みんなのシネマレビュー |
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461. 星の王子ニューヨークへ行く これ、上映されたときの字幕監修が景山民夫だったんだよね。放送コードギリギリでよかったんだけど、吹き替えだとただの罵声になっちゃって駄目だったね。でもジェームズ・アール・ジョーンズって何でも出るね。それが役者の幅を広げてるのだろうけど。7点(2001-07-18 20:07:36) 462. クロコダイル・ダンディー 基本的に都会人を嘗めてるのが良いですね。ビバ、田舎モン!!7点(2001-07-18 18:34:52) 463. スペースボール メル・ブルックスってすごいオッサンだよなぁ。下卑た笑いでもきちんと丁寧に撮ってるし、パロディには違いないけど、シナリオは綿密に作ってる。アメリカでのうけるのを前提に作っているから日本人には判りにくいギャグが多いのはしょうがないけど、それでも要所はきちんと笑いを取れるようにしてあるんだよなぁ。7点(2001-07-16 23:43:55) 464. ニューヨーク東8番街の奇跡 あれって機械生命体なんだろうなぁ。UFOがそのまま宇宙人(?)って発想は凄く良いと思う。ネタ的には「笠地蔵」で誰が見ても判りやすいし、どの国でもうけるように出来ていて良いのではないでしょうか?雌のUFO(?)が子供を産むのに苦しがるというのは、コミカルでありながら子供に情操教育を見せる様に作ったのかなぁ。親は是非子供と一緒に見て欲しい映画です。7点(2001-07-16 23:01:34) 465. クール・ランニング 実話を元に作ったコメディだから、楽しくもあり、最後に感動できるのでしょうね。途中に使っている映像はオリンピックの本物の映像だったし、最後のボブスレーの転倒シーンも橇のコントロール不能という、出来すぎたくらい良い話にまとまったのは偶然とは言え、あの映画を良い映画に仕上げる結果になったと思います。余談だけど、あの映画の興行収入でジャマイカのボブスレーチームに橇が何台か送られたんだけど、次のオリンピックに出たとき「Cool Runnnings」とボブスレーにかかれてたの覚えている人はいるかなぁ?7点(2001-07-16 22:51:47) 466. 大脱走 最近は見てないのですが、初めて見たときの感想は、戦争映画の筈なのに、戦車でてこない、戦闘機でてこない、でも面白い、でしたね。(笑) 戦争の中で捕虜というのを取り上げた映画は少ないですが、この映画はその中でも一番さっぱりしていて、それでいて後から何かが残る映画だったです。脱走をスポーツの様に考えさせるシナリオ作りとあの軽快な音楽と個性あふれる往年の名優たちのキャラクターがあったからこそ、長い映画だけど飽きさせないし、重い筈の戦争映画がここまで明るく出来たのだと思います。残念なのは、マックイーンが逃走に使うドイツ兵から強奪したバイクがドイツ製じゃないんですよ。戦争映画マニアにはちょっと頂けなかった。7点(2001-07-08 03:15:16) 467. ハリーの災難 良く訳がわからない、それで良いんです。あの映画は。ちょっと、とぼけた巧妙さといいましょうか、不思議な感覚のあの映画こそ、ヒッチコックの作風と言うか、味わいなんです。7点(2001-06-27 19:59:40)(良:1票) 468. メジャーリーグ いわゆる、「ヒット路線」にプロットを乗せているので、笑いとロマンスと感動がごちゃ混ぜになっていて、ちょっと展開が忙しかったですね。でもストレスを感じさせなかったというのは監督の技量だったと思います。近年のスポーツコメディでは久々のヒット・・・いやホームランでしたね。(って、あたしのボケがダサいね、こりゃ)7点(2001-06-27 18:14:26) 469. メンフィス・ベル(1990) 戦争映画というよりは青春映画とかノスタルジックな映画という感じがしてならなかったです。敢えて言うなら、爆撃シーンでの描写をもうちょっと騒がしくしても良かったんじゃないかなぁ。そうすると、戦争の狂気なんてものももう少し進んだ形で見られたと思います。7点(2001-01-30 00:58:18) 470. 7月4日に生まれて オリバーストーンのベトナム3部作(なんだそりゃ)の2作目。インパクトは「プラトーン」の方があったんだけど、これは徐々に効いてくるボディーブローの様でした。この映画まではトム・クルーズって、そのマスクの良さをネタにした演技の下手な役者って感じがどうしてもあったのだけど、この映画と「レインマン」あたりから着実に良い役者になってきたのじゃないでしょうか?7点(2001-01-30 00:52:15) 471. 裸の銃を持つ男 ザッカーのコメディは分かりやすくて良いね。個人的にはテレビ版の「Police Squad」の方がなかなかシュールで好きだったんだけどね。映画にも、あの靴磨きの情報屋に出て欲しかった。7点(2001-01-30 00:45:25) 472. 戦略大作戦 時代と情景が違うだけで、西部劇ですよね、これって。そう見ると、イーストウッドがいい味出してる。残念ながらタイガー戦車が別の戦車の模造なので格好悪い(プライベート・ライアンに出てくるタイガー戦車も同じ様なつくりで格好悪い)が、コメディなんでOKかな?7点(2001-01-22 23:54:34) 473. 雨を告げる漂流団地 子供に頃に見たジュブナイルを映画化した感じが強いね。 その意味では小学生には物凄く面白く見えるかもしれない。 でも、多分、アニメ好きの高校生以上の人が見ると、非常に退屈だったり、つまらないって思うかもしれない。 やたらと先を読もうとしちゃったり、伏線回収がどうとか言ってしまってね。 あたしもそうでした。、 でも、これはそんな人に向けたアニメでは無い気がします。むしろ多感な時期を過ごしている小学生向けだよね。 だから大人が観てしまうと、高評価と低評価にはっきりと分かれてしまうかもしれないですね。 あたしは大人の目線で見たら、やっている事はちっぽけだし、登場人物達の行動と言動が結構ハチャメチャで、多分共感できる人は少ない気がするんだよね。でもそれが子供ってもんだし、そうしたジュブナイルにあれこれ言うのも野暮な気がします。 とは言っても、映画として評価する必要はあるだろうから、見方が分かれるという中での高得点という意味で、この点です。[DVD(字幕なし「原語」)] 6点(2024-01-30 07:53:15)《改行有》 474. 耳をすませば(2022) 《ネタバレ》 ジブリ作のアニメは、かなり宮崎駿のテイストに寄せたシナリオになっている分、原作の甘い部分が強調されているのだけど、本作は原作にかなり原作に寄せている。 まぁ、アニメ版にかなり沿っている分、アニメ版に迎合した感が否めない。その上で、10年後とした事が、いい意味で原作の漫画を観ているみたいで楽しい。また、原作者の別の漫画のテイストを入れている感じが、あたしにはみえた。主人公の心の揺らぎや葛藤をシナリオに加えたのは、うん、まさに少女漫画、という感じがした。 但し、狭い世界観の感じは、悪い意味での少女漫画のテイストが出ていたと思う。この辺は、アニメ版に寄り添ってしまった、悪い部分ではないかと思う。 どうせなら、もっと原作に寄せて、アニメ版を忘れさせてくれる様な作品にして欲しかったと思う。そうすれば、もっと評価が出来たんじゃないかな。[映画館(邦画)] 6点(2022-10-16 11:10:49)《改行有》 475. 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 先ず、京都アニメーションは21世紀になってから、数々の名作を配し、海外まで人気を轟かせた功績は大きい。 そんな会社に対して八つ当たりで行われた犯罪でこの映画に携わった多くのアニメータが亡くなった事は 残念で仕方がない。故に、ここに哀悼の意を示したい。 さて、だからと言って映画の評価は別物である。 原作を知らない、TV版を見ていない身としては、かなり素直に見られた気がしている。 分かりにくい所は多々あるが、内容的にはかなり面白いと思う。 但しシナリオは正直言えばシャマラン並みに複雑怪奇だ。 現代のある手紙から過去の話に遡って物語が始まるのはよくあるパターンだ。これ自体は悪くない。 でも物語に関連してくる話と、現代との結びつきは嘗て祖母が毎年誕生日にドールという郵便サービスから手紙を受け取っていたという事以外に関連性が無く、その意味で現代に生きる少女が全く狂言回しの役回りを演じきれていない。 それがどういう事になるかと言えば、物語の整合性を求めない事となり、結果的に少女の必要性を感じない結果になっている。また、話の盛り上げ方が良く分からない。ドールと呼ばれる仕事を請け負う女性を主人公にしている割に、ラストでの感動が無いのだ。これはその前に挟まれているエピソードがあまりにも悲劇且つ感動的である為、そちらに全てを持っていかれた感が強いと思う。これってシナリオが悪いのか、演出が悪いのか…まぁどっちもだと思うね。 内容自体は決して悪くないのだが、映画単体で考えると、少し首を捻らざるを得ない。[映画館(邦画)] 6点(2021-06-16 12:43:33)《改行有》 476. スター・ウォーズ/最後のジェダイ 《ネタバレ》 うーん、なんだろう。面白いことは面白いんだよ。でも素直に評価出来ない感があるのは否めないんだな。8作目というのは3部作の真ん中に当たるわけだから、「帝国の逆襲」を意識させてくるだろう、という事は予想ができていたので、物語は当然撤退戦なんだろうと予想していたら、全編撤退戦という、まぁ殆ど考えていた通りの話になって、それを結構うまく見せていたと思うんだよね。でもなんか全ての要素がかなり雑になってるなぁという感じがするんだよね。例えばフォースの扱いが雑。物凄く御都合主義的に使われていて、そもそものフォースって何なんだ?って思わず言いたくなってくるんです。レイアにフォースを使わせたは良いけど、アレは無いだろう、とか、レイはバンバンとフォースを使いこなしているし、そんな中でルークに説教を垂れる始末。フォースってこんなに便利な物なんかなぁって思わせるほど扱いが雑になっているのは正直ガッカリでしたよ。元々のスターウォーズの世界観というのはルーカスの徹底した西洋文化や宗教の否定にあったと思うのだけど、やっぱり 人の手に渡るとこんなに変わるものなんだなと、思わずにはいられません。それと細かいところだけど、設定でおかしいところが何カ所もあります。もともとのシリーズも変な設定がありましたが、今回のはかなりあからさまです。多分ちょっと気を使えば、解消できるところなんですが、そういうのもそのままにしてしまうところがなんか雑だと言う気がします。[映画館(字幕)] 6点(2017-12-18 20:59:49) 477. 心が叫びたがってるんだ。(2015) 《ネタバレ》 出来は悪くないよ、下手な邦画のデートムービーなんかに比べれば、全然出来は良いんですよ。でもね、じゃあ映画としてみた場合どうかというと、ちょっと微妙なところなんだよね。作りとしてアニメでないと表現できない様な所ってのは確実にあって、そういうものをちゃんとアニメで表現できているのは物凄く良いと思うんだ。でもシナリオや演出的に、アニメや漫画をよく見ている人にしか分からない様な部分も結構あって、多分そういう所がレビュアーさん達の評価を落とす結果になってるよね。結構ツッコミ所が多いし、構成的にやっておかなくてはいけない様な事が半分くらいしか出来てない。ミュージカルのラストに至っては折角良い試みをやっているのに歌そのものがちゃんと聞こえないのでは意味がないしね。まぁ、前述した通り、下手なデートムービーみてるよりは全然面白いし、アニメに偏見を持っている人なんかには一番みやすいと思いますね。[映画館(邦画)] 6点(2015-10-24 20:59:36) 478. 銀の匙 Silver Spoon 《ネタバレ》 漫画原作の実写化という事で不安があったものの、吉田恵輔が監督という事で見ました。まぁ原作と映画は大きく違ってしまう事は良くあることでそれは仕方の無い事なんだけど、この映画に関してはちゃんと原作の芯の部分をしっかり残してくれたことはとても良かったんじゃないかと思います。特に豚の屠殺シーンを入れたのはこの物語のテーマのひとつであり、良かったんじゃないかな、と思います。それとキャスティングはなかなか絶妙だと感じました。原作の登場人物っぽい特徴のあるキャストを入れつつ、中村獅童の様な元のキャストとはかけ離れた感じをしっかりと取捨選択したことは大きく評価したいです。残念なのは、所々に変な笑いを入れてくる所かな。例えば主人公の八軒のちょっとした能力に対する他社の一言とか、ヒロインの御影に対する他者の一言に対する反応を繰り返すのはアリだと思うけど、普通のシーンで変なギャグが入っていたり、原作でのギャグと同じ事をやろうとして中途半端になっていたりするのは、はっきり言ってナシなんじゃないかと思うんだよね。それと原作ではマスコットになってる副ぶちょーなんかは、何の絡みも無いのだから、要らなかったんじゃないかと思うんだよね。つまらないことかもしれないけど、こういういう小さい事が原作を読んでいる者としては気になるし、勿体無いと思います。[映画館(邦画)] 6点(2014-03-30 05:43:25) 479. 風立ちぬ(2013) 《ネタバレ》 近年の宮崎駿監督作としては傑作だとおもいます。宮崎自身がミリタリーマニアでありながら反戦論者であるという矛盾した感情を堀越二郎の姿を使って堀辰雄の作品をベースにアニメをつくり、アニメ・特撮オタであり、アニメーション作家である庵野秀明に演技をさせて出来たのがこの映画で、実は宮崎自身の心境を描いた作品じゃないかな、と思うわけです。但し、これを普通の人に勧められるか?というと、NOという回答しか出せません。事前に、あるいは事後にこいう解説ができる人が周囲にいればいいけど、いない場合は正直、表層的には楽しめるけど、宮崎駿のアニメの奥の深い面白さとかは分からないんじゃないかな?と。また、これまであれだけ子供の為にアニメを作っていた人らしからぬ作品になった事で、只々素晴らしい、とは言えないとおもいます。彼のアニメの良さって先ず子供達に楽しんで貰うって事が最初にあるから、家族で見に行けるという所があると思うのだけど、今作について言えば、完全に子供は置いてけぼりですよね。それを両手放しで喜んで良いのかと思うとやはり疑問が残るわけです。内容的にも少しだけ言わせて貰うと、あの終わり方は堀辰雄の作品風としては正しいのかもしれませんが、堀越二郎の夢で出会うイタリア人航空技師が当初言っていることに対しての堀越自身の回答は見せてないわけで、そこは中途半端になってしまったかな、という気がします。多分、それに対する回答は彼だけの設計では無いですが、YS-11を1カット出すだけで十分に効果があったと思うんですよね。[映画館(邦画)] 6点(2013-09-10 00:25:34) 480. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 《ネタバレ》 誰も言わないから言っちゃう。これってヤッターマンだよね。ドクロストーンを探してドロンボー一味とヤッターマンが争うという基本設定から、歴史的な出来事を背景に織り込む点や最後にドロンボー達がドクロベエに"お仕置き"を食らうところまで(映画ではその結果死んじゃうけど)。最後の壮大なオチもまるっきりおんなじ。そう考えると、序盤のキノコ雲が、ひょっとしたらドクロに見えたんじゃないかと錯覚を起こします。個人的に感じたのは、タツノコプロってスゲーなと。あ、いや本題に戻るけどその意味でスピルバーグのエンターテインメント性は、年々分かりやすいものになっている気がします。多分、それがこの映画を見て不満を感じる人の意見なんじゃないかな?分かりやすいって事が幼稚に見えたり、荒唐無稽な部分が面白くないと感じるのかもしれません。あたしもそう思ったクチですからね。内容的にも少しSF的な解釈が古臭いところがあるし、あまりにも内容的に飛躍している箇所や間違っている所が結構ありますからね。但し、過去作のオマージュが随所に組み込まれている点はやっぱりシリーズ物ならではの楽しみですね。そういう部分が見えた所だけでも好きな人は嬉しくなるんじゃないかな?[地上波(吹替)] 6点(2013-09-09 22:44:34)
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