みんなのシネマレビュー |
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481. ハッド 《ネタバレ》 律儀で真面目な父親と、草の根的で自由奔放な息子。当然のことながら考え方が合わなく、常に言い争いばかりしている。 そんな親子の姿に強い共感を覚えます。人として、血縁関係として、経営者としての考え方として。 牛の処分シーンは実に切ないですが、青空をバックに映像的には美しいショットで印象深かったです。 働いてる女性に手を出そうとしたりするのは全くいかんですし、そんな彼の性格のせいで孤独さが際立つラストなんですが、 ただハッドの考えや言うことも個人的にはわかる部分もあり、こういう衝突というのは、現実の親子でもよくあるなと思いました。 古い映画ですが、ドラマの真髄は普遍的なもので古くなることはないと思います。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-01-21 20:33:37)《改行有》 482. ダンスウィズミー(2019) 《ネタバレ》 あら?評価が低い(笑)。個人的には楽しく観れましたよ。 ミュージカル映画として見るとか、ララランドと比べたりするからいかんのです。 谷口作品ですからコメディ映画です。 最初で主人公が台詞で言ってましたが、突然人が歌い出すなんてミュージカル映画はおかしい。 そういうミュージカルの世界を催眠術で歌い出しちゃうという設定で、メタ的に笑いにしてるわけですね。 ムロツヨシがサラッと歌って見たら静香がつられて歌い出して「やっぱり〜!」のところがすごく好きです。 やしろ優は役者じゃないんで演技は下手だったけど、あの役柄ならまあ許せるかな。 登場人物、嫌な人誰も出てこなくて気持ちの良い作品でした。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2020-01-06 21:23:05)(良:1票) 《改行有》 483. ライオン・キング(2019) 《ネタバレ》 序盤から、これはBBCとかのネイチャー番組でも見てのかなと思うぐらいリアルな映像でただただ驚き。 ライオンたちをはじめとした彼らの繊細な毛質や動きも去ることながら、周囲の自然も全てCGだそうで、 もはや何でも出来ちゃうんだなぁと感心いたしました。 そのリアルすぎる動物たちが、普通にミュージカルをやり始めたにもまた驚きました(笑)。 彼らはリアルすぎるが故に、楽しそうに歌い上げる声と地味すぎる表情の動物たちのギャップには 少々違和感もありましたが、そういうのも込みで新感覚でした。 特典映像を見ると、VR装置を作って、そのVRの中で普通の映像のように構図とかを考えて撮影するという 驚異のスタイルが取られていて、今の映画製作は物凄いことになってるなと感心いたしました。 今までの作り方だと、全てがきっちりとしてしまってリアルさが出ないけど、 このやり方なら「偶然性」も取り込めるのでよりリアルな映像になるのだと語ってました。 ストーリー自体はまさにライオンキングそのもの。最近のディズニーですから妙に改変でも してるのかと思いましたが、王道スタイルを踏襲したそのままのストーリーでした。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-27 00:13:35)《改行有》 484. ゴジラ キング・オブ・モンスターズ 《ネタバレ》 いや〜、観終わって、お腹いっぱいの気持ちになりました。オールスターズの肉弾戦をこれでもかとみれて満足。 私はギドラが好きなので、最初に出現したシーン、それからゴジラとやり合うシーン、 そして終盤の一騎討ちは見応えあって素晴らしかったです。ほんと巨大で神様感ありましたわ。 まぁストーリーの方はこの際どうでも良くて、とにかく胸熱になる戦闘シーンをたくさん見れればそれで良いのです(笑)。 あとはやっぱり、ゴジラやモスラなどの名曲をちゃんと出してくれて、それが単純に嬉しかったですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-22 01:34:51)《改行有》 485. チャイルド・プレイ(2019) 《ネタバレ》 今度のチャッキーはAI搭載だと聞いた時は、ま〜た時流に乗った安直な物を、、、と思っていたのですが、 鑑賞してみたら意外に良くてびっくりしました。これはアリですよ。 ほとんどコメディものと化しながらダラダラと続いていた印象だったけど、この新生チャッキーはうまいことやってくれました。 ちゃんと怖さが備わってるし、まぁ正直顔はおっさん臭くて前のチャッキーの方が好きだったけど、 殺し方のえぐさはきちんと引き継がれていて安心しまた。 何より学習型のAIで、殺しに理不尽さがない。つまり人間の心のダークサイドがチャッキーをそうさせてしまっているわけです。 その写し鏡のような存在として殺戮をするので、人の心の怖さが感じ取れて良いです。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-21 21:05:47)(良:1票) 《改行有》 486. ハッピー・デス・デイ 《ネタバレ》 1日を何度も繰り返すという内容の映画はこれまでにもいつくか観たことあったので、 ああそれ系のやつかと思いあまり期待してなかったのですが、いい意味で裏切られました。 犯人と対峙するために何度か繰り返すまでは平凡だったものの、いざ犯人を追い詰めたときに 「このままではカーターが助けられない」と自分ではなく彼を助けるためにもう一度死ぬという展開がグッときました。 周りの人たちも助け父とも和解。カタルシスが味わえ人生教訓まで得られ、しかも全体的にコメディ調で笑える出来の良さ。 終盤ではもう一捻りのどんでんがあり、今までのループ系のものからさらに発展させた良作だと感じました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-17 17:47:01)《改行有》 487. スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 《ネタバレ》 面白かったです。微笑ましくも笑える学園ものとしてのスパイダーマン 、これはこれでありですね。 片方で壮大なことをやりつつも、一つのクラスの中で恋の駆け引きや先生とのやりとりや友情が繰り広げられ見てて楽しい。 敵役のミステリオは、最新のホログラムでイリュージョンを見せながら本体はドローン編隊で攻撃する、 一人の人間としてはなんの力もない男という設定が面白い。 ラストなんて昨今のフェイクニュースを取り上げているかのようで、今の要素を取り込んだシナリオが興味深い。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-12-16 15:21:49)(良:1票) 《改行有》 488. ジェシー・ジェームズの暗殺 《ネタバレ》 興行的には失敗したみたいだし、その理由もよくわかりますが、 でもいい映画だと思います。 西部開拓時代を舞台にした映画が個人的に好きだというのもありますが、 本作はとにかく映像が美しい。実にこだわって作っているなというのが見て取れます。 それぞれの関係のなんとも言えない緊張感。 ジェシー・ジェームズの遺体を見世物としてお金稼いだり、その暗殺の様子を 何百回も公演して回るといった展開は時代を感じさせます。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-10 16:26:17)《改行有》 489. アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 序盤から中盤にかけては正直期待していたほどではありませんでした。 ヴィジュアル的に即視感のある感じがして、無国籍SFの世界観というのはこれまでにもよくあるタイプだなと。 彼女の異様に大きな瞳だけが映像的には目新しく、実写とCGの諏訪感のない融合はここまで来たかと目を見張るものはありました。 設定を伝えるのみの前半とは違い、後半は恋仲となり互いに協力をしていく関係に進展していってストーリーも面白くなりました。 元々はもっと長いシナリオだったのを渡され、自分なりに凝縮させて映像化させたロバート・ロドリゲスは器用な方ですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-11-02 19:56:53)《改行有》 490. シャザム! 《ネタバレ》 笑かしてもらいました。これはもう単純に面白い。 正直、敵役のおっさんとかそのおっさんとの戦いとかそういうのは月並みで大したものではないんですが、 ムキムキマッチョに変身しても中身は中二のままで、フレディとの掛け合いや色々とやらかしちゃうその様が実に楽しい。 その漫才をひたすら楽しむというそんな感じですかね。なのでヒーロー物を装ったコメディ映画ですね。 とは言ってもあのラストは完全に続編を作ろうとしている、しかも敵のおっさんがまた? 例のヒーローもカメオ出演してたし、こんな面白キャラも何かしら大きな世界観に持っていくのでしょうかね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-01 19:48:52)(良:1票) 《改行有》 491. ドラゴンボール超 ブロリー 《ネタバレ》 ドラゴンボールはほんと久しぶりに観ましたが、いい感じに進化しているなと思いました。 なんというか、力技で描いた格闘シーンとでも言えばいいのかな。今はフルCGアニメが当たり前ですが、 昔ながらの方法で、これだけやれるんだぜ、みたいな心意気を感じる。 ユーモラスシーンも散りばめられていて、特にフュージョンのシーンは大笑いしました。 ブロリーの唯一の友達のエピソードもいいし、冷徹なフリーザさんの振る舞いも良い。 終わり方が半端すぎてズッコケましたが、これは完全に続編があるということでしょう。続きが観たくなりました。[ブルーレイ(邦画)] 7点(2019-08-23 17:13:23)《改行有》 492. キャプテン・マーベル 《ネタバレ》 マーベル通ではない自分にとっては、序盤の段階では少々不安だったのですが、 地球に墜落してからはぐっと面白くなりました。やりとりがコミカルでね。 アクションより、ニック・フューリーと猫ちゃんの掛け合いの方が印象に残ったかも。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-20 17:33:38)(良:1票) 《改行有》 493. ダンボ(2019) 《ネタバレ》 近年の実写ディズニー映画は個人的にどれも乗り切れないものばかりだったのですが、本作は純粋に楽しめました。 ついにダンボを実写化出来るまでになったのかと。実際に鑑賞してみると、ゾウさんたちは皆CGなのですがなんの違和感もなく、見事でしたね。 ダンボという異形の動物が主軸なせいか、ティム・バートンらしさが出ていたようにも思います。相棒音楽家ダニー・エルフマンのスコアも良かった。 そしてマイケル・キートンとダニー・デビートが出演してるわけですが、これはバットマンリターンズのコンビな訳ですね。 それでいて善人悪人が入れ替わった役柄になってて、それもまたひねりがあって良い。 何とも言えない顔つきの主役の女の子もまたティムバートンらしくて良い。 ヴァンデヴァーの役柄は、どことなくウォルト・ディズニーを連想させる。 今のディズニーはものすごい膨張主義なので、この自己皮肉のようなストーリーも考えさせられるものがありました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-08-01 18:11:18)《改行有》 494. 女と男の名誉 《ネタバレ》 ファミリー、金、そして愛。全部手に入れられれば一番幸せなんですけど、 どれかを得ようとしたらどれかを諦めないといけない。 マフィアという極限環境の家族ならなおのことですねぇ。 パパがいい味だしてましたね。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-07-16 19:37:33)《改行有》 495. 万引き家族 《ネタバレ》 話こそ違えど、扱っているテーマは「そして父になる」と同じでしたね。 家族とは何か。血の繋がりだけの家族より、心の繋がりが大事というね。 是枝作品はいくつか見てますが、やはり家族というテーマのやつを扱うと秀逸だとな感じます。 そして何より、みなさん演技が素晴らしいです。 演じているという感じでなく、とてもナチュラルで不自然さを感じさせない。 話に説得力を持たせ、家族に共感を持たせる上で演出が光っておりました。[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-06-27 21:09:03)《改行有》 496. ボヘミアン・ラプソディ 《ネタバレ》 一般的な伝記映画と比べて、バンドの伝記だからか2時間分の曲を聴いたみたいな感覚。 区切りのないシームレスな構成でしたね。クイーンの名曲をメドレーにして、そこに一つ一つのエピソードを付随させるみたいな。 ラミ・マレックは個性的な俳優で一目置いてましたが、本作で一皮剥けましたね。 かなり難しい役だったと思うけど、苔ならオスカーも納得。ライヴ・エイドのシーンはやはりグッとくるものはありました。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-06-27 20:56:42)《改行有》 497. ブラジルから来た少年 《ネタバレ》 なかなか面白かったですね〜。 メンゲレ博士がヒトラー復活のために複製を何十人も作るという。 70年代ですでにクローン話を持ってくる斬新さ、ナチスというヒストリーとSFの噛み合わせ、 そしてまた終盤の展開や終わり方なんかはホラー的ですらある。 いろんな要素の組み合わせで、一つの映画としてとても面白く見ることが出来ました。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-04 18:15:44)《改行有》 498. 殺したい女 《ネタバレ》 冒頭のアニメのオープニングからツカミOKです。 アホな人ばかりだしベタベタな演出と台詞だらけですが、これは80年代コメディの個性と魅力ですね。 懐かしくもその面白さは古くならない。良作でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-06-03 19:27:35)《改行有》 499. しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 国分くんも香里奈も、あまり演技的には上手くないとは思うけど真摯に頑張ってらしたと思います。 でも何より、あの男の子。あの子の可愛らしさが作品の魅力を引き上げてましたね。 人を笑わせるためにやってるのにお前が笑ってどうすんだって言ってましたが、 すんごい笑顔でやる男の子の落語もまた微笑ましくてよかった。 ラストの唐突なラブには驚きでした。お互い、そういう気持ちあったんや!って。[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-04-25 20:38:23)《改行有》 500. 大砂塵 《ネタバレ》 なかなか見ごたえのある作品でした。 ジャンルとしては西部劇、かつ1950年代の作品ですが、女同士の戦い、ストロングウーマンというかなり異色の内容。 少年を匿い、一人でピアノを弾いてるシーンから処刑場から逃れるシーンまでが特に印象深かった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-04-25 20:15:02)《改行有》
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