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481.  海よりもまだ深く 《ネタバレ》 家族の崩壊と夫婦の再生を台風の襲来と共に描く事で起きる希望の様なものを感じる事が出来る。どこまでも駄目だけど同じ男としては、憎めない父親、そんな駄目な父が別れた元嫁の息子とのやり取りと母とのやり取りなど見ていると男という生き方、性質はいつまでたっても変わらない。宝くじに夢を求める姿、息子の為に靴を買う時の姿やらは人間の本質を感じるし、色んな意味でこの作品からは人間の姿、欲などが見る事が出来る。台風のおかげでまた三人がこれからも変わらずに会う事が出来るんだという希望を感じる終わりにこれこそこの作品で言いたかった事だと思う。それにしても、樹木希林演じる母からの息子(阿部寛)への寝たきりになるのとポックリいって夢に出てくるのどっちが良い?には笑ってしまった。[映画館(邦画)] 8点(2016-06-13 19:29:46)

482.  妖怪百物語 妖怪物で時代劇という組み合わせから駄作の匂い、B級映像的な物を本来なら感じずにはいられないものの、今作品の監督は座頭市シリーズを何本か撮ってたり、大魔神シリーズを撮ってる安田公義監督だけに単なる妖怪物にはしていない。誰もがよく知ってる妖怪を物語に取り入れ、怖さだけでなく、コミカルに描く事に成功している。当時の江戸の雰囲気、長屋の雰囲気、様子なども興味深く描いている点も単なる妖怪物とは違う面白さを感じる事が出来る。また、会談物としても楽しむ事も出来、不気味な音楽と声が聞こえたりと色んな意味で楽しむ事が出来るという意味でも贅沢な作品です。印象的なシーンが沢山、ある中でも障子に写し出される女の長い首と笑い声、池から現れる女の大きな顔と笑い声は一度、見たら忘れられなくなりそうなぐらいのインパクト[DVD(邦画)] 8点(2016-06-09 17:52:20)(良:1票)

483.  何がジェーンに起ったか? 《ネタバレ》 怖い。女の怖さと醜さをここまでリアルに描くこの監督の怖さ、それに応える姉妹のドロドロした関係、自分の事故で姉を車椅子での生活へと追い込んでしまったと思っていた妹とそうではないと最後に事実を告白する姉、これ以上ない切なさが感じられる終わりにお互いの感情が物凄く伝わってきます。それにしても所々で出てくる人形が二人の怖さを更に大きく思わせる相乗効果を生み出しているし、電話のシーンの怖さもこの作品を更に恐ろしい作品としている。色んな意味で本当に怖い映画だ。[DVD(字幕)] 8点(2016-06-02 21:15:57)(良:1票)

484.  昼下りの決斗 サム・ペキンパー監督お得意のスローモーションがなくても男臭さ満載で銃撃シーンの緊迫感を十分に味わう事が出来たのでそれだけで満足です。酒場の結婚式でのシーンといい、崖でのシーンといいと、存在する本物の景色の美しさを生かしての西部劇らしい映像、この監督がスローモーションに頼らなくても娯楽作品を撮れる事を証明して見せた映画です。[DVD(字幕)] 8点(2016-05-16 20:10:47)

485.  ルーム 《ネタバレ》 ルームとは部屋の事で部屋に母と二人きり、監禁された状態の中で天窓から入ってくる光が希望の様に感じる。外の世界を知らない少年が母の計画を実行し、部屋から逃げる描写が凄い。怖い。そこまでして、自由になりたいのか?自分を産んだ母と母に自分を作らせた男が同じ世界にいて、同じ部屋に居るという残酷さ、少年にとってはまさか今、自分達を監禁している男が実の父親であるという残酷さ、何とか逃げる事に成功したものの、今までの苦しみがいつでも忘れられない息子の演技が母にも負けないぐらい凄い。映画のラスト、再びかつて二人がいた場所、部屋を訪れるのを見て、これからの二人の人生には新しい生活、希望の様な物を見る事が出来た。[映画館(字幕)] 8点(2016-05-14 20:20:06)

486.  競輪上人行状記 《ネタバレ》 始まって直ぐにこの作品の主人公の東京は恐ろしい所だと言う語りを聞いて本当にそう思えてしまうぐらいこの作品を見ると思わずにはいられなくなります。人、人、人、大勢の人間があの狭い中で生きる為には手段を選ばず、金の為なら何にでも手を出す。教師から坊さんになり、坊さんであれ、金儲けの為にと競輪に手を出す。そこには人間の本能、欲望が見る事が出来る。主人公演じる小沢昭一がはまり役で、この上なく哀れであり、それでいて共感できてしまうのはこの俳優だからといって良いぐらい小沢昭一が凄い。素晴らしい。凄いと言えば、主人公の姉の南田洋子と後半の競輪場で出会う女、渡辺美佐子が怖い。誰も居ない所で一人、悶える怖さ、死んだ犬を焼き鳥屋にしまう怖さ、大勝負で外し、当てた主人公に毒入りの飲み物を飲ませて殺そうとしたり、この二人の女に女の怖さ、恐ろしさを感じずにはいられなくなるぐらいこの作品は女の怖さというものをストレートに描いている。何だか増村作品や川島作品でも見ている感覚、成る程、脚本に今村昌平と名前がある。今村昌平監督と言えば川島雄三監督の弟子であり、同じように今村作品にも川島作品にも出て、毎回、強烈な印象を与える小沢昭一、小沢昭一にとって、数少ない主人公役ではまり役と言える作品です。[DVD(邦画)] 8点(2016-05-05 11:34:45)(良:1票)

487.  クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃 《ネタバレ》 毎年、この時期になると楽しみなしんちゃん映画、そんな今作品に何を求めるかで大きく評価が割れそうです。今までにこれ程の怖さをしんちゃん映画で感じた事はない。家族全員が同じ夢を見る。同じように他の登場人物までも同じ夢を見る。夢の中でおきている恐ろしい事を見て、それが本当に起きたらと思うと物凄く怖い。作品全体に漂う怖さの中でもしんちゃん映画らしい家族の絆と友情とがきちんと描かれていて、そういう意味でしんちゃんを見もせず、教育に悪いと言い張る馬鹿な大人、特に母親に言いたい。この作品のみさえがしんちゃんの為に頑張る姿こそが本当の親の姿であり、そうあるべきだと言いたい。相変わらずの下らないけど馬鹿馬鹿しい笑いもしんちゃんだからこそ許したくなるし、カスカベ防衛隊の仲間の活躍と友情、更にシロの活躍までも見る事が出来たのでそれだけで満足です。最後に言わせてください。これがしんちゃんの父、ひろしとしての最後の作品となってしまった藤原啓治さん、今までありがとうございました。安らかにお眠りください。 訂正2020年4月18日[映画館(邦画)] 8点(2016-04-19 21:59:22)(良:1票) 《改行有》

488.  はじまりのうた キーラ・ナイトレイの歌声が良い。勿論、歌が良い。それにも増して歌声が良い。そんな歌声を聴いてるだけでも、嫌な事など忘れさせてくれそうです。音楽の持つ力とニューヨークの美しい街並みが心地良くて楽しむ事が出来た。この映画のサントラが欲しくなります。同じ監督のonce ダブリンの街角でも感じた様に音楽が素晴らしいです。この監督の作品、もっと見たい。[CS・衛星(字幕)] 8点(2016-04-10 09:52:23)

489.  うる星やつら 完結篇 《ネタバレ》 誘拐されたラムを取り戻しに行くものの、喧嘩となり戻って来たあたる、いつまでも喧嘩ばかりしていてもやはりラムの事が忘れられないという叫びがラムの心にも届く追いかけっこのシーンが感動的です。逃げたり、追いかけたりのラムとあたるだけどそんな馬鹿で意地ぱりな二人が繰り広げる世界こそがこのアニメ、うる星やつらの世界である。どこまでも不思議で、変な登場人物ばかり出てくる所もこのアニメの魅力であって、面白い所です。ところで原作者の高橋留美子はルパに拐われたラムをもう一人の偽物のラムを茸を使ったコピーダケなるもので作るところを見るとパーマンの大ファンではないかと思わずにはいられなくなります。[CS・衛星(邦画)] 8点(2016-02-25 18:37:35)(良:1票)

490.  マイ・インターン 《ネタバレ》 この映画、ロバート・デニーロが何よりも普通のおじいちゃんを演じてるのが交換持てる。あんな風に歳を取りたいと思わせるぐらい魅力的です。そしてアン・ハサウェイも良い。働く女の魅力を十分に醸し出してる。2人を取り巻く環境やら関わってくる人達とのやりとりも面白い。あの母親へ間違って送信してしまったメールを消そうと、母親が帰宅する前に何とかしてパソコンに送信されたメールを消すまでのやりとり、ドタバタした展開もやたら笑えるし、この映画、同じ監督の「ホリデイ」もだけど所々に色んな映画のネタを持ち込んで笑える作品へと作り上げてしまう所が映画ファンへ向けてのサービス精神を感じずにはいられなくなります。派手なだけで中身スカスカのSF物やアクション大作にはない心地良さを感じる事が出来ただけでも見て良かったです。[試写会(字幕)] 8点(2015-10-26 22:07:34)

491.  インサイド・ヘッド 《ネタバレ》 これは子供だけでなく大人も含む全人類に対して、注意書きは必ず守るべきだと警告している。入ってはならない空間。それはライリー頭の中の感情をコントロールする5つもの性質、中でもヨロコビ、カナシミ、イカリの3つの感情は生きている者全てが持っている感情方法であり、それを全て分かり易く描いた点は大いに評価すべきだと思うし、一見、何の役にも立ちそうにないカナシミだけどカナシミあればこそのヨロコビが一段と大きくなるのだというがこの映画で一番言いたかったのではないだろうか?ライリーが新しく引っ越して来てから昔の思い出、父親や母親、アイスホッケーを一緒に楽しんでいた友達との思い出やらとにかくそれをアニメでしか表現出来ない形で見せてくれてる。人生、楽しい事だけでなく辛い事もあるんだよ!と言うメッセージと共にまた辛い事もあるからこそ楽しい事だって沢山あるんだよと言う様に感じる事もできる。一見、子供向きアニメの様だけど大人に対する子供の頃の楽しかった思い出は必ず心の中にあるはずだ!それを思い出した時、人は忘れていた何かを思い出すはずだと言う様な感じがして色んな事を考えさせる映画であると思いました。[映画館(吹替)] 8点(2015-07-23 22:58:58)(良:2票)

492.  カラフル(2010) 《ネタバレ》 人生には色んな色がある。あって良いんだというのがこの映画のテーマである。一度は捨てた人生をもう一度やり直すことが出来たら生きてる時にできなかった楽しい学生生活を楽しみたいから母親が頑張って見つけてきてくれた高校受験よりも、自分に初めて出来た親友との約束、大好きな絵を書きたいから違う高校を受験する事を選択した主人公の姿を通して生きるてことの楽しさ、生きる勇気をこの映画から見る事が出来る。友達との友情、自分を思ってくれる周りの人達、父親、母親、兄貴は勿論の事、同じように苛められていた女子生徒やらとにかくこの映画は色んなメッセージで生きろ!人生を真っ当しろ!と言ってる。世の中の今、人生に悩みを抱えてる人達全てに伝えてる。[DVD(邦画)] 8点(2015-07-04 18:48:16)(良:1票)

493.  乾いた花 《ネタバレ》 篠田正浩監督と言う人は不思議な人だ。何だか森田芳光監督と同じように当たりと外れがあまりにも激しい監督である様に思えてならない。今作はそんな中にあっては当たりである。まずあのギラギラした雰囲気、タイトルにもある乾いた空気、作品全体に漂う虚無感、これを見ると東映のプロデューサーが池部良を後に高倉健と共演した人気シリーズ「昭和残侠伝」への以来をお願いしたのも納得!十分過ぎる説得力を感じずにはいられないほど、とにかく池部良が凄い。恐ろしい。殺しの場面にしても何も言わずにただじっと構えて、どこか一点だけを見ている様な目つき、加賀まりこがヤク中にされ、殺された事を告げられても、看守から時間だと言われようが俺には関係ないのだと言わんばかりの表情からとにかく全てが乾ききってる。見終わった後の余韻、これが晩年、駄作ばかり撮ってた篠田正浩監督の作品なのか?と疑いたくなる程です。[DVD(邦画)] 8点(2015-06-13 22:46:12)

494.  クレヨンしんちゃん オラの引っ越し物語 サボテン大襲撃 《ネタバレ》 しんちゃん映画=大人が泣ける映画とよく言われる。実際、私も何度も泣かされてきたが今回は泣かされるというより笑わされた。メキシコへ引っ越したしんちゃん家族を待っていたのはサボテンの恐怖!サボテンに追い掛け回されては食べられそうになるし、そのピンチをしんちゃんのオナラやらオシッコやらひろしの足が救うだったりと馬鹿馬鹿しい笑いで見せてくれるので大人だけでなく子供も勿論、楽しめるというしんちゃん映画の基本が十分感じられました。しんちゃんが引っ越し先のメキシコを救うのがしんちゃんとの別れを一番悲しんでいた風間君からの春日部防衛隊の絆を表すバッジというのも良い。しんちゃん映画を毎年楽しみに劇場へ足を運ぶ。何だか寅さん映画を毎年楽しみに劇場で見ていたのと同じ気持ちです。[映画館(邦画)] 8点(2015-04-29 13:41:50)

495.  クレージーだよ 奇想天外 《ネタバレ》 谷啓の惚けぶりが笑える。地球上へ平和を説く為に、天国から墜ちてきた後の谷啓がとにかく面白い。やりたい放題だ。タクシーに跳ねられたサラリーマンと身体を入れ替えて地球上になりすましてみたり、パチンコ屋さんでは自分の特技(超能力)で大当たり、チンピラに絡まれてもマイペースを崩さない。人間には全く通用しない常識を覆す谷啓の特技、あの手のガチョーン!が繰り出す超能力やら谷啓の魅力満載!藤田まことの零八号に対して謝ってるつもりが野川由美子には全く通用しないのも笑える。ひょんな事から歌まで披露し、挙げ句の果てには国家議員にまでなってしまう出席ぶり!映画の後半に出てくる植木屋の名演技も忘れてはならない。総理大臣かと思ったら精神病患者であったというオチが凄い。タイトルにある本当に奇想天外な映画だ。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-03-30 22:56:10)《改行有》

496.  ジャージー・ボーイズ クリント・イーストウッドが監督している作品って重たい映画が多く、苦手な人も結構いるはずだが、私も正直苦手な作品のが多いけどこの映画にはそんな重たい感じは全くなくて、イーストウッド監督作品が苦手な人にもお薦めできる映画になっている。ジャージーボーイズってタイトルから、ジャージ姿の少年映画なのか?どうせなら水着姿の少女映画のが良いなあ!とアホな事を考えてみたりもするが、それはさておき、メンバー同士の衝突、解散、復活と色々なドラマを手堅く見せるイーストウッド監督の実力は大したものです。音楽好き、特に洋楽好きなら誰もが知ってる名曲「君の瞳に恋してる」をはじめとする素晴らしい音楽の数々、それを歌ってる時のメンバーと聴いている環境の表情がこの映画の良さを表している気がする。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2015-02-14 17:36:42)《改行有》

497.  狙撃 《ネタバレ》 加山雄三と聞いて真っ先に何を思うだろう?映画ファンの多くは爽やかなイメージを想像するはずだが、この映画の加山雄三にはその爽やかさなど一切無い。まるで感じられない。至ってクールにただただコートに身を包み、ビルの屋上から走る新幹線を見ている。新幹線の中にいる狙った獲物、標的を顔色変えずに狙いを定め、殺す事だけを考えている。そして腕時計を見つめ、時間を確認し、実行をする。一滴の狂いもないままに犯罪を見事に成功させるのだ。こんな加山雄三を私は知らないし、初めて見た。この場面は音楽が流れないし、台詞もない。静けさの中に漂う緊張感、昨今の邦画にはない映像感覚と映画的演出を味わえる。またこの映画、ヒロイン役の浅丘ルリ子の存在感とそれ以上に圧倒的存在感の森雅之、森雅之は森雅之で加山雄三最初の犯罪シーン同様に台詞が全く無いにも関わらず、不気味なまでの笑いの中に見え隠れする恐さ、色んな意味で静かな中にある殺気立った雰囲気が感じられて、余計な台詞とうるさいだけの音楽が流れない事が映画としての演出効果を表現して見せてくれている。[DVD(邦画)] 8点(2015-01-07 23:35:31)(良:1票)

498.  けものみち 《ネタバレ》 けものみち!正にけもの(獣だらけの男達)に関わっていく事によるけもののみち(世界)である映画だ。愛欲と陰謀だらけの世界が本当にドロドロとして描かれていて恐ろしいです。見た目とは裏腹に何を考えてるか解らない池部良、同じく正義感強く善人に見えつつ、本当の所は汚い性格の刑事小林桂樹、池内淳子の夫の死に疑問を持ち、脅迫しようとする汚さ、池内淳子を愛人にする小沢栄太郎のいやらしさ、身体が不自由な癖に性欲だけはしっかりしている演技がこの俳優にしか出せないぐらいのいやらしさ全開です。そのいやらしい小沢栄太郎の弁護士の伊藤雄之助の悪党弁護士ぶりやらととにかく脇を固める男達が皆、獣の様な奴らきりです。こんな獣だらけの中でこれまた自らけものみちへと入り込んで行く池内淳子の演技、悪女ぶりが凄過ぎて、何て言ったら良いんだ。男の醜くさ、いやらしさと女の怖さの両方を描いた作品として一度見たら忘れられなくなりそうです。 [DVD(邦画)] 8点(2014-11-24 21:27:24)(良:2票) 《改行有》

499.  シルクハットの大親分 若山富三郎の熊さんが馬鹿馬鹿しさ全開で笑わせてくれる。任侠映画なんだけど、喜劇的要素もたっぷりな上にちょっと下ネタも有りのとまあ監督がトラック野郎シリーズの鈴木則文監督だけに、とにかくやりたい放題です。そんなこの作品は若山富三郎の顔、演技だけ見れば「緋牡丹」シリーズのオマージュ的作品なのがよく解る。藤純子がゲスト的扱いとして登場!鈴木則文監督からの「緋牡丹」シリーズファンに向けての映画で「緋牡丹」シリーズファンの私には十分楽しむ事が出来ました。 [DVD(邦画)] 8点(2014-11-16 19:00:55)《改行有》

500.  彼女と彼(1963) 左幸子がアパート暮らしの団地妻と言うだけで何か起きるんじゃないか?ただでは済まない何か只ならぬ雰囲気が充満していて不気味だ。あの音楽が更に不気味さを際立たせてる。いつ何が起きるのかという不安、左幸子だからこそ成り立つ怖さ、関わる人間は勿論、犬までも怖く思えてきてならない。それにしても左幸子という女優としての幅の広さ、演技力には毎度ながら感心させられる。 [DVD(邦画)] 8点(2014-10-09 20:10:51)《改行有》

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