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461. ジョン・ウィック 悪が調子乗って変な奴をなめたら、逆のボコボコにされちゃう系の映画。この映画のなめちゃった相手は実はめちゃくちゃ危ない元殺し屋。それがジョンウィック。これ系の映画は好きですね。変なカタルシスがあって。もちろん面白かったです。調子乗った悪がボコボコにされるだけでなく、変な闇社会の世界観だとか、アクションの斬新なアイデアだとか、見どころも沢山ありました。車とガンを使ったアクロバチックな攻撃方法、いいです。ジョンウィックの殺人マシーン的なとこも、観てて、こっちのアドレナリンがドンドン出ちゃいます。ちなみに、ジョンウィックに同情できる余地は描かれていますが、やり過ぎ感は半端ないです。それと、無敵なようで、無鉄砲なので、結構、そこ死んでるって箇所があり、それを乗り越えちゃってる所で、主役無敵のご都合主義って思うかもしれませんが、そこは、倒して、バン、倒して、バン、のリズムで乗り越えちゃってください。[DVD(字幕)] 10点(2016-08-30 01:56:18) 462. ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 3Dの映画館で観ることに特化し、体感映画とゆう視点でも突き詰められた特殊な映画って聞いていたので、正直、家で観るには抵抗がありました。だって、家で観るってだけで、この映画本来の良さの半分は消えたも同然なんだから。多分、映画館の興奮は全く味わえないなんだろーなって感覚で観たんですけど、いやいや、すごく面白かったです。こんだけ家でも面白かったんだから、映画館なら、もっとすごいことになっていただろーなー。生涯、忘れられない映画みたいな感じくらいに。で、映画が始まって、あれよあれよとゆーうちに、すぐめちゃくちゃ危険な状態。そっからは、危機また危機で、もう、最後までこっちの体が緊張で固まったまま。心拍もずーっとドキドキ。音楽がまた効果的で、こっちのドキドキを煽るように、だんだんでかくなっていって、もうそれだけで、やべー感がドンドンあがっていく。そして無音。ザ、うちゅー。最初のカメラが外から人を撮って、ヌルッと宇宙服の中に入っていって、一気に宇宙飛行士目線になるのも新鮮。でも、この映画、そんだけじゃなかった。泣けたわ。まさか泣くとは思ってなかった。あかん。子供が死んでる背景は、あかん。ヒロインの心の中を想像してしまうと、泣かずにはおれん。そして、そこから先の重力化で生きるテーマ性みたいなもんに、なんだかわからん感動と興奮。宇宙へ行ったら、もう地球の全てが愛しい。カエルも、大地も。たとえ、そこに悲しみがあろうとも。ってな気分で、なんか生きるパワーみたいなもんもらっちゃったなー。ただ、映画館での興奮はそれ以上に相当なもんだったらしいので、正真正銘、映画館で観なきゃ、ちゃんと語れない映画だとは思う。[DVD(字幕)] 10点(2016-08-25 02:45:30)(良:2票) 463. メイズ・ランナー2 砂漠の迷宮 よくあるジュブナイル系近未来サバイバルアクションの王道映画の前作を観て期待してたんですが、期待どおりで満足です。ほんとよくある感じで、安心して観れます。これ。荒廃した近未来ならゾンビ的な何かも出るよね。やっぱ。世界観が広がったぶん、今回は前作よりさらに金がかかってます。しかも、逃避行の経路も、砂漠の廃墟、廃墟のビルの中、地下通路など多彩になり、テンポもよくて、逃避行につぐ逃避行で、息つぐ暇もないほどで、悪役もわかりやすく典型的だし、完全に予定通りの展開ですが、最後まで全く飽きませんでした。てゆーか、世界の仕組みがわかったぶん、前作より面白く感じました。ストーリー的には特に新鮮ではないですが、この映画に関してはそこが好きなのかも。次回作に完全に続く感じですが、次回作も期待してます。[DVD(字幕)] 10点(2016-08-24 02:42:07)(良:1票) 464. モンスターズ/地球外生命体 《ネタバレ》 モンスターズ2の予告が面白そうだったので、だったらパート1から観ようとこれを観ました。確かにこの映画、怪物パニック映画としてはかなり異色でした。モンスターや、パニック的な映像はかなり少ないので、途中、普通のダラダラした戦地逃避行モノを観てる感じです。ただ、普通なら、こんな映画、モンスター映画じゃないって感じで、テンションダダ下がりなんですけど、これは普通に最後まで集中して観れました。低予算のわりには、映像が綺麗だし、低予算な感じが全然しないほど、舞台のリアルさもあって、しかも、登場シーンの少ないモンスターが逆に、そのリアルさに拍車をかけ、いざ出てくると、おおって感じで集中して観てしまい、悪くない気分にさせてくれました。オチの、私達、ヤベーもん見ちゃったので、とりあえず欲情しとこ感も、なんかわかる気がします。映画の出だしの伏線が終わりに繋がってるのでもなるほどと納得。でもストーリー自体、そんなに面白いもんと感じなかったのがちょっと残念かな。[DVD(字幕)] 5点(2016-08-22 12:50:27)(良:1票) 465. オデッセイ(2015) 《ネタバレ》 この映画を観てると、自販機で飲み物買ったり、電子レンジで食べ物をチンしたりなどの、日常の単純作業行為がものすごく高度で崇高なことをしてる気分になる。あとジャガイモとか食べたくなる。なんでかわからんけど、駄菓子とかも食べたくなる。最後はドキドキできて、火星で過ごした気分も味わえて、大満足です。[DVD(字幕)] 10点(2016-08-21 10:37:58) 466. ヴィジット 《ネタバレ》 コワ!めちゃコワ!ドキドキがとまんない。特に、壁ガリガリとカメラのドアップ。やべー空気にドンドン飲み込まれてる自分がいる。途中、もしやとはおもったんだけど、んなこと関係なく映画の世界にドップリでした。そして涙、なんか泣ける。あのインタビュー後の動画はいかんでしょ。ずりーなー。んで、終わりは、なんかニンマリ。なぜかテンション高めでニンマリ。ほっこりしてニンマリ。これだけ映画の中で、感情が弄ばれたんも久しぶり。しかも王道ホラーで。鏡とクソからのタックルのトラウマ克服をいかした反撃もお見事。おねーちゃんがちゃんとオメカシしてるぜ!やっほー。だもんで、もちろん大満足です。[DVD(字幕)] 10点(2016-08-20 01:30:00) 467. イット・フォローズ アメリカではなにやら怖いと評判の話題のホラー。でも、ちょっと期待しすぎちゃったかな。恐らく、何も知らずに、深夜、たまたま観たら、それなりに怖かったかも。構えちゃったぶん、怖いとこも、ちょこちょこあったけど、それよりも、なんかモヤモヤしちゃって。ただみょーな不安感は常にあったかな。で、なんでモヤモヤしたかとゆーと、この映画、普通のよくあるホラーの形式とはちょっと違っていて、演出や撮り方とか、ストーリー運びとか、かなりクセがありまして。どっかキューブリック的な感じもしました。例えば、主役の女の子のオカーサンがいるはずなんだけど、後ろ姿がチラッと映っただけで、家で色んな騒ぎが起こっても、全然出てこない。大人はあえて描かないとか、おとーさんは写真だけで、どーなってるのか全く説明しないとか。あの友人グループの関係性もよくわかんないし、とにかくいらないものは映さないし説明しない。展開もサクッと時間を飛ばしたり、意味深に家族写真アップにしたり。なんかあるのか?とこっちの意識をモヤモヤさせる。ホラー部分は割とよくできていて、うつろな顔のおばちゃんが画面の向こうからゆっくり近づいてきたり、大男が友達の後ろからのそっと現れたり、なんかよくわかんないけど、怖いものが来てるって感が出ていてちょっと怖いです。ストーリー展開なんかは全然スッキリしないんだけど、アメリカでの評判が高いぶん、終わった後も、これは何か色々なメタファーとか暗示とか、そーゆうことか!的なものがあるに違いないと、なんかネット検索したくなりますが、色々読んでも大してスッキリはしません。ちなみに、監督はこれは性病のメタファーではないと言っていたそーです。観終わった後、冷静に考えると、個人的に面白さとしては普通かな。ただ絶賛してる人もいるので観る人を選ぶ映画かな。[DVD(字幕)] 5点(2016-08-19 19:46:43)(良:2票) 468. 残穢 -住んではいけない部屋- ホラー映画、特に邦画には一つの黄金パターンがあります。怪異が起こる→その怪異の謎を探索→根源が明らかとなり、それをもって怪異と対峙する。有名な「リング」もこのパターンであり、僕はこのパターンが結構好きであります。びっくり箱のような演出で瞬間的なドッキリも悪くはないんですけど、謎を追っていくうちに明らかになるエピソード自体が不気味であり、すぐ怖いってゆーより、観てるうちに背筋がゾゾゾとしてくる。そんな怖さにはあとを引く印象があります。この映画は、その黄金パターンである探索型のホラーであり、その怪異の謎を探索する部分に非常にウェイトがおかれております。だもんで、怪異がドカドカ起こるホラーを求める方には、若干、退屈かもしれません。怪異は、ごくわずかに抑えられてあります。しかし探索で明らかになるエピソード自体が結構不気味であり、量も多く、再現映像もいい感じな雰囲気が出ており、さらに探索自体もテンポよく、こちらの謎を知りたい興味を持続させてくれて、最後まで飽きることなく楽しめました。ある謎を調べたら、さらに奥に別の謎があり、またさらに別の謎とドンドン深みにはまっていき、しかも、伏線で別の謎と謎がつながっているなど、よくある謎解きの王道ですが、それがしっかり出来ていて、次の謎へとつながるヒントの提示の仕方も、わりとスムーズで観ていて心地よかったです。竹内結子の変にビビらない淡々としたキャラも、この映画とマッチしていて、僕は好印象です。特に奇をてらったホラーではないので、まー、よくあるホラーだけど、ちゃんとしてるってゆう程度の期待度で観れば楽しめるかもしれません。[DVD(邦画)] 7点(2016-06-17 02:50:08)(良:1票) 469. 怪談新耳袋 殴り込み!劇場版 <魔界編 前編> 幽霊の怖さの表現って色々あると思うんですけど、この映画を観ると、本気で怖がってる人を観るのも、結構、怖いってのがよくわかった。実際にある心霊スポットへ、集められたスタッフが出向き、そこで罰当りな挑発をして、それを撮影するドキュメントシリーズの劇場版がこれ。おそらくフェイクじゃなくガチ。てゆーかガチにしか見えない。だから、あからさまに幽霊って映像や心霊現象は登場しない。だが、しかし、僕は、このドキュメント、下手なホラーよりよっぽど怖かった。挑発行為を実行するおっさん達が、マジでビビってる姿、これが一番怖いんだ。やっぱ人間の怖がる感情が直にこっちに伝わってくると、観てる方も、その怖さが伝染する。だから、なんかドキドキしてくる。あと、おっさん達のバカ行為には、なんだか少し笑ってしまった。怖さと笑いはやはり近い場所にあるのかもしれない。そして、ないわけではなく、少しは変な声が入っていたり、変な映像が映ってたり、その少しだけってのが、おっさんのビビりとちょーどマッチして、逆に、背筋がゾゾゾってしてくる。この劇場版では沖縄が舞台である。沖縄にあるいくつかの心霊スポットへ行くのだが、その中でも、前編のホテルにある穴の場所が、僕的には一番怖かった。結局、そこは怖すぎて、撮影もモザイク、挑発もしないことになるんだけど、そのスタッフに蔓延するヤバすぎ感が、手に取るようにわかって、ここで挑発なんてやったら、マジで一族全てが呪われるかもって思えた。ちなみに、僕は沖縄によく行く。後編の舞台の宮古島も何回か行ってるんだけど、怖さなんて微塵も感じず、いい場所だなーっていつも思うんだけど、これ、観たら、次行ったら、ちょっとビビってしまうかもしれない。あと、沖縄は神様に近い場所ってイメージもあるけど、あそこは本当に不思議な奇跡があると僕は個人的に思う。僕自身も自分の人生において、あそこに行って体験した奇跡があるから。だから、ここまで怖いイメージを植え付けられるには、ちょっと抵抗を感じたかな。[DVD(邦画)] 7点(2016-03-01 22:16:38) 470. 殺人ワークショップ 《ネタバレ》 誰かを殺したいと思ってる人を集めて目標を確実に殺すために開かれる合宿形式の実践型殺人ワークショップの開講から終了までを描いた映画。冒頭のヒロインがDVを受けるとこからして、結構リアルで、人の嫌な部分をまざまざと見せつけれます。ワークショップの内容も細かく描写され、ほんとにありそうです。講師の男は白石監督作品に度々登場する江野とゆうキャラ。大阪弁で淡々と真剣に時には激高して教えるその姿が、妙に味があって、ワークショップを観てるこっちも引き込まれていきます。受講生役のみなさんも、素人っぽく変にオーラが出てない所が逆に味があっておもしろく、誰でもいいから殺したいってゆう奴が一人いるんですが、彼のキャラは特によかったです。講師に怒られながら、自分は犬や猫は毒殺で殺してたが、本番ではうまくナイフでやるって言い訳する所なんて、ちょーリアルでした。なんてゆーのかな、例えば、料理教室で料理したことがあるっていった人が、大根切るのがちょー下手くそで、先生に、お前料理したことあるってゆーてたやんけってボロカスに怒られ、いや、目玉焼きを作ったことがあって、それはうまく出来てましたって必死に言い訳する感じに似てるかな。あと、実際に殺人しにいくとこは意外にドキドキしたし、相手役のチンピラ達もいい感じに嫌な感じでハマってました。白石監督の作品にはいつも生きることの覚悟と全力で生きるってテーマが根底に隠れているような気がするのですが、この作品にも微妙にそれは感じられたかな。ただ、題材が「殺人ワークショップ」ってゆう善も悪も道徳観も社会常識もないものなので、そのへんが面白さに影響する方には、これ、何がおもしろいの?って感じになるかもしれません。あと、ほとんどがワークショップの内容を真面目に淡々と展開させているだけなので、そのへんも好みがわかれそうです。[DVD(邦画)] 7点(2016-02-24 09:41:50)(良:1票) 471. 戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 史上最恐の劇場版 《ネタバレ》 知る人ぞ知るカルト的な人気のフェイクドキュメンタリーオリジナルビデオ作品「コワすぎ」シリーズの劇場版。コワすぎってのは、投稿者からの怪異が映ったビデオの真相をさぐるために、ディレクターの工藤とアシスタントの市川、カメラマンの田代が、現場に取材に行ったり、関係者にインタビューするってのをドキュメント風に見せた作品です。ある意味「ほんとにあった呪いのビデオ」を発展させてドラマ風味を濃く出したって感じかな。この作品の面白いところは、まず、毎回、テーマになる怪異の謎を追っていくうちに、元の怪異からは全く想像できない秘密へと展開していくところです。例えば第一回目は口裂け女がテーマですが、これがある呪術へとつながったりします。そして、この作品、作風はドキュメント的なんですが、どんどんストーリードラマ化していきます。そう、ちゃんとした物語になっていくんです。で、観てる僕らはその物語をドキュメント風に観ることで、普通とは全く違う感覚でドラマを楽しんでる感じになっちゃうんです。この感覚、不思議です。さらに面白いのが、各回はつながっていて、例えば、第一回に出てきた呪術の道具が後に役に立つアイテムになったりします。でも一番面白いのは、スタッフ達のキャラです。ディレクターの工藤は、コワモテで強引なディレクターって感じのキャラなんですけど、根もほんまに強引で暴力的な奴です。怪異を追求するためには、犯罪も犯すし、人もすぐに殴ります。こいつの動向が一番コワすぎです。でも、それが人助けにつながり、そして徹底的にやるぞってゆう精神が時に頼もしく感じちゃうんです。代わってアシスタントの市川は、工藤にいつも殴られたりするパシリみたいな女性ですが、いつも冷静で仕事ができ、メンバーの中で一番まともで、時には一番勇気を出して怪異に立ち向かいます。彼女は回が進むにつれ、魅力的になっていく所がいいです。カメラマンの田代は白石監督本人です。ほとんど撮ってるだけですが、最終章では異例の活躍をします。これらのスタッフが時には危険な目にあったりして、怪異を目の当たりにします。一例をあげると、深夜、池のほとりで河童の集団と対峙したりします。で、この映画、パート1~4、劇場版序章を経ての六作目です。今回の3人が挑むのは、謎の失踪事件が起こる「たたり村」と呼ばれる廃村です。今回もビデオシリーズように、物語は超展開していき、しかも、今までのシリーズで少しづつ提示されていた伏線が次々回収されていきます。だからシリーズをちゃんと1から観なきゃ、全然面白くもなんともありません、正直、特撮CGもしょぼいです。でも、もしも、パート1を見て、この作品、意外と面白いかもと思い、この映画まで来ると、テンション高く楽しめます。進撃の巨人やエヴァみたいな設定あり、もののけ姫に出てきそうな映像ネタ、もちろんクトゥルフっぽいものなど監督が好きなものをドンドン入れてきます。ただし、映画は完全な結末ではありません。このシリーズ、この後があります。「コワすぎ最終章」です。これが、またすごい展開で、今までのシリーズが全部つながるどころか、白石監督の他の映画作品ともつながってしまい、思わず、笑ってしまうオモシロ展開を見せます。ちょっとだけゆーと、東京の上空には巨大な巨人が浮かび、それが当たり前になってる世界で、パンツ食べます。超バカバカしいです。でも楽しい。なんでしょ、もう自分もこの作品の中にはいっちゃってるようなよくわかんない楽しさです。ここまでの展開を誰が、パート1を見た時点で想像できたでしょうか?とにかく、シリーズ全部ひっくるめて、怖いけど、バカバカしく、そして楽しいのです。シリーズ全体だと間違いなく10点つけますが、映画だけの評価だと、オチが中途とゆーことで、こんな評価かな。ちなみに、今は「超コワすぎ」とタイトルも変わり、2話まで出てますが、2話目のお話がこれまた泣けるんだ。[DVD(邦画)] 7点(2016-02-10 23:25:02)(良:1票) 472. ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE2 《ネタバレ》 「ほん呪」の映画版パート2。序盤はいくつかの投稿動画の紹介だけど、そのあと、そのうちの2個の投稿動画につながりがあることが判明。スタッフが追加調査をしていくうち、ドンドン謎がふかまっていくってゆうフェイクドキュメンタリー。パート1に比べて、ずいぶんと白石監督らしい作品に近づいてきたような感じになっていました。調査でつながる点と点。意外な真実。ドキュメンタリーなのにドラマ性があるなど、白石監督のフェイクドキュメンタリーでよく見られる感じになっています。だから、後半は、結構ドキドキしてテンション上がりました。特に、ヒロインの明日実ちゃんはよいです。ドラマと自然体の中間くらいの演技は、まさに白石監督の作品でよく見られるキャラクターです。クライマックスの真夜中の廃村の探索なんて、雰囲気もいい感じで、どーなるんだ感がこっちをのせてくれます。さすがに、この後の白石監督作品のように、あからさまな超常現象や怪異が登場するなどはありませんので、嘘とわかりながらも、本物っぽさを楽しむってゆう嗜好がなければ退屈なだけの作品かもしれません。僕的には言葉の意味がわかってから村の真実が明かされるゾクゾク感はたまんなかったです。100人に聞きました方式のインタビューの伏線もお見事。[DVD(邦画)] 10点(2016-02-03 10:19:29) 473. ほんとにあった!呪いのビデオ THE MOVIE 《ネタバレ》 ほんとにあった呪いのビデオシリーズは、いまやもうパート66まで出るほどの老舗であり、この手の心霊ビデオの定番であるんだけど、最初は、投稿者から送られたビデオ映像を見せるだけだったのが、途中から、検証のためにスタッフが行動的になり、さらにスタッフが事件に巻き込まれるなど、少しドラマっぽくもなり、これが、白石監督のフェイクドキュメントのルーツだったりもします。で、この映画は、そんな白石監督の昔のフェイクドキュメントのひな型的なものだったりするんです。内容は、発売されている呪いのビデオシリーズのパート2の映像を見た後に一人の男性が死んでしまいます。スタッフは、この男性の身辺やパート2で他に何かあった人はいないのかを調査するんですけど、実は、その男性の死んだ原因は他の可能性も出てくるってお話です。地味です。呪いのビデオ映像もパート2のものと、そして最後にどこにも入ってない映像のみです。後は、ひたすらインタビューやら聞き込み風景ばかり。白石監督の最初の頃のフェイクドキュメントを検証したいって楽しみ以外は、面白くありません。最後の映像も、確かに不気味ではあるんですけど、ちょっと不鮮明すぎるかなって気もします。ただし、登場する人々は、みんな自然体の演技力でリアル感は十分あります。後の白石作品の中に登場する、若干、不自然っぽい人は一人も登場しない所は、昔は、リアルなだけの真面目なフェイクドキュメント作ってたんだなーと興味深かったです。[DVD(邦画)] 3点(2016-02-03 02:27:26) 474. トリハダ -劇場版2- 《ネタバレ》 特に面白くもなく怖くもないのは、前作と同じ。ただ、あのちっこい女の人は完全に妖怪化してて、ちょっと笑けました。それと、ホテルのエピソードも、コントっぽくて、ちょっと笑えました。大島麻衣はエロくがんばってました。サービスけっこうありです。オープニングは1よりこっちのほうがいいかな。ドアのカギをカチャカチャは悪くないです。相手が見えないのはやっぱ怖いし。テキトーに暇つぶすのに、前作が悪くなければ、観てもいいと思います。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-31 22:58:59) 475. ジェサベル 《ネタバレ》 いきなり不幸のどん底に突き落とされた女性が、療養のためにほとんど会っていない父親の家に帰ってくる。そこで死んだ母親のビデオを見つけるが、そこからドンドン怪しいことが彼女の周りで起こりだすってホラー。一応、謎解きがあったり、ブードゥー魔術とかのディティールがあったりで、意外にも楽しめました。事件の真相も予想外で、オチも悪くない。ただ、怖がらせる系のホラーとしては大して怖くはなく、なんだかジワジワくるうすら寒さとゆうか、そんなテイストでした。[DVD(字幕)] 7点(2016-01-31 22:47:00) 476. グロテスク(2008) 《ネタバレ》 いやーグロかった。気分悪くなるほどに。と言っても、視覚的には、結構、配慮されてる部分もあるので、スプラッター映画を見慣れてる人には物足りないかもしれないが、僕的には、これ以上、見せられたら、精神上しんどかったかもしれないので、これくらいでよかったかな。ストーリーは、狂った男がカップル相手に変な事要求しながら、グチャグチャやるだけの映画なんで、普通に観たらウンザリ度、オレなんでこんなもん見てるんだ度はかなり高い。白石監督の作品が好きで、制覇するぞって意志がない人は、まー、観ても何も得られないってゆーか、近くにホラー好きな友達がいても絶対おススメはしません。僕的には、オチがそこそこおもしろかったけど、それまではとにかく、退屈はしなかったけど、おもしろくはなかった。しかし、白石監督は、ワキガ好きですね。他の作品でもワキガネタやってた。ただ、生死のはざまでワキガを指摘して、してやったりって、こっちはどんな気分で観てりゃいいのか、よくわかんないです。ただ、白石監督の作品は、変なものが多いけど、どれも実は根底に全力に生きるってテーマがあるような気がする。命を削るってゆーか、一瞬だけでも生きるってゆーか、そこには道徳観とか、善悪とか、社会的なものってゆうのは意味がなくて、とか無理やり読み取ってはみたものの、やっぱこの映画はそんなに面白くはない。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-30 00:57:29) 477. ニッポンの大家族 Saiko! The Large family 放送禁止 劇場版 《ネタバレ》 これを見て、よーやく放送禁止の楽しみ方が少しわかった気がします。画面の端々に現れる意味深な文字や人物描写や小物。いわばこれは、フェイクドキュメンタリー風、間違い探しゲームみたいな感じがしました。テレビ版はもっと巧妙に隠されているんでしょうが、これは割と、僕でもわかった箇所がいくつかあり、途中からは、ドラマそっちのけで、画面の端とかばっか観てしまいました。だからリアリティーとかはまったく関係なしです。だいたい、おかーさん、みんなを見すぎですし、文字遊びもやりすぎです。不自然だらけです。でも、それが放送禁止なんですね、きっと。表面の物語だけを追っかけていたら、大家族に新しいお父さんが奮闘して受け入れられるだけの話です。だけどもだけど、間違い探しに集中していたら、裏の家族像が見えてくるってギミックです。怖くはないです。だってゲームだから。でも役者達はがんばっているので、普通にジーンときたりはしました。演技も、自然とお芝居の中間くらいな感じで、フェイクなドキュメンタリー感覚も一応楽しむこともできました。[DVD(邦画)] 7点(2016-01-29 03:36:28)(良:1票) 478. 放送禁止 劇場版 ~密着68日 復讐執行人 《ネタバレ》 なるほど、これはテレビ版から見るものだったんですね。もう映画から観てしまったので、テレビ版は見ないと思いますが、フェイクドキュメンタリーとゆーより、もうこれは、1時間半もののサスペンスドラマでした。ただ撮り方がドキュメンタリーチックなだけで。しかも役者の芝居とかセリフが、台本ありきに見えて、リアル感はありません。鑑賞者が謎を読み解くとゆう楽しさにあふれたものであることは間違いないと思いますが、正直、終わった後に、うわっ、そーだったの?って感じはあまりしませんでした。一応、攻略サイトもいくつか見ましたけども。なんなんでしょう、なんかラストに行くにつれて、ドラマにのれなくなってきた感じです。もちろん退屈はしませんでしたけど。うまく言えないけど、学生のいじめの悲壮感があんまり感じないんです。これはやっぱ、七川の迫力不足とゆーか、やっぱ彼女の後ろにその狂気とか、悲壮感が見えてこそ、物語としてのめり込めるんですけど、それがないから、例えば「紅蓮の・・・」とかゆうセリフのとこも、セリフが浮いてて、ちょっと失笑しちゃいました。そんな物語にのめり込むもんじゃなく、謎やギミックを楽しむものなら、完全に観方を間違えていますが。でも、つまらないって感じじゃありません。それにやはりテレビ版から見るべきだと思います。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-29 00:41:10) 479. バチアタリ暴力人間<OV> 《ネタバレ》 白石晃司監督の自分が出るいつものフェイクドキュメント。二人のチンピラが白石監督を巻き込んで心霊ビデオを作るとなかば暴力的に提案。それを撮り続けるとゆうお話。この二人が所かまわずカメラマンや監督、周りの人間に暴力をふるう姿は結構リアル。だが、後半の脱糞を交えての洗脳を解く儀式は、見てられなかった。ウンコは見たくない。絶対に。それに面白いかと問われれば、正直、微妙だ。監督がこの二人の暴力的な支配を受けながら、徐々に感化され、やがって自分も二人と同じ立場になってしまうとか、この二人がある宗教の弟子たちにカマを掘られて、しおらしくなってしまうところなど、所々は面白いんだけど、まー、オチを含め、ヘンテコな映画です。この監督のファンじゃなきゃ、別に観なくてもいいかも。ちなみに心霊的なホラーはほとんど関係なし。[DVD(邦画)] 5点(2016-01-28 22:03:37) 480. 放送禁止 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ~ 人間の暗部に迫るフェイクドキュメンタリーシリーズの劇場版。このシリーズは画面の中に多くの仕掛けがほどこされ、一部は終わった時に明かされるが、終わってからも、あーでもない、こーでもないと色々妄想できるアフターサービス万点なのが特徴的。僕は、そんなに観てる方じゃないですが、この劇場版は面白かったです。ある洗脳された主婦の洗脳を心理セラピストが解いていく過程を友人が映像に記録したってゆう設定。この主婦、洗脳のすえ、夫と別れ、一人息子を火事でなくしているのですが、僕にも一人息子がいるので、入り込み度はかなりなものになりました。役者陣は自然な演技で、リアリティーもかなり感じました。洗脳っていえば、オーム真理教ですが、やっぱ、そーゆうの解くのって大変なんですかね?しかも、ここまで自分を見失うかって感じになるもんなんですかね?一種の精神疾患状態みたいな。洗脳についてそんなに詳しくないのでわかんないんですけど、でも、そーゆう現実の洗脳とかってのを全部抜きにしても面白かったです。フェイクだとわかっていても、途中から現実っぽく観てしまいました。伏線が伏線だと気づかないとこも大見事。[DVD(邦画)] 10点(2016-01-28 19:56:16)(良:1票)
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