みんなのシネマレビュー
たきたてさんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2292
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

共感できるレビューには「良」、
新しいことを発見させてくれたレビューにも「良」、
とても楽しく読ませていただいたレビューには「笑」
投票をしております。

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

【製作年 : 2010年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
評価順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132
投稿日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132
変更日付順1234567891011121314151617181920
212223242526272829303132

461.  Happy! School Days! 《ネタバレ》  それぞれ30分の2つのエピソードを楽しむ短編作品。  濱田岳が出演している『卒業までにしたい3つのこと』が面白い。  『卒業まで付き合おうよ。』『あの、誰ですか。』でつかみはばっちり。  『カップルってこういうもんでしょ。』のノリに終始付き合わされるシンジ(濱田岳)がいい味出しています。  ラストの卒業式直前で、『僕達の関係もこれで終わりなの。』と尋ねるシンジ。そのときのリコ(南沢奈央)の今までに無い真剣な表情が好き。形式から始まった恋人の真似事も、いつしか本当の関係に変わりつつある、そんなことを示唆する瞬間。『とりあえず春休みまで延長しようか。』が最高に良い。きっと2人はこれからも延長を続けていくのだろうと幸せな余韻を残します。  2つめのエピソード『Hello Goodbye』は悪くはないけど、面白みに欠けます。それに、濱田岳に比べると、賀来賢人の演技がいまいちです。こちらを先に見ていたらまた評価は変わったかもしれません。  また、こちらに出演している足立梨花が、個人的にはヒロインの南沢奈央よりかわいく見えてしまったのもいけなかったかもしれないです。これは私の個人的好みによるものですが。  リコが友達とのカラオケの約束をすっぽかして、ワタル(賀来賢人)と学校でいつまでもだらだらとしているのが好きじゃないので、後半は全然気持ちが入っていきませんでした。  好きな演出は2ショット。このシーンが2回あるのですが、笑っているのはいつも相手を好きなほうだけってのがわかりやすくて面白い。こーゆー言葉じゃなく映像で、現在の恋愛感情のベクトルを表す演出ってのは、映像作品ならではですね。[DVD(邦画)] 6点(2020-09-07 14:56:45)《改行有》

462.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》  信仰心がないのでストーリーにはまるでひきこまれず。  『世界の終末』はいろんな映画で見てきたので、その世界観にもひきこまれず。  とゆーか、個人的に『世界の終末』ってのが好きじゃないんだな。でも『北斗の拳』(もちろんマンガのほう)くらいアクションエンターテイメントに徹してくれたら、ヒーロー映画として楽しめます。  ですのでこの作品で良かったのはアクションくらいかなー。もはやヒーロー並の圧倒的戦闘力でスッパスッパと悪党共の首をはねていくのは爽快。  ただ終盤は防戦一方で盛り上がりはするがカタルシスは皆無。  全体通してエンターテイメントにしたいのか、布教活動をしたいのか、よくわからん映画であります。  テイストとしては好みのタイプではありません。ですがストーリーはつまらないものの要所要所のアクションは楽しめたので、そのプロセスを楽しむ映画と言えそうです。  個人的にはラストのバーでの暴徒騒ぎ、クローディアの離反、カーネギーの高熱が凄く好き。今まで築いた文明や社会や秩序が崩壊していく瞬間ってのが昔から好きなので、このシーンが一番好きかもしれないです。  疑問点はいくつかあるのですが、やたら爪をチェックし、『やつらとは違う』というセリフが出てくるので、てっきりクリーチャーかなんか出てくるのかと思っていたのですが、何も出てきやしませんでした。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-09-06 20:03:08)《改行有》

463.  アラサー女子の恋愛事情 《ネタバレ》  キーラ・ナイトレイもクロエ・グレース・モレッツも好きなので、二人がメインでストーリーが進んでいくだけである程度の満足感はあります。  映画としてはどーかな。まず主人公のメーガンが好きじゃないな。彼氏が良い人なだけに、ラストのあまりに身勝手な結論には怒りさえ覚えます。  おそらくテーマは少女から大人へと成長していくなかでの変化なのでしょう。  周りが大人になり、社会の一員となっていくなか、大人になれない自分との価値観のズレ。これはまさに今私が経験していること。ただ私の場合は逆で、友人が大学の頃からまったく精神的に成長していないのです。そーゆー人間は『自分』ではなく『周り』に問題があるとほざくわけです。まさにこの作品のメーガンと同じ。まあ、メーガンはまだましなほうで、私の友人は最悪なのですが・・・。  ラブストーリーとしてもいまいち。だってメーガン、ただの浮気じゃん。今の彼氏と結婚したら、昔のしがらみと永遠に離れられないから違う男に走っただけじゃんか。メーガンがフリーの身であれば、まだ素直に応援も共感もできただろうと思います。  ストーリーは起伏が少なく、笑いどころもなく、恋愛ドラマ特有のドキドキ感や多幸感もありません。かと言って深みがある音なのドラマってわけでもない。もう役者の魅力のみで成り立っています。  最語に、邦題からバリバリのコメディ連想しちゃって、このタイトルは最悪だと思いました。[DVD(字幕)] 6点(2020-09-04 01:47:26)(良:1票) 《改行有》

464.  私の少女 《ネタバレ》  同性愛者という理由で田舎に左遷されたヨンナム警視。  母に捨てられ、継父と祖母に虐待を受けるドヒ。  ためらいながらも傷だらけのドヒを保護するヨンナム。  傷ついた者同士がお互い励ましあいながら新たな人生をスタートさせる?過酷な現実の中に、希望を見出すような物語?確かにそーゆーテイストはありますが、単純に心温まるドラマなんかではもちろんない。  表面的には牧歌的で人情味溢れる村。だけどそんな村に確かに存在する『偏見』『いじめ』『虐待』『不法滞在者』といった社会の闇。弱者が虐げられ、それを周囲の人間が見て見ぬふりをする社会。人の良さそうな警察のおっちゃんが、必要悪だと暗にほのめかすのが何気に怖い。  そんななか、自分の正義と信念を貫こうとするヨンナム。そして屈折した村人たちとは明らかに違う、公平で強く優しいヨンナムに惹かれるドヒ。  ですがそんな二人に『悪意』と『偏見』と『司法』が牙をむく。  更には、社会の底辺で生きてきたドヒの心には、既にモンスターが育っていた。それはドヒが過酷な環境を生きていくうえでもはや必然だったのかもしれません。  そんな救いようの無い話にふさわしく、ドヒに別れを告げるヨンナム。しかし若き警官がドヒのモンスターに気付いていることを知り、遂にドヒと共に生きていくことを決意するヨンナムに一抹の希望が垣間見えるラスト。  はっきり言って好きな映画とは言い難いです。  ですが、韓国映画は凄いと思いました。  [DVD(字幕)] 7点(2020-08-24 01:54:41)《改行有》

465.  恋人まで1% 《ネタバレ》 『遊び人』ではなく『遊び人を気取りたい20代』という感じ。  金もあれば元気もある。学生ではないから社会的な縛りもない。将来のことを漫然と考えつつ、でもまだまだ遊んでいたい誰しもが経験のあるお年頃。  真っ先に所帯をもった医者の友人は奥さんが浮気。とても幸せそうには見えない。そんな友人がいれば、結婚どころか真剣な付き合いさえまだいいか、と考えちゃうバカ二人。そんな惰性で生きる若者2人が、運命の人と出会っちゃったら、さあどうする?みたいな、ストーリー。  テイストとしては嫌いではありません。  面白いのは唯一真面目に、一途に奥さんを愛していた若き医師は、奥さんではない別の女性と次の一歩を踏み出してみようと決意すること。ある意味、他の二人とはまた違うカタチの希望を見出すわけです。  ベクトルは違っても、3人がそれぞれ人との付き合いを通し、人間的に成長していく様子が微笑ましい。  ただ映画としては盛り上がりに欠けるし、少々共感しづらい部分もあります。  コメディとしては笑いどころが下ネタオンリーではあまりに稚拙。  ヒロインがイモージェン・プーツなので、それなりに魅力ある作品に仕上がっているだけという気もします。  悪くはないですが、今一歩です。[DVD(字幕)] 6点(2020-08-19 13:08:33)《改行有》

466.  シュレック フォーエバー 《ネタバレ》  マンネリ気味になりそうなシリーズものを、4作目にして大胆なパラレルワールドものにしての新展開。それをここまで面白く作り上げたのが素晴らしい。  確かに笑いの要素は減っちゃいました。ですがそれは今までにないくらいドラマチックなプロットに路線変更したからでしょう。まさかシュレックで感動するなんて夢にも思いませんでした。  いや、正直最初はシリーズ中一番シュレックを好きになれなかったのです。  妻に子供に友人。更には王族の一員で人々の人気者。こんなリア充な人生に、唾も吐けば毒も吐く。いったい何様やねんお前は。確かに人は、ないものねだりする生き物さ。だとしてもこの映画のシュレックはひどいんでないかい?  結局悪いやつと取引をして、自由気ままに生活できる一日を手に入れちゃうシュレック。でもそのわがままの代償はあまりにも大きすぎたのでした。ちゃんちゃん。  反省。そう、まさに自分自身を省みる物語。本当にかけがえの無いものはすでに手に入れていたのに、その価値にも気付かず自らそれを手放してしまった。あまりに切なくて、暗くなってしまいそうなプロットを、暗くなりすぎないよう見事にエンターテイメントへと昇華させている本作。最後は優しいオチでフィニッシュ。めでたしめでたし。  かなり好きです。こーゆーの。[ブルーレイ(字幕)] 9点(2020-08-19 04:12:32)《改行有》

467.  Re:Play-Girls リプレイガールズ 《ネタバレ》  非現実的な設定も最後まで見れば腑に落ちる。なるほど。そーゆーことですか。  キャストはアイドルが多く、ヴィジュアル的には悪くない作品です。  『血まみれの女子高生』という、こーゆー作品ではおなじみの映像もちゃんとあります。  とは言え、脚本、ストーリー、決して面白いとは言い難いレベルです。  前半の自殺志願者たちの独白。これはそれなりに面白かったのですが、如何せんそれぞれの志願理由が弱く、共感できない。  当然集まった女子高生の誰にも感情移入できるはずもなく、あらかじめ決められたプログラムを黙々と消化していくような無味乾燥なイメージ。まさにB級Vシネマのクオリティ。  私はアイドルに疎いので、ほとんど知らない人ばかりなのですが、主人公のミチより、アリサ役の人がちょっと好き。  総評としては、オチが弱く、ストーリーが弱く、ヴィジュアルはまあまあ。暇つぶしの粋を出ない作品。オススメはできません。[DVD(邦画)] 4点(2020-08-03 06:05:32)《改行有》

468.  ヴィンセントが教えてくれたこと 《ネタバレ》  こーゆー映画嫌いです。  これって、普段真面目に生きている人が良いことをしてもスポットが当たらない。  ですが不良が良いことをすると、途端に美談に見えるのに似ていませんか?  ヴィンセントって聖人ですか?私にはただのクズにしか見えませんが。  子供が困っていれば誰だって手を差し伸べます。  愛する奥さんの洗濯だったら私だってやります。  お国のために戦場に行ったことは、そりゃあ立派なことだと思います。ですがみんな大なり小なり社会のために働いているわけです。彼だけが特別立派なわけではありません。  そして、そういった善行が、金を踏み倒して良い理由になるんでしょうか。  子供を競馬場に連れて行くところまではまだ許しましょう。  ですがそこで大穴を当てたのであれば、借金を返済するのが筋です。外れたフリを子供にまでさせて借金を踏み倒すところを子供に見せつけるのはクズです。  子供のために口座を作ってあげたのには感心しました。ところがその口座から勝手に金を引き出して競馬でスる始末。  『それは奥さんのため?』いやいや、だったら最初からギャンブルなんてするんじゃねえよ。  何か月分も入居費が溜まっているから出て行ってくれと言われるのは自分の責任。むしろ今まで待っていてくれたことに感謝すべき。  酒とギャンブルに溺れるから金がないんでしょーが。どんな良いことをしようがクズはクズです。  どこかで良いことをしているからって、他者に迷惑をかけることを肯定するようなエセ美談はうんざりです。  こんな人間を賞賛するかのように盛り上げる過剰なクライマックスの演出には虫唾が走ります。  むしろ聖人は、オリバーであり、マギーであり、ダカであり、介護職員であると思います。[DVD(字幕)] 3点(2020-07-31 11:36:49)(良:1票) 《改行有》

469.  逃走中 殺人ハンター(OV) 《ネタバレ》  有名なテレビ番組をパロった作品。元ネタとなる番組はほとんど見たことがありませんが、少なくとも1回は見たことがあります。結構雰囲気は似ているのではないでしょうか。途中に指示とか出るし。  役者さんの演技はほぼ棒読みだし、とても見ていられないレベル。ですが脚本はそんなに悪くない気がします。  C級エンターテイメント作品としてのつぼを押さえる、シンプルに楽しめる構成。  ちょっとだけ近未来の日本で、国民が『生死を賭けたゲーム番組』に夢中になっているっていうのは『デス・レース』シリーズを思い出させます。  街中を逃げ回り、捕まると殺される。ただそれだけ、でもそれだけだから面白い。  ハンター達の持っている武器がそれぞれ違うのは良い。  ランナー達がそれぞれゲームに参加した経緯を簡潔に説明したのも良い。  ランナーがハンターに反撃して良いっていうのは良くない。こーゆーのは理不尽だからこそ楽しいのです。  ラストでハンターが主人公を助けるのもマイナス。  で、総評は、『C級作品ながら大事なポイントは押さえてある手堅いエンタメムービー』ただし、『演技、特にセリフの棒読みがひどいので、楽しめるかどうかは人による』といったところでしょう。[DVD(邦画)] 4点(2020-07-27 03:24:41)《改行有》

470.  Re:LIFE リライフ 《ネタバレ》  『先生系ドラマ』や『学校系ドラマ』が結構好きなので、自分とは相性が良い作品。ヒュー・グラントも好き。  それでも、最初はヒュー・グラント演じるキースが全然受け入れられなくて、『これはハズレかなー』と思ったものです。  会ったばかりの女子学生と関係をもっちゃう。生徒のレポートは見ない。更には、生徒のレポートを評価して、受講生を決めるようにと指示を受けたのに、生徒のルックスを確認して好みの女の子ばかりを受講生に選ぶクズっぷり。ドン引きです。スタートははっきり言って0点です。  ただ、もともとは善人だったようでして、少しずつ目の前の仕事に真剣に取り組み始めるキース。それがなんだか心地良くて、次第にキースを受け入れられるようになりました。  確かに、自分自身何をやってもうまくいかない時期がありました。心身共に衰弱すれば、人は誰しも多少のだめ人間になってしまう時期があるものです。キースがまさにその状態だったのかもしれません。  そこからあるきっかけで、第2の人生、もっと言うなら今までとは違う生き方を見つける。これはある意味リアルなサクセスストーリー。起りえない夢物語ではない。誰にでも起りえるサクセス。  キースが先生として第2の人生を見つけられたのは、彼が脚本という仕事に全力で取り組んできたから。その才能があればこその成功。今うまくいかなくても、今頑張っていることは財産になり、無駄にはならない。  『間違いの楽園』の制作秘話とラストのアレックスからの電話が更に幸せをプラスする。  序盤と終盤の印象が逆転する、清涼感のあるドラマでした。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-19 14:45:45)(良:1票) 《改行有》

471.  マジック・イン・ムーンライト 《ネタバレ》  ウディ・アレン監督の作品は登場人物がせわしないイメージがあって苦手意識を持っていたのですが、これは面白かった。  まずエマ・ストーン演じるインチキ占い師がかわいい。これ大事。正直彼女の魅力が少しでも足りなければ、随分とつまらない映画になっていたことでしょう。  そしてコリン・ファース演じる、合理主義で傲慢で皮肉屋なマジシャン。このキャラが結構好き。歯に衣着せぬ物言いで、言いたいことを言いまくる。いつもだったら『うるさいなー。』って感じるところ。ところが今回はそのウィットに富んだ切れ味鋭い毒舌が妙にクセになる。  ストーリーは昔ながらのシンプルさが何とも言えない趣を醸し出す。『凄腕マジシャンがインチキ占い師のウソを暴く』+『恋愛』。最初はライバルのような関係だった二人が惹かれあっちゃう、いつの時代だよっていうくらいベタな展開。  主人公の婚約者にしろ、ウクレレ王子にしろ、恋愛が必要以上にドロドロしていないのも良いですね。後味爽やかです。  そーゆー余計なところに時間をかけず、コンパクトにまとめる潔さが好きです。  ずっと記憶に残るような映画ではありません。ですが少なくとも2、3日はちょっと楽しい気分にさせてくれる、『幸せおすそ分け』的良作エンターテイメントです。[DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 04:26:24)(良:1票) 《改行有》

472.  あと1センチの恋 《ネタバレ》  いや、面白いんだけどさ。確かに面白いのだけれども。なんか気に入らないんだよね。主演の二人が。  アレックスはやたらフラフラしていて、近づいてくる人とはみんな付き合っちゃう。でもどっかロージーのことがいつも気になっていて。・・・それって付き合う相手に対してかなり失礼、というか普通にひどくないですか?  例えばベサニー。ぱっと見は派手なんですが、実は浮気もしていないし、ちゃんとアレックスだけと付き合っています。それプラス、ルックスの良さを考えればすごく良い彼女と言えます。だからアレックスは結果としてベサニーには結構ひどいことやっちゃってます。  ロージーはロージーで、好きでもない男の子供を身篭って出産。しかもアレックスには秘密。なのに、アレックスが交際相手との間に子供ができたと知るやいなやぶちぎれる。いやいや、自分勝手すぎませんか。  ロージーとアレックスは美男美女。それも『誠実そうに見える美男美女』。つまり、二人の内面や人間性ではなく、その誠実そうなルックスで、無理矢理二人の生き方に正当性があるように見せています。  実際、私も『お前らなー』って思いつつも、応援しちゃっている。  いかんいかん。目を覚ませ。みんな騙されるな。悪いやつらやで、こいつら。[DVD(字幕)] 6点(2020-07-09 02:59:00)(笑:1票) 《改行有》

473.  アベンジャーズ/エンドゲーム 《ネタバレ》  前作の『インフィニティ・ウォー』で最悪の終わり方をしたので、一刻も早く続きが見たかった本作。ですがこれを見る前に、『アントマン&ワスプ』と『キャプテン・マーベル』は見ていたほうが良いみたいなので、『ああ、もう!』って思いながら2作とも見ましたよ。ほんとにもう。ここに来るまでが長いったらありゃしないよ。  やはり映画は1話完結を守ってほしいものです。たとえシリーズものであっても、それは最低限守られるべきだと思うのですが。『続きが見たい』とか言っている時点でもはや連続ドラマでしょう。  で、本作。アントマンからの知恵によって、過去からインフィニティ・ストーンを取ってくる作戦。みんなで手分けして手に入れるその展開はテンポよく、軽いアクションあり、ドラマあり、なかなか楽しませてくれました。ドラ○ンボールみたい。  全部手に入れて指パッチン。みんな復活。手ぐるぐるの、勢ぞろい。もちろん敵もフルメンバー。そして最終決戦。そりゃあ盛り上がります。映画でこんなテンション上がったのは久しぶりかもしれないです。  ただねえ。最終決戦にブラック・ウィドウがいない。それはだめじゃないですか。女性ヒーローが勢ぞろいする瞬間があって超かっこいいんですけど、ここにブラック・ウィドウがいないのはどー考えてもおかしいでしょ。  せめて最終決戦、戦いで散ってほしかった。  基本的にこーゆー『お祭りヒーローもの』でヒーローが死ぬのは好きじゃないんです。そのプロセスにおいてはいくらピンチがあっても構いません。それを乗り越えるカタルシス。それが見たいのです。死んじゃだめ。  どーしても死んでもらう必要があるのであれば、それ相応の納得できる理由、相応しい散り方ってもんを演出してくれないと。今までずっと見てきたなかでも、ブラックウィドウは大好きなキャラ。なのにこんな最期、ひどいじゃないですか。  しかも前作でガモーラが同じ運命辿っているわけで、それを今作もう一度今度はブラック・ウィドウでやるってのはいくらなんでもあんまりじゃないですか?  映画は面白かったけどさ!![ブルーレイ(字幕)] 8点(2020-07-05 05:06:35)(良:5票) 《改行有》

474.  LOGAN ローガン 《ネタバレ》  『真面目かっ』ってつっこみたくなるほど真面目。  そして暗い。グロい。地味。ローガンとチャールズが、なんかずっとつらそう。はっきり言って、二人のこんな姿は見たくなかったな。アクションもストーリーも、爽快とは程遠い内容です。  出てくる人がみんな死ぬ。  スピンオフ作品とはいえ、X-MENシリーズであることに変わりはない。人それぞれ求めるものは違うかもしれませんが、多くの人がX-MENシリーズに求めるものは、ヒーローじゃないのかな。  この映画にヒーローがいますか?  小さい頃応援していたウルトラマンや仮面ライダー。彼らがヨボヨボになった挙句、チョロチョロのスペシウム光線しか出せず、敵にフルボッコにされて殺される。そんなシーンを見て誰が喜ぶのでしょう。  『アポカリプス』や『ダークフェニックス』をまだ見ていません。  どうやらその後の作品らしいので、先にこちらを見てしまったことを後悔しています。  この2作品を見るときに、『どーせローガンとチャールズはよぼよぼになって死んじゃうしな・・・』って思わないことを祈るばかりです。  ただ、X-MENシリーズとしては個人的に最低ですが、一本の映画としての完成度は高いかと思われます。  派手な超能力バトルを期待するとがっかりするでしょうね。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-07-04 10:31:01)《改行有》

475.  きみといた2日間 《ネタバレ》  ヒロインは微妙。性格も容姿も好みではありません。男もイケメンではないし、ブサイクでもない。そして性格はちょっと嫌なやつ。だから前半は正直そんなに気持ちが入らないんです。  ただ、2人の関係が改善されていくにつれて、ちょっと二人に同調している自分がいる。不思議な感じ。いつの間にかこの作品のもつ融和性にとりこまれてしまったようです。  下ネタ、あんま好きじゃないです。笑えないし。ですがこの作品のはぎりぎり許せる範囲。  男の彼女が戻ってきて、『今までイッたふりしていた?』と尋ねるシーンはかなり面白かった。やっぱ気になってたかー(笑)。  同じ下ネタでもセンスがあるのだと思いました。  で、こーゆー作品のお約束。『おお、なんか良い雰囲気になってきたー。このままうまくいくのかー?』ってところからの破局。そーゆーラブコメの定石はきっちり守っています。二人が結局別れ、ラストで再会するまでの流れが切なくて好き。  こーゆーので良いんですよね。なんでもひねれば良いってもんじゃあありません。ハッピーエンド万歳です。  ドラッグがちょっとひいたかな。昔の映画に比べ、今の映画って一般人も当たり前にばんばんドラッグやっている現実が怖いです。[DVD(字幕)] 7点(2020-06-28 20:36:51)(良:1票) 《改行有》

476.  ネイバーズ(2014) 《ネタバレ》  赤ちゃんは問答無用でかわいい。でも出てくる人たちは変な人たちばかりなので誰を応援していいものやら。  騒ぎたい若者達。静かにしてほしい子育て夫婦。この両者のご近所バトル。シンプルな構図でわかりやすいプロット。でも多彩な演出で飽きさせない。お互いの嫌がらせや妨害工作があの手この手で行われ、飽きることはありません。  ドタバタコメディの基本を忠実におさえた手堅い良作。続編が作られるのもわかる気がします。  ただねえ、エアバッグのイタズラを赤ちゃんがいる家に仕掛けるのはドン引きです。それはやっちゃだめでしょう。命に関わります。あくまで『若者』VS『夫婦』の構図に限定しないと。そこは守らないと笑えなくなっちゃいますよ。  馬鹿な若者たちが、一生懸命働く社会人、子育て世帯に迷惑をかけるのは許せません。でもね、この夫婦がいまいち応援したくなるような人物に描かれていないのが問題。もっとくそ真面目な夫婦のほうが、過激な妨害工作とのギャップも生まれてより面白かったと思うんですけどね。例えばマックが凄く仕事も頑張るし子育ても手伝うような立派な社会人であれば、もっと感情移入できた気がします。  前半は若者たちが一枚上手でフラストレーションがたまります。それに対し夫婦も反撃を試みますが、その成果がちょっと弱い。若者達のクラブをあと1ストライクで退学という保護観察状態まで追い込みますが、それも結果論ですからね。ですからたまったフラストレーションを払拭するほどのカタルシスが得られないわけです。  まあでも一番はやはりエアバッグ。ちょっと人として許せなかったので、最後まで飽きはしませんでしたがはまることもありませんでした。[DVD(字幕)] 6点(2020-06-28 15:30:17)(良:1票) 《改行有》

477.  シャーロック・ホームズ/シャドウ ゲーム 《ネタバレ》  1作目よりコメディタッチな演出が多くてそこは好き。  ただ、前作同様話の小難しさにオイテケボリにされることがしばしば。例えば、なぜワトソン夫妻が新婚旅行で襲撃されたのか、実はいまだよくわかっていない。  ただ、よく理解できていない部分があったとしても、おおまかなストーリーラインだけを追っていけば楽しめます。  要は戦争をおこしてひと儲けしようと企むモリアーティ教授ご一行様と、それを阻止しようとするホームズ御一行様の戦い。  天才VS天才、知力VS知力の戦い・・・ではもちろんなく、ほとんど『財力VS腕力』の戦いです。  今作でもジプシーの人たちや、ホームズのお兄さん、とにかくいろんな人たちが絡んできます。人がいっぱいでてくるから人物相関を把握するだけでも結構大変。なんだか疲れちゃいますね。  人がいっぱい出てくるだけでなく、仕掛けや陰謀もいっぱい。で、個人的には『なんかわかりやすいとは言えない映画』なんです。その辺りが前作同様、なんとなくしか楽しめなかった要因のひとつと思われます。  『じゃあなんで前作より1点低くつけたのか』と聞かれると、それはもちろんレイチェル・マクアダムスを殺しちゃったからなのです。だめでしょう、殺しちゃあ。そしてそれに対し、ホームズが吹っ切るのが早すぎるのもマイナス。最後のほうで、『実は生きていました!』みたいに再登場してくれると思っていたので、死にっぱなしで残念です。[ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-06-27 22:41:22)《改行有》

478.  キャプテン・マーベル 《ネタバレ》  誰にでも変身できるスクラル人。その能力を駆使した地球での攻防。これが個人的には一番面白かった。  また、地球に降り立った後の、キャロルとニック・フューリーとのちょっとずれたコミュニケーションが面白い。二人の出会いのシーンなんか完璧。アクションとコメディとの融合がばっちりきまっています。  その一方で、シリアスパートは面白みに欠けます。『正義の味方』と『侵略者』、それが実は逆だった。その真相がサプライズにつながっていないのは問題かもしれません。『侵略者と思っていたスクラル人たちは実は難民だった』それをもう少し言葉での説明ではなく、劇的な演出で見せてくれていたら、感動やカタルシスを生み出したのかもしれません。  『主人公が圧倒的に強い』というシチュエーションは結構好き。圧倒的なパワーで蹴散らしてくれるだけでテンションが上がります。で、まあ本来はそのはずなんですが、今作の覚醒キャロルにはなぜかそこまで魅力を感じず。なぜでしょう。あまりにも唐突すぎたためかもしれません。それに、キャロルが覚醒するのも結局自分の気持ち次第っていうのがなんかね。  あとはスケールの小ささかな。舞台が地球にはなるものの、地球との関連性は低く、プライベートなストーリーに終始。なんかスケールちっちゃくないですか?やはり気持ちが高揚する瞬間ってのは、ヒーローが人々を助ける瞬間や、人々のために闘う瞬間だと思うのです。この作品にはそれが足りなかったように思えます。[ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-06-21 19:13:32)(良:1票) 《改行有》

479.  キャプテン・フィリップス 《ネタバレ》  ニュースでその存在は知っていましたが、ソマリアの海賊ってこんな感じなんですねー。  この映画、実話を元にしているだけあって、なんかものすごくリアルです。  後半はフィリップスの行動が短絡的に見られるシーンがいくつかありましたが、これってある意味自然なことかもしれませんね。  肉体的にも精神的にも追い詰められた人間がそうまともな判断できるはずもないのでしょう。  あるいは『船員達の命を守る船長』その立場であったからこそ、自己犠牲も厭わない勇敢さを発揮することができたのかもしれない。  一転、自信が人質となってからは、『自分の死』を急に身近に感じてしまったのか。船長と言う責任ある立場から解放されたことで、麻痺していた感覚が蘇ってくる。みんなを守る必要がなくなった途端、『死への恐怖』が心を支配し始める。  だとしたら、救命艇に乗ってからのパニックも理解できます。  フィリップは誰かを守ることで心の平静さを保とうとしていたのかもしれません。  救命艇に拉致されてからは、怪我した海賊のことを気遣います。それは海賊のためだけではなく、自分のためでもあったのかもしれないです。  ノンフィクションが基になっているため、救命艇に移ってからは娯楽性のかけらもありません。  ただ貨物船での攻防。これは文句なしに面白い。  映画に娯楽を求める私にとって、後半は正直ややつまんないし冗長。ですが緊張がずーっと続く臨場感とリアルな雰囲気、これがあるから最後まで目が離せない。  面白いかどーかと聞かれれば、そーゆー判断基準で見る映画ではないでしょうし、人によるとは思いますが、力作であることは間違いないです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-06-21 14:04:50)《改行有》

480.  アメリカン・ハッスル 《ネタバレ》  実話だから仕方がないけれど、カーマインのような志のある善良な人間を陥れるような物語ってのは、見ていて気分が良いものではありません。しかも、『まだ犯罪を犯していない政治家たちに、賄賂を受け取る場をセッティングして無理矢理犯罪者にしちゃう』ってのが胸糞悪いです。  いや、そもそもこの映画、ちょっとわかりにくいです。話についていくのがやっとで、映画を楽しむ余裕が持てません。難しめの映画を否定する気はありません。ですが『説明不足』と『難解』をはきちがえている作品がときどきあるように思えます。この作品なんかまさにそれじゃないでしょうか。  で、ただでさえわかりづらいのに、ちょっとオツムの足りない妻と強かな愛人の確執的なものが頻繁にさしこまれて、気が散ります。  『アーヴィンの妻はなぜ離婚を申し出たの?』『カーマインをはじめとして、大物政治家たちは結局逮捕された。だったらディマーソはなぜこの件からはずされたの?』『テレジオはなぜ最後アーヴィンに感謝していたの?』  その辺りの疑問に対する答えが、想像はできても確信できない私。『じゃああなたの理解力が足りないだけだから、この作品を評価する資格はないね。』と誰かに言われれば、確かにそうかもしれません。  ですがあえて言いましょう。一生懸命見たのによく理解できない、いや、させてもらえない映画なんてクソだと。  そしてこの映画の登場人物はクソばかりだと。まさにクソまみれの作品だと言いたいです。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-06-17 02:50:05)《改行有》

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS