後半から終盤にかけてが本当につまらない。みんな何がしたいのかわかりません。  そして個人的に福徳の声が苦手。コントだったからまだ許せるけど、ドラマや映画には向かない声質だと思います。[DVD(邦画)] 4点(2021-03-29 17:40:42)《改行有》

406.  ゾンビ大陸 アフリカン 《ネタバレ》  かなり真面目に作られたB級ゾンビ映画。  ゾンビは『のろのろタイプ』。私の好きなタイプです。  緊張感あります。緊張感の作り方はややずるい。  画面を暗くする。視野を狭くする。アップを多用する。突然目の前にゾンビが出てくる。  手法として否定はしませんが、それに頼りすぎるのはどうかと思います。そればっかりだとお化け屋敷です。  登場人物は少ない。  モブキャラはいっぱい出てきますが、メインは2人だけ。  ゾンビ映画では『サバイバル』『人間ドラマ』の2つをいつも楽しみに見ています。  ですので、私にとって登場人物の人数ってのは極めて大事。  やはり5人以上は欲しいところですね。  まったく立場も違えば国も違う2人が協力していくっていうシチュエーションは嫌いではないです。  ですが1人が退場すればあっという間に1人ぼっち。しかもその退場の仕方が寝込みを襲われるっていうのはどーなんでしょう。ってゆーか普通あの環境下で2人共寝ますか?交代で見張りにつくでしょう。  最後が八方塞がりのバッドエンドで終わっちゃうってのは終末感が出て良かったのですが、後味はよくありません。  サバイバル系のカタルシスはぎりぎりの状況下をくぐりぬけて最後は助かるというその1点のみ。  実はロメロ作品ではその終わり方が非常に多いのです。  ただゾンビ映画としてのクオリティは守っているし、この映画の雰囲気は大好きです。  時間は長すぎ。[DVD(字幕)] 6点(2021-03-29 16:59:08)《改行有》

407.  ドリーム・ホーム 《ネタバレ》  あるマンションで起きた連続殺人事件。まさかの動機に唖然とする戦慄のサスペンス。  物件の価値を落とすためだけにあれだけの事件を起こしちゃうとはぶっ飛んでいます。  主人公の女はなぜあれほどまでにあのマンションの海が見える部屋に固執したのでしょう。過去のエピソードにその答えがあるのでしょうか。  幼い頃に祖父に言われたから?  母を新しいマンションに住まわせてあげたかったから?  どれも決定打と言うには弱い気がします。  それに家族は弟以外全員他界。ある意味自由になれた今、もはやあのマンションに固執する理由はあまりないような気もしますが・・・。いや、理由なんてもはや無いのかもしれない。それが人生の目的になってしまっている感じです。  ストーリーだけを見てみれば普通のサスペンススリラー。ですが過激なグロ描写がこの映画を普通のサスペンスとは一線を画すものにしています。  これだけの犠牲者を出し、自身も大怪我をし、やっとマンションの価値を下げることに成功。  その翌年、サブプライムローンの不良債権化問題で勝手に下落する住宅価格。  恐ろしいほどに皮肉の効いたストーリーですが、むやみに時系列がいったりきたりするのと、悪趣味の粋を超えるスプラッタに多少辟易したので、やや減点。[DVD(字幕)] 6点(2021-03-29 14:24:15)《改行有》

408.  アジョシ 《ネタバレ》  韓国版レオンのような映画。  こーゆーシチュエーションぐっときます。  ありきたりだけど、世捨て人のような主人公が実は昔特殊部隊のトップだったみたいな設定大好きです。子供心をくすぐられます。私にとってこーゆー映画はヒーロー映画と同じです。  とは言え、内容は麻薬密売に臓器売買、それに少年少女を巻き込んでいるわけですから、暗く陰惨。人間の負の部分をこれでもかってくらい描ききっています。  主人公が愛する妻と、そのお腹に宿したまだ見ぬわが子を殺されるという過去を背負っているのがまた辛い。  少女も結局は母親を殺され、おそらくテシクはしばらく刑務所から帰ってこられないだろうから天涯孤独。  決してハッピーエンドとは言い難い結末ですが、少女が無事だったのは不幸中の幸い。  韓国映画はストーリーやディテールが雑なイメージがあったのですが、とても丁寧に作られていて大変見応えのある映画でした。  特にアクションはスピード感に加え韓国映画特有の痛さも表現されていて、一見の価値アリです。[DVD(吹替)] 7点(2021-03-28 15:48:03)(良:1票) 《改行有》

409.  インターステラー 《ネタバレ》  話の半分も理解できんかった。  あれよあれよという間にクーパーが人類を救うために宇宙に行く展開がすでについていけんかった。  そもそもクーパーとマーフがあの秘密基地にたどり着いたのは、基地側の人間からすればまったくの想定外の出来事だったはず。にも関わらず、クーパーに事情を全部話しちゃって、移住先の星を決めるという重大任務を与えちゃうっていうのが理解に苦しみます。  方程式はすでに解けていた?ブラックホールに入ると方程式の残りの解がわかる?それをモールスで娘に伝えて方程式が解けた?そしたらなぜか目覚めるとブラックホールから帰還していた?人類の移住が成功していて、それは土星?わかる人にはわかるんでしょうけど、私にはまさに荒唐無稽の映画でした。  期待していた分、落胆も大きい。せめて時間が短ければ・・・。  映像の迫力は息を呑みますが、理屈がいまいち理解できていないので、それが驚きや興奮や感動につながっていきません。  宇宙だけに終始ふわふわしていて、まさに地に足のついていない映画でした。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2021-03-28 15:03:32)(良:1票) 《改行有》

410.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》  とてもこじんまりとまとまってしまった感はありますが、ハウルやポニョのようなぶっとんだ展開よりかは好きです。  とても狭い世界のストーリー。なのでそこで描かれる人間関係なんかがストーリーの主軸になっていくのでしょう。  ですがこの作品で描かれる人間関係って結構希薄。病弱の男の子。小人のアリエッティ。アリエッティの家族。小人を捕まえようとするハルさん。おまけで猫。基本はこの人たちだけのストーリーなんですけど、登場人物が少ないわりに、心の交流みたいなもんが後半僅かにしか描かれません。  そもそもアリエッティたちが引越しを余儀なくされたのは、翔のエゴが原因。なのにわずかな交流で、まるで旧知の間柄のようにアリエッティと翔が別れの挨拶を交わすラストシーンには若干の違和感を感じます。  また、翔がなぜアリエッティ達が住んでいる場所をいとも容易く見つけられたのか、説明不足な部分も多い。  とは言え、アニメ映画として非常に完成度が高いのも確か。  小人目線の世界の再構築はとてもわくわくして面白い。  また、ハルさんがからみはじめてからはちょっとサスペンスフルな展開が面白い。ハルさんがアリエッティの母を見つけちゃうシーンはもはやホラー。『みぃ~つけた~』は怖すぎるでしょう。  翔の部屋に鍵をかけちゃうハルさん。クビにされたっておかしくないでしょうにそこはスルー。  ハルさんがこの作品を盛り上げてくれたのは間違いないですが、なぜハルさんが小人の捕獲にそこまで情熱を燃やすのかは謎のまま。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2021-03-24 13:43:41)(良:3票) 《改行有》

411.  ヒックとドラゴン 聖地への冒険 《ネタバレ》  映像の美しさが半端じゃない。特に『水』や『砂』の描写はその質感まで感じ取れるクオリティ。本物を超えちゃっているんじゃないでしょうか。映像だけでも一見の価値ある作品です。  今作は人間達がドラゴンから自立するお話。  ヒックたちバーク島の人間は、ドラゴンたちを保護し、悪い人間から守っていました。でも実はドラゴンたちに依存していたのは人間達のほうだったっていう真実。オープニングバトルでの母親の一言。『ちょっとあなたたちドラゴンに頼りすぎかもね。』まさにこれが今作のテーマ。すでに伏線は張られていたわけです。  ですので、前半や序盤はドラゴンたちと共に戦うシーンが多く、後半はヒックたちがドラゴンの力を借りずに自分達の力だけで戦う構図が出来ています。そして勝利を掴む。これこそがこの物語の帰結点。  いつもだったらクライマックスは巨大なボスドラゴンと、ヒックたちバイキングとドラゴンのど派手な戦いで幕を下ろすのですが、今作はなし。いつもとは違うラストバトル。それはそれで面白いのですが、やはりドラゴンが脇に追いやられてしまうとなんとなく物足りない感じはしちゃいますね。  切なくも美しい別れを描き、有終の美を飾る本作。  最後にそれぞれ家族を築いたヒックとトゥースの再会が描かれます。ファンとしては嬉しい限りですが、映画としては蛇足かもしれませんね。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2021-03-24 10:53:14)《改行有》

412.  彼岸島 デラックス 《ネタバレ》  これはもう完全に原作ファンのための映画。  登場人物たちの紹介など一切なし。導入部なんて存在しない。コミックスでいうなら中盤くらいをピックアップした作品。  なにしろケンも篤もすでに感染して吸血鬼化しちゃっているわけですから。ここまで『一見さんお断り』を貫くともう逆に清々しいくらいで  登場人物の中でひどかったのは明と雅。明は原作のイメージとかけ離れすぎ。雅はクラスに一人はいる厨二病の男の子にしか見えない。  とりあえず明の赤いマフラーみたいなのやめてほしい。オープニングバトルは顔色の悪いショッカーと戦う仮面ライダーかと思いましたよ。  でも私はこの作品好き。なぜならオニがたくさん出てくるから。  私が原作で一番好きだった『姫』が出てきたときにはテンション上がりまくりです。  この映画のベストシークエンスはずばり『姫』と遭遇してから逃げ切るまでの一連のシーンでしょう。  他にもオニがたくさん出てくるので退屈しません。  こーゆーネタ映画はこれで良いんだと思います。[DVD(邦画)] 7点(2021-03-23 04:41:41)《改行有》

413.  エール! 《ネタバレ》  家族がみんな自分の事しか考えていなくて、主人公の女の子に頼りきっている感じが好きになれなかったです。  特に母親の娘に対する態度、扱いが酷い。  障害者かもしれませんが、母親です。娘に夢が見つかったのであれば、親として応援してあげてほしいものです。  映画としては、主人公の女友達と、弟の情事が不要。要らないでしょ。あのエピソード。  とゆーわけで中盤からまあ後半くらいまでこの映画に対する印象はあまり良く無かったです。  転機が訪れたのはデュオで完全無音になるシーン。ちょっと驚きましたね。思い切った演出です。なんて説得力があるんでしょう。批判的な目で見ていたぶん、軽く怒られた気分です。いっきに目が覚めましたね。  そしてクライマックスがオーディション。とゆーか入学試験?手話を交えた歌に心の底から感動。  試験管の『良い選曲だ。』に激しく同意。  歌詞とメロディーと手話が完璧にマッチした最高のシーンでした。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2021-03-21 18:14:37)《改行有》

414.  おにいちゃんのハナビ 《ネタバレ》  人が病気で亡くなる話は好きではないのですが、実話なら仕方がないですね。  前半はひきこもりのお兄ちゃんを引っ張り出すコメディテイスト。笑いどころが多い。スキあらばうまいことを言おうとする兄。それにつっこむ華。二人の掛け合いが面白おかしくも微笑ましい。女装させられるお兄ちゃんには爆笑必至。  後半、華の白血病が再発。事態は急変。物語は次第にシリアスなドラマへと路線変更していきます。  妹は結局年を越すことができません。それはそれはもう悲しくて仕方がないわけですが、物語のクライマックスはここではありません。兄が亡き妹のために、個人奉納で赤色の花火を打ち上げる。その一部始終を、静かに、でもドラマチックに描いた感動のストーリー。最近見た中では一番泣いた映画となりました。  父。母。病院の先生。学校の先生。同級生。翠嶂会のメンバー。新聞配達先のお婆さん。誰もが優しい人ばかり。  大切な人を失い、いったんは絶望の淵に突き落とされる。そこへ届く一通のメール。心の底から悲しい事を乗り越えて、そこから再生していこうとする物語。よくある人の死で泣かせるだけの物語ではありません。悲しさや寂しさと共に、そこには確かに希望があったのです。  88歳の誕生日を孫達に祝ってもらうおばあちゃんもいれば、17歳という若さでその生涯に幕を閉じる人もいる。  人はいつ死ぬか誰にもわからないけれど、だからこそ一日一日を大切にしようと感じさせてくれる名作でした。[DVD(邦画)] 9点(2021-03-21 17:43:57)(良:1票) 《改行有》

415.  怪盗グルーのミニオン大脱走 《ネタバレ》  いつもに増してドタバタ感が強いシリーズ第4弾。『ミニオンズ』をスピンオフ作品として除くと、正確には第3弾?  グルーとドルー、生き別れになっていた兄弟の再会。アグネスのユニコーン探し。ルーシーとマーゴの絆。ミニオンたちの造反。だいぶつめこみましたね。そのせいか、ちょっと散漫になっちゃった感じです。おかげで今回の敵ブラットの存在感が薄い薄い。  複数のエピソードを同時進行させたせいで、スピード感の割りにそれぞれの物語があまり進まず、テンポがよろしくない。やはりもう少しエピソードの数を絞ったほうが良いんじゃないでしょうか。1つ1つのエピソードを丁寧に作る。その中で小ネタを散りばめ笑いをとる。そんなスタンスのほうがこのシリーズには合っていると思います。そもそもががちゃがちゃしているシリーズなんだから、これ以上散らかす必要はないでしょう。  あと個人的にはまっとうな仕事をするグルーは魅力半減。グルーはいつも悪巧みをしているのが似合います。ミニオンたちのブーイングは気持ちがよくわかります。悪党なのに、アグネスたちやミニオンたちに優しい。このギャップが素敵だし笑えるのです。  そして今作ではミニオンたちが早々に離反しちゃうので、グルーファミリーとミニオンズたちの協力プレイがほとんど見られません。これはもったいない。一番楽しみにしている見所なのに。これはちょっと不満でしたね。  まあ、不満ばかり並べ立ててしまいましたが、エンターテイメント性は抜群で、1つの映画としては文句なしに面白い。  あくまでシリーズのファンとして、もう少しミニオンズとグルーの掛け合いを見たかったというだけです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-03-21 09:20:23)《改行有》

416.  LIFE!(2013) 《ネタバレ》  後半につれて盛り上がる構成が良い。この展開は好みに合っています。  ですが前半の妄想ラッシュがあまりにしつこくて辟易。  回数が多く、しかも1回1回が結構長い。すぐに妄想で話が脱線。イライラします。  ただ、前半でうだつのあがらない主人公像を構築できたからこそ、後半のウォルターの覚醒にカタルシスを感じられるわけですが。  後半のアドベンチャーは妄想を超えるような出来事ばかりで、エンターテイメント性は申し分なし。また、大自然の迫力と脅威を感じられるビジュアルは見て損はないでしょう。  ストーリーは前半もそうですが、個人的には着地点も気に入りません。意中の人とはうまくいきそうなのでとりあえずハッピーエンドなのは良いのですが、ウォルターの能力が正当な評価を受けず結局社会的地位は向上していないのが腑に落ちません。  もちろん表紙のオチで、ある程度の溜飲は下げられるのですが、表紙になったからってそれで飯が食えるわけではありません。  なんか仕事面でも、もうひとつくらい逆転エピソードみたいなのがあってほしかった気がします。  堅実な、縁の下の力持ち的存在。こーゆー人たちが普段文句一つ言わず、ただ黙々と世の中を支えている。映画の中でくらいスポットライトを当ててほしいものです。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2021-03-21 09:00:19)(良:1票) 《改行有》

417.  ヒックとドラゴン2 《ネタバレ》  おお、ヒックがなんかかっこよくなっている。というのが最初の感想。すっかり主人公顔です。  ドラゴンブレードや飛行スーツなど、装備が充実しているのがまず楽しい。  ヒックの姿だけでも、前作からの月日の流れを感じさせるオープニングがとても良いです。  世界観はそのままに、前作とはまったく違うストーリー展開。  母親との再会。父との死別。悪い人間と悪いボスドラゴンに操られる善良なドラゴンたち。なんとトゥースまで操られてしまって・・・。前作とはまた全然違う、ドラマチックでありカタルシスも感じられる緩急の効いたストーリー展開。  ここでの評価が冴えなかったことも幸いしてか、あまり期待せずに観賞したぶん、その面白さに終始ひきこまれました。  わたしはこの『2』も前作に負けず劣らず大好きです。  心優しきボスドラゴンの死や、父との死別という前作にはない悲しいエピソード。  その一方で母親という偉大なドラゴンライダーと新しいドラゴンたちとの嬉しい出会い。更に今作ではトゥースもなにやら覚醒したかのようなクライマックスに少なからず興奮。  どうしても次作に期待をしてしまう、かっこいい終わり方が最高です。[ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-03-16 11:59:09)《改行有》

418.  武士道シックスティーン 《ネタバレ》  ごくごく普通の青春部活動ストーリー。  『剣道をする美少女達』というテイストのみでおしきる2時間弱。  ぱっと見どんくさい女の子、西荻(北乃きい)が実は剣道の才覚があるっていうのはマンガチックで好き。  そんな西荻にまさかの敗北を喫した全中チャンピオンが、西荻の高校に入学してくるっていう展開もマンガチックで好き。  メインの2人以外にも、村山主将のような強キャラがいる人物配置も好き。  ただ、キャラの配置、状況設定、役者の演技も悪くないのに、いまいち盛り上がりに欠けるのはなぜでしょう。  ああ、そうか、ライバル校がいないからか。共通の宿敵の不在。立ちはだかる高い壁を、いがみ合っていたチームメイトが協力して倒す。そんな少年漫画あるあるの王道ストーリーではなく、終始メインの2人の人間関係と心の成長だけを追っていく。それだけで2時間弱だから、要らないシーンも増えるし、間延びもする。西荻の父親や岡君のような中途半端なキャラも出てくる。どうりで見ていて中だるみしたわけだ。  北乃きいはかわいい。成海璃子演じる磯山のキャラが面白い。そして剣道の練習や試合での気迫のこもった声出しが良い。だから最後までなんとなく見ていられるのですが、映画としての面白みは大分薄味かもしれないですね。[DVD(邦画)] 6点(2021-03-15 12:50:50)《改行有》

419.  スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》  アベンジャーズの中でのスパイダーマンは良い味出していたのですが、今作では今一歩という感じが否めません。  ラストこそ大活躍でそれなりにカタルシスを味わえましたが、全体を通してみるとちょっと精彩を欠いているような気がします。  序盤はベックばかりが目だって、スパイダーマンは完全なる脇役。『親愛なる隣人』も良いけど、ちょっと隣人すぎるな。  中盤から後半にかけてはひたすらボコボコ。アクションも恋愛も、何をやってもうまくいかない。  エンドロール後のオチは、アン・ハッピーエンドな終わり方で不愉快。ピーターあんなに頑張ったのにそりゃないぜって感じ。  ただ、アクションは流石のスピード感だし、映像の迫力と臨場感は文句のつけようがありません。  中盤から後半にかけては多少イライラしてしまったものの、やはり終始楽しんで見てしまったので、エンターテイメント作品としては合格ラインなんだと思います。  ヒーローものとしてはいまひとつといったところ。  ヒロインもいまひとつといったところ。  MJとメイおばさんだけは、サム・ライミ版のイメージとかけ離れすぎていていまだに慣れません。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-03-15 03:42:03)《改行有》

420.  メン・イン・ブラック:インターナショナル 《ネタバレ》  このシリーズはどうしてもトミー・リー・ジョーンズとウィル・スミスのコンビが刷り込まれているので、2人がいないのがちょっと残念ですが、これはこれで個人的には超アリな作品です。  そもそもこのシリーズの『宇宙人たちが地球のあっちこっちにしれっと溶け込んでいる』っていう設定がかなりツボなんです。  個性あふれる宇宙人たち。バリエーション豊かな武器やアイテムの数々。そういった見たいものを見せてくれている時点でこの映画は成功と言っていいんじゃないでしょーか。  ストーリーはみんなで超破壊兵器を奪い合うだけ。わかりやすい。つっこみどころ満載だって良いじゃない。そんな大味なところもこの映画の魅力の1つなのかもしれない。  クリス・ヘムズワースはアベンジャーズシリーズで結構好きになった俳優さん。ですがエージェントHは、あまり良いところがなかったですね。『お調子者。だけど切れ者。』だったらそのギャップにある種のカタルシスを感じるのですが、最初から最後までお調子者で終わっちゃった印象です。  テッサ・トンプソンはお世辞にも美人とは言えませんが、なんか人を惹きつける魅力があります。好奇心旺盛な新人エージェントMは、はまり役だったと思います。  大ボスの存在感の薄さと出番の少なさ。圧倒的存在感だった2人組の中ボスの最期のあっけなさ。ハイTの意外な正体がいまいちサプライズとして効いていない。なんとも盛り上がりそうで盛り上がりきれない部分がありますが、その一方でスピード感溢れる追いかけっこアクションなど見所も多い。CGを駆使したエンターテイメントSFとしては、十分合格ラインを超える出来栄えだと思います。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2021-03-14 16:18:40)(良:1票) 《改行有》

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