みんなのシネマレビュー |
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【製作年 : 1990年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
501. 岸和田少年愚連隊 《ネタバレ》 中身のない映画は苦手です。 中身がなくても、見ている間楽しめたり、爽快な気分になれたり、頭を使ったりする映画は大好きです。 この作品にはそのどれもありません。 言うなれば、雰囲気と会話の妙を楽しむ映画でしょうか。 報復→報復→報復→報復→報復・・・・ 何回繰り返すねんっていうくらい、延々と仕返しが続きます。 その報復のシーンだって、過激な割りにリアリティを追及するためか迫力には乏しくて、何か毎回消化不良のまま終わる感じなんですよね。 もちろん、絶妙な会話の面白さと、登場人物たちのなんか憎めないふんわりとした雰囲気によって、暴力描写が見事に緩和されて見やすくなっている点は評価できると思います。 ですがそれだけなんですよ。 最後まで見終わっても、それぞれが何かのゴールにたどりついたとか、成長したとか、そんなエピソードは最後までないわけです。 もちろん、それが青春だよって言ってしまえばそれまでですが、「なんのために2時間近くもこれ見てたんだろ」って気持ちになります。 雰囲気は良いし、会話も面白いし、映画全体に漂う閉塞感と疲労感も何かを訴えてくるし、悪くはないと思うのですが・・・・ ナイナイの岡村の大ファンの妻が、途中で見るのをやめた・・・ それがこの映画のすべてなのかなって思いました。[DVD(字幕)] 4点(2013-05-19 19:07:33)(良:1票) 《改行有》 502. 許されざる者(1992) 《ネタバレ》 見始めてすぐに感じる違和感。 そう、なぜ止めようとしたもう一人が一緒に縄でしばられ、裁かれようとしているのか。現場にいたはずの誰もが、なぜ彼をかばおうとしないのか。それどころか、娼婦のリーダーのような女性は、「二人とも縛り首にして」と言い放っている。 当時の時代背景を知る由もありませんが、女性の敵意は個人ではなく、娼婦を物扱いする「カウボーイ」という人種に向けられたものであったのでしょうか。 この若いカウボーイ、もう一人の暴挙をやめさせようと必死になり、その後謝罪のために馬を差し出し、その行為には確かに誠意を感じるにも関わらず、結局は女性たちから賞金稼ぎを雇われて最後は殺される運命で、まったく腑に落ちません。 彼をふくめて、殺されて当然の人、そうでない人、悪人、善人、すべての人が「銃」という暴力の前に次々と命を散らしていきます。それぞれの正義や道徳、思いといったものが、暴力の前には何と無力で何とあっけないものなのかということは、ものすごく伝わってきます。 そういった意味では、西部劇の姿をかりた、人間ドラマということで、見る価値はあるのかもしれませんが、『西部劇を見よう』と思っていた立場からすると、「これ、面白いか?」っていうのが正直な感想で、見る前のスタンスによってその映画の評価って変わるものだと思いました。[DVD(字幕)] 4点(2013-05-16 17:07:01)(良:2票) 《改行有》 503. 鉄拳(1990) 《ネタバレ》 人情ドラマ・・・不良映画・・・?いや、・・・ボクシング映画?サクセスストーリー・・・いや、復讐もの?・・・・(変な制服集団出てきた・・・)・・・ま、まさかのSF?というかファンタジー?・・・ヒーローもの? うぉぉ、この映画のジャンルは何~? 何で最後ざるうどん食ってんの~?なんでラストそんな満足そうな笑顔なの~? あ!わかった!この映画のジャンルは「ミステリー」だ!! ピンときました☆[DVD(字幕)] 4点(2013-04-09 05:01:43)《改行有》 504. ザ・ブレイン 《ネタバレ》 いやいやいやいや。 父「車のキーだ。」 母「車をあげたの?」 父「アインシュタインも落第生だったんだよ。」 いやいやいやいや。 サクセスストーリーになっとるがな! 生き返らせられた人は実は何も悪いことをしていない。 ・・・のに、また殺されて。 殺人を犯しているのは主人公たちのほうなのに、何を良い話っぽくまとめているんだ~。 それにしても、最後に先生が持っていたお金。 あれはいったいどこから湧いて出たんだ・・・ あほな映画は大好きなんですけど、 あほすぎる映画はちょっとね。 女優さんが好きなタイプでした。[DVD(字幕)] 4点(2012-07-05 12:36:03)《改行有》 505. ジャングル・フィーバー 《ネタバレ》 焦点が定まっていないというご意見に大きく賛同いたします。 人種問題。不倫。ドラッグ。 大きく3つの問題がテーマとしてとりあげられているようです。 メインはおそらく人種問題。 ただ、不倫問題も映画内でかなりの割合を占めているため、 「ん?いったい何を原因にフリッパーとアンジーは責められているの?」 と少しわかりにくい気がします。 フリッパーの奥さんたちにとっては不倫をしたことが問題であり、アンジーの父親(つまり白人側)にとっては、黒人と関係をもったことが問題なのです。 登場人物たちも道徳感、倫理感に問題があり、今いち魅力を感じません。 唯一良かったのはポーリー。 冷静で中立、我慢強く、周りの人間を大切にする人物です。 彼は私たち日本人に最も性質が近いかもしれません。 [DVD(字幕)] 4点(2012-06-06 01:51:06)《改行有》 506. マイ・ガール 《ネタバレ》 最初の1時間がとにかく長いです。ちょっと工夫が足りないのでは、と思いました。 「日常」に1時間くらいかけることで、登場人物たちに感情移入し、そこからクライマックスへと移行していく作品は数多くありますが、本当に良い映画はその1時間でも少なからず物語に入り込めるものです。 この作品はちょっと中身がなさ過ぎて、最初の1時間はほのぼのというより退屈でした。 ですので、この映画は、ラストでトーマスが死んでしまうストーリーだけに頼っているような印象を受けてしまって素直に感動しきれません。 ただトーマスのお母さんの演技だけは本当に泣けました。[DVD(字幕)] 4点(2012-05-07 03:22:41)《改行有》 507. フロム・ザ・ダークサイド/三つの闇の物語 《ネタバレ》 1話目の「ミイラの話」は、ストーリーはとてもつまらないですけど、殺し方がとてもエクセレントです。 (スティーブ・ブシェミとジェフリー・コムズってなんか似てないですか?) 点数は4点。 2話目の「黒猫の話」は、とてもとてもつまらない。最初から最後までひたすらつまらない。つまらないのでネタばらししますと、ラスト近くに、猫が体内に入っていくのだけは良かったです。 ですがわざわざ時間を割いてまで見る必要はないと思うので0点。 3話目の「怪物との約束の話」は、一番面白かったです。 これが一番ストーリーがしっかりしていますね。最後のオチも使い古されていますが、わかっていても楽しめるオチでしょう。 ということで、これは8点。 平均して4点です。 あ、おばさんのオーブン行きも、絵的に良かったですよ。 [DVD(字幕)] 4点(2012-05-07 02:50:31)《改行有》 508. ビルとテッドの地獄旅行 《ネタバレ》 前作が良かっただけに・・・。今回は期待はずれ感が否めません。 (前作を知らずにこの作品を単体で観ると感想が変わるかもしれませんが。) 今作は肝心の地獄旅行が全然面白くない。わくわく感もないし、盛り上がりもしない。 唯一面白かったのはツイスターゲームくらいか・・・。[DVD(字幕)] 4点(2012-03-30 13:40:34)《改行有》 509. クライング・ゲーム サスペンスとしてもラブストーリーとしても中途半端な印象です。前半の人間ドラマは見応えがありますが、それでも少し演出に物足りなさは感じます。良い映画かどうかはわかりませんが、10人が見て10人が面白いと思う映画ではないです。[DVD(吹替)] 4点(2011-10-20 11:43:27) 510. 聖者の眠る街 《ネタバレ》 いろいろ気になる部分が、何一つはっきりしないまま終わってしまいました。このストーリーと結末を、どう受け止めて良いかわかりません。マシューの不思議な力も、これから何かが起こるような、皆に幸せをもたらすような期待感を見せたわりに、結局それから何も起こらず、本編には関わらないままです。映画としてこれってありなのかと疑問に思います。なんだか、終始雰囲気でごまかされたような気がします。[DVD(字幕)] 4点(2011-10-05 03:23:37)(良:1票) 511. レイジング・ケイン チープ。いや、陳腐? 怖がらせればなんでも良いような内容でした。おどかす役が無節操にころころ変わるのは狙っているのか、何も考えていないのか。でもこの適当な感じが個人的には好きだったりします。これを発掘良品でおススメにしていたことが一番のサスペンスでした。[DVD(字幕)] 4点(2011-09-26 02:36:16)《改行有》 512. 普通じゃない 最後の15分が意味わからん。結局どうなったのですか?全体的に雑な映画。最後の15分は特に雑。もしかして途中で映画撮るのに疲れた?[DVD(字幕)] 4点(2011-07-07 19:47:21) 513. (ハル)(1996) 深津絵里が好きなので、期待して見ました。結果、思ったより退屈な映画でした。昔似たようなドラマがあったのですが、そっちのほうが面白かった。[DVD(邦画)] 4点(2011-07-07 13:20:57) 514. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3 イン導士はやたら徳のない人になってしまいましたね。ジョイ・ウォンは1作目が一番まともだった気がします。[DVD(字幕)] 4点(2011-07-06 20:43:37) 515. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2 《ネタバレ》 けっこうつまんなかった。もはや怪獣映画ですね。なぜかチャオだけ助からない。かわいそう。あそこでチャオにだけアンハッピーエンドを用意する理由は何?[DVD(字幕)] 4点(2011-07-06 20:40:01) 516. 13日の金曜日/ジェイソンの命日 《ネタバレ》 シリーズ最低作。いえ、13日の金曜日と銘打っていなければ、愛すべきB級ホラーとして受け入れられたんですけどね。 このシリーズの良さは『何も考えていない若者たち』が『何も考えていないジェイソン』に1人1人血祭りにあげられちゃうのが良いのに。説明やら理屈やらは無いほうが良いんです。 13日に金曜日に、オカルトやらSFやらファンタジーの要素はいらない。 ってゆーかあの短剣なにー? あのおっさん誰ー? 『俺のこと覚えているか?』って誰も覚えていないんですけどー。今までのシリーズに出てきましたっけ?[DVD(字幕)] 3点(2020-11-30 01:10:23)《改行有》 517. 初恋のきた道 《ネタバレ》 正直退屈で平坦です。ストーリーに起伏がありません。『こういう事がありました。』という出来事を見せられているだけに感じます。 現在⇒白黒、過去⇒カラー、で時代を分けていますが、現在のウェイトが大きい分、過去の描写が少ない気がします。感情が入る暇もなく、現在に連れ戻されてしまいます。きっと、エンターテイメントを期待して見ると、思いの外落胆してしまうタイプの作品でしょう。疲れているときに見ると中盤過ぎに相当眠くなります。 私は『恋愛もの』を見るときに、ラブストーリーならではの期待感や幸福感、充足感というものをどうしても堪能したいのです。その点において、本作はあまりにも真面目すぎて味気なさ過ぎます。他人の恋愛話を聞いているのと同じレベルです。 女優さんはとても有名で大人気の方みたいですね。ただ、やはりストーリー、脚本あっての映像美でありキャストだとも思うんですよね。 ストーリーや演出に関しては、今作を見たのと同じ日に、プレゼントの絵本を選んでいるときに立ち読みした『花さかじいさん』のほうがプロットがはっきりしていて、面白かったし感動しました。[DVD(吹替)] 3点(2014-12-15 13:31:34)(良:2票) 《改行有》 518. ノック・オフ 《ネタバレ》 トミーが実はCIAで、女社長も実はCIAで、トミーが所属しているCIAが実は黒幕でロシアの人達と手を組んでいて、・・・ああ、わかりにくい。ジャン=クロード・ヴァンダム主演だから油断しました。まさかこんなにごちゃごちゃしているなんて。結局誰が敵で、今レイたちが誰と何故戦っているのかがなんとなくしか理解できません。そもそもこのアクション映画にこんな複雑なストーリーがいるのでしょうか?謎は深まるばかりです。 みんながこれだけアクションを頑張っていて、驚くほどのつまらなさ。 大仏が緑の炎に包まれた瞬間、小さい頃に見た『ゴレンジャー』をなぜか思い出しました。[DVD(字幕)] 3点(2014-12-08 23:43:36)《改行有》 519. ハイスクール白書/優等生ギャルに気をつけろ! 《ネタバレ》 シナリオがよくできているにも関わらず、登場人物に共感できる人物もいなければ、応援できる人物もいない稀有な作品。 トレイシーはポスター破っちゃった挙句に、代わりに名乗りでたタミーにあろうことか罵声を浴びせて、全然笑えない。デイブと不倫していたっていうエピソードも微妙にキャラと合っていないような気がするんですよね。 そしてもう一人の主人公、マキャリスターはもっと最悪。転落人生っていうか自業自得も良いところで、人のことどうこう言う前に、お前がまず真っ当に生きろって話です。 この二人が中心になって物語が進んでいって、楽しいわけないです。 コメディであっても、倫理観は大切にしてほしいものです。『倫理や道徳を教える教師が、一番そこから遠いところにいる。』って、そんな設定は要らないのです。『コメディ楽しい』と思えるのは、一線を越えないからであって、何でもアリになっちゃえば楽しくないです。実際に、マキャリスターの不倫はドン引きも良いとこです。奥さん泣いていたのに、『愛しているよリンダ』じゃないでしょう。で、ラストは前向きに人生やり直していますよ、って被害者面して、あなたは加害者でしょう。 勘違いしまくり、倫理観ゼロの人物を見せられて、不愉快な気持ちでいっぱいでございます。 むしろ、終始ヒール役と、情けないお人好し役で一貫していたメッツラー兄妹のほうが良かったです。特にタミーは最高でしょう。 それと冒頭5分のところで、『掃除したばかりなのに』と無言で怒りを表現していた掃除夫が、ラスト、最悪の形で復讐を果たすところなんかは、なかなか上手いです。 ですがどちらにせよ、これはとてもつまらない映画です。面白さのかけらくらいしかない作品です。 [DVD(吹替)] 3点(2014-11-26 05:43:48)《改行有》 520. ビッグ・リボウスキ 《ネタバレ》 率直な意見を言わせてもらうと、コメディ、ドラマ、どちらに徹することもできていない非常に中途半端で散漫な映画です。 第一、コメディなのに、恋人の小指を切り取って送りつけたり、耳をかじり取ったりするいきすぎた暴力描写が不快。 個人的に嫌いな夢のシーンのセンスは最悪。 ラリー少年や私立探偵など、思わせぶりな登場をしていて、それ以降まったく本編に関わらないっていう人が、いっっっぱいいすぎなのも好きじゃない。アパートの家主もそう。医者もそう。モード・リボウスキだってそうです。 出てくる人たちがみんな、ストーリーそっちのけで思いついたことを好き勝手にやるのが楽しいっていう人には向いているかもしれませんが、そうでない人にはフラストレーションがたまって終わる2時間になるでしょう。 だいたい『どう?こーゆーの面白いでしょ?え?この面白さわかんないの?』って、上から目線で言われている感じがしてむかつきます。面白くないよ。 ・・・・ただ、ボーリングがしたくなります。[ブルーレイ(字幕)] 3点(2014-07-20 19:33:57)(良:1票) 《改行有》
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