みんなのシネマレビュー |
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461. 2LDK タランティーノが好きな人にはお勧めできる映画かもしれない。俺もパルプフィクションは面白いと思ったが、この映画はどちらかというとレザボアドッグスと同じく、単なる殺し合い映画でアクションやスリルやアイロニーがあるわけでもなく評価すべき点が見つからなかった。つまらなくは無いがセンスが合わないんだろう。[DVD(邦画)] 5点(2012-05-24 09:23:12) 462. キャピタリズム~マネーは踊る~ ところどころ面白い話も混じっているがシッコほどの完成度は無かったなあ。テーマには共感できる部分もあるが、そのテーマに対するエピソードの選択がズレてて散漫すぎる。特に家を追い出される連中の存在は余分だ。ご利用は計画的に。借りたものは返しなさいって学校で習わなかったのかね。[DVD(字幕)] 5点(2012-05-15 13:52:02) 463. スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団 世界観は面白く非凡としか言いようがない部分は確かにある。しかしストーリーがこれでは・・・似たようなアイデアだとパラレル西遊記のようなものなら・・・もっと言うならキャラの設定と合わないキャスティングにも感情移入度の面で問題あり。[DVD(字幕)] 5点(2012-05-11 06:06:17) 464. 第9地区 ヒッチコックや黒澤明など限られた名監督だけがあらゆる知恵を振絞り映像を作りだせた時代から、もっと言うとデジタル技術も90年代後半まで高値の花だったわけだが、もはや低予算でできることもここまで来たかという科学技術の進歩をまざまざと感じさせられる一本。独特のドキュメンタリー的手法といいストーリーといいエイリアンの造形といい下手したらトンデモB級SFで、時代が違えばCGの壮大な宇宙船のDistrict 9ではなく、灰皿円盤のPlan 9だったのかもしれない。エド・ウッドも墓場の影もとい草葉の陰から羨望のまなざしをおくっているだろう。ただエド・ウッドと違うのはストーリーがトンデモながらも非凡なことで、ハリウッドの「お決まり」を予想すればするほどシーンが変わる度に裏切られ、もはや予測不能に陥る新鮮さ。評価が高くても決してA級大作SFの傑作を期待してはいけない、B級SFマニアによるB級SFマニアのための映画だ。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-26 08:43:48)(良:1票) 465. 告発のとき 《ネタバレ》 枕流さんがおっしゃられている通りまさしく「知ってはいけないイラク戦争の秘密を知った米軍兵士の若者が殺され、彼の父親がその事件の背後には軍が絡んでいることをかぎつけて組織の闇を暴く!」みたいなものだと思い込んで見てました。結局の所戦争が帰還兵に与える影響を描いたありがちな反戦映画なのだが、個人的には上手い見せ方というよりも表現が回りくどい点が逆に鼻につき、全く心に響かなかった。「7月4日に生まれて」よりはマシであるが、「我等の生涯の最良の年」や「グラン・トリノ」辺りのドラマとしても傑作と言える作品と比較してしまうとサスペンス部分に面白みが無かったのが残念。[DVD(字幕)] 5点(2012-04-25 16:12:07)(良:1票) 466. ライトスタッフ 作品のポリシーや魅せようとする気概は感じるが主役級が多い上にストーリーがクロスするのにストーリーテリングを軽視しすぎでわかりにくい。似たような顔だらけで途中から誰が誰でどんなキャラだかもわからなくなり感情移入どころではなくなってしまった。七人の侍は1人1人個性豊だから面白いのであってこれでは…[DVD(字幕)] 5点(2012-04-22 16:23:18) 467. Mr.&Mrs. スミス 互いに素性を明かせない暗殺組織のエージェントの夫婦というモチーフは非常に面白いのだがアクション映画としてもスパイエージェント映画としても実に中途半端。脚本さえ練りこめばかなりの傑作になってたことが明らかなだけに残念[地上波(吹替)] 5点(2012-04-19 00:51:18) 468. 告白(2010) 本来どちらかというとカルトのジャンルに入るはずだが、こういう小説が大衆受けする日本人のミステリー好きここに極まれりという感じか。日本社会病理の集大成でさっそく海外でもカルト的評価を集めハリウッドからリメイクのオファーもあるようだが、こういう日本人独特の感性は嫌いではない。しかし行間を読ませるのが肝の社会病理小説を行間を読ませない内容で映像化してしまい空気感だけの典型的ミステリーに仕上がっており陳腐さを招いてしまっている面が目立つ。この監督、下妻物語ではかなりのファインプレーをしたが、今回は畑違いの所に手を出してしまった印象が否めない。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-22 17:12:57) 469. アメリカン・キャンディー 俺たちの課外授業 食傷気味の青春エロコメディだが英国産という点でまあ良しとしよう。ガール・ネクストドア的なストーリーだが役者達の経験不足かコメディに乗り切れていない。まあアメリカの下品なだけのC級コメディよりはいいが平凡。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-10 03:29:01) 470. マイ・バック・ページ 組織の中核連中には低能すぎて相手にされないはみ出し者の劣等性が、馬鹿を扇動して犯罪を正当化するテロ組織を起こし、更に馬鹿を利用して金を集めて私服を肥やすというどっかのなんとかシェパードのワトソン君の自伝のような話。実話なのか何なのかしらんが個人的には茶番に付き合わされた印象だ。[DVD(邦画)] 5点(2012-03-07 04:06:01) 471. みんなのいえ 映画「お葬式」のような日常生活や風習をモチーフにしたコメディだが、単に「指摘」しただけで「風刺」しきれておらずどっちつかずの中途半端なヒューマンドラマになってしまっている。その上心理描写も甘い。もっとシニカルにすればいいのに、できるはずなのにただのシュールコントに留まっているのは、事なかれ主義に走ったのか。もったいない作品。八木亜希子さんは大好きです[DVD(邦画)] 5点(2012-03-03 17:21:24) 472. 抱きたいカンケイ 『恋愛小説家』や『マンハッタン・ラプソディ(ストーリーは間逆だが)』のような偏屈で非現実的な感情移入しにくいシバリ恋愛(逆にリアル?)を描いたラブコメディ。しかしそんな特殊な設定なのに繰り広げられる中身はいつもの恋愛映画で、主人公達の個性の設定も甘く、せっかくのシバリが陳腐化し平凡な映画になってしまっている。こんな感情移入できない恋愛映画で陳腐なストーリーを展開されたらどうしても退屈さだけが残る。もっと主人公の性格も明確化し個性的な恋愛というシバリを生かしてアイデンティティを確立した映画であれば良かったのだが・・・先に挙げた2作品との決定的な差はそこにある[DVD(字幕)] 5点(2011-12-04 06:50:54) 473. ウォール・ストリート 冒頭のバカデカイ携帯電話が示すように80年代の金融マンの象徴はハイテクの先端だったこと。コンピュータやカバンのような携帯電話を使いこなす彼らは、時代の先端を行く成り上がりハイソサエティの象徴的存在だった。前作ウォール街に描かれたインテリのゲームの面白さと華やかさはそこに特化していた。一転、一家に一台コンピュータがあり、主婦や中学生すらタッチパネルの携帯電話を使いこなすこの時代、象徴となったシリコンバレーの住人達の華やかさとは対照的にウォールストリートの住人も、ゲームも、そして映画も平凡に成り下がってしまった印象。ゴードン・ゲッコーをフォーカスしたスピンオフ的なストーリーも期待はずれ。唯一、エンドスクロールで前作のテーマ曲が流れた時のノスタルジーのみ感慨深かったが・・・[DVD(字幕)] 5点(2011-11-18 06:55:22) 474. 東京タワー アウトラインは悪くないんだけど…フランス人がやればチャタレー婦人の恋人になるんだろうが、日本人がやるとどうしてこんなクサいドラマになってしまうんだろう。あるいは役者達が日本人にしてはキレイすぎたか。まあ原作のファン層のメロドラマ好き、あるいは腐女子向けの少女マンガ好きにはウケるだろうからそれほど悪い評価にはしないが…凡作[CS・衛星(邦画)] 5点(2011-10-15 02:11:46) 475. グッドナイト&グッドラック 実話モノとしてストーリー自体は興味深いが、アメリカ人でもなく予備知識がほとんどないため裏で自動的に流れていくストーリーについていけず、さらにこの終わり方は不満。もう少し外側からも「勝負」を描いて決着まで見せて欲しかったな[DVD(字幕)] 5点(2011-10-07 02:31:16) 476. 火垂るの墓(1988) リアリズムとヒューマニズムを追求してるのはわかるがやりすぎで伝わってくるのはノスタルジーのみ。ほれ悲惨だろ、ほれ泣けという態度がありありと見えて辟易。戦時下のリアルな暮らしというものを実写では再現できないクオリティで描いたという存在意義こそあるがそれだけ。まあ原作がストーリー的につまらないということだろう。[DVD(邦画)] 5点(2011-09-28 20:44:15) 477. ザスーラ アイデアは良かったが最後はただのSFパニック映画になってしまい尻すぼみの印象。ただなんか舞台が宇宙なだけという感じ。同じようなストーリーでもドラえもんのほうがもっと魅せるだろう。。。[DVD(字幕)] 5点(2011-09-27 23:27:44) 478. Mr.BOO!インベーダー作戦 日本ではMr.Booシリーズということになってるからあれだが、1作目や警備保障のようなアクションコメディというより、香港のTV業界を皮肉った社会派コメディの趣が強い。そのため元ネタがわからない日本人にはシリーズのような馬鹿馬鹿しい笑いを期待してると肩透かしをくうシュールさがある。[DVD(字幕)] 5点(2011-06-24 20:40:45) 479. ソウ6 伏線の解消に走り前作よりやや持ち直したか。しかしさっさと終わって欲しい[DVD(字幕)] 5点(2010-12-09 01:30:24) 480. ディボース・ショウ ジョージ・クルーニーはその顔のせいか、コメディなんだけどどこまで真面目か分からない。映画自体も正しくそんな感じだ。ふざけ切れてないウディ・アレン映画というか、中途半端に纏まってオチきれていない印象。佳作でもないが駄作でもない。まあキャストが見られるからな。[DVD(字幕)] 5点(2009-12-15 17:26:28)
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