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自己紹介 猫と一緒に映画を見ていると、ヤツらは私より先にコイツはクソ映画だというのを察知します。ストーリー展開や伏線回収が怪しくなってくると席を立ってしまうのです。だけどそんなおっちょこちょいな映画にだって良いところはいっぱいあるんですよ。
猫のヤツらは冷酷です。

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501.  007は二度死ぬ 《ネタバレ》 かなりコケていて、その恐ろしいネタの数々を誰かに話したくなる完成度であることは間違いないのだが、面白くないかというとなんと言っていいのか分からないところが巧妙なできばえだ。 私が持っている印象で007は、雪山とか海、ステキグッヅの数々をむやみに披露する、敵の秘密基地に進入して挙げ句の果てに暴れ回る、正装のイギリス紳士という感じ。で、これを観たとき何かの手違いでこうなったのか?と思ったがよくよく考えると、日本以外の人が観るといつも通りの007なんだろう。そう思うと納得。 いっつもこんななのになぜか大作のように扱われる007だが、私はそんなオッチョコチョイな007が大好きだ。[地上波(吹替)] 3点(2010-04-16 19:13:23)《改行有》

502.  シティーハンター(1993) 昔、テレビで初めて観たときあまりの出来事に驚いてしまったが、今この作品を考えるときimdbで6ポイント以上の点数を誇る本作とアメリカ人の懐の深さになんだか温かい気持ちになれたりもする。[地上波(吹替)] 3点(2010-04-16 01:15:44)

503.  ロッキー4/炎の友情 なんかなぁ。なかなか面白いんだよなぁ。かといって人に薦めると十中9.5くらいハ?って言われるし、残りの0.5もJBがイカレてて面白かったとかドルフラングレンが活きが良いのってこれが最初で最後だよね、とか。そこじゃねーだろ。 確かにJBがビアッグゥッ!とか言ってるのを観ると早く何とかしないとって思うけどさ。そうじゃないだろだから。この映画観てグッとこないのはおかしい。グッときまくるでしょ?くるでしょ?こないですか?スイマセン。 でも私はこの映画の主題歌とかeye of the tiger を聞くとシャドーボクシングしますよ、反射的に。坂道とかむやみに駆け上がります。内容とかつじつまとか、そんなのどうでも良いですから、とにかく血湧き肉躍ってほしい。そういう90分なんだよね。[地上波(吹替)] 7点(2010-04-16 00:42:47)(笑:2票) 《改行有》

504.  ハイランダー/悪魔の戦士 《ネタバレ》 子供の頃始めて見たとき、素直に面白いと思った。 本当の目的がよく分からないのに、目の前の義務に追い立てられる、逃げ場のない感覚が今でも頭にこびりついている。その義務は相手を一人残らず殺すことであり、そのことから逃れたいという気持ちを感じる暇がないのは仇役、クルガンのキャラ造形によるものだった。良くできている。 それが一番大きいのは間違いないがはるか昔、剣と剣がぶつかり合うとき飛び散る火花や合戦の風景、剣そのもの、様々な魅力にとりつかれて何度も見たのを急に思い出した。何年か前もう一度観たとき、子供の頃感じたおもしろさを感じ取ることが出来なかった。 しかしあの時、何度観ても飽きることが出来なかったのは事実だ。大人になって子供の映画をおもしろがれないことよりも、子供のときその映画を芯まで楽しんだ記憶のほうがきっと大事だろうと思う。だからハイランダーは実際の出来より良い映画に観えてしまうがそれで良いとも思う。[地上波(吹替)] 7点(2010-04-08 23:34:37)《改行有》

505.  ケロッグ博士 いやね、なかなか面白いんすよ。 ウンコとかケツとかそういう子供な要素を、大人の技術できちんと映画にしてみせる腕力がスゴいんです。良い仕事してるなぁ。このね、剛速球なくだらなさと、もしかしたら計算されて作られているのか?と一瞬思わせる技巧派的な諧謔(に見えてしまうこともある)に痺れたりした。 なんにせよ、せっかくこっちが頭空っぽにしてみようとしてるのに、頭空っぽにしてると変なところを考えさせる余計なお世話がムカつく。 だがそれが良い。[ビデオ(吹替)] 7点(2010-04-08 23:10:08)《改行有》

506.  ザ・シークレット・サービス 《ネタバレ》 そこそこに面白い。それはたぶん間違いない感じはしないでもない。が、傑作の可能性を秘めつつ、その可能性を徹底的にいらなそうなシーンで摘み取っちゃってます、みたいな残念感が残る。 イーストウッドの、大丈夫かその年齢でっていう雰囲気。これと、マルコヴィッチの平気かこいつっていう雰囲気。この二本の太い柱があるのに残念。硬質な脚本を使えないという縛りがあり、さらに恋愛、バディモノという要素を入れなくてはならない、という大人の事情がありました。という雰囲気が受け手に伝わってしまっている。無念。 とはいえ、ラストシーンの作り込みはなかなかで、これを見せたかったのか。なかなかだ。前年のボディーガードのおこぼれに預かろうという意図が見え見えではあったが、これはこれで良い。 後年ガチリメイクされたら傑作になるかもしれない。が、現在の映画でこの手の話が活きるかどうかって言うのは謎だ。[地上波(吹替)] 6点(2010-04-06 03:27:36)《改行有》

507.  コマンドー 《ネタバレ》 昨年、ちょっとした大事件があった。 コマンドーの日曜洋画劇場版吹き替えバージョン(玄田哲章版)収録盤DVDが発売された。それはコマンドー伝説が地上に現れ、4半世紀を経て神話として結実した瞬間であり、コマンドーを心の中どこかに置き忘れたすべての人にある種、警告として権現した瞬間であった。 だが忘れてはいけない。伝説は神話となったが、それを収める聖典は不完全なものだ。完全なHDソースと日本語吹き替えを収録したBD盤がリリースされることで我々はすべてを備えたそれを手にすることができる。2010年現在、売られているBDはDVD盤に劣る模造品であり、文明的な価値は薄い。 しかし、やがて地上に現れるであろうそれを購入したとしてもテレビ放映を高ビットレートで録画しながら、リアルタイムで見てしまうのだろう。[地上波(吹替)] 7点(2010-04-04 18:54:28)(笑:1票) 《改行有》

508.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち 《ネタバレ》 面白いんだからしょうがない。 絶対死なない。絶対ハッピーエンド。絶対善人。これのどこが悪いんじゃ。 が、場合によっちゃ悪いに決まってるけどね、でもこの映画は良いの。[DVD(吹替)] 7点(2010-04-04 18:52:51)《改行有》

509.  チェンジリング(2008) 《ネタバレ》 2009年に見た映画の中でダントツに面白かった。確かにグラン・トリノの方がグッとくる物は大きかったが、唸らされ度はこちらの方が高く実に甲乙つけがたい。 この作品のベースになっているのは実話とのことで、実話がここまで面白くなるには相当に見せ方が巧くないとこういう感想にはならない。本当の話にストーリーが乗っかってくるとどうもお話の部分と本当の部分がかみ合わなくなってくることがある。ストーリーとして進もうとする展開と実話の部分は一致してるが、プロットと実話が明らかに違う場合、受け手がどちらをとるかで印象が揺れる。 チェンジリングでは、プロットが実話よりもずっと整理されているが、整理された部分は実話を知るものであれば、何らかの感情的補完が必ず生まれるように作られている形跡があり、その計算高さには並の映画ではとうてい太刀打ちできない周到さが感じられた。 そういう話を独特の雰囲気でスピーディに完璧に表現する、監督イーストウッドという映画職人が存在するということがたまらなくウレシい。[ブルーレイ(字幕なし「原語」)] 9点(2010-04-04 18:14:38)《改行有》

510.  白い肌の異常な夜 《ネタバレ》 なかなか面白い。テレビ放映の吹き替えが作り出す微妙な雰囲気はまた少し違う異世界に連れて行ってくれる。 イーストウッドのイーストウッド像が、いつもの格好良さとは違う憎らしさをまとっている。浅ましさや汚さが文字通りの穢れのような物を象徴する本作では、主人公の主人公然としない行動に説得力を持たせている。この不快感がたまらなく良い。 女たちの嫉妬心を描写するそのイメージが、いちいち固定的観念的で良い。そこに薄汚く歯車を合わせていく主人公が破綻無くスムースに破綻を招くというプロットは愉快ですらあるが、やはり不快なのだ。そこにこの映画の核があるのか。ほんとのところこの映画のどのあたりがどのように面白いのかというのは具体的には言いにくいが、やはり画面上に表れないが存在する感情という部分に惹かれるのだろうと思う。 それとやはりテレビ東京の昼の時間帯に微妙な音質の吹き替えで、くすんだ映像が放送される効果の大きさか。本来この映画の中に存在しなかった、変な実在感が浮き出てくるのである。[地上波(吹替)] 7点(2010-04-03 20:01:44)(良:1票) 《改行有》

511.  ライジング・サン(1993) 《ネタバレ》 かなり面白くない上にコケていて、誰かに話したくなる典型的な映画だろう。 ストーリーもトンチンカンだが、俳優全員が大根役者になるこの見せ方にはある種の新鮮みを感じたりした。スゴいよこの出来損ないな雰囲気は。みたなら絶対誰かに言いたくなる。中身が空っぽで、ほぼ物まねやふしぎな日本語で盛り上がるだろう、ストーリーで会話は弾まないはずだ、間違いなく。 しかしこの日本語だが、明らかに英語のままで良かったんじゃないの?と思う。ハリウッドの英語以外が出てくる映画全般にいえることだが、何で部分的に英語以外にするんだろうと思う。敬虔なキリスト教徒が監督で、言語も再現することがだいじみたいな動機があるんならいいけど、これなんか雰囲気作りですよね100パーセント。台詞が変だと表現しきれないだけだと思う。 とはいえ、そういうこと以前に笑ってしまうほどおっちょこちょいな映画だから、よく考えずにオコッタジョとか言って楽しんだら良い。そんな感じだ。[ビデオ(字幕)] 3点(2010-03-23 17:44:40)(良:1票) 《改行有》

512.  舞妓Haaaan!!! 《ネタバレ》 序盤はグッと引き込まれるのだが、可笑しく見せるその高度な技法を物語に活かす方法論がすぽっと抜けている。そういうところが無念極まりない。 一つ一つの小ネタは宮藤官九郎然として、いちいち笑わせられ痛快ですらあるけれど、2時間をそれだけで過ごすんであればお笑いのライブの方が優れているのはいうまでもなく、物語も多少は楽しみたいから映画を見ようと思うという受け手のことを意図的になかったことにしてる感じが不愉快だった。 何となく、新しい形態の映画を作ろうとしている感じがする。でも、新しいものを作ることをなぜか第一義にしているようで、それ以外の概念が置き去りか。しかし、笑いで新しいものを作ろうとするには手垢が付き過ぎなやり方ではないかと思った。 この映画としては、共感する人間もそれなりに多いのではないかということを見越して、わざわざ宮藤官九郎ファン以外のお客を無視しているようだ。私は宮藤官九郎大好き人間だが、彼がそういう製品の脚本だけを書くようになってきているような、なんだかおかしな方向性に向かっているんじゃないかみたいな印象をもった。あまりよくはないような気がする。[地上波(邦画)] 4点(2010-03-23 17:19:19)《改行有》

513.  マトリックス 《ネタバレ》 すごい。面白い。 このハードな世界観を、イメージ映像的なあるいは世界観の紹介的な雰囲気映像ではなく、ストーリーの存在するエンタメとして完成してのける。そこにしびれた。これまでも似たような近未来的なハードSFはいくつもあるが、元々ストーリーがしっかりした原作ものであったり案としてすでに面白いものだ。が、これはスゴい。漫画的な技法を動画に落とし込んで、それをストーリーと分けて、さらに世界観とも分けてある。その上、それらがちゃんと相互にくっついて離れないんだからスゴい。 一つ一つの要素はアレでみた、アレと同じだ、アレに似てる。っていう集合体に近いが、それが結合することで見事に新しいものになっている。「マトリックス」になってる。ただ幻想的で新しく、ストーリーが曖昧な話もシュールな映像としては悪くはないけど、それにはやっぱり確固としたストーリーが乗っかっていた方が満足度が高いに決まってる。 だから私はマトリックスが大好きなんだ。[ビデオ(字幕)] 8点(2010-03-23 02:17:01)《改行有》

514.  アンドリューNDR114 《ネタバレ》 なかなか面白い。アシモフファンならもう少しだけいろいろ楽しめると思う。 原案がアシモフのロボットモノなだけあり、設定にどっしりとした安定感がある。これが不思議な印象を引き出しているんじゃないだろうか。純粋な映画的設定であればむやみに二転三転したあげく、サスペンス的な要素まで入ってくるんだろうけど、ロボットの立ち位置がずれない。SF映画なのになんつう違和感か。 そういところも意外性高く楽しめたけどしかし、映画なんだからもうちょっと移り変わりの表現は何とかならなかったのか。なんかテレビムービーっぽい印象がある。突然ハイ変わりました的な直球表現にも妙な違和感を感じた。 妙に素っ気なく、テーマは大きい。この感覚は何だろうかとおもうとアシモフだ。それも早川文庫の翻訳版。万が一この妙な味わいが意図的に作られたものだとすると心憎いとも思える。未読作品の原書を読んでみたくなる。[ビデオ(字幕)] 7点(2010-03-21 13:55:54)(良:1票) 《改行有》

515.  スラムドッグ$ミリオネア 《ネタバレ》 なかなか面白いのだが、2008年ってこれよりアカデミー作品賞的な映画って何本もあったような気がする・・・。例えば、同時期に上映していたグラン・トリノとかチェンジリングなんてスラムドッグ$ミリオネアよりも確実に作品の完成度は上だった。チェンジリングのプロットの練られ度は段違いだったと思う。 が、アカデミー賞に選ばれるということは2008年の他作品にない何かがあった。ということだろう。この年のノミネート作品はそもそも派手な傾向があったから、そういう年だった。という風にもとれる。王道的なアカデミック作品でない、というところで言えばそういう感じだ。どことなくアジア映画っぽく感じられるようにわざとアジア調(調、というところがミソか)にしてあるあたりが好感を得たのだろうか。よく分からん受賞作だ。 でも、冒頭の逃げ場のないサスペンス感が取調室に移り一瞬で甘口になってしまったのは惜しい感じがするし、後半のユルさは妙な安心感さえある。作品としてこじんまりしてしまっているような気がする。とはいえ生い立ちの中の出来事がたまたまそのままクイズの答えだったという以上の展開は、21世紀のハリウッドのプロ脚本家でも考えつかないのだから仕方がないのかもしれない。 予告編でふくらんだあの絶体絶命な感じと、逃げ場のない鬱感と、針に糸を通すような正着へのギリギリの駆け引きがありそうな予感。そういうものが一切含まれていなかったことにむしろ驚いた。[DVD(字幕なし「原語」)] 7点(2010-03-09 00:53:10)《改行有》

516.  ドラえもん のび太の海底鬼岩城 《ネタバレ》 ものすごい小さい頃にみて、未だに筋を鮮明に覚えている。ドラえもんの映画でそう言う記憶があるのはこれと鉄人兵団だけだ。 この作品は、おそらくえらくマッタリしていて、説明的過ぎるのだろうと思う。けど、子供に楽しんでもらおうというビームがバンバン出ていて、夢中で見た。今この話をもう一度見てみようかなという気持ちには積極的にはならないと思う。けど、楽しかったという覚えがあるしこのままの方が良いだろうと思う。 絶望的に感じたあの雰囲気や、どうにもならないかもしれないあの状況が凄い。この作品を不意に思い出して、ほかのドラえもん映画をちょっと見てみようかな。などとふと思ったりした。[地上波(邦画)] 7点(2010-03-07 19:40:06)《改行有》

517.  キャスパー 可もなく不可もなく。という感じ。 宝物がアレだったというひねりがあって、ちゃんと物語として一本筋も通ってるのに何でだろう。そのうち完全に記憶から消えてしまうような気がする。大昔見たときはそれなりに感激したが、数年前見たときにはすっかり不感症になっていた。 キャスパーがかわいく見えるかどうかと、CGの使い方が正しいのかどうかということで言うと、アニメ的な造形物を実像として人間と同時に同じ空間においてしまうと言うのは何らかの象徴としての機能はするのかもしれないが、このように普通に物語の表現方法そのものとして使うにはまだまだ押さえなければいけないところが多いのだろう。 そのせいで何かこう、不完全でないところまで不完全に感じてしまう。[地上波(吹替)] 5点(2010-03-06 14:53:54)《改行有》

518.  となりのトトロ 《ネタバレ》 夏になると、夜4チャンで知らずのうちに始まっている。何回見たかわからないけれど、何度でも何回見るかわからないくらいの回数を見続けるんだと思う。 苛烈な事件や出来事は何も起きない。どうと言うことのない出来事が起き、静かに収束する。だけど、そのどうと言うことのない出来事は、サツキたちや私たちにとって大変な事件でありとてつもない瞬間であったりする。それを何度でも眺めてその世界に残っていたいからきっと何度でも見るのだろう。 魔法やお化けが出てくる童話よりも、現実世界の童話の方が難易度が高く、それでいて、おもしろさの価値というのは等価であるからさらに難しい。難しい仕事をしたからといってつまらなかったら、再発売されることもなくネット上で笑いの種になるようなアニメが残るのだろう。しかし、こういう話をスッと作ってのけるあたりに宮崎駿の凄さを感じずにいられない。 完全に現実路線にせずむやみに小難しい話を曲芸のように作ることをせずに、トトロや猫バスといったファンタジーの類をもしかしたらいるのかも、と思わせるギリギリのところで使う技量に感嘆してしまう。感嘆しすぎてテレビでやるたびにかぶりついている。 見終わった後、「ウワァ面白かった!」と日常生活のさっぱりしたとても良い気分転換になる。とにかく秀逸。 どれくらいフィクションの中にある疑似哲学や疑似問題提起に毒されているかを、チェックする良いバロメーターにもなる。[地上波(邦画)] 9点(2010-03-06 13:24:31)《改行有》

519.  ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ 映画を見るようになってから間もない人が見るような類の映画か。そういう意味でもしかしたら面白いと感じる人もいると思う。 が、さすがにこの手の映画をいくつも見てると、開始後すぐにオチのパターンがすべて類推できてしまうのはいただけなかった。どのパターンに行くかハラハラするような作りならまるで問題ないが、一直線であのオチだったからガッカリ。 高額な俳優を使ってこれはもったいなさ過ぎるというか、予算が出たから使い切りました的な至極アメリカ的(日本的とも)な作った人の都合が見え隠れするのがよくない。とはいえ、それら捨て鉢の上にいくつかの名品が生まれるとするんであれば全く気にはならない。 やっぱり本作は、キングでもないのにキングネタを扱い、さらにはキングオチまでやってしまうと言う乱暴さがいただけなかった。キング映画と比較すると、ちょっと格調があるのもまずいし、俳優選びがまじめすぎるし、想像の余地もありすぎた。そういう意味で、どっしり構えて「どうせクソ映だろ?」と見ることができない。それが落胆を生む。 [DVD(字幕)] 4点(2010-03-06 12:46:34)《改行有》

520.  呪怨 (2003) そこそこいけてしまった。 そうか?そうなのか?この映画って全然怖くないの?私はビビりまくってしまったし、布団の中とかシャンプー中とか不安になりまくったりした。このシリーズではハリウッド版の方が話が何となく良かったから日本劇場版は一つ印象が負ける感じだが、十分怖かった。 ホラー映画に耐性がないと、こうも怖いのかとおののいた。10年近く前になるのか。ハリウッド版をみてこの映画やOVA版、続編をみて、さらに他の日本製ホラーをいくつか試したがやはり呪怨が一番不愉快な気味の悪さが良い。良かあないけど。 ホラー慣れしていなければ結構いけるんじゃないかと思う。[DVD(邦画)] 6点(2010-03-03 00:02:30)《改行有》

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