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421.  殿、利息でござる! 《ネタバレ》  予告編が思わすほどコメディではなく、途中からどんどん感動物語になってきて、最終的に地域のイイ話に。ちょっとこれはナシだよなあ、という感じ。それなりに感動するし面白いのだが。  予告編でも物語初旬でも言われていた「利息を取る」が途中で「献上」なんて言葉に変わっていてオイオイと思ってしまう。原作のタイトルを見れば解ったのだろうが、無私の人の話だから貸し付けるのと献上との違いなんてそれほど気にしていないのかもしれない。でも、くどいようだが予告で見たように「利息を取る側に回るのか取られる側に回るのか」の攻防とかを期待していた。そのように導かれていたと思う。  そもそも殿様の他藩への対抗心で金が要るなんて理由で、利息を払うことができるのか?金を運用するわけでもなく、払うとすれば結局それは年貢から捻出されるわけで、総合的に楽になるのかどうか?とか、興味はあったのだが、そんなことは微塵も語られない。あるいは、公共の福祉の概念とか、江戸時代の経済システムとか、そういった内容を期待していた。  それでも、劇中で(というか実話らしいから現実にということだが)描かれている通り、利息が支払わてたらしいが、それもある時勝手に支払が廃止されたというのは驚き。原本は返済されたのだろうか?というか、タダの分割返済だったのでは?[映画館(邦画)] 5点(2016-05-20 17:22:19)《改行有》

422.  スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号 《ネタバレ》  The Fisrt・The Nextばりの結構カッコイイ感じの3号の話で、しかも我らが侑斗の復帰作だ。見ずにはいられない。  だが内容的には、どうしても「またか感」が否めない。前に見たのは1号2号がショッカー側についたパラレルワールドの世界。今回も1・2号が死んでショッカーの思う壺になった世界で、とても良く似ている。こいつら(白倉だけかな?)の好きなライダー対決に都合がいいのだろう。  前回はタイムマシンを駆使する電王が重要な位置を担っていた世界で、上手いこと物語を作っていたが、今回は同じ時の列車を駆るゼロノスの活躍の割には、その辺の工夫というか展開が物足りない。  もちろん過去に行って転換点を改変しちゃえば簡単だが、それじゃあツマラナイのは分かっている。何らかの枷をはめた上で最後にせめて例の人(今気づいたが、死んだ人と消えた人両方共だ)の顛末だけでも、未来に覚えている人がいればその人は消滅しない、という電王世界のお約束で救ってあげればよかったのに、と思う。  却って、今のライダー世界に戻ってくるのを諦めて、完全な徹頭徹尾パラレルワールドとして3号を描いてみても良かったのではないか、とも思う。その中で歴代のライダー達がいてもそれはそれでイケたのではないか。  そして今回一番ガッカリだったのは、いつも強大な姿で現れるショッカー首領を倒すのが、仮面ライダーたちではなく(ドライブが参加しているとはいえ)戦隊連中のロボットだったことだ。そりゃあ無いぜ。最後までこれは仮面ライダーの世界として、見たかった話だ。  ところでバイクと車の異種レースがありなら、列車も良いじゃねえかよ。ゼロライナーならスタート地点とゴール地点そ時間的に飛び越えることが出来ると思うんだが、まあそれを言っちゃあお終いか。[映画館(邦画)] 5点(2015-03-31 23:53:54)《改行有》

423.  名探偵コナン 異次元の狙撃手 《ネタバレ》  つらつらと思ったことなど。 ・冒頭のアクションシーンで「キック力増強シューズ」がすごい働きを見せるのだが、それが最後の伏線になってるとは。まあ、シューズはいいとして、花火ボールは普通に仕込んでるのはナシだろうなあ。 ・ガラス越しの狙撃モノでいつも思うんだが、ガラスの影響による弾道の変化がまるで考慮されないのは、なんだかなあ、って感じ。ましてや、あのツリーの展望台のガラスは、そんじょそこらの窓ガラスとはワケが違うはずだし。あんな精密射撃はムリだろう。 ・いつもの黒い人表現、今まで「こっそり」何かをしているのを表すのに使われていて、まあそれなりに様になっていたが、今回それをコナンが見ているというシーンがあって、それも違和感。  あとは、いつもの様にコナンは超人で、しかもハタメイワクなスケボーチェイスで交通事故を引き起こしてるし、蘭ちゃんは相変わらず弾に当たらずにSEALs相手に強いし、謎の真相に必然性がない(あんな図形気付く奴いるかよ)し・・・。つまり、いつもどおりの劇場版コナン。[DVD(邦画)] 5点(2014-10-09 00:37:39)《改行有》

424.  男はつらいよ 寅次郎紙風船 《ネタバレ》  「寅ちゃんのお陰でたくさんきれいな人に逢えますよ、あたしたちは」。今回おばちゃんは寅に泣かされたが、この大反撃がお見事![DVD(邦画)] 5点(2014-07-29 12:18:11)

425.  続・荒野の七人 《ネタバレ》  前より豪華になれとは言わないが、前に進んだ物語、ステップアップしていて欲しかった。なんで前とおんなじことやってるのか。  同じことと言うより、劣化してさえいる。例えば、クリスの無策ぶり。前回の戦で農民だって戦わなければ、多勢に無勢だって経験したはずなのに、今回は何の仕掛けもせずに7人で正面から迎え撃つだけ。  また、決定的に描写が足りないと思うのは、もう戦うのはやめると決断した農民たちが、再び戦闘に参加する気持ちの変化を描いていないことだ。  ところで、個人的には西部劇の戦いでダイナマイトを使うのは好きではない。 [DVD(字幕)] 5点(2014-07-12 08:35:39)《改行有》

426.  映画 謎解きはディナーのあとで 《ネタバレ》  原作を読んではいないので、TVシリーズの印象しか持っていないが、その一エピソードとして、部屋の中でブーツをはいて死んでいた女性の謎の解明が見事だと思っていたので、そういうミステリ部分にはちょっとは期待していた。だがその部分、イマイチの感は否めない。  関係者の少ない短編ならまだしも、これだけ大規模な環境での事件で、インクだけで犯人個人を特定するってのはちょっと無謀。  とはいえ、こういったシリーズ物の映画版は、キャラクタを楽しむ面もあるから、そっちの方で魅せてくれてもいいのだが、TVシリーズ(かスペシャル)で主役二人の関係が結構イイとこまで行ってるから、本作では却って二人の関係が終息した(若しくは後退した)感が出ちゃって、そっちも消化不良。[DVD(邦画)] 5点(2014-07-02 16:57:33)《改行有》

427.  ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE 《ネタバレ》  ルパン三世のやり方とは思えない、回りくどくて泣く人が大勢出る方法で、コナンに小生意気なこと言わせるためだけの事件。  ルパン三世なら、鉱石の所有者を特定したら、その相手に直接罠を仕掛けて、獲物を盗むだろう。わざわざアレンを悲しませる必要はない。  それにしても、ここんところ(というかカリオストロ以降)、五右衛門のいらなさ半端ない。表面上は仕事しているが、魔法使いすぎてギャグにしかなっていない。昔はルパンらと一緒に変装したりして員数として活躍してたのに。  コナン側について。ミステリの常道である、魅力的な謎の提示、時にミスリードな探偵や捜査陣による興味の持続、常人には成し得ない推理による解決のみごさ。そういったものを、少なくとも初期のTVシリーズでは時に2話構成で丁寧に描いていたと思うが、本作ではややこしすぎる事件とキャラクタのふざけすぎた描写などに阻まれ、謎に対する興味が途中で霧散してしまう。  そして、得意気に話すコナンの推理も、大雑把で根拠の希薄な決め付けが多く、相変わらずミステリの醍醐味である「巧くやられた感」が無い。  書いていて今気付いたが、私はこのシリーズをコナンものとして観ているので、どうしても本格ミステリ的なものを期待していた。一方ルパンシリーズは活劇。だが前二段で書いたように、どちらにしても「らしくない」。印象に残るのは各キャラクタの、お祭り映画としての楽しさだけだ。  それにしても、世界の軍事バランスが崩れてしまうようなものを、いくら囮で宝石のように仕立てたとはいえ、泥棒に渡して任せてしまうのもスゴイよなあ。[DVD(邦画)] 5点(2014-06-14 23:06:14)《改行有》

428.  ルパン三世VS名探偵コナン<TVM> 《ネタバレ》  放映時に見てはいたが、THE MOVIEの為に、復習として見てみた。  当時から気になってとても悪印象だったのは、不二子の過剰に芝居がかった喋り方などの演出(でも絵はとてもいいんだけど)。また、長編コナンの恒例だが、有りえない級のスペクタクル。アーチ橋のくだりはもう、エンジンのお陰って事で許すしか無いが、離陸中の飛行機に(多分)走って飛び乗るのはダメだろ。その描写も無しで。(あゝ、でもあのアーチから何事も無く着地できる少年には、飛行機に飛び乗る事など訳ないのかな?)  ルパン側がふざけ過ぎなのも、回想シーンが緑ジャケットなのも、おそらくファンサービスのつもりなのだろう。ホントはそんな部分はどうでもいいのだが。  これもコナン物について前々から気になっていたことだが、どんなに信ぴょう性がなくても、コナンに喋らせてしまえば真実、とでも言いたげな雑な推理(というか設定)に閉口する。今回の叔父さんが甥(第一王位継承者だ!)の利き腕を知らなかったとか、弾頭を抜いたのがたった二つで、それを無造作に床に捨ててあるとか…。一体どこの国に自分で抜いた弾頭を、自分の机(作業台)の下に放り投げる女王が居るんだよ。ガキかよ。(そんな奴はこの映画の中で言うと元太くらいのもんだろう)  一番謎なのは、ルパンファミリーが何故、高校生探偵とコナンの秘密を知っているのか、というあたりだ。お祭り企画だからといって許してしまうには、ちょっと重要すぎる部分だと思うのだが。 [DVD(邦画)] 5点(2014-06-13 23:06:00)《改行有》

429.  男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく 《ネタバレ》  松竹歌劇団である。SKDと倍賞千恵子だ。ちょっとはその方面を期待するではないか。(私は加藤登紀子の知床旅情より、倍賞さんのオホーツクの舟唄のほうが好きなのだ。)  今までの設定があるから、さすがに若いころ在籍していたなどは無理としても、ナナと一緒に歌のレッスンを受けた事があるくらいは良いだろう。いつもの夕餉の宴ででも歌ってくれるくらいのサービスを見せて欲しかったものだ。  ナナとグラスを傾けた夜、もうちょっと寅にオトコとしての「肉食さ」というようなモノがあれば、後の展開は違っていたのであろうが、そこが寅のやさしさでもあり弱さでもあるんだろう、『わが道』のつらさだ。  男、というより寅のサガはつらいなあ。  今回はそんな風にタイトルを理解することにする。……まあ、それにしても寅さん、妹の友達ってのは、それはそれで厄介そうだぞ。[DVD(邦画)] 5点(2014-06-12 21:14:36)(良:1票) 《改行有》

430.  男はつらいよ 寅次郎恋やつれ 《ネタバレ》  複数回出ているマドンナというと、リリーさんをすぐに思い浮かべるが、その最初の人は歌子さんだったのか。しかし、やはり前回の後日談感が否めない。  当然DVDではそうだが、公開時でもマドンナが誰かは公表されているので、最初の話で寅の結婚(希望)相手が焼き物師と聞けば、そこに(歌子やその旦那との)つながりを期待するのだが、そんなことは全くないのが残念。  基本的にこのシリーズは同じ事の繰り返しとは言うものの、同じ演者で同じようなことを繰り返すのはいかがなものか?と感じずに入られなかった。[DVD(邦画)] 5点(2014-05-16 21:08:58)《改行有》

431.  男はつらいよ 寅次郎恋歌 《ネタバレ》  まくら、さくら取ってくれ、はもう3回目だ。……なんて思ってたら4回目も同作でやるのか……。まあ、いいや。  それより今回寅はフラれていないのに、なぜ柴又を後にしたんだろう?女の不幸に手を差し伸べてやることが出来ないから、身を引いたのだろうか?なにか、寅さんらしくない気がする。  池内の借金問題もちゃんと解決したのかどうかもわからず、いろいろと謎のうちにいつもの大団円とは。[DVD(邦画)] 5点(2014-05-13 23:06:55)《改行有》

432.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》  腑に落ちない点は2点。なぜ、クリプトン星のかけらが彼を弱らせるのか?例えば、我々地球人が地球のかけらで弱っていたら、生存できない。それと、時間が戻る仕組み。断層の修復で沈んだ地面が元に戻るのは、最大限のやさしさで受け入れるとしても、時間を戻すなんてのを許容したら、もう何でもアリだ。最近、地球の公転を知らないアメリカ人は、人口の約四分の一いるなんてニュースがあったが、さもありなんである。  「マン・オブ・スチール」との比較になってしまうが、それでもこちらのスーパーマンは、戦うというよりは人を守るというスタンス、悪人であっても殺したりしないという所が良い。これこそ正義の味方、ヒーローと呼ばれるキャラクターである。[DVD(字幕)] 5点(2014-02-24 16:25:26)《改行有》

433.  手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 《ネタバレ》  多分、後々に絡んでくるんだろうサイドストーリーが、未だブッダ=シッダールタに絡んでいない状態で、一本の映画が終わってしまうのは、劇場でお金払った人は釈然としなかったのではないだろうか?  テレビで見た自分としては、これからに期待、と言ったところだが。  Wikiによると、これは史実(あるいは教義的な見解)ではなく、手塚風アレンジが加えられているらしい。その方が安心して割り切って見られる。  それにしても冒頭で語られる、ウサギが自信を火中に焼き他人を救う話は、映像で見ると異常に嘘くさく、どうかと思う。あれを目の前にして、ウサギをキリストのように思えなかった宗教家というのも、何だと思う。そう言えば、劇場版のジャングル大帝でも、このエピソードは見た気がする。手塚はこの話好きなのかな?  まあ、それはさておき。  この物語が見るものに期待させるのは、生き死にや人の一生というレベルで考えた時の「人間の幸せ」というようなものではないかと思うが、それを見つけたという偉人の話の、これはまだまだ導入部だ。いや、それを見つける旅に旅立ったところで終わる。さあ、これからだ、という段階で良くも悪くも思えない、真っ只中の5点。  …ホント言うとこの部分だけの面白さというモノを見せて欲しかったのだが。[地上波(邦画)] 5点(2014-01-13 21:53:55)《改行有》

434.  バウンティー・キラー(2013) 《ネタバレ》  自分の大好きな美人ガンマンもので、過激なバイオレンス描写がある割に人殺しの嫌悪感も薄く、面白く見れるのではと思っていたが、若干の物足りなさも否めない。  政府要人や富豪たちが安全圏に逃げて、企業が殺し合いを行ってでも利益を追求する世界のはず。しかし、出てくる人間がみな悪い奴かアウトロー・謎の(怪しい)集団ばかりで、一般の人が見えないので、世界が酷いことになっている感が薄い。主人公を襲う連中が「悪い奴」というよりは「容赦なく殺される為の人(実はこの時点で人ではなく記号)」にしか見えない。  大体、最後に出てきたオフィスで働いていた人たちは、いったい誰に対してどういう商売をしている人なんだろうか?そういった意味での、世界の不完全感が、ご都合的に見えるのだ。  かつて賞金稼ぎという職業が成り立った国での、新しい世界における一つの正義の方法の物語。現実的な力、というモノを嫌というほど知っている国の、キレイ事では無い対処法、賞金稼ぎ。それに刑の執行権を与えるまで発展した世界。  自分的には、こういった世界での正義感、前・悪の物語を期待したのだが。B級という言葉で納得するには、勿体ない魅力あるキャラクタなのに…。 [DVD(字幕)] 5点(2014-01-01 12:57:05)《改行有》

435.  フィラデルフィア・エクスペリメント(1984) 《ネタバレ》  Wikipediaでフィラデルフィア実験という項を読むと、実に凄いことが書いてあって、どのように甲板に体がめり込むのか興味津々で見た。  しかし、やっぱりというか残念ながらというか、その辺は詳細には描写されず、瞬間移動という部分を拡大解釈して、タイムスリップものに仕立てたられていた。  タイプスリップして未来で恋に落ち、過去に戻って後始末をして恋人に会うために戻ってくるという、(映画としては)よくある感じの話。…そういえば、おそらくこのジャンルの嚆矢である「タイムマシン」も、過去と未来の差はあれど、結局はそういう話だっけ。つまり大道ってことか。  だが、いくら何でも磁気実験で時空を行き来できるとは思えず、そう思わせてくれる説得力もなく、ありきたりなタイムスリップSFと言った感。[DVD(字幕)] 5点(2013-10-09 21:36:11)《改行有》

436.  ボディガード(1992) 《ネタバレ》  特殊な状況下におけるラブストーリー。まあ良くあるっちゃあよくある感じ。  犯人は誰?的な要素が2段階になっていて、最初のやつは充分推測できるようになっているが、真犯人についてはその背景が全く描かれていない。 映画の目的がケヴィンとホイットニーのラブストーリーなのだから、それでイイという方針でもアリだけど、頭ひねった側としては何故そうなのか、気になるところである。  特に人を守る仕事をしていた人が何故なのか?彼の後ろに誰かいるのかいないのか?なんてあたりを描いてくれると、もっと「ボディガード」という映画になった気がする。  と同時に、その人異常に不自然な人物だから、登場後しばらくして怪しいと思えちゃうのも、イマイチ。[DVD(字幕)] 5点(2013-08-05 14:10:04)《改行有》

437.  デンデラ 《ネタバレ》  アレは違う所の話で、ましてや続編などではないのは百も承知だが、どうしたって『楢山節考』を思い出す。あの、親を捨てなくてはいけなかった息子の苦悩、息子たちの負担になるまいとして捨てられることを喜んだ母の思い。そういったものが台無しになった感がとても悲しい。あれとは違う世界なのだと、自分に言い聞かせながら見なくてはいけない。  まあしかし、有名な伝説であり、後日談を書くのは自由だ。だが、いきなり捨てられた事への復讐という、期待と違う方向へどんどん行ってしまう話に焦る。姥捨ての生き残りの話なら、どう考えても貧しさと生き死にに関する話だ。  復讐譚が未遂に終わり、やっと野生動物との生き死にをかけた話になるが、はやり期待した世界観とは違って戸惑う。だが、良く考えると、熊は生きるために人間を食う。そのためにやむを得ず人には死んでもらう、姥捨てと同じ論理である。  だから、この話の中で老婆たちが熊の論理に、片鱗でも思いを巡らせたら、その上でやはり人間は死ぬ訳にはいかないと結論したなら、私はこの物語を評価したと思う。だが、彼女らは自分を滅ぼすものとして徹底して熊を悪者にしているだけだ。ある意味、草笛長老の意思通りなのだが。  その境地に至るのは我らが主人公、浅丘ルリ子だけだ。彼女は今度こそ、極楽浄土へ行くことだろう。[DVD(邦画)] 5点(2013-06-26 17:32:35)《改行有》

438.  シンドバッド虎の目大冒険 《ネタバレ》  んー、このシリーズは初めて見たのだが、私の求めている世界観とズレているのは、最後の神殿を含む大いなる力が、妙にシステマチックな所かな?女の魔法使いとその手下の金の牛男は、最終的に神の怒り的なものによって滅ぶんだと思っていた。一応主人公たちは正義だが、それよりも大いなる神の存在する世界なら、悪は神の裁きを受けるべきだ。  魔法で命を与えられた怪物(ロボット?)は、造形的にも動き的にも良いのだが、やはり活躍しなすぎではある。いわばエンジンを得たと言って良い妙にカッコイイ船をみると、海戦を見たかった気もするが、主人公に分が悪すぎだろうか?  それと、人間の祖先だという大男。道を教えてもらって窮地を救ってもらったんだから、遺体を担いで神殿を出るくらいの礼を尽くしてほしいものだ。 [地上波(字幕)] 5点(2013-06-09 20:19:56)《改行有》

439.  あすの花嫁 《ネタバレ》  連れ合いを無くしたお父さんお母さんの、再婚問題。それぞれ事情の異なる問題だから、一概にどうこう言えないけど、小百合ちゃんのお母さんの場合は、お父さんと結婚する以前から続く話なので、ちょっと深刻だ。    と思っていると、学友の女の子なんて睡眠薬まで飲んでしまう有り様なのに、意外にも小百合ちゃんは、母の相手である宇野重吉に会っただけで、その男を忽ち認めてしまう。何でしょうか、この安直さ。ひょっとして「血は争えない」って事かな?その勢いをかって、浜田光男も一気に結婚できそうで、まあめでたそうですね。って感じ。[DVD(邦画)] 5点(2013-06-06 13:56:14)《改行有》

440.  許されざる者(1960) 《ネタバレ》  昔のTVドラマなどによくある、子供をすり替えられたり、攫われたりするドラマは、攫われた側の倫理観・正義感で物語が進行することが多いと思う。こういう攫った側の倫理観で進む話は珍しいな、と考えたら、ちょっと前に『八日目の蝉』を観たことを思い出した。  あの場合はまだ小さな子供だったし、法の支配する社会の話だから、子は生みの親に戻されたが、本作のような事情の場合、あながちインディアン側を支持する気にもならない。  この映画を白人入植者が、原住民であるインディアンを侵略し子を強奪した話として、現代の倫理観でコキ下ろすのは簡単だが、その子は白人の社会で生活し家族を得ているのだ。  「血は水よりも濃い」とは言うが、「生みの親より育ての親」とも言う。今ある絆を絶つのも簡単な事ではないし、本人は白人のつもりでいるのだ。たとえ許されなくても、家族として乗り切る事を非難は出来ない。  ところが、そんな事以上に違和感、というか嫌悪感を起こさせることがある。レイチェルとベンの結婚を匂わせる件である。「家族」という絆をテコに、この状況を乗り越えようとしている時に、突然兄妹が夫婦になる(レイチェルにとってキスは結婚を意味していた)、3人兄弟の抱擁のシーン(弟妹を両の腕で抱きかかえているが、弟に見えないように妹とキスするシーン)は、ちょっとショックだった。  私には、白人―インディアン問題より、この方がよっぽど嫌悪感が強い。最後にレイチェルがインディアン側の兄を撃ったのは、家族の為ではなく男の為のように見えてしまうではないか。[DVD(字幕)] 5点(2013-05-23 22:38:05)《改行有》

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